<テクニカルレポート>
RFID におけるプライバシを守るための ID 管理方法について

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概要 本論文では, RFIDを用いて物品を識別する「デジタルネーミング」技術におけるプライバシの問題を指摘し,RFIDタグに暗号回路を必要としない安価な解決方法を提案する. プライバシは主に,物品と個人が不用意に関連付けられることにより発生する.本論文ではこの問題について,物品のIDを物理的に複数のRFIDタグに分散し,その値を個人が与えるという方法でプライバシの漏洩を防ぐ. この方法は, RFIDタグ...を安価に抑えることができる点, 利用者がRFIDの利用を望まないかぎりは追加的な費用は発生せずにプライバシを保護できる点, プライバシが物理的に視覚化された形態で表現されるため理解しやすい点,プライバシの初期のIDを復元する方法を残すために物品のライフサイクル管理にも使用できる点で有用である.
In this paper, we propose an approach to protect privacy in the 'Digitally Named World', which is the environment in which 'radio frequency ID's (RFIDs) are attached to any objects in the world, and any objects in the real world can be found by the readers of the RFIDs and the networked database system. The approach is to assign partial ID sequence to a object, and the rest is given by user-assignable RFID tags. This approach attempts to give users the controllability of the uniqueness of IDs from local to global, thereby enabling IDs private or public ones in the required stage of the object's life cycle.
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登録日 2009.04.22
更新日 2017.03.09

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