<紀要論文>
因果関係の解明に向けて : 認知症の人たちとケアスタッフを対象とした即興演劇ワークショップの参加型評価
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| 概要 | 芸術と健康に関する研究の進展にもかかわらず,アートプログラムがウェルビーイングやケアに貢献するプロセスは十分に解明されていない。本研究は,介護施設で行われる即興演劇ワークショップが認知症の人たちとケアスタッフに与える効果の因果プロセスを,参加型評価とゴールフリー評価を併用して明らかにすることを目的としている。本論では,まず芸術における因果関係を扱う際の課題とアプローチについて概説し,次に方法論とワ...ークショップのコンテクストについて述べる。調査結果は,芸術がもたらす効果を考える上で重要な検討課題,すなわち負の影響,芸術の独自性,芸術の質,長期的成果という観点から考察される。その結果,ミクロとマクロの2つのレベルの因果プロセスが合わさることではじめて,意味のある変化が生まれることが示された。このことは,負の影響(失敗)から学び,試行錯誤を通じて芸術的要素を他の関連要素と統合し,実施中に共有の目標を再定義することの重要性を示唆している。こうした取り組みを継続することで,個人の行動変容にとどまらない,コミュニティの成⻑へとつながる長期的成果をもたらすことができると考えられる。続きを見る |
| 目次 | 1.はじめに 2. 因果関係へのアプローチ 3. 方法論 4. 倫理的配慮 5. ワークショップのコンテクスト 6. 結果と考察 6.1. 負の影響 6.2. 芸術の独自性 6.3. 芸術的な質 6.4. 長期的成果 7. 結論続きを見る |
詳細
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| 登録日 | 2025.03.31 |
| 更新日 | 2025.03.31 |
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