<博士論文>
画質と実効線量による歯科用コーンビームCTとmulti-detector row CTの比較

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概要 口腔顎顔面領域の画像診断において,歯科用コーンビームCT(歯科用CBCT)とmulti-detector row CT(MDCT)は重要な役割を担っている.歯科用CBCT は低被曝線量,高解像度の特長を持つため,その画質や線量についてMDCTと比較した報告は多い.しかし,画像の物理特性を指標として両装置の比較を行った報告は見当たらない.そこで,本研究の目的は,画像の物理特性と実効線量,画素値を用い...て歯科用CBCTとMDCTを比較することとした.初めに,歯科用CBCTは最小のD(Dental)モード,および広範囲の撮影が可能なI(Implant) モードを使用し,実効線量の測定では,下顎の大臼歯部撮影を想定して位置合わせを行なった.MDCT は画像の再構成関数によって解像特性と雑音特性が異なるため,腹部用関数のFC1,骨・内耳用関数のFC30,高精細用関数のFC81の3種類の画像において物理特性の測定を行なった.実効線量はDモードがMDCTの20%程度,IモードはMDCT の50%程度となった.また,DモードはMDCTをはるかに上回る解像特性を有していたのに対し, IモードはMDCTのFC30,FC81を下回り, FC1に近づいた.雑音特性の比較において,DモードとIモードは概ねFC81よりも低く,FC30よりも高い値を示した.次に画素値の安定性について比較を行なうため,4種類の物質で構成されたコントラストファントムを直径200mmの円柱形水ファントムに沈め,撮影条件を変えたときの画素値の変化を調べた.両装置ともに管電圧は120kV一定とし,他の撮影条件を変化させた.MDCTではいずれの条件においても3%以内の誤差であったが,歯科用CBCTは撮影条件によって画素値が大きく変化した.歯科用CBCTは,狭い撮像範囲において優れた解像特性,低被曝線量の特長を発揮するが,広範囲の撮影ではそれらの特長が発揮されず,MDCTよりも劣る可能性もある.撮影条件による画質への影響と被曝線量を把握しておくことが,検査の適応を考える上で重要であると考えられた.続きを見る
目次 第I章 要旨
第II章 緒言
第III章 画像の物理特性と実効線量による歯科用コーンビームCTと multi-detector row CTの比較
IV章 歯科用コーンビームCTとmulti-detector row CTにおける画素値の安定性
第V章 結論
第VI章 謝辞
第VII章 参考文献

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登録日 2013.07.10
更新日 2023.11.21