<紀要論文>
’改宗する側の論理'についての覚書 : 東南アジア大陸部におけるキリスト教布教への視角について、トゥッカーの所論をてがかりに
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| 概要 | 本稿は,タイ国におけるキリスト教への改宗の事例をあつかった D. トゥッカーの論文をとりあげ,それに対して批判的な検討を加えることを通じて,非西洋(特に東南アジア)におけるキリスト教理解の今後の可能性を模索するものである。トゥッカーは行為に価値をおく「外面的イディオム」と信仰に価値をおく「内面的イディオム」との対比という概念を導入することで,改宗する側の論理にもとづく独自のキリスト教の読み替えへの...視座を拓いた。しかし難点はこの二つのイディオムの平板な対比の図式に陥ることで,両者の緊張関係から生ずるダイナミズムをとらえそこなっていることである。その欠陥を建設的に克服するための方途としてここでは,伝統的慣習の聖俗分離という可能性に言及し,また,改宗する側の論理を補足するものとしての,改宗した側の論理への着目の必要性を検討する。続きを見る |
| 目次 | 1. はじめに 2. トゥッカーの所論 3. 吟味と批判的検討 4. 改宗した側の論理? 5. おわりに |
詳細
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| 登録日 | 2021.10.14 |
| 更新日 | 2021.12.13 |
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