<紀要論文>
フラクタル時系列の性質を利用した入力トラヒックの一予測手法とその応用
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概要 | 本論文では,フラクタル時系列により入力トラヒックを流体近似したモデルにおいて,時系列に含まれるフラクタル性を利用してトラヒックを予測する方法を示し,応用例を示している。まず,時系列をスケール関数の展開形式で表現されたインパルス応答関数と入力信号との畳み込みとして表現するモデルを仮定し,時系列にフラクタル性がある場合には時間軸の伸長に対してインパルス応答が自己相似性を持つので,これを利用した入力トラ...ヒック予測の方法を導入する。同時に,時系列のウェーブレツト変換を用いてトラヒックにおけるフラクタル性の有無およびフラクタル次元を推定する方法を示す。次に,これらの方法を現在まで示されている交換機における入力トラヒックの流体近似モデルに適用して,フラクタル時系列による近似の特性および予測誤差などを検討する。この結果,いくつかの仮定のもとでは,多重化されたIPPや画像信号などの代表的な入力トラヒックが,フラクタル的な性質をもっ時系列で近似できることを示す。応用例として, ATM交換機のパップアにおける入力トラヒック予測,および待ち時間の予測について述べ,予測手法として有効であることを示している。続きを見る |
目次 | 1 まえがき 2 フラクタル性をもっ時系列の予測手法 3 時系列のフラクタル性の検証 4 統計多重化されたトラヒックとフラクタル 5 むすび |
詳細
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登録日 | 2020.05.28 |
更新日 | 2020.10.14 |