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概要 |
アーチダムが重力ダムに較べて特に異なる点は,水圧荷重を渓谷の底部よりむしろ側壁へ伝達する事にある。 従って,アーチダムの安定度は,重力ダムにおける重量よりも材料の抗圧強度のいかんによるものである。アーチダムに適する地点は,その渓谷の側壁が充分アーチ作用に抵抗し得るような峡谷であることが望ましい。従来,中央片持ばり法によりアーチダムを設計する場合には,水平アーチ要素の分担荷重がアーチの全長にわたって...一様に分布していると仮定するのであるから,渓谷の横断面が変化の少ない,狭いU字型の場合に適すると言われているが,その適用範囲は明らかでない。本報では,アーチダムはアーチ要素と片持ばり要素から成るものと考え,先ず両要素のたわみ一般式を誘導した。次に渓谷の断面形の変化が荷重の分担状態に及ぼす影響を知るために各種断面形を想定し,それぞれに対する分担荷重を計算しその数値表を5種類のl/hの値につき作製した。なお,N>1.0の場合は,中央片持ばり法ではダムの高さの半分以下の部分で正確な結果を示さないと思われる。これを確かめるためには,一般の荷重分割法による検討が必要であるが,Nく1.0の場合には砂防アーチダムの設計計算に本表を用いて有効であろう。続きを見る
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