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Abstract |
国内株価指数(TOPIX)において1990年前後に合理的バブルが生起していたかどうかの検定を行う.この検定は自己回帰(Auto-regressive, AR)モデルによる単位根検定に帰着される.ただし対立仮説は定常AR(1)モデルによる左片側定ではなくexplosive AR(1)モデルによる右片側検定である.この右片側検定ならびにモデルに構造変化を加味した検定は未整備である.そのため,この検定に...おける主要な検定統計量であるAugumented Dickey-Fuller(ADF)検定統計量とその改良型(recursive,rolling)の検出力を理論とシミュレーションの両面から検証した.これら検定統計量は,TOPIXの合理的バブルを検出した.検出された期間は1986年から1990年にかけてで景気循環との整合性も確認された.show more
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