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概要 |
本研究は、日本語の文構成能力に影響を与える日本語能力と論説文に接した経験値の度合いを明らかにすべく、日本人16名と韓国人日本語学習者64名を対象に、文配列課題を課す方法で調査を行った。分析は、日本語の文配列における日本語能力の影響(分析1)、日本語の文配列における論説文に接した経験値の影響(分析2)、韓国人の韓国語文配列における日本語能力の影響(分析3)、論説文に接した経験値の影響(分析4)の4段...階で行った。 分析の結果、同じ学年であっても日本語能力が高くなるにつれ、より着実に日本人の文配列パターンに類似するようになることが分かった。また、論説文に接した経験値においても、経験値が高いほど日本人の文配列パターンに類似するようになることが分かった。ただ、その度合いは、日本語能力の方がやや高かった。さらに、韓国人の日本語の文配列と同じ分析方法を用いて韓国人の韓国語の文配列を分析した結果、韓国人が韓国語の文を配列したにも関わらず日本語能力が高くなるにつれ日本人の文配列パターンに類似するようになったが、経験値についてはそれほど影響がなかった。すなわち、第一言語、第二言語を問わず、言語能力や論説文に接した経験値は文構成能力に影響を与えるが、その度合いについては言語能力(日本語能力)の方が強いと言える。続きを見る
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