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概要 |
デジタル上における著作物は,保存や複製が容易というその特徴から,違法コピーが大量に作られてきた.これを防ぐために用いられるのが著作権保護システムである.コンテンツ提供者が正規購入者を判別するための認証サーバを導入し,コンテンツを一元管理するという手法が多く用いられてきたが,そのサーバにアクセスが集中し,サービスが停止するという問題が存在した.この問題に対する先行研究として,コンテンツの分配にP2P... を用いた手法が存在する.P2P 通信によりコンテンツの分配を各ユーザが行うことができるため,配布用サーバにかかる負担を最低限にすることができる.P2P コンテンツ分配におけるDRM として,我々は,電子マネーの一種であるBitcoin プロトコルを応用した手法を提案してきた. Bitcoin におけるコインを利用権とみなすことで,コインをもつユーザが利用可能としていた.この手法では相互認証が可能で,P2P 分配の実現可能という利点があるが,コンテンツ購入のための金銭の取引を現金で行うことを想定しており,正しく金銭の授受が行われたことをシステムとして確認・保証できないという問題点が存在した.本論文では既存研究で問題であった,金銭の取引に関してシステム化を行った.現在用いられているBitcoin のプロトコルにコンテンツの利用権となる要素を追加することで,Bitcoin における通信のやりとりのみでコンテンツの購入や金銭の支払いを完結できている.また,P2P コンテンツ分配の特徴である,分散コンテンツ取得に対する提案DRM の拡張を行った.続きを見る
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