<紀要論文>
日本語受身文のスコープ解釈可能性とニ格名詞句の意味特性

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概要 本論では,非情のニ受身文のスコープ解釈を観察し,ニ受身文には,ニ格名詞句が付加詞であるものが存在するということを論じる.付加詞のニ格名詞句が生起するニ受身文は属性叙述の解釈が可能なものであり,ここに生起するニ格名詞句は「状態性」というアスペクト的な特性を持つと主張する.まず,1節では,ニ受身文が容認可能になるための条件を明らかにする.2節では,ニ受身文のスコープ解釈を観察し,その可能性は付加詞が生...起している文と同じであるということを示す.3節では,ニ受身文に現れるニ格名詞句の意味特性について考察する.4節では,ニ受身文全体を網羅できるような分析案を示唆する.
In this paper, I claim that the ni-marked NPs are adjuncts in ni passive sentences, in which the subject (ga-marked NP) is inanimate. The ni-marked NP in this type of passive sentences has the following properties. Firstly, it is allowed to take a wide scope over the subject (ga-marked NP) in [NP-ga NP-ni V-rare]. Secondly, there are cases where the ni-marked NP is prohibited. Lastly, the NP must have generic reading. According to these observations, I assume that the ni-marked NP is an adjunct, and also it has an aspectual property 'stative'.
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目次 1. 非情のニ受身文 2. ニ受身文のスコープ解釈 3. ニ格名詞句の意味特性 4. まとめと今後の課題

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登録日 2015.07.21
更新日 2020.10.07

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