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概要 |
この研究は,ミズナラ用材林作業法を研究する目的をもって,年々ミズナラおよび雑種(ミズナラとカシワまたはモンゴリナラとの雑種でいわゆるイシナラと推察される)の単木および林分の種子数および発芽率を調査して,単木および林分結実量を推定するものである。このレポートは,樹種別および令級別に林分結実量調査林分および単木結実量調査木を選定して,予備調査を試みた結果について,主として林分結実量についてのべたもので...ある。(1)調査林分および調査木は,1964年9月から1966年9月までに九州大学北海道演習林内の尾根筋附近の乾燥土壌地域に設定された。(2)調査林分および調査木は,令級別および樹種別につぎのような同一方法で選定した。(3)ミズナラの林分結実量は,淘汰すべき雑種よりも非常に多く,それぞれの総林分結実量で比較すると約9倍にも達している。(4)ミズナラは25~30年で成年期に達し,ミズナラの林分結実量は林令とともに増加して50~60年で最多(ha当り90,000個)となり,老令化に従って減少する傾向があると推測される。(5)雑種は25~30年で成年期に達するが,雑種の林分結実量は林令によってほとんど変化がないと推測される。(6)被覆の有無による落下種子数の差異には有意差は認められないが,被覆のない小plotに落下した種子数は,被覆のある種子捕集箱に落下した種子数の約65%である。(7)ミズナラの主伐時期前後の林分では,多量の種子が林地に落下することが推測されるので,伐期において(豊実年に伐採することを理想とする)これらの全落下種子を後継林分の造成に活用しうるならば,ミズナラの天然更新の可能性は多分にあると認められる。(8)本調査の結果は,ミズナラ用材林作業法における更新法の決定および更新過程の施業に関する基礎的な資料となるものである。続きを見る
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目次 |
緒言 I 調査方法 1 樹種 2 年令 3 林分結実量の調査方法 4 単木結実量の調査方法 II 調査林分および調査木の選定 1 調査林分の選定 2 調査木の選定 III 調査結果 IV 分析 V 考察 1 ミズナラと雑種の林分結実量 2 令級別の林分結実量 3 鳥獣による種子の食害 4 結実の豊凶性 VI 摘要 引用文献 Resume
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