WordID MnID Wd SoundFile PoS Stem Accent Category Description Variation RelatedWords ExampleSentence 1 あ ikmvoc_1.wav 助詞 提題を表す、「は」。提題を表す「あ」はつく語の最後の音に従って形が変わる(1)aで終わる語のあとでは、aaになる 例:っふぁ(子供)+あ=っふぁー(子供は)(2)uで終わる語のあとではu+a=uuになる。例:っぞぅ(魚)+あ=っぞぅー(魚は)(3)iで終わる語の後ではi+a=jaaになる。例:さき(酒)+あ=さきゃー(4) 二重母音、長母音で終わる語の後では jaになる。例:まい(米)+あ=まいや(米は)。(5)子音+ɨで終わる語の後では、子音を「っ」を入れて促音にしてから「あ」をつける。例 どぅす(dusɨ、友達)+あ=どぅっさ(どもだちは)。(6)「ん」で終わる語のあとでは、「んな」になる。例 みどぅん(miduN、女性)+あ=みどぅんな(女性は)。(7)nで終わる名詞は、nnにして「あ」をつける。例:いん(海、犬)+あ=いんな(海は) や あちゃー かでぃふっちゃ(明日は台風だそうだ)。 あいっぞぅー あうさりむぬ(アイゴは生臭い)。 うぬ さきゃー んめ あぱりー ぬまいん(その酒はもうアルコール分が抜けていて飲めない)。 きゅーや やぐみ あうひぐるむぬ(今日はとても肌寒い)。 あかいらうっちゃ びゅーい むぬまいどぅ あい(アカイラウツは毒のあるものもある)。 かぬ みどぅんな あてぃ あぱらぎかいばならん(あの女性は余りにも美しい)。 2 あ ikmvoc_2.wav 助詞 目的語を表す(「う」に対して、第二目的格ともよばれる)、「を」。提題を表す「あ」と同じ変化をする や う さきゃー ぬみー みはなー あかたん なるー(酒を飲んで顔が赤くなった)。 じかんな あーひー っさらんかい いかでぃ(時間を合わせて平良に行こう)。 3 あー ikmvoc_3.wav 名詞 B 粟 あーだーら(粟俵)。 あーぬ っさ とぅい(粟の下草取り)。 んきゃーんな あーひーどぅ じゃうなうゆ うさみゅーたいちゃ(昔は粟で税金を納めていたそうだ)。 4 あーき ikmvoc_4.wav 感動詞 困ったなあ あーき、でぃんぬどぅ ばっしー ってぃにゃーん(困ったなあ お金を忘れて来ちゃった)。 5 あーぎ ikmvoc_5.wav 名詞 A 上、高い方;上座;上級 あーび、わーぎ、わーび、わーら ほぅんぬぎゃー つくいぬ あーぎん うっき(本は机の上におけ)。 たむぬーぎゃー かなまいぬ あーぎん ぬーひー かみる(薪を頭の上にのせろ)。 っゔぁが かなまいぬ あーぎんな かじゃんぬ とびゅー(お前の頭の上に蚊が飛んでいる)。 まさいが やーや ばが やーぬ あーぎなぎんどぅ あい(マサイの家はうちの家の北の方にある[上手の高い後ろの方が北に当たることが普通である])。 かじゃー きーぬ あーぎんどぅ ふつ(風は木の上に吹く[=波風は最高責任者に吹く(当たる)])。 そぅじゃっそぅー あーぎんかい いかまてぃ(先輩達は上座に行って下さい)。 あーぎぬ がっこー(高校以上の上級学校 [昔は旧制中学、旧制高校、大学のことを指した])。 んきゃーんな きばんかいてぃがー うむくとぅ あらばんまい あーぎぬ がっこうんかいや いかはいっだん(むかしは貧乏だったら能力があっても上級学校には進学させられなかった)。 6 あーきどぅーき ikmvoc_6.wav 成句 開けっ放し かまぬ やーや いつまい あーきどぅーき(向こうの家はいつも開けっ放しだ)。 あーきどぅーき やー(戸の開けっ放しの家)。 7 あーぐ ikmvoc_7.wav 名詞 C 歌 あーぐー あい(歌を歌う)。 かりゃー さぐー いりー あーぐー あっじゅー(彼は彼独特の歌い方で歌をうたっている)。 8 あーぐしゃ ikmvoc_8.wav 名詞 歌の上手い人、御嶽で祈願専任役の人 9 あーさ ikmvoc_9.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙あおさ[岩に付着する食用の海藻] あーさう とぅい(あおさを取る)。 ほぅらばまんきー あーさ かつが(大浦湾にあおさをむしり取りに(行く))。 かーき あーさう むっす(乾いたあおさをむしり取る)。 10 1 あーす ikmvoc_10.wav 動詞 s/h語幹 A (時間、性格などを)合わせる、重ねる;重ね着する じかんな あーひー っさらんかい いかでぃ(時間を合わせて平良に行こう)。 にんぎんぬ とぅずぶとぅー うむくとぅ あい ひとぅぬどぅ ほぅりむぬんかい あーすばどぅ じゃうかい(人間の夫婦は頭の良い人が馬鹿者に合わせる方が良い)。 うぬきゃが ふたーいや あーはいん(その二人は合わせられない)。 やりずんぬ あーひー かうー(古着を重ねて掛布団にする[<重ねて被る])。 10 2 あーす ikmvoc_10.wav 動詞 s/h語幹 A 乗せる ぬーす っゔぁが くるまんかい くるー あーし(お前の車にこれを載せろ)。 ぬーまんな ぐずき ばかーいどぅ あーはい(馬には50斤[=30キロ]ぐらいが乗せられる)。 11 あーす ikmvoc_11.wav 動詞 s/h語幹 A 押しだす、しぼり出す、(膿やニキビなどを)つぶしてだす つーゆ あーす(母乳を出す)。 んつんぬ あーす(ニキビを潰す)。 ほぅがさー んみーどぅーば んーくー あーし(おできは赤く化膿しているので濃を出せ)。 12 1 あーつ ikmvoc_12.wav 動詞 k語幹 A (しまったものが)開く あーふ あつ、あふ やどぅぬ あーつ(戸が開く)。 くぴんぬ ふたー あーかん(瓶の栓が抜けない)。 みーぷたいかいば みーや あーかいん(まぶしくて目が開かない)。 12 2 あーつ ikmvoc_12.wav 動詞 k語幹 A (しまったものを)開ける あーふ あつ、あふ やどぅー あーつ(戸を開ける)。 くぴんぬ ふたう あーつ(瓶の栓を抜く)。 みーゆ あーつ(目を開ける)。 ふっちゅぎゃー あーかだうり(口を開けるな[>いらないことをしゃべるな])。 13 1 あーったつばう ikmvoc_13.wav 名詞 粟の収穫時期に粟の実を取るために粟を叩く棒 あーったつばうひー あーゆ ったつ(粟叩く棒で粟を叩く)。 13 2 あーったつばう ikmvoc_13.wav 名詞 柔道の背負い投げ[棒を振り回すことと柔道の背負い投げが似ていることからそう言われている] 14 1 あーつな ikmvoc_14.wav 形容詞 何をするか分からない、乱暴な、突拍子もない あじゃーな からー あーつなんまりむぬ やいば、なうゆ あすががら っさいん(彼は突拍子もないやつなので、なにをするかわからない)。 からー いつまい あーつなかいばならん(彼はいつもなにをしだすかわからない)。 14 2 あーつな ikmvoc_14.wav 名詞 何をするか分からない人、乱暴な人、突拍子もない人 15 あーなか ikmvoc_15.wav 名詞 粟畑 ばー あーなかう まーりー みーくーでぃ(私は粟畑を見て回ってこよう)。 ばー あーなかー むちや うらん(私は粟畑は持っていない)。 16 あーぬい ikmvoc_16.wav 名詞 粟のおにぎり あーぬいゆ ふぁう(粟のおにぎりを食べる)。 17 あーぬいや ばりーどぅ ikmvoc_17.wav 成句 瓜二つ うぬきゃが っざっふぁー あーぬいや ちゃらてぃー ばりーどぅ(彼ら父子は(粟のお握りをまっぷたつに割ったように)瓜二つだ)。 18 あーぬうはつ ikmvoc_18.wav 名詞 粟の初もの[お供えに使う] あーぬうはっちゅ かんかい うさぎでぃ(粟の初物を神様にお供えしよう)。 19 あーはな ikmvoc_19.wav 名詞 上の方、表面 はな つくえぬ あーはなう とぅみーみーる(机の上を探してみろ)。 みずぬ あーはなん っさぬどぅ ゆりゅー。(水の上に草が揺れている)。 あーはなう みーる(上側をみなさい)。 ゆーいぬ すきむぬぬ あーはなう とぅいー かんかい すきー(お祝いの供え物の上(の方の一部)を取って神に供える)。 20 あーばん ikmvoc_20.wav 名詞 「名詞+{~ぬ・が}」や「節+ぬ」の後ろについて「~だけでなくその他に、~の上に」を表す わーばん りょこーぬ あーばん でぃんまい っじたい(旅行をさせてもらった上に金も貰った)。 りょこーんかい いきぬ あーばん でぃんまい はーさ っじたい(旅行に行った上に、お金もたくさんもらった[>行かせてもらった])。 ういが あーばん(それ以外に、その上に)。 21 あーび ikmvoc_21.wav 名詞 A 上、高い方;上座;上級 わーび あーぎ 22 あーび ikmvoc_22.wav 名詞 C 〘貝〙 〘貝〙アワビ あーびぬ からひーどぅ ぶーゆぎゃー そぅー(アワビの殻で苧麻の皮を削ぐ)。 23 あーびゅーい ikmvoc_23.wav 名詞 大祭事日和、大日取り、仲間御嶽で行われる収穫感謝祭で神酒が振舞われる ほぅっびゅーい、かんびゅーい 25 あーぶ ikmvoc_25.wav 名詞 A 穴、洞窟 はーぶ やらびんみゃー あーぶぬ なかん かっふゅーたい(子供たちは洞窟の中に入って隠れていた)。 27 あーらうんーた ikmvoc_27.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ヒメクマヤナギ 28 あーらうんーたぎー ikmvoc_28.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ヒメクマヤナギの木 29 あい ikmvoc_29.wav 動詞 不規則動詞 A コピュラ「だ、である」の終止形。過去形は「あたい」、連用形はなく、代わりに「名詞+や ひー」などを用いる。否定形は「あらん」、否定過去形は「あらっだん」、否定連用形は「あらだ」。通常、肯定、文終止の位置では省略される。接続形 ~ば、~そぅが、未然形+ばんまい、などでは「やいば」「やいそぅが」「やらばんまい」の形をとる 30 あい ikmvoc_30.wav 指示詞 〘指示副詞〙 〘指示副詞〙そのように、そう;そうだ;「あいぬ」の形で、「そのような、そんな」  あいや あらん(そうではない)。 A: うらー あいな? B: んーでぃ あいだら(A: それってそうなの? B: そう、そうなんだよ)。 うりゅーぎゃー あいや ほぅん(それはそうはしない)。 うりゅーぎゃー あいや あっじゃん(それはそうは言わない)。 あい、あいてぃぬ くとぅだら(そう、そういうわけなんだよ)。 あいはず(そのはずだ[<そうであるはず])。 あいぬ むぬー にゃーん(そんなものはない)。 あいぬがら っさいん(そうかも知れない)。 あいどぅ あたい(そうだった)。 あいどぅ うむー(そう思う)。 あいちゃ(そのはずだ)。 あいだら(そうだよ)。 31 あい ikmvoc_31.wav 形容詞 A (人に対して)付きまとう、じゃれつく あり かりゃー ばぬんかいどぅ うんそぅく あいかい(彼は私につきまとっている)。 32 あい ikmvoc_32.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙藍 みやこじょーふーぎゃー あいひどぅ そぅみー(宮古上布は藍で染める)。 33 あい ikmvoc_33.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙アイゴ あいっぞぅ あいや さすどぅす(アイゴは(毒針があって)刺す)。 34 あい ikmvoc_34.wav 動詞 母音語幹 C 和える あい じゅー(和えた野菜)。 んーぎーぬ はーゆ あいー まくぶなますてぃー ふぁう(芋の葉をあえてブダイの刺身として食べる)。 35 あい あっそぅ ikmvoc_35.wav 成句 そうしなさい あいっそぅ、あやっそぅ しーしーが あすがにゃーん あい あっそう(先生がやる通り、そうしなさい[>やる通りにやりなさい])。 36 あい あらだ ikmvoc_36.wav 成句 そうではなくて、逆に かい あらだ うぬ くとぅー あいや あらだ じょ かい ほぅでぃ(そのことはそうじゃなくて、こうしよう)。 うらー あい あらだ、かいぬ くとぅちゃ(それはそうではなくて、こうらしい)。 37 あい あり ikmvoc_37.wav 成句 すこしして、すこし時間がたってから;目的地まで行くのにすこし時間がかかる あいや ありどぅ かでぃふつぬ かいすかじゃー ふつ(すこし間があってから台風の返しの風は吹く)。 きゅーや あみ やいば すかまうぎゃー あい ありーからどぅ すきゃきでぃ(今日は雨だから仕事をもう少ししてから始めよう)。 っさらんかいや あい ありどぅ いきゅーたい(平良に行くのはある程度時間がかかった)。 いきまたーひや ふにひー あい ありどぅ いかいー(池間までは舟である程度時間をかけないと行けない[<ある程度時間をかけて(はじめて)いける])。 38 1 あい1 ikmvoc_38.wav 動詞 不規則動詞 C 存在動詞、「ある」。「あい」は、本来連体形であるが、焦点助詞「どぅ」がある文では終止形として使われる。焦点助詞がない文では普通「あり」が終止形として使われる。過去形は「あたい」、否定形は「にゃーん」 あり あかいらうっちゃ びゅーい むぬまいどぅ あい(アカイラウツは毒のあるものもある)。 うたきんな かうるぬどぅ あい(ウタキには香炉がある)。 かぬきゃが まいんどぅ んまむぬぬ あい(あの人たちの所にご馳走がある)。 38 2 あい1 ikmvoc_38.wav 補助動詞 不規則動詞 (連用形について)ある状態になっていることを示す「~てある、~た」[共通語の「てある」と違い、意志的な動作でなくても使え、「前もって準備のために~してある」という意味はない] きーゆ たうひーあい(木をたおしてある)。 やーんかい ばーっしゃー むぬー とぅいが いつ(家に忘れ物を取りに行く[ばっしゃー=ばっし+あい])。 うらー ばが っちゃーい っぞぅ(これは私が釣った魚だ[っちー+あい=っちゃーい])。 やーぬ かぎゃー んじゃんかい うきゃーががら むいとぅ とぅみらいん(家の鍵はどこに置いたのか全然見つからない[うきゃー=うき+あい])。 きゅーや うまんかい っちゃー かいや ありーどぅー(ここに来たかいがある[っちゃー=ってぃ(来る)+あい])。 39 1 あい2 ikmvoc_39.wav 動詞 r/rr語幹 C (人が)あばれる あり やらびんみゃー やーぬ なかん ありーどぅー(子供たちは家の中で暴れまわっている)。 39 2 あい2 ikmvoc_39.wav 動詞 r/rr語幹 C (生き物が)餌を求めて激しく集まる あり うぬ っぞぅー うぬ びじゅんかいどぅ うんそぅく あい(この魚はこの餌にとてもあばれる[>良くくいつく])。 びーやぬどぅ っさりむぬんかい ありゅー(ゴキブリが腐ったものに集まっている)。 くぬいぬ やらびんみゃー あかばたういんかいや あらん(最近の子供たちはスイカには集まらない)。 39 3 あい2 ikmvoc_39.wav 動詞 r/rr語幹 C (海などが)荒れる あり きゅーぬ いんな ありーどぅー(今日の海は荒れている)。 40 1 あい3 ikmvoc_40.wav 動詞 zz語幹 A 言う [否定形:あっじゃん、連用形:あっじ、命令形:あっじ、過去形:あいたい] あっじ ばが なーゆぎゃー まさいてぃどぅ あい(私の名前はマサイと言います)。 っゔぁー んなまー なうてぃどぅ あいたいが(あなたは今何と言ったのですか)。 っゔぁー んなまー なうががら あいたいな(あなたは今何か言ったのですか)。 ばが あいがにゃーん あっじ(私の言うとおりに言いなさい)。 っゔぁが なーや あいぐりかいば ならん(あなたの名前はとても言いにくい[>発音しにくい])。 っゔぁが あっじゅーが にゃーん(君の言う通りだ)。 むぬいゆ あい(ものを言う)。 40 2 あい3 ikmvoc_40.wav 動詞 zz語幹 A (歌を)歌う[否定形:あっじゃん、連用形:あっじ、命令形:あっじ、過去形:あいたい] さちこー あーぐー あい むぬぬどぅ うむっし(さちこは歌を歌うのが好きです)。 っゔぁが ん゚ぬ あっじゅーたい あーぐーぎゃー なうてぃどぅ あい(あなたが昨日歌っていた歌は何といいますか)。 42 あいえいそぅが ikmvoc_42.wav 接続詞 でも、しかし、そうだけれども あいやいそぅが、あいやそぅが あいえいそぅが ばー ほぅじゃーん(それはそうだけど、おれはやらない)。 43 あいえてぃがー ikmvoc_43.wav 接続詞 そうだったら、それじゃあ あいやてぃがー、やいてぃがー、やてぃがー、えてぃがー A:あちゃー かでぃふつちゃ。 B:あいえてぃがー あちゃー いきまー いかいん(A:明日は台風だってさ。B:だったら明日は池間は行けない)。 あいえてぃがー ばー いかじゃーん(そうだったら私は行かない)。 44 あいかい ikmvoc_44.wav 副詞 あれこれ、あれこれと あいかいぬ はなっそぅ あすたい(いろんな話をした)。 からー ばが すかまう なうゆまい あいかい かしーや ひーふぃーたい(彼は私の仕事をなんでもあれこれ手伝ってくれた)。 45 あいがにゃーん ikmvoc_45.wav 成句 (~の)言うとおり ばが あいがにゃーん あっじ(私の言うとおり言いなさい)。 かいが あいがにゃーん あい あっそぅ(あの人の言うとおりやりなさい)。 っゔぁが あいがにゃーん むぬいばどぅ ばいかい(あなたの言うとおり話したら(事態は)悪くなるばかりだ)。 46 あいぎだうり ikmvoc_46.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうらしい A: からー やみーどぅーちゃ B: あいぎだうり(A: あいつは病気だって B: そうらしいね)。 47 あいくとぅ にゃーんくとぅ ikmvoc_47.wav 成句 あることないこと かりゃー あいくとぅ にゃーんくとぅー なうまい んなない むぬっじゅーたい(あいつはあることないことを何もかも全て話した)。 48 あいたー ikmvoc_48.wav 名詞 ハンセン氏病患者の蔑称、ライ病患者 くんきゃ、くんちゃ 49 あいだーだら ikmvoc_49.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうだ、そうなんだよ あいだら あいだーだら、っゔぁが あっじゅーが にゃーん(そうなんだよ、あなたの言っている通りだよ)。 51 あいだら ikmvoc_51.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうだ、そうなんだよ あいだーだら あいだら、っゔぁが あっじゅーが にゃーん(そうなんだよ、あなたの言っている通りだよ)。 52 あいだり ikmvoc_52.wav 名詞 食べかすが散らかっている様子、またその性質、散らかったもの、穀物の種で使えないくず種 あいだい くず、あいだりくず、あいだいくず やらびんみんみぬ むぬー ふぁいぬ あとぅー やぐみ あいだりどぅ あたい(子供たちが食事したあとは(食べかすで)とても散らかっていた)。 むぬーふぁいぬ あとぅぬ あいだりゅーぎゃー とぅい(食べた後の食べかすを取りなさい)。 あいだりぬ すきゃーりゅーい(食べかすなど(米粒など食べた時にこぼれたもの)が散らかっている)。 53 あいだりくず ikmvoc_53.wav 名詞 食べかすが散らかっている様子、またその性質、散らかったもの、穀物の種で使えないくず種 ありだいくず くず、あいだり、あいだい 54 あいちゃ ikmvoc_54.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうだって(さ)、だそうだ(よ) あいちゃ。かいが あすがにゃーん あっそぅ(だってさ。あいつのやる通りにやってよ)。 55 あいつ ikmvoc_55.wav 動詞 k語幹 C 歩く;(学校や会社に)通う;走る あいふ 56 あいつー ikmvoc_56.wav 動詞 cc/tt語幹 言い込める、詰(なじ)る、非難する あいっつ あいっち あいや ひとぅーぎゃー あいっちゃん(そんなに他人を罵らない[>罵ってはいけない])。 58 あいっぞぅ ikmvoc_58.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙アイゴ あい あいっぞぅー ばかばいむぬ(アイゴは(食べると)吹き出物が出る)。 あいっぞぅぬ つーずんな ささいな(アイゴの刺には刺されるな)。 59 あいっち ikmvoc_59.wav 動詞 母音語幹 言い込める、詰(なじ)る、非難する あいってぃ あいっつ かりゅーぎゃー ちゅーく あいっちたい(あいつを強く非難した)。 60 あいっつ ikmvoc_60.wav 動詞 cc/tt語幹 言い込める、詰(なじ)る、非難する あいつー あいっち ひとぅーぎゃー まーぬ あいっちゃん(他人をあまり非難するな)。 かいん あいっちゃいー ばー かさますかいば ならっだん(あいつになじられて私は悔しくて仕方がなかった)。 かさますかいば たやん あいっちー すてぃる(悔しいから強く言い返してやれ)。 62 1 あいつびゃー ikmvoc_62.wav 名詞 歩く速度が速いこと あいつびゃー ひとぅぬ あとぅー うーいん(歩くのが早い人の後はついていけない)。 62 2 あいつびゃー ikmvoc_62.wav 名詞 赤ちゃんの歩き始めが早いこと ばんたが みどぅんっゔぁー むいとぅ あいつびゃー あたい(私たちの娘は、歩き始めるのがとても早かった)。 63 1 あいつんつ ikmvoc_63.wav 名詞 いつも行き慣れた道 うまぬどぅ ふくやまんかいぬ あいつんつ(これが福山へ行くいつもの道だ)。 63 2 あいつんつ ikmvoc_63.wav 名詞 目的地までの途中 どぅーや ぶらんかいぬ あいつんつん ってぃーどぅー(私たちは保良に行く道の中間ぐらいに来ている)。 はいんかいぬ あいつんつん どぅすん いじゃうたい(畑に行く途中で友達に会った)。 64 1 あいでぃ ikmvoc_64.wav 名詞 C 少しずつ大切に食べること、少しずつでもたくさんご飯が食べられるおかず、またその性質 かてぃー、かてぃ むぬーぎゃー あいでぃがまーひー ふぁい(ご飯は(おかずと)すこしずつ合わせて食べなさい[>少量のおかずを大切にして少しずつ食べろ])。 64 2 あいでぃ ikmvoc_64.wav 形容詞 C 食べでがある;少量でたくさんご飯が食べられる[おかずに使う] っゔぁから かうたい わーや やぐみ あいでぃむぬ あたい(あなたから買った豚はとても食べでがあった)。 やぐみ あいでぃ わー(見かけよりも多い豚肉)。 ういがどぅ あいでぃかい(これがたくさんご飯が食べられる(おかずだ))。 65 あいてぃー ikmvoc_65.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうなんだ、(語尾を上げて)そうなの あいてぃー(そうなんだ)。 あいてぃーだ(そう言うことらしい)。 あいてぃーちゃ(そうだそうだよ)。 66 あいてぃぬ くとぅ ikmvoc_66.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そういうことだ あい、あいてぃぬ くとぅだら(そう、そういうことなんだよ)。 67 あいてぃぬ むぬ ikmvoc_67.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そういうことだ うりゃー あいてぃぬ むぬ(それは、そういうことなんだよ)。 68 あいてぃんどー ikmvoc_68.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうらしい、そうだそうだ A: まさいや みがとぅどぅ あらういだすたいな B: あいてぃんどー(A: マサイはミガと婚約したのかい。B: そうらしいよ)。 69 あいてぃんぬがら ikmvoc_69.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうかも(しれない) あいてぃんむがら A: まさいや みがうどぅ とぅずあすがまたびゃーい。B: あいてぃんぬがら(A: マサイはミガを嫁さんにするのかね。B: そうかも(しれない)ね)。 70 あいてぃんむがら ikmvoc_70.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうかも(しれない) あいてぃんぬがら A: まさいや みがうどぅ とぅずあすがまたびゃーい。B: あいてぃんむがら(A: マサイはミガを嫁さんにするのかね B: そうかもしれない)。 71 あいな ikmvoc_71.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうなの、そうか A: まさいや みがうどぅ とぅずあすがまたびゃーい。 B: あいな、あいどぅ あたいな(A: マサイはミガを嫁さんにするのかね。B: そうか、そうだったのか)。 72 あいぬ ikmvoc_72.wav 連体詞 こんな、そんな、あんな あいぬ むぬ({こんな、そんな、あんな}もの)。 あいぬ んまり({こんな、そんな、あんな}奴)。 あい かいぬ ばーだら(そう言う訳だよ)。 ばー んめ ふたかいまてぃや あいぬ くとぅーぎゃー ほぅじゃーんば たんでぃやらー ゆらひー ふぃーさまてぃ(私はもう二度とそんなことはしないのでお願いですから許してください)。 73 あいぬ かいぬ ikmvoc_73.wav 成句 それくらいのことも、あんなことも そんなことも ばー あいぬ かいぬ くとぅがまうまい っさっだん(私はそれくらいのことも知らなかった)。 ばぬんな あいぬ かいぬ むぬまい とぅみらいん(わたしにはそれくらいのものも見つけられない(よ))。 74 あいぬ ばー ikmvoc_74.wav 成句 そう言うわけ、こんな理由 かいぬ ばー っゔぁが あっじゅーくとぅー あいぬ ばーだら(あなたが言っていることは(結局)そう言うことなんだよ)。 あいぬ ばーやひどぅ ばぬんな がっこーや いかいっだん(そう言うわけで私には学校に行けなかった)。 また あいぬ ばー(へー、そうなのか[応答詞として使われる])。 75 あいぬむぬ かいぬむぬ ikmvoc_75.wav 成句 あんなもの、こんなもの あいぬむぬ かいぬむぬ むちーふーな(こんなもの持ってくるな)。 77 あいはず ikmvoc_77.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうだろう、そのはずだ かいはず A: まさいや ってぃーどぅーな B: あいはず(A: マサイは来たの。B: そのはずだ)。 あちゃー あみびゃーいー。あいはず(明日は雨だろうね。だろうね)。 78 あいひー ikmvoc_78.wav 接続詞 そうすることで、そのあとで、そして あやひー かいひー きゅーや すとぅむてぃ ひゃーひん うきー、あしゃー ふぁいー、あいひー いんかい いつたい(今日は朝早く起きて、朝ご飯を食べて、そして漁にでかけた)。 でぃんな はーさ まうきー あいひー ふにまい かうたい(金を儲けて、それで船まで買った)。 79 あいびゃ ikmvoc_79.wav 感動詞 そうなんだ あいば あいびゃ、ばー なうちゅんま っさっだんさー(そうなんだ。私は全然知らなかったよ)。 80 あいびゃーん ikmvoc_80.wav 成句 そうかな、そうだろうな[自分の考えを疑っているとき、相手の言うことを疑っているときの両方使える] かいびゃーん からー かい あっじゅーそぅが、あいびゃーん(あいつはそういっているが、そうなのかな)。 うらー さにんな。あいびゃーん(これは月桃かな。ちがうかも)。 81 あいふ ikmvoc_81.wav 動詞 k語幹 C 歩く;(学校や会社に)通う;走る あいつ はいぬ あっじゃう あいふ(畑の端を歩く)。 ひとぅぬ あいふ んっちゅぎゃー つっじゃん(人の歩く道をふさぐな)。 ばー あてぃ うだいやひどぅ ひとまた あいふきゃー いっちゃ はーみきーどぅー(私はとても太っているので一歩歩くと息が切れる)。 てぃびゅーぎゃー みーだ まいゆたーな みー あいき(後ろを見ずに前だけ見て歩け)。 いんぬ あいふ(漁師をする[<海を歩く])。 がっこーんかい じてんしゃひー あいふ(学校に自転車で通学する[<学校に自転車で歩く])。 かいんな んがいんやうんてぃ そぅっゔぃー あいき(あいつにおいつかれないように一生懸命走れ([<走って歩け])。 82 あいほぅーきゃー ikmvoc_82.wav 成句 そうしている中に、そうこうしている間に あやほぅーきゃー かいほぅーきゃー あいほぅーきゃー ふにゃー いでぃー はりーにゃーん(そうしている間に船は出ていった)。 84 あいま ikmvoc_84.wav 名詞 C (ものや人との空間的)間:(出来事が続く時間的)間;(出来事と出来事の)合間 っゔぁが びー あいまー にゃーん(お前が座る場所はない)。 ひーまむぬー ふぁう あいままい にゃーん(昼ごはんを食べる時間もない)。 うぐなーいぬ あいまん ぶとぅぬ っちゅーたい(集まりの最中に旦那が来た)。 すかまぬ あいま(仕事の合間)。 86 あいやいそぅが ikmvoc_86.wav 接続詞 でも、しかし、そうだけれども あいえいそぅが、あっそぅが、あいやそぅが あーぎぬ がっこーんかい いつぶすむぬ。あいやいそぅが やーんな でぃんな にゃーん(上の学校に行きたい。でも、家には金がない)。 っさらんきー あそぅーが いつぶすむぬ、いー。あいやいそぅが、どぅーや まどぅー にゃーん(平良に遊びに行きたいね。でも、僕たち、時間がないよ)。 あいやいそぅが ばー あいや うむーん(だけど、私はそうは思わない)。 88 あいやそぅが ikmvoc_88.wav 接続詞 でも、しかし、そうだけれども あいえいそぅが、あっそぅが、あいやいそぅが 89 あいやてぃがー ikmvoc_89.wav 接続詞 そうだったら、それじゃあ あいやいてぃがー、あいえてぃがー、やいてぃがー、やてぃがー、えてぃがー かいやてぃがー A: っゔぁー とぅずとぅみぶすむぬな  B: おー A: あいやいてぃがー ばが みどぅんっゔぁー なうばい(A: お前は結婚したいのかい。 B: そうです。A: じゃー、うちの娘はどうだい)。 90 あう ikmvoc_90.wav 動詞 w語幹 C (人が人に約束して、または、偶然に)会う;(人が事故、災難などに)会う ん゚ぬ かにんかい あうたい(昨日カニに会った)。 みーかない ばがっふぁー こーつーじこん あうたい(一昨日うちの子が交通事故にあった)。 91 あう ikmvoc_91.wav 動詞 w語幹 C (着物などが人に)似あう;(物の形状などが別の物の形状と)一致する;(意見などが)一致する 性格などが)合う; 論理的に説明がつく くぬ つんな たるんかいまい あうどぅす(この服はだれにでも合う)。 くぬ かぎゃー かぎぬ あなんかいや あーん(このカギは鍵穴に合わない)。 かいとぅー はなっさ あーん(あいつとは話が合わない)。 ばんな つむ あーん ひとぅー みーん(私には気の合わない人はいない)。 っゔぁが きゅーぬ はなっさ ん゚ぬぬ はなすとぅ あーん(お前の今日の話は昨日の話と合わない)。 92 あう ikmvoc_92.wav 名詞 C 青 あう みどぅんしーとぅんみゃー あうすかーとぅー っちゅーたい(女子生徒は青いスカートをはいている)。 93 1 あうー ikmvoc_93.wav 動詞 vv語幹幹 C (暖を取るために)火に当たる あっゔぃ きゅーや っしかいば うまっちゅ あうー(今日は寒いので(暖を取るために)火に当たる)。 っしかいば うまっちゃ あっゔぃ(寒いから火に当たれ)。 93 2 あうー ikmvoc_93.wav 動詞 vv語幹幹 C (食べ物を)あぶる;火に当てる あっゔぃ うまつひー っぞぅー あうー(火で魚をあぶる)。 ひんじゃぬ ばたう あっゔぃー やきー ふぁう(山羊の腸を(火に)あぶって焼いて食べる)。 かじゃまきぬ とぅきゃんな やりさばう あっゔゅーとぅい うりゅー かうかい とぅくまんかい あたらすきゃー なういどぅす(虫刺されの時には古い草履を火にあぶって、それをかゆいところにあてると治る)。 94 あうー ikmvoc_94.wav 動詞 vv語幹幹 C 扇ぐ あうず あうずひー あうー(扇で扇ぐ)。 あつかいば あっゔぃー ふぃーさまてぃ(暑いので扇いでください)。 95 1 あうい ikmvoc_95.wav 動詞 r/rr語幹 C (風や火が何かを)煽(あお)る かでぃん あうらい たうりーにゃーん(風に煽られて倒れた)。 うまつん あうらい あつかいば ならっだん(火に煽られて暑くて仕方なかった)。 95 2 あうい ikmvoc_95.wav 動詞 r/rr語幹 C (人に何かさせるために人をおだてて)何かをさせる かにゅー あうりー あーぐー あっじゃすたい(カニをおだてて歌を歌わせた)。 まさいとぅ かにゃー んーんなん あうらい ぶどぅいすきゃきたい(マサイとカニは皆におだてられて踊りはじめた)。 96 1 あうぎ ikmvoc_96.wav 動詞 母音語幹 A (水、土、石等を別の容器などに)入れる あうず うまんかい んたうぎゃー あうぎる(ここに土を流し入れろ)。 96 2 あうぎ ikmvoc_96.wav 動詞 母音語幹 A (中のものを)捨てる あうず 97 あうきゃ ikmvoc_97.wav 名詞 C 〘生物〙 〘生物〙10cm位の小さいイカ あうきゃー たいがい かまさーとぅどぅ ひとぅみ うい(アウキャはたいがいカマスと一緒にいる)。 98 あうく ikmvoc_98.wav 名詞 C 穀物を叩いて実を取り出したり、殻を落としたりする棒[長い棒と短い棒を連結し、短い方をもって長い方を穀物に叩きつける] 99 あうくばら ikmvoc_99.wav 名詞 穀物などをあうくで叩くときに手にできたマメ 100 あうぐるくん ikmvoc_100.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ハナタカサゴ 101 あうさり ikmvoc_101.wav 形容詞 (魚が)生臭い あいっぞぅー あうさりむぬ(アイゴは生臭い)。 102 1 あうず ikmvoc_102.wav 動詞 g語幹 C (水、土、石等を別の容器などに)入れる あうぎ うまんかい んたうぎゃー あうぎ(ここに土を流し入れろ)。 102 2 あうず ikmvoc_102.wav 動詞 g語幹 C (中のものを)捨てる あうぎ ばきつぬ みっじゅぎゃー あうぎー すてぃる(バケツの水をすててしまえ)。 103 あうず ikmvoc_103.wav 動詞 g語幹 C 扇ぐ あうー あつかいば あうずひー あうず(暑いので扇で扇ぐ)。 104 あうず ikmvoc_104.wav 名詞 C 扇、うちわ くばがさぬ はーひーどぅ あうっじゅぎゃー ちゅっふ(ビロウの葉で扇を作る)。 105 あうそぅ ikmvoc_105.wav 名詞 C (浅瀬でなく)海の深いところ ふか あうそぅ(深い海)。 106 あうそぅん ikmvoc_106.wav 名詞 トンボ かでぃふつゆらん ないてぃがー あうそぅんぬどぅ うんそぅく とぅびーふー(台風の時期になるとトンボがたくさん飛んでくる)。 あうそぅんぬ とぅいー あそぅー(トンボを取って遊ぶ)。 107 あうだ ikmvoc_107.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙もっこ あうだんかい っさー かりー いりー(もっこに草を刈りて入れる)。 108 あうたん ikmvoc_108.wav 副詞 (植物などが)青く、青々と(茂る);(殴られて皮膚などが)青く(なる) あう んーぎーや あうたん なりー ういー はやいーどぅーい(芋の蔓は青々と生い茂っている)。 まさいや かにん なっじゅらいー みーや あうたん なるー(マサイはカニに殴られて、目が青くなった[>目の周りに青あざができた])。 109 あうっどぅい ikmvoc_109.wav 名詞 病気がちの人が顔色に血色がないこと やみどぅ みはなー あうっどぅいや ひーゆー(病気で顔には血色がよくない)。 110 あうなず ikmvoc_110.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙青大将(ヘビの一種) あうなずぬ あっゔぁー はいがさぬ っそぅいん ない(青大将の脂は台湾坊主[=禿頭病]の薬になる)。 111 あうぬー ikmvoc_111.wav 感動詞 〘フィラー〙 〘フィラー〙あのー、何というか[「あうぬぎゃー」ともいう];仕方がないので、とにかく [「あうぬぎゃー」とも言う] あにゃむぬー、あなむぬー じょー いんかい いかっでぃー うむいー うたいそぅが あうぬー ばー かなまい やんかいば いかじゃーん(「さあ、海に行くぞ」と思っていたんだけど、あのー、頭が痛いんでいくのやめるよ)。 あうぬー ゆくい(どうでもいいからとにかく休め)。 112 あうぬがま ikmvoc_112.wav 名詞 それくらいの人、物 あにゃるがま あにゃ あうぬがまうぎゃー とぅっじゅぎゃー ほぅん(その程度の人は妻にしない)。 (小さなみすぼらしい魚を渡されて)あうぬがまうぎゃー っじじゃーん(そんなものはうけとらない)。 113 あうぬんみ ikmvoc_113.wav 名詞 あんなやつら、そんなやから あうぬんみゅーぎゃー てぃっゔゃーがらひー すちゅーき(そんなやつらはほっておけ)。 あにゃ あうぬんみまいんかいや いかん(あんなやつらのところには行かない)。 114 あうばい ikmvoc_114.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙銀蝿 さたんな あうばいぬどぅ たかりゅー(砂糖には銀蝿がたかっている)。 115 あうばじゃかい ikmvoc_115.wav 名詞 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げること;(手、股、扇など閉じてあるものが)開くこと あうばだかい うゆびゅー あうばじゃかい あっそぅ((手や足)の指を広げろ)。 またうぎゃー あうばじゃかいやー ひー びーな(股を開いて座るな)。 あうっじゅ あうばじゃかい あす(扇を広げる)。 とぅいぬどぅ はにゅー あうばじゃかい ひーゆー(鳥が羽を広げている)。 116 あうばじゃかい ikmvoc_116.wav 動詞 r/rr語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる;(手、股、扇など閉じてあるものが)開く あうばだかい うゆびゅー あうばじゃかい((手や足)の指を広げる)。 ういびとぅん なりー うゆびゃー あうばじゃからん (年寄りになって 指をひろげることができない)。 117 あうばじゃかす ikmvoc_117.wav 動詞 s/h語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる あうばだかす うゆびゅー あうばじゃかす(指をひろげる)。 またうぎゃー あうばじゃかひー びーな(股を開いて座るな)。 あうっじゅ あうばじゃかす(扇を広げる)。 とぅいぬどぅ はにゅー あうばじゃかひーゆー(鳥が羽を広げている)。 118 あうばじゃからす ikmvoc_118.wav 動詞 s/h語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる あうばだからす うゆびゅー あうばじゃからす(指をひろげる)。 またうぎゃー あうばじゃからひー びーな(股を開いて座るな)。 あうっじゅ あうばじゃからす(扇を広げる)。 とぅいぬどぅ はにゅー あうばじゃからひーゆー(鳥が羽を広げている)。 119 あうばだかい ikmvoc_119.wav 名詞 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げること;(手、股、扇など閉じてあるものが)開くこと あうばじゃかい 120 あうばだかい ikmvoc_120.wav 動詞 r/rr語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる;(手、股、扇など閉じてあるものが)開く あうばじゃかい あうばじゃかす、あうばじゃからす 121 あうばだかす ikmvoc_121.wav 動詞 s/h語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる あうばじゃかす あうばじゃからす うゆびゅー あうばだかす(指をひろげる)。 またうぎゃー あうばだかひー びーな(股を開いて座るな)。 あうっじゅ あうばだかす(扇を広げる)。 とぅいぬどぅ はにゅー あうばだかひーゆー(鳥が羽を広げている)。 122 あうばだからす ikmvoc_122.wav 動詞 s/h語幹 (手、股、扇など閉じてあるものを)開く、広げる あうばじゃからす あうばじゃかす 123 あうひぐる ikmvoc_123.wav 形容詞 肌寒い あうぴぐる きゅーや やぐみ あうひぐるむぬ(今日はとても肌寒い)。 5686 あうびつ ikmvoc_5686.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ロクセンスズメダイ 125 あうます ikmvoc_125.wav 動詞 s/h語幹 (作物に肥料を入れて)青々と成長させる ぶーずんかい っふぁいや いりー あうます(サトウキビに肥料を入れて青々を成長させる)。 126 あうまちゃ ikmvoc_126.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙メジロ あうまっちゃ 128 あうみー ikmvoc_128.wav 名詞 臆病者 あうみーやから からー あうみー やいば あうやーゆぎゃー ほぅだ すぐ ひんず(あいつは臆病だからケンカはせずにすぐ逃げる)。 129 あうみーやから ikmvoc_129.wav 名詞 臆病者 あうみー 130 あうやー ikmvoc_130.wav 名詞 ケンカ、言い争い、とっくみあい あうやーゆぎゃー ほぅん(ケンカをしない[>ケンカをしてはいけない])。 うぬきゃが ふたーいや ばかかいきゃー うんそぅく あうやーゆまい ひーうたい(その二人は若い頃はいつもケンカばかりしていた)。 131 あうん ikmvoc_131.wav 動詞 m語幹 C (作物に肥料が入って)青々と成長する;(海の色、空の色)青くなる んーぎーぬ はーや むいとぅ あうみーどぅー(芋の葉はとても青々としている)。 ふかいんな むいとぅ あうみーどぅー(深い海は青々としている)。 きゅーぬ てぃんな あうみーうい(今日の空は青い)。 132 1 あか ikmvoc_132.wav 形容詞 A (周囲が)明るい くまどぅ あかかいば くまんかい くー(こっちが明るいからこっちにこい)。 132 2 あか ikmvoc_132.wav 形容詞 A (色が)赤い あかぎー(赤い髪)。 かんれきんな あかずんぬ つー(還暦には赤い服を着る)。 からー いつまい さきゃー ぬみー あかみはな(あいつはいつも酒を飲んで赤い顔をしている)。 133 あか ikmvoc_133.wav 名詞 C (色の名前)赤 あかいる(赤色)。 いきまむぬいんな あか、あう、っふ、っそぅぬ ほぅかんな いるー にゃーん(池間のことばには赤、青、黒、白しか色はない)。 134 あか ikmvoc_134.wav 名詞 C 髪の毛 からず んまぎ あか(見事な髪の毛)。 ふすひー あかう きっず(櫛で髪をすく)。 あかう ゆー(髪を結う)。 かなーいや みどぅんまい びきどぅんまい からっじゅぎゃー ゆっゔぃどぅ うたい(昔は女性も男性も髪を結っていた)。 135 あか ikmvoc_135.wav 名詞 C 船底にたまった水 あかま ふにぬ あかう ん゚ん(船底にたまった水を汲みだす)。 136 あか ikmvoc_136.wav 感動詞 期待とは裏腹のときに出る言葉、えっ、何だって あがい、あがー あか、あにゃ うさかがま(えっ、たったこれだけ)。 137 あがー ikmvoc_137.wav 感動詞 痛いときに出す悲鳴 あがい、あがえ、あっがー いちゃかい とぅきゃんな あがーてぃどぅ あい(痛いときにはアガーと言う)。 あがー いちゃかいば ならん(アガー 痛くてしかたがない)。 138 あかい ikmvoc_138.wav 動詞 r/rr語幹 A (雨が)上がる あみぬ あかりゅー(雨が上がった)。 あみぬ あかいぎかい(雨が上がりそうだ)。 139 あかい ikmvoc_139.wav 名詞 B 明かり、灯り ゆーかーまんどぅ あかいぬ みーらいゆー(ずっと遠くに明かりが見える)。 やーぬ あかい(家の灯り)。 あかいゆ つきる(あかりをつけろ)。 140 あかい ikmvoc_140.wav 名詞 B 蟻 あかいぬ すー(蟻の巣)。 まーぬ あかいや ゆみー あいつな(あんまりゆっくり歩くな[<蟻を数えて歩くな])。 141 1 あがい ikmvoc_141.wav 感動詞 ああもう、ああしまった、ああ残念だ あがえ あがい ひんじゃー ひんがひーにゃーん(ああ山羊を逃がしてしまった)。 あがい ぶとぅー すにーにゃーん(ああ、夫が死んでしまった)。 あがい んめ くとぅすまい やーっそぅ(ああ大変だ、今年も飢饉だ)。 あがい んめ きゅーまい さきくたんでぃ(ああ もう大変だ、今日も二日酔いだ)。 あがい たんでぃ なうばい ほぅでぃが(ああもう、どうしようか)。 141 2 あがい ikmvoc_141.wav 感動詞 相手を制止することば、これ、こら あがい んめどー、うまんかいや ふーな(こら、あぶない、こっちには来るな)。 142 あがい ikmvoc_142.wav 動詞 r/rr語幹 A (太陽が)あがる、(月が)出る;(値段、成績、給料などが)上がる;(家などに)上がる ぬーい てぃだぬ あがりーふー(太陽が上がってくる)。 つっちゅぬ あがい(月が出る)。 あがいてぃだ(朝、東から昇る太陽)。 くぬいや むぬぬ だいぬどぅ あがりゅー(最近は物価が上がっている)。 んまがぬ がっこーぬ せいせきゃー なうちゅんま あがらん(孫の学校の成績は全然あがらない)。 143 あがい ikmvoc_143.wav 名詞 A 東 あがいでぃんからどぅ てぃだー あがい(東の空から太陽は昇る)。 あがいかた(東の方)。 144 あがい ikmvoc_144.wav 動詞 r/rr語幹 A いまやっている仕事を終える;退勤する;離職する あがいー くまぬ すかまー はやまり あがりー かまぬ すかまう すきゃきでぃ(ここの仕事ははやく終わらせて、向こうの仕事にとりかかろう)。 からー すかまー あがりー やーんかい はりーにゃーん(あの人は仕事を終えて家に帰った)。 ていねんな ひー こーちょーぬ すかまー あがりーにゃーん(定年になって校長職を退職した)。 146 あがい たんでぃ ikmvoc_146.wav 感動詞 何とまあ、びっくりした時の悲鳴 あがい んみゃ あがい たんでぃ、なうばい あすばどぅ じゃうかいが(あれまー、どうすれば良いんだろう)。 147 あがい んみゃ ikmvoc_147.wav 感動詞 もう大変だ、びっくりした時の悲鳴 あがい たんでぃ 149 あがいがあがい ikmvoc_149.wav 成句 まさか、そんなことがあるのか うばいがうばい 150 あがいじゃとぅ ikmvoc_150.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原の東の集落[東支部と南支部を合わせたもの] あがいじゃとぅ ぶとぅ むつてぃがー かーうり くーさんよ(東里の夫を持つとヒダガーでの水汲みが大変だよ)。 151 あがいにゃー ikmvoc_151.wav 名詞 東隣の家 あがいにゃーや むとぅやー かーばた(東隣は本家の川端だ)。 152 あかいらうつ ikmvoc_152.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙魚の一種 あかいらうっちゃ びゅーいむぬまいどぅ あい(アカイラウツは毒のあるものもある)。 153 あかうい ikmvoc_153.wav 名詞 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙瓜[表面がだいだい色の大き目の瓜。ふつうの瓜よりは硬い] 5649 あかうぎー ikmvoc_5649.wav 名詞 〘植物〙 〘植〙くわ科の常緑高木 154 あかうぎーぬ んー ikmvoc_154.wav 成句 芋畑の取り残しの芋 あかうぎーぬ んーぬどぅ ういゆー(取り残しの芋が生えている)。 155 あがえ ikmvoc_155.wav 感動詞 ああもう、ああしまった、ああ残念だ あがい 156 あかがに ikmvoc_156.wav 名詞 銅 157 あかぎー ikmvoc_157.wav 名詞 赤毛、赤毛の人[実際には黒色が薄い髪、あるいはその髪の人を指す] あかぎー みどぅんがま(赤い髪の女の子)。 うまんな あかぎーや みーん(ここには赤毛の人はいない)。 158 あかぐー ikmvoc_158.wav 名詞 食紅[昔はこれを入れて赤飯を作っていた] 159 あかぐい ikmvoc_159.wav 名詞 甲高い声、また、甲高い声をしている人 うぬ みどぅんがまぬ くいや あかぐい だらよ(その女の子の声は甲高い声なんだよ)。 160 あかぐすな ikmvoc_160.wav 名詞 つのまた[寒天の材料] うる あかぐすなひー たうふー ちゅっふ(ツノマタで豆腐をつくる)。 161 あかさ ikmvoc_161.wav 名詞 C 未婚女性の産んだ子供、私生児 あかさっゔぁ 162 あかさっゔぁ ikmvoc_162.wav 名詞 未婚女性の産んだ子供、私生児 あかさ 163 あかじゃら ikmvoc_163.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ベラ んなまから あかじゃらう つーが(今からベラを釣りに(行こう))。 164 あかじん ikmvoc_164.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙赤メバル 165 あかす ikmvoc_165.wav 動詞 s/h語幹 C 吉凶を占う、ユタが祈祷して予見したりする びきむぬすーぬ むぬー あかす(男性の祈祷師が吉凶を占う)。 むぬすーぬ なうやひー んまー すにーはりーにゃーんがてぃー あかす(祈祷師がなぜ母親は亡くなったか明らかにする[<亡くなったかと])。 166 あかすやー ikmvoc_166.wav 名詞 床屋[「あかそぅいやー」から来ているが「あかそぅやー」とは言わない] あかそぅいやー、さんぱつやー あかすやーんきー あかー そぅりーくー(床屋に行って髪を切ってこい)。 167 あかそぅいやー ikmvoc_167.wav 名詞 床屋、散髪屋 さんぱつやー、あかすやー あかそぅいやーんきー あかう そぅい(床屋に行って髪を切る)。 168 1 あかたん ikmvoc_168.wav 副詞 明るく(なる) すとぅむてぃん なりどぅ てぃんな あかたん なるー(朝になって空が明るくなった)。 168 2 あかたん ikmvoc_168.wav 副詞 赤く(なる) さきゃー ぬみー みはなー あかたん なるー(酒を飲んで顔が赤くなった)。 あかぺんきゃー ぬりー やーぬ かびゅーぎゃー あかたん なしる(赤いペンキを塗って家の壁を赤くしなさい)。 つみゅー あかたん そぅみる(爪を赤く染める)。 169 あかつ ikmvoc_169.wav 名詞 B 血 っざらひー うゆびゃー きりどぅ あかっちゃ いだひーにゃーん(鎌で指を切って血が出てしまった[<血を出してしまった])。 170 あかっゔぁ ikmvoc_170.wav 名詞 赤ちゃん、赤ん坊 あかっゔぁぬ んま(赤んぼの母親)。 あかっゔぁぬ んぎゃーてぃー なつ(赤ちゃんがおぎゃーと泣く)。 171 あかつすばい ikmvoc_171.wav 名詞 血尿 あかつすばいぬ いでぃー いちゃかいばならん(血尿がでていたくて仕方がない)。 172 あかつつ ikmvoc_172.wav 名詞 明け方[「しゃーか(深夜から午前3時ごろまで、未明)」より後で、日の出前] しゃーか 5653 あかない ikmvoc_5653.wav 名詞 (夕日や朝日が)赤くなっていること[「あかないあす」の形で用いられる」 てぃだ あかないや ひーどぅ((朝焼けで)太陽が赤くなっている)。 ばかすかいば みはなー あかないや ひーどぅーたい(恥ずかしくて顔が赤らんでいた)。 173 あかばたうい ikmvoc_173.wav 名詞 スイカ あかばたういや うたひーみーきゃー っさきーにゃーん(スイカを落としたら割れてしまった[<「落としてみたら」意志的に落としたという意味ではない])。 174 あかばに ikmvoc_174.wav 名詞 赤毛、赤毛の人[実際には黒色が薄い髪、あるいはその髪の人を指す] あかぎー 175 あかばみつ ikmvoc_175.wav 動詞 k語幹 騒々しく騒ぐ あかばみふ みどぅんみゃー あかばみきゅー(女性たちは騒々しくしている)。 176 あかばみつ ikmvoc_176.wav 名詞 騒々しく騒ぐこと みどぅんみゃー あかばみっちゃ ひーゆー(女性たちは騒々しくしている)。 5726 あかばみふ ikmvoc_5726.wav 動詞 k語幹 騒々しく騒ぐ あかばみつ 5730 あかばみふ ikmvoc_5730.wav 動詞 k語幹 騒々しく騒ぐ あかばみつ 177 あかぶか ikmvoc_177.wav 名詞 生理 きゅーや あかぶかぬどぅ いじゅー(今日は生理中だ)。 178 あかぶす ikmvoc_178.wav 名詞 金星 てぃんぬ あかぶす(金星)。 179 1 あかふそぅ ikmvoc_179.wav 名詞 赤い便 179 2 あかふそぅ ikmvoc_179.wav 感動詞 断るときに使う拒否の言葉、いやだ あかふそぅ んば(いやと言ったら、いやだよ)。 180 あかほぅにゃ ikmvoc_180.wav 名詞 人参 181 あかま ikmvoc_181.wav 名詞 C 船底に溜まった水 あか ふにぬ あかまう ん゚み(船底に溜まった水を汲め)。 182 あかます ikmvoc_182.wav 動詞 s/h語幹 赤くする;(顔を)赤らめる やどぅんかい ぺんきゃー ぬりー うまう あかます(ドアにペンキを塗ってそこを赤くする)。 ばかすかいば みはなう あかますたい(恥ずかしくて顔を赤らめた)。 183 あかやー ikmvoc_183.wav 名詞 リーフと島の間にある岩の凸凹しているところ。魚がたくさんいる あかやーんな っぞぅぬどぅ むいとぅ うい(アカヤーには魚がたくさんいる)。 184 あかやっとぅ ikmvoc_184.wav 副詞 「やっとぅ」の強調形、やっとのことで やっとぅ だいがくんかいや あかやっとぅがまんどぅ ごーかくあすたい(大学にはやっとのことで合格した)。 185 あからす ikmvoc_185.wav 動詞 s/h語幹 (部屋などを)明るくする でんとーゆ つきー くまー あからし(電灯をつけてここを明るくしなさい)。 186 1 あかん ikmvoc_186.wav 動詞 m語幹 A (周りが)明るくなる;陽が昇る てぃだー あがりどぅ てぃんな あかみどぅーたい(太陽が昇って、空が明るくなっていた)。 んなーぎゃー てぃだー あかまん(まだ日が昇っていない)。 てぃだぬ あかんてぃがー はいんかい(日が昇ったら畑に(行こう))。 186 2 あかん ikmvoc_186.wav 動詞 m語幹 A (色が)赤くなる ふがさー あかみどぅ んみゅー(おできは赤くなって膿んでいる)。 187 あかんた ikmvoc_187.wav 名詞 赤土 あかんたばい(赤土の畑)。 あかんたんな むぬー まーぬ でぃきん(赤土には作物はあまりできない)。 188 あかんちゃ ikmvoc_188.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ロクセンフエダイ あかんちゃう つー(ろくせんふえだいを釣る)。 189 あき ikmvoc_189.wav 動詞 母音語幹 A (周りが)明るくなる、陽が昇る、(夜が)明ける あつ(k語幹)、あふ(k語幹)、あかん(m語幹) てぃだぬ あきてぃがー はいんかい(日が昇ったら畑に(行こう))。 190 あき ikmvoc_190.wav 名詞 B 秋 くまんな あきゃー にゃーん(ここには秋はない)。 191 あき ikmvoc_191.wav 動詞 母音語幹 A (ドアなどを)開ける;(土地を)開墾する あつ、あふ やどぅー あきる(戸を開けろ)。 はいゆ あきー(開墾する)。 192 あきしゃる ikmvoc_192.wav 名詞 〘古語〙 〘古語〙早朝 しゃーか あきしゃるぬ つゆが はな(早朝の露の花[古謡「豆が花」から])。 193 あきず ikmvoc_193.wav 名詞 A 〘古語〙 〘古語〙トンボ んきゃーんな あうそぅんぬぎゃー あきずてぃーまい あっじゅーたいが おーかん(昔はトンボのことをアケズとも言っていたようだ)。 194 あぎまーす ikmvoc_194.wav 動詞 s/h語幹 せかす まーぬ ばぬー あぎまーすな(あまり私をせかすな)。 すかまう はやまり あっそぅてぃー あぎまーす(仕事を早くやれとせかす)。 195 あきや ふー ふー ikmvoc_195.wav 成句 (戸を)開けたり閉めたり やどぅー あきや ふー ふー ほぅー(戸を開けたり閉めたりしている)。 196 あきゃうだ ikmvoc_196.wav 名詞 商人、仲買人 っぞぅあきゃうだ(魚の仲買人)。 あきゃうだぬ あつない あす(行商人が商いする)。 197 あきんさう ikmvoc_197.wav 名詞 (石切り場など使う非常に重い)金棒 あきんさうゆ うまんかい うすんき(金棒をそこに差し込みなさい)。 あきんさうひー いっそぅ むたず(金棒で(てこの原理で)石を持ち上げる)。 あきんさうひー あなう あきー(金棒で穴を開ける[<上からたたきつけて開ける])。 198 あぐ ikmvoc_198.wav 名詞 C 同じ干支の人[ふつうは同じ年回りの人で集まったりする]、同級生 まーらいが そぅじゃぬ あぐ(一回り上の同じ干支の男性)。 あぐー かなすかいば ならん(同級の友だちはいとおしい)。 199 あくまがま ikmvoc_199.wav 名詞 生後間もなく亡くなった子供 [墓に入れないので麻袋に入れて土に埋める] あくまがまうぎゃー むとぅんかいや いりん(生後間もなく亡くなった子供は墓には入れない)。 200 あさ ikmvoc_200.wav 形容詞 A 浅い あさ いんがま(浅瀬)。 うまぬどぅ かまんつきゃー あさかい(ここのほうがあそこより浅い)。 201 あさぎ ikmvoc_201.wav 名詞 C 物置小屋、屋敷内の農具、薪等を入れる家 たむぬーぎゃー あさぎん うっつ(薪を物置小屋に置く)。 たむぬー あさぎんどぅ あい(薪は物置小屋にある)。 202 あさってぃ ikmvoc_202.wav 名詞 明後日 あさてぃ あさっちゃー うつなーんかい(明後日は沖縄に(行く))。 204 あし ikmvoc_204.wav 名詞 C 朝食 すとぅむてぃむぬ じょ、あしゃー ふぁいー はいんかい(朝ご飯を食べて、畑に(行こう))。 じょ、あしゅー ふぁーでぃ(さあ、朝ご飯をたべよう)。 205 あし ikmvoc_205.wav 名詞 B 汗 あしゅー かつ(汗をかく)。 あつふ ないてぃがー あしゅーどぅ かつ(暑くなると汗をかく)。 あしゃー たいたいてぃー たらほぅー(汗をぽたぽたとたらしている)。 206 あじゃ ikmvoc_206.wav 名詞 B ホクロ かりゃー あじゃ あい びとぅ(あの人はホクロの多い人だ)。 ふたいぬ あじゃ(額のほくろ)。 207 あじゃーな ikmvoc_207.wav 形容詞 (話すこと、行動に)自制心がない、短気な、急に何かをしでかす;(仕事などが)ちゃんとしていない あちゃーな あーつな あじゃーなんまり(何をしでかすかわからないやつ)。 かりゃー ふつあじゃーなかいばならん(あいつは言い出すと自制できない)。 ふつあじゃーなんまり(言いたい放題に喋る奴)。 にゅーあじゃーなんまり(寝癖の悪い奴)。 あじゃーな すかま(駄目な仕事)。 208 あじゃんつ ikmvoc_208.wav 動詞 k語幹 (駄々をこねている子を)あやす、なだめる、言い聞かす あじゃんふ なつっじゃ っふぁう あじゃんつ(泣き虫の子をあやす)。 っゔぁが ぶとぅー ぎっじゃ ひらいんば、まさぐんてぃ あじゃんきー ならーし。(あんたの旦那は言うことを聞かないので、よく言い聞かせなさい)。 209 あじゃんふ ikmvoc_209.wav 動詞 k語幹 (駄々をこねている子を)あやす、なだめる、言い聞かす あじゃんつ 210 あしん ikmvoc_210.wav 名詞 A 汗疹(あせも) あつふ ないてぃがー あしんぬどぅ いでぃー(暑くなると汗疹が出る)。 211 1 あす ikmvoc_211.wav 名詞 B 歩幅 やぐみ ながあす(とても歩幅が大きい)。 かいんかいや あすぬ うゆばんば ばぬんな きょうさにゃーや かちゃいん(彼には歩幅が負けるから私には(彼に)競争は勝てない)。 やぐみ ながあす はーびとぅ(コンパスが長くて速い人)。 211 2 あす ikmvoc_211.wav 名詞 B 足取り あっさ むちゃん(足取りが心もとない)。 211 3 あす ikmvoc_211.wav 名詞 B (建築物、自然物の)下の土地、(山の)ふもと、(島などの)海岸に接する下の部分 ほぅぎーぬ あっさ すだすむぬ(大きな木の生えている下は涼しい)。 ばんてぃが やーや やまぬ あすんどぅ あい(私たちの家は山のふもとにある)。 212 あす ikmvoc_212.wav 動詞 不規則 A やる、する ばが ほぅでぃ(私がしよう)。 んなまー なうゆどぅ ひーゆー(いまなにをしてるの)。 かんち あさまてぃ(こんなふうになさってください)。 あんち ほぅんまい ゆぬくとぅ(そんなことしてもおなじだ)。 うるー たるがなーん あすみる(それをだれか(ほかの人)にやらせなさい)。 やらびゃー ばらいがま あす(子供は笑っている[<子供は笑いをする])。 うらー あすやすむぬ(それはやりやすい)。 213 あず ikmvoc_213.wav 名詞 C 味 あずぶたむぬ(味が濃い)。 あずぬどぅ うすかい(味が薄い)。 あっじゃ にゃーん(味がない)。 あず くーた(味がとても濃い)。 214 あずがー ikmvoc_214.wav 名詞 硬口蓋、上あご あずく あてぃ あずまむぬー ふぁうてぃがー あずがーぬどぅ ひぎゃうかいば ならん(とても甘いものを食べると硬口蓋がくすぐったくてならない)。 215 あすかた ikmvoc_215.wav 名詞 やり方 なうばい あすかたまい にゃーん(どうしようもない)。 あすかたう ならひー ふぃーさまてぃ(やりかたを教えてください)。 うぬ げーむぬ あすかたうぎゃー っしっどぅ うらまいな(このゲームのやり方をご存じですか)。 216 あずき ikmvoc_216.wav 動詞 母音語幹 C (もの、人をだれかに)預ける ぎんこーんかい でぃんぬ あずきー(銀行に金を預ける)。 っふぁう むらにん あずきー(子供を子守に預ける)。 217 あずく ikmvoc_217.wav 名詞 C 硬口蓋、上あご あずがー あずくん むぬぬ たばりゅー(上顎に食べ物がくっついている)。 218 あずくや ikmvoc_218.wav 名詞 シャコガイの殻 にぐーぬ からう あずくやてぃー あい(シャコガイの殻をアズクヤと言う)。 219 あずつ ikmvoc_219.wav 動詞 k語幹 C 預ける あずふ あずき どぅすんかい でぃんぬ あずつ(友だちに金を預ける)。 220 あすはっじゃき ikmvoc_220.wav 動詞 母音語幹 やり損ねる あすはっじゃつ あすはっじゃきー げんのーひー うなが うゆびゅー ったきーにゃーん(間違えて金づちで自分の指を叩いてしまった)。 221 あすはっじゃつ ikmvoc_221.wav 動詞 k語幹 やり損ねる あすはっじゃふ あすはっじゃき 5728 あすはっじゃふ ikmvoc_5728.wav 動詞 k語幹 やり損ねる あすはっじゃつ あすはっじゃき 5732 あすはっじゃふ ikmvoc_5732.wav 動詞 k語幹 やり損ねる あすはっじゃつ あすはっじゃき 5727 あずふ ikmvoc_5727.wav 動詞 k語幹 C 預ける あずつ あずき どぅすんかい でぃんぬ あずつ(友だちに金を預ける)。 5731 あずふ ikmvoc_5731.wav 動詞 k語幹 C 預ける あずつ あずき 222 あずま ikmvoc_222.wav 形容詞 B (味が)甘い さたー あずまむぬ(砂糖は甘い)。 かーっさ あずまむぬ(お菓子は甘い)。 223 あずまうつ ikmvoc_223.wav 名詞 おせじ、甘言 かりゃー あずまうつびとぅ やいば かいが ふつぐるまんな ぬーいな(彼は口のうまい人だから彼の口車には乗るな)。 224 あすみ ikmvoc_224.wav 動詞 母音語幹 A 「あす」の使役形、させる すかまう あすみ(仕事をさせる)。 225 あそぅー ikmvoc_225.wav 動詞 b語幹 A 遊ぶ みなかん いんがまとぅ あそぅー(庭で犬と遊ぶ)。 やらびゃー あそぅーたらーん(子供は遊び足りない)。 まさいや すかまー ほぅだ あそぅびゅー(マサイは仕事をしないで、遊んでいる)。 226 あそぅー ikmvoc_226.wav 名詞 A 遊び やらびぬ すかまー あそぅーどぅ すかま(子供の仕事は遊ぶことだ)。 くぬいぬ やらびんみゃー あらぬ あそぅーゆぎゃー っさん(最近の子供は外の遊びを知らない)。 くぬいぬ やらびんみゃー あらん あそぅーむぬーぎゃー ほぅん(最近の子供は外で遊ぶことをしない)。 227 あたい ikmvoc_227.wav 動詞 C コピュラ、繋辞「あい(だ、である)」の過去形。「~であった、だった」の意味を表す 228 あたい ikmvoc_228.wav 動詞 C 存在動詞「あい(ある)」の過去形、「あった」の意味を表す 229 あたい ikmvoc_229.wav 名詞 A (「名詞+ぬ・が」、動詞基本形につけて)そのことの程度が大きくないこと、難しくないことを表す、「~くらい」、「~なんか」 うぬ あたいがまー なうまいあらん(そのくらいのことは何でもない)。 でぃんぬ じゃーん あいてぃがー、あめりかんかい いふ あたいや どぅーやすむぬ(金さえあれば、アメリカに行くぐらいは簡単だ)。 230 あたい ikmvoc_230.wav 動詞 r/rr語幹 A (的に)当る、(答えが)当たる、(いい人に)当たる、正しい ふっじゃ あたりーにゃーん(くじは当った)。 うりゃー あたりゅーむなうむ ばぬんな さだかー ひらいん(それはあっているのか否か私には判断できない)。 かりゃー じゃう とぅずんかいどぅ あたりゅー(彼は良い奥さんに巡り合っている)。 ばー きゅーや ふーや ありどぅ じゃうひとぅんかい あたりゅーい(私は今日は運がよくていい人に当たった)。 っゔぁー あたらん(あなたは間違っている)。 232 あたいさわい ikmvoc_232.wav 名詞 支障、あたりさわり 233 あたくま ikmvoc_233.wav 名詞 不意、急なこと あたふず かいが たぬんな あたくまどぅ あたい(彼の頼みは急だった)。 かいが あたくまぬ たぬん(あいつの急な頼み)。 ういびとぅー あたくまん すにーにゃーん(年寄りは急に亡くなった)。 あたくまん ふにゃー すずみーにゃーん(あっという間に船は沈んでしまった)。 234 あたくまん ikmvoc_234.wav 副詞 急に、あっという間に あたふずん あたくまん かでぃっふちゃ ってぃーにゃーん(急に台風が来た)。 やらびゃー あたくまん ほぅいふ なりゅーたい(子供はあっという間に大きくなっていた)。 あたずむひとぅー あたくまん つむでぃー んなす(短気な人は急に怒ってしまう)。 235 あたずむ ikmvoc_235.wav 形容詞 短気、短気な かりゃー あたずむんまり(彼は短気な奴だ)。 かりゃー あたずむ やいば なうちゃーにゃー つむでぃー(彼は短期なのでなんでもないことに腹を立てる)。 236 あだつ ikmvoc_236.wav 動詞 c/t語幹 C (足りないもの、必要なものを)捜し求める あだてぃ くらー うまんな にゃーんば まっちゃんきー あだてぃー くー(これはここにはないので、お店に行って買ってこい)。 やーぬ ぬくずーや っちゃんば あがいにゃーんきー つー ぬくずーゆ あだてぃー くーでぃ(家のノコギリは切れないので東隣りの家に行って借りて来よう)。 237 あだてぃ ikmvoc_237.wav 動詞 母音語幹 C (足りないもの、必要なものを)捜し求める、買い求める あだつ 238 あだなす ikmvoc_238.wav 名詞 〘植〙 〘植〙アダンの木の気根 [縄をなうのに用いる] んぎやまー まーりどぅ あだなっそぅ とぅいったい(アダンの木がたくさん生えているところを回って気根を取ってきた)。 あだなすひー ん゚なう なう(アダナスで綱をなう)。 239 あだなす ん゚な ikmvoc_239.wav 名詞 アダンの木の気根で編んだ綱 240 あたばかーい ikmvoc_240.wav 名詞 ちょっとの間 [副詞としても使える] あたばかーいがま ばー いきー くーっじゃー うぬ っふぁがまう みーうきよ(ちょっとの間出かけてくるから子供を見といてくれ)。 あたばかーいぬ ちゃん ぬそぅどぅー ひんぎーはりーにゃーん(ちょっとの間に泥棒は逃げて行った)。 241 あたふず ikmvoc_241.wav 名詞 あっという間 あたくま 242 あたふずん ikmvoc_242.wav 副詞 急に、突然に、あっという間に あたくまん あたふずん ふにゃー すずみーにゃーん(あっという間に船は沈んでしまった)。 243 1 あたらか ikmvoc_243.wav 名詞 大切なもの;大切なこと、大切である性質 あたらき ばぬんな なうんつきゃーまい とぅずぬどぅ あたらか(私には何よりも妻が大切だ)。 でぃんな あたらか やいば まさぐん つかい(お金は大切なものだから正しく使いなさい)。 243 2 あたらか ikmvoc_243.wav 形容詞 大切だ あたらき でぃんな あたらかかいば まさぐん つかい(お金は大切なものだから正しく使いなさい)。 244 あたらかぬ ikmvoc_244.wav 連体詞 大切な あたらす あたらかぬ みどぅんっゔぁうぎゃー っゔぁんかいや ふぃーん(大切な娘をお前にはやらない)。 245 1 あたらき ikmvoc_245.wav 名詞 大切なもの;大切なこと、大切である性質 あたらか 245 2 あたらき ikmvoc_245.wav 形容詞 大切だ あたらか 246 あたらす ikmvoc_246.wav 形容詞 大切な、愛おしい あたらか、あたらき ばが かなす あたらす ぶとぅ(私の愛しい大切な夫)。 あたらす ずん(大切な着物)。 ばー みどぅんぬぎゃー あたらすかいば ならん(私は妻が愛おしくてならない)。 247 あたらっさ あす ikmvoc_247.wav 成句 s/h語幹 大切にする むぬーぎゃー あたらっさ ひー ふぁい(食べ物は大事にして食べなさい)。 さやふだうーゆぎゃー あたらっさ ひー つかい(大工道具を大切に使いなさい)。 んぬっちゅぎゃー あたらっさ ほぅだかーならん(命は大切にしないといけない)。 248 あたらん ikmvoc_248.wav 動詞活用形 当たってない、まちがっている [「あたい(r/rr語幹):答えが正しい、言っていることが正しい、適当である」の否定形] っゔぁー あたらん(あなたは間違っている)。 っゔぁが むぬいや あたらん(お前の言っていること間違っている[内容、言い方の両方を指せる])。 さんばんぬ くたいや あたらんば なうし(3番の答えは間違っているから直しなさい)。 249 あたり ikmvoc_249.wav 名詞 A (くじなどの)当たり、正解、正しいこと あたい うぬ ふずんな あたりゃー にゃーん(このくじには当たりはない)。 っゔぁが くたいや あたり(お前の答えは正解だ)。 かいが あっじゅー くとぅー あたりや あらん(あいつが言っていることは正しくない)。 250 あたりゅーむ なうむ ikmvoc_250.wav 成句 正しいのか正しくないのか うりゃー あたりゅーむ なうむ ばぬんな さだかー ひらいん(それはあっているのかどうか私には確認できない)。 251 あだん ikmvoc_251.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙アダン あだんぎー、んぎ あだんな ばすまい つばまい ふぁーいどぅす(アダンは中の実も外の実も食べられる[中の実を「ばす」、外の実を「つば」という])。 252 あだんぎー ikmvoc_252.wav 名詞 〘植〙 〘植〙アダンの木 あだん、んぎ 253 あだんば ikmvoc_253.wav 名詞 〘植〙 〘植〙アダンの葉[草履や帽子を作るのに使われる] あだんば やー(アダンの木で作られた家)。 254 あちゃ ikmvoc_254.wav 名詞 B 明日 きゅーや きゅー あちゃー あちゃ(今日は今日、明日は明日だ[>今日できることは明日に持ち越さない])。 また あちゃんかい(また明日[別れの挨拶に使う])。 あちゃー あみ はず(明日は雨だろう)。 255 あちゃーな ikmvoc_255.wav 形容詞 短気な、急に何かをしでかす あじゃーな あちゃーなんまり(急に何かをしでかす短気な奴)。 256 あちゃがみゃー ひとぅに ikmvoc_256.wav 成句 翌朝まで目覚めることなく寝ること すばいすーがまい いかだ あちゃがみゃー ひとぅに ほぅでぃ(小便しにも行かないで明日まで起きることもなく熟睡しよう)。 きゅーぬ すかまー くーかたいば あちゃがみゃー ひとぅにはず(今日の仕事はつらかったから朝までぐっすりだろう)。 257 1 あつ ikmvoc_257.wav 形容詞 B (物が)熱い あつみず(お湯[<熱い水])。 あつちゃー(熱いお茶)。 うまっちゃ あつむぬ やいば うまんかいや ゆっじゃだうり(火は熱いのでそこには近づくな)。 257 2 あつ ikmvoc_257.wav 形容詞 B (天気が)暑い きゅーや あつかいば ならん(今日は暑くてたまらない)。 きゅーや あつかいば うゆばん(今日は暑くてたまらない)。 なつん なりー あつふ なりーにゃーん(夏になって暑くなった)。 258 あつ ikmvoc_258.wav 動詞 k語幹 A (周りが)明るくなる、陽が昇る、(夜が)明ける あふ あき(母音語幹)、あふ(k語幹)、あかん(m語幹) てぃだぬ あつてぃがー はいんかい(日が昇ったら畑に(行こう))。 259 あつ ikmvoc_259.wav 動詞 k語幹 A 開ける、(隙間が)空く あふ あーつ、あーふ、あき やどぅー あつ(戸を開ける)。 やどぅー あきや うらん(戸が開いていない)。 260 あっゔぁ ikmvoc_260.wav 名詞 B 油、脂 あっゔぁんそぅ(油みそ[ブタの脂肉と味噌を炒めたもの])。 ひんじゃぬ あっゔぁ(ヤギの脂)。 261 あっゔぁうつ ikmvoc_261.wav 名詞 お世辞、綺麗ごと;またそれを言う人 あっゔぁうつ むぬぬ むぬいゆぎゃー つかだうり(お世辞を言う奴の話は聞くな)。 あらうつびとぅー あらから あいそぅが あっゔぁうつびとぅー ひとぅー ほぅみー ひとぅんかい びらう(歯に衣着せず喋る人はストレートに話をするが、お世辞をいう人は人にへつらう)。 5662 あっゔぁない ikmvoc_5662.wav 名詞 脂っこいこと[「あっヴぁないあす」の形で用いられる] あまんぬ ふぐいや あっゔぁないや ひーどぅー(ヤドカリの肝は脂っこい)。 262 あっゔぁびーた ikmvoc_262.wav 名詞 (肉などが)脂っこい、油まみれ くぬ わーや あっゔぁびーた やいば んめ ふぁーいん(この豚肉は油っこいのでもう食べられない)。 かいが つんな あっゔぁびーた(彼の服は油まみれだ)。 っゔぁが あっゔぁびーた みはなう あらいー くー(お前の脂ぎった顔を洗ってこい)。 263 あっゔぁびーた ikmvoc_263.wav 形容詞 脂っこい、油まみれ くぬ わーや あっゔぁびーたかいば んめ ふぁーいん(この豚肉は油っこいのでもう食べられない)。 264 あっゔぁみー ikmvoc_264.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙クマノミ あっゔぁみーがまー っぞぅぬみーとぅどぅ ひとぅみ うい(クマノミはイソギンチャクと一緒にいる)。 265 1 あっゔぃ ikmvoc_265.wav 動詞 母音語幹 C 火に当たる あうー 265 2 あっゔぃ ikmvoc_265.wav 動詞 母音語幹 C (食べ物を)あぶる;(火に)当てる あうー 267 あっく ikmvoc_267.wav 名詞 C 悪口 あっこ あっくー、あっこー 268 あっくー ikmvoc_268.wav 名詞 悪口 あっこー あっこ あっくー あす(悪口をする)。 269 あつぐー ikmvoc_269.wav 形容詞 分厚い あつぐー かびー(分厚い紙)。 あつぐー んみゅーつ(分厚い胸)。 うぬ すーっさ あつぐーかいば そぅらいん(この肉は分厚いので切れない)。 270 あっこ ikmvoc_270.wav 名詞 C 悪口 あっく あっくー、あっこー 271 あっこー ikmvoc_271.wav 名詞 悪口 あっくー あっく あいや ひとぅーぎゃー あっこーゆぎゃー ほぅん(そんなに人の悪口を言うもんじゃない)。 272 1 あつさ ikmvoc_272.wav 名詞 C 熱さ、熱いこと くぬ ちゃーぬ あつさー やぐみ あつさ(このお茶はとても熱い)。 272 2 あつさ ikmvoc_272.wav 名詞 C 暑さ、暑いこと なつぬ さなかー あつさぬ ばんず(真夏は暑さの盛り)。 きゅーぬ ひーてぃーぬ あつさぬ(今日の太陽はとても暑い)。 きゅーぬ あつさー やぐみ あつさ(今日の暑さはひどい)。 273 あつさむい ikmvoc_273.wav 名詞 暑がり、暑さに弱い くぬ やらびゃー むいとぅ あつさむい(この子はとても暑がりだ)。 274 あっじ ikmvoc_274.wav 動詞活用形 A 「あい(言う、歌う)」の連用形;「あい(言う、歌う)」の命令形 あい あーぐー あっじーみーる(歌をうたってください)。 やらびんかいや あっじー つかひー ならーし(子供には言い聞かせて教えなさい)。 あーぐー あっじ(歌を歌って)。 275 あっじゃ ikmvoc_275.wav 名詞 B (畑、道、教室などの)端、すみ はいぬ あっじゃう あいつ(畑の端を歩く)。 んつぬ あっじゃ(道の端っこ)。 こーえんぬ あっじゃ(公園の端っこ)。 きょーしつぬ あっじゃ(教室のすみ)。 276 あっじゃき ikmvoc_276.wav 名詞 畑の端の草木を切ること っゔぁー きゅーや はいぬ あっじゃきゅー ひーくー(お前は今日は畑の端の草刈りをしてこい)。 はいぬ あっじゃきゅー あす(畑の端の草かりをする)。 277 あっそぅ ikmvoc_277.wav 動詞活用形 不規則 A 「あす(やる、する)」の命令形 すかまう あっそぅ(仕事をやれ)。 っゔぁが あっそぅ(お前がやれ)。 すかまう はやまり あっそぅてぃー あぎまーす(仕事を早くやれとせかす)。 かりゅーぎゃー っさん ふい あっそぅ(あいつのことを知らない振りしなさい)。 278 あっそぅが ikmvoc_278.wav 接続詞 でも、しかし、そうだけれども あいえいそぅが、あいやそぅが、あいやいそぅが あーぎぬ がっこーんかい いつぶすむぬ。あっそぅが やーんな でぃんな にゃーん(上の学校に行きたい。でも、家には金がない)。 280 あったみ ikmvoc_280.wav 動詞 母音語幹 (人、ものを)叩く、(釘、ボールなどを)打つ たるが なーがどぅ やどぅふっちゅ あったみゅー(だれかがドアを叩いている)。 やらびゅー あったみや ならん(子供を叩いてはいけない)。 ぼーるー ばっとひー あったみる(ボールをバットで打ちなさい)。 かにふっじゅ げんのーひー あったみたい(釘を金づちでたたいた)。 281 あっち ikmvoc_281.wav 動詞 母音語幹 C 熱くなる、沸騰する あっつ 282 あっちゃ ikmvoc_282.wav 名詞 C 下駄 あっちゃう ん゚ん(下駄を履く)。 283 あっちゃい ikmvoc_283.wav 動詞 母音語幹 託す、持って行ってくれと頼む あっちゃう 284 あっちゃう ikmvoc_284.wav 動詞 w語幹 託す、持って行ってくれと頼む あっちゃい うつなーんかいぬ むぬー かいんかい あっちゃいー むたすたい(沖縄への物を彼に頼んで持っていってもらった)。 むぬー どぅすんかい あっちゃいー っふぁんかい むちゃすたい(物を友人に託して子供に渡してもらった)。 285 あっちゃす ikmvoc_285.wav 動詞 s/h語幹 沸かす、あたためる あったす みっじゅ あっちゃす(お湯を沸かす[<水を沸かす])。 ちゃーゆ あっちゃす(お茶を沸かす)。 くぬ んっつーゆ あっちゃし(このみそしるをあたためてくれ)。 286 あっちゃぬぶー ikmvoc_286.wav 名詞 下駄の緒 あっちゃぬ ぶーや つっちゅーば なうはだかーならん  (下駄の鼻緒が切れているのでなおさないといけない)。 287 あっつ ikmvoc_287.wav 動詞 cc/tt語幹 C 熱くなる、沸騰する あっち みっじゃ あっちーどぅー(水は熱くなっている[>沸騰している])。 288 あつない ikmvoc_288.wav 名詞 商い あきゃうだぬ あつない あす(行商人が商いする)。 ぬずんどぅ あつない(希望するからこそ商い[>商売は両者が望むからこそ成り立つ])。 きゅーまい んまー っさらんきー あつないあすが(今日もお母さんは平良の町に商売に(出かけた))。 289 あっはーいー ikmvoc_289.wav 感動詞 何を言っているかと相手を馬鹿にする時に使う あっはーえー A: ばー でぃんな さんおく ありー  B: あっはーいー ほぅりむぬいゆぎゃー あすな(A: 俺は金が三億ある。B: ばかなことを言うな)。 290 あっはーえー ikmvoc_290.wav 感動詞 何を言っているかと相手を馬鹿にする時に使う あっはーいー 291 1 あてぃ ikmvoc_291.wav 副詞 (動詞を修飾して)十分に(~することができる) うさきぬ さきがまうぎゃー たうかーひー あてぅどぅ ぬん(それくらい酒は一人で十分に飲むことができる)。 うぬ ふくるんかいや あてぃどぅ はいー(この袋に十分に入る)。 291 2 あてぃ ikmvoc_291.wav 副詞 理由表現の中に使われて形容詞の程度が大きいことを表す、余り(~ので) あてぃくとぅ とーきょーんな あてぃ ひとぅぬ ういかいば ひとぅびゅーいぬ あす(東京には人が多すぎて人酔いする)。 かぬ みどぅんな あてぃ あぱらぎかいばならん(あの女性は余りにも美しい)。 ぶとぅー すなひー あてぃ かまらすかいばならん(旦那を亡くして余りにも悲しくてならない)。 292 あてぃ ikmvoc_292.wav 名詞 C 当て、生きがい みあてぃ っふぁぬどぅ ばが あてぃ(子供が私の生きがいだ)。 293 あてぃ かーん ikmvoc_293.wav 成句 (~するのに)十分すぎる、十分に(~することができる) うまんな ふぁうむぬー あてぃかーんどぅ あい(ここには食べるものは十分過ぎる程にある)。 ばが たまー うさきひー あてぃ かーん(私の分はそれだけで十分過ぎる)。 あてぃ かーん っしーどぅー(十分過ぎる程に知っている)。 294 あてぃがー ikmvoc_294.wav 接続詞 それでは、じゃー あてぃがー ばー やーんかい はらでぃ(それでは私は家に帰る)。 295 あてぃくとぅ ikmvoc_295.wav 副詞 余り(~ので) あてぃ ぱーが すんたい とぅきゃんな あてぃくとぅ かまらすかいば ならっだん(祖母が亡くなったときには余り悲しくてどうしようもなかった)。 あがいー っゔぁが ぴーや あてぃくとぅ っさかいば んびゃーいん(お前の屁は臭くてがまんできない)。 ばかかいきゃー あてぃくとぅ むぬふぁう くーかいば まいやーまいにち なきどぅ うたい(若いときは食べるにも困っていたので、毎日毎日泣いていた)。 296 あでぃふ ikmvoc_296.wav 名詞 C タコの巣、タコの巣のありか たくぬ あでぃふーぎゃー たるんかいまい ならーはん(タコの巣の場所はだれにも教えない)。 たくぬどぅ あでぃふん びじゃりーうたい(タコがタコの巣にデンと座っていた)。 297 あとぅ ikmvoc_297.wav 名詞 C (時間的に)後(あと) また あとぅんかい(また後で)。 かいが あとぅから はり(あの人の後から帰りなさい)。 あうやー ひーまい あとぅー にゃーん ひとぅ(言い合いをしても後に持ち越さない人)。 あとぅぬ ひーぬ ぶーとぅい(最終日のブートゥイ[ミャークズツの最終日に旗を触って神様からの果報をもらう儀式])。 あとぅぬ ゆー(後の世)。 あとぅ ほぅかんな あいどぅすな(あとほかにありますか)。 298 あどぅ ikmvoc_298.wav 名詞 B かかと あどぅ ぐるー ふぁーす((人を)踵で強く打つ)。 299 あとぅ ひとぅむちゃき ikmvoc_299.wav 成句 残りの一踏ん張り、残り僅かの仕事 くーかいそぅが あとぅ ひとぅむちゃき やいば わいてぃー ほぅだかーならん(疲れているが残り僅かの仕事だから頑張らないとならない)。 300 あとぅがま ikmvoc_300.wav 名詞 後妻、後添え あとぅどぅみ かいが あとぅがまー あぱらぎ ばかみどぅん(彼の後妻は若くて美人だ)。 301 あとぅざん ikmvoc_301.wav 名詞 後産、胎盤 あとぅざんぬ はやまり いだはだかー ならん(後産を早く出さないといけない)。 302 あとぅだま うーだま ikmvoc_302.wav 成句 残り物に福がある いらう ぬかすぬどぅ あとぅだま うーだま(選び残したものに残り福がある)。 303 あとぅどぅみ ikmvoc_303.wav 名詞 後妻、後添え あとぅがま 304 あとぅなうい ikmvoc_304.wav 名詞 大器晩成 ばが ぶじゃー あとぅなういや ひー うやきん なるー(私の叔父は大器晩成で金持ちになった)。 305 あとぅぬひー ikmvoc_305.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ミャークズツの最終日[ブートゥイと呼ばれる] 306 あとぅぬゆー ikmvoc_306.wav 名詞 後の世 307 あな ikmvoc_307.wav 名詞 B 穴、(人や物の)欠損 うまん かんぬ あなぬ あい(そこに蟹(かに)の穴がある)。 ういが あなー っふぁはいん(あの人の穴は埋められない[その人に能力があったので後が埋められないという意味と、その人が作った損失が埋められないという意味の両方がある])。 あなう ぷーつ(穴を開ける[物理的に穴を開けるという意味と、損失を作るという意味がある])。 308 あな ikmvoc_308.wav 連体詞 そんな(何でもない物) あにゃ あなる、あにゃる 309 あなみ ikmvoc_309.wav 動詞 母音語幹 C ねだる 310 あなみ ikmvoc_310.wav 動詞 母音語幹 C (人を)叱る あなん 313 あなん ikmvoc_313.wav 動詞 m語幹 C (人を)叱る あなみ ひとぅーぎゃー まーぬ あなまん(人をあまりしかるな)。 314 あなん ikmvoc_314.wav 動詞 m語幹 C (人にものを)ねだる[「ひとぅんかい(人に)むぬー(ものを あなん(ねだる)」の形と「ひとぅー(人を)あなん(頼む)」の形がある] あなみ ひとぅんかいや むぬーぎゃー あなまん(人に物をねだらない)。 ひとぅー あなみー むぬー っじー ふぁう(人にねだって食事をもらって食べる)。 315 あに ikmvoc_315.wav 名詞 C 姉 あに そぅじゃぬ むぬいゆぎゃー うっとぅんみゃー わいてぃー つきーならい(姉・兄の忠告は弟・妹たちはしっかり聞いて身に付けなさい)。 はーに(長女[「親からいう長女」と「自分の一番上の姉」の両方使える])。 なかーに(次女[「親からいう次女」と「自分の上から二番目の姉」の両方使える])。 316 あにそぅじゃ ikmvoc_316.wav 名詞 姉さんと兄さん みがとぅ まさいがどぅ ばが あにそぅじゃ(ミガとマサイが私の姉と兄だ)。 317 あにゃ ikmvoc_317.wav 連体詞 そんな(何でもない物) あな あにゃる あにゃ かーかにがまぬどぅ でぃん ない(そんな何でもない空き缶がお金になる)。 あにゃむぬがまうぎゃー っじん(そんなものは受け取れない)。 ばが たまー あにゃ うさきがまいー(私の分はそんなものなんだな)。 318 あにゃむぬー ikmvoc_318.wav 副詞 ほかに方法がないから、しかたなく あなむぬー あうぬー きゅーや あみまい っふゅーば、あにゃむぬー やーん ゆくいー うらでぃ(今日は雨も降っているし、仕方がないから家で休んでいよう)。 でぃんまい にゃーんば あにゃむぬー うつなーんかいや いかじゃーん(金がないので、仕方ないけど沖縄には行かない)。 じゃうかいむぬー にゃーんば あにゃむぬー うるー かーでぃ(いいものはないので仕方ないからこれを買おう)。 319 あにゃる ikmvoc_319.wav 連体詞 そんな(何でもない物) あなる あにゃ 320 あぬゆ ikmvoc_320.wav 名詞 A あの世、かの世 あぬゆー かぬゆ ぱーや あぬゆんかい はりーにゃーん(祖母はあの世に行ってしまった)。 322 あば ikmvoc_322.wav 感動詞 あれ、何 [「あば、あば」と繰り返して使うこともある] あば うらー なうが(一体それは何だ)。 あば うらー なうどぅ あた(あれ、それは何だったかな)。 あば あば なうてぃーぬ ばーが(あれれ、どうなってるの)。 323 あぱ ikmvoc_323.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙オニオコゼ(毒魚の一種) あぱぬ つーずんな どぅくぬどぅ あい(オニオコゼの刺には毒がある)。 324 あぱ うどぅるつ ikmvoc_324.wav 成句 いきなりビックリすること まずむぬー みー あぱ うどぅるっちゃひーにゃーん(幽霊を見ていきなりビックリした)。 325 あばい ikmvoc_325.wav 動詞 r/rr語幹 A (田畑が)荒れる かまぬ はいぬ ぬっさ はいゆぎゃー みばからんば はいや ずみく っさー ういー あばりゅーい(あそこの畑の持ち主は畑を世話しないので、畑はたくさん草が生えて荒れている)。 326 あぱい ikmvoc_326.wav 動詞 r/rr語幹 A アルコール分が抜ける うぬ さきゃー んめ あぱりー ぬまいん(その酒はもうアルコール分が抜けていて飲めない)。 327 1 あばさ ikmvoc_327.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ハリセンボン 327 2 あばさ ikmvoc_327.wav 名詞 C おしゃべりの人、大げさな奴 うぬ あばさが ふっちゅぎゃー ったきー ならーし(そのおしゃべりの口をたたきなおせ)。 328 あぱつな ikmvoc_328.wav 副詞 おかずなしに まいゆ あぱつな ふぁい(ご飯をおかずなしで食べなさい)。 329 1 あぱなつ ikmvoc_329.wav 動詞 k語幹 あおむけになる あぱなふ あぱなきー にっゔぃ(仰向けに寝ろ)。 あぱなきーみーる(仰向けになってみろ)。 やまぬ はなう あぱなきー みー(山の頂上を仰ぎ見る)。 329 2 あぱなつ ikmvoc_329.wav 名詞 あおむけ あぱなつにゅー(仰向けに寝ること)。 330 あぱなつみー ikmvoc_330.wav 名詞 仰ぎ見ること てぃんぬ あぱなつみー あす(天を仰ぎ見る)。 5729 あぱなふ ikmvoc_5729.wav 動詞 k語幹 あおむけになる あぱなつ あぱなきー にっゔぃ(仰向けに寝ろ)。 あぱなきーみーる(仰向けになってみろ)。 やまぬ はなう あぱなきー みー(山の頂上を仰ぎ見る)。 5733 あぱなふ ikmvoc_5733.wav 動詞 k語幹 あおむけになる あぱなつ 331 あぱらぎがま ikmvoc_331.wav 名詞 (感動詞的に使って)可愛い子供や動物 あぱらぎっふぁがま あがい あぱらぎがま(あらっ、可愛いー)。 332 あぱらす ikmvoc_332.wav 動詞 s/h語幹 (秘密を)ばらす うぬ しぇいねんとぅ しょじょぬ くとぅー あぱらはいにゃーん(その青年と娘のことはばれてしまった)。 333 あばらぶに ikmvoc_333.wav 名詞 あばら骨 ゆんぶに、さうきぶに 334 あばらやー ikmvoc_334.wav 名詞 あばら屋 ばんてぃが やーや あばらやーがま(私たちの家はあばら屋だ)。 335 あぴゃー ikmvoc_335.wav 名詞 C 年取って子の産めなくなったメス豚 あぴゃーわー っふぁー なさがりゅー わーゆどぅ あぴゃーてぃー あい((年取って)子を産めなくなった豚を「アピャー」と言う)。 336 あぴゃーわー ikmvoc_336.wav 名詞 年取って子の産めなくなったメス豚 あぴゃー あぴゃーわーや ひつにかいば ならん(子の産めなくなった豚はかたくてしかたがない)。 あぴゃーわーぬ かーや あつぐー ぷかむぬ(子の産めなくなった豚の皮は分厚くてかたい)。 337 あふ ikmvoc_337.wav 動詞 k語幹 A (周りが)明るくなる、陽が昇る、(夜が)明ける あつ あき(母音語幹)、あかん(m語幹) てぃだぬ あふてぃがー はいんかい(日が昇ったら畑に(行こう))。 339 あぶ ikmvoc_339.wav 名詞 B 〘昆〙 〘昆〙虻(アブ) あぶん ささいてぃがー いちゃむぬ(虻に刺されたら痛い)。 340 あぶ ikmvoc_340.wav 名詞 B 洞窟 あーぶ はーあぶ(大きな洞窟[>「はーぶ」とも言う])。 341 あふい ikmvoc_341.wav 動詞 r/rr語幹 A (水が容器から)溢れる;たくさんある たんくから みっじゃ あふりーどぅー(タンクから水があふれている)。 でぃんな かさき あふりーどぅー(お金はくさるほどある)。 342 あふず ikmvoc_342.wav 名詞 C あくび あふっじゅ あす(あくびをする)。 やらびゃー かまりゅーんががら あふっじゅ ひーゆー(子供は飽きたのかあくびをしている)。 ながばなっそぅ つふてぃがー あふずまい あすどぅす(長話を聞くとあくびも出る)。 343 あふた ikmvoc_343.wav 名詞 B ゴミ、ちり;役に立たないやつ うまぬ あふたう うぐないる(そこのゴミを集めろ)。 あふたう むーす(ゴミを燃やす)。 あふたうぎゃー っそぅい(ゴミを拾いなさい)。 すかまー ひらいん あふた(仕事のできない奴)。 344 あま ikmvoc_344.wav 名詞 C 〘指示詞〙 〘指示詞〙あちら [「あまかま(あちらこちら)」としてしか使わない] 345 あま ikmvoc_345.wav 形容詞 A 味がうすい っゔぁが んっつーや あまかいば ならん(あなたの味噌汁は薄味すぎる)。 346 あまーす ikmvoc_346.wav 動詞 s/h語幹 甘やかす やらびゅーぎゃー あまーはん(子供を甘やかしてはいけない)。 347 あまい ikmvoc_347.wav 動詞 r/rr語幹 C 甘える あまい(母音語幹) んまんかい あまりゅー(母親に甘えてる)。 てぃびぬつーふぁやがまー あまいふだー(末っ子はよく甘える[豚の末っ子は一番後ろの乳を飲む。人間でも末っ子が最後の母乳を飲むことから末っ子のことを「てぃびぬつーふぁやがま」と言う])。 ほぅいふ ないてぃが あまいや ほぅん(大きくなったら甘えてはいけない)。 348 あまい ikmvoc_348.wav 動詞 母音語幹 C 甘える あまい(r/rr語幹) んまんかい あまい うい(母親に甘えてる)。 349 あまい ikmvoc_349.wav 動詞 母音語幹 A (ニコニコと)笑う ばらい(r/rr語幹) やらびがまー ひとぅんかい あまいゆー(子供が人ににこにこ笑っている)。 350 あまい ikmvoc_350.wav 名詞 C (食べ物の)残りもの;(使った)余り きゅーぬ ふぁいぬ あまいや んみゃ にゃーん(今日の食事の残り物はもうない)。 つんな かいぬ あまいひーや そぅば ふぁうが(服を買った余りでソバを食べに(行こう))。 351 あまいあまい ikmvoc_351.wav 副詞 (こどもなどが)ニコニコする様子 [「あまいあまいてぃ」ともいう] やらびゃー たるんかいまい あまいあまいてぃー ひーゆー(この子は誰にでもニコニコしている)。 352 あまいうむくとぅ ikmvoc_352.wav 成句 生きるための知恵 にんぎんな あまい うむくとぅぬ にゃーだかー ならん(人間は生きるための知恵がなければならない[>単なる知識だけでは生きていけない])。 353 あまいずつ ikmvoc_353.wav 名詞 閏月(うるうづき) うるーどぅすんな あまいずつぬどぅ あい(閏年には閏月がある)。 354 あまいどぅす ikmvoc_354.wav 名詞 閏年(うるうどし) うるーどぅす、うるどぅす くとぅっさ あまいどぅすちゃ(今年は閏年だって)。 355 あまいなう ikmvoc_355.wav 名詞 竜巻 あまいなうぬどぅ いんかい うりーふー(竜巻が海に降りてくる)。 356 あまかま ikmvoc_356.wav 副詞 あちこち あまくま やらびゃー あまかま とぅみたいそぅがどぅ とぅみらいっだん(子供はあちこち探したがみつからなかった)。 357 あまぐい ikmvoc_357.wav 名詞 雨乞い 358 あまくま ikmvoc_358.wav 副詞 あちこち あまかま あまくま まーりー ったい(あちこち回ってきた)。 359 あまた ikmvoc_359.wav 連体詞 余計な、無駄な うらー あまたむぬ(それは余計なものだ)。 あまたむぬいゆぎゃー あいな(余計なことをしゃべるな)。 あまたでぃんつかい(無駄使い)。 360 あまだい ikmvoc_360.wav 名詞 雨だれ やーぬ んつきから あまだいぬ うちゅーい(家の軒から雨だれが落ちている)。 361 あまたすかま ikmvoc_361.wav 名詞 徒労、余計な仕事 っゔぁが すかまー あまたすかま(あなたの仕事は徒労だ)。 あまたすかまうぎゃー ほぅん(余計な仕事はしない)。 362 あまたなんず ikmvoc_362.wav 名詞 不要なことをやって後で苦労すること くーっふぁ にゃーだ あまた なんっじゅぎゃー ほぅん(楽しくて余計な苦労をしてるわけではない)。 363 あままい かままい ikmvoc_363.wav 成句 あっちもこっちも うままい くままい 364 あままい くままい ikmvoc_364.wav 成句 あっちもこっちも うままい くままい 365 あまみず ikmvoc_365.wav 名詞 淡水 ひだがーぬ みっじゃ あまみず(ヒダガーの水は淡水だ)。 366 あまみず ikmvoc_366.wav 名詞 雨水 367 あまらす ikmvoc_367.wav 動詞 残す、余らせる ふぁいあまらす(食べ残す[「ふぁうあまらす」とも言う])。 368 あまり かまり ikmvoc_368.wav 成句 十分だ ばー うさきひー あまり かまり(私はそれだけで十分だ)。 369 あまん ikmvoc_369.wav 名詞 C ヤドカリ あまんぬ ふぐいひー っぞぅー つー(ヤドカリの内臓で魚を釣る[「ふぐい」は睾丸のこと])。 あまんぬ ふぐいあらい(ヤドカリが海の水にお腹の卵を産卵すること[<ヤドカリの睾丸洗い])。 370 あまんぶに ikmvoc_370.wav 名詞 踝(くるぶし)の丸い骨 371 あみ ikmvoc_371.wav 動詞 母音語幹 A 浴びる あん みっじゅ あみ(水を浴びる)。 372 あみ ikmvoc_372.wav 名詞 B 雨 あちゃー あみ(明日は雨だ)。 あちゃー あみゃー っふぁん(明日は雨は降らない)。 あみゃー いりーにゃーん(雨はやんだ)。 あみん ったかい(雨に打たれる)。 あみん ふかい(雨に降られる)。 あみぬ あかいきゃたーひー まち(雨があがるまで待て)。 やぐみ あみ(大変な雨、大雨)。 ほぅすずあみ(大粒の雨)。 いみすずあみがま(霧状の雨、小粒の雨)。 かでぃふつあみ(台風の雨)。 すまうてぃあみ(漁をしているときに島が見えなくなるほどつよくふる雨)。 かんないあみ(雷雨)。 なつぬ あみ(夏の雨、スコール)。  やーらあみ(やわらかい雨)。 ひーてぃーあみ(天気雨)。 ゆがほぅーあみ(恵みの雨)。 2 373 1 あみかうー ikmvoc_373.wav 動詞 vv語幹幹 (水を)浴びる あみかっゔぃ ひぐる みっじゅ あみかうー(冷たい水を頭からあびる)。 373 2 あみかうー ikmvoc_373.wav 動詞 vv語幹幹 (他人の)借金を引き受ける あみかっゔぃ ひとぅぬ うっかう あみかうー(他人の借金をひっかぶる)。 374 1 あみかっゔぁす ikmvoc_374.wav 動詞 s/h語幹 (水などを)かける あみかっゔぁらす みっじゅ あみかっゔぁす(水をかける)。 ひぐる みっじゃ あみかっゔぁはいーにゃーん(冷たい水を頭から浴びせられた)。 みっじゅ かなまいから あみかっゔぁし(水を頭からかけろ)。 374 2 あみかっゔぁす ikmvoc_374.wav 動詞 s/h語幹 (他人の)借金を引き受ける 375 あみかっゔぁらす ikmvoc_375.wav 動詞 s/h語幹 (水などを)かける、浴びさせる あみかっゔぁす かにゃー まさいんかい みっじゅ あみかっゔぁらすたい(カニはマサイに{水を浴びさせた/水をかけた})。 かにゃー まさいんかい あっじー やらびんかい みっじゅ あみかっゔぁらすたい(カニはマサイに言って{子供に水をかけさせた/子供に水を浴びさせた})。 376 1 あみかっゔぃ ikmvoc_376.wav 動詞 母音語幹 (水などを)かける あみかうー 376 2 あみかっゔぃ ikmvoc_376.wav 動詞 母音語幹 (他人の)借金を引き受ける あみかうー 377 あみがっふぃ ikmvoc_377.wav 名詞 雨宿り きーぬ すたん あみがっふぃ あす(木の下に雨宿りする)。 378 あみじゃた ikmvoc_378.wav 名詞 飴 あみじゃたう なんー (飴を舐める)。 379 あみすず ikmvoc_379.wav 名詞 雨粒、雨足 あみすすぬどぅ うちゅー(雨が降っている)。 380 あみっふぁしゃ ikmvoc_380.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙アメンボ あみっふぁしゃぬどう みずぬ はなん うい(アメンボが水面にいる)。 あみっふぁしゃぬどう みずぬ はなん とぅぬぎーまーるー(アメンボが水面を走り回っている)。 381 あみふー ikmvoc_381.wav 名詞 雨降り、雨の降っている日 あみふーんな やーん にっゔぃー うらでぃ(雨の日には家で寝ていよう)。 きゅーや ひとぅむてぃから あみふー(今日は朝から雨降りだ)。 やぐみ あみふー(土砂降りだ)。 くぬいや あみふー(最近は雨期だ)。 あみふー わーつつ(雨降りの天気)。 382 あめりか ikmvoc_382.wav 名詞 天国(アメリカのように遠いところという意味) おばーや あめりかんかい はりーにゃーん(おばあさんは亡くなった)。 383 あや ikmvoc_383.wav 副詞 そのように あいや あや ほぅだうり(そうはするな)。 あやほぅーきゃー ふにゃー いでぃー はりーにゃーん(そうしている間に船は出ていった)。 384 あや ikmvoc_384.wav 感動詞 「(それは)だめだ」と思ったときに発する感動詞、あちゃ、あらまあ あや、うらー だみ(あちゃ、これはだめだ)。 385 あや ikmvoc_385.wav 名詞 B 綾 あやずん(綾のある着物)。 つんぬ あや(着物の紋様)。 386 あやかーり ikmvoc_386.wav 副詞 特別に、本当に あやかりー かぬ みどぅんな あやかーりどぅ かぎかい(あの女性は特別に美しい)。 あやかーりどぅ ひぐるかたい(特別に冷たかった)。 387 あやかい ikmvoc_387.wav 動詞 r/rr語幹 (立派な人に)あやかる ながんぬつ ぱーが あやーかりゅーとぅい ながんぬつ あっそぅ(長寿のおばあさんにあやかって長生きしなさい)。 389 あやぎた ikmvoc_389.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙蝶 あやばさ、あやばに あやぎたー かぎむぬ(蝶は美しい)。 390 あやぐい ikmvoc_390.wav 名詞 かすれ声 からー あやぐいひー あーぐー あい(彼女はかすれ声で歌を歌う)。 391 あやす ikmvoc_391.wav 形容詞 A 怪しい かいがどぅ あやすかい(彼が怪しい)。 5716 あやす ikmvoc_5716.wav 動詞 s/h語幹 C (子供を)あやす っふぁう あやす(子供をあやす)。 392 あやす かやす ikmvoc_392.wav 成句 あれこれすること あいあす かいあす あやす かやすてぃー ひーういきゃー ひーま なりーどぅー(あれこれしていると昼になった)。 あやす かやす ちゃうきゃー(そうこうしている中に)。 393 あやすてぃがー ikmvoc_393.wav 接続詞 そうしたら まーたー ゆっゔぃー うまんさし、あやすてぃがー まずむぬまい ひとぅまい とぅいや はらん(ススキの魔除けを結んでそこに挿せ。そしたら魔物も人も取って行かない)。 394 あやすふ ikmvoc_394.wav 形容詞 あやふやだ、はっきりとしない うかーすふ くまぬ すかまー きゅーひーや あやすふだーい(ここの仕事は今日で(終えられるかどうか)ちょっと微妙だ)。 ういが あっじゅー むぬいや いつまい あやすふむぬ(彼が言うことはいつもあやふやだ)。 395 あやたーい ikmvoc_395.wav 動詞 r/rr語幹 ずば抜けている あやたい、あやたり、あやたりー、あやたーりー うぬ やらびぬ うむくとぅー あやたーりーどぅー(この子の知能はずば抜けている)。 396 あやたーり ikmvoc_396.wav 副詞 ずば抜けて あやたり、あやたりー、あやたーりー 397 あやたーりー ikmvoc_397.wav 副詞 ずば抜けて あやたり、あやたーり、あやたりー はーにゃ すーがくー あやたーりー でぃきゅーたい(長姉の計算力はずば抜けてよくできた)。 398 あやたい ikmvoc_398.wav 動詞 r/rr語幹 ずば抜けている あやたーい 399 あやたり ikmvoc_399.wav 副詞 ずば抜けて あやたーり、あやたりー、あやたーりー 400 あやたりー ikmvoc_400.wav 副詞 ずば抜けて あやたり、あやたーり、あやたーりー 402 あやぬん ikmvoc_402.wav 名詞 南京虫 んきゃーんな あやぬんまい ぬんまい うんそぅく うたい(昔は南京虫もノミも沢山いた)。 あやぬん かまいー かうかいば ならん(南京虫にかまれた)。 403 あやばさ ikmvoc_403.wav 名詞 蝶 あやぎた、あやばに あやばさー きつぎむぬ(蝶は綺麗だ)。 404 あやばに ikmvoc_404.wav 名詞 蝶 あやばさ、あやぎた 405 あやひー ikmvoc_405.wav 接続詞 そうすることで、そのあとで、そして あいひー みががまう かなすかたいばどぅ うるー とぅっじゃひどぅ、あやひー んめ っふぁまい いつぬひとぅ まうきたい(ミガちゃんが好きだったので、彼女をめとり、そして、子供も5人もうけた)。 うらー ひんじゃ、 あやひー うらー ぬーま(これは山羊、そして、これは馬だ)。 406 あやほぅーきゃー ikmvoc_406.wav 副詞 そうしている中に、そうこうしている間に あいほぅーきゃー あやほぅーきゃー ふにゃー いでぃー はりーにゃーん(そうしている間に船は出ていった)。 407 あやほぅーば ikmvoc_407.wav 副詞 そうしているから、そうだから あいほぅーば あやほぅーばどぅ かりゃー うやきかい(だからあいつは裕福なんだ)。 408 あやみ ikmvoc_408.wav 動詞 母音語幹 C 危害を加える[「殺す」という意味ではない] あやん ひとぅーぎゃー あやみん(人に危害を加えない)。 409 あやら ikmvoc_409.wav 感動詞 なにくそ あらら、あららがま、あやらがま 410 あやらがま ikmvoc_410.wav 感動詞 なにくそ あらら、あやら、あららがま あやらがま、っゔぁんな まきん(なにくそ、お前には負けないぞ)。 411 あやん ikmvoc_411.wav 動詞 m語幹 C 危害を加える[「殺す」という意味ではない] あやみ 412 あら ikmvoc_412.wav 名詞 C (家の)外;(人や家の)外見 やらびゃー んまぬ あらんかい いでぃでぃー あすてぃがー いつまい がんない(子供は母親が外出しようとしたら、いつも駄々をこねる)。 とぅか さうずばりゃーひー やらびゅー あらんかい いだひー てぃだがなっそぅ うがます(10日目の魔除けをした後に赤ちゃんを外に出して太陽神を拝ませる)。 あらんかい いでぃー あそぅー(外に出て遊ぶ)。 からー あらー うとぅなすぎ(彼は外見はおとなしそうだ)。 413 あら ikmvoc_413.wav 名詞 C (コメなどにはいっている)小石など;欠点 まいぬ あら(米に交じっている小石など)。 ひとぅぬ あらー とぅみん(人の欠点はさがさないものだ)。 414 あら ikmvoc_414.wav 形容詞 A (仕事などが)荒い うぬ さやふぬ すかまー あらかいば うるー つかう ひとぅー みーん(この大工の仕事は粗いので彼を使う人はいない)。 415 あら ikmvoc_415.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙だろうね、だろうか、じゃないかな [「あらんな」の省略形] あらんな あいぬ さんみんまい かいぬ さんみんまいどぅ ひーゆーや あら(あれやこれやと考えてるんじゃないのかな)。 くらー びゅーいがっさ あら(これはクワズイモじゃないの)。 416 あらいず ikmvoc_416.wav 名詞 闘争心、勝負するときの元気、意気込み すまう とぅい とぅきゃんな あらいっじゅ むてぃ(相撲を取るときには負けないぞという意気込みを持て)。 417 あらいだす ikmvoc_417.wav 動詞 s/h語幹 結婚を申し込む [「あらう いだす」ともいう] かぬきゃー ん゚ぬどぅ あらいだすたいちゃ(彼らは昨日結婚を申し込んでオーケーをもらったそうだ)。 じょー みどぅんぬ やーんかい さきゃー むちーいきー あらう いだはでぃ(さあー女性の家に酒を持って行って結婚を申し込もう[昔は酒を持って行って相手の父親が許可をすれば婚約が成立した])。 418 あらいだすゆーい ikmvoc_418.wav 名詞 婚約式 419 あらう ikmvoc_419.wav 動詞 w語幹 A (体を)洗う;(着物を)洗濯する;(食器を)洗う どぅーゆ あらう(体を洗う)。 つんぬ あらう(着物を洗う)。 まかいゆ あらう(お椀を洗う)。 まなちゃうぎゃー つかうてぃがー あらい(まな板を使ったら洗え)。 かいが はなすん つむー あらーいたい(彼の話に心が洗われた)。 420 あらうつびとぅ ikmvoc_420.wav 名詞 歯に衣着せずはっきりものを言う人 あっゔぁうつびとぅぬ むぬいゆぎゃー つかだ、あらうつびとぅぬ むぬいゆ つき(口のうまい人の話を聞かずに、歯に衣着せず話す人の話を聞け)。 421 あらがー ikmvoc_421.wav 名詞 (生き物、果物などの)表皮 わーぬ あらがーや くぱむぬ(豚の表皮はかたい)。 422 あらかぎ なかっさり ikmvoc_422.wav 成句 外側は綺麗だが内側は汚い(外面だけの人間) あらかぎ なかふとぅてぃ、あらかぎ なかやり かりゃー あらかぎ なかっさり やいば かいが つむぬ なかー ゆまいん(あいつは外面はいい人だか、心の中は読めない)。 からー むいとぅぬ あらかぎ なかっさりんまり(あいつは外面だけの奴だ)。 423 あらかぎ なかふとぅてぃ ikmvoc_423.wav 成句 外側は綺麗だが内側は汚い(外面だけの人間) あらかぎ なかっさり、あらかぎ なかやり 424 あらかぎ なかやり ikmvoc_424.wav 成句 外側は綺麗だが内側は汚い(外面だけの人間) あらかぎ なかっさり、なかふとぅてぃ 425 あらから ikmvoc_425.wav 副詞 直接的に、率直に あいや ひとぅーぎゃー あらからー んみかん(そのように人を真正面から叱らないものだ)。 あらから あっじ(ちゃんと言え[>回りくどい言い方をするな])。 426 あらがん ikmvoc_426.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙オカガニ あらがんな んまっふぁにゃーん(オカガニはうまくない)。 427 あらす ikmvoc_427.wav 動詞 s/h語幹 A (仕事で金を)稼ぐ ぶとぅー でぃんぬぎゃ- あらひー やーでぃん ふぃーうたい(夫は仕事で稼いで、家族を養っていた[ <家族に与えていた])。 428 あらす ikmvoc_428.wav 動詞 s/h語幹 A (魚を)餌を求めて激しく集まらせる、撒き餌する ありっさす びじゅー てぃっゔぃー っぞぅー あらし(餌を投げて魚を暴れるほど集めろ)。 429 あらずむびとぅ ikmvoc_429.wav 名詞 心が荒く短気な人 あらずむびとぅー すぐ なうちゃーにゃー つむでぃどぅす(短気な人はすぐ何でもないことに怒る)。 431 あらでぃーびとぅ ikmvoc_431.wav 名詞 仕事が雑な人 あらでぃーびとぅぬ すかまー じゃうっふぁにゃーん(仕事が雑な人の仕事は良くない)。 432 あらどぅくま ikmvoc_432.wav 名詞 幽霊が出ると言われて恐れられている所 ほぅらだっちゃ あらとぅくま(大浦集落の入口は幽霊等の出るところだ)。 433 あらなー ikmvoc_433.wav 名詞 あだ名 ひとぅーぎゃー あらなーひや ゆらばん(人をあだ名では呼ばない)。 434 あらは ikmvoc_434.wav 名詞 B 外海から波が干瀬に寄せて波打っているところ、波うち際 あらはんな なんぬ ぶりゅー(干瀬の波うち際には波が大きく立っている)。 435 あらはな ikmvoc_435.wav 名詞 一番最初 あらはなー っゔぁから すきゃきる(まずはあなたから始めなさい)。 436 あらび ikmvoc_436.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙(祭事や記念行事)初日 みゃーくづつぬ あらび(ミャークズツの初日)。 437 あらまた ikmvoc_437.wav 名詞 相撲の外掛け あらまたう かきー たうすたい(外掛けを掛けて倒した)。 438 あらら ikmvoc_438.wav 感動詞 なにくそ あらら、あやらがま、あらら 439 あららがま ikmvoc_439.wav 感動詞 なにくそ あやら、あやらがま、あらら あららがま まきやならん(なにくそ負けてはならない)。 440 あらん ikmvoc_440.wav 動詞 C (コピュラ(指定辞)の否定形)~ではない、違う;間違いだ[池間方言では「だ、である」にあたることばは現在の終止の形では通常現れない。条件形(~なら)は、「やいてぃがー」、理由形(~だから)は、「やいば」、過去形(~だった)は「あたい」、否定形(~ではない)は、「あらん」を使う。否定連用形(でなくて)は、「あらだ」] うらー とぅいや あらん(これは鳥ではない)。 あらん(違うよ[応答詞として相手の言うことを否定するときに使う])。 うらー あらっだん(これではなかった)。 あいや あらん(そうではない)。 441 1 あり ikmvoc_441.wav 動詞 母音語幹 A (生き物が)餌を求めて激しく集まる あい(r/rr語幹) 441 2 あり ikmvoc_441.wav 動詞 母音語幹 A (こどもがおとなに)付きまとう、じゃれつく;(好きな異性に)じゃれつく やらびゃー んまんかいどぅ うんそぅく ありー((その)子供はお母さんにじゃれつきまくっている)。 みがー かにんかいどぅ かなすかんががら うんそぅく ありゅーたい(ミガは(彼が)大好きなのかカニにじゃれつき回っていた)。 441 3 あり ikmvoc_441.wav 動詞 母音語幹 A (海などが)荒れる あい(r/rr語幹) 441 4 あり ikmvoc_441.wav 形容詞 A (人に対して)付きまとう、じゃれつく くぬ っふぁー  むいとぅぬ あまいっゔぁーひどぅ ばぬんかい うんそぅく ありかい(この子は甘えん坊でとても私にじゃれつく)。 441 5 あり ikmvoc_441.wav 形容詞 A (生き物が)餌を求めて激しく集まる、たかる ぐるくんな びじゅんかい ありむぬ(グルクンはエサによくたかる[>撒き餌がよく効く魚だ])。 442 あり ikmvoc_442.wav 動詞活用形 r/rr語幹 C 存在動詞「ある」の特別終止形[終止形の「あい」は、焦点助詞「どぅ」があるときに使う。過去形は「あたい」、否定形は「にゃーん」で、終止形と特別終止形の区別はなくなる] ばー でぃんな はーさ あり(私はお金はたくさんある)。 かいんな っふぁー みちゃーい ありちゃ(彼には子供が三人いるって)。 443 ありだい ikmvoc_443.wav 名詞 食べかすが散らかっている様子、またその性質、散らかったもの、穀物の種で使えないくず種 ありだり くず、あいだり 445 ありだり ikmvoc_445.wav 名詞 食べかすが散らかっている様子、またその性質、散らかったもの、穀物の種で使えないくず種 ありだい くず、あいだり 446 ありや みーん ikmvoc_446.wav 成句 またとない素晴らしい(人) まーずんまぬ あにゃー ありや みーん じゃうひとぅ(まーずんまのおばさんは見たこともない素晴らしいひとだ[「まーずんま」は屋号])。 447 あるまずー ikmvoc_447.wav 名詞 (そこにあるもの、いるもの)みんな あるまずー ふぁい(あるもの全て食べなさい)。 うまん うるー ひとぅんみんかい あるまずー ほーびゅー ふぃーる(そこにいる人みんなにほうびをあげなさい[<そこにいる人にみんな])。 448 あわてぃ ikmvoc_448.wav 動詞 母音語幹 C 慌てる、急ぐ たまっさにゃーんんまり、 まーぬ あわてぃだうり(落ち着きのない奴だ、余り慌てるな)。 あわてぃる、 んめ ふにん ぬーいうくいがまた(急げ、もう船に乗り遅れるぞ)。 449 あん ikmvoc_449.wav 動詞 m語幹 C 編む びらふー あん(芋を入れるカゴを編む)。 450 あん ikmvoc_450.wav 動詞 m語幹 C (水などを)浴びる あみ ひぐる みっじゅ あん(冷たい水を浴びる)。 451 あん ikmvoc_451.wav 名詞 B 網 あんぬ ひつ(網を引く[サディヒツ(=小規模の地引網)などに使う])。 あんぬ がにー(網を(まとめて)引き揚げる[漁船で使う規模の大きい網漁に使う])。 あんぬ ちゅっふい(網を繕う)。 452 あんぐーにゃ ikmvoc_452.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙蛾、主に沖縄クロホージャク(スズメ蛾科)という大型の蛾を指す。網に寄ってくるので網グーニャと言う。外敵に見つからないようにホバーリングしながら花の蜜を吸う大型の蛾 ぐーにゃ 455 あんしーがら ikmvoc_455.wav 成句 そうかも[「あんしーぬがら」とも言う] あんしがら、あんちがら、あんちーがら あいがら、あいぬがら あんしーがら っさいん(そうかも知れない)。 457 あんだっちゃる ikmvoc_457.wav 連体詞 そんな(人、こと、もの) あんだっちゃる ひとぅんかいや むぬー たぬまいん(そんな人にはものは頼めない)。 あんだっちゃる くとぅーぎゃー うむーだうり(そんなことを考えてはいけない)。 462 あんつかい ikmvoc_462.wav 名詞 追い込み漁 [「あんつかいまーい」の省略形] あんつかいまーい 463 あんつかいまーい ikmvoc_463.wav 名詞 追込み漁 あんつかい あんつかいまーいや ひー いらうっちゅ とぅい(追込み漁でブダイを取る)。 きゅーまい あんつかいまーいゆ でぃかひーみーでぃ(今日も追込み漁で大漁だ[<大漁してみよう])。 464 あんつきぎー ikmvoc_464.wav 名詞 〘植〙 〘植〙マングローブ あんつきぎーひー あんぬ そぅみー(マングローブの木(の樹液)で網を染める[マングローブの樹皮を煮詰めた樹液では防腐効果があるため])。 466 あんてぃー ikmvoc_466.wav 副詞 そう あんてぃ、あんち、あんし、あんちー、あんしー あんてぃー あいぬがら っさいん(そう言うかも知れない)。 467 あんでぃら ikmvoc_467.wav 名詞 (芋を入れる)編みカゴ[アダンの木の根で綱を作り、それを編んで作る] 468 あんぬ ほぅかぬ うにゃ ikmvoc_468.wav 成句 網の外のフグ[>蚊帳の外、関係ない人] っゔぁー あんぬ ほぅかぬ うにゃ やいば むぬっじゃだうり(お前は部外者なので黙っておれ)。 469 あんばい ikmvoc_469.wav 名詞 食べ物の味加減(を調べる) あんばいゆ ひーみーみーる(味加減を見てみる)。 んっつーぬ あんばい あす(味噌汁の味加減をする[「あんばいゆ あす」でもよい])。 470 あんぱつ ikmvoc_470.wav 動詞 c/t語幹 負債や責任を背負う うっかー んなない あんぱてぃーにゃーん(借金を全部背負った)。 471 あんぱつ ikmvoc_471.wav 名詞 負債や責任を背負うこと、またその負債 っゔぁが あんぱっちゅぎゃー っゔぁが あんぱつ あっそぅ(お前の借金はあなたが責任を負いなさい)。 っゔぁ たうかーひー うっかうぎゃー あんぱっちゃーひー かっゔぃ(お前一人で責任を取って借金をかぶれ)。 472 あんまーす ikmvoc_472.wav 形容詞 (気温や湿度のせいで)気分が悪くなっている きゅーや あてぃ あつかいば あんまーすむぬ(今日は余りにも暑いので気分が悪い)。 473 い ikmvoc_473.wav 接尾辞 ~のころ[時期を表す接尾辞] くぬい(この頃)。 ゆぬい((前年と)同じ頃)。 きじゃい(祭日の頃)。 474 1 いー ikmvoc_474.wav 動詞 r/rr語幹 A 入る;(日、月が)沈む いり っぞぅー あんかい いりーにゃーん(魚は網に入った)。 てぃだの いーんかい いー(太陽が西に沈む)。 474 2 いー ikmvoc_474.wav 動詞 r/rr語幹 A (ものをなにかに)入れる いり っぞぅー あんかい いり(魚を網に入れろ)。 474 3 いー ikmvoc_474.wav 動詞 r/rr語幹 A (雨、雷など天候が)収まる いり あみゃー いりーにゃーん(雨はやんだ)。 あまいなうや いりーはりーにゃーん(竜巻はおさまった)。 かでぃふっちゃ いりーにゃーん(台風はおさまった)。 ん゚むー いりーにゃーん(雲はなくなった)。 475 いー ikmvoc_475.wav 動詞 r/rr語幹 A 要る、必要だ いり っゔぁー でぃんな いかっさ いーどぅす(お前はお金はどれくらい要るの)。 476 いー ikmvoc_476.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙エイ かまんた、かまんたいー かまんたいー(エイ)。 うまん いーぬ うーぎゅーい(そこにエイが泳いでいる)。 477 いー ikmvoc_477.wav 名詞 A 入江 いーんかい ふにぬ はいりっちゅーい(入江に船が入ってきた)。 478 いー ikmvoc_478.wav 名詞 A 西 てぃだー いーんかい いー(太陽は西に入る)。 いーにゃーなぎ(西隣辺り)。 479 いー ikmvoc_479.wav 名詞 B 千枚通し、錐 いーひー かびーゆ ぴーつ(千枚通しで紙に穴をあける)。 480 いー ikmvoc_480.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙ね、ねー くぬいや っゔぁー まーぬ みーらいっだん いー(最近は余り見えなかったね)。 481 いーがま ikmvoc_481.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙昔、村立ての際に人々が池間から西原に入った入江 いーがまん あんぬ はい(イーガマに網を張る)。 482 いーがま くーがま ikmvoc_482.wav 成句 至る所、どこも ぶとぅー いーがま くーがま とぅみー まーいたい(夫をそこらじゅう探し回った)。 483 いーき ikmvoc_483.wav 動詞 母音語幹 A (ウロコを)はがす いーつ っぞぅぬ いーきゅー いーきでぃ(魚の鱗をはがそう)。 484 いーき ikmvoc_484.wav 名詞 B ウロコ いーつ はだらぬ いーきゃー かたかいば はずぐりむぬ(やくしまイワシの鱗は硬くて剥がしにくい)。 っぞぅぬ いーきゅー はず(魚の鱗を剥ぐ)。 485 いーさ ikmvoc_485.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙聾唖者(ろうあしゃ) いーさむぬい(手話)。 486 いーじゃとぅ ikmvoc_486.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原の北支部(にぬは)、西支部(さいぬは)を合わせた地名 いーじゃとぅ ぶとぅ むつてぃがー あかじゃら ばんまいよ(イージャトゥの夫を持つとベラの食事だけだよ[アカジャラは魚の名前で、小さく鱗も剥ぎにくく美味しくない。まずい魚の代表])。 487 いーつ ikmvoc_487.wav 動詞 k語幹 C 煎る いーふ まみゅー いーつ(豆を煎る)。 いーつまみ(煎った豆)。 488 いーつ ikmvoc_488.wav 名詞 B ウロコ いーき 489 いーつ ikmvoc_489.wav 動詞 k語幹 C (ウロコを)はがす いーふ いーき っぞぅぬ いーきゅー いーかでぃ(魚の鱗をはがそう)。 490 いーなずき ikmvoc_490.wav 名詞 いいなづけ 491 いーにゃー ikmvoc_491.wav 名詞 西隣 いーにゃーなぎ(西隣辺り)。 いーにゃーや やまこー(西隣はヤマコー)。 492 いーばー ikmvoc_492.wav 感動詞 好都合だ、良かった うむい うたいんつきゃー やすだい、いーばーがま(思ってたより安いね、ラッキー)。     いーばー まいだー(良かった)。 いーばーがま(よかった)。 むいとぅ いーばーがま(とってもよかった)。 っぞぅー ふぃーっじゃ、いーばーどぅ っちゃー(魚くれるんだって、来て良かったね[ふぃーっじゃ<ふぃーでぃ+ちゃ(「くれる」の意志形+伝聞の接辞)])。 きゅーや かでぃふっちゃひー がっこーや にゃーんちゃ、いーばーまいだー(今日は台風で学校は休みだって、良かったよね)。 5734 いーふ ikmvoc_5734.wav 動詞 k語幹 C 煎る いーつ 5735 いーふ ikmvoc_5735.wav 動詞 k語幹 C (ウロコを)はがす いーつ いーき 493 いーゆまい あがいゆまい ikmvoc_493.wav 成句 西も東も からー いーゆまい あがいゆまい っさん(あいつは西も東も知らない[>なにも分からない])。 494 いかーす ikmvoc_494.wav 動詞 s/h語幹 (何かを取るため、捕まえるために手を)伸ばす てぃーや いかーひー かっーそぅ とぅい みゃらまてぃ(手を伸ばしてお菓子を取って食べてください)。 495 いかう ikmvoc_495.wav 動詞 w語幹 A (綱、糸、木等が何かに)届く うぬ くばずーぬ ん゚なー まるかいば いかーいん(この釣瓶の綱は短くて届かない)。 496 いかがら ikmvoc_496.wav 名詞 (何に使うかわからない)得体のしれないもの、正体のわからない人;変な状況 いきゃがら うらー いかがらむぬ(それは妙なものだな)。 いかがらむぬーぎゃー すてぃる(何に使うかわからない得体の知れないものは捨てろ)。 うぬ みどぅんな いかがらみどぅん(この女性は正体がしれない人だ)。 いかがらむぬ、うまん あたい っぞうぬどぅ にゃーだ んぎーにゃーん(おかしいな、ここにあった魚がなくなってしまった)。 498 いかっさ ikmvoc_498.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙ものの値段、量、そこまでの距離を尋ねるときにつかう使う疑問詞、いくら、どれくらい いさか、いさき うぬ っぞぅー いかっさが だい(この魚の値段はいくら?)。 うぬ うっさ ひとぅいん っさうぎゃー いかっさばかーい ふぁうどぅす(この牛は一日にどれくらいの草を食べますか)。 くまから っさらたーひー あいつてぃがー いかっさばかーい かかいどぅす(ここから平良まで歩くとどれくらいかかりますか)。 くまから いきまたーひや いかっさ ばかーい あり やいば(ここから池間までの距離はどれくらいあるの)。  くぬ ぱそこんぬ んぶさー いかっさばかーい あり(このパソコンはどれくらいの重さがありますか)。 499 いかっさまい ikmvoc_499.wav 副詞 いくらでも、(否定を伴って)いくらも うらー むぬーぎゃー いかっさまい ふぁうどぅす(あいつは飯をいくらでも食べる)。 でぃんな いかっさまい かしどぅす(お金はいくらでも貸すよ)。 からー むぬーぎゃー いかっさまい ふぁーっだん(あいつは食べ物をあまり食べなかった)。 500 いから ikmvoc_500.wav 形容詞 B (量が)少ない いからさ ういがどぅ いからかい(これが少ない)。 うらー いから(それは 少ない)。 うらー いからかいば ばー っじじゃーん(これは少ないからもらわない)。 501 いからさ ikmvoc_501.wav 形容詞 (量が)少ない いから ういがどぅ いからさ(これが少ない)。 502 いがんぐい ikmvoc_502.wav 名詞 遺言 いがんぐいゆ っふぁんみんかい あす(遺言を子供達にする)。 ぱーが いがんぐいゆ つふ(おばあさんの遺言を聞く)。 503 いきや ふーふー ikmvoc_503.wav 成句 頻繁に行ったり来たりすること むとぅやーんかい いきや ふーふー あす(実家に頻繁に行き来する)。 504 いきゃがら ikmvoc_504.wav 形容詞 (何に使うかわからない)得体のしれない、(人などが)正体のしれない;(状況などが)変だ いかがら 506 いさうがん ikmvoc_506.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙岩ガニ科モクズガニ 507 いさか ikmvoc_507.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙ものの値段、量、そこまでの距離を尋ねるときに使う疑問詞、いくら、どれくらい いかっさ、いさき 508 いさき ikmvoc_508.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙ものの値段、量、そこまでの距離を尋ねるときに使う疑問詞、いくら、どれくらい いかっさ、いさか 509 いさぐ ikmvoc_509.wav 名詞 C 咳 いさぐー あす(咳をする)。 かじゃー ひきどぅ いさぐー ほぅー(風邪ひいて咳している)。 いっだいびとぅー いつまい いさぐーどぅ あす(喘息の人はいつも咳をする)。 510 1 いさら ikmvoc_510.wav 名詞 B (畑の)石ころ かまー いさらぬどぅ はーさ あい(あそこは石ころがたくさんある)。 510 2 いさら ikmvoc_510.wav 形容詞 A (畑が)石ころだらけだ うまー いさらかいば ならん(そこは石ころだらけだ)。 511 いさらばい ikmvoc_511.wav 名詞 石ころだらけの畑 いすぐーばい いさらばいんな んーぬ いびばどぅ じゃうかい(石ころだらけの畑には芋を植えると良くできる)。 512 いしだ ikmvoc_512.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ヒレナガスズメダイ[カツオの餌になる赤い小さな魚、「ジャグ」の一種] いすだ むぎゃ 513 いじゃ ikmvoc_513.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙場所を尋ねる疑問詞、どこ んじゃ かいが やーや いじゃ(彼の家はどこだ)。 っゔぁー いじゃんかいが(お前はどこに(行くの)か[朝の挨拶に使う])。 かりゃー いじゃんかいどぅ はりーにゃー(あいつはどこに行ったの)。 うぬ っぞぅー いじゃんまい うり(この魚はどこにでもいる)。 からー いじゃんかい いかばんまい んーなから かなっさ ひらいゆー(あの人はどこに行っても人気者だ)。 514 いじゃー ikmvoc_514.wav 名詞 C どれくらいの長さ、距離 いなぎ、うなぎ いじゃー ばかーい(どれくらいの長さ、または距離か)。 515 いじゃい ikmvoc_515.wav 名詞 B 足が不自由で立って歩けない人 いじゃら 516 いじゃい ikmvoc_516.wav 名詞 A 夜の漁、漁(いさ)り いじゃいや ゆいぬ いん(漁りというのは夜の漁のことだ)。 いじゃい あすが いつ(漁りに行く)。 517 いじゃう ikmvoc_517.wav 動詞 w語幹 C (約束して)会う、(偶然に)出会う どぅすんかい いじゃうが いつ(友達に会いに行く)。 きゅーや すかまぬ あいば っゔぁとぅや いじゃーいん(今日は仕事があるのであなたとは会えない)。 かいんかいや ゆながい いじゃいや みーっだん(彼には長い間会っていなかった)。 きゅーや やびとぅーんなとぅ いじゃーいー やぐみ ほぅからすむぬ(今日は皆さんと会えてとてもうれしいです)。 ん゚ぬ かいんかい いじゃうたい(昨日、彼に出会った)。 518 いじゃどぅーす かまどぅーす ikmvoc_518.wav 成句 方々、あちこち んじゃどぅーす かまどぅーす やらびゃー いじゃどぅーす かまどぅーす とぅみたいそぅが とぅみらいっだん(子供は方々探し回ったが見つけられなかった)。 519 いじゃまい かままい ikmvoc_519.wav 成句 あちこち やらびゅー いじゃまい かままい とぅみーまーい(子供をあちこち探し回る)。 520 いじゃら ikmvoc_520.wav 名詞 C 足が不自由で立って歩けない人 いじゃい 521 1 いす ikmvoc_521.wav 名詞 B 大漁;運がいいこと いそぅ きゅーぬ いんな やぐみ いす あたい(今日の漁は豊漁だった)。 いっさ つきーどぅー(運がついている)。 521 2 いす ikmvoc_521.wav 形容詞 A 大漁だ;運がいい いそぅ きゅーや むいとぅ いすかたい(今日は大漁だった)。 522 いす ikmvoc_522.wav 名詞 B 石 いっそぅ っそぅー(石を拾う)。 いすぐー ばい(石ころだらけの畑)。 いっそぅ ゆーかーまんかい ちゅー(石を遠くに投げる)。 523 いす ikmvoc_523.wav 名詞 B 椅子 いすん びー(椅子に座る)。 524 いず ikmvoc_524.wav 名詞 C 元気、勇気 うりゃー いっじゃ にゃーんんまり えいば なうまい ひらいん(彼は意気地なしなのでなにもできない)。 いっじゅ いだし(元気を出せ)。 あらいず(勝負するときなどの最初の意気込み)。 いっじゃ いだひー あいき(元気を出して歩け)。 やぐみ いず あい びとぅ(とても元気のある人)。 なうゆ あすんまい いずぬ にゃーだかー だみ(何をやるにしても元気がないとダメだ)。 525 いすうす ikmvoc_525.wav 名詞 石臼 いすうすひどぅ まみゅーぎゃー ひつ(石臼で大豆を引く)。 526 1 いすぐー ikmvoc_526.wav 名詞 小石 いすぐーばい(小石の多い畑)。 うまー いすぐー(あそこは石ころだらけだ)。 526 2 いすぐー ikmvoc_526.wav 形容詞 小石だらけの 527 いすじゃやふ ikmvoc_527.wav 名詞 石工 528 いすだ ikmvoc_528.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ヒレナガスズメダイ[カツオの餌になる赤い小さな魚。「ジャグ」の一種] いしだ かっちゅぬ びじゅてぃー いすだう とぅい(カツオの餌としてイシダを取る)。 529 いすぬまら ikmvoc_529.wav 名詞 土が丸く固くなり石になっているもの いすぬまらー とぅすんまい ないどぅす(土が硬くなり石になったものは砥石にもなる)。 530 いすぬみー ikmvoc_530.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙牡蠣(かき)[岩にくっついているカキ、岩ガキ] いすぬみーゆ ばりー とぅい ふぁう(牡蠣を割って取って食べる)。 531 いすばい ikmvoc_531.wav 名詞 石灰 さたう にーとぅきゃんな いすばいゆどぅ いり(黒糖を煮るときには石灰を入れる)。 うんどーかいんな いすばいひどぅ せんぬ ひつ(運動会には石灰で線を引く)。 532 1 いすぱぎ ikmvoc_532.wav 名詞 (漁で)収穫がないこと;(仕事で)成果がないこと いそぅぱぎ きゅーぬ いんな いすぱぎどぅ あたい(今日の漁は不漁だった)。 532 2 いすぱぎ ikmvoc_532.wav 形容詞 (漁で)収穫がない;(仕事で)成果がない いそぅぱぎ きゅーぬ いんな いすぱぎかたい(今日の漁は不漁だった)。 533 いすびとぅ ikmvoc_533.wav 名詞 獲物や賞金などが多くとれる幸運な人 いそぅびとぅ かりゃー いすびとぅ やいば きゅーまい はーさ たくー とぅいふーはず(彼は幸運な人だから今日も沢山タコを取ってくるはずだ)。 マサイや いすびとぅ やいば ぱちんこん まきゃー くとぅー にゃーん(マサイはくじ運の強いくやつだからパチンコで負けたことはない)。 534 1 いずびゃーき ikmvoc_534.wav 名詞 元気のある状態 いずぶた すかまー あすとぅきゃんな いずびゃーきぬどぅ いつばん(仕事をするときには元気なのが一番大切だ)。 かりゃー いずびゃーきひとぅ(彼は元気のある人だ)。 534 2 いずびゃーき ikmvoc_534.wav 形容詞 元気のある いずぶた からー ん゚ぬ いじゃうたい とぅきゃんな いずびゃーきかたい(あいつは昨日会った時は元気だった)。 535 1 いずぶた ikmvoc_535.wav 名詞 元気のあること いずびゃーき かぬ ばかむぬー やぐみ いずぶた(あの若者はとても元気がある)。 535 2 いずぶた ikmvoc_535.wav 形容詞 元気のある いずびゃーき かいがどぅ いずぶたかい(あいつが元気がある)。 536 1 いそぅ ikmvoc_536.wav 名詞 B 大漁だ;運がいい いす 536 2 いそぅ ikmvoc_536.wav 形容詞 A 大漁だ;運がいい いす 537 1 いそぅがす ikmvoc_537.wav 動詞 s/h語幹 せかす、急がせる まーぬ いそぅがすな(そんなに急がすな)。 すかまうぎゃー いそぅがし(仕事を急がせろ)。 537 2 いそぅがす ikmvoc_537.wav 形容詞 忙しい きゅーや ひとむてぃから いそぅがすむぬ(今日は朝から忙しい)。 538 1 いそぅぱぎ ikmvoc_538.wav 名詞 (漁で)収穫がない;(仕事で)成果がない いすぱぎ 538 2 いそぅぱぎ ikmvoc_538.wav 形容詞 (漁で)収穫がないこと;(仕事で)成果がないこと いすぱぎ 539 いそぅばぎゃ ikmvoc_539.wav 名詞 漁でなにも取れなかった人 541 いたき ikmvoc_541.wav 動詞 母音語幹 A (液体を)こぼす いたつ みっじゅ いたきー すてぃる(水をこぼしてしまいなさい)。 542 いだき ikmvoc_542.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙どれくらい(の高さ、の深さ、の値段)を表す疑問詞 いだきばかーいぬ たかさ(どれくらいの高さ)。 くぬ やーや たかさー いだきばかーい(この家は高さはどれくらいですか)。 くまから いんぬ そぅくたーひー いだきばかーい あり(ここから海底までどれくらいの深さがありますか)。 くぬ くるまー いだきばかーいひどぅ かーいー(この車はどれくらいで買える)。 ばー でぃんな いだきまい にゃーんば くぬ てれびゃー かーいん(私はお金はあまりたくさんないのでこのテレビは買えない)。 543 いだす ikmvoc_543.wav 動詞 s/h語幹 C (外に)出す;(学校に)通わせる;(手紙を)送る;(お金を)出す とぅかんてぃん っふぁがまう あらんかい いだす(トゥカンティには子供を外に出す[トゥカンティは出産後10日前後のお祝い])。 っふぁう がっこうんかい いだす(子供を学校に通わせる)。 てがみゅー うつなーんかい いだはでぃやいそぅが でぃんな いかっさ かかいどぅす(手紙を沖縄に出そうと思うんだけどお金はいくらかかるの?[<だそう+だけど])。 でぃんな いかっさ いだすがまた(お金はいくらだすの?)。 544 いだすうや ikmvoc_544.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙出産祝で赤子を戸外に出すお爺さん 545 いだすぱー ikmvoc_545.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙出産祝で赤子を戸外に出すお婆さん 546 いたつ ikmvoc_546.wav 動詞 k語幹 A (液体を)こぼす いたふ いたき みっじゅ いたつ(水をこぼす)。 んっつーゆ いたつ(みそ汁をこぼす)。 5736 いたふ ikmvoc_5736.wav 動詞 k語幹 A (液体を)こぼす いたつ いたき 547 いたらーん ikmvoc_547.wav 形容詞 つまらない、必要のない、馬鹿な あいぬ いたらーん くとぅーぎゃー ほぅん(そんなつまらんことをするな)。 いたらーん むぬいゆぎゃー あすな(つまらんことは言うな)。 かいが あっじゅー くとぅー いたらーん(彼が言っていることはつまらない)。 548 いちころ ikmvoc_548.wav 名詞 簡単であること うい あっさ いちころ(これをすることは簡単だ)。 549 いちふ ikmvoc_549.wav 名詞 C 従兄弟、従姉妹 いちゅふ 550 いちゃ ikmvoc_550.wav 形容詞 B (体が)痛い くっゔぁ あがいや ひどぅ くっゔぁー いちゃかいば ならん(こむらがえりして ふくらはぎが 痛くてならない)。 ほぅがさー いちゃかいば ならん(おできは痛くてしかたがない)。 ふすぶす やんかいば いちゃかいば あいかいん(節々が痛むから痛くて歩けない)。 かなまいや まーぬ いちゃっふぁにゃーん(頭はあまり痛くない)。 いじゃぬどぅ いちゃかいがよ(どこが痛いですか)。 551 いちゃ ikmvoc_551.wav 名詞 B 板 うまぬ いちゃんかい かにふっじゅ うんき(ここの板に釘を打ちなさい)。 552 いちゃます ikmvoc_552.wav 動詞 s/h語幹 いじめる、苦しめる;痛めつける あいや ひとぅーぎゃー いちゃまはん(そんなに人をいじめるな)。 とぅずんかいや なうまい ふぃーだ いちゃます びきどぅんな だみ(妻に(生活費を)なにも与えずに苦しめる男はだめだ)。 ばー かいん いちゃまはいにゃーん(私は彼に苦しめられた)。 じんとーぜいや むいとぅ ひとぅー いちゃますたいはず(人頭税はとても人を苦しめたはずだ)。 かにゅー なっじゅりー いちゃますたい(カニをなぐって痛めつけた)。 553 いちゃん ikmvoc_553.wav 動詞 m語幹 C 痛む、苦しむ つむー いちゃみーどぅー(頭が痛い)。 じんとーぜいひー ひとぅー いちゃんたいはず(人頭税で人は苦しんだはずだ)。 554 いちゃん ikmvoc_554.wav 名詞 C 痛み かなまいぬ いちゃんてぃや にゃーん(頭の痛みなどはない)。 555 いちゃん ikmvoc_555.wav 名詞 C 腰巻、長じゅばん いちゃん ふかすまーい(腰巻めくり[現在のスカートめくりのいたずらにあたるもの])。 556 いちゅ ikmvoc_556.wav 名詞 C 糸 いとぅ 557 いちゅに ikmvoc_557.wav 名詞 C 高い音調 みゃーくぬ あーぐー いちゅに(宮古の歌は高い音調だ[宮古民謡「とうがにあやぐ」から])。 558 いちゅふ ikmvoc_558.wav 名詞 C 従兄弟、従姉妹 いちふ いちゅふー きょーだいぬ んまりむぬ(いとこはきょうだいみたいなもの)。 ゆまん ほぅんぬ いちゅふんかい ゆるきたい(読まなくなった本をいとこに譲った)。 またいちゅふ(またいとこ)。 560 1 いつ ikmvoc_560.wav 動詞 k語幹 A 行く いふ きゅーまい すかまんかい いつ(今日も仕事に行く)。 っさらんかい いきーくー(平良に行って来い)。 けんちじぬ まいんかい いつ(県知事を訪問する)。 かいまたんかい あいきー いつ(狩俣に歩いていく)。 しーとぅー ゆみーいつてぃがー たうかー みーっだん(生徒をかぞえていったら一人いなかった)。 いっでぃーいつ むぬー くーかいばならん(生きていくのは苦しくて仕方がない)。 560 2 いつ ikmvoc_560.wav 補助動詞 k語幹 (動詞連用形について)~ていく(「場所から離れていく」「時間の経過とともに変化していく」など)の意味を添える いふ こがにまるー さんじん いでぃーいつちゃ(黄金丸は三時発だって[<出ていく(スケジュールが三時という意味)])。 らんぷぬ うまっちゃ ひーちゃなー きゃーりーいつ(ランプの灯が少しずつ消えていく)。 561 いつ ikmvoc_561.wav 名詞 C 息;命;勢い、元気 ばー あてぃ うだいやひどぅ あてぃ っふぁいやひどぅ ひとまた あいつきゃー いっちゃ はーみきーどぅー(私はとても太っているので一股歩くと息がハーハーする)。 ぱーや んめ いっちゃ にゃーん(おばあさんはもう息を引き取っている)。 あてぃ ほぅからすかいば いつまい ひらいん(とてもうれしくて息もできない)。 ながいつびとぅ(息を長く止められる人;長命の人)。 ばが いつぬ あいきゃー うぬきゃん まきやならん(私が元気があるうちはあいつらに負けてはならない)。 562 いつ ikmvoc_562.wav 名詞 A 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙いつ いつ うつなーんかい(いつ沖縄に(行くの)?)。 いつどぅ じゃうかいが(いつがいいですか)。 からー いつ っちゅーががら っさいっだん(あいつがいつ来たかわからなかった)。 いつまい くー(いつでも来い[「いつ やらばんまい くー(いつでもいいから来い)」と同じ意味)。 ばー いつまい さんじんどぅ うきー(わたしはいつも三時に起きる)。 563 いっゔぁす ikmvoc_563.wav 動詞 s/h語幹 「ゆー(怖がる、恐れる)」の使役形、「怖がらせる」 やぐいや かきー いっゔぁす(大声をあげて驚かす)。 かいん いっゔぁはいにゃーん(あいつにビックリさせられた)。 564 いっゔぃ ikmvoc_564.wav 動詞 母音語幹 A 恐がる うーっゔぃ うー かりゃー なうゆまい いっゔぃん(彼は何事をも怖がらない)。 やらびゃー っゔぁうぎゃー いっゔぃーどぅー(子供はあなたのことを怖がっている)。 やらびゃー かりゅーぎゃー ほぅーぐる いっゔぃ。(子供は彼を恐れ怖がっている)。 いんぬぎゃー いっゔぃだうり(犬を恐がるな)。 かりゃー なうゆまい いっゔぃん はてぃ みどぅん(彼女は何をも恐れない強い女性だ)。 565 いつか ikmvoc_565.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙五日 566 1 いっかうー ikmvoc_566.wav 動詞 vv語幹幹 (水等を)ひっ被る みっじゅ かなまいから いっかっゔぃーにゃーん(水を頭からひっかぶった)。 566 2 いっかうー ikmvoc_566.wav 動詞 vv語幹幹 (借金などを)かぶる うっかう いっかっゔぃーにゃーん(借金をひっかぶった)。 567 いつががら ikmvoc_567.wav 副詞 いつ頃か うつなーんかい いつたいむぬー いつががらどぅ あたいががら うぶいや うらん(沖縄に行ったのはいつごろだったのか覚えていない)。 568 いっかっゔぁす ikmvoc_568.wav 動詞 s/h語幹 (水等を人に)ぶっかける;(水を自分で)かぶる いっかっゔぁらす やらびんかい みっじゅ いっかっゔぁす(子供に水を浴びせる)。 かーんきー みっじゅ いっかっゔぁひー くー(井戸に行って水をかぶってこい)。 569 いっかっゔぁらす ikmvoc_569.wav 動詞 s/h語幹 (水等を人に)ぶっかける;(水を自分で)かぶる いっかっゔぁす 570 いつがみまい ikmvoc_570.wav 副詞 いつまでも っゔぁが くとぅー いつがみまい ばっしらいん(あなたのことはいつまでも忘れません)。 ゆながい まちゅーそぅが かりゃー いつがみまい くーん(長い間まっているが彼はいつまでも来ない)。 うりゃー てぃびふぎゃ やいば いつがみまい うむくとぅー いでぃん(彼はもの覚えがわるいやつだからいつまでたっても知恵がつかない)。 571 いつから ikmvoc_571.wav 副詞 とっくに、すでに きさから からー いつから やーんかい はりーにゃーん(彼はとっくに家に帰った)。 572 いつき ikmvoc_572.wav 名詞 C 勢い、影響力、健康で元気なこと っざぬ いつきぬ あいきゃー っゔぁまい わいてぃ かない(お父さんが元気なうちにお前も頑張れ)。 いつき あい ひとぅ(勢いのある人)。 っざー ういびとぅん なりー んみゃ いつきゃー にゃーん(父は年を取ってもう影響力はない)。 573 いつぐ ikmvoc_573.wav 名詞 C 普段、いつも(使うもの、おいてあるもの、食べるもの) いつぐー うまんかいや いかん(普段はそこには行かない)。 いつぐぬ むぬぬどぅ にゃーん(いつものものがない[>普段使っているもの、普段置いてあるもの])。 574 いっさ ikmvoc_574.wav 名詞 B 戦、戦争 いっさー ひーや ならん(戦をしてはならない)。 いっさゆー(戦の世)。 575 いっず ikmvoc_575.wav 動詞 zz/dd語幹 C 生きる いっでぃ すなだ わいてぃー いっでぃ(死なないでしっかり生きなさい)。 ゆながい いっだんまい なうぬ みーんまい ならん(長い間生きてもなんの役にもたたない)。 576 いっだい ikmvoc_576.wav 名詞 咳、痰、喘息 いっだいびとぅー いつまい いさぐーどぅ あす(喘息の人はいつも咳をする)。 いっだいびとぅ((病気がちで)咳をして痰を吐く人)。 いっだいや なまらん(喘息がとまらない)。 577 いっだす ikmvoc_577.wav 動詞 s/h語幹 生き返らせる うーっふぃー すにーにゃーん ひとぅー いっだす(溺れて死んだ人を生き返らす)。 578 いっだま ikmvoc_578.wav 名詞 人を呪うこと、呪いの言葉を言う ひとぅー いっだま あすてぃがー うなが どぅーんかいどぅ ふー(人を呪うと自分に来る[>人を呪わば、穴二つ])。 ひとぅーぎゃー いっだまうぎゃー ほぅん(人を呪わない[>人をを呪ってはいけない])。 いっだまー ひー ぬるー(呪いの言葉を言って呪う)。 579 いっちゃー っさん ikmvoc_579.wav 成句 自制が効かない、分別のない まーぬ いっちゃー っさん むぬふぁいゆぎゃー あすな(あまり分別のない食べ方はするな)。 かりゃー つむでぃてぃがー いっちゃーっさん ほぅりむぬ(彼は怒ると自制心が効かなくなる馬鹿者だ)。 まーぬ いっちゃー っさん むぬいゆぎゃー あすな(あんまり馬鹿なことは言うな)。 580 いつつ ikmvoc_580.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙五つ 581 いつっふぃ ikmvoc_581.wav 動詞 母音語幹 息があがる、息ができない いつふー 582 いっでぃ ikmvoc_582.wav 動詞 母音語幹 C 生きる いっず 583 いっとぅつ ikmvoc_583.wav 名詞 一時、すこししたら うぬくとぅー いっとぅつぬ ばんがま(そのことは一時的なものだ)。 うりゃー いっとぅつんな むどぅいどぅす(彼はちょっとしたら戻ってくる)。 584 いつなんどぅつ ikmvoc_584.wav 成句 いつ何時 いつなんどぅつ ないぬ ふーががら っさいん(いつ何時地震が来るかもしれない)。 585 いつぬにー ikmvoc_585.wav 名詞 息の根 いつぬにーぬ ふかっでぃー あすきゃ くらはいたい(息の根が止まるほど殴られた[「いつぬ にーゆ(息の根を)」でもよい])。 586 いつぬひとぅ ikmvoc_586.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙五人 587 いつばかーい ikmvoc_587.wav 名詞 いつ頃 いつなぎ っゔぁー やーにゃー いつばかーいんどぅ ふーがまた(あなたは来年はいつ頃来るのか)。 588 いつふー ikmvoc_588.wav 動詞 f/ff語幹 息があがる、息ができない いつっふぃ だりー いっちゃ ひらいんばかーい いつっふぃー うたい(疲れて息もできないくらい喘(あえ)いでいた)。 589 いつまい ikmvoc_589.wav 副詞 いつも かぬきゃが ふたーいや いつまい ひとぅみ(あの二人はいつも一緒だ)。 いつむすがまうぎゃー かなっさ あっそぅ(動物をかわいがりなさい)。 590 いつむす ikmvoc_590.wav 名詞 家畜、ペット;動物 いつむすんな むぬーまい ふぃー みっじゅまい ぬまし(家畜に餌もやり、水も飲ませろ)。 じょー、 どぅーまい いつむすがまう、まゆがまう つかなーでぃ(さ、私たちもペット、猫を飼いましょ)。 やまぬ いつむっそぅぎゃー かつまだうり(山の生き物は捕まえるな[山に住んでいる生き物は病気を持っていることが多いから])。 やーぬ いつむっそぅ つかなう(家畜の世話をする)。 591 いつむどぅい ikmvoc_591.wav 名詞 往復 きゅーや っさらとぅぬ いつむどぅいや あいきー だりーどぅーい(今日は平良との往復を歩いて疲れている)。 592 いつむん ikmvoc_592.wav 名詞 親戚 ばんちゃー いつむん(私たちは親戚だ)。 593 いつんつ ikmvoc_593.wav 名詞 往路、行く途中 むとぅやーや がっこうんかい いつんつんどぅ あい(実家は学校に行く途中にある)。 594 1 いでぃ ikmvoc_594.wav 動詞 母音語幹 C (外に)出る、(偉い人物が)出る あらんかい いでぃー あそぅー(外に出て遊ぶ)。 いでぃー はり(出ていけ)。 すかまんかい いでぃー はたい(仕事に出ていった)。 いでぃふつから いでぃる(出口から出ろ)。 ぬーからどぅ ぶっさ いでぃー(恵まれない家庭から偉人は生まれる)。 594 2 いでぃ ikmvoc_594.wav 動詞 母音語幹 C 発生する、発症する すばいがまぬどぅ いじゅー(コバエが発生している)。 さみかうしゃーや いでぃー かうかいば ならん(疥癬が出て痒くてしかたがない)。 595 いでぃ ikmvoc_595.wav 名詞 A 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙どっち、どれ[人でも物でも可] んでぃ いでぃがどぅ っゔぁが みどぅんっゔぁ(どっちがあなたの娘だい)。 っゔぁー いじゅー とぅらでぃ(君はどっちを取るの)。 くいとぅ くいとぅや いでぃがどぅ ます(これとこれとはどっちがいい[[わらべ歌「ナビンマヤーヌ ムク」にでる文句、日常語でも使う])。 596 いでぃーはいーふつ ikmvoc_596.wav 名詞 出入口、戸口 いでぃはいふつ、いでぃーはいふつ、いでぃはいーふつ っゔぁが やーぬ いでぃはいーふつん たつてぃがー たるまい やーなかんかい はいらいんだらよ(お前が戸口に立ったら誰も家の中に入れないよ)。 598 いでぃいー ikmvoc_598.wav 名詞 (人の)出入り、往来 やどぅふっちゃ いでぃいー あす どぅくま(玄関は出入りする所だ)。 くまー にんぎんぬ まーぬ いでぃいーや にゃーん とぅくま(ここはあまり人の往来がないところだ)。 599 いでぃそぅるー ikmvoc_599.wav 動詞 w語幹 出揃う いでそぅるい きゅーや やびとぅんーな いでぃそぅるい ふぃーさまい やぐみ すでぃがほー(今日はみなさんおそろいいただきありがとうございます)。 まみがはなー いでぃそぅるいーよー(豆の花は出揃っているよ)[[古謡 豆が花から。次に「つゆがはなー さきそぅるいーよー(露の花は咲き揃っているよ)と続く。古謡では一般に対句を成し韻を踏む])。 602 いでぃみー ikmvoc_602.wav 名詞 分担金 はらいみー、いでぃみーはらいみー っゔぁが いでぃみーや いちまんえん(お前の出し分は1万円だ)。 603 いでぃみーはらいみー ikmvoc_603.wav 名詞 分担金 いでぃみー、はらいみー 604 いでそぅるい ikmvoc_604.wav 動詞 母音語幹 出揃う いでぃそぅるー 605 いとぅ ikmvoc_605.wav 名詞 C 糸 いちゅ はいんかい いとぅー っちゃんつ(針に糸を通す)。 606 いとぅま ikmvoc_606.wav 名詞 C 休み、暇 いちゅま ゆくい かりゃー がんじゅーかいば ひとぅいぬ いとぅままい にゃーん(彼は健康だから一日の休みもない[>健康で休みをとらない])。 607 いなう ikmvoc_607.wav 名詞 C 内海、リーフと島との間の内海 みがにまーいゆ いなうん あす(素潜り漁を内海でする)。 いなうんどぅ たくまい うい(内海にタコもいる)。 608 いなぎ ikmvoc_608.wav 名詞 C [疑問詞]長さ、高さ、幅、距離、どれくらい いじゃー くぬ ん゚なー いなぎばかーい あり(この綱の長さはどれくらいあるの)。 かいが たかさー いなぎばかーい(あの人の背の高さはどれくらいあるの)。 くぬ だいぬ はばー いなぎばかーい(この台の幅はどれくらいなの)。 っさらたーひー いなぎばかーい(平良までどれくらい距離があるの)。 609 いなびかい ikmvoc_609.wav 名詞 稲光 いなびかいや ひかりどぅ かんないまい なりゅー(稲光が光って雷もなっている)。 610 1 いばい ikmvoc_610.wav 動詞 r/rr語幹 A 威張る;自慢する うやきてぃー まーぬ いばいな(金持ちだと言って余り威張るな)。 っふぁぬどぅ りゅーだいんかい はいりーにゃーんてぃー いばるー(子供が琉大に入ったと言って自慢している)。 610 2 いばい ikmvoc_610.wav 名詞 A 威張ること;自慢すること からー うむくとぅあい ひとぅ やいば まーぬ いばいてぃーまい にゃーっだん(あの人は賢い人だから自慢ということはあまりなかった)。 611 いばいさー ikmvoc_611.wav 名詞 威張ること;自慢すること;ほら吹き、自慢する人 いばら からー いつまい むいとぅぬ いばいさー だら(彼はいつも威張る奴だよ)。 たくーぎゃー まーぬ とぅいや くーんそぅが はーさ とぅいっちゃーてぃ いばいさー やい(たこをたくさん取ってはこなかったけれどたくさん取ったと自慢ばかりしている)。 からー でぃんな はーさ ありーどぅーてぃ いばいさー やいだらよ(彼はお金はたくさんあるといって威張ってばかりいるよ)。 612 いばら ikmvoc_612.wav 名詞 C 威張る人 いばいさー からー いばら だら(あいつは威張るやつなんだ)。 613 いび ikmvoc_613.wav 名詞 B 御嶽のもっとも神聖な場所[ここでナナムイの儀式やお祈りをする] いびんかい はな、さき、まーそぅー うさぎが いふ (イビに供物、酒、塩を供えに行く)。 ななむいぬ ぱーたー いびんどぅ かんぬ にがう(七杜の巫女たちはイビで祈願する)。 614 いび ikmvoc_614.wav 動詞 母音語幹 A (種、苗を)植える かふーん そぅーゆ いびー(屋敷内の畑に野菜を植える)。 ぶーっじゅ いびー(サトウキビを植える)。 んーぎーゆ いび(芋づるを植える)。 ゆぬりゃ なりーどぅーば ぶーずまい いびだかーならん(その時期になっているのでサトウキビも植え付けないといけない)。 615 いびがん ikmvoc_615.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙伊勢海老 いびがんぬぎゃー ゆいぬ いんな ひどぅ とぅい(伊勢海老は夜間の漁でとる)。 いびがんぬ んまさ あい むぬー にゃーん(伊勢海老ほどうまいものはない)。 616 いひな ikmvoc_616.wav 名詞 C 少しの量;少しの時間 ばが っじだまー いひなふだー(私の取り分は少ない[>これだけしかないのか])。 だりーゆーば いひながまやらばんまい ゆくーっさし(疲れているので少しだけでも休ませてくれ)。 617 いびら ikmvoc_617.wav 名詞 C 飯ヘラ、芋をこねる細長い棒 いびらひー んーぬ ったつ(イビラで芋を叩く)。 618 いふ ikmvoc_618.wav 接頭辞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙「たーい(人)」、「つ(つ)」、「かいま(回)」「から(匹、頭)」「うに(隻)」「うず(本)」などの助数詞の前につき数量の疑問詞を作る いくつ、いくら、なんにん、何回、何匹、何隻、何本 さうがつ たーひーや んめ いふか ありーどぅ(正月までは後何日あるのか)。 620 いふーず ikmvoc_620.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙細長い植物や芋を数える疑問詞、何本、いくつ いふすず ぶーっじゅぎゃー ひとぅたいひー いふーずな まるつ(サトウキビは一束に何本束ねるの)。 あんでぃらんな んーな いふーず あり((この)アンディラには芋がいくつあるの[アンディラは芋を入れる網かご])。 621 いふか ikmvoc_621.wav 名詞 A 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙日にちを数える疑問詞、何日 さうがつたーひーや んめ いふか ありーどぅ(正月まではあと何日あるの)。 622 いふかいま ikmvoc_622.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙回数を聞くための疑問詞、何回 いふん みゃーくんかいや いふかいま ってぃーだ(宮古には何回来たことがありますか)。 やらびあいきゃー ひとぅいん いふかいままい いんかいや いきゅーたい(子供の頃は一日に何回も海に行っていた)。 くぬ しばいや いふかいま みーばんまい うむっし(この芝居は何回見ても面白い)。 623 いふから ikmvoc_623.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙生き物、家畜、魚の数を数える疑問詞、何匹、何頭 っゔぁるが やーんな うっさ いふから うるーたい(お前の家には牛は何頭いたの)。 624 いぷぎ ikmvoc_624.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙大きさ、高さ、重さを聞く疑問詞、どれくらい いほぅぎ っぞぅー いぷぎばかーい あた((その)魚はどれくらいの大きさだった)。 からー たかさー いぷぎばかーい あり(あいつは身長はどれくらいあるの)。 くぬ いっさ んぶさー いぷぎばかーい あり(この石の重さはどれくらいあるの)。 626 いふたーい ikmvoc_626.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙人の数を聞く疑問詞、何名、何人 っゔぁー んまがー いふたーい うり(おたくのお孫さんはなんにんいるの)。 きゅーぬ うぐなーいんかいや いふたーい ふーがまた(今日の集まりには何人来るの)。 627 いふつ ikmvoc_627.wav 名詞 A 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙(年が)何歳、(ものの数が)いくつ っゔぁー いふつ なりーどぅー(あなたは何歳になったの)。 かーっさ いふつ あり(お菓子はいくつあるの)。 628 いふん ikmvoc_628.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙回数を聞くための疑問詞、何回 いふかいま かいんかいや いふん いじゃうどぅすたー(あの人には何回会いましたか)。 ほぅんぬぎゃー いふんまい いふんまい ゆんばどぅ うぶいらい(本は何回も繰り返して読めば覚えられる)。 ひとぅぬ なーや いふん つかばんまい うぶいらいん(人の名前は名前は何回聞いても覚えられない)。 629 いほぅぎ ikmvoc_629.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙大きさ、高さ、重さを聞く疑問詞、どれくらい いぷぎ っゔぁー っぞぅだまー いほぅぎ っじでぃ(あなたは漁の分け前をどれくらいにしようか)。 ばが まうきゃー いほぅぎまい にゃーん(私の稼ぎはいくらもない)。 630 いみ ikmvoc_630.wav 名詞 B 夢 ゆみ ぱーが すがたぬどぅ いみん みーらいうたい(おばあさんの姿が夢にでてきた[<見えていた])。 ゆびゃー んまが いみゅー みーたい(昨晩は母の夢を見た)。 631 いみ ikmvoc_631.wav 形容詞 B 小さい ぐま ばが やーぬどぅ んながーな いみかい(うちの家が一番小さい)。 だいやもんどー いみからばんまい じゃうとぅー(ダイヤモンドは小さくてもいい)。 うまんな いみ っぞぅがまぬどぅ はーさ うい(ここには小さな魚がたくさんいる)。 くいんつきゃ いみかい ちゃばんな むちーくー(これより小さい茶碗をもってこい)。 ばー ほぅいかいむぬ がばーかいむぬー とぅらでぃ やいば っゔぁー いみかいむぬー とぅい(私は大きい方の物を取るからあなたは小さい方の物を取れ)。 632 いみ まそぅー びとぅ ikmvoc_632.wav 成句 夢が正夢になる人 かりゃー いみ まそぅーびぃとぅ やいば かいが いみゃー いつまい あたりーどぅー(彼は夢が正夢になるひとなので、彼の夢はいつも当たる)。 633 いみあみ ikmvoc_633.wav 名詞 小雨 あがい、いみあみがまぬどぅ っふゅーい(あ、小雨が降ってる)。 634 いみかいきゃ ikmvoc_634.wav 成句 幼いころ ばんちゃー いみかいきゃー きばん あたい(私たちは幼ないころは貧乏だった)。 635 いみさみー ikmvoc_635.wav 成句 見下して見る事[いみさ=小さいこと] いみさみー あすな(見下して見るな)。 ひとぅーぎゃー いみさみーゆぎゃー ほぅん(ひとを見下すことをしない[>他人を見下してはいけない])。 636 いみすず あみがま ikmvoc_636.wav 成句 霧状の雨、小粒の雨 637 いみすず んーがま ikmvoc_637.wav 成句 (育ち切っていない)小さい芋 っさに んーがまうどぅ いみすず んーがまてぃーまい あい((まだ育ち切っていない)ひげ根芋を「いみすずん-がま」とも言う)。 638 いみずむ ikmvoc_638.wav 形容詞 料簡が狭い、人間が小さい いみずむんまり(度量が小さい人)。 639 いみでぃーがま ikmvoc_639.wav 名詞 手が小さい;ケチな人 みがが てぃーや やらびぬ てぃーぬ んまらーひー いみでぃーがま(ミガの手はこどもの手のように小さい)。 かりゃー いみでぃーがま やいば ひとぅんかいや なうゆまい ふぃーん(彼はケチだから人には何も恵まない)。 640 1 いら ikmvoc_640.wav 感動詞 〘談話標識〙 〘談話標識〙話しはじめに言いよどむときにだすことば、あのね、えーと;〘フィラー〙つなぎ言葉として使うことば、ね、えーと いら、からー、いら あぱらぎ(あのね、彼女はね、美人だ)。 っゔぁー、いら なかん やらびどぅ あたい(あなたは、ね、泣かない子供だった)。 いら、かぬ、いら(あのね あの、あのね)。 640 2 いら ikmvoc_640.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙文の最後に付けて念押ししたり、確認することば、いいかい ばんまい いかでぃ、いら(私も行くよ、いい)。 641 いら ikmvoc_641.wav 名詞 C (魚の)鰓(えら) っぞぅー ばっじゃう とぅきゃんな いらうまい とぅい(魚をさばく時にはエラも取りなさい)。 642 いらう ikmvoc_642.wav 名詞 B 〘地名〙 〘地名〙伊良部 643 いらう ikmvoc_643.wav 動詞 b語幹 C (人を)選ぶ、(くじなどを)選ぶ すまぬ そぅじゃっそぅー いらう(村の役員を選ぶ)。 っゔぁが じゃうかいてぃー うむー ふっじゅ いらび(君がいいと思うくじを選びなさい)。 644 いらうつ ikmvoc_644.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ブダイ 646 いらじゃい ikmvoc_646.wav 形容詞 必要のない、要らない いらじゃい むぬいゆぎゃー あすな(要らないことを言うな)。 647 いらじゃい ikmvoc_647.wav 動詞 r/rr語幹 要る、必要だ いらじゃらん むぬいゆぎゃー あすな(いらんことをいうな)。 うぬ とぅきゃー みゃーすかたいば でぃんな いらじゃらだ ふぁーいどぅすたい(そのころは生活が楽だったので、金も要らずに生活できた)。 っゔぁ でぃんな いかっさばかーい いらじゃいどぅすが(お前は金はどれくらい要るのか)。 648 いらじゃらーん ikmvoc_648.wav 成句 必要のない、要らない[動詞「いらじゃい」の否定形「いらじゃらん」と同じ意味] いらじゃらん、いらじゃーらん 650 いらびーつー ikmvoc_650.wav 動詞 ccc/ttt語幹 厳選する [<選び+切る] いらびってぃ うまぬ っぞぅ なかから じゃうかいむぬー いらびっちー みーる(そこの魚のなかからいいものを選んでみろ)。 651 いらびってぃ ikmvoc_651.wav 動詞 母音語幹 厳選する [<選び+切る] いらびーつー 652 いらびってぃ ikmvoc_652.wav 副詞 選びに選んで、精選して いらびってぃ とぅい(精選して(いいものを)取れ)。 653 1 いり ikmvoc_653.wav 動詞 母音語幹 A 入る いー 654 1 いり ikmvoc_654.wav 動詞 母音語幹 A 入れる いー みっじゅぎゃー どんない いりる(水はどんどん入れなさい)。 653 2 いり ikmvoc_653.wav 動詞 母音語幹 A (太陽、月が)沈む;(夜が)更ける いー てぃだー いりーにゃーん(太陽は沈んだ)。 ゆーや いりーにゃーん(夜は更けた)。 654 2 いり ikmvoc_654.wav 動詞 母音語幹 A (ものをなにかに)入れる いー 653 3 いり ikmvoc_653.wav 動詞 母音語幹 A (雨、雷など天候が)収まる いー 655 いり ikmvoc_655.wav 動詞 母音語幹 A 要る、必要だ いー 656 いりずみ ikmvoc_656.wav 名詞 刺青 はずつ いりずみゅー ほぅー やくざぬ うい(刺青をしているヤクザがいる)。 657 いりばー ikmvoc_657.wav 名詞 入れ歯 ばー はーや にゃーんばどぅ いりばーゆ ひーゆー(私は歯がないので入れ歯している)。 658 いりびたい ikmvoc_658.wav 名詞 入り浸ること かりゃー いつまい かまぬ やーんどぅ いりびたいやひー むぬー ふぁいゆー(彼はいつも向こうの家に入り浸りして飯を食っている)。 659 いりよー ikmvoc_659.wav 名詞 必要、入用 でぃんな いつまい いりよー(お金はいつも必要なものだ)。 でぃんぬ いりよーぬ とぅきゃんな いつまいあっじ(金が必要な時にはいつでも言いなさい)。 660 1 いん ikmvoc_660.wav 名詞 C 海 [提題形、第二目的格形は「いんな」、目的格形は「いんぬ」であるが、80代後半以上の世代ではそれぞれ「いんま」、「いんむ」になる かりゃー いんかい はりーにゃーん(彼は海に行った)。 いんぬ かじゃ(海のにおい)。 いんぬ あいつ(漁に出る[<海を歩く])。 じょ いんかい うーずが(海に泳ぎに(行こう))。 660 2 いん ikmvoc_660.wav 名詞 C 漁 いんかい(漁に(行く))。 かまんどぅ いんうりびとぅぬ みーらいゆー(向こうで漁をしている人が見られる)。 いじゃいや ゆいぬ いん(漁りは夜の漁)。 いんまーい(海に行くこと、漁に出ること)。 いんびとぅんみ(漁師たち)。 いん うりが(漁に(行く))。 いん あす ひとぅ(漁師)。 いんしゃー(漁師)。 661 いん ikmvoc_661.wav 名詞 B 犬 [「いん(海)」と異なり、提題形、第二目的格形は「いんな」、目的格形は「いんぬ(犬を)」で、80代後半以上の世代でも「いんま、いんむ」となることはない] いんかい むぬー ふぃーる(犬にエサをあげなさい)。 いんぬ ぶいーゆー(犬が吠えている)。 いん っふぁいにゃーん(犬に噛まれた)。 いんな むぬー ふぃーきゃたーひーや びーないや とぅんま ほぅだ むゆかん(犬は餌を与えるまでは微動だにせず動かない)。 662 いんうす ikmvoc_662.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ウミウシ 663 いんかないびとぅ ikmvoc_663.wav 名詞 良い漁師 まさいや むいとぅぬ いんかないびとぅ(マサイはとても良い漁師だ)。 664 いんぐな ikmvoc_664.wav 名詞 祝いの時などに漁に出る担当者たち ばー きゅーや いんぐな やいば いんいきー っぞぅー とぅいーくーでぃ(私は今日は祝い漁担当なので漁に行って魚を取ってこよう)。  5690 いんくらしゃ ikmvoc_5690.wav 名詞 犬の屠殺(とさつ)を生業にしている人、犬捕り 665 いんしゃー ikmvoc_665.wav 名詞 漁師 いんまーら いんしゃーたー きゅーまい いんかい(漁師たちは今日も海に(行く))。 666 いんじゃう ikmvoc_666.wav 名詞 良い漁師 いんばう、いんしゃー 667 いんだうー ikmvoc_667.wav 名詞 漁具 いんだうーゆ そぅるい(漁具をそろえろ)。 668 いんとぅ まゆ ikmvoc_668.wav 成句 犬猿の仲[<犬と猫] うぬきゃが ふたーいや いつまい いんとぅ まゆ(彼ら二人はいつも犬猿の仲だ)。 669 いんどぅい ikmvoc_669.wav 名詞 海鳥 670 いんどぅい ikmvoc_670.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ミノカサゴ いんどぅいぬ つーずんな どくぬどぅ あい(ミノカサゴの刺には毒がある)。 671 いんにんじゅ ikmvoc_671.wav 名詞 (一緒に船に乗って漁に行く)漁師仲間 ばんてぃが いんにんじゅ いつぬ ひとぅ(私たちの漁のメンバーは5名だ)。 672 いんぬ いそぅ ikmvoc_672.wav 成句 大漁[<海の幸] きゅーまい いんぬ いそぅ つきどぅーたい(今日も大漁だった)。 673 いんぬ すばな ikmvoc_673.wav 成句 岸壁 いんぬ すばなんかい ぬーい(岸壁にのぼる)。 674 いんぬ むー ikmvoc_674.wav 成句 海の藻 ふゆん ないてぃがー いんぬ むーぬ ゆー うい(冬になると海の藻が良く生える)。 675 いんぬーまがま ikmvoc_675.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙タツノオトシゴ いんぬーまがまー びきむぬぬどぅ っふぁうぎゃー なすちゃ(タツノオトシゴは雄が子供を産むらしい)。 676 いんばい ikmvoc_676.wav 名詞 好色な女性、不倫女 いんばいやーや かたなばー(好色女の家は争いがたえない)。 いんばい みどぅん(淫売婦)。 677 いんばう ikmvoc_677.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ウミヘビ(毒をもつ) 678 いんばう ikmvoc_678.wav 名詞 優秀な漁師 いんじゃう、いんかないびとぅ 679 いんばた ikmvoc_679.wav 名詞 海のちかく(浜辺も含む) いんばたやー(海の近くの家)。 いんばたう あいつ(浜辺を歩く)。 ふにゅーぎゃー いんばたんかい ゆっじゃし(舟を海辺に寄せろ)。 680 いんまーら ikmvoc_680.wav 名詞 漁師 いんしゃー 681 いんまらだに ikmvoc_681.wav 名詞 股関節にあるリンパ腺 いんまらだにぬ ふくりーにゃーん(股関節のリンパ腺が腫れた)。 682 う ikmvoc_682.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙名詞について動作の対象を表す格助詞、を[長音、二重母音で終わる名詞に付く場合「ゆ」、「ん」で終わる名詞に付く場合は「ぬ」、「す、つ、ず」で終わる名詞のあとでは、それぞれ「っそぅ、っちゅ、っじゅ」となる。子音+iで終わる名詞に付くときは、「み+う>みゅー、し+う>しゅー」のように「子音+ゆー」となる」となる。「ふ」で終わる名詞に付く場合は、「たうふ(豆腐)+う>たうふー、たうっふ」のように「ふー」「っふ」のどちらも可能。それ以外の名詞に付く場合は「う」で現れる] ゆ あ はうゆ かつん(ヘビを捕まえる[はう+う>はうゆ])。 いんかい むぬー ふぃーる(犬に食べ物をやれ[むぬ+う>むぬー])。 いすぐーばいぬ むるっそぅ っそぅい(石が混ざった畑の石をとりのぞけ[むるす+う>むるっそぅ])。 あんつかいまーいや ひー いらうっちゅ とぅい(追込み漁でブダイを取る[いらうつ+う>いらうっちゅ])。 いんばたう あいつ(海岸を歩く[いんばた+う>いんばたう])。 まみゅー ひきー たうふー ちゅふー(大豆をひいて豆腐を作る[まみ+う>まみゅー、たうふ+う>たうふー、「たうっふ」でもよい])。 683 うー ikmvoc_683.wav 動詞 vv語幹幹 A 恐がる ゆー いっゔぃ かりゃー なうゆまい うっゔぁん(彼は何事も怖がらない[否定形として「いっゔぁん」「ゆっゔぁん」も可能)、「ゆーん」、「うーん」も可とする人あり])。 ばー やらびあいきゃー まずむぬーぎゃー むいとぅ うっゔゅーたい(私はこどものときは幽霊がとても怖かった[<怖がっていた])。 684 うー ikmvoc_684.wav 動詞 vv語幹幹 A 売る っぞぅー っゔぃー うるーたい(魚を売ってくらしていた)。 うーぬくい(売れ残る/売れ残り)。 うらー っゔぁんまい でぃんな ならん(これを売っても(大した)金にはならない)。 685 うー ikmvoc_685.wav 動詞 w語幹 A 追いつく、(あとを)追いかける うー(母音語幹)、うーい まゆがまう うーたいそぅがどぅ かつみらいっだん(子猫を追いかけたが、つかまえられなかった)。 ぬーまう うーい(馬を追いかけろ)。 やらびゃー はーかいば うーいん(子供は足が早いので追いつかない)。 686 うー ikmvoc_686.wav 動詞 母音語幹 A 追いつく、(あとを)追いかける[w語幹の「うー」が受身形「うーい」、使役形「うーす」になるのに対して、母音語幹の「うー」は、受身形「うーらい」、使役形は「うーっさす」となる] うー(w語幹)、うーい(母音語幹) ぶーっじゃ ぬそぅみー ぬすん うーらいーにゃーん(サトウキビを盗んで主に追いかけられた)。 687 うー ikmvoc_687.wav 動詞 vv語幹幹 A 怖がる、恐れる うーっゔぃ 688 うー ikmvoc_688.wav 動詞 w語幹 A (物を保護するためや見えないようにするために、そのものの上や前にものを広げて)隠す、覆う うー(vv語幹幹)、うーい、うーう、うーっゔぃ うつつひー うるー うーい(風呂敷でそれを覆え)。 689 うー ikmvoc_689.wav 動詞 vv語幹幹 A (物を保護するためや見えないようにするために、そのものの上や前にものを広げて)隠す、覆う うー(w語幹)、うーい、うーう、うーっゔぃ うつつひー うるー うっゔぃ(風呂敷でそれを覆え)。 690 うーい ikmvoc_690.wav 動詞 母音語幹 A (あとを)追いかける、追いつく うー(母音語幹)、うー(w語幹) 691 うーい ikmvoc_691.wav 動詞 母音語幹 A (物を保護するためや見えないようにするために、そのものの上や前にものを広げて)隠す、覆う うー(w語幹)、うー(vv語幹幹)、うーう、うーっゔぃ うつつひー うるー うーいる(風呂敷でそれを覆え)。 692 うーう ikmvoc_692.wav 動詞 vv語幹幹 A (物を保護するためや見えないようにするために、そのものの上や前にものを広げて)隠す、覆う うー(w語幹)、うー(vv語幹幹)、うーい、うーっゔぃ うつつひー うるー うーっゔぃ(風呂敷でそれを覆え)。 5725 うーぐる ikmvoc_5725.wav 名詞 おばけ、魔物 うーぐるぬ ふーば なかだうり(お化けが来るから泣くな)。 やらびゃー うーぐる いっゔぃ あす(子供はお化けを怖がる)。 693 うーじゅるかき ikmvoc_693.wav 名詞 (煮物や汁ものをする)中型の鍋 694 うーす ikmvoc_694.wav 動詞 s/h語幹 A (馬や牛に荷を)負わせる、(馬車などに荷を)のせる ぬーまんかい っさう うーし(馬に草束を負わせろ)。 695 うーず ikmvoc_695.wav 動詞 g語幹 C 泳ぐ んすぬかーん いきー うーずが(ンスヌカーに行って泳ぎに(行こう))。 696 うーず ikmvoc_696.wav 名詞 C 水泳、水浴び きゅーや んすぬかーんきー うーず あすが(今日はヌスヌカーに水浴びをしに(行こう))。 すぷたい びとぅ、うーっじゅ あっそぅ(不潔な奴め、水浴びしろ)。 5681 うーず ikmvoc_5681.wav 動詞 zz/dd A (他のものと)比較する;(報酬などが働きぶりなどに)応じる、よる;(他のものに比較して)優れる、及ぶ うーっず うーでぃ、うーっでぃ 697 うーっゔぃ ikmvoc_697.wav 動詞 母音語幹 (物を保護するためや見えないようにするために、そのものの上や前にものを広げて)隠す、覆う うー(w語幹)、うー(vv語幹幹)、うーい、うーう うつつひー うるー うーっゔぃる(風呂敷でそれを覆え)。 698 うーっゔぃ ikmvoc_698.wav 動詞 母音語幹 怖がる、恐れる いっゔぃ うーっゔぃだうり(恐がるな)。 かりゃー まずむぬーぎゃー うーっゔぃどぅー(あいつは幽霊を怖がっている)。 くぬいぬ ひとぅんみゃー まずむぬーぎゃー うーっゔぃん(最近の人たちは幽霊を怖がらない)。 5682 うーっず ikmvoc_5682.wav 動詞 zz/dd (他のものと)比較する;(報酬などが働きぶりなどに)応じる、よる;(他のものに比較して)優れる、及ぶ うーず うーでぃ、うーっでぃ 699 うーつつ ikmvoc_699.wav 名詞 大きなハンマー 5683 うーっつ ikmvoc_5683.wav 動詞 cc/tt 追いかける、追い返す、追い出す うっつ 5680 うーっでぃ ikmvoc_5680.wav 動詞 母音語幹 (他のものと)比較する;(報酬などが働きぶりなどに)応じる、よる;(他のものに比較して)優れる、及ぶ うーでぃ うーず、うーっず 700 うーっふ ikmvoc_700.wav 動詞 f/ff語幹 溺れかける;溺れて死ぬ うーふ、うーふー うーっふぃ うまん うーっふてぃがー すんがまた(ここで溺れたら死んでしまう)。 ばー ん゚ぬ うーっふぃー んめちゃうたい(私は昨日溺れかけて大変だった)。 やらびゃー んすぬかーん うーっふいーにゃーん(子供はンスヌカーで溺れた)。 ばー やらびあいきゃ まじゃん うーっふぁじゃうたい(私は子供のころ真謝港で溺れかけた(ことがある))。 701 うーっふぃ ikmvoc_701.wav 動詞 母音語幹 溺れかける;溺れて死ぬ うーっふ、うーふ、うーふー やらびぬどぅ うーっふぃーにゃーん(子供が溺れてしまった[普通は溺れそうになることを意味するが、溺れて死ぬことも表せる])。 5679 うーでぃ ikmvoc_5679.wav 動詞 母音語幹 A (他のものと)比較する;(報酬などが働きぶりなどに)応じる、よる;(他のものに比較して)優れる、及ぶ うーっでぃ うーず、うーっず っゔぁが ばきぶんな ん-なん うーでぃてぃがー っゔぁがどぅ はーさかい(あなたの分け前はみんなに比較するとあなたの方が多い)。 っゔぁが ばきぶんな ゔぁが はたらつんどぅ うーでぃらい(あなたの分け前はあなたの働きによります)。  から ういんな うーでぃん(あれはこれに及ばない)。 なうばん ほぅばんまい かいんかいや うーでぃらいん(何をしてもあいつには及ばない)。 704 うーんま ikmvoc_704.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜(ななむい)の行事を取り仕切る代表者、司祭者 705 うーんま とぅーい ikmvoc_705.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜のウーンマの石油ランプ[ナナムイにはランプは一つだけでウーンマが持って行った] 706 うーんまぬ とぅすぬばん ikmvoc_706.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ウーンマの健康祈願をする祈願の一つ 707 1 うい ikmvoc_707.wav 動詞 母音語幹 A 生える、成長する っさぬ うい(草が生える)。 やらびぬ ういむぬー はーむぬ(子供の成長は早いね)。 やらびゃー ういなかー あぱらぎふ なるーたい((この)子供は成長するにつれてだんだん{ハンサム/美人}になった)。 707 2 うい ikmvoc_707.wav 動詞 母音語幹 A (陰茎、陰核が)勃起する まらぬ うい((男性が催して)陰茎が勃起する)。 ぴーぬ うい((女性が催して)陰核が勃起する)。 707 3 うい ikmvoc_707.wav 動詞 母音語幹 A 老人になる、老いる っさだういきゃー ういー はちじゅーごんまい なりーにゃーん(知らないうちに年を取って85歳にもなってしまった)。 708 うい ikmvoc_708.wav 動詞 r/rr語幹 A (人、動物などが)いる、住む ぬーんどぅ みから ぬーまぬ うい(野原に三頭馬がいる)。 っゔぁー んなま んじゃんどぅ うるーば(お前はいまどこに住んでいるのか)。 ばー んきゃーんな おーさかんどぅ うたい(私は昔大阪にすんでいた)。 709 うい ikmvoc_709.wav 補助動詞 r/rr語幹 (動詞連用形について、進行、結果の状態を表す)~ている からー なきー うたいちゃ(彼女は泣いていたって)。 ふがます っざー つむでぃんきー うたい(口うるさい父は怒っていた)。 みどぅんがまー ばらいんきー うたい(女の子は笑いこけていた)。 でぃんぬどぅ んつん うちゅーい(お金が道に落ちている)。 っふぁー っざん んーしゅー((その)こどもはお父さんは似ている[んーしー+うい])。 やらび あいきゃー うつなーんどぅ うるーたい(子供の時は沖縄に住んでいた[うり+うい+たい])。 710 うい ikmvoc_710.wav 動詞 r/rr語幹 A 織る ぶーずんぬ うい(苧麻の着物を織る)。 ういんかい つふてぃがー っさいどぅす(彼に聞いたらわかるよ)。 711 うい ikmvoc_711.wav 指示詞 A 〘指示名詞〙 〘指示名詞〙 それ、その人、そいつ;これ、この人、こいつ[「うい」と「くい」は基本的に区別なく使われるが、文脈指示は「くい」でなく、「うい」が使われる] ういがどぅ じゃうかい({これ/それ}がいい)。 ういひー じゃうぶん({これ/それ}で十分)。 うらー なうがい({これ/それ}は{何だろう/何だ})。 うまんかい いつてぃがー たるががらぬ ういはずやいば、ういんかい つき(そこに行ったらだれかいるはずなので、その人に聞いて)。 712 うい ikmvoc_712.wav 名詞 B きゅうり;うり 713 うい ikmvoc_713.wav 名詞 A 神、神様 かんがなす ういんかい うがん(神に祈る)。 ういぬ みゅーぶき たすきーふぃーさまてぃ(神様のお力でお助けくださいませ)。 ういか(神様からの果報)。 ういびらい(神にお願いをすること)。 714 うい ikmvoc_714.wav 名詞 A 上 はな ういが ういんかい うるー ぬーし(その上にそれをのせろ)。 っゔぁが かないまいぬ ういんな はいぬどぅ とぅびゅー(お前の頭の上にハエが飛んでる)。 715 うい ikmvoc_715.wav 名詞 A 北 ういんかい ふつ(北に向く)。 ういかでぃ(北風)。 ういでぃん(北の空)。 ういっしばら(北隣)。 ういかた(北の方)。 ういんかい ふきぬ やー(北向きの家)。 716 ういが はーさ ikmvoc_716.wav 副詞 そんなに早く なうやひー ういが はーさ すかまから むどぅりー ったいが(なぜこんなに早く仕事から戻ってきたのか)。 717 ういかぎ ikmvoc_717.wav 名詞 成長につれて、姿形が良くなったことを表す かぬ やらびゃー ういかぎ(あの子は成長に従い{ハンサム/美人}になった)。 かいが んまー ういかぎ あたいば うぬ っふぁまい ういがきん ないはず(あの子の母親も成長して美人になったから、その子も美人になるだろう)。 718 ういぐり ikmvoc_718.wav 形容詞 住みにくい、いづらい くまぬ やーや ういぐりかいば はやまり ひっこさでぃ(ここの家は居ずらいからすぐ引っ越そう)。 ぶとぅとぅ ばきゃーりってぃ むとぅやーんかい むどぅりっちゅーそぅがどぅ ういぐりかい(夫と分かれて実家に戻ったけどいづらい)。 719 ういざん ikmvoc_719.wav 名詞 初産 ばが みどぅんっゔぁー ういざん やいば やーんかい っちゅー(娘は初産なので家に帰ってきている)。  720 ういだつ ikmvoc_720.wav 名詞 生まれ育ち じゃう ういだつ(良い生まれ育ち)。 721 ういだてぃ ikmvoc_721.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙トゥカンティのときに初めて外に赤ん坊を出すこと ばかっゔぁぬ ういだてぃんな んまぬ うほぅっじゅ うがんが いつ(赤ちゃんを最初に外にだすときにお母さんのご先祖を拝みに行く)。 722 ういつ ikmvoc_722.wav 動詞 k語幹 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く ういふ、うゆつ、 むゆふ、むいふ、むいつ、むゆつ うまう ういつな(そこを動くな)。 くるまぬ ういかだ んぎーにゃーん(自動車が動かなくなった)。 723 ういてぃっじゅまい ikmvoc_723.wav 成句 あいつというやつは ういてぃじゅまい うむくとぅー にゃーん ひと(あいつは知恵の足りない人だ)。 724 ういなうす ikmvoc_724.wav 動詞 s/h語幹 成長に従い可愛くなる かぬ やらびゃー ういなうひゃー ひどぅ あぱらぎふ なりゅー(あの子は成長するにつれてきれいになってきた)。 わいてぃ ういなうひー たかばなん なりよ(頑張って大きくなったら高い鼻になりなさい)。 725 ういびとぅ ikmvoc_725.wav 名詞 お年寄り びきういびとぅ(おじいさん)。 みどぅんういびとぅ(おばあさん)。 くすまがい ういびとぅ(腰の曲がった年寄り)。 とぅっさ とぅいー ういびとぅ なりーどぅー(年を取って年寄りになっている)。 726 ういびとぅ ふい ikmvoc_726.wav 成句 実年齢よりも年寄りにみえる、年寄りくさい かりゃー ういびとぅ ふい びとぅ(彼は年寄りくさい)。 728 ういびとぅっじゃー にゃーん ikmvoc_728.wav 成句 年を取って相応の分別がある [「ういびとぅじゃんまり(年寄みたいなやつ」は使わない)] ういびとぅっじゃ ういびとぅっじゃーにゃーんまり(年相応の分別がないやつ)。 729 ういびらい ikmvoc_729.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神様をあがめてお願いをすること 731 ういまい かいまい ikmvoc_731.wav 成句 誰も彼も、あれもこれも ばんてぃが やーにんじゅー ういまい かいまい いんしゃーどぅ あたい(うちの家族はみんな漁師だった)。 ういまい かいまい うまぬ やーんな たるまい みーん(そこの家には誰もいない[<誰も彼もそこの家には誰もいない])。 732 ういやっゔぃ ikmvoc_732.wav 動詞 母音語幹 成長に従い可愛くなくなる からー ういやっゔぃどぅ んずぎふ なるー(あいつ成長して不細工になった)。 733 うかーす ikmvoc_733.wav 形容詞 (雨や風が)激しい、(人が)予想がつかない やぐみ うかーす あみ(とてもとても大変な雨だ)。 かりゃー やぐみ うかーすびとぅ(彼は(何をするか分からない)とても大変な人だ)。 734 うかーすふ ikmvoc_734.wav 形容詞 (真偽について)自信がない、確かでない あやすふ あちゃ かいが くーらい むぬー うかーすふかいば あちゃぬ うぐなーいゆぎゃ ほぅだうり(明日あいつが来れるかどうかわからないので明日の会合はするな[>やめよう])。 735 うかーすふ ikmvoc_735.wav 名詞 (真偽について)自信がないこと、確かでないこと あやすふ ういが こーこんかいや ごーかくあすむぬー うかーすふだー(彼が高校に合格するかどうかはっきりしない)。 ごうーかくほぅーたいむぬー うかーすふだ(合格したかどうか怪しい[>合格したと言っているがそれは怪しい、信じられないという意味になる])。 からー うっかー かいひーだちゃうそぅが うらー うかーすふだ(あいつは借金を返したと言っているそれは怪しい)。 736 うかい ikmvoc_736.wav 動詞 r/rr語幹 C (人や壁に)寄りかかる うかい(母音語幹) なうががらんかい どぅーゆ うからはだかー ばぬんな たちや うらいん(何かに身体を支えられていないと私は立っていられない[<何かに体をもたれさせないと私には立っていられない])。 うまんかい うかり(そこにもたれろ)。 737 うかい ikmvoc_737.wav 動詞 母音語幹 C (人や壁に)寄りかかる うかい(r/rr語幹) 738 うかう ikmvoc_738.wav 動詞 b語幹 C (抵当になっている土地を)借金を返して取り返す[もととも自分の借金でなく、それを肩代わりする形でもよい] うかび ばんな でぃんな にゃーんば ずーや うかばいん(私には金がないから土地は買い戻せない)。 かいしゃ ずーゆ うかびー はいや うながむぬん ないたい(会社(沖縄製糖のこと)の小作地を買い戻し、畑は自分のものになった)。 739 うかす ikmvoc_739.wav 動詞 s/h語幹 C (倒れているものを)起こす;(寝ているものを)起こす うくす うまぬ まるたう うかし(そこの丸太を起こせ)。 やらびゃー うかひー むぬー ふぃー(子供を起こして食事をさせる)。 740 うかす ikmvoc_740.wav 動詞 s/h語幹 C (魚を三枚に)おろす っぞぅー うかひー なまっそぅ きり(魚をおろして刺身にしろ[<刺身を切れ])。 741 うかずー ikmvoc_741.wav 名詞 春の順風 きゅーや じゃう うかずーぬ ふきゅーば ほぅーや はりー ふにゅー とぅばはでぃ(今日は春の順風が吹いているので帆を張って船を走らせよう)。 742 うかび ikmvoc_742.wav 動詞 母音語幹 A (抵当になっている土地を)借金を返して取り返す[もととも自分の借金でなく、それを肩代わりする形でもよい] うかう 743 うかま ikmvoc_743.wav 名詞 C 竃(かまど) かまどぅ うかまんかい なびゅー うっつ(カマドに鍋を置く)。 744 うかまがん ikmvoc_744.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙台所の神[>火の神] 745 1 うがん ikmvoc_745.wav 動詞 m語幹 C 頭を下げる;謝る;挨拶する うがまい ぬすどぅー ゆらひーふぃーるてぃー うがみゅーたい(泥棒が許してくださいと謝っていた)。 しーしーんかいや いつまい うがみ(先生にはいつも頭を下げてあいさつしなさい)。 にんぎんな でぃんかいどぅ うがん(人間は金に頭を下げる[>世の中は金次第])。 かりゃー ひとぅんな うがまいん(彼は(威張っていて)誰にも頭を下げられない)。 745 2 うがん ikmvoc_745.wav 動詞 m語幹 C 礼拝する、祈願する うがまい やらびゅーぎゃー さうずばりゃー ひーからどぅ てぃだうぎゃー うがます(赤ちゃんはお清めをしてしてから外に出して太陽を礼拝させる)。 746 うがん ikmvoc_746.wav 名詞 C 〘地名〙 〘地名〙大神島 うがんな いみずまがま(大神島は小さな島)。 747 うがんぬ んまが っし ikmvoc_747.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙島尻の後方にあるリーフの名前[<ウガンの母のリーフ] 748 うき ikmvoc_748.wav 動詞 母音語幹 C 起きる にゅーたら、 はやまり うきる(寝坊助、早く起きろ)。 やらびゃー うきばな なりーどぅーな(子供は起きる時間になっているのかい[>子供の起きてくるころだな])。 749 うき ikmvoc_749.wav 名詞 C 海の浜から遠く離れたところ、沖 うきんかいぬ ふに(沖への船)。 750 うきくたい ikmvoc_750.wav 名詞 応答、受け答え うぬ やらびぬ うきくたいや やぐみむぬ(この子の受け答えは素晴らしい)。 752 うきゃがい ikmvoc_752.wav 動詞 r/rr語幹 浮ぶ ふにゃー うきゃがりーどぅー(船は浮かんでいる)。 753 うきゃがいそぅー ikmvoc_753.wav 名詞 満ち潮に向かっていること んなまー うきゃがーそぅーん なりーどぅー(潮が満ちてきている)。 754 うきゃん ikmvoc_754.wav 名詞 C 『植』ウコン うきゃんぎー 755 うきゃん ikmvoc_755.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ブチアイゴ[アイゴの一種で、縞模様がついている] 756 うきゃんぎー ikmvoc_756.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ウコンの木 うきゃん 757 うぎん ikmvoc_757.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙魚を突く漁具、銛(もり) うぎんひー っぞぅー つふ(銛で魚を突く)。 758 うくい ikmvoc_758.wav 動詞 r/rr語幹 A (決まった時間に)間に合わない、(到着の時間が)後になる、遅れる あわてぃる、 んめ ふにん ぬーいうくいがまた(急げ、船に乗り遅れるぞ[<もう船に乗り遅れるぞ])。 きゅーまい みどぅんみゃー うくりどぅ ふーはず(今日も女性たちは遅れて来るはず)。 めーるぬ へんじゃー うくりー ばがどぅ ばいかたい(メールの返事が遅れて私が悪かったです[>すみませんでした])。 759 うくい ikmvoc_759.wav 動詞 r/rr語幹 A (事件などが)起こる やぐみぐとぅぬどぅ うくりゅーい(大変なことが起こっている)。 760 うくい ikmvoc_760.wav 動詞 r/rr語幹 A (ものを送付先に)送る;(出発する人を)送る;(人を)送って行く うくい(母音語幹) うつなーんかい にーゆ うくい(沖縄に荷物を送る)。 えきたーひー うくらでぃ(駅まで送ろう)。 761 うくい ikmvoc_761.wav 名詞 A 送ること うくいとぅ んかい(送りと迎え)。 762 うくい ikmvoc_762.wav 動詞 母音語幹 A (ものを送付先に)送る;(出発する人を)送る うくい(r/rr語幹幹) 763 うぐい ikmvoc_763.wav 動詞 r/rr語幹 C 蜂等が何らかの刺激で一瞬の中に怒り、攻撃に出る んまばすぬ すーゆ つつきー みーてぃがー んまばっさ うぐっりーにゃーん(蜂の巣をつついたら蜂は一瞬に飛び出し攻撃にでた)。 んまばっそぅ うぐっらす(蜂を刺激して一瞬の中に怒らせ攻撃に出させる)。 にっゔゅー はうゆ つつきーみーてぃがー うぐっりーにゃーん(寝ていたヘビをつついたら、突然攻撃してきた)。 765 うくたい ikmvoc_765.wav 動詞 r/rr語幹 怠る すかまうぎゃー うくたらん(仕事を怠らない[>仕事を真面目にしなさい])。 766 うくっとぅ ikmvoc_766.wav 形容詞 (人が)おとなしい;(心が)安心だ、不安でない;(場所が)静かだ うくっとぅ びとぅ(おとなしい人)。 かぬ っふぁがまー うくっとぅ っゔぁがま(あの子はおとなしい子だ)。 なうぬどう うくいががら うっくとぅー ひらいん(何が起こるのか(わからないので)安心できない)。 くまー やぐみ うくっとぅ じゃうどぅくま(ここはとても静かでいいところだ)。 767 うぐなーい ikmvoc_767.wav 動詞 r/rr語幹 集まる、会って話し合う ひとぅとぅ うぐなーらだかー うむくとぅまい いでぃん(人と会って話をしないと考えも出ない)。 じゃーがまん うぐなーい((村の)広場に集まる)。 やーにゃー っゔぁが やーんかい うぐなーりー どーそーかい ほぅでぃ(来年は君のところに集まって同窓会をしよう)。 768 うぐなーい ikmvoc_768.wav 名詞 集まり、会合 ういびとぅんみぬ うぐなーい(老人達の集まり)。 うとぅじゃ うぐなーい(親戚の集まり)。 769 うぐない ikmvoc_769.wav 動詞 r/rr語幹 (お金を)集める うぐない(母音語幹) ばいでぃんぬ うぐない(分担金を集金する)。 ばなむぬー うぐない((集落の各戸の)割り当て金を集める[昔は各戸に災害時や祭事の際に必要なものを割り当てて持ってこさせたが、現在はお金を集めるのが普通)。 ぶーずぬ からう うぐない(サトウキビの枯れ茎を集めろ[「から」は枯れ葉も含む)。 770 うぐない ikmvoc_770.wav 動詞 母音語幹 (お金を)集める うぐない(r/rr語幹) 771 1 うさい ikmvoc_771.wav 動詞 母音語幹 A (手で)押さえつける うさい(r/rr語幹) うまう うさいる(そこを押さえろ)。 772 1 うさい ikmvoc_772.wav 動詞 r/rr語幹 A (手で)押さえつける うさい(母音語幹) 771 2 うさい ikmvoc_771.wav 動詞 母音語幹 A 実際より能力等を低く見積もる、侮る;他人を見下げて馬鹿にする うさい(r/rr語幹) ひとぅーぎゃー あいや うさいん(人をそんなに侮らない[>侮るな])。 からー ひとぅ うさい やなんまり(あいつは人を押さえつけるダメな奴だ[>パワハラするダメな人だ)。 772 2 うさい ikmvoc_772.wav 動詞 r/rr語幹 A 実際より能力等を低く見積もる、侮る;他人を見下げて馬鹿にする うさい(母音語幹) 773 うさい ikmvoc_773.wav 名詞 C 料理、つまみ さきぬ うさいや んなない ゆーいぬ うさいや んなない やらびんみんかい ってつ むっちゃひー はらひーにゃーん(お祝いの料理は全部、お祝いの料理は全部、子供たちにそれぞれ持ち帰らせた[さきぬ うさい(酒の料理)、ゆーいぬ うさい(お祝いの料理)は同じ言葉の繰り返し])。 774 うさか ikmvoc_774.wav 名詞 C これだけ;話の終わりに付け加えることば うさき あか、あにゃ うさかがま(何だって、たったこれだけなの)。 きゅーぬ まうきゃー うさかがま(今日の稼ぎはたったこれだけ)。 ばが はなっさ うさか(私の話はこれでおしまい)。 775 うさき ikmvoc_775.wav 名詞 C これだけ うさか うさきだー(これだけしかない)。 うさきがまぬ むぬーぎゃー ひとぅきゃん ふぁい すてぃる(僅かの物は一度に食べてしまいなさい)。 ばが っじ だまー うさきひー あてぃ かーん(私の分け前はすこしで十分)。 776 1 うさぎ ikmvoc_776.wav 動詞 母音語幹 A 載せる;捧げる、供える 776 2 うさぎ ikmvoc_776.wav 動詞 母音語幹 A (学校教育を)受けさせる 776 3 うさぎ ikmvoc_776.wav 動詞 母音語幹 A (人を)見送る 777 うさきなー ikmvoc_777.wav 名詞 こんなにたくさん まさいや うさきがまひー かにゃー うさきなーな(マサイは僅かこれだけで、カニはそんなに沢山か)。 っゔぁんな うさきなーゆぎゃー ふぃーじゃーん(お前にはそんなにたくさんはやらない)。 778 うさす ikmvoc_778.wav 動詞 s/h語幹 A (雑草などを)取り除く たいわんなーづっちゃ なんとぅが うさはいん( 紫カタバミはなかなか除去できない)。 779 うさす ikmvoc_779.wav 動詞 s/h語幹 A (責任を)押し付ける、人のせいにする うっさす 780 1 うさず ikmvoc_780.wav 動詞 g語幹 A 載せる;捧げる、供える たむぬー ばが かなまいんかい うさぎーふぃーる(薪を私の頭に押し上げてくれ)。 はなう とぅいー かんかい はなう うさず((供え物の)上(または端のごく一部)をとって神に供える)。 しーしーんかいぬ うさず むぬ(先生へのみつぎもの)。 780 2 うさず ikmvoc_780.wav 動詞 g語幹 A (学校教育を)受けさせる きばんかたいそぅが っふぁうぎゃー がっこうんかい うさぎたい(貧乏だったが子供を学校教育を受けさせた)。 780 3 うさず ikmvoc_780.wav 動詞 g語幹 A (人を)見送る っふぁー さーりゅー ひとぅ、うさずがっちゅー ひとぅぬどぅ すきゃかい うたい(子供を連れている人、見送りに来ているひとで混雑していた[<人が混雑していた])。 781 うさば ikmvoc_781.wav 名詞 C (皮膚病の一種)たむし うさばー かうむぬ(たむしは痒い)。 782 うさまい ikmvoc_782.wav 動詞 r/rr語幹 (喧嘩が)おさまる、(風などが)静まる やどぅゆんな うさまりーどぅー(ケンカはおさまっている)。 かじゃー うさまりーどぅー(風は静まっている)。 783 うさみ ikmvoc_783.wav 動詞 母音語幹 C 納める うさん じゃうなうゆ うさみー ったい(税を納めてきた)。 784 うさん ikmvoc_784.wav 動詞 m語幹 C 納める うさみ 785 うしーはい ikmvoc_785.wav 動詞 r/rr語幹 一家離散する;(ものが)なくなる 786 うじゃー ikmvoc_786.wav 名詞 C (ものの)長さがこれくらい、(距離が)そんな遠く ばが みーたい はうや うじゃーばかーい((長さが分かるものを見せて)私が見たヘビの長さはこれくらいだ)。 ばー うじゃーんかい いかじゃーん(私はそんな遠くには行かない)。 787 うじゃーなー ikmvoc_787.wav 名詞 とても長いこと、とても遠く かぬ はうや うじゃーなー あたい(あのヘビはこんなに長かった)。 うじゃーなーぬ すまから ってぃーふぃーさまい やぐみ すでぃがほー(とても遠くの村から来ていただいて本当にありがとうございます)。 ばんちゃー うじゃーなーぬ ぶらたーひー いきゅーたい(私達はずっと遠くの保良まで行っていた)。 788 うじゅます ikmvoc_788.wav 動詞 s/h語幹 見せびらかす っゔぁが なうばい うじゅまはんまい ばー なうてぃーまい うむーん(お前がどんなに見せびらかしても私はちっともうらやましくない)。 789 うしろい ikmvoc_789.wav 名詞 白粉(おしろい) 790 うす ikmvoc_790.wav 動詞 s語幹 A (ものが)なくなる、消滅する、(人が)いなくなる;一家離散する かじゃー うしーにゃーん(風はなくなった)。 っゔぁー かまんかい うしーはり(お前は向こうに消えうせろ)。 うまん あたい でぃんな うしーはりーにゃーん(ここにあったお金がなくなってしまった)。 かまぬ やーや うどぅきー うしーはりーにゃーん(向こうの家は破産して一家離散した)。 791 うす ikmvoc_791.wav 動詞 s語幹 A (人が人を)押す;(仕事などを)押し付ける;推薦する;(台風などが)近づく あいや ちゅーく うさだうり(そんなに強く押さないでくれ)。 あいや ひとぅんかいや すかまうぎゃー うさん(そんなに人には仕事を押しつけない[>押し付けるな])。 んなまぬ せんきょんな かりゅー うさでぃ(今度の選挙には彼を推す)。 かでぃふつぬ みゃーくんかい うしっちゅー(台風が宮古に近づいてきている)。 792 うす ikmvoc_792.wav 動詞 s語幹 A (~の)せいにする うぬ くとぅーぎゃー かいんかい うすな(この事を彼のせいにするな)。 うなが ひーやー くとぅー ひとぅんかい うす(自分のやったことを他人のせいにする)。 793 うす ikmvoc_793.wav 名詞 B 牛 びきうす(雄牛)。 んまうす(メスの親牛[「っざうす(雄の親牛)」という言葉はない])。 みーうす(牝牛)。 794 うす ikmvoc_794.wav 名詞 C 臼 いすうす(石臼)。 きーうす(木臼)。 うすひー まいゆ つつ(臼で米を搗く)。 あーゆ うすひー ひつ(粟を臼で挽く)。 795 うす ikmvoc_795.wav 名詞 C 〘貝〙 〘貝〙水字貝の一種 796 うず ikmvoc_796.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ウツボ ぬず うっじゃ あっゔぁむぬ(ウツボは脂っこい)。 うっじゃ んぬつじゅーむぬ(ウツボは生命力が強い)。 797 うず ikmvoc_797.wav 助数詞 芋、茎等を数える単位、個、本 すず んーぬ ひとぅうず ふぁうたい(芋を1個食べた)。 ぶーっじゅ にじゅーうずひー ひとぅたいゆ まるき(サトウキビを20本で一束をくくれ[>20本で一束にしろ])。 798 うすあい ikmvoc_798.wav 名詞 押し合い、レスリング;押し合いへし合い やらびあいきゃー ゆーどぅ そぅじゃっそぅんみん うすあい あすみらいたい(こどものころよく先輩たちにレスリングをさせられた)。 はーさぬ ひとぅぬどぅ まっちゃぬ やどぅふつん うすあいや ひーゆー(たくさんの人が店の入口で押し合いへしあいしている)。 799 うすつ ikmvoc_799.wav 名詞 C 食べ物をのせて運ぶ膳 むぬーぎゃー うすつん ぬーし(食事をお膳にのせろ)。 うすばーや ふとぅてぃーばー(奥歯は虫歯だ)。 800 うすばー ikmvoc_800.wav 名詞 奥歯、臼歯 むぬーぎゃー うすばーひー ちゅーく かん(食べ物は臼歯で強く噛む)。 うすばーぬ にゃーだかー むぬー かまいん(臼歯がないと物は噛めない)。 803 うずむす ikmvoc_803.wav 名詞 ウジ虫 ふそぅんな うずむすぬどぅ むいとぅ たかりゅー(糞にはウジ虫がたかっている)。 806 うずん ikmvoc_806.wav 動詞 m語幹 A (ものを土中に)埋める うまんかい いっそぅ うずみ(ここに石を埋めろ)。 815 うずんばらやー ikmvoc_815.wav 名詞 茅葺(かやぶき)の掘っ立て小屋[真ん中に柱を埋め込んで作る小さな小屋] んきゃーんぬ やーんな うずんばら やーまいどぅ あたい(昔の家には柱を埋め込んだ家もあった)。 819 1 うそぅー ikmvoc_819.wav 動詞 w語幹 A 覆う うそぅい ほぅんぬぎゃー うつつーひー うそぅい(本を風呂敷で覆え)。 うまう うつつーひー うそぅい(そこを風呂敷で覆え)。 っゔぁが うつつーや いみかいば うるー うそぅーんまい まんでぃどぅす(お前の風呂敷は小さいからそれを覆ってもはみ出すよ)。 819 2 うそぅー ikmvoc_819.wav 動詞 w語幹 A (地域を)支配する うそぅい みゃーくー とぅゆみゃん うそぅーいー うたい(宮古は豊見親に支配されていた)。 822 1 うそぅい ikmvoc_822.wav 動詞 母音語幹 A (ものを覆いで)覆う うそぅー 822 2 うそぅい ikmvoc_822.wav 動詞 母音語幹 A (地域を)支配する うそぅー 823 うそぅい ikmvoc_823.wav 名詞 A 茅葺家の天辺の半円形の覆い やーぬ うそぅい(茅葺家の天辺の半円形の覆い)。 826 うそぅみ ikmvoc_826.wav 動詞 母音語幹 A かがむ、しゃがむ、うつ伏せになる うすみ うすん 827 うそぅん ikmvoc_827.wav 動詞 m語幹 A かがむ、しゃがむ、うつ伏せになる うすん うすみ あいぬ とぅくまん うそぅまん(そんなところにしゃがみこまない[<しゃがみこむな])。 やきゅーぬ ぼーるぬ とぅびーふーば あたらんやうん うそぅんたい(野球のボールが飛んできたのであたらないようにしゃがんだ)。 828 うそぅん ikmvoc_828.wav 名詞 A かがむこと、しゃがむこと、うつ伏せになること うすん うまん うそぅんにゅー あっそぅ(そこにうつ伏せになりなさい)。 829 うそぅんつ ikmvoc_829.wav 形容詞 引込み思案だ、消極的だ うすんつ うそぅんつびとぅ(目立たないようにする人)。 からー うそぅんつかいば なうゆまい ほぅっでぃや ほぅん(あいつは引っ込み思案だからなにもしようとはしない)。 832 うそぅんっゔぁい ikmvoc_832.wav 名詞 人に見られないようにこっそりと食すること、またその人 うそぅんばい、うすんっゔぁい、うすんばい うそぅんっゔぁや 833 うそぅんっゔぁや ikmvoc_833.wav 名詞 隠れて食べる人 うそぅんふぁや、うそぅんばや、うすんっゔぁや、うすんふぁや、うすんばや うそぅんっゔぁい かっふぃー ひとぅん みーらいやうんてぃー むぬー ふぁう ひとぅーどぅ うそぅん ばやてぃー あい(隠れて他人には見られないように飯を食べる人をウソゥンバヤと言う)。 834 うそぅんばい ikmvoc_834.wav 名詞 隠れて食べること うすんばい からー なかじゃん かっふぃ うそぅんばい あすたい(彼は台所に隠れて盗み食いをした)。 837 うそぅんふ ikmvoc_837.wav 動詞 k語幹 (ものを中に)押し込む;(ものをなにかの間に)差し込む、 うすんつ、うそぅんつ、うすんふ むぬーぎゃー びばききゃたーひー うそぅんきー ふぁい(食べ物は吐き出すくらいつめこんで食べなさい)。 うそぅんつきゃー んなない はいーどぅす はず(無理に押し込めたらみんなはいるはずだ)。 ぶーずぬ さにゅー まにんかい うそぅんき(サトウキビの種子をうねに差せ)。 あきんさうゆ いすぬ すたんかい うそぅんき(金棒を石の下に差し込みなさい)。 838 うそぅんふ ikmvoc_838.wav 動詞 k語幹 うつむく うすんつ、うそぅんつ、うすんふ うそぅんきー あいつ(俯いて歩く)。 840 うだ ikmvoc_840.wav 形容詞 A 太った、太っている うだびとぅ(太った人)。 くぬいや っゔぁー うだふ なりーどぅーいー(最近、君は太ってきたねえ)。 841 うだい ikmvoc_841.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙縦15㎝、横20㎝、高さ12㎝位の蓋のついた木箱、板厚は1㎝位。煙草、釣り針、釣り糸、水中メガネ等貴重品を入れ、中の物が濡れないようになっている 842 うだい ikmvoc_842.wav 動詞 母音語幹 A 太る ばー あてぃ うだいや ひどぅ あてぃ っふぁいや ひどぅ ひとまた あいつきゃー いっちゃ はーみきーどぅ(わたしはとても太り過ぎて一歩歩いたら息が切れる[>「うだいや ひどぅ、っふぁいや ひどぅ」は同じじ意味の言葉の繰り返し])。 843 うだい ikmvoc_843.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙上から言われた祭事の役割 みゃーくづつぬ うだいゆぎゃー わいてぃ かなーだかー ならん(ミャークズツの勤めを頑張ってやらないといけない)。 きゅーぬ うたきぬ うだい(今日の御嶽の勤め)。 うたきぬ うだいゆぎゃー わいてぃー かなーでぃ(御嶽の役割はしっかり果たそう)。 きゅーぬ うだいや っぞぅ とぅいが いつ くとぅ(今日の役割は漁に行くことだ)。 844 うだか ikmvoc_844.wav 名詞 C この高さ うだつ かいが たかー うだか(彼の高さはこの高さ)。 845 うたがう ikmvoc_845.wav 動詞 w語幹 疑う ひとぅーぎゃー うたがーん(人を疑わない[>疑ってはいけない])。 846 うたき ikmvoc_846.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽 かんぬやー ななむいぬ うたき(ナナムイの御嶽)。 847 うたす ikmvoc_847.wav 動詞 s/h語幹 C 落とす うとぅす むぬー うたす(物を落とす)。 あかばたういや うたひーみーきゃー っさきーにゃーん(スイカを落としたら割れてしまった)。 848 うだつ ikmvoc_848.wav 名詞 C 梲(うだつ)、頭(があがらない) からー くぬいや うだっちゃ あがらん(あいつは最近うだつがあがらない[>ぱっとしない])。 かいんかいや うだっちゃあがらん(彼には頭が上がらない)。 849 うだつ ikmvoc_849.wav 名詞 C この高さ うだか 850 うだつ ikmvoc_850.wav 動詞 c/t語幹 C おだてる うだてぃ 851 うだつまーい ikmvoc_851.wav 名詞 春一番(旧暦二月に吹く強い風) にがつまーい うだつまーいんな ちゅーかでぃぬ ふつ(旧暦2月ころには強い風が吹く)。 852 うだてぃ ikmvoc_852.wav 動詞 母音語幹 C おだてる うりゅーぎゃー うだてぃばどぅ なうゆまい あす(彼はおだてたら何でもやる)。 853 うだまぶた ikmvoc_853.wav 名詞 (分け前などが)多い;神様からの沢山の果報 きゅーぬ ばが ばきだまー うだまぶた あたい(今日は私の分け前はたくさんだった)。 みはなぶた うだまぶた がーらしゅーれ(満面の嬉しさ、笑み、神様からの沢山の果報で満ち溢れさせて下さい[御嶽の祈願の文句])。 854 うちゃーい ikmvoc_854.wav 動詞 r/rr語幹 (人、車などが人、ものなどに)ぶつかる くるまぬどぅ んつやっゔぁしゃんかい うちゃーりーにゃーん(車がブルトーザーにぶつかった[んつ(道)+やっゔぁしゃ(ダメにするもの)])。 くるまー うちゃーらはいーにゃーん(車を追突させられた)。 855 うちゃーす ikmvoc_855.wav 動詞 s/h語幹 (人がものを何かに)ぶつける、うっかりぶつけてしまう うーつっちゅ いすんかい うちゃーし(ハンマーを石にぶつけろ[>石をハンマーでたたけ])。 くるまう ますぎたんかい うちゃーひーにゃーん(車を石塀にぶつけてしまった)。 たうりー ふたいや いすんかい うちゃーひーにゃーん(ころんで額を石にぶつけてしまった)。 856 うちゃーす ikmvoc_856.wav 動詞 s/h語幹 (人が人に)ぶつかっていく かまぬ ひとぅんみんかい うちゃーし(あそこの人たちにぶつかれ[ナナムイのインギョウ(=引退の式)の時などに喜びを表すために皆でぶつかりあうことがあった])。 857 うちゃい ikmvoc_857.wav 動詞 母音語幹 C (手や道具などで人やものを)打つ;(雨などが体を)打つ;(人や車などが人やものに)ぶつかる、(雨などがものに)当たる うちゃう 858 うちゃう ikmvoc_858.wav 動詞 w語幹 C (手や道具などで人やものを)打つ;(雨などが体を)打つ;(人や車などが人やものに)ぶつかる、(雨などがものに)当たる うちゃい ばうひー てぃびたいゆ うちゃうたい(棒でお尻を叩いた)。 かいんかい うちゃい(あいつにぶつかれ)。 あみぬ くるまぬ はなんかい うちゃうたい(雨が車の屋根にあたった)。 あみん うちゃーいーにゃーん(雨に打たれた)。 859 うちゃう ikmvoc_859.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙御帳(村で生まれた新生児の名前を記載して神様に報告する帳面) うちゃうぬす(仲間御嶽の神様の名前)。 くとぅすん んまりゃー やらびゅー うちゃうんかい ぬーす(今年に生まれた子供を御帳に記載する)。 860 うちゃうぬす ikmvoc_860.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神様の名前。新生児が生まれたらこの神様に報告をする 861 うちゃなく ikmvoc_861.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙無病息災、五穀豊穣の祈願;その祈願に使う三段に重ねた餅[お盆の両サイドに三段餅を置き祈願する。昔コレラ等の伝染病で多くの人が亡くなったのでウチャナクで無病息災を祈願した] うちゃなく にがい(健康祈願の祭り)。 862 うちゃん ikmvoc_862.wav 名詞 C 投げ網 うちゃんひー あさいぬ っぞぅー とぅい(打ち網で浅瀬の魚をとる)。 うちゃんぬ ちゅー(投網を投げる)。 863 うちゃん ikmvoc_863.wav 名詞 C 女性の下半身用の下着、腰巻 みどんみゃー うちゃんぬ つー(女性たちは腰巻を付ける)。 864 うつ ikmvoc_864.wav 名詞 A (建物などや入れ物の)奥 やーぬ うっちゅ みーみーる(部屋の奥を見てみろ)。 うつばら(奥座敷[奥の小さな部屋])。 5674 うつ ikmvoc_5674.wav 動詞 t/c語幹 C (注射などを)打つ;(釘などを)打つ;(ボールなどを)打つ げどくざいゆ てんてきひー うつ(解毒剤を点滴で打つ)。 びょーいんきー いたみどみゃー うたいっちゃーそぅがどぅ いちゃかいばならん(病院に行って痛み止めを打ってもらったけれど、痛くてしかたがない)。 865 うつー ikmvoc_865.wav 名詞 C 薪や炭火の火の残ったもの、熾火(おきび)、残り火 ん゚ぬぬ うつーひー うまっちゅ たつきる(昨日の熾火(おきび)で火をおこせ)。 866 1 うつ1 ikmvoc_866.wav 名詞 B 「ふつ(口、口中)」の母音に挟まれた時の形。「ふつん っふん(口に含む)」のように単独で使う場合は「ふつ」が用いられる ふつ いみうつがま(小さい口)。 ひとぅうつ(一口)。 866 2 うつ1 ikmvoc_866.wav 名詞 B 「ふつ((瓶などの)口、入り口)」の母音に挟まれた時の形。単独では「ふつ」が用いられる ふつ かでぃぬ かいすうつんな かじゃー にゃーん(台風の目に入ったら風はない)。 867 1 うつ2 ikmvoc_867.wav 名詞 B 「ふつ(話すこと、話しぶり)の母音に挟まれた時の形。「ふつがる びとぅ(口の軽い人)」のように最初に来る場合には「ふつ」を用いる ふつ あらうつ(歯に衣着せぬ人)。 あっゔぁうつ(誉め言葉を並べる人)。 あずまうつ(お世辞[<あまい言葉])。 ほぅーつ(大げさな人)。 ひゃーうつ びとぅ(早口の人)。 867 2 うつ2 ikmvoc_867.wav 接尾辞 ことば、普通接尾辞的に使って「~語」を表す。単独でことばを表すときは「むぬい」を使う ふつ すまうつ(故郷のことば)。 みゃーくうつ(宮古語[普通、平良のことばをさす])。 やーまうっちゃ っさいぐりむぬ(八重山語は分かりにくい)。 やまとぅうっちゃ むぬっじゃいん(共通語は話せない)。 868 うっか ikmvoc_868.wav 名詞 C 借金;(返してない)恩や恨み うっかぬ あてぃ はーさかいば かなまいまい ぬどぅまい まーらん(借金が多すぎて頭も首も回らない)。 ばー っゔぁんかい うんずぬ うっかぬ あいば うるー かいはでぃ(私はあなたに借りがあるのでそれを返します[<恩義の借り])。 869 うっくー ikmvoc_869.wav 名詞 面倒くさがること [<おっくう] まーぬ うっくー あすな(あまり面倒くさがるな)。 5696 うつぐーかっゔゃ ikmvoc_5696.wav 名詞 〘生物〙 〘生〙アカショウビン、くちばしが赤く、体が赤褐色の鳥 てぃびぬ やまんな ひとぅむてぃ はーひーから うつぐーかっゔゃぬ なきゅー(裏山では朝早くからアカショウビンが鳴いている)。 870 うっさす ikmvoc_870.wav 動詞 s/h語幹 (責任を)押し付ける、人のせいにする うさす かりゃー うなが ひーやー くとぅーまい ひとぅんかい うっさひー ひんぎーはい(彼は自分がやったことも人のせいにして逃げて行く)。 871 うっじゃ ikmvoc_871.wav 名詞 B 〘鳥〙 〘鳥〙ウズラ うっじゃぬ とぅぬか(うずらの卵)。 872 うっずき ikmvoc_872.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原の北東にある山 うっずき やま(西原の北東にある山)。 うっずきとぅ ぴんふぬ んなかぬ てぃびかたん まっさびぬ うたきぬ あい(ウッズキとピンフの間の後方にマッサビの御嶽がある)。 873 うっそぅ ikmvoc_873.wav 名詞 B 後頭部;みね[<包丁や鎌などの刃の反対側] たうりー うっそぅー いすんかい ふぁーひーにゃーん(倒れて後頭部を石にぶつけてしまった)。 ながうっそぅ(長い後頭部)。 っさたらうっそぅ(平ぺったい後頭部)。 っざらぬ うっそぅひー ったつ(鎌のみねの部分で叩く)。 5691 うったーす ikmvoc_5691.wav 動詞 s/h語幹 追いかける、追い返す、追い出す うっちゃーす うっつ 874 うったーてぃー ikmvoc_874.wav 副詞 そのためだけに、わざわざ、特別に きゅーや みどりかいぬ あいばどぅ うつなーから うったーてぃー ったい(今日はみどり会があるので沖縄からわざわざ来た)。 875 うっちーはらす ikmvoc_875.wav 動詞 s/h語幹 追い返す、追い払う うぬ さきふぁやうぎゃー うっちーはらし(この酒飲みは追い返せ)。 5692 うっちゃーす ikmvoc_5692.wav 動詞 s/h語幹 追いかける、追い返す、追い出す うったーす うっつ 876 うっちゃす ikmvoc_876.wav 動詞 s/h語幹 移す、移動させる うまぬ つくいゆ かまんかい うっちゃし(ここの机を向こうに移動させなさい)。 877 うっちゃす ikmvoc_877.wav 動詞 s/h語幹 (写真を)写す しゃしんぬ うっちゃす(写真を写す)。 878 うっちゃらす ikmvoc_878.wav 動詞 s/h語幹 追いかけさせる かいん かぬ ぎずぎゃうなう うっちゃらし(あいつにあの腕白坊主を追いかけさせろ)。 882 1 うっつ ikmvoc_882.wav 動詞 k語幹 C (ものをある場所に)置く[うかでぃ(意向形)、うかん(否定形)、うっき(連用形)となる。意向形、否定形は、「うっかでぃ」、「うっかん」とはならない] うっふ うぬ ばーきゅー うまん(かい) うっき(その竹籠をここへ置け)。  うぬ っふすー ちゃばんぬぎゃー うまん(かいや) うっつな(そのよごれた茶碗ははここへは置くな)。 くぬ かみゅー だいぬ はなん うっき (このかめを棚の上においてください)。 くまん うっきゃーたい みがにぬどぅ にゃーん(ここのおいておいたメガネがない)。 882 2 うっつ ikmvoc_882.wav 補助動詞 k語幹 (連用形について、ある状態にする)~ておく でぃんぬ ありゅーきゃ くっちゅぎゃー かいー うかでぃ(金があるうちに靴を買っておこう)。 879 うっつ ikmvoc_879.wav 動詞 c語幹 C (病気が)うつる やんぬ うっつ(病気がうつる)。 がーなう うっつ(アヒルを追いかける)。 880 うっつ ikmvoc_880.wav 動詞 c語幹 A 追いかける、追い返す、追い出す うーっつ とぅいぬ むっじゅ ほぅしゃー とぅくまんかい っちゅーば うるー うっち(鳥が麦を干してある所に来ているからそれを追い返せ)。 やらびゅー てぃびから うっち(子供を後ろから追いかけろ)。 881 うっつ ikmvoc_881.wav 動詞 c語幹 C (写真が)写る くぬ しゃしん うっちゅーひとぅー たるやいば(この写真に写っているのはだれですか)。 んめひー まいがまん くーだかー うっちゃんだら(もっと近くに来ないと写らないよ)。 883 うつつー ikmvoc_883.wav 名詞 風呂敷、大きな袋を広げて風呂敷として使うもの(水浴びするときなどにタオル替わりに使ったりする) うつつーひー うそぅい(風呂敷で覆え)。 884 うっとぅ ikmvoc_884.wav 名詞 A 年下、弟、妹 からー ばぬんな みーつ うっとぅ(彼女はわたしより3つ年下だ)。 うっとぅー かなす(弟、妹は愛おしい)。 885 うっとぅっそぅ ikmvoc_885.wav 名詞 後輩 すたっさ うっとぅっそぅんみゃー そぅじゃっそぅんみぬ むぬいゆ つかだかー ならん(後輩たちは先輩たちのいうことを聞かないといけない)。 886 うつなー ikmvoc_886.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙沖縄本島 887 うつない ikmvoc_887.wav 名詞 身内、家庭内 っふぁぬ ゆーいゆぎゃー うつないたーなひー ほぅでぃ(出産祝は身内だけでやろう)。 888 うつにつ ikmvoc_888.wav 名詞 内熱、こもり熱 かんぼーやひどぅ うつにつぬ あい(風邪で内熱がある)。 889 うつぬ くーい ikmvoc_889.wav 成句 奥の小さな部屋 うつばら ぶじゃがまー うつぬ くーいんどぅ にっゔゅーい(おじさんは奥の小部屋に寝ている)。 890 うつばら ikmvoc_890.wav 名詞 奥の小さな部屋 うつぬ くーい ぶじゃがまー いつまい うつばらぬ くぶーがまんどぅ にっゔぃーうい(おじさんはいつも締め切られた奥の小さな部屋に寝ている)。 891 1 うっふ ikmvoc_891.wav 動詞 k語幹 C (ものをある場所に)置く うっつ たむぬー なかじゃんかい うっつ(薪を台所に置く)。 891 2 うっふ ikmvoc_891.wav 補助動詞 k語幹 (連用形について、ある状態にする)~ておく さかさん さぐなう さぎー うっきゅーふばどぅ ういが みーや たりー うてぃーふー(逆さまにほら貝を下げておいておけば(それの)身は垂れて落ちてくる)。 892 うつみつ ikmvoc_892.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙マルヒラアジ うつみっちゅ つー(まるひらあじを釣る)。 893 うてぃ ikmvoc_893.wav 動詞 母音語幹 C 落ちる きーから うてぃー かなまいや ぴーきーにゃーん(木から落ちて頭に穴があいた)。 894 うでぃ ikmvoc_894.wav 名詞 B 腕 かいな やぐみ たやぎ うでぃ(とても力強そうな腕)。 899 うとぅい ikmvoc_899.wav 接尾辞 (動詞連用形について)~しておいて、~していて すまー とぅい うとぅい てぃっゔぁい うじゃー すーたい(相撲を取っていて、投げられて腕を擦りむいた)。 くまん かっふぃうとぅい すぐ まさいゆ うどぅるかはでぃ(ここに隠れていきなりマサイを驚かせよう[>いきなり飛び出して])。 895 うとぅがい ikmvoc_895.wav 名詞 あご ひとぅーぎゃー うとぅがいひーや つかーん(人を顎では使ってはいけない)。 896 うどぅかす ikmvoc_896.wav 動詞 s/h語幹 (騙して金などを)まきあげる かいん うどぅかはいーにゃーん (彼に騙されて金を巻き上げられた)。 897 うどぅき ikmvoc_897.wav 名詞 C (賭けや株などの)損失額 っゔぁが きゅーぬ うどぅきゃー いかっさ(あなたの今日の負けはいくらだ)。 きゅーぬ うどぅきゃー ゆまいんばかい(今日の損は数え切れないくらいだ)。 かいが かいしゃー むいうどぅきゃー ひーにゃーん(彼の会社は大損した[「むい」は「量の多いことを表す接頭辞])。 898 うどぅき ikmvoc_898.wav 動詞 母音語幹 C (賭けなどに負けて)損する、破産する うどぅつ ぱちんこー ひー さんまん うどぅきーにゃーん(パチンコをして、三万円損した)。 かまぬ やーや うどぅきー うしーはりーにゃーん(向こうの家は破産して一家離散した)。 900 うとぅさた ikmvoc_900.wav 名詞 音沙汰 なうぬ うとぅさたまい にゃーん(何の音沙汰もない)。 901 うとぅじゃ ikmvoc_901.wav 名詞 C 親戚 はらうず、かたい うとぅじゃ うぐなーい(親戚の集まり)。 うとぅじゃぶた ひとぅ(親戚の多い人)。 902 うとぅす ikmvoc_902.wav 動詞 s/h語幹 C 落とす うたす まかいや うたひー ばりー すてぃーにゃーん(碗を落として割ってしまった)。 903 うどぅす ikmvoc_903.wav 動詞 s/h語幹 A (人や動物を)脅す ひとぅーぎゃー うどぅはん(人を脅さない[>脅してはいけない])。 904 うどぅつ ikmvoc_904.wav 動詞 k語幹 C (賭けや株などで)損をする うどぅふ うどぅき 905 うとぅなす ikmvoc_905.wav 形容詞 おとなしい うとぅなす やらび(おとなしい子供)。 906 うどぅぬ ikmvoc_906.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙ウタキの中、神に願うところ 5737 うどぅふ ikmvoc_5737.wav 動詞 k語幹 C (賭けや株などで)損をする うどぅつ うどぅき 907 うどぅるかす ikmvoc_907.wav 動詞 s/h語幹 驚かす、びっくりさせる くまん かっふぃうとぅい すぐ まさいゆ うどぅるかはでぃ(ここに隠れていきなりマサイを驚かせよう[>いきなり飛び出して])。 908 うとぅるす ikmvoc_908.wav 形容詞 (人や話などが)怖い;(雨などが)多量な うとぅるす はなす(怖い話)。 うとぅるす みどぅん(怖い女)。 うとぅるす ゆみゅー みー(怖い夢を見る)。 やらびゃー うとぅるすぎ なりー たちー うたい(子供はおどおどして立っていた)。 うとぅるす あみ(大変な雨、大雨)。 909 うどぅるつ ikmvoc_909.wav 動詞 k語幹 驚く うどぅるふ あてぃ うどぅるっちゃーひー まずむぬん たまっさ とぅらいーにゃーん(余りにもびっくりして幽霊に魂を抜き取られた)。 かいん かぱてぃー うどぅるかはいーにゃーん(彼に急に驚かされた)。 910 うどぅるつ ikmvoc_910.wav 名詞 驚き;反省 がばー はうや みー ばー うどぅるつ あすたい(大きなヘビを見て私は驚いた)。 うどぅるっちゃ にゃーん(驚きはない[>失敗しても改善しようとしない])。 かりゃー なうぬ うどぅるつまい にゃーん ほぅりもぬ(彼は何の反省もないバカ者)。 911 うどぅるつ ikmvoc_911.wav 名詞 カツオの心臓 912 うどぅるつ うむくとぅ ikmvoc_912.wav 成句 懲りる心、反省心 かりゃー なうばい うどぅきぬ しゅくんな うどぅるつ うむくとぅー にゃーん(彼はいくら損をしても反省しない)。 かぬ ひとぅー うどぅるつ うむくとぅー にゃーん さうや にゃーんんまり(あの人は反省しない、懲りることのないやつだ)。 5738 うどぅるふ ikmvoc_5738.wav 動詞 k語幹 驚く うどぅるつ 913 うな ikmvoc_913.wav 名詞 A 自分 うりゃー うなが むぬ(これは私のものだ)。 うらー うなが むぬな(これはあなたのものかい[<自分のものかい])。 うぬ さきゃー ん゚ぬぬ ばが ぬん ぬくい やいば うらー うなが むぬ(この酒は昨日の私の飲み残りだから、それは私のものだ)。 おい まさい、うらー うなが むぬてぃー いばいな(おい マサイ、これは自分のものだといって自慢するな)。 せんきょぬ とぅきゃんな うなが かたぬ はーさからだかー かちゃいん(選挙のときには自分の味方が多くないと勝てない)。 うなが むきむきん かなうてぃがー あたり(各人の特性で頑張ればそれが良い)。 うなが さみゃー かぎさみ(自分のサメ肌は綺麗な肌だ[>アバタもえくぼ])。 うなが っふぁ(自分の子供)。 914 うな ikmvoc_914.wav 助数詞 ~艘、船を数える数詞 ひとぅうな(一艘)。 ふたうな(二艘)。 915 うながい ikmvoc_915.wav 名詞 長い間 ゆながい あいぬ うながい(そんなに長い間)。 916 うながたき ikmvoc_916.wav 成句 身の程 かりゃー うながたきゅーぎゃー っさん ほぅりむぬ(彼は自分の実の程を知らないバカ者だ)。 917 うながたま ikmvoc_917.wav 成句 自分の分、自分なりに うなが たまうぎゃー うなが ふぁい(自分の分は自分で食べろ)。 うなが たまうぎゃー かないーどぅー(自分なりに頑張っている)。 918 うながつむーぎゃー むちゃん ikmvoc_918.wav 成句 自制心がない、直ぐに怒る かりゃー うなが つむーぎゃー むちゃん(彼は自分の心を持たない[>彼は直ぐに怒る])。 919 うながどぅー ikmvoc_919.wav 代名詞 〘再帰代名詞〙 〘再帰代名詞〙自分自身、自分の体 うながどぅーから すきゃきる(自分自身から始めなさい)。 ひとぅんかいや あっじゃだ うながどぅーひー あっそぅ(人に頼まないで自分でやれ[< 人に言わないで])。 うながどぅー むつっちゃー っさん(自分の体の管理の仕方を知らない[>自己管理能力がない、世渡りが下手])。 うながどぅーふぁや(向こう見ずな奴)。 うながどぅー ふぁいんまり((自暴自棄になったりして)自分自身をダメにするやつ)。 うながどぅー ふぁい すかま(自分の身体を消耗するだけの仕事)。 920 うながどぅーどぅー ikmvoc_920.wav 成句 各自、それぞれ うながどぅーどぅーぬ うむい(各自の考え方)。 うながどぅーどぅーひー あっそぅ(自分のことは各自でやれ)。 921 うなず ikmvoc_921.wav 名詞 C ウナギ うなっじゃ なびーむぬ(鰻はぬるぬるしている)。 922 1 うにゃ ikmvoc_922.wav 名詞 C フグ うにゃうぎゃー ふぁーん(フグは食べない)。 922 2 うにゃ ikmvoc_922.wav 名詞 C 大食い[<フグ] おい、うにゃ、まーぬ ふぁうな(おい、大食い野郎、余り食べるな)。 からー むいとぅぬ うにゃ(あいつはとても大食いだ。) 5707 うぬ ikmvoc_5707.wav 指示詞 〘指示形容詞〙 〘指示形容詞〙 その;この[「うぬ」と「くぬ」は基本的に区別なく使われるが、文脈指示は「くぬ」でなく、「うぬ」が使われる] 923 うぬきゃ ikmvoc_923.wav 名詞 C それら、彼ら うぬきゃた 924 うぬきゃた ikmvoc_924.wav 名詞 それら、彼ら うぬきゃ うぬきゃた(それらだ)。 925 うぬしゅく ikmvoc_925.wav 名詞 その程度 うんそぅく、うぬしゃく ういが かなまいや うぬしゅくだー(彼の頭はその程度だ)。 926 うぬっさかん ikmvoc_926.wav 名詞 (決めたことなどを言い訳をして)無視すること っさんふい かりゃー すかまぬどぅ あいてぃー いつまい うぬっさかんな ひー くーん(彼は仕事があると言って素知らぬ顔をして、来ない)。 927 うばいが うばい ikmvoc_927.wav 成句 参った、懲りごりだ、大変だ あがいが あがい うばいが うばい ばー んめ うまんかいや ふたかいまてぃや いかじゃーん(こりごりだ、私はもうそこには二度とは行かない)。 あいぬ はなすまいどぅ あいな、うばいが うばい(そんな話もあるのか、もう大変だ)。 あがいー うばいが うばいよー。ばー なうばい あすばどぅ じゃうかいがよー(大変だ。私はどうすればいいんだ)。 うばいが うばい。なうばいぬ はなすが(大変だ。何ということだ)。 928 うぱつ ikmvoc_928.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙農作物の初物の祈願祭、お初の収穫感謝祈願[ウーンマの家で神酒を供えるなどして行う] あーぬ うぱつ(粟のお初祈願)。 929 うはるず ikmvoc_929.wav 名詞 大主神社の神様 うぱるず うはるずんかい てぃーゆ かん(ウハルズに祈願する[西原のお祈りは両手を開き、手のひらを上に向けて上げる])。 931 うぶ ikmvoc_931.wav 名詞 C 〘幼児語〙 〘幼児語〙水[赤ちゃんに水を飲ます時に「うぶ、うぶ」と言う] おぶ おぶ 932 うぶ ikmvoc_932.wav 名詞 C 船の碇[石を縄で巻いて碇にしていた] ふにぬ うぶー うらし(舟の錨を下ろせ)。 うぶん゚なう まつ(錨の綱を巻く。 933 うぶい ikmvoc_933.wav 動詞 母音語幹 C 覚える ひとぅぬ なーゆぎゃー すぐ うぶいる(人の名前は直ぐに覚えなさい)。 ずーゆ うぶい(字を覚える)。 934 うぶい ikmvoc_934.wav 名詞 C 記憶力、覚え かいが うぶいや いつまい にゅー(彼のもの覚えはいつも遅い)。 ばー かまんかい いふたい うぶいや にゃーん(私はあそこに行った覚えはない)。 やらびんみぬ なーや うぶいらいん(子供達の名前は覚えられない)。 935 うぶき ikmvoc_935.wav 名詞 C お陰で みゅーぶき んまーさぬ うぶき むぬまい ふぁーいー うたい(両親のお陰で飯も食べることができた)。 ぶとぅぬ うぶきどぅ みゃーっさー ひー ふぁいゆー(旦那のおかげで楽して生活できる)。 936 うぶく ikmvoc_936.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙火の神 937 うぶしゅー ikmvoc_937.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙近海にいるカツオの一種、宗太鰹 うぶしゅーや はまうつんどぅ っちゃいー(宗太鰹は近海で釣れる)。 939 うぷだらか ikmvoc_939.wav 名詞 大嘘[大浦方言の借用とされる] ゆくし うぷだらか ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかだうり(大嘘つきの言うことは聞くな)。 940 うぶゆー ikmvoc_940.wav 名詞 出産直後に親戚等に配るお粥 しらゆー っふぁがまぬ んまいてぃがー うとぅじゃんみんかい うぶゆーゆ くばりーまーい(赤ちゃんが生まれたらお粥を配ってまわる)。 941 うぶん゚な ikmvoc_941.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙錨を取り付けてある縄、錨綱 うまんかい うぶん゚なう てぃっゔぃ(そこに錨綱を投げろ)。 うぶん゚なゆ なう(錨縄をなう)。 942 うほぅ ikmvoc_942.wav 形容詞 B 大きい がばー、ほぅい うほぅゆー(大きな幸福)。 ういがどぅ うほぅかい(これが大きい)。 943 うほぅが ikmvoc_943.wav 形容詞 C これくらいの大きさだ うらー うほぅが(それはこれくらいの大きさだ)。 うほぅがばかーいぬ かにふっじゅ むちーくー(これくらいの大きさの釘をもってこい)。 944 うほぅず ikmvoc_944.wav 名詞 C 亡くなった先祖たち、先祖神 うぷず うほぅずんかいや てぃーゆ かみだかー ならん(先祖には祈願しないといけない)。 946 うま ikmvoc_946.wav 名詞 C そこ、ここ うままい あらん、くままい あらん、かぬちゃ(そこでもない、ここでもない、向こう側だ)。 うまぬ ままーい(その周辺)。 うま くま((近くの)あちこち)。 むとぅやーんかい いきーみーたいそぅが っざー うまんな みーっだん(本家にいってみたけれど、お父さんはそこにはいなかった)。 947 うまかま ikmvoc_947.wav 副詞 あちこち あまくま 948 うまがま ikmvoc_948.wav 副詞 すぐそこ むとぅやーや すぐ うまがま(本家はすぐそこだ)。 949 うまくま ikmvoc_949.wav 名詞 あちこち うまかま やらびゃー うまくま あまくま とぅみたいそぅがどぅ とぅみらいっだん(子供はあちこち探したが探せなかった[<そこここ、あちこち])。 950 うます ikmvoc_950.wav 名詞 C 箸 うみゃす うますひー むぬー はさみー ふぁう(お箸で食べ物を挟んで食べる)。 951 うまつ ikmvoc_951.wav 名詞 C 火 うまっちゅ たつきでぃ(火をおこそう)。 たむぬんかい うまっちゅ たつきる(薪に火をつけろ)。 ろーそくぬ うまっちゅ ふーってぃー ふきー きゃーす(ロウソクの火をふーっと吹いて消す)。 うまっちゅ つきー(火をつける)。 うまつん んふばーい(火に温まる)。 952 うまなぎ ikmvoc_952.wav 名詞 そこら辺 うまなぎゅー とぅみる(そこら辺を探せ)。 953 うままい かままい ikmvoc_953.wav 成句 あっちもこっちも うままい くままい 954 うままい くままい ikmvoc_954.wav 成句 あっちもこっちも あままい かままい 955 うみゃす ikmvoc_955.wav 名詞 C 箸 うます 956 1 うむー ikmvoc_956.wav 動詞 w語幹 C 思う ばー あいどぅ うむー(わたしはそう思います)。 からー くーんてぃどぅ うむー(あの人は来ないと思います)。 かまんどぅ いんうりびとぅぬ みーらいゆー(向こうで漁をしている人が見られる)。 っゔぁ なうばいどぅ うむー(あなたはどう思いますか)。 ばー あいぬくとぅーぎゃー ひとぅかいままい うむいや みーん(私はそんなことはいちども考えたことはない)。 956 2 うむー ikmvoc_956.wav 動詞 w語幹 C (人を)思慕する、愛する ばー みどぅんぬ くとぅーどぅ うんそぅく うむいーゆー(私は妻のことをとても愛している)。 ばー んまりずまぬ くとぅー うむいー なだぬ いでぃたい(わたしは生まれ故郷のことを思って涙がでた)。 957 1 うむい ikmvoc_957.wav 名詞 C 思い、考え方 うながどぅーどぅーぬ うむい(自分自分の思い、考え方)。 ばが うむいや かい(私の考えはこうだ)。 957 2 うむい ikmvoc_957.wav 名詞 C 恋人、大切な人 うむいぬ くとぅー いつまい うむー(恋人のことをいつも思う)。 くぬ っふぁー ばが うむい(この子は私の大切な子だ[>「私が産ませた子だ」という解釈もある])。 958 うむいが にゃーん ikmvoc_958.wav 成句 思いのまま うなが うむいが にゃーん あっそぅ(自分の思いのままやれ)。 959 うむいくがい ikmvoc_959.wav 動詞 r/rr語幹 思い焦がれる っゔぁが くとぅーどぅひー うんそぅく うむい くがりゅー(あなたのことでとても思い焦がれている)。 960 うむいだす ikmvoc_960.wav 動詞 s/h語幹 思い出す んきゃーんぬ くとぅー うむいだす(昔のことを思い出す)。 なうばい かんがいばんまい うむいだはいん(いくら考えても思い出せない)。 961 うむいやす ikmvoc_961.wav 形容詞 安心である っふぁんみまい ほぅいふなりー うむいやすむぬ(子供たち成長して安心だ)。 962 うむがい ikmvoc_962.wav 名詞 おもがい、馬の顔につける馬具の一つ 963 うむかじ ikmvoc_963.wav 名詞 面舵、船の操縦で船首を右へ回すこと うむかじゅー きり(面舵を切れ)。 964 1 うむくとぅ ikmvoc_964.wav 名詞 考え方、考え ばー あいぬ うむくとぅーぎゃー ほぅん(私はそういう考え方はしない)。 っゔぁが うむくとぅー あたらん(お前の考えは間違っている)。 ばー あいぬ うむくとぅー にゃーん(私はそういう考えは持っていない)。 ゆがうむくとぅ むちや ならん(曲がった考えは持ってはいけない)。 964 2 うむくとぅ ikmvoc_964.wav 名詞 知識、知恵、能力 うむくとぅあいぎ(頭の良さそうな)。 うむくとぅ にゃーんぎ(頭の悪そうな)。 うむくとぅあいかい むぬぬどぅ いつがみまい ぬくいてぃぬ むぬー あらんちゃ(賢いものがいつまでものこるというものではないそうだ)。 うむくとぅん そぅいどぅ なうまい ひらいー(能力があるからこそ何でもできる[<(正しい)知識に沿ってこそ])。 かりゃー うむくとぅー にゃーん さうや にゃーんんまり(彼は知恵のない思慮深さのない奴だ)。 965 うむくとぅあい ikmvoc_965.wav 成句 頭の良い(人) うむくとぅあい ぶりむぬ(知識はあるが社会性がない)。 にんぎんぬ とぅずぶとぅー うむくとぅ あい ひとぅぬどぅ ほぅりむぬんかい あーすばどぅ じゃうかい(人間の夫婦は頭の良い人の方が人が馬鹿な方に合わせる方が良い)。 966 うむくとぅさーりどぅ ikmvoc_966.wav 成句 能力次第で うむくとぅさーりどぅ なうまい ひらい(能力次第でなんでもできる)。 967 うむっし ikmvoc_967.wav 形容詞 面白い うむっし はなす(面白い話)。 うむっしっふぁにゃーん(面白くない)。 かりゃー うむっし びとぅ(彼は面白い人だ)。 かいが はなっさ うむっしかいば ならん(彼の話は面白くてならない)。 968 うむてぃ ikmvoc_968.wav 名詞 B 表情 っゔぁ いつまい つむでぃゆーそぅがんまり やいば うむちゅーぎゃー っふぁがらだうり(あなたはいつも怒っているような表情をしているから暗い顔をするな)。 かいが うむちゃー やな うむてぃ やいば かいとぅや すかまー ひとぅみゃー ひらいん。(彼の表情は嫌な表情だから、彼とは仕事は一緒にできない)。 やな うむちゅーぎゃー みしだうり(嫌な表情は見せるな)。 かりゃー うむてぃ っふぁぎゃら (彼は表情が暗い)。 やぐみ うむてぃ ほぅからすぎ ひとぅ(とても表情の明るい人)。 うむちゃー はるきー ほぅからすむいぎ ひとぅ(表情が豊かで、とてもうれしそうにしている人)。 969 うむてぃふさがい ikmvoc_969.wav 名詞 暗い表情 まーぬ うむてぃふさがい あすな(あまり暗い顔をするな)。 970 うや ikmvoc_970.wav 名詞 C 祖父、おじいさん [複数形は「うやた」] ばんてぃが うやー いんしゃーどぅ あたい(私の祖父は漁師だった)。 しゅーたまい うやたまい ばぬーぎゃー かーばたぬ かにうやてぃどぅ あいどー、ならすじゃうっじゃひー ふぃーさまてぃ(役人の皆さんもおじいさんたちも私はカワバタのカニウヤと申します、ご指導のほどよろしくお願い致します[カワバタは屋号、カニウヤは名前])。 971 うや ikmvoc_971.wav 名詞 C 池間の主などの下級役人を指す 972 うやい ikmvoc_972.wav 動詞 母音語幹 A (植物が)生い茂る、(植物が生茂って)広がる ぎすっちゃ ひとむとぅからどぅ うさきなー うやいーゆーい(ススキは一株からとても沢山生えている)。 んーぎーや あうたんなりー うやいーどぅーい(芋の蔓は青々と生い茂っている)。 973 うやいん ikmvoc_973.wav 名詞 御嶽の祭事等のための漁、役人のための漁労奉仕 きじゃいんな うやいんぬ ほぅだかー ならん(祭事には役人のための漁労奉仕をしなければならない)。 974 うやき ikmvoc_974.wav 名詞 C 金持ち、裕福、財産家 うやきゃー きた とぅどぅみ (裕福は家の桁に留どまる[>幸福は家庭の中にある])。 うやきんなりー かりゅーぎゃー みかいはでぃ(金持ちになってあいつを見返してやろう)。 うやきてぃー まーぬ いばいな(金持ちだと言って余り威張るな)。 975 うやきゃー まーる ikmvoc_975.wav 成句 金持ちは順番に回ってくる[>金は天下の回りもの]) 976 うやぐに ikmvoc_976.wav 名詞 〘歌語〙 〘歌語〙首里 977 うやすとぅ ikmvoc_977.wav 名詞 小姑 すたさうっとぅ 978 うやっふぁ ikmvoc_978.wav 名詞 親子 979 うやまいむぬい ikmvoc_979.wav 名詞 敬語 くぬいぬ ばかむぬんみゃー うやまいむぬいゆぎゃー っさん(最近の若者は敬語の使い方を知らない)。 980 うやんま ikmvoc_980.wav 名詞 役人(うや)の奥さん;女陰 うやんまー つむかぎ あぱらぎ(役人の奥さんは心がきれいで美人だ)。 981 うやんまふくる ikmvoc_981.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ナナムイの女性の持つたばこ袋 982 うゆー ikmvoc_982.wav 動詞 b語幹 A (勝負に)勝つ;(持ち物などが相手に)勝る ばー っゔぁんかいや うゆばん(私はお前には勝てない)。 かいんかいや あすぬ うゆばんば ばぬんな はーさにゃーや かちゃいん(彼には歩幅が及ばないから私には(彼に)競走は勝てない)。 983 うゆつ ikmvoc_983.wav 動詞 k語幹 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く うゆふ、ういふ、ういつ むゆふ、むいふ、むいつ、むゆつ やーからー うゆかん(家から動かない[>いつも家にいる])。 984 うゆび ikmvoc_984.wav 名詞 C 指 ほぅーゆび(親指)。 ひとぅさすゆび(人差し指)。 なかゆび(中指)。 くゆび(小指)。 985 うゆびずつ ikmvoc_985.wav 名詞 指さすこと、指さし ばが うゆびずつ あす とぅくまう みーる(私が指しているところをみなさい)。 ひとぅーぎゃー うゆびずっちゅぎゃー ほぅん(人を指さししてはいけない)。 986 うゆふ ikmvoc_986.wav 動詞 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く ういふ、ういつ、うゆつ むゆふ、むいふ、むいつ うまからー うゆふな(そこからは動くな)。 5739 うゆふ ikmvoc_5739.wav 動詞 k語幹 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く うゆつ、ういふ、ういつ むゆふ、むいふ、むいつ、むゆつ 987 うらー ikmvoc_987.wav 代名詞 〘指示詞〙 〘指示詞〙「うい」の提題形、それは、これは、彼は、彼女は 988 うらじゃ ikmvoc_988.wav 名詞 C 奥の部屋、奥座敷、裏座 ばんてぃが うらじゃー べんきょーしつどぅ あたい(うちの奥座敷は勉強部屋だった)。 989 1 うらす ikmvoc_989.wav 動詞 s/h語幹 C 下ろす、降ろす うるす にーゆ うらす(荷を下ろす)。 989 2 うらす ikmvoc_989.wav 動詞 s/h語幹 C (穀物の種を)蒔く うるす まつ むぬだにゅー うらす(穀物の種を蒔く)。 990 うり ikmvoc_990.wav 動詞 母音語幹 A (人が下に)降りる;(霜が)降りる;(下のほうの畑に)行く;(海に)漁に行く やまう うりー(山を降りる)。 ちゅーぬどぅ うりゅー(露が降りている)。 きゅーまい いんゆ うりが いかでぃ(今日も海に漁に行こう[<今日も海を降りに行きます])。 きゅーや かでぃうす やいば いんな うりらいん(今日は時化だから漁には行けない[<海には下りられない])。 さかまう うりや ぬーい ぬーい あす(坂を降りたり上がったりする)。 991 うり ikmvoc_991.wav 動詞 母音語幹 A 存在動詞「うい(いる)」の特殊終止形。「うい」が焦点形「どぅ」を含む文の終止形に使われるのに対し、「うり」は焦点形を含まない文の終止に使われる うい ばー とぅっじゃ うり(私は妻はいる)。 992 うりー ikmvoc_992.wav 名詞 C (畑が)潤っている時期 あみゃー っふぃー うりー なりゅーば ぶーずまい いびだかーならん(雨が降って(畑は)潤っているからサトウキビの植え付けもしないといけない)。 993 うりななつ ikmvoc_993.wav 名詞 午後4時ごろ 御嶽に行く時間 てぃだななつ 994 うりふつ ikmvoc_994.wav 名詞 降り口 はまんかいぬ うりふつ(海岸への降り口)。 だんぬ うりふつ(階段の降り口)。 うまなぎんな うりふっちゃ にゃーんば ゆーかーままーい ほぅだかー ならん(ここら辺には降り口はないから、遠回りしないといけない)。 995 うる ikmvoc_995.wav 名詞 A サンゴ うるいす(サンゴ)。 996 うる ikmvoc_996.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙紅藻植物、スギノリ科の多年生海藻、ツノマタ、またツノマタで作った食べ物、炊くと寒天状になり食用となる うるひー たうふー ちゅっふ(ツノマタで豆腐をつくる)。 997 うるー ikmvoc_997.wav 動詞 w語幹 C 潤う うるい あみゃー っふぃー はいや うるいーどぅーい(雨が降って畑は潤っている)。 5712 うるーどぅす ikmvoc_5712.wav 名詞 閏年 うるどぅす、あまいどぅす うるーどぅすんな あまいずつぬどぅ あい(閏年には閏月がある)。 998 うるい ikmvoc_998.wav 動詞 母音語幹 C 潤う うるー 999 うるいす ikmvoc_999.wav 名詞 サンゴ いんぬ うるいす(海のサンゴ)。 1002 うるずつ ikmvoc_1002.wav 名詞 閏月 1003 うるだうふ ikmvoc_1003.wav 名詞 〘食〙 〘食〙ツノマタを炊いて寒天状にした食べ物 1004 うるどぅす ikmvoc_1004.wav 名詞 閏年 うるーどぅす うるどぅすんな あまいずつぬどぅ あい(閏年には閏月がある)。 1005 うわい ikmvoc_1005.wav 動詞 r/rr語幹 A 終わる しばいぬ うわいきゃ みーうたい(芝居が終わるまで見ていた)。 1006 うわい ikmvoc_1006.wav 名詞 A 終わり ばが はなっさ うさきひー うわいどー(私の話はこれで終わりだよ)。 1007 うん ikmvoc_1007.wav 形容詞 A 大食いだ(ウニが大食いなことから) からー うんかいば たるからまい みっふぁさ ひらいゆー(彼は大食いなのでみんなから嫌われている)。 かずっちゃ うんかいばどぅ うんてぃーまい あい(バフンウニは大食いなのでウニとも言う[>ウニは大食いとされている])。 ばー くぬいや むいとぅ うんふ なりーどぅー(私は最近は大食いになった)。 1008 うん ikmvoc_1008.wav 名詞 B ウニ かずつ うんびとぅー なんとぅが びとぅらはいん(大食いの人はなかなか満腹にさせることはできない)。 1009 うん ikmvoc_1009.wav 名詞 B 鬼 1010 うん ikmvoc_1010.wav 名詞 C 運 うんじゅー びとぅ(運の強い人)。 1011 うんかずつ ikmvoc_1011.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙〘食〙バフンウニ かずつ んきゃーんな うんそぅく うんかずつまい うたいそぅが んなまー むいとぅ みーん(昔はとてもウニもいたが今は全然いない)。 1012 うんじゅー ikmvoc_1012.wav 形容詞 強運だ、強運の 1013 うんじゅー ikmvoc_1013.wav 名詞 強運、強運な人 ふーじゅー からー うんじゅー やいば たからふっじゅぎゃー かいん かーし(彼は強運な人だから宝クジは彼に買わせろ)。 1014 うんず ikmvoc_1014.wav 名詞 C 恩、恩義 かりゃー うんっじゃ にゃーん ひとぅ やいば ういんな なうゆまい ふぃーだうり(彼は恩義を知らない人だからなにもやるな)。  かりゃー うんっじゃ っさん ひとぅ やいば かいんな なうゆまい いだはだうり(彼は恩義を知らない人だから彼には何もやるな)。 んなまー かいんかい うんっじゅ かっゔぁほぅーき(今は彼に恩を着せておけ)。 かいんかいぬ うんっじゃ いつがみまい かいはいん(彼にうけた恩はいつまでも返せない)。 1015 うんそぅく ikmvoc_1015.wav 副詞 沢山、何回も、頻繫に わいてぃ あっそぅ、うんそぅくとぅんまだら(しっかり頑張れ、それくらいはやらないと(いけない))。 あみぬ っふぃぬ あとぅんどぅ はるんなー うんそぅく うい(雨降りの後にカタツムリは沢山いる)。 かでぃふつゆらん ないてぃがー あうそぅんぬどぅ うんそぅく とぅびーふー(台風時期になるとトンボがたくさん飛んでくる)。 うぬきゃが とぅずぶとぅー ばかかいきゃー うんそぅく やどぅゆんぬまい ひーうたい(その夫婦は若い頃はいつもよくケンカしていた)。 まさいや みがうどぅ うんそぅく かなす かい(マサイはミガをとても愛している)。 まうきゃーいん さじゅー ひつてぃがー うんそぅく さいぬ とらいたい(大浦湾で小網を引いたらたくさんエビがとれた)。 1017 うんた ikmvoc_1017.wav 名詞 C カエル なびーうんた(殿様ガエル)。 さみうんた(ヒキガエル)。 1018 うんつ ikmvoc_1018.wav 動詞 k語幹 A (釘、柱等を)打つ、打ち込む うんふ かにふっじゅ うんき(釘を打ち込め)。 かにふっじゅ うんかっでぃー ひーはっじゃきー げんのーひー うなが うゆびゅー っつきーにゃーん(釘を打とうとして打ち損じて金槌で自分の手を打ってしまった)。 5740 うんふ ikmvoc_5740.wav 動詞 k語幹 A (釘、柱等を)打つ、打ち込む うんつ 1019 えー ikmvoc_1019.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙うん[対等か目下の人に対する応答。目上に対しては「おー」という] ん-でぃ A: べー っぞぅ ふぁい B: えー ふぁーでぃ(A: ほら、魚を食べろ B: うん、食べる)。 1021 えいば ikmvoc_1021.wav 成句 ~だから[コピュラの条件形「やいば」の変化した形] やいばどぅ うい えいばどぅ あやほぅー(彼だからそうしている[悪い意味にもいい意味にも使える])。 まさいたが まゆ えいばどぅ あやほぅー、ひとぬ まゆ やいてぃがー あいや むぬーぎゃー ぬそぅまん(マサイんちの猫だから(こそ)そうしているんだ、よその猫だったらそういうふうに食べ物を盗まない)。 1022 えげ ikmvoc_1022.wav 感動詞 (不注意に気が付いたとき、失敗してしまったときに発する)しまった えげー、えっげー えげ あいぬ たまうどぅ ちゅーびゃー(びっくり、そんな球を投げるのか)。 えげー まゆぬどぅ はいりー っちゅーい、っぞぅ ふぁーいがまた(しまった。猫が入ってきた。魚を食べられるぞ)。 えげ くるまぬ めんきょ やーん ばっしー ってぃにゃーん(しまった。車の免許を家に忘れてきた)。  えげ しまい、やらびゃー ひんがひーにゃーん(しまった、子供を逃がしてしまった)。 1025 えてぃがー ikmvoc_1025.wav 接続詞 だったら、じゃあ「やいてぃがー」の変異形 あいやいてぃがー、あいえてぃがー、あいやてぃがー、やいてぃがー、やてぃがー A:あちゃー かでぃふつちゃ。 B:えてぃがー あちゃー いきまー いかいん(A:明日は台風だってさ。B:だったら明日は池間は行けない)。 1026 えへーい ikmvoc_1026.wav 感動詞 相手の言っていることが信じられずに、小ばかにした風に言うときの感動詞 えへーい かに(お前何言っているんだ、カニ)。 1027 おー ikmvoc_1027.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙はい(年長者に対する返事) 1028 おーか ikmvoc_1028.wav 感動詞 相手の能力が低く、思ったほどできない場合に発する感動詞、なんだ おーこ おーか、っゔぁんな うらーとぅんま ひらいんな(なんだ、お前にはそんなこともできないのか)。 1029 おーかん ikmvoc_1029.wav 助動詞 「節+がおーかん」あるいは「名詞+がおーかん」の形を取って、現在の観察状況や伝聞状況から~と推論できるということを表す、~らしい、~ようだ やうかん あいが おーかん(そうらしい)。 くるまぬ にゃーん むぬー みーてぃがー からー やーんな うらんが おーかん(車がないのをみると彼はいないようだ)。 かまぬ みどぅんっゔぁー だいがくー いでぃーだーが おーかん(あそこの娘は大学を出ているらしい)。 てぃんぬ みーてぃがー あみふー わーつつが おーかん(空をみると雨がふる空模様かもしれない)。 かりゃー でぃんむちゃが おーかん(あの人は金持ちらしい)。 1030 おーこ ikmvoc_1030.wav 感動詞 相手の能力が低く、思ったほどできない場合に発する感動詞、なんだ おーか 5695 おーたにわたり ikmvoc_5695.wav 名詞 〘植物〙 〘植〙樹上や岩肌に着生する常緑のシダ類、おーたにわたり 1031 おーっさり ikmvoc_1031.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙年配者への返事に使う応答詞 [「おー」より丁寧] A: かにー、がんじゅーな? B: おーっさり(A: カニ、元気かい? B: 元気でございます)。 1032 おい ikmvoc_1032.wav 感動詞 (呼びかけ)おい おい かなす、うりゅー とぅいふぃーる(おいカナス、それを取ってくれ)。 1034 おごえ ikmvoc_1034.wav 感動詞 びっくりしたときに発する言葉 おごい あがい おごえ んめ(ぎゃー大変だ)。 おごえ ばー まずむぬー みー かぱたまがいや ひーにゃーん(ぎゃ、私は幽霊を見て度肝を抜かれた)。 1035 おしいり ikmvoc_1035.wav 名詞 押入れ 1036 おぶ ikmvoc_1036.wav 名詞 C 〘幼児語〙 〘幼児語〙水 うぶ 1037 1 が ikmvoc_1037.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙共通語「の」に当たる。代名詞、人を表す固有名詞について所有格を表す、普通名詞に付く場合は「ぬ」を用いる。人を表す名詞に付ける場合は、「が」「ぬ」のどちらも可能な場合がある ぬ うりゃー ばが むぬ(これは私の物)。 ばが うむいや かい(私の考えはこうだ)。 ならが ぬーま(自分の馬)。 っざが みがに(お父さんの水中メガネ)。 1037 2 が ikmvoc_1037.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙 共通語「が」に当たる。代名詞、人を表す名詞について主格(動作、状態の主体)を表す。 普通名詞の場合は「ぬ」を使う。人を表す名詞に付ける場合は、「が」「ぬ」のどちらも可能な場合がある ぬ ばが いかでぃ(私が行こう)。 ばが っちゃー っぞぅ(私が釣った魚)。 かいがどぅ んながーな かーかんかい(彼が一番ケチだ)。 かぬきゃがどぅ うぬ ふにゅー んだいたいちゃ(あのひとたちが このふねをこわしたんだって)。 1038 が ikmvoc_1038.wav 接尾辞 動詞語幹について動作の目的を表す接尾辞、 ~に(行く、来る、帰るなど) どぅすんかい いじゃうが いつ(友達に会いに行く)。 じょ、いんかい うーずが(さあ、海に泳ぎに(行こう))。 やーんかい ばっしゃー むぬー とぅいが(家に忘れ物を取りに(行く))。 でぃんぬ とぅいが くー(金を取りに来い)。 1039 が ikmvoc_1039.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙疑問詞疑問文につく終助詞、「動詞」、「述語として使われた名詞」、「名詞+助詞」につくことができる っゔぁ いつどぅ かなだんかい はいがまたが(君はいつカナダに帰るんですか)。 うらー なうが(これはなんだい)。 からー たるが(あいつは誰だ)。 んじゃんかいが(どこに行くのか[<どこにか])。 たるが いつがどぅ ますが(誰が行くのがいいんだい)。 1040 が ikmvoc_1040.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙節について間接疑問詞節を作る接続助詞、共通語と異なり「~がてぃ(かと)」のように引用の「てぃー(と)」を伴うことも多い はらう んじゃん うっつが にだん(柱をどこに置くか決める)。 まさいや んなま んじゃん うるーがてぃ にじゃみーふぃーる (マサイがいまどこに住んでいるかしらべてくれ)。 1041 かー ikmvoc_1041.wav 名詞 B 井戸、水の湧き出ている所 すまぬ いーなぎんな ひだがーてぃぬ ばきみずぬ いじゅー かーぬどぅ あい(村の西のほうにはヒダガーという湧き水がでる泉がある)。  かーゆ ほぅい(井戸を掘る)。 1042 がー ikmvoc_1042.wav 名詞 C 口論、話 がーや ひらいん((あなたには)何を言っても無駄だ)。 がーや ならん((あなたには)何を言っても無駄だ)。 1043 がー ikmvoc_1043.wav 名詞 C 我(をはる) がーゆ はい(我を張る) 。 がーゆ あす(我を張る)。 がーじゅー( 我が強い) 。 まーぬ がーみつな(余りガーガーと意地を張るな)。 1044 かーい ikmvoc_1044.wav 動詞 r/rr語幹 A 代わる、交代する;取り替える ばー だりゅーば すかまう かーいー ふぃーる(疲れたから仕事を代わってくれ)。 みーきかいんかい かーらし(新しい機械に取り替える)。 くまん くるまう かーらはでぃ(ここで車を替えよう)。 じょ まっちゃー かーりー かまんきー ぬまでぃ(店を変えてそこで飲もう[<さあ、店をかわって])。 ひーちゃがま むらにゅー かーり(ちょっと子守りを変わって)。 1045 かーい ikmvoc_1045.wav 名詞 A 代わり、代理 ばー かいが かーいや ひどぅ ったい (私は彼の代わりで来た)。 ばー かいが かーい(私は彼の代わりだ)。 1046 かーい ikmvoc_1046.wav 動詞 r/rr語幹 A (服、髪、土地など、濡れたものが)乾く んなーぎゃー つんな かーらん(まだ服が乾いてない[<乾かない])。 あかー んめ かーりーどぅー(髪はもう乾いている)。 あみゃー っふぁんば はいや かーりーどぅー(雨が降らないので畑は乾いている)。 1047 かーい ikmvoc_1047.wav 名詞 C 乾くこと つんな なまがーいやいば んなーぎゃー っちゃっでぃ ほぅばんまい っちゃいん(服はまだ十分に乾いていないので、まだ着ようとしても着られない)。 1048 1 がーい ikmvoc_1048.wav 動詞 r/rr語幹 C おしゃれをする ばー きゅーや がーりー っさらんかい いきーくーでぃ(私は今日はおしゃれして平良に行って来よう)。 1048 2 がーい ikmvoc_1048.wav 名詞 C おしゃれ かぬ みどぅんな やぐみ がーいびとぅ(あの女性はとてもおしゃれだ)。 やぐみ がーいゆ あす(とてもおしゃれをする)。 1049 がーい ikmvoc_1049.wav 動詞 r/rr語幹 C 気分がよい、晴れ晴れとしている、満足した気持ちでいる んまがー すぐりーゆーば ばー がーりーどぅー(孫がえらくなっているのでうれしい)。 ばー がーりー うとぅいば なうゆまい ほぅでぃ(私は気分がいいからなんでもやろう)。 1050 がーい ikmvoc_1050.wav 動詞 r/rr語幹 C 自慢する ならがどぅ うむくとぅ あいてぃー まーぬ がーらだうり(自分が優秀だとあまり自慢するな)。 からー いつまい うなが っふぁぬ くとぅー がーい(あいつはいつも自分のこどものことを自慢する)。 1051 がーい ikmvoc_1051.wav 動詞 r/rr語幹 C 勝つ いーじゃとぅー ん゚なひつん がーいたい(西里は綱引きに勝った)。 っゔぁんかいや なうまい がーらいん(お前にはなんにも勝てない)。 とぅすんかいや がーらいん(年には勝てぬ)。 1052 かーいばい ikmvoc_1052.wav 名詞 代わり映え かーいばいや にゃーん(代わり映えがしない)。 1053 かーいばな ikmvoc_1053.wav 名詞 交替してすぐ、変わりばな かにゃー かーいばなん ほーむらんな うちゃいーにゃーん(カニは変わった矢先にホームランを打たれてしまった)。 1054 かーうり ikmvoc_1054.wav 名詞 井戸に水汲みに行くこと[昔は西原ではヒダガーに水汲みに行くことを意味した] 1055 かーかす ikmvoc_1055.wav 動詞 s/h語幹 (干物をつくるために)乾かす、(乾かすために服を)干す たくー かーかす(タコを乾かす)。 きゅーや じゃう わーつつ やいば つんな あらいー かーかはでぃ(今日は天気がいいから服を洗って乾かそう)。 1056 かーかに ikmvoc_1056.wav 名詞 缶 あにゃ かーかにがまぬどぅ でぃん ない(そんな缶が金になる)。 やりがーかに(古い缶)。 1057 かーかん ikmvoc_1057.wav 形容詞 ケチだ がず、ほぅーらーす からー かーかんんまり(彼はケチな奴)。 あいぬ かーかん くとーぎゃー ほぅん(そんなしみったれたことをしてはいけない)。 かいがどぅ んながーな かーかんかい(彼が一番ケチだ)。 1058 かーき ikmvoc_1058.wav 動詞 母音語幹 C (喉が)渇く かーつ ばー ぬどぅー かーきーどぅーば みっじゅ ぬまひーふぃーる(私は喉が渇いているので水を飲ませてくれ)。 やーっさがーき(ひもじさ)。 みずがーき(水が飲みたいこと)。 1059 かーぎ ikmvoc_1059.wav 名詞 C 顔だち あぱらぎ かーぎ(美しい顔だち)。 ずみぎ かーぎ(立派な顔だち)。 じゃう かーぎ(良い顔かたち)。 やな かーぎ(不器量)。 くぬ まゆがまぬ かーぎゃー じゃうかい(このねこの顔立ちは素晴らしい)。  1060 かーきだく ikmvoc_1060.wav 名詞 燻製のタコ かーきだくー ぐむぬんまりゃーひー ひつにかいばならん(燻製のタコはゴムのように硬くてしかたない)。 1061 かーじゃい ikmvoc_1061.wav 名詞 フナ虫[海岸の岩場、浜辺の舟に見られる] 1062 かーす ikmvoc_1062.wav 名詞 C 菓子 かーっさ あずまむぬ(お菓子は甘い)。 1063 かーつ ikmvoc_1063.wav 動詞 k語幹 C 渇く かーふ かーき ぬどぅぬ かーつてぃがー くぬ ちゃーゆ ぬみ(喉が渇いたらこの茶を飲め)。 ばー なうちゅんま ぬどぅー かーきや うらん(私は全然喉は渇いていない)。 1064 がーな ikmvoc_1064.wav 名詞 C アヒル がーなう うっつ (アヒルを追いかける)。 1065 かーはぎゃ ikmvoc_1065.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙カワハギ 1066 1 かーま ikmvoc_1066.wav 名詞 A 遠く かりゃー かーまんかい はりーにゃーん(彼は遠くに行ってしまった)。 かーままーい あす(遠回りをする)。 かーまばい(遠方の畑)。 ぶらー かーま(保良は遠くだ)。 1066 2 かーま ikmvoc_1066.wav 形容詞 C 遠い むいとぅ ゆー か-ま(とても遠い)。 かまどぅ んながーな かーまかい(あそこが一番遠い)。 1067 がーまーす ikmvoc_1067.wav 接尾辞 期間を表す名詞を取ってその期間ずっとという意味を表す、~中 ひとぅいがーまーす(一日中)。 ふたいがーまーす(二日中)。 なつがーまーす(夏中)。 ひとぅてぃがーまーす(一年中)。 1068 かーら ikmvoc_1068.wav 名詞 C 瓦 あかがーら やー(赤い瓦の家)。 かーらんな びきがーらとぅ みーがーらぬどぅ あい(瓦には雄瓦と雌瓦がある)。 1069 がーら ikmvoc_1069.wav 名詞 B 水流 みずがーら(激流)。 1070 がーら ikmvoc_1070.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙ヒラアジ 1071 がーらい ikmvoc_1071.wav 動詞 母音語幹 (~に)負ける[「がーい(勝つ」の受身形]、~次第 なうまい でぃんどぅ がーらい(なんでも金次第だ)。 くぬ ゆーや がっこーうむくとぅんどぅ がーらい(この世は学校で学ぶ知識次第だ[>学歴次第だ])。 1072 かーらきー ikmvoc_1072.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙瓦蹴り じょ、かーらきー ほぅでぃ(さあ、瓦蹴りをしよう)。 だいしゃーひー けんけんぱーや ひー かーらー きりー あそぅー(片足飛びでケンケンパーして瓦蹴りの遊びをして遊ぶ)。 1073 かーらす ikmvoc_1073.wav 動詞 s/h語幹 (人を)交替させる、変える、変化させる うぬ やくいんな なっちゃかんかいば かーらし(この役員は怠け者だから交替させろ)。 うながどぅーゆ かーらはい むぬぬどぅ いつがみまい ぬくいてぃぬ むぬちゃ(自分自身を変えられるものが残るのだ)。 くるまう かーらひー ふぃーる(車を取り替えてくれ)。 1074 かーらす ikmvoc_1074.wav 動詞 s/h語幹 (濡れた衣類などを)乾かす つんな かーらひゅー(服を乾かしている)。 あーゆ かーらす(粟を乾かす)。 1075 かーらずみゃ ikmvoc_1075.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙クマゼミ [「っさずみゃ、なまだんずみゃ」の次に現れる大型のセミ] 1076 かーらつ ikmvoc_1076.wav 動詞 k語幹 (濡れた衣類などが)乾く かーらふ んなーぎゃー つんな かーらかん(まだ服は乾いていない)。 あかう かーらかし(髪の毛を乾かせ)。 1078 がーらみつ ikmvoc_1078.wav 動詞 k語幹 どっと、ごうごう[大量のものが押し寄せる様子] がーらみふ はーさぬ ひとぅぬどぅ がーらみつきゃー なうまい ひらいん(たくさんの人が押し寄せるのでなにもできない)。 みずぬどぅ がーらみきー ながりゅー。(水がゴーゴーと流れている)。 1079 1 かーん ikmvoc_1079.wav 名詞 C 十分だ ばが っじ だまー うさきひー あてぃ かーん(私の分け前はこれぐらいで十分すぎる)。 うすきぬ でぃんがまひーや かーんな あらっだん(これくらいのはした金では十分ではなかった)。 うさきぬ さきがまうぎゃー たうかーひー あてぃ かーん ぬんどぅす(それくらい酒だったら十分一人で飲める)。 1079 2 かーん ikmvoc_1079.wav 形容詞 B 十分だ うさきひ-や かーんっふぁにゃーん(それだけでは十分ではない)。 ばがたまー むいとぅ かーんかたい(私の取り分は十分だった)。 1080 1 かい ikmvoc_1080.wav 指示詞 A 〘指示名詞〙 〘指示名詞〙遠くにあるものを指す指示詞、あれ[提題形は「からー」、目的形は「かるー」または「かりゅー」 からー なう やいば(あれはなに)。 かりゅー くまんかい むちーくー(あれをここに持ってこい)。 1080 2 かい ikmvoc_1080.wav 指示詞 〘指示副詞〙 〘指示副詞〙そのように、そう;そうだ 1080 3 かい ikmvoc_1080.wav 代名詞 A あの人、彼、彼女[男女の区別はない。提題形は「からー」、目的格形は「かるー」または「かりゅー」] かいが みどぅん(彼の妻)。 かいが びきどぅん(彼女の夫)。 からー たる やいば(あいつは誰だ)。 かるー くまんかい さーりーくー(あいつをここに連れてこい)。 1081 かい ikmvoc_1081.wav 副詞 こう、このように、こんなに あいかいぬ くとぅーひどぅ かぬきゃが ふたーい とぅずぶとぅん なりゅーい(あれやこれやで彼ら二人は夫婦になった)。 ばが うむいや かい(私の考えはこうだ)。 ばが みーたい むぬー かいぬ むぬ あたい(私が見たのはこんなものだった)。 かいぬ んまっふぁにゃーん むぬー ふぁーいん(こんなまずいものは食べられない)。 かいぬ んまむぬーぎゃー ふぁいや みーん(こんなにおいしいものは食べたことがない)。 1082 かい ikmvoc_1082.wav 動詞 r/rr語幹 A 借りる でぃんぬ かい(金を借りる)。 1083 かい ikmvoc_1083.wav 動詞 r/rr語幹 A (草などを)刈る あちゃー っさまい かいが いかだかーならん(明日は草なども刈りにいかなければならない)。 1084 かい ikmvoc_1084.wav 名詞 C 甲斐 きゅーや うまんかい っちゃー かいや ありーどぅー(今日はここに来た甲斐がある)。 1085 かい ikmvoc_1085.wav 接尾辞 性質を表す形容詞性語幹について形容詞を作る接辞 はーかい(速い)。 ほぅいかい(大きい)。 あぱらぎかい(美しい)。 1086 かい ikmvoc_1086.wav 動詞 母音語幹 A (別のものに)変える、(別のものと)交換する;(店などを別のところに)移る かーい うるー くいんかい かいー ふぃーさまてぃ(それをこれに変えて下さい)。 みー きかいんかい かいる(新しい機械に取り替えろ)。 きぶんぬ かいー(気分を変える)。 まっちゃう かいでぃ(店を変えよう)。 1087 がい ikmvoc_1087.wav 名詞 C 害、言いがかり、迷惑 がいにん(人に意地悪する人)。 ひとぅんかいや がいゆぎゃー ほぅん(人には言いがかりをつけないものだ)。 ばぬんかい がいゆ かきーな(私に迷惑をかけるな)。 1088 かいー ikmvoc_1088.wav 動詞 r/rr語幹 C 転ぶ やらびゃー かいりーにゃーん(子供は転んだ)。 かいりー てぃーや ぶりーにゃーん(転んで手を骨折した)。 うまん かいーてぃがー やぐみぐとぅ(ここで転んだら大変だ)。 うまん かいらだうり(ここで転ばないでくれ)。 5705 かいえてぃがー ikmvoc_5705.wav 接続詞 そうだったら、それじゃあ あいやいてぃがー、あいえてぃがー、あいやてぃがー、やいてぃがー、やてぃがー、えてぃがー A:あちゃー かでぃふつちゃ。 B:かいえてぃがー あちゃー いきまー いかいん(A:明日は台風だってさ。B:だったら明日は池間は行けない)。 あいえてぃがー ばー いかじゃーん(そうだったら私は行かない)。 1089 かいくん ikmvoc_1089.wav 動詞 m語幹 心配してない、(勝つ、できる)自信がある ばー ういがまんな まきんてぃどぅ かいくみゅー(俺はそんなやつには負けない自信がある)。 かいくんばらい(自信満々に笑うこと)。 1090 かいしうす ikmvoc_1090.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうつ、かいしふつ、かいすうす、かいすうつ、かいすふつ かじゃー かいしうすぬどぅ まさりー ちゅーかい(風は吹き返しの風が更に強い)。 1091 かいしうつ ikmvoc_1091.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうす、かいしふつ、かいすうす、かいすうつ、かいすふつ 1092 かいしき ikmvoc_1092.wav 名詞 食べ物を盛る器 1093 かいしふつ ikmvoc_1093.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうす、かいしうつ、かいすうす、かいすうつ、かいすふつ 1094 かいす ikmvoc_1094.wav 動詞 s/h語幹 C (手などを)返す;(借りたものを)返却する てぃーゆ かいす((踊りなどの所作で)手を返す)。 かいんかいぬ うんっじゃ いつがみまい かいはいん(彼への恩義はいつまでも返せない)。 1095 がいず ikmvoc_1095.wav 副詞 とても、非常に かぬ みどぅんな がいず しゃしんばい ひとぅ(あの女性はとても写真写りがいい)。 うらー がいず そぅぎゃうや あい ひとぅ(彼はとても格好の良い人)。 1096 がいず ikmvoc_1096.wav 名詞 C 駄々をこねること、わがまま、めいわく んまんかいや がいっじゅ あすな([お母さんがこどもにさとし聞かせている状況]母さんには駄々こねないで)。 くぬ やらびゃー いつまい んまんかい がいっじゅ あす(この子はいつも母親に駄々をこねる)。 ひとぅーぎゃー がいっじゅぎゃー ほぅん(人を邪魔しない[>してはいけない])。 がいずびとぅ(邪魔ばかりする人)。 1097 かいすうす ikmvoc_1097.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうす、かいしうつ、かいしふつ、かいすうつ、かいすふつ 1098 かいすうつ ikmvoc_1098.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうす、かいしうつ、かいしふつ、かいすうす、かいすふつ かでぃぬ かいすうつんな かじゃー にゃーん(風は吹き返すとき無風状態になる[台風の目に入り風が逆向きに吹き返すその直前いったん無風状態になること]。 1099 かいすふつ ikmvoc_1099.wav 名詞 台風の吹き返しの風 かいしうす、かいしうつ、かいしふつ、かいすうす、かいすうつ 1100 かいな ikmvoc_1100.wav 名詞 B 腕(かいな) やぐみ かいな(大きな(立派な)腕)。 ずみぎ かいな(逞しそうな見事な腕)。 1101 がいにん ikmvoc_1101.wav 名詞 変人、へそ曲がり がいずびとぅ、がいずんまり 1102 かいぬ ikmvoc_1102.wav 連体詞 こんな かいぬ むぬ(こんなもの)。 かいぬ んまむぬーぎゃー ふぁいや みーん(こんなにおいしいものは食べたことがない)。 かいぬ んまっふぁにゃーん むぬー ふぁーいん(こんなまずいものは食べられない)。 1103 かいまたさなず ikmvoc_1103.wav 名詞 クラゲ 5706 かいやてぃがー ikmvoc_5706.wav 接続詞 そうだったら、それじゃあ あいやいてぃがー、あいえてぃがー、あいやてぃがー、やいてぃがー、やてぃがー、えてぃがー A:あちゃー かでぃふつちゃ。 B:かいやてぃがー あちゃー いきまー いかいん(A:明日は台風だってさ。B:だったら明日は池間は行けない)。 あいえてぃがー ばー いかじゃーん(そうだったら私は行かない)。 1104 かいらく ikmvoc_1104.wav 名詞 態度、動作などが定まっていない様子、体がふらつく様子 まーぬ かいらくー あすな(どっちつかずの態度を取るな)。 びゅーいびとぅぬ かいらくんなりー あいきー まーりゅー(酔っぱらいがふらつきながら歩き回っている)。 1105 かいらす ikmvoc_1105.wav 動詞 s/h語幹 (ものを)ひっくり返す、(人を)転ばす いっそぅ かいらす(石をひっくり返す)。 やらびゅー はっじゃ とぅいー かいらすたい(子供を足を引っかけて転ばした[「とぅい(取る)」は足でひっかけることも意味する])。 1106 かう ikmvoc_1106.wav 動詞 w語幹 A 買う まいゆ かう(コメを買う)。 たかからばんまい やすからばんまい なうやらばんまい かーでぃ((値段が)高かろうが安かろうが何でも良いから買います)。 ひとぅぬ やどぅゆんぬぎゃー かーん(他人のけんかは買わない)。 くまなぎぬ とぅくぬー たかかいば かーいん(ここらへんの土地は高くて私には買えない)。 1107 かう ikmvoc_1107.wav 名詞 B 線香 かんにがいんな かうゆどぅ たつ(祈願には線香を焚く)。 1108 かう ikmvoc_1108.wav 形容詞 B 痒い さみ かうしゃーや いでぃー かうかいば ならん(疥癬が出て痒くてならない)。 かうからばんまい かかだうり(かゆくても掻くな)。 かうかい とぅくまう かつ(痒い所を掻く)。 1109 がう ikmvoc_1109.wav 副詞 物を噛むときの様子を表す擬態語、がぶり がうがう べー ばが ほぅーゆびゅー がうてぃー かみ(さー私の親指をがぶりと噛め)。 1110 がう ikmvoc_1110.wav 助数詞 米や酒などを測る単位、1合は180cc いつがう(1合)。 まいゆ さんがう かいーくー(コメを3合買ってこい)。 1111 がう ikmvoc_1111.wav 名詞 C 量、計量 がうや たらーん((計量の間違いで)量が不足している)。 1112 1 かうー ikmvoc_1112.wav 動詞 vv語幹幹 C (布団を自分に)かける、(帽子を)かぶる、(眼鏡を)かける かっゔぃ やりずんぬ かっゔぃー にゅー(古着をかけて寝る)。 ぼーしゅー かうー(帽子をかぶる)。 みがにゅー かうー(眼鏡をかける)。 1112 2 かうー ikmvoc_1112.wav 動詞 vv語幹幹 C (水を)被る かっゔぃ ひぐる みっじゅ あみかうー(冷たい水を頭からあびる)。 1112 3 かうー ikmvoc_1112.wav 動詞 vv語幹幹 C (借金を)被る、(罰を)受ける、(恩義を)受ける かっゔぃ っゔぁー かいが うっかう かっゔぃ(お前は彼の借金を被れ)。 ひとぅー すてぃじゃん あすてぃがー ういが ばっちゅどぅ かうー(人をないがしろにしたらその罰を受ける)。 うんっじゅ かうー(恩義を受ける)。 1113 1 がうい ikmvoc_1113.wav 動詞 r/rr語幹 C 参る、降参する、負ける がーい ばー みどぅんかいや がうりーどぅー(私は妻には参っている)。 うぬきゃうぎゃー がういきゃたーひー あっじー ならーし(彼らをもう降参だというまで教え諭しなさい)。 1113 2 がうい ikmvoc_1113.wav 動詞 r/rr語幹 C (基本形について)~し飽きる、参る がうり みーがうりーどぅー(見飽きている)。 わーゆぎゃー ふぁうがうりーどぅー(豚肉はもう食べ飽きた)。 1114 がうがう ikmvoc_1114.wav 副詞 擬態語、食事を元気よく食べるときの動作や音を表す、がぶがぶ、がつがつ がうがうてぃー ふぁい(元気よく食べなさい)。 1115 かうがま ikmvoc_1115.wav 名詞 臆病、引込思案、臆病な人 かうがま やらび(引込思案の子供)。 からー むいとぅぬ かうがま(あいつはとても臆病だ)。 かうがまんな なうまい ひらいん(臆病者者には何もできない)。 1116 かうき ikmvoc_1116.wav 形容詞 B 食べ物を欲しがる、食いしん坊(であること) かりゃー いつまい かうき(あいつはいつも食べ物を欲しがる)。 かりゃー かうきびとぅ(あいつは食べ物を欲しがる食べ物を欲しがる人だ)。 くぬ やらびゃー むいとぅ かうき(この子はとても食いしん坊だ)。 1117 かうきゃ ikmvoc_1117.wav 名詞 C 食べ物を欲しがる人、食いしん坊 かりゃー かうきゃ(彼は食べ物を欲しがる食べ物を欲しがる人だ)。 1118 かうさだい ikmvoc_1118.wav 形容詞 (頭髪が)ばさばさで不潔な かうさだい やらび(頭髪がばさばさで不潔な子供)。 からー いつまい かうさだい(あいつはいつも頭髪がばさばさで不潔だ)。 1119 かうさだり ikmvoc_1119.wav 形容詞 (疥癬などできて)掻いた後肌がひどく荒れること かりゃー むいとぅの かうさだりびとぅ。 1120 かうさだりゃ ikmvoc_1120.wav 名詞 (頭髪が)ばさばさで不潔な人 あかうまい あらーん かうさだりゃ(髪も洗わない不潔な奴)。 1121 かうしゃー ikmvoc_1121.wav 名詞 疥癬(かいせん) かうしゃーん ないてぃがー かうかいば ならん(疥癬になると痒くてしかたがない)。 かうしゃーや ひー どぅーや さみんなりゅー(疥癬で身体はサメ肌になっている)。 1122 かうす ikmvoc_1122.wav 名詞 C 女性が頭に物を乗せて運ぶ時に使う、茅でできた輪っかのクッション ゆーくいんな ぱーたー かうっさ かっゔぃー よーんてーるてぃ あいっちゃ-ん すまう あいきーまーい(ユークイにはおばあさんたちは世を豊かにして下さいと言いながら集落を歩き回る)。 1123 かうず ikmvoc_1123.wav 名詞 B 麹(こうじ) かうっじゃ ちゅっふぃーからどぅ んそぅーぎゃー つきー(麹を作った後に味噌を漬ける)。 かうっじゃ んめ たてぃーどぅー(麹はもうカビが発生している)。 1124 かうすばら ikmvoc_1124.wav 名詞 粟収穫時に「かうす」でできたマメ 1125 かうつつ ikmvoc_1125.wav 名詞 線香を入れる竹製の筒 んきゃーんぬ ななむいぬ ぱーたー かうや かうつつんかい いりどぅ うたきんかい いきゅーたい(昔のナナムイのおばあさん達は線香を竹筒に入れて御嶽に行っていた)。 1126 がうみつ ikmvoc_1126.wav 動詞 k語幹 がつがつと食べる がうみふ むぬーぎゃー がうがうてぃー がうみきー ふぁい(飯を元気よく食べなさい)。 1127 がうら ikmvoc_1127.wav 名詞 C 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙ニガウリ がうらー んぎゃ(ニガウリは苦い)。 1128 がうり ikmvoc_1128.wav 動詞 母音語幹 C 飽きる、参る がうい 1129 かうる ikmvoc_1129.wav 名詞 C 香炉 うたきんな かうるぬどぅ あい(ウタキには香炉がある)。 1130 かかい ikmvoc_1130.wav 動詞 r/rr語幹 C 接触する、関わる うぬ まかいんかいや かかいな(このお椀には触るな)。 やなびとぅんかいや かかいな(悪い人には関わるな)。 1131 かかい ikmvoc_1131.wav 名詞 C 障害 なうぬ かかいてぃや にゃーん(何の障害もない)。 1132 かかいっじゃんふ ikmvoc_1132.wav 形容詞 (こどもが)まとわりつく;(木などが)引っかかる;(子供などがまとわりついて)イライラする;(木などに引っかかって)引っかかってイライラする やらびゃー かかいっじゃんふかいば すかままい いかいん(こどもがまとわりついて仕事にも行けない)。 さるかぎーや かかいっじゃんふかいばならん(サルカケミカンの木(の刺)は引っかかってイライラしてならない)。 1133 かかっず ikmvoc_1133.wav 動詞 zz/dd語幹 引っ搔く、引っかかる、搔き集める まゆん かかっじゃいたい とぅくまぬ ほぅがさん なるー(猫に引っかかれたところが化膿している)。 さるかん かかっじゃいにゃーん(サルカに引っかかった[サルカは棘のある木])。 あーさう かかっじー とぅい(アオサを搔き集めて取れ)。 1134 かかみきゃ ikmvoc_1134.wav 名詞 慌て者 ちゃーふきゃ、とぅとぅっふゃ、とぅっふゃ 1135 ががら ikmvoc_1135.wav 接尾辞 「なうががら(何か)」、「いつががら(いつか)」、「んじゃががら(どこか)」などのように、疑問詞の後について不定名詞を作る。「~がら」でもよい かまんどぅ なうががらぬ あい(あそこになにかある)。 いつががら じょ いじゃーでぃ(いつか一度会いましょう)。 なうやひーががら うまん でぃんぬ あるー(なぜかここにお金がある)。 1136 ががら ikmvoc_1136.wav 接尾辞 節のあとについて疑問詞節を作る、~か、~のか やーぬ かぎゃー んじゃんかい うきゃーががら むいとぅ とぅみらいん(家の鍵はどこに置いたのか全然見つからない)。 ばぬんな うらー なうばいどぅ ちゅっふゃーががら っさいん(私にはそれはどうやって作ったのかわからない)。 かりゃー うっかぬ はーさ あたいががら ふっでぃー すにーにゃーん(彼は借金が沢山あったのか首をくくって死んでしまった)。 いじゃどぅ いじゃががら さだかーひらい(どこかどこかわからない)。 かりゃー なうゆどぅ かんがいゆーががら っさいん(あいつは何を考えているかわからない)。 1137 かがん ikmvoc_1137.wav 名詞 B 鏡 っゔぁが ぬどぅぬ すかたいゆ かがんひー みーみーる(あなたの首の皺を鏡で見てみなさい)。 1138 かき ikmvoc_1138.wav 動詞 母音語幹 C (秤で)計量する さたう はかいひー かきー かう(黒糖を秤で計量して買う)。 1139 かき ikmvoc_1139.wav 動詞 母音語幹 C (声を)掛ける、ものを(何かに)掛ける、 からー みんぐ やいば やぐいゆ かきる(彼は耳が遠いから大声を掛けろ)。 びらふー うまんかい かきる(カゴをそこに掛けろ)。 1140 かぎ ikmvoc_1140.wav 名詞 C 陰、影 てぃだー あたらん きーぬ かぎ(太陽の当たらない木の陰)。 うまー あつかいば かぎがまん いきー すなーかがま びじゅーき(そこは暑いから陰に行って静かに座ってなさい)。 1141 かぎ ikmvoc_1141.wav 形容詞 B (見た目が)美しい;(心が)きれいだ;(日取りなどが)良い、めでたい あやばさー かぎむぬがま(蝶は美しいものだ)。 かぎ ずっちゅ(綺麗な月 [>満月])。 つむかぎ(親切な人)。 かりゃー あら かぎ なか やり やいば かいがつむぬ なかー ゆまいん(彼は外面はいいが彼の心の中は読めない)。 きゅーや かぎ みゃーくずっちゃ んかいさまい おめでとーございます(今日は麗しいみゃーくずつを迎えられておめでとうございます)。 1142 かぎさ ikmvoc_1142.wav 名詞 C (見た目が)美しいこと、(心が)きれいなこと;(日取りなどが)良い、めでたいこと そぅるいどぅ かぎさ(集まることがめでたい)。 1143 かぎそぅがい ikmvoc_1143.wav 成句 盛装、おしゃれして着飾ること ささぎゆーいんかいや かぎそぅがいや ひー いかでぃ(結婚式には盛装して行こう)。 1144 かぎでぃー ikmvoc_1144.wav 名詞 (仕事ぶりが)きちんとしている くまでぃー かぎでぃー じゃやふ(腕のいい大工)。 1145 かきら ikmvoc_1145.wav 名詞 B 欠片(かけら) かーらぬ ひとぅかきら(瓦の一かけら)。 1146 かきらいん ikmvoc_1146.wav 動詞 母音語幹 言うことを聞かない[<「かき(掛ける)の可能否定「かけられない」] かきらいん やらび(言うことを聞かないどうしようもない子供)。 ぎっじゃ ひらいん かきらいん ぎずぎゃうな(言うことを聞かすことのできない、手に負えない腕白坊主)。 1147 がぐ ikmvoc_1147.wav 名詞 C 縮れ毛;縮れ毛の人 かぬ みどぅんがまー がぐがま(あの娘は縮れ毛だ)。 1148 かくまらす ikmvoc_1148.wav 動詞 s/h語幹 縮めさせる うとぅるすかいば どぅーゆ かくまらし(怖いので身体を縮めさせろ)。 1149 かくん ikmvoc_1149.wav 動詞 m語幹 C 囲む っぞぅー あんひー かくん(魚を網で囲む)。 1150 かくん ikmvoc_1150.wav 動詞 m語幹 C (身体の一部を)折る、屈める がぐん あてぃ っしかいば どぅーゆ かくみゅー(余りにも寒いので身を屈めている)。 うとぅるすかいば どぅーゆ かくん(怖いので身体を縮める)。 1151 がぐん ikmvoc_1151.wav 動詞 m語幹 C (身体の一部を)折る、屈める かくん はっじゅ がぐん(足を折って座る[>正座、あぐらなどを指す])。 1152 かさ ikmvoc_1152.wav 名詞 B 麻疹(はしか) かさがまぬどぅ はやりゅー(麻疹が流行っている)。 ういびとぅ なりーからぬ かさ いじゃー やぐみぐとぅ (年取ってから麻疹になることは大変なことだ)。 やらびゃー かさー いでぃどぅ ぬーっじゅー(子供は麻疹が出て唸っている)。 1153 かさき ikmvoc_1153.wav 副詞 こんなに沢山 でぃんな かさき あふりーどぅ(お金はたくさん溢れている)。 5667 かさに ikmvoc_5667.wav 動詞 母音語幹 A 重ねる かさん(m語幹)、かさみ 1154 かさび かぎさ ikmvoc_1154.wav 成句 良いことが重なって素晴らしいこと 1155 かさます ikmvoc_1155.wav 形容詞 悔しい;面白くない、イライラしている かいん だまはいー かさますかいば ならん(彼に騙されて悔しくてしかたがない)。 ばー かさますかいば ばたー むぎゃっりーどぅーい(私はくやしくていきり立っている)。 5668 かさみ ikmvoc_5668.wav 動詞 母音語幹 A 重ねる かさん(n語幹)、かさに 1156 がさみ ikmvoc_1156.wav 名詞 C 〘生物〙 〘生物〙マングローブガサミ 1157 かさみき ikmvoc_1157.wav 動詞 母音語幹 イライラする かさみつ 1158 かさみき ikmvoc_1158.wav 形容詞 落ち着きがない かさみつ 1159 かさみつ ikmvoc_1159.wav 動詞 k語幹 苛立つ、イライラする かさみふ かさみき(母音語幹) つむー かさみきーどぅー(イライラしている[<心がイライラしている])。 きゅーや かさますかいば かさみきーどぅー(今日は面白くないので苛立っている)。 かの やらびゃー いつまい かさみきーどぅー(あの子どもはいつもいらいらして落ち着かない)。 1160 かさみつ ikmvoc_1160.wav 形容詞 落ち着きがない かさみき かの やらびゃー かさみつんまり(落ち着きがない人)。 かさみつ やらび(落ち着きのないこども)。 1161 かさみふ ikmvoc_1161.wav 動詞 k語幹 苛立つ、イライラする かさみつ かさみき(母音語幹) 5665 かさん ikmvoc_5665.wav 動詞 n語幹 A 重ねる かさん(m語幹)、かさに、かさみ 5666 かさん ikmvoc_5666.wav 動詞 m語幹 A 重ねる かさん(n語幹)、かさに、かさみ 1162 かさん ぶん ikmvoc_1162.wav 成句 重ね盆、更なる祈願盆 1163 かし ikmvoc_1163.wav 名詞 B 織り糸 1164 かしー ikmvoc_1164.wav 名詞 C 加勢、手伝い やーふつかしーゆ あす(家づくりの手伝いをする)。 ばー きゅーや まーや にゃーんば かしーや ひらいん(今日は時間がないので手伝いはできない)。 1165 かしぎ ikmvoc_1165.wav 名詞 C 紡いだ糸を巻き取って糸の長さを測る H 型や X 型の道具。桛木(かせぎ) 1166 かじゃ ikmvoc_1166.wav 名詞 B におい、かおり さきかじゃ(酒のにおい) 。 やまがらかじゃ(野生の生き物の臭い) 。 かじゃう かん(臭いを嗅ぐ) 。 なんつつかじゃ(焦げ臭いにおい) 。 ぴーかじゃ(ニンニクの臭い) 。 がばかじゃ(加齢臭) 。 あしかじゃ(汗の臭い) 。 かばす かじゃ(香ばしいかおり)。 1167 1 かじゃー ikmvoc_1167.wav 形容詞 C ずっと遠い ゆーかーま ぶらー かじゃー(保良はずっと遠い)。 1167 2 かじゃー ikmvoc_1167.wav 名詞 C ずっと遠く ゆーかーま からー かなだぬ かじゃーからどぅ っちゅー(あいつははるかカナダから来ている)。 1168 かじゃう ikmvoc_1168.wav 形容詞 B 風が強いこと きゅーや かじゃうかいば ならん(今日は風が強い)。 1169 がじゃてぃ ikmvoc_1169.wav オノマトペ (木、紙、髪などを切るようすを表す擬音を)バサッと、バッサと、ビリッと きーゆぎゃー がじゃてぃ きり(木をバッサと切れ)。 がじゃてぃー かびーゆ さつ(ビリッと紙を裂くさく)。 あかう かじゃてぃ そぅい(髪をバサッと切る)。 1170 かじゃまーい ikmvoc_1170.wav 名詞 急激に風向きが変わること、急激に強風になること かでぃまーい いーかじゃまーい(急激に北向きの強風になること)。 いーかじゃま-いぬ ふーぎかいば じょー はやまり やーんかい はらでぃ(北からの突風が来そうだから、さあ早く家に帰ろう)。 1171 かじゃまき ikmvoc_1171.wav 名詞 (虫や植物で)皮膚がかぶれること やまんかい はいりどぅ かじゃまきゃー ひーゆー(山に入ってむしかぶれしている)。 かじゃまきぬ とぅきゃんな やりさばう あっゔゅーとぅい うりゅー かうかい とぅくまんかい あたらすきゃー なういどぅす(藪のなかに入ってかゆくなった時には古い草履をあぶっておいて、それをかゆいところにあてると治る)。 1172 がじゃみつ ikmvoc_1172.wav 動詞 k語幹 (人で)混雑する、がやがやとうるさい がじゃみふ はーさぬ ひとぅぬどう がじゃみきゅー(多くの人々で混雑している)。 やらびんみぬどぅ がじゃみきゅー(子供達ががやがやとうるさい)。 1173 がじゃみふ ikmvoc_1173.wav 動詞 k語幹 (人で)混雑する、がやがやとうるさい がじゃみつ 1174 かじゃん ikmvoc_1174.wav 名詞 C 蚊 かじゃんー ささいー っさん゚んぱずん ないちゃ(蚊に刺されて象皮病になるんだって)。 1175 かじゅーす ikmvoc_1175.wav 動詞 s/h語幹 増やす やーふつ にんじゅー かじゅーし(家づくりの人員を増やせ)。 ういんかいや んめ ひーちゃがま かじゅーし(これにはもう少しだけ増量しなさい)。 1176 かじゅい ikmvoc_1176.wav 動詞 母音語幹 C (人数やものの量が)増える、~より多い くとぅっさ くじゅんつきゃー やらびゃー かじゅいーどぅー(今年は去年より子供の人数が増えた)。 すまぬ ひとぅんみゃー かじゅいーはたい(村の人口は増えていった)。 っゔぁが たまー かいが たまんつきゃー かじゅいーどぅー(あなたの分け前は彼の分け前より多い)。 1177 かす ikmvoc_1177.wav 動詞 s語幹 A 貸す でぃんぬ かす(金を貸す)。 1178 かす ikmvoc_1178.wav 名詞 B 糟、粕、滓、不要なもの っゔぁ むいとぅぬ かす(お前は全くのカスだ)。 1179 かず ikmvoc_1179.wav 名詞 B 舵、管理、仲良くやること、いうことを聞かすこと ふにぬ かっじゅ とぅい(船の舵をとる)。 っゔぁが かっじゃ とぅらいん(あなたの舵は取れない[>あなたとは上手くやっていけない])。 やらびんみぬ かっじゃ とぅらいん(子供に言うことは聞かせられない)。 ぶとぅぬ かっじゃ とぅらいん(旦那の管理はできない)。 1180 がす ikmvoc_1180.wav オノマトペ ごっそり、全て はーさぬ むぬ あたいそぅが がすてぃー ふぁーいーにゃーん(たくさんの食べ物だったが全て食べられてしまった)。 1181 がず ikmvoc_1181.wav 名詞 B 物を吊り下げるもの、鉤(木製もある) びらふー がずんかい さぎー(籠を鉤に下げる)。 1182 がず ikmvoc_1182.wav 名詞 B お金やものを出し惜しみすること;けちな人、お金やものを出し惜しみする人 がっじゃひー ういてぃがー うやきんな ならいん(けちけちしていては金持ちにはなれない)。 1183 がず ikmvoc_1183.wav 形容詞 B けちだ、お金やものを出し惜しみする ほぅーらーす がずんまり(見せびらかしのケチ)。 がずんな うやきん ならいん(ケチは金持ちにはなれない)。 1184 かすい ikmvoc_1184.wav 動詞 r/rr語幹 C かする、かかる かかい んなまぬ かでぃふっちゃ みゃーくんかいや かすいや とぅんま ほぅん(今度の台風は宮古にはかすりもしない)。 1185 かすかう ikmvoc_1185.wav 形容詞 むず痒い;(幽霊などがでそうで)ぞくぞくする あだんぬ ばっそぅ ふぁうてぃがー かすかうむぬ(アダンの身を食べたらむずかゆい)。 うまー まずむぬぬ いでぃぎかいば かすかうむぬ(そこは幽霊が出そうでぞくぞくする)。 1186 かずつ ikmvoc_1186.wav 名詞 C 〘生物〙 〘生物〙〘食〙バフンウニ うんかずつ かずっちゃ うんかいばどぅ うんかずつてぃー あっじゃいーゆーびゃーい(ウニは大食いだから大食いウニと呼ばれているのだろうか)。 1187 がずはなぎー ikmvoc_1187.wav 名詞 ガジュマルの木 はいぬ かつんな がずはなぎーぬどぅ ういゆー(畑の垣根にガジュマルの木を植えている)。 1188 かた ikmvoc_1188.wav 名詞 B 味方 せんきょぬ とぅきゃんな うなが かたぬ はーさからだかー かちゃいん(選挙のときには自分自身の味方が多くないと勝てない)。 かりゃー かまぬ かた(彼は向こうの味方)。 1189 かた ikmvoc_1189.wav 名詞 C 〘昆〙 〘昆〙バッタ はーかがた(タイワンツチイナゴ)。 ぬーまぬ ふらがた(クルマバッタ)。 うななぎんな かたぬどぅ はーさうい(ここらへんにはバッタが多い)。 はいぬ むぬー かたん むいとぅ ふぁーいーゆー(作物がバッタの被害にあっている)。 1190 かた ikmvoc_1190.wav 形容詞 A (味などが)濃い、(間が空いていない)密な かたちゃー(濃いお茶)。 かたんっつー(濃厚な味噌汁)。 くまー あーぬ たにぬ あてぃ かたまっちゃ ひーゆーば あとぅん っさう とぅらだかー ならん(粟の種を密にまきすぎたのであとで間引きしないといけない)。 1191 かたー ikmvoc_1191.wav 名詞 B 体に障害のある人 かたー むぬ(身体の不自由な人)。 1192 かたーっゔぁ ikmvoc_1192.wav 名詞 身体不自由な子供 かたーっゔぁがまー つんだらすむぬ(体の不自由なこどもはかわいそうだ)。 1193 かたーむぬ ikmvoc_1193.wav 名詞 体に障害のある人 1194 かたあき ikmvoc_1194.wav 名詞 役目、役割 んまーっざう つかなうや っゔぁが かたあき(両親の介護はあなたの役目だ)。 ぬーまぬ っさかいや やらびんみぬ かたあき(馬の草刈りは子供たちの役目だ)。 うぬ すかーまー っゔぁが かたあき(その仕事はお前の役目だ)。 ひんじゃぬ っさかいぬ かたあきゅー やらびんかい びす(山羊の草刈りの責任を子供に負わせる)。 1195 かたい ikmvoc_1195.wav 名詞 C 親戚 はらうず、うとぅじゃ くらー ばが かたいぬ むくどー(これは親戚関係の婿だ)。 1196 かたいしゃ ikmvoc_1196.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙足の親指を捕まえてケンケンする子供の遊び 1197 かたうき ikmvoc_1197.wav 動詞 母音語幹 傾く かたうつ んみゃ ひーちゃ かたうきてぃがー たういどぅすはず(もう少し傾いたら倒れるはずだ)。 1198 かたうさ ikmvoc_1198.wav 名詞 かさぶた かたうさ いじゅーば んめ ほぅがさー なうりーどぅー(かさぶたができているからもうおできは治っている)。 1199 かたうた ikmvoc_1199.wav 名詞 片隅、(人の体の)横、となり うりゅーぎゃー かたうたん うっき(それは片隅に置け)。 ばが かたうたんかい くー(私の横に来なさい)。 1200 かたうつ ikmvoc_1200.wav 動詞 k語幹 傾く かたうき かたうきー みーみーる(傾いて見てごらん)。 ますぎたー かたうきーどぅ((その)石垣は傾いている)。 1201 かたうふ ikmvoc_1201.wav 動詞 k語幹 傾く、傾ける かたうつ かなまいゆ かたうふ(頭を傾ける)。 1202 かたか ikmvoc_1202.wav 名詞 C 風、陽の当たらない所、物陰、さえぎるもの うまー っしかいば かたかがまん いきー すなーかがま びじゅーき(そこは寒いので風の当たらないところに行ってじっとしていなさい)。 やらびぬ かたかん ない(子供の遮蔽(しゃへい)になって子供を守る[>身をもって子供を守る])。 うまーあつかいば きーぬ かたかがまんかい いき(ここは暑いので木陰に行きなさい)。 かでぃふつんな かたかんかいや かじゃー まーぬ あたらん(台風のときは物陰には風はあまり当たらない)。 1203 かたかす ikmvoc_1203.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙通称:オジサン、和名:オオセジヒメジ 1204 かたかなまい ikmvoc_1204.wav 名詞 偏頭[「かたかなまいぬ やん(偏頭痛がある)」の形で使われる] かたかなまいぬどぅ やんかいばならん(偏頭痛で頭が痛い)。 1205 かだき ikmvoc_1205.wav 副詞 こんなに、こんな高さ、こんなに沢山 ばー でぃんな かだきあり(私はお金は沢山ある)。 1206 かたぐー ikmvoc_1206.wav 形容詞 固い、水の量が少なくて粘度が多すぎる くぱ かたぐー いす(固い石)。 くぬ かーっさ かたぐーかいばならん(この菓子はかたくて仕方がない)。 くぬ みりきんぐーや かたぐーかいば みっじゅ んめ ひーちゃがま いりる(このメリケン粉は固めだから水をもう少し入れろ)。 1207 かただり ikmvoc_1207.wav 形容詞 こってりしている くぬ んーだりゃー やぐみ かただりかい(このいもがゆはとてもこってりしている)。 くぬ んーだりゃー かただりかいば んめ ひーちゃがま みっじゅ いりる(この芋かゆはこってりしているのでもう少し水を入れろ)。 1208 かたてぃーむぬ ikmvoc_1208.wav 名詞 独り者(男女とも) たうかーむぬ かりゃー ぶとぅー みーん かたてぃーむぬ(彼女は夫のいない独り者だ)。 1209 かたとぅき ikmvoc_1209.wav 名詞 片時、一瞬 やらびゅーぎゃー かたとぅきまい みーゆぎゃー はなすな(子供から片時も目を話すな[<子供を])。 つゆがはな かたとぅきよ(露の花一瞬よ[古謡「豆が花」から])。 1210 かたな ikmvoc_1210.wav 名詞 C 包丁 1211 かたぶい ikmvoc_1211.wav 名詞 片ぶり、一方で日が照って他方では雨が降ること かまー てぃだー いじゅーそぅがどぅ くまー かたぶいや ひーゆー(向こうは日が照っているがここは片ぶりしている[>こちら側は雨が降っている])。 1212 かたぶいあみ ikmvoc_1212.wav 名詞 片ぶり雨 1213 かたふっじゃから ikmvoc_1213.wav 副詞 片っ端から かたふっじゃから んなない ふぁい(片っ端から全部食べろ)。 でぃんぬ すてぃーにゃーん、じょー かたふっじゃから とぅみでぃ(お金を落としてしまった。くまなく探そう)。 1214 かたまい ikmvoc_1214.wav 動詞 r/rr語幹 固まる せめんな かたまりーにゃーん(セメントは固まった)。 1215 かたみ ikmvoc_1215.wav 動詞 母音語幹 C 担ぐ ぶーっじゅ かたみる(サトウキビをかつげ)。 1216 かたみ ikmvoc_1216.wav 名詞 C 形見 んまが かたみ(母親の形見)。 1217 かたみー ikmvoc_1217.wav 名詞 片目 かさがまんどぅ にっちゃ いでぃー かたみーや みーだ んぎーにゃーん(麻疹で熱が出て片目は見えなくなった)。 1218 かたむす ikmvoc_1218.wav 名詞 肩 やらびあいきゃー っざが かたむすんかい うんそぅく ぬーいたい(子供の頃は父親の肩車に良く乗ったものだ)。 やらびゃー ひとぅいがーまーす くんぎー かたむすまい ふくりーうたい(子供を一日中おんぶして肩もはれていた)。 かぬ みどぅんな ばが かたむす だつ(あの女性は私の肩の高さだ)。 1219 かたゆい ikmvoc_1219.wav 動詞 r/rr語幹 片寄る ひだいんかいどぅ かたゆりゅー(左に片寄っている)。 1220 かたん ikmvoc_1220.wav 動詞 m語幹 C 担ぐ かたみ ぶーっじゅ かたみ(サトウキビをかつげ)。 うらー ばぬんな んぶかいば かたまいん(それは私には重くて担げない)。 1221 かちゃ ikmvoc_1221.wav 名詞 B 蚊帳 なつんな ゆさらびん ないてぃがー かちゃう はいたい(夏には夕方になると蚊帳を張った)。 1222 かつ ikmvoc_1222.wav 動詞 k語幹 C (かゆいところを)掻く かふ かうからばんまい かかだうり(かゆくても掻くな)。 っさぶきゅー かつ(フケを掻く)。 1223 かつ ikmvoc_1223.wav 動詞 k語幹 A 枯れた下葉、下枝等を取る;(石などについているアオサなどを)取る かふ ぶーずぬ はーゆ かつ(サトウキビの枯れた下葉を取る)。 ふらばまんきー あうさ かつが(大浦湾にあおさを取りに(行こう))。 1224 かつ ikmvoc_1224.wav 動詞 c/t語幹 C 勝る、勝つ すまう とぅいてぃがー っゔぁんな いつまい かつどぅす(相撲を取るとお前にはいつでも勝つ)。 せんきょぬ とぅきゃんな うなが かたぬ はーさからだかー かちゃいん(選挙のときには自分自身の味方が多くないと勝てない)。 1225 かつ ikmvoc_1225.wav 動詞 k語幹 C (汗を)かく かふ にゅーあしゅー かつ(寝汗をかく)。 1226 かつ ikmvoc_1226.wav 動詞 k語幹 A 組み立てる かふ ぶだいゆ かつ(舞台を組み立てる)。 1227 かつ ikmvoc_1227.wav 動詞 k語幹 C 書く かふ きつぎ ずーゆ かつ(きれいな字を書く)。 いーなずきんかい てぃがみゅー かつ(許嫁に手紙を書く)。 かきーうっちゃす(書いて写す)。 かつやっゔぃ(書き損じ)。 またがつ(書き直し[<二度書き])。 1228 かつ ikmvoc_1228.wav 名詞 B 垣根 かつに いすがつ(石垣)。 はいぬかつ(畑の垣根)。 やすつぬ かつ(屋敷の垣根)。 1229 がっゔぁ ikmvoc_1229.wav オノマトペ (頭などを)ゴツン(と叩く)、(戸などを)ドンドンと叩く かなまいゆ がっゔぁ ったつ(頭をゴツンと叩く)。 やどぅー がっゔぁてぃ ったつ(戸をドンドンと叩く)。 1230 がっゔぁみつ ikmvoc_1230.wav 動詞 k語幹 たくさんいる かっう゛ぁみふ っぞぅんな はいぬどぅ がっゔぁみきー たかりゅー(魚には蝿が沢山集っている)。 1231 がっゔぁんなりー ikmvoc_1231.wav 成句 ぶんぶんと羽音をたてる ぐっゔぁんなりー っさりっぞぅんな はいぬどぅ がっゔぁんなりー たかりゅー(腐った魚には蝿がぶんぶんと羽音をたてて集っている)。 1232 1 かっゔぃ ikmvoc_1232.wav 動詞 母音語幹 C (布団を自分に)かける、(帽子を)かぶる、(眼鏡を)かける かうー 1232 2 かっゔぃ ikmvoc_1232.wav 動詞 母音語幹 C (水を)被る かうー 1232 3 かっゔぃ ikmvoc_1232.wav 動詞 母音語幹 C (借金を)被る、(罰を)受ける、(恩義を)受ける かうー っゔぁー かいが うっかう かっゔぃる(お前は彼の借金を被れ)。 1233 がっこー ikmvoc_1233.wav 名詞 学校 がっこーぬ なー(戸籍上の名前)。 やーにゃー うまん がっこーぬ ちゅっふぁいがまた(来年そこに学校ができる)。 1234 がっこーうむくとぅ ikmvoc_1234.wav 名詞 (学校で習う)知識 にんぎんな がっこーうむくとぅたーなひや なうまい ならん(人間は知識だけではどうしようもない) 。 1235 かっじゃ ikmvoc_1235.wav 名詞 B 鍛冶屋、屋号 かんじゃーやー かっじゃぬ きじゃら(カッジャのキジャラ[キジャラは神様の名前、人名としても使われた])。 1236 がっじゅい ikmvoc_1236.wav 動詞 r/rr語幹 奪う ばかう かいが むちゅー むぬー がっじゅりー とぅい(あいつが持っているものを奪い取れ)。 1237 かったつ ikmvoc_1237.wav 動詞 k語幹 抱く かったふ うぬ なつっじゃ っふぁがまう かったきゅーき(この泣き虫のこどもを抱いておけ)。 んきゃーん やらび あいきゃー ぱーん かったかい んふばーりうたい(昔、こどものときは おばあさんに抱かれてぬくもっていた)。 みどぅん びきどぅん かったつ(男女が抱き合う)。 1238 かったふ ikmvoc_1238.wav 動詞 k語幹 抱く かったつ 1239 かっちゅ ikmvoc_1239.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙カツオ かっちゅぬ がばーゆどぅ だいばんてぃー あい(カツオの大型の物をダイバンと言う)。 1240 がっつり ikmvoc_1240.wav 副詞 まったく(そっくり)[似ていることの強調] うぬ っざっふぁー がっつり んーしーどぅー(その父子はほんとうによく似ている)。 うぬきゃが っざっふぁー がっつり ゆぬそぅい(その父子は全くそっくりだ)。 1241 かつに ikmvoc_1241.wav 名詞 B 垣根 かつ 1242 がつぬ ikmvoc_1242.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙メアジ がつぬー あんひー がにー(アジを網で囲み取る[>囲み網でとる])。 1243 かっふ ikmvoc_1243.wav 動詞 f語幹 C 隠れる かっふぃ っゔぁ かまぬ ほぅぎーぬ てぃびん かっふぃ(お前はあの大きな木の後ろに隠れろ)。 1244 かっふぁす ikmvoc_1244.wav 動詞 s/h語幹 隠す でぃんぬぎゃー かっふぁし(金を隠せ)。 1245 かつみ ikmvoc_1245.wav 動詞 母音語幹 A 捕まえる ぬそぅどぅ- かつみる(泥棒を捕まえろ)。 んでぃ んでぃ っゔぁが てぃーゆ かつみーみーみーでぃ( どれどれあなたの手を摑まえて(触って)みよう[<触ってみてみよう])。 ぬそぅどぅー かつみらいにゃーん(泥棒は捕まった)。 1246 かっら ikmvoc_1246.wav 名詞 C 居眠りして、こっくりする動作 ゆび ゆーかひー ににゅーや かっらん なりゅー(昨晩、夜更かしして居眠りコックリしている)。 1247 かっらみきー ikmvoc_1247.wav 副詞 フラフラと びゅーい びとぅー かっらみきー あいきーまーるー(酔っぱらいはフラフラと歩き回っている)。 1248 かつん ikmvoc_1248.wav 動詞 m語幹 A 捕まえる、握る、つかむ ぬそぅどぅー かつん(泥棒を捕まえる)。 みどぅんぬ てぃーゆ かつん(妻の手を握る)。 んまが つんぬ まいちゃう かつん(母親の着物の裾をつかむ)。 ぬそぅどぅー かつまいーにゃーん(泥棒は捕まった)。 1249 かてぃ ikmvoc_1249.wav 動詞 母音語幹 C (おかずとご飯を)ちょっとずつ合わせて まいゆ っぞぅとぅ かてぃー ふぁい(ご飯に魚をおかずとして食べなさい)。 おかっじゃ はーさにゃーんば かてぃがまひー ふぁい(おかずは多くはないので少しずつ節約して食べなさい)。 1250 かでぃ ikmvoc_1250.wav 動詞 母音語幹 C 耕す、掘る んーぬ かでぃー(芋を掘る)。 はいゆ かでぃー(畑を耕す)。 1251 かでぃ ikmvoc_1251.wav 名詞 B 風 あがいかでぃ(東風)。 いーかでぃ(西風)。 はいかでぃ(南風)。 んすかでぃ(北風)。 かでぃふつ(台風)。 ゆぶすかでぃ(つむじ風)。 かでぃまーい(風向きが変わること)。 いーかでぃまーい(西風回り[>前線の通過で西風が北風に変わること])。 きーぬ はなんどぅ かじゃー ふつ(木の上の部分に風が吹く[>上位のものが苦情などを受ける])。 1252 がでぃ ikmvoc_1252.wav 動詞 母音語幹 C (縄をなうなどのために)交差させる みーつぬ ん゚なう がでぃー うぶ ん゚なう なう(3本の綱を交差させて碇綱を綯う)。 1253 かでぃうす ikmvoc_1253.wav 名詞 時化(しけ) かでぃうつ きゅーや かでぃうす やいば いんな うりらいん(今日は時化だから漁には出られない)。 1255 かてぃぬ ikmvoc_1255.wav 連体詞 より以上の ぶとぅー がず やいそぅが とぅっじゃ うりゃー かてぃぬ がず(旦那はケチだが奥さんはそれ以上のケチ)。 1256 かでぃぬ かいすふつ ikmvoc_1256.wav 成句 台風の目 かでぃぬ かいすふつんかい はいーてぃがー なうちゅんま かじゃー にゃーん(台風の目に入ったら全然風はない)。 1257 かでぃふつ ikmvoc_1257.wav 名詞 台風 ちゅー かでぃふつ(強い台風)。 んなまぬ かでぃふっちゃ みゃーくんかいや かすいや とぅんま ほぅん(今度の台風は宮古にはかすりもしない)。 1258 かでぃふつあみ ikmvoc_1258.wav 名詞 台風の前兆の雨 1259 かでぃまーい ikmvoc_1259.wav 名詞 突風 かじゃまーい いーかでぃま-い(北からの突風)。 1260 かてぃむぬ ikmvoc_1260.wav 名詞 おかず 1261 がでぃらく ikmvoc_1261.wav 名詞 (糸等が)絡むこと、もつれること、(人に)絡むこと いとぅー がでぃらくんなりどぅ なうちゅんま はなはいん(糸がからまって全然離れない)。 ばぬんかい まーぬ がでぃらく あすな(あまり俺に絡むな)。 1262 かどぅ ikmvoc_1262.wav 名詞 B 角 かまぬ かどぅ(向こうの角)。 1263 かどぅ かどぅ ikmvoc_1263.wav 名詞 この角あの角、あちらこちら みどぅんんみぬどぅ かどぅ かどぅん むぬー ゆみゅーたい(女性達があちらこちらでお喋りしていた)。 1264 がどぅい ikmvoc_1264.wav 動詞 r/rr語幹 A 奪い取る ばかい ぬそぅどぅん がどぅらいーにゃーん(盗人に奪い取られた)。 かいが でぃんぬ がどぅり(あいつの金を奪え)。 1265 かな ikmvoc_1265.wav 名詞 B 下ろし金、鉋 ほぅにゃう かなひー うらし(大根を下ろし金でおろせ)。 きーゆ かなひー きっず(木を鉋で削る)。 1266 1 かなーい ikmvoc_1266.wav 名詞 遠方 かない ゆーかーま、かじゃー ぶらー むいとぅ かなーいん あい(保良はずっと遠方にある)。 1266 2 かなーい ikmvoc_1266.wav 名詞 昔、ずっと以前 かない ゆーかーま、んきゃーん かなーいや みどぅんまい びきどぅんまい からっじゅぎゃー ゆっゔぃどぅ うたい(昔は女性も男性も髪を結っていた)。 かなーいんな うまー はいどぅ あたい(以前はそこは畑だった)。 1267 1 かない ikmvoc_1267.wav 名詞 C 遠方 かなーい ゆーかーま、かじゃー 1267 2 かない ikmvoc_1267.wav 名詞 C 昔、ずっと以前 かなーい ゆーかーま、んきゃーん 1268 かない ikmvoc_1268.wav 形容詞 A 仕事の良くできる かりゃー いんかないびとぅ(彼は腕のいい漁師だ)。 かいがどぅ かないかいば かいんかい たぬみ(あの人の方が仕事の良くできるのであの人に頼みなさい)。 1272 かなう ikmvoc_1272.wav 動詞 w語幹 C (仕事などを)頑張る がんじゅーや ひー ゆー かないーゆーんな?(元気でよく頑張っているか)。 うなが たまうぎゃー かないーどぅー(自分なりに頑張っている)。 うたきぬ うだいゆぎゃー わいてぃー かなーでぃ(御嶽の役割はしっかり果たそう)。 1273 かなう ikmvoc_1273.wav 動詞 w語幹 C 叶う;気に入る うむいや かなう(思いは叶う)。 かぬ みどぅんな ばが つむんな かなーっだん(あの女性は私の気持ちにはそわなかった)。 1274 かなぎ ikmvoc_1274.wav 名詞 C これくらいの(長い)長さ ぶーずぬ ながさー かなぎ ありーどぅー(サトウキビの長さはこんなに長い)。 1275 かなさ ikmvoc_1275.wav 名詞 C 〘人名〙 〘人名〙[男女ともに使う] あぱらぎ かなさがま(可愛いカナサちゃん)。 1276 1 かなす ikmvoc_1276.wav 動詞 s/h語幹 A 好きだ、愛している、大切にしている ばー とぅっじゅぎゃー かなはん(私は妻を愛していない)。 ぶとぅー かなす(夫が好き)。 1276 2 かなす ikmvoc_1276.wav 形容詞 A 好き、愛おしい かなす みどぅん(愛おしい妻)。 ばー みどぅんぬぎゃー かなすかいば ならん(私は妻が愛おしくてならない)。 1277 かなす ikmvoc_1277.wav 名詞 C 〘人名〙 〘人名〙[男女ともに使う];(神様につける)接尾辞 てぃだがなす(太陽神)。 かんがなす(神様)。 1278 かなすぎ ikmvoc_1278.wav 形容詞 親しそうな、愛おしそうな うぬきゃが とぅずぶとぅー いつまい かなすぎ(その夫婦はいつも仲がよさそうだ)。 1279 1 かなた ikmvoc_1279.wav 名詞 A 遠く、彼方 かーま かまぬ かなたんどぅ いみずまがまぬ あい(ずっと遠方に小さい島がある)。 やまぬ かなた(山のかなた)。 1279 2 かなた ikmvoc_1279.wav 形容詞 A 遠い かーま かまぬどぅ かなたかい(あっちの方が遠い)。 ぶらぬどぅ っさらんつきゃー かなたかい(保良の方が平良より遠い)。 1280 かなっさ ikmvoc_1280.wav 名詞 かわいがること とぅず かなっさ びとぅ(奥さんを大切にする人)。 1281 かなっさ あす ikmvoc_1281.wav 成句 不規則動詞 (人、生き物を)可愛がる まゆがまう かなっさ あす(猫を可愛がる)。 んまがうぎゃー なんみや はってぃ はってぃ かなっさ あす(孫を大切に大切に愛する)。 ばー とぅっじゅぎゃー かなっさ ひーうたい(私は妻を愛していた)。 っふぁ かなっさ びとぅ(子煩悩)。 1282 かなまい ikmvoc_1282.wav 名詞 頭;考える力 きーから うてぃー かなまいや ぴーきーにゃーん(木から落ちて頭に穴があいた)。 ずーじゅー かなまいや うむくとぅー にゃーん(頑固な人は知恵がない)。 ういが かなまいや うぬしゅくだー(彼の考える力はその程度しかない)。 1283 かなまりゃ ikmvoc_1283.wav 名詞 間違った考えの人;人をけなすときの呼びかけ語、馬鹿野郎 ゆがかなまりゃ(間違った考えの人)。 くぬ かなまりゃ(この馬鹿やろう)。 かりゃー ひとぅぬ はなっそぅぎゃー つかん ゆががなまりゃ(彼は人の話に耳を傾けない協調性にない人だ)。 1284 かなみ ikmvoc_1284.wav 名詞 A かなめ あうずぬ かなみ(扇のかなめ)。 1285 かに ikmvoc_1285.wav 名詞 B 鉄、金属、強いこと かにふず(鉄の釘)。 かりゃー ふっちゃ かに えいば かいんな ばー うゆばん(彼が口が強いから彼には私には勝てない[>あまり強く主張するので言い返せない])。 1286 かに ikmvoc_1286.wav 名詞 B 鐘 かにぬ がーん がーんてぃ ない(鐘がガーン ガーンと鳴る)。 1287 かに ikmvoc_1287.wav 名詞 C 〘人名〙 〘人名〙カニ、農業の神様 1288 かに ikmvoc_1288.wav 補助動詞 母音語幹 (動詞基本形について、その動作が困難であることを表す)~しかねる、~できかねる、~することが難しい はっじゃ ぶりー あいつかにゅー(足を骨折してなかなか歩けない)。 ばたー んてぃー んめ ふぁうかにゅー(腹がいっぱいでもう食べられない)。 やらびゃー にゅーかにゅー(子供はなかなか眠れない[<眠りかねている])。 にゅーかに ふがましゃ(中々寝つかないうるさいやつ[<寝かねるうるさい子])。 1289 がに ikmvoc_1289.wav 動詞 母音語幹 C 捻じ曲げる はりがにゅー がにー(針金を捻じ曲げる)。 1290 がに ikmvoc_1290.wav 動詞 母音語幹 C (人を)集める、(網を束ねて)引き上げる、(足などを)引っ張る いん にんじゅー がにー(漁に行く人数をかき集める)。 あんな がにー っぞぅ とぅらでぃ(網を束ねて魚を取ろう[そぅでぃあん(袖網)という網を使った漁では網の両端を交差させて中に入った魚を取る])。 あんかい っぞぅー がにる(網に魚を束ねろ[>網の両端を交差させて中に魚を入れる])。 1291 かにふず ikmvoc_1291.wav 名詞 釘 1292 かにゃい ikmvoc_1292.wav 動詞 r/rr語幹 C 駄目な状態である かない まさいや すかまー ほぅだ かにゃりーうたい(マサイは仕事をしないで駄目だ)。 1293 1 かにゃり ikmvoc_1293.wav 形容詞 C 駄目な状態である かない まさいや すかまー ほぅん かにゃりんまり(マサイは仕事をしないで駄目なやつだ)。 1293 2 かにゃり ikmvoc_1293.wav 名詞 C 駄目な状態である人 かない まさいや すかまー ほぅん かにゃり あたい(マサイは仕事をしないで駄目なやつだった)。 1294 かにゅーんーた ikmvoc_1294.wav 名詞 山ブドウ やまんきー かにゅーんーたう とぅいが(山に行って山ブドウを取りに(いく))。 5709 かぬ ikmvoc_5709.wav 指示詞 〘指示形容詞〙 〘指示形容詞〙 あの 1295 かぬいー ikmvoc_1295.wav 感動詞 〘フィラー〙 〘フィラー〙あのねー 1296 かぬきゃ ikmvoc_1296.wav 名詞 C あの人たち かぬきゃた かぬきゃが ふたーいや いつまい ひとぅみ(あの二人はいつも一緒だ)。 かぬきゃが まいんどぅ んまむぬぬ あい(あの人たちの所にご馳走がある)。 1297 かぬきゃた ikmvoc_1297.wav 名詞 あの人たち かぬきゃ 1298 かぬちゃ ikmvoc_1298.wav 名詞 C 向こう側 うままい あらん、くままい あらん、かぬちゃ(そこでもない、ここでもない、向こう側だ)。 かぬちゃうぎゃー みーだ くぬちゃう みーる(向こう側を見ないでこちら側を見なさい)。 やまぬ かぬちゃ(山の向こう側)。 うまの はいぬ かぬちゃ(そこの畑の向こう)。 1299 かぬゆー ikmvoc_1299.wav 名詞 あの世 かんぬゆー、かまぬゆー ぱーや すにー かぬゆーんかい はりーにゃーん(おばーさんは亡くなってあの世に行った)。 1300 かぱ ikmvoc_1300.wav オノマトペ 急に、いきなり、ビックリする時に発する言葉 かいん かぱてぃー うどぅるかはいーにゃーん(彼に急に驚かされた)。 しーしーん かぱてぃー まーまー ふぁーはいーにゃーん(先生に急にげんこつを食らわされた)。 1301 がば ikmvoc_1301.wav 形容詞 C (人や動物が)年取った、(食べ物などが)古い がばういびとぅ(年取った老人)。 がばかじゃ(加齢臭)。 がばぬーま(老馬)。 くらー がばかいば ふぁーいん(これは古いから食べられない)。 1302 がばー ikmvoc_1302.wav 形容詞 C 大きい、広い ばー ほぅいかいむぬ がばーかい むぬー とぅらっじゃー っゔぁー いみかい むぬー とぅい(私は大きい方を取るからあなたは小さい方を取れ)。 がばー っぞぅ(大きい魚)。 がばー まっちゃ(大きい店)。 がばー やー(大きい家)。 ういがどぅ がばーかい(これが大きい)。 くじゃひつぬどぅ んながーな がばーかい(客間が一番広いです)。 1303 がばういびと ikmvoc_1303.wav 名詞 老人 くすまがい がばういびとぅ(腰の曲がった年寄り)。 1304 かばす ikmvoc_1304.wav 形容詞 A 香ばしい;喜ばしい ふにゅーや かばす(ミカンは香ばしい)。 かばす かじゃ(香ばしいかおり)。 かばす はなす(喜ばしい話)。 1305 かばすぐい ikmvoc_1305.wav 名詞 吉報 1306 かぱたまがい ikmvoc_1306.wav 名詞 突然の出来事に驚くこと おごえ ばー まずむぬー みー かぱたまがいや ひーにゃーん(ぎゃー、私は幽霊を見てビックリしてしまった)。 1307 がばみかす ikmvoc_1307.wav 動詞 s/h語幹 ゴツンと叩く、ドンドンと叩く どんみかす やどぅー かばみかひー ったつ(戸をドンドンと叩く)。 1308 かびー ikmvoc_1308.wav 名詞 B 紙[複合語では「かび」となることもある] っそぅ かびー(白い紙)。 かびとぅい(凧)。 1309 かびーぎー ikmvoc_1309.wav 名詞 〘植〙 〘植〙楮(こうぞ)[紙を作る材料になる木で。宮古では紙はつくらないが、以前は内地の業者が買い取りにきていた。いまではあまりみられない] 1310 かびとぅい ikmvoc_1310.wav 名詞 凧 かびとぅいゆ まーす(凧をあげる)。 かびとぅいぬ ん゚なう たっゔぃ(凧の紐を手繰れ)。 1311 1 がびゃう ikmvoc_1311.wav 形容詞 B 病弱だ ういびとぅ なりどぅ がびゃうふ なりーうい(年取って病弱になっている)。 1311 2 がびゃう ikmvoc_1311.wav 名詞 B 病弱なこと、病気がちの人 かりゃー がびゃう ひつにん(彼は病気がちで何もできない人だ)。 がびゃう びとぅ(病気がちの人)。 がびゃうゆ みー むぬー くーむぬ(病気がちの人を看病するのは疲れる)。 1315 がふ ikmvoc_1315.wav オノマトペ ものとものとがぴったり合うさまを表す がふてぃー あいにゃーん(かっちり合った)。 あなんかい がふてぃー はまりーにゃーん(穴にピッタリとはまった)。 1316 かふー ikmvoc_1316.wav 動詞 f語幹 C 隠れる かっふぃ 1317 かふー ikmvoc_1317.wav 名詞 B 屋敷内の畑 かふーん そぅーゆ いびー(屋敷内の畑に野菜を植える)。 かふーん なびゃーらぬ なりゅー(家庭菜園にヘチマがなっている)。 1318 がぶがぶ ikmvoc_1318.wav オノマトペ 飲み物を飲むときの音、ゴクリゴクリ さきゅーぎゃー がぶがぶてぃー ぬみ(酒はガブガブと飲め)。 1319 かま ikmvoc_1319.wav 名詞 C (話し手、聞き手から離れた場所を指す)あそこ、向こう かまう みーる(あそこを見なさい)。 かまんかい はりーにゃーん(向こうに行った)。 かまんどぅ がっこーや あい(あそこに学校はある)。 かまからどぅ あみぬ いりゅー、やどぅー っふぃ(あそこから雨が入ってる。戸を閉めろ)。 1320 がま ikmvoc_1320.wav 名詞 B 洞窟 あぶ ほぅがま(大きな洞窟)。 1321 がま ikmvoc_1321.wav 接尾辞 小さいものや動作、かわいく感じるものや動作に着く指小辞。名詞、形容詞、動詞の連用形につくことができる みどぅんがま(女の子)。 ぱーがま(おばーちゃん)。 いみむぬがま(小さいもの)。 やらびゃー ばらいがま あす(子供がすこし笑う)。 1322 かまい ikmvoc_1322.wav 動詞 r/rr語幹 A (人が)嫌いになる、(動詞基本形について、その動作をすることに)飽きる がうい ばー かりゅーぎゃー かまりーどぅー(私は彼のことを嫌になった)。 ふぁうがまい(食べ飽きる)。 わーや あてぃ ふぁうや ひー みーがまいまい ひーどぅー(豚肉は食べ過ぎて、見飽きもしている)。 ばー うるーぎゃー んぎゃがまい(私はそれにはうんざりしている)。 むいがまい(嫌なほどうんざりすること)。 1323 かまい ikmvoc_1323.wav 名詞 C 賄賂、貢ぎ物 わいる かまいひー すぐい(貢ぎ物で偉くなる)。 1324 かまかた ikmvoc_1324.wav 名詞 向こう側、向こうの方 かまかたうぎゃー みーだ くまかたう みーる(向こうの方を見ないでこちらの方を見なさい)。 1325 がまく ikmvoc_1325.wav 名詞 C お尻の大きい骨のある部分 がまくぶに(お尻の両側の大きな骨)。 1326 かまさー ikmvoc_1326.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙カマス かます あうきゃー かまさーとぅどぅ ひとぅみ うい(アウキャはカマスと一緒にいる)。 1327 かます ikmvoc_1327.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙カマス かまさー 1328 かます ikmvoc_1328.wav 名詞 C 麻であんだ袋 かますぐー 1329 かますぐー ikmvoc_1329.wav 名詞 麻であんだ袋 かます かますぐーんかい ぶーずぬ さにゅー いりー(カマスにサトウキビの苗を入れる)。 1330 がまた ikmvoc_1330.wav 接尾辞 動詞基本形について、すでに決まっている未来の事態を表す、はずだ;(あるべき)未来の行為を表す、べきだ うまんどぅ やーに がっこーゆ ちゅっふがまた(ここに来年学校を作る(ことになっている))。 いつどぅ やまとぅんかい はいがまたが(いつ本土にかえるんだ)。 うぬ あつないゆ あすてぃがー まーんてぃ まうきがまた(この商売をしたらかならず儲かるはずだ)。 くぬ すかまー いつがみ あすがまたが(この仕事はいつまでやるんですか)。 てれびゃー くまんどぅ うっつがまた(テレビはここに置くべきだ)。 しーとぅんみゃー べんきょー あすがまた(生徒たちは勉強すべきだ)。 1331 かまつ ikmvoc_1331.wav 名詞 B 顎(のえらの部分)からほほにかけての部位 かいが かまっちゅ だみる(彼の顎を殴れ)。 はーや やみどぅ かまっちゃ ふくりゅー(歯痛で頬が腫れている)。 1332 かまどぅ ikmvoc_1332.wav 名詞 B 竈(かまど) うかま かまどぅんかい なびゅー うっつ(カマドに鍋を置く)。 1333 かまぬゆー ikmvoc_1333.wav 名詞 死後の世界 かぬゆー、かんぬゆー ぱーや かまぬゆーんかい はりーにゃーん(おばあさんは向こうの世界に逝ってしまった)。 1334 かまばく ikmvoc_1334.wav 名詞 カマボコ 1335 かまらす ikmvoc_1335.wav 形容詞 悲しい ばー かまらすかいば つむー やすまらん(私は悲しくて心は休まらない)。 あいぬ くー かまらす ゆーゆぎゃー ふぁーん(こんなに苦しくて悲しい世は生きたくない)。 1336 かまんた ikmvoc_1336.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙エイ いー かまんたー とぅいぬ んまりゃーひどぅ うーず(エイは鳥のように泳ぐ)。 1337 かみ ikmvoc_1337.wav 動詞 母音語幹 C 荷を頭に乗せる;祈る たむぬー かみー(薪を頭にのせる)。 てぃーゆ かみー(両手を開いたまま頭の高さまで上げて祈願する)。 1338 かみ ikmvoc_1338.wav 名詞 C 瓶(かめ) んそぅがみ(味噌瓶)。 みずがみ(水瓶)。 いっとがみ(一斗瓶)。 1339 がみ ikmvoc_1339.wav 格助詞 (目的地)まで;(ある時間)まで [「がみ」と「たーひー」は重ねて使うことができる。~がみたーひー、~たーひーがみ] たーひー ぶらがみまい いきったい(保良まで行ってきた)。 さんじがみ うまん まち(三時までここで待て)。 1340 かみぬ くー ikmvoc_1340.wav 成句 亀の甲 かみぬ くーんつきゃー とぅすぬ くー(亀の甲より年の功)。 1341 かむー ikmvoc_1341.wav 動詞 w語幹 C 出向いてくる、訪問してくる、訪ねてくる かむい うりゃー うとぅじゃうぎゃー かむーん(彼は親戚を見向きもしない)。 かりゃー くまんかいや かむいや くーん(あいつはここには訪ねて来ない)。 1342 かむー ikmvoc_1342.wav 動詞 w語幹 C (人に)かまう、かかわる;必要だ、要る かむい やらびんかいや かむーな((その)子にかまうな)。 いすがすかいば っゔぁんかいや かむーいん(忙しいのでお前にはかまっていられない)。 ばー うりゅーぎゃー かむーん(私は、それは必要ない)。 いつとぅー かむーん(行く必要ない)。 1343 かむい ikmvoc_1343.wav 名詞 C 鴨居(かもい) 1344 かむい ikmvoc_1344.wav 動詞 母音語幹 C (人に)かまう、かかわる;必要だ、要る かむー 1345 かむい ikmvoc_1345.wav 動詞 母音語幹 C 出向いてくる、訪問してくる、訪ねてくる かむー うりゃー うとぅじゃうぎゃー かむいん(彼は親戚を見向きもしない)。 1346 かや ikmvoc_1346.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙茅 かややー(茅葺の家[実際にはすすきで作られていた])。 1347 かや ikmvoc_1347.wav 名詞 B 若い時の過労等が原因で年取ってから起きる神経痛 ういびとぅ ないてぃがー かやぬどぅ うんそぅく やん(年を取ると神経痛が余りにも痛む)。 1348 かや ikmvoc_1348.wav 感動詞 〘間投詞〙 〘間投詞〙期待と違ったときに発する間投詞、あれ かやはい かや、 っゔぁが とぅみゅー むぬー かまん あいさ(あれ、あなたが探しているのは向こうにあるだろう)。 1349 がやーす ikmvoc_1349.wav 動詞 s/h語幹 (馬などに載せるために)一対の束ねた草等を交差させる っさー がやーひー ぬーまんかい ぬーす(草を交差させて馬にのせる)。 1350 かやはい ikmvoc_1350.wav 感動詞 〘間投詞〙 〘間投詞〙期待と違ったときに発する間投詞、あれ かや かやはい、 っゔぁが とぅみゅー むぬー かまん あいさ(あれ、あなたが探しているのは向こうにあるだろう)。 1351 かやばた ikmvoc_1351.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙蜂の一種、チビアシナガバチ 1352 かややー ikmvoc_1352.wav 名詞 茅葺の家 かややーや かでぃふつんな っちゅい やすむぬ(茅葺の家は台風には壊れやすい)。 かややーゆぎゃー ぎすつひどぅ ちゅっふ(茅葺家はススキで作る)。 1353 がやんちゅ ikmvoc_1353.wav 名詞 雲雀(ヒバリ) ちゅんちゅん、ちゅんくら がやんちゅがまー ちゅんちゅんてぃー なつ(雲雀はちゅんちゅんと鳴く)。 1354 かゆー ikmvoc_1354.wav 動詞 w語幹 A 通う みどぅんぬ まいんかい かゆー(妻のところに通う)。 1355 1 から ikmvoc_1355.wav 名詞 B (貝の)殻 にぐーぬ から(シャコガイの殻)。 1355 2 から ikmvoc_1355.wav 名詞 B (穀物の)殻 まいがら(籾を脱穀したときの殻)。 1356 から ikmvoc_1356.wav 名詞 B 茎、幹 ぶーずがら(サトウキビの茎)。 きーがら(木の幹)。 1357 から ikmvoc_1357.wav 形容詞 B 辛い くーそぅー からむぬ(唐辛子は辛い)。 1358 から ikmvoc_1358.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙(名詞について)出発地点をあらわす、「から」;(名詞や動詞連用形に付いて)動作の始まりの時点をあらわす、「から」;始点、経由、手段をあらわす、「で」 くまから いんぬ そぅくたーひー いだきばかーい あり(ここから海底までどれくらいの深さがありますか)。 っざから つきゃー はなす(父親から聞いた話)。 あちゃからー あみちゃ(明日からは雨だって)。 つむー やすまひーから ばが はなっそぅ つき(心を落ち着けてから、私の話を聞きなさい)。 うぬ にゅーっさ てれびから みーたい(そのニュースはテレビで見た)。 1359 がら ikmvoc_1359.wav 名詞 C 柄 がらずん(柄のある着物)。 1360 がら ikmvoc_1360.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙動詞に基本形について疑念を表す節を作る、~か(もしれない)、~のか ががら あいぬがらまい っさいん(そうかも知れない)。 うぬ ほぅんな ゆみゃーむがらまい っさいん(その本は読んだことがあるかもしれない)。 あみぬ っふゅーたんががら ずーや すとぅりーどぅー(雨が降ったのか地面がぬれていた)。 1361 がら ikmvoc_1361.wav 接尾辞 疑問詞について不定名詞を作る ががら なうがら ふぁうむぬー むちーくー(なにか食べ物をもってこい)。 うまんな たるがらぬ うるーたんが おーかん(ここには誰かいたらしい)。 いじゃがらん あいはずやいそぅが いじゃがら っさいん(どこかにあるはずだが、どこかわからない)。 いつがら かまんかい いつたい(いつかあそこに行った(はずだ)[「いつたいはず」と言ってもよいが「はず」はなくてもよい])。 1362 がら ikmvoc_1362.wav オノマトペ 簡単に、あっさり やきゅーや すぐ がらてぃー まきーにゃーん(野球はすぐに簡単に負けた)。 まかいや がらてぃー ばりー はりーにゃーん(お椀は簡単に割れてしまった)。 ぬそぅどぅー がらてぃー ひんぎー はりーにゃーん(泥棒はするりと逃げて行った)。 1363 からー ikmvoc_1363.wav 助詞 形容詞接辞「かい」の提題形、名詞について「としては」、「のなかでは」の意味を表す;形容詞語幹について「~からといって」の意味を表す かりゃー やりゃー 1364 からい ikmvoc_1364.wav 名詞 A 髪 からず からいゆ ゆー(髪を結上げる)。 1365 からいばい ikmvoc_1365.wav 名詞 空威張り まーぬ からいばい あすな(余り空威張りするな)。 1366 1 からがい ikmvoc_1366.wav 動詞 母音語幹 世話をする、子守りをする;(畑などを)手入れする からがう ばー いつまい ういびとぅー からがいゆー(私はいつも年寄りを世話している)。 ばが はいんかい いきゅーきゃ っゔぁー やらびゅー からがいる(私が畑に行っている間、子供の面倒を見ろ)。 1366 2 からがい ikmvoc_1366.wav 動詞 母音語幹 修繕する からがう きゅーまい やっゔぃ くるまう からがい(今日も壊れた車を直す)。 1367 からがい ikmvoc_1367.wav 名詞 (人の)世話;(畑などの)手入れ;(お金などの)管理 ういびとぅ からがいや やぐみぐとぅ(年寄りの世話は大変なことだ)。 ばー ういびとぅ ふたーいぬ からがいゆどぅ ひーゆー(私は年寄り二人の面倒を見ている)。 はいぬ ぶーずぬ からがい(畑のサトウキビの手入れ)。 でぃんぬ からがいゆぎゃー みどぅんぬどぅ ひーゆー(お金を管理を奥さんがしている)。 1368 がらかいー ikmvoc_1368.wav 動詞 r/rr語幹 ごろりと倒れる ぶらかいー みっふぁまーいや ひどぅ がらかいらっじゃうたい(立ち眩みして急に倒れそうになった)。 1369 1 からがう ikmvoc_1369.wav 動詞 w語幹 世話をする、子守りをする;(畑などを)手入れする からがい ういびとぅー からがう(老人の世話をする)。 ばぬんな はいぬ やそぅるー からがーいん(私は畑の一反は世話できない)。 1369 2 からがう ikmvoc_1369.wav 動詞 w語幹 修繕する からがい うぬ やぶりやどぅー からがいみーる(この壊れた戸を修理してくれ)。 1370 がらがらてぃー ikmvoc_1370.wav オノマトペ (戸を)ガラガラと開けるさま がらてぃ やどぅぬ がらがらてぃー ない(戸ががらがらと鳴る)。 1371 からぎ ikmvoc_1371.wav 動詞 母音語幹 C 絡げる つんぬ からぎー まーい(着物を絡げて行く)。 1372 からぐぴん ikmvoc_1372.wav 名詞 空瓶 うらー さきゃー はいりや うらん からぐぴん(それは酒の入っていない空瓶だ)。 1373 がらさ ikmvoc_1373.wav 名詞 C カラス はいぬ がらさ(畑のカラス)。 1374 がらさない ikmvoc_1374.wav 名詞 足の指の痙攣 がらさないや ひどぅ はずぬ うゆびぬ まがりゅー(痙攣して足の指が曲がっている)。  1375 がらさばう ikmvoc_1375.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ヒメヘビ(小型のヘビ) 1376 からす ikmvoc_1376.wav 動詞 s/h語幹 A 貸す でぃんぬ からす(金を貸す)。 1377 からず ikmvoc_1377.wav 名詞 B 髪 からい かなーいや みどぅんまい びきどぅんまい からっじゅぎゃー ゆっゔぃどぅ うたい(昔は女性も男性も髪を結っていた)。 1378 からずー ikmvoc_1378.wav 名詞 地べた からずーん うやたー びー(地べたにおじいさんたちは座る)。 1379 からた ikmvoc_1379.wav 名詞 B 体、体格 やぐみからた(立派な体格)。 1380 がらてぃー ikmvoc_1380.wav オノマトペ (建物が)ガラガラと倒れるさま;(人が)くずれるように倒れるさま;戸が開く音 がらがらてぃー がらてぃー たうりー はりーにゃーん。 1381 からぱい ikmvoc_1381.wav 名詞 灰 からぱい まゆがま(灰だらけの子猫)。 うかまぬ からぱい(釜の灰)。 1383 からぱず ikmvoc_1383.wav 名詞 裸足 からはず んきゃーんな くつまい にゃーんば からぱずひー あいきー うたい(昔は靴もないので裸足で歩いていた)。 1384 からまつ ikmvoc_1384.wav 動詞 k語幹 絡巻く、巻きつける からまふ 1385 からまふ ikmvoc_1385.wav 動詞 k語幹 絡巻く、巻きつける からまつ ん゚なう からまき(綱を巻きつけろ)。 1386 がらみつ ikmvoc_1386.wav 動詞 k語幹 がらがらと音を立てる;内部に何もなく空いている がらみふ がらみきー みずぬ ながりゅー(ガラガラと音を立てて水が流れている)。 まーぬ がらみつな(余り音を立てるな)。 うまぬ やーや がらみきー たるまい みーん(ここの家は空っぽで誰もいない)。 1387 からゆか ikmvoc_1387.wav 名詞 (何も引いていない)床 なつん からゆかん にゅーてぃがー すみゃーすむぬ(夏になにも引いてない床に眠ったら心地良い)。 1388 かり ikmvoc_1388.wav 動詞 母音語幹 A 嗄(か)れる あてぃ むぬいやひー くいまい かりーにゃーん(余りにも喋り過ぎて声も嗄れてしまった)。 1389 かりー ikmvoc_1389.wav 形容詞 C 大事な、嘉例の かりーな むぬ(大切なもの)。 1391 かりうす ikmvoc_1391.wav 名詞 航海安全、安全 かりうし、かりゅーし、かりゆし、かりゆす かりうっさひー いき(安全で行け)。 1392 かりゃー ikmvoc_1392.wav 助詞 形容詞接辞「かい」の提題形、名詞について「としては」、「のなかでは」の意味を表す;形容詞語幹について「~からといって」の意味を表す からー やりゃー みどぅんかりゃー  たかびとぅ(女の人の中では背が高い)。 たかかりゃー じゃうかいてぃぬ くとぅー にゃーん(値段が高いからといって(品物が)良いとは言えない)。 1393 かりゅーし ikmvoc_1393.wav 名詞 航海安全、安全 かりうし、かりうす、かりゆし、かりゆす 1394 かりゆし ikmvoc_1394.wav 名詞 航海安全、安全 かりうし、かりうす、かりゅーす、かりゆす かりゆしぬ たびゅー ひーくー(航海安全の旅をしてきなさい[>道中お気をつけて])。 かりゆしぬ たびゅー ひーったい(無事に帰ってきた)。 1395 かりゆす ikmvoc_1395.wav 名詞 航海安全、安全 かりうし、かりうす、かりゅーす、かりゆし うつなーんかい かりゆっさひー いき(沖縄に航海安全で行きなさい)。 1396 がる ikmvoc_1396.wav 形容詞 A 軽い うぬきゃが ふたーつからー ういがどぅ がるかい(この2つではこっちの方が軽い)。 1397 がるいす ikmvoc_1397.wav 名詞 軽石 がるいすぬ ゆりっちゅー(軽石が流れてきている)。 1398 かん ikmvoc_1398.wav 動詞 m語幹 A 嗅ぐ かじゃう かん(臭いを嗅ぐ)。 1399 かん ikmvoc_1399.wav 動詞 m語幹 C 噛む あーゆ かみー んっちゅ たい(粟を噛んで神酒を作る)。 むぬーぎゃー かみー ふぁい(飯は噛んで食べなさい)。 1400 かん ikmvoc_1400.wav 名詞 B カニ すでぃ がん(脱皮したばかりの蟹(かに))。 ばたらがん(食用の中型の蟹(かに))。 ん゚ぬがん(食用の渡り蟹(かに))。 っさかん(食用の小型の蟹(かに))。 いびがんぬ んまさあいむぬー にゃーん(伊勢海老ほど美味しいものはない)。 1401 かん ikmvoc_1401.wav 名詞 C 理解力 かんな にゃーんんまり(理解力が悪い奴)。 からー すーがくぬ かんな にゃーん(あいつは数学の理解力がない)。 1402 かん ikmvoc_1402.wav 名詞 B 神 かんがなす かんかい てぃーゆ かみー(神に祈る)。 1403 1 かんがい ikmvoc_1403.wav 動詞 母音語幹 考える まさぎん かんがいる(ちゃんと考えよ)。 1403 2 かんがい ikmvoc_1403.wav 名詞 考え まさぐぬ かんがいゆ むち(正しい考えを持て)。 ゆが かんがいゆぎゃー むちゃん(間違った考えをもたない[>持つな」)。 1404 かんがなす ikmvoc_1404.wav 名詞 神様 かんがなすんかいや てぃーゆ かみだかー ならん(神様には手を合わせないといけない[両手を開いて上に向け、頭の上まで上げる])。 1405 かんぎ ikmvoc_1405.wav 名詞 B とさか、たてがみ とぅいぬ かんぎ(鶏のとさか)。 ぬーまぬ かんぎ(馬のたてがみ)。 1406 かんきり ikmvoc_1406.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙缶蹴り 1407 がんく ikmvoc_1407.wav 形容詞 B 頑固だ、頑固な むぬいゆぎゃー つかん がんくんまり((人の)言うことを聞かない頑固な奴)。 1408 かんじゃーやー ikmvoc_1408.wav 名詞 鍛冶屋 かっじゃ 1409 がんじゅー ikmvoc_1409.wav 形容詞 健康 がんじゅーさー いつばん、つむかぎさまい いつばん、うむくとぅまい いつばん(健康は一番、心情も一番、知恵も一番[西原老人会の標語])。 がんじゅーや ひー ゆー かないーゆーんな(元気でよく頑張っているか)。 1410 かんすとぅばかーい ikmvoc_1410.wav 成句 (人が)神となって人でなくなる、死ぬ。[<「かん ひとぅ ばきゃーい(神と人が別れる)」 昔ユタが唱えるときに使った] 1411 かんだか ikmvoc_1411.wav 形容詞 霊力が高い、霊力が強い かんだか みどぅん(霊力の強い女性)。 1412 1 かんだっちゃる ikmvoc_1412.wav 連体詞 こんな かんだっちゃる むぬ(こんなもの)。 1412 2 かんだっちゃる ikmvoc_1412.wav 連体詞 〘歌語〙 〘歌語〙このような(素晴らしい) きゅーぬ ゆーいや かんだっちゃる むぬ、 くまぬ くがにが ゆーいだらよー(今日の祝いは素晴らしいものだ、ここの子供のお祝いだよ[[歌語]「きゅーぬほぅからしゃ」というお祝いの歌の一部に囃子として付け加える])。 1413 かんだな ikmvoc_1413.wav 名詞 神棚 1414 かんつ ぱだ ikmvoc_1414.wav 名詞 ユークイのときに着る白い着物[これを着ることで神になるとされ、死ぬときに一緒に持って行く] 1415 がんな ikmvoc_1415.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙メイシバ 1416 かんな にゃーん つつ ikmvoc_1416.wav 成句 7月の別称、不浄の月[御嶽では一年を春(びーずん)、神不在の7月(かんな にゃーん つつ)、秋(っさんし)の3つに分ける] 1417 かんない ikmvoc_1417.wav 名詞 雷 いなびかいぬ あとぅんどぅ かんないや ない(稲光の後に雷は鳴る)。 1418 がんない ikmvoc_1418.wav 動詞 r/rr語幹 (子供などが)駄々を捏ねる んまんかい すがりんきー がんない(母親にすがりついて駄々をこねる)。 やらびゃー んまぬ あらんかい いでぃでぃー あすてぃがー いつまい がんない(子供は母親が外出しようとしたら、いつも駄々をこねる)。 うぬ やらびぬ がんなりー からー たるが むぬいゆまい つかん(この子が駄々をこねたら誰の言うことも聞かない)。 1419 かんないあみ ikmvoc_1419.wav 名詞 雷雨 1420 かんにがい ikmvoc_1420.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祈願、神への祈願 にがい かんにがい あーぐ(祈願する時の歌[御嶽では歌を歌うことも祈願の一つである])。 1421 かんぬゆー ikmvoc_1421.wav 名詞 あの世 かまぬゆー、かぬゆー 1422 かんぱな ikmvoc_1422.wav 名詞 神様の一番上(になること) かんぱな とぅゆまさ(ここの神様をもっと地位をあげよう[ウタキで歌う神歌の歌詞の一部:現代語なら「とぅゆまはでぃ」])。 1423 かんびゅーい ikmvoc_1423.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神事の名前、仲間御嶽で行われる収穫感謝祭で神酒が振舞われる、「ほぅびゅーい」と同じ ほぅっびゅーい 1424 かんびょー ikmvoc_1424.wav 名詞 看病 ういびとぅぬ かんびょー あす(年寄りの看病をする)。 1425 かんぴょー ikmvoc_1425.wav 名詞 干瓢 かんぴょーじゅー((おかずとしての)干瓢)。 1426 かんふ ikmvoc_1426.wav 名詞 B 岩 あみぬ ふーてぃがー かんふんどぅ あみがっふぃ あす(雨が降ったら岩(の穴)で雨宿りをする)。 1427 かんぶり ikmvoc_1427.wav 名詞 神のことで病むこと かんぶり びとぅー まうゆ あきばどぅ なうい(神のことで病んでいる人は自分自身の守護神を持てば治る)。 1428 がんま ikmvoc_1428.wav オノマトペ ゴツン まーまう がんまてぃー ふぁーす(げんこつでゴツンとくらわす)。 1429 がんみつ ikmvoc_1429.wav 動詞 k語幹 大声を出して騒ぐ;(頭が痛くて)ガンガンする様子 がんみふ まーぬ がんみつな(あまり大声出して騒ぐな)。 やどぅー がんみかひー ったつ(戸をドンドンと叩く)。 かなまいぬどぅ がんみきー やみゅー(頭がガンガン痛む)。 1430 かんる ikmvoc_1430.wav 名詞 C 寒露(サシバの飛んでくる季節、10月ごろ) 1431 き ikmvoc_1431.wav 助数詞 斤(重さの単位、600g)、10より下は「きん」であらわす ずき(10斤)。 にずき(20斤)。 さずき(30斤)。 しずき(40斤)。 ぐずき(50斤)。 ろくずき(60斤)。 ななずき(70斤)。 はちずき(80斤)。 くずき(90斤)。 ひゃっき(100斤)。 しぇんぎ(1000斤)。 1432 ぎ ikmvoc_1432.wav 接尾辞 形容詞の語幹について、そういう様子を持つという意味を表す、~そうだ、~そうな;動詞基本形について、そうなりそうだという意味を表す、~そうだ、そうな がばーぎ(大きそうな)。 ずみぎ(立派そうな)。 かぬ みどぅんな んなま なつぎかい(あの女はいまにも泣きそうだ)。 やらびゃー んめ あいつぎふだ(こどもはもう歩きそうだ)。 あみぬ んなま ふーぎむぬ(雨がいまにも降りそうだ)。 1433 きー ikmvoc_1433.wav 名詞 B 木 ふにゅーぎーや ゆだー たかりーどぅ((その)ミカンの木は枝が繁茂している)。 きーから うりー(木から下りる)。 きーんかい ぬーい(木に登る)。 1434 きー ikmvoc_1434.wav 動詞 r/rr語幹 C 切る;(使ったり、売れたりして)切れる、なくなる きーゆ きー(木を切る)。 っざらひー うゆびゃー きりどぅ あかっちゃ いだひーにゃーん(鎌で指を切って血を出してしまった)。 たばくー きりーにゃーんば まっちゃんきー かいくー(タバコが切れたのでお店に行って買ってこい)。 1435 きー ikmvoc_1435.wav 動詞 r/rr語幹 C 蹴る はずひー ぼーるー きり(足で蹴れ)。 っさうきー(躓く[<足を蹴る])。 1436 きー ikmvoc_1436.wav 名詞 B 毛 まゆぬ きー(猫の毛)。 っふぎ(陰毛)。 ばっだぎ(脇毛)。 1437 ぎー ikmvoc_1437.wav 名詞 C びり、最下位 うんどーかいぬ はーさにゃーんな いつまい ぎー(運動会のかけっこにはいつも最下位だ)。 1438 きーがら ikmvoc_1438.wav 名詞 毛深いこと きーがらびと(毛深い人)。 1439 きーつきひだ ikmvoc_1439.wav 名詞 海辺で木を浸けて置いておくところ んきゃーんな きーつきひだん きーや つきーからどぅ やーゆぎゃー ふきゅーたい(昔は木浸けひだに木を浸けてから家の家を建てた)。 1440 きーどぅるん ikmvoc_1440.wav 名詞 鳥肌 うとぅるすかいば きーどぅるんまい ひーどぅー(怖いので鳥肌も立っている)。 1441 きーぬそぅら ikmvoc_1441.wav 名詞 木の天辺 かじゃー きーぬ そぅらんどぅ ふつ(風は木の天辺に吹く[>リーダーに庶民は文句を言う])。 1442 きーぬない ikmvoc_1442.wav 名詞 果実、木の実 1443 きーぬにー ikmvoc_1443.wav 名詞 木の根、木の根元 きーぬ ほぅむと 1444 きーぬみー ikmvoc_1444.wav 名詞 木々の中 1445 きーぬみん ikmvoc_1445.wav 名詞 茸(きのこ) 1446 きーはず ikmvoc_1446.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙竹馬 きーぱず ふゆん ないてぃがー やらびんみゃー きーぱずん ぬーりー あそぅびー うたい(冬になると子供達は竹馬に乗って遊んでいた)。 1448 きーふか ikmvoc_1448.wav 形容詞 毛深い きーがら きーふかびとぅ(毛深い人)。 1449 きーむす ikmvoc_1449.wav 名詞 毛虫 1450 ききゃーす ikmvoc_1450.wav 動詞 s/h語幹 かき回す、掻き乱す きぎゃーす うまぬ みっじゅ ききゃーし(ここの水をかき回しなさい)。 うむくとぅ にゃーん ほぅりむぬぬ うぐなーいんかい はいりってぃ うまぬ うぐなーいや ききゃーはいにゃーん(思慮分別のない馬鹿者が集会に入ってきてそこの集会は掻き乱された)。 1451 きぎゃーす ikmvoc_1451.wav 動詞 s/h語幹 かき回す、掻き乱す ききゃーす 1452 ききゃーらす ikmvoc_1452.wav 動詞 s/h語幹 かき回す、掻き乱す ききゃーす うまぬ みっじゅ ききゃーらし(ここの水をかき回しなさい)。 1453 きさ ikmvoc_1453.wav 名詞 C 先ほど、すでに、さっき、とうに きさから ばー あしゃー きさ ふぁいにゃーん(私は朝ご飯はもう食べた)。 きさ やらびゃー がっこうんかい はりーにゃーん(さっき子供は学校に行った)。 1454 きさから ikmvoc_1454.wav 副詞 先ほど、すでに、さっき、とうに[副詞としても使われる] きさ むぬー きさから ふぁいーにゃん(飯はとっくに食った)。 1456 ぎしぐや ikmvoc_1456.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙紫貝(ムラサキガイ) っしん゚んな ひー ぎしぐやまい とぅいったい(潮干狩りで紫貝も取って来た)。 1457 きじゃ ikmvoc_1457.wav 名詞 C 精霊、神様;〘人名〙 精霊、神様;〘人名〙男性の名前の一つ きじゃら さきぬ はなー きじゃが たま(酒(容器、ビン)の上部は精霊の分)。 1458 きじゃい ikmvoc_1458.wav 名詞 B 〘祭礼〙 〘祭礼〙祭事日、精霊の日 きじゃいんな むとぅやーんきー そぅーかう あす(祭事には本家に行って焼香する)。 きじゃいんな うたきん うぐなーい(祭日には御嶽で集まる)。 きじゃいんな んまむぬぬどぅ いでぃー(祭事には美味しいものがでる)。 1459 きじゃら ikmvoc_1459.wav 名詞 C 精霊、神様;〘人名〙 精霊、神様;〘人名〙男性の名前の一つ きじゃ かっじゃぬ きじゃら(鍛冶屋のキジャラ)。 1460 きじゃん ikmvoc_1460.wav 動詞 m語幹 C 刻む きざん きじゃんたばく(刻みタバコ)。 1461 きじゅる ikmvoc_1461.wav 名詞 C 魚などの獲物が集まるところ きじゅるん あんぬ はい(魚の集まるところに網を張る)。 じょー かまぬ きじゅるんきー たくー とぅらでぃ(さあ 向こうの獲物の多くとれる所に行ってタコをとろう)。 1462 きす ikmvoc_1462.wav 名詞 B 海岸の岩陰 かんないぬ なりゅーば きすぬ すたん かっふぁでぃ(雷がなっているので岩陰に隠れよう)。 1463 ぎず ikmvoc_1463.wav 名詞 C 管理すること、言い聞かすこと やらびゅー ぎずあす(子供に言うことを聞かせる[<子供を言い聞かせる])。 ぎっじゃ ひらいん ぎずぎゃうな やらび(手に負えない腕白坊主)。 1464 1 ぎずぎゃうな ikmvoc_1464.wav 名詞 やんちゃ、やんちゃな人 ふしびゃ ぎずぎゃうなーひー そぅじゃん みんたっゔぁー ったかいたい(やんちゃして 兄にびんたを張られた)。 1464 2 ぎずぎゃうな ikmvoc_1464.wav 連体詞 言うことを聞かない ぎずぎゃうな ならっしゃう やらび(言うことを聞かないどうしようもない子供)。 1465 ぎすぐや ikmvoc_1465.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙アコヤガイ、真珠貝とも言う 1466 ぎすつ ikmvoc_1466.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙ススキ かややーぬ くびゃー ぎすつぬ すずひどぅ ちゅっふぁいゆー(茅葺家の外壁はススキの茎で作られている)。 ぎすつだむぬ(枯れたススキの薪)。 1467 きた ikmvoc_1467.wav 名詞 B 家の桁、柱と柱を繋いだ横材 うやきゃー きた とぅどぅみ(裕福は桁に留め置く)。 やーぬ きた(家の桁)。 1468 きたあん ikmvoc_1468.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙袖網[漁網の両わきに、さらに補助的に取り付ける網] そぅでぃあん 1469 1 きたてぃ ikmvoc_1469.wav 副詞 とても、特別に きたてぃ ゆながい(とても長い間)。 きたてぃ はーさ(とてもたくさん)。 きたてぃ うむくとぅあい ひとぅ(非常に頭の良い人)。 きたてぃ あぱらぎ みどぅん(際立った美人)。 つんだらさ、かりゃー きたてぃ やんな たばりー すにーにゃーん(かわいそうに、あいつは悪い病気にかかってしんでしまった)。 1469 2 きたてぃ ikmvoc_1469.wav 形容詞 A 際立った、変わった からー むいとぅ きたてぃかい(あいつはとても変わっている)。 きたてぃんまり(変わった奴)。 きたてぃむぬい((自分達の言葉とは)変わった言葉))。 かいが ふっちゃ きたてぃふつ(彼は何を言い出すかわからない)。 1470 きたてぃ ikmvoc_1470.wav 動詞 母音語幹 A 他と区別する、取り立てる うりゅーぎゃー きたてぃる(それは別にとっておきなさい)。 1471 きだむぬ ikmvoc_1471.wav 名詞 木の枝や幹の薪 きだむぬー むーし(薪を燃やせ)。 1472 きちゅい ikmvoc_1472.wav 形容詞 A 脂身が多く食べ難いこと わーぬ あっゔぁー きちゅいかいば ならん(豚の脂身が多く食べ難い)。 きちゅい むぬー はーさー ふぁーいん(脂っこいたべものはたくさんは食べられない)。 1473 きちゅみ ikmvoc_1473.wav 動詞 母音語幹 A 決めつけて厳しくすること、しめつける きつみ あいや ひとぅーぎゃー きちゅみん(そんなふうに人を決めつけない[>決めつけてはいけない])。 1474 きつぎ ikmvoc_1474.wav 形容詞 B 綺麗な、美しい きつぎ みどぅん(美しい女性)。 1475 きつきぎー ikmvoc_1475.wav 名詞 〘植〙 〘植〙シャリンバイ 1476 ぎっさ ikmvoc_1476.wav 名詞 C シラミの卵 っさんぬ とぅぬかうぎゃー ぎっさてぃどぅ あい(シラミの卵のことをギッサと言う)。 ぎっさー あかぬ にーんどぅ あい(シラミの卵は髪の根元にある)。 1477 ぎっじゃ ひらいん ikmvoc_1477.wav 成句 管理・言い聞かすことはできない、手に負えない 1478 きっず ikmvoc_1478.wav 動詞 zz/dd語幹 A (櫛で髪を)とく、(カンナなどで木を)削る ふすひー あかう きっず(櫛で髪をすく)。 きーゆ かなひー きっず(木を鉋で削る)。 1479 ぎったー ikmvoc_1479.wav 名詞 能力のない者、下の者 げったー すかまー ひらいん ぎったー(仕事のできない無能者)。 1480 ぎっふぁにゃーん ikmvoc_1480.wav 接尾辞 (動詞基本形について)~しそうにない まくがんな ちゅーかいば とぅらいぎっふぁにゃーん(ヤシガニは力が強いので捕れそうにない)。 ばた んてぃー んめ ふぁーいぎっふぁにゃーん(お腹がいっぱいでもう食べられそうにない)。 あみゃー ふーぎっふぁにゃーん(雨は降りそうにない)。 1481 きつみ ikmvoc_1481.wav 動詞 母音語幹 A 決めつけて厳しくすること、しめつける きちゅみ 1482 きつみ ikmvoc_1482.wav 形容詞 B 厳格な、難しい やぐみ きつみ ひとぅ(大変厳格な人)。 1483 きな ikmvoc_1483.wav 名詞 C しゃもじ 1484 きない ikmvoc_1484.wav 名詞 B 所帯、世帯、家庭、家内 うやき きない(裕福な家庭)。 かぬ みどぅんな きない むつじゃうず(あの女性は家庭持ち上手[>あの女性はやりくり上手])。 1485 きないかず ikmvoc_1485.wav 名詞 各家 きゅーや やーかず きないかず うぐなーりー ふぃーさまてぃ(今日は各戸、各家お集まりください)。 ふた きない(二世帯)。 1486 きないむつじゃうず ikmvoc_1486.wav 名詞 家庭経営が上手(な人) 1487 1 きばす ikmvoc_1487.wav 名詞 A 貧乏なこと きばん 1487 2 きばす ikmvoc_1487.wav 形容詞 A 貧乏な、貧乏だ きばん 1488 きばすがい ikmvoc_1488.wav 形容詞 貧乏で頼りにならない かりゃー きばすがいかいば なうまいひらいん(彼は貧乏で頼りなく何もできない)。 くぬ きばすがいぎんまり(この貧相野郎め)。 1489 きばすがりゃ ikmvoc_1489.wav 名詞 貧乏で頼りにならない奴 かりゃー きばすがりゃ やいば なうまいひらいん(彼は貧乏で頼りならない奴だから何もできない)。 1490 きばすぎ ikmvoc_1490.wav 形容詞 頼りなさそうな、貧乏そうな 1491 1 きばん ikmvoc_1491.wav 名詞 A 貧乏、貧乏なこと きばす きばん きない(貧乏な家庭)。 ばんちゃー やらびあいきゃー きばんどぅ あたい(私達は子供だった頃は貧乏だった)。 1491 2 きばん ikmvoc_1491.wav 形容詞 A 貧乏な、貧乏だ きばす きばんかいば っふぁんみゃー うむくとぅまい あいそぅが がっこうまい いだはいん(貧乏だから子供たちは頭も良いが学校も出せない)。 1492 きばんさだます ikmvoc_1492.wav 成句 貧乏性 みどぅんっゔぁー きばんさだまっさ ひー むとぅやーから ひつん むぬー とぅいはい(娘は貧乏性で実家からいつも食べ物を持っていく)。 かりゃー きばんさだますんまり(あいつは貧乏性だ)。 1493 きばんすまがま ikmvoc_1493.wav 名詞 貧乏な村 1494 きふなず ikmvoc_1494.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙岩穴の中にいる白いウナギ きふなずっじゃ なんとぅが とぅみらいん(岩穴の中にいる白いウナギは中々見つけられない)。 1495 きみつき ikmvoc_1495.wav 動詞 母音語幹 他人のことを先入観を持って決めつける きみつつ 1496 きみつつ ikmvoc_1496.wav 動詞 k語幹 他人のことを先入観を持って決めつける きみつふ きみつき あいや ひとぅーぎゃー きみつかん(そんなに人を先入観を持って見てはいけない)。 1497 きゃ ikmvoc_1497.wav 接尾辞 動詞基本形についてその動作をする時間を表す、(~し)たら、(~する)とき、(~の)ころ ゆながい うーぎー みーきゃー みずぶくい ひーゆー(長時間泳いでいたら水でふやけた)。 くぬ きかいや くまう うすきゃー すぐ むゆつどぅす(この機械はここを押すとすぐ動く)。 ばー やらびあいきゃー きばんどぅ あたい(私はこどものころ貧乏だった)。 ばたぶにぬ ぶいきゃたーひー ばらいーにゃーん(お腹の骨が折れるくらい笑った)。 みーや にゃーんきゃ ばらいーにゃーん(沢山笑った[<目がなくなるほど沢山笑った])。 やらびぬ にっゔゅーきゃん んーぬ かでぃー くーでぃ(子供の寝ている間に芋を掘って来よう)。 1498 ぎゃー ikmvoc_1498.wav 助詞 (目的格について)提題を表す ばー うりゅーぎゃー っしーどぅ(私はそれを知っている)。 1499 ぎゃー ikmvoc_1499.wav 接尾辞 時間を表す名詞について概数を表す、~位、程 くぬ てれびゃー ほぅだ いっかねんぎゃー なりーどぅ(このテレビは約一ヶ年位はなっている)。 5661 ぎゃー ikmvoc_5661.wav 助詞 提題助詞「あ」の同義語 [述語につける場合「べんりぎゃー べんりぎゃー やいそぅが」のように繰り返して使われるが、繰り返さなくてもよい。また、二番目の「ぎゃー」はなくてもよい。主題につける場合は繰り返さない] あ かにゃー うむくとぅぎゃー うむくとぅぎゃー やいそぅが むいとぅ やなくんじゃう(かには賢いことは賢いが、とても性格(根性)がわるい)。 くぬ せんたっきゃー じゃうとーぎゃー じゃうとーやいそぅが いみやーがまんな うっかいん(この洗濯機は上等だが小さい家には置けない)。 かぬ ひとぅぎゃー ばが どぅすだら(あの人は私の友だちです)。 1500 きゃーい ikmvoc_1500.wav 動詞 r/rr語幹 A 消える うまっちゃ きゃーりーにゃーん(火は消えた)。 1501 きゃーぎ ikmvoc_1501.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙イヌマキ きゃーぎぬ ないや ふぁーいどぅす(イヌマキの実は食べられる)。 1502 きゃーす ikmvoc_1502.wav 動詞 s/h語幹 A 消す うまっちゅ きゃーす(火を消す)。 1503 きゃーん ikmvoc_1503.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙蔓(カズラ)[ビラフ(籠)、綱引き大会用の綱、およびユークイの時ウーンマたちが「よーんてる・ゆーんてぃる」と唱えながら、ナナムイの御嶽を回って祈願する時に顔を覆うためにかぶる鬘(かつら)の材料] きゃーんひー ん゚なう なう(蔓草で綱を綯う)。 1504 きゃうだい ikmvoc_1504.wav 名詞 兄弟、姉妹 ばぬんな きゃうだいや にゃーん(私にはきょうだいはない[兄弟、姉妹どちらも指す])。 ばぬんな びきどぅんきゃうだいや ふたーい みどぅんきゃうだいや みちゃーい うり(私には男のきょうだいが二人、女のきょうだいが三人いる)。 1505 きゅー ikmvoc_1505.wav 助数詞 家を数える助数詞、軒 ひとぅ きゅー(一軒)。 ふた きゅー(二軒)。 1506 きゅー ikmvoc_1506.wav 名詞 B 今日 きゅーや とぅんでぃさうがつ(今日は冬至正月だ[冬至正月は正月は12月20日ごろ行われる冬至の祝い、現在は干支を同じくする人たちの同期会のようになっている])。 きゅーがーまーす(今日一日中)。 きゅーや きゅー あちゃー あちゃ やいば きゅー あすがまたぬ くとぅーぎゃー きゅーひー ひつなすばどぅ じゃうかい(今日は今日、明日は明日だから今日やるべきことは今日で片付けた方が良い)。 きゅーどぅ きゅー んなまどぅ んなまだら(今こそやるべき時だ、今すぐに実行しよう)。 1507 きゅー ikmvoc_1507.wav 形容詞 B 煙たい きゅーす 1508 1 きゅーす ikmvoc_1508.wav 名詞 B 煙 かうぬ きゅーす(線香の煙)。 1508 2 きゅーす ikmvoc_1508.wav 形容詞 A 煙たい きゅー たばくー ふきゅー ひとぅぬ ういば きゅーすかいば ならん(タバコを吸っている人がいるので煙たくてしかたない)。 1509 きらす ikmvoc_1509.wav 動詞 s/h語幹 C (品物などの買い置きを)なくす たばくー きらひーにゃーん(煙草を切らした)。 1510 ぎり ikmvoc_1510.wav 名詞 B 義理 ぎりじゅー びとぅ(義理堅い人)。 1511 きん ikmvoc_1511.wav 助数詞 斤(重さの単位、600g)、10以上は[ずき(10斤)、「ひゃっき(100斤)」のように「き」で表す] き いっきん(1斤)。 ぐきん(5斤)。 ろっきん(6斤)。 ななきん(7斤)。 はっきん(8斤)。 っくぬきん(9斤)。 1512 きんだてぃ ikmvoc_1512.wav 名詞 安全祈願 [建築着工時に糸を張り柱等の位置を定める] きんだちゃーひー やーぬ ほぅいさ、 はらう んじゃん うっつが にだます(糸を張って家の大きさ、柱をどこに置くか決める)。 1513 きんちゃく ikmvoc_1513.wav 名詞 袋状の財布で上を縛る、巾着 1514 ぎんとぅどぅ ikmvoc_1514.wav 副詞 本当に、もしも ぎんとぅどぅ っゔぁが うるー ひーやーてぃがー っゔぁうぎゃー んがーはん(もしもあなたがそれをやったとしたらあなたを逃さない[>許さない])。 1515 きんぴ ikmvoc_1515.wav 名詞 C 化学肥料 ほぅっゔぁいぬどぅ きんぴんつきゃー じゃうかい(馬小屋、牛小屋等から出た肥料の方が化学肥料より良い)。 ぶーずんかい きんぴゅー ふぃー(サトウキビに化学肥料を蒔く)。 1516 きんみ ikmvoc_1516.wav 名詞 B 目方、重さ うぬ っぞぅぬ きんみゅー はかりーみーる(その魚の重さを測ってみなさい)。 1517 くー ikmvoc_1517.wav 助数詞 ものを数える助数詞、個 ひとぅ くー(一個)。 ふた くー(二個)。 1518 くー ikmvoc_1518.wav 動詞 w語幹 C 乞う むぬー くいー ふぁう(飯をめぐんでもらって食べる)。 むぬ にゃーんば むぬ くいが(食べ物がないので食べ物を乞いにいく)。 1519 くー ikmvoc_1519.wav 名詞 B 腰 [普通 「くーまがい」「くーぶい」などと使い、腰を単独で指す場合は「くす」を使う] くす くーぶい ういびとぅ(腰の折れた年寄り)。 ういびとぅ ないてぃがー くーや まがりー んじゃうなむぬ(年寄りになったら腰が曲がって残念だ)。 1520 くー ikmvoc_1520.wav 名詞 B 粉 めりけんぐー(メリケン粉)。 かまぬ くーゆ むちーくー(あそこの(メリケン)粉をもってこい)。 1521 くー ikmvoc_1521.wav 名詞 C 昆布 くーじゅー(おかずとしての昆布)。 1522 くー ikmvoc_1522.wav 名詞 C 着物などの破れたところを繕うこと、植え直すこと つんぬ くー あす(衣類の穴のあいているところを修繕する)。 くーずん(継ぎ接ぎした着物)。 ぶーずぬ くー あす(サトウキビの生えていないところに植え直す)。 なうぬ くーががら っさいん(何を繕ったか分からない[>何のことだか分からない])。 1523 くー ikmvoc_1523.wav 形容詞 B 苦しい ばー やまだっちゃひー くーかいばならん(私は下痢して苦しくてならない)。 あいぬ くー かまらす ゆーゆぎゃー ふぁーん(こんなに苦しくて悲しい世は生きたくない[<生きない])。 1524 ぐー ikmvoc_1524.wav 名詞 C 囲碁 ひとぅむてぃから ぐーゆ あす(朝から囲碁をする)。 1525 ぐー ikmvoc_1525.wav 名詞 C 仲良し、似た者同士 うぬきゃが ふたーいや いつまい ぐー(その二人はいつも仲良しだ)。 1526 ぐー ikmvoc_1526.wav 名詞 C 固い岩 ぷかぐーゆ ばい(固い岩を割る)。 1527 くーい ikmvoc_1527.wav 動詞 r/rr語幹 C (木の枝などが)十分成長する、(人が)大人びる ぶっーじゃ んめ くーりー ぶい ずぶん なりーどぅ(サトウキビはもう熟して収穫する時期にきている)。 きーや くーらだかー ないや いでぃん(木は成熟しないと実はでない)。 くーいびゃー やらび(成長の速い子)。 うぬ みどぅんやらびゃー くーりーどぅー(あの女の子はもう大人びてきた)。 1528 くーい ikmvoc_1528.wav 名詞 C 小さな物置(<くり) うつばらぬ くーい(奥の小部屋の物置)。 1529 くーさ ikmvoc_1529.wav 名詞 C 苦しさ、困窮 1530 くーさぬ だい ikmvoc_1530.wav 成句 苦しさの代償 てぃまーぬ あてぃ やすだいかいば くーさぬ だいや にゃーん(手間賃が余りにも安いので疲れの代償にならない)。 1531 くーす ikmvoc_1531.wav 動詞 s/h語幹 A (大きな木の根や石などを)掘り起こす ながうちゃひー いっそぅ くーす(つるはしで石を掘り出す)。 うぬ きーぬ にーゆ くーはでぃな(この木の根を掘り起こすよ[「一緒に掘り起こそうか、お前は掘り起こそうとしているのか」の解釈も可])。 1533 くーすきゃ ikmvoc_1533.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙メガネクロハギ、ナミダクロハギ くーすきゃー あうさり むぬ(メガネクロハギは 生臭い)。 1534 くーすみゃ ikmvoc_1534.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙〘食〙甲イカ、こぶじめ くぶすみゃ 1536 くーずん ikmvoc_1536.wav 名詞 破れた箇所を繕った着物 1537 くーそぅ ikmvoc_1537.wav 名詞 B 唐辛子 くーす やぐみ からぐーそぅ(とても辛い唐辛子)。 1538 くーそぅふぁや ikmvoc_1538.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙木登りトカゲ くーすふぁや ばなひー くーそぅふぁやう ふんず(罠で木登りトカゲを捕まえる[<縛る])。 1539 くーた ikmvoc_1539.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙箱フグ くーたがまー ふぁーいどぅー(箱ふぐは食べられる)。 くーたがまー だみやすむぬ(ハコフグは突きやすい)。 1540 くーた ikmvoc_1540.wav 形容詞 C (味が)とても濃い くらー あず くーたかいば ふぁーいん(これは味が濃すぎて食べられない)。 うらー あずくーたひー んまい(これは味が濃くておいしい)。 うぬ わーにむんな まーぬ くーたっふぁにゃーだ んまい(この豚肉の煮物はあまり味が濃くなくてうまい)。 1541 ぐーにゃ ikmvoc_1541.wav 名詞 C 蛾の一種、沖縄クロホージャク(スズメ蛾科)[外敵に見つからないようにホバーリングしながら花の蜜を吸う大型の蛾] あんぐーにゃ まずむぬぬ ぐーにゃん なりー ひがっりー っちゅーい(幽霊が蛾になって化けてでてきた)。 ぐーにゃぬ とぅびー うい(蛾が飛んでいる)。 1542 ぐーはん ikmvoc_1542.wav 名詞 左右反対 うぬ やらびぬ くつぬ ん゚んかたー ぐーはん(その子の靴の履き方は左右反対だ)。 1543 くーぶに ikmvoc_1543.wav 名詞 腰骨 ういびとぅ なりどぅ くーぶにまい まがりーゆー(年取って腰骨も曲がっている)。 1544 ぐーみつ ikmvoc_1544.wav 動詞 k語幹 つまらないことを言う ぐーみふ まーぬ ぐーみつな(あまり馬鹿なことを言うな)。 1545 くーむや ikmvoc_1545.wav 名詞 室内にいる小さいクモ ん゚む くーむやぬ すー(クモの巣)。 1546 くーる ikmvoc_1546.wav 名詞 C 〘遊〙 〘遊〙独楽(こま)、手製の独楽 1547 くーわー ikmvoc_1547.wav 名詞 昆布 くー 1548 くい ikmvoc_1548.wav 動詞 母音語幹 C (ものを)乞う くー 1549 くい ikmvoc_1549.wav 指示詞 A 〘指示名詞〙 〘指示名詞〙近くにあるもの、人を指す、これ、この人、こいつ;それ、その人、そいつ[提題形は「くらー」「くりゃー」、目的格形は「くりゅー」、「くるー」] うい ういとぅ くい(それとこれ)。 1550 くい ikmvoc_1550.wav 名詞 C 声 がばー ぐいゆ いだし(大きな声を出せ)。 くいばーき(声を限りに)。 ほぅぐい(大声)。 やぐい(大声)。 いみぐいがま(小声)。 ぱーが いがんぐいゆ つふ(おばあさんの遺言を聞く)。 かりぐい(かれた声)。 なつぐい(泣き声)。 1551 くい ikmvoc_1551.wav 動詞 母音語幹 A (溝などを)超える、年末から年始になること(年越し) うまぬ ふぐんぬ またぎー くいる(ここの溝をまたいで越えろ)。 とぅっそぅ くい(年を越す)。 1552 くいがーい ikmvoc_1552.wav 名詞 声変わり やらびゃー くいがーいや ひーどぅー(子供は変声している)。 1553 くいちゃー ikmvoc_1553.wav 名詞 宮古の伝統踊り 1554 くがい ikmvoc_1554.wav 動詞 r/rr語幹 A (思い)焦がれる、疲れる うむいくがい(思い焦がれる)。 きゅーや だり くがりーどぅー(今日は疲労困憊だ)。 1555 くがい ikmvoc_1555.wav 名詞 C 焦がれること つむくがい(心が焦がれること)。 みどぅんぬ くとぅー あてぃ うむいくがりゃー ひーゆー(彼女のことを思い焦がれている)。 1556 くがに ikmvoc_1556.wav 名詞 A 黄金、(大切なものとしての)子供 1557 くぐとぅ ikmvoc_1557.wav 名詞 A 小言 まーぬ くぐとぅがまー あいな(あまり小言を言うな)。 1558 くさーん ikmvoc_1558.wav 副詞 (裏表)逆に、裏返しに つんぬ くさーん つー(着物を裏返しに着る)。 1559 くさか ikmvoc_1559.wav 名詞 C これだけ ふさか くさき 1560 くさき ikmvoc_1560.wav 名詞 C これだけ ふさき くさか たやー くさきてぃー いりー(力をこれだけと入れる[>思い切り入れる])。 っゔぁが たまー くさき(あなたの取り分はこれだけだ)。 1561 くさんみ ikmvoc_1561.wav 名詞 背中 1562 ぐしゃ ikmvoc_1562.wav オノマトペ 砂や土を掘る音 んぷらひー ぐしゃぐしゃてぃー しなう つふ(芋掘り棒でグシャグシャと貝をつく[>取る])。 1563 くじゃしつ ikmvoc_1563.wav 名詞 一番座(床の間、客間) くじゃひつ しーしーゆぎゃー くじゃしつんかい とぅむーし(先生を一番座にお通ししなさい)。 1565 くしゃん ikmvoc_1565.wav 名詞 A くしゃみ かじゃー ひきどぅ くしゃんぬ ひーゆー(風邪引いてくしゃみしている)。 1566 ぐしゃん ikmvoc_1566.wav 名詞 C 杖 でぃー ういびとぅー ぐしゃんな つきー んっちゅ あいつ(老人は杖をついて道を歩く)。 うーんまー さつんなりー ぐしゃんな ぐしゃぐしゃてぃー つふっちゃーん あいきゅー(ウーンマは先頭になって杖をグシャグシャとつきながら歩いていた)。 1567 くじゅ ikmvoc_1567.wav 名詞 B 去年 うらー くじゅぬ はなす(それは去年の話)。 1568 くす ikmvoc_1568.wav 動詞 s語幹 A こす、ろ過する んーくっじゅ くす(芋くずをこす)。 1569 くす ikmvoc_1569.wav 名詞 B 腰、後押し くー ういびとぅ ないてぃがー くっさ まがりー んじゃうなむぬ(年を取ると腰は曲がって残念だ)。 くすぶい ういびとぅ(腰の曲がった年寄り)。 にんぎんな くすぬ あいばどぅ じゃうかい(人間は後押しがあった方が良い)。 にんぎんぬ すぐいや くすまいどぅ あい(人間が出世するのは後押しもある)。 1570 くず ikmvoc_1570.wav 名詞 C 余計なもの、あまりもの;ものが散らかっている様子 うまぬ くっじゅ とぅい(そこの余分なものを取れ)。 1571 くず ikmvoc_1571.wav 動詞 g語幹 C 漕ぐ;生活する ふにゅー くず(舟を漕ぐ)。 うまぬ きないや やっとぅがまどぅ くぎゅーはず(その家庭はやっとのことで生活しているはずだ)。 5711 くず ikmvoc_5711.wav 名詞 C 水際に生える藻 みずんなかん ういゆー くっじゃ なびーやいば まさがん みー あいき(水の中にはえている藻はすべりやすいからよく見て歩け)。 5710 ぐず ikmvoc_5710.wav 名詞 C 垢 なば どぅーぬ ぐっじゅ あらい(体の垢を洗え)。 1572 くずあに ikmvoc_1572.wav 名詞 子守姉 むらに 1573 くすぐー ikmvoc_1573.wav 名詞 腰 くす 1574 くすぶに ikmvoc_1574.wav 名詞 腰骨 5718 ぐずら ikmvoc_5718.wav 名詞 C 酒席等で中々席を立たない人、ぐずぐずして世話のやける人 びだく、だらくげった 1575 くたんでぃ ikmvoc_1575.wav 名詞 苦しんでいること さきくたんでぃ(二日酔い)。 かりゃー ゆび あてぃ さきぬんな ひどぅ さきくたんじゃー ひどぅ くたんじゅーい(彼は昨晩酒飲み過ぎて二日酔いして苦しんでいる)。 1576 くつ ikmvoc_1576.wav 名詞 C (死人の)骨、お骨 くつあらい(洗骨)。 くつあぎ(お骨上げ)。 1577 くっゔぁ ikmvoc_1577.wav 名詞 B ふくらはぎ、こむら くっゔぁ あがいや ひどぅ くっゔぁー いちゃかいば ならん(こむらがえりしてふくらはぎが痛くてしかたがない)。 ばかむぬぬ くっゔぁ ぱずみーどぅーい(若者のふくらはぎは膨らんでいる)。 1578 くっゔぁ あがい ikmvoc_1578.wav 成句 r/rr語幹 こむら返りする ゆび にっゔゅーきゃー くっゔぁ あがりー いちゃかいば んびゃーいっだん(夕べ寝ていたら、こむら返りして痛くてたまらなかった)。 1579 くっゔぁがい ikmvoc_1579.wav 名詞 ふくらはぎの痙攣、こむら返り くっゔぁがいや いちゃむぬ(こむら返りは痛い)。 1580 ぐっゔぁんなりー ikmvoc_1580.wav 成句 ぶんぶんと羽音をたてる がっゔぁん なりー っさりっぞぅんな はいぬどぅ ぐっゔぁんなりー たかりゅー(腐った魚には蝿がぶんぶんと羽音をたてて集っている)。 1581 くっじゃす ikmvoc_1581.wav 動詞 s/h語幹 苦労させる、難儀させる あいや ひとぅーぎゃー くっじゃはん(そんなには人を苦労させない[>苦労させてはいけない])。 1582 くっず ikmvoc_1582.wav 動詞 zz/dd語幹 C 苦労する、難儀する くっでぃ ばー でぃんな すてぃー むいとぅ くっじーにゃーん(私はお金を落としてとても難儀した)。 1583 くっそぅ たでぃー ikmvoc_1583.wav 成句 楽な姿勢を取るために柱などに腰を当てて寄っかかる ばー くすぬ いちゃかいば うまん くっさ たでぃー びじゃでぃ(私は腰が痛いのでそこに腰を当てて寄りかかって座ろう)。 くっそぅ はらんかい たでぃー(腰を家の柱に当てる)。 1584 くっでぃ ikmvoc_1584.wav 動詞 母音語幹 C 苦労する、難儀する くっず 1585 くでぃ ikmvoc_1585.wav 名詞 C 黒ずんでいること ばが てぃーや あてぃ すかまー ひーどぅ くでぃん なりゅー(私の手は仕事をやり過ぎて黒ずんでいる)。 1586 ぐでぃんぶー ikmvoc_1586.wav 名詞 御前風(お祝いの時に歌う歌) 1587 くとぅ ikmvoc_1587.wav 名詞 C 〘形式名詞〙 〘形式名詞〙こと なうぐとぅまい にゃーん(何事もない)。 きょーとんかいや いきゃーくとぅー にゃーん(京都にはいったことはない)。 あいぬ くとぅぎゃー ばー っさん (そんなことはわたしは知らない)。 1588 くとぅす ikmvoc_1588.wav 名詞 A 今年 くとっさ ゆがほぅー(今年は豊年だ)。 1589 ぐどぅん ikmvoc_1589.wav 名詞 B 愚鈍、バカ 1590 ぐな ikmvoc_1590.wav 接尾辞 ~担当、~役割 つつぐな(聞き役)。 むぬいぐな(話役)。 っぞとぅいぐな(魚とり役)。 いんぐな(海に行って魚をとる係り)。 むぬにーぐな(食事を炊く係り)。 1592 くなす ikmvoc_1592.wav 動詞 s/h語幹 A 仕事を処理する、こなす すかまう くなす(仕事をこなす)。 1593 ぐに ikmvoc_1593.wav 動詞 母音語幹 C 文句を並べ立てる、ごねる;(駄々を)こねる ぐにゃい すかまー ひらいん なっちゃかんんまりゃー んばてぃど ぐにゅー(仕事のできない奴は嫌だとごねている)。 あいや ぐにーな(そんなに文句を言うな)。 1594 ぐにゃい ikmvoc_1594.wav 動詞 r/rr語幹 C 文句を並べ立てる、ごねる;(駄々を)こねる ぐに くぬ やらびぬ んまんかい ぐにゃいきゃー ぎっじゃ ひらいん(この子が母親に駄々をこねると手が付けられない)。 5708 くぬ ikmvoc_5708.wav 指示詞 〘指示形容詞〙 〘指示形容詞〙 その;この[「うぬ」と「くぬ」は基本的に区別なく使われるが、文脈指示は「くぬ」でなく、「うぬ」が使われる] 1595 くぬい ikmvoc_1595.wav 名詞 C 最近 くぬいや っゔぁー まーぬ みーらいっだん いー(最近はあなた余り会えなかったねぇー)。 くぬいや みーや むーっでぃー しんぶんまい ゆまいん(最近は目がかすんで新聞も読めない)。 1596 くぬぎ ikmvoc_1596.wav 名詞 C これくらいの(短い)長さ くなぎ 1597 くぬきゃ ikmvoc_1597.wav 名詞 C この人たち くぬきゃた くぬきゃー やぐみ うむくとぅ あい ひとぅんみ(この人たちはとても頭がいい人たちです)。 1598 くぬきゃた ikmvoc_1598.wav 名詞 この人たち くぬきゃ くぬきゃたー ひとぅーぎゃー まつぎぬ すたからどぅ みー(この人たちは他人をまつ毛の下から見る[>見下している])。 1599 くぬちゃ ikmvoc_1599.wav 名詞 C こちら側 かぬちゃうぎゃー みーだ くぬちゃう みーる(向こう側を見ないでこちら側を見なさい)。 1600 くば ikmvoc_1600.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙クバ、檳榔(ビロウ) くばずー(クバで作った釣瓶)。 くばがさ(クバ傘)。 くばぎー(クバの木)。 1601 くぱ ikmvoc_1601.wav 形容詞 B 固い くぱ いす(固い石)。 くぬ かーっさ くぱかいば かまいん(この菓子はかたいから噛めない)。 1602 くばい ikmvoc_1602.wav 動詞 r/rr語幹 C 配る かーっそぅ くばい(菓子を配る)。 1603 くぱい ikmvoc_1603.wav 動詞 r/rr語幹 C (寒さなどで体が)硬くなる どぅーや くぱりーどぅー(身体が硬くなっている)。 っしかいば てぃーまい くぱりーどぅー(寒いので手も凍えている)。 1604 くばずー ikmvoc_1604.wav 名詞 釣瓶(つるべ) うぬ くばずーぬ ん゚なー まるかいば みっじゃ ん゚まいん(この釣瓶の縄は短いので水が汲めない)。 くばずーひー みっじゅ ん゚ん(釣瓶で水を汲む)。 1605 くぱん ikmvoc_1605.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽で使われる言葉で「塩」を意味する 1606 くび ikmvoc_1606.wav 名詞 B 壁 かややーぬ くび(茅葺家の壁)。 1607 くび ikmvoc_1607.wav 動詞 母音語幹 A 縊(くび)る、しばる ひんじゃぬ はっじゅ ん゚なひー くびー(ヤギの足を綱でしばる)。 1608 くぴ ikmvoc_1608.wav 名詞 B 小さいゴミ ふとんぬ くぴ(布団から出るゴミ)。 1609 くぴん ikmvoc_1609.wav 名詞 C 瓶 さきくぴん(酒瓶)。 1610 くぶー ikmvoc_1610.wav 名詞 B 締め切ること、また締め切られたところ うまぬ やどぅ- くぶーあっそぅ(ここの戸を閉め切りなさい)。 ぶじゃがまー いつまい うつばらぬ くぶーがまんどぅ にっゔぃーうい(おじさんはいつも締め切られた奥の小さな部屋に寝ている)。 1611 くぶすみゃ ikmvoc_1611.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙〘食〙甲イカ、こぶじめ くーすみゃ くぶすみゃう つふ(甲イカを突く)。 くぶすみゃー ふゆんどぅ ゆー とぅらいー(甲イカは冬に良くとれる)。 1612 くま ikmvoc_1612.wav 名詞 C ここ うま くま(あちこち)。 かま くま(あちこち)。 あま くま(あちこち)。 くまんかい ってぃ びじ(ここにきて座れ)。 1613 くま ikmvoc_1613.wav 形容詞 B (石や砂などが)細かい、(織が)細かい;(お金が)細かい;(仕事が)丁寧だ、丁寧な ぐま っゔぁー くまかい むぬー とぅい(お前は小さいほうを取れ)。 かいがどぅ くまかい(これが小さい)。 くぬ いちまんえんぬ くまふ あっそぅ(この2万円をくずしてくれ)。 みゃーく じょうふー くま ぬぬ(宮古上布は織りの細かい布)。 くまでぃん(小銭)。 うぬ さやふぬ すかまー やぐみ くま すかま(あの大工の仕事はとても丁寧だ)。 1614 ぐま ikmvoc_1614.wav 形容詞 B (石や砂などが)細かい、(織が)細かい;(お金が)細かい くま 1615 くまい ikmvoc_1615.wav 動詞 r/rr語幹 C 籠る、閉じこもる まーぬ やーぬ なかん くまいな(あまり家の中に閉じこもるな)。 やーぐまい(家に閉じこもる)。 ゆーぐまい(夜籠り[>ウタキで夜を過ごすこと])。 5677 くまい ikmvoc_5677.wav 動詞 r/rr語幹 C (紐などが間を)通る ばなぬ くまい まどぅない にゃーん(罠の通る隙間もない)。 1617 くまかた ikmvoc_1617.wav 名詞 こちら側、こちらの方 かまかたうぎゃー みーだ くまかたう みーる(向こうの方を見ないでこちらの方を見なさい)。 1618 ぐまずー ikmvoc_1618.wav 名詞 細かく切ること、細切れ、たたきにすること っぞぅーぎゃー ぐまずー あっそぅ(魚を細かく切りなさい)。 1619 ぐまたん ikmvoc_1619.wav 副詞 細かく、小さく ぐまみん 1620 くまづかい ikmvoc_1620.wav 名詞 お使い やらびゅー くまづかい あすみ(子供をお使いさせる)。 1621 くまでぃー ikmvoc_1621.wav 名詞 大工仕事等で手が細かい人、技術力のある人 ぐまでぃー くまでぃー じゃう さやふ(腕のいい大工)。 1622 ぐまみ ikmvoc_1622.wav 名詞 B 粉々 いっさ ばりー ぐまみん なす(石を割って粉々にする)。 1623 ぐまみん ikmvoc_1623.wav 副詞 細かく、小さく ぐまたん ぐまみん なしる(こなごなにしなさい)。 1624 くまやき ikmvoc_1624.wav 形容詞 倹約な、几帳面な かりゃー くまやき みどぅん やいば きない むつじゃうず(彼女は倹約な女性だから家計をみるのが上手)。 くまやき びとぅ(倹約な人)。 5678 くまらす ikmvoc_5678.wav 動詞 s/h語幹 (紐などの間を)通す ゆだとぅ ゆだぬ なかう ばなー くまらす(枝と枝の間を罠を通す)。 1625 くみ ikmvoc_1625.wav 動詞 母音語幹 C 入れる、込める あなんかい きーゆ くみー(穴に木を押し込める)。 ばふ うっさ つーび とぅきゃんな ばふてぃー まらう くみー(種牛は交尾するときにはずぼっとマラを入れる)。 1626 くみ ikmvoc_1626.wav 名詞 B 米 まい くみだーら(米俵)。 1627 ぐむ ikmvoc_1627.wav 名詞 B ゴム かーきだくー ぐむぬ んまりゃーひー ひつにかいば ならん(燻製のタコはゴムのようにかたくてしかたがない)。 1628 くむい ikmvoc_1628.wav 動詞 r/rr語幹 C 籠る くまい 1629 くむい ikmvoc_1629.wav 名詞 C 籠ること くまい うたきんぬ ゆーぐむいぬ かんにがい(御嶽での夜籠りの祈願)。 1630 ぐむかん ikmvoc_1630.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙ぱちんこ(子供のおもちゃの一つ) ぐむかんひー っふぁどぅりゃう あてぃー(パチンコで雀を当てる)。 1631 くや ikmvoc_1631.wav 感動詞 ほら くや くや(ほら、ほら)。 1632 くゆび ikmvoc_1632.wav 名詞 C 小指 1633 くゆん ikmvoc_1633.wav 名詞 B 暦 1634 くらす ikmvoc_1634.wav 動詞 s/h語幹 A 殺す;懲らしめる さうがつ わーゆ くらす(正月用の豚を屠る)。 むぬいゆぎゃー つかんやらびゅーぎゃー くらし(言うことを聞かない子供は懲らしめなさい)。 んぬつぬ ふかっでぃー あすきゃ、 いつぬ にーぬ ふかっでぃー あすきゃ くらはいたい(命がなくなるほど、息の根が止まるほど懲らしめられた)。 1635 くり ikmvoc_1635.wav 動詞 母音語幹 A (お金を)両替する でぃんぐり(両替)。 でぃんな くりー つかーでぃ(お金を両替して使おう)。 でぃんな くりー やらびんみんかい おとしだま ふぃーでぃ(お金を両替して子供達にお年玉をあげよう)。 1636 ぐり ikmvoc_1636.wav 接尾辞 (動詞基本形について)「~しにくい」、「~しがたい」という形容詞語幹を作る くぬ きかいや あつかいぐり(この機械は扱い難い)。 あいぐりむぬ(言いにくい)。 ふぁうぐりかいばならん(食べにくくて仕方がない)。 1638 ぐりす ikmvoc_1638.wav 名詞 C (1センチから2センチぐらいまでの)小石 ぐりし はいぬ ぐりっそぅ っそぅいー すてぃでぃ(畑の小石を拾って捨てよう)。 1639 ぐる ikmvoc_1639.wav 名詞 C 粟、高黍(コーリャン)等の枯れた茎、枯れた芋蔓 ほぅぎゃんぐる(高黍の枯れた茎)。 んーぎーぐる(芋蔓の枯れたもの)。 ぶーずぐる(枯れたサトウキビの茎)。 1640 くるきゃ ikmvoc_1640.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ヒレナガスズメダイ 1641 ぐるくん ikmvoc_1641.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙グルクン、タカサゴ ぶるくん 1642 くるず ikmvoc_1642.wav 名詞 C 鍋の底にこびりついた食べ物 1643 ぐるったー ikmvoc_1643.wav 名詞 ごろつき、ならず者 かりゃー ひとぅだます ぐるったー(あいつは人をだますごろつきだ)。 1644 くるぶす ikmvoc_1644.wav 名詞 踝(くるぶし) 1645 くるまう むつ ikmvoc_1645.wav 動詞成句 c/t語幹 車を運転する;車を所有すること ばー きゅーや くるまー むてぃー っさらんかい(私は今日は車を運転して平良に(行く))。 からー んなーぎゃー くるまー むちゃー うらん(彼はまだ車を持っていない)。 1646 ぐるみつ ikmvoc_1646.wav 動詞 k語幹 目が回る ぐるみふ みーぬどぅ ぐるみきー まーりゅー(目がグルグルと回っている)。 1647 くろんぼー ikmvoc_1647.wav 名詞 〘蔑称〙 〘蔑称〙黒人 1648 くん ikmvoc_1648.wav 動詞 m語幹 C 夜ごもりする うたきんな ゆーや くみー かんぬ にがう(ウタキでは夜ごもりして神に祈る[<夜を籠って神を願う])。 1649 ぐん ikmvoc_1649.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ムッル(ムロアジ)が大きくなったもの ぐんぬどぅ ほぅんみん なりー っちゅーい(むろあじが大群で来ている)。 1650 くんきゃ ikmvoc_1650.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙ライ病患者 くんちゃー、あいたー 1651 くんじゃう ikmvoc_1651.wav 名詞 (悪い)性格 かりゃー くんじゃうや あたらん(あいつは性格がよくない)。 やなくんじゃうひとぅ(性格の悪い人)。 1652 くんず ikmvoc_1652.wav 動詞 g語幹 C 背負う っふぁう くんず(子供を背負う)。 1653 くんつ ikmvoc_1653.wav 名詞 B 根気、元気 くんっちゃ にゃーんんまり(元気のない奴)。 んまむぬー ふぁいー くんっちゃ つきーどぅーい(美味しいものを食べて体力がついている)。 くんつじゅー びとぅ(根気強い人)。 くんつまき(根負け)。 1654 1 くんつき ikmvoc_1654.wav 動詞 母音語幹 (人や動物を)押さえつける ひんじゃう くんつきる(山羊を押さえつけろ)。 1654 2 くんつき ikmvoc_1654.wav 動詞 母音語幹 (子供などが)しがみつく やらびゃー くんつきー はなりん(子供はしがみついて離れない)。 1655 くんぱい ikmvoc_1655.wav 動詞 r/rr語幹 (後ろに下がったり、前に引っ張られないように)踏ん張る;(仕事や作業などを)頑張る ん゚なひつんな わいてぃー くんぱい(綱引きでは一生懸命に踏ん張る)。 あてぃ くんぱりゃー ひー むいだり(頑張りすぎて疲れた)。 くんぱりー ぶーっじゅ かたん(頑張ってサトウキビを担ぐ)。 1656 ぐんばう ikmvoc_1656.wav 名詞 ごぼう 1657 くんぱにー ikmvoc_1657.wav 名詞 とても親しい友人 かにとぅ まさいや くんぱにー(カニとマサイはとても親しい友人だ)。 1658 くんぱらす ikmvoc_1658.wav 動詞 s/h語幹 (後ろに下がったり、前に引っ張られないように)踏ん張らせる;頑張らせる あちゃぬ ん゚なひつんな んーなう わいてぃー くんぱらし(明日の綱引きではみんなをしっかり踏ん張らせろ)。 1659 けー ikmvoc_1659.wav 名詞 B おびえること やらびゃー んめ うどぅるきー けーん なりーどぅー(子供はもう驚いておびえている)。 1660 けーさん ikmvoc_1660.wav 名詞 計算 からー けーさんじゅー(あいつは計算高い)。 けーさんばっぱい あす(計算間違いをする)。 1661 けーひ ikmvoc_1661.wav 名詞 C 経費 やーふっちゃ けーひじゅー(家を作るのは経費がかかり過ぎる)。 1662 げったー ikmvoc_1662.wav 名詞 能力のない者、下の者 ぎったー 1663 けんけんぱー ikmvoc_1663.wav 名詞 〘遊〙 〘遊〙片足飛びの遊び だいしゃーひー けんけんぱーや ひー かーらー きりー あそぅー(片足飛びでケンケンパーして瓦蹴りの遊びをして遊ぶ)。 1664 げんのー ikmvoc_1664.wav 名詞 金槌 かにふっじゅ うんかっでぃー ひーはっじゃきー げんのーひー うなが うゆびゅー っつきーにゃーん(釘を打とうとして打ち損じて金槌で自分の手を打ってしまった)。 1665 こーたい ikmvoc_1665.wav 名詞 交代、交替 じょ すかまう こーたい ほぅでぃ(仕事を交替しよう)。 1666 こーどぅい ikmvoc_1666.wav 名詞 フクロウ ゆなか こーどぅいぬ こーこーてぃ なつ(夜中フクロウがコーコーと鳴く)。 1667 ごん ikmvoc_1667.wav オノマトペ ごつん かなまいゆ ごんてぃー ふぁーす(頭をゴツンと叩く)。 1668 さ ikmvoc_1668.wav 接尾辞 形容詞語幹について名詞化する接尾辞、「~さ」 くぬ まんごーぬ んぶさー いかっさばかーい(このマンゴーの重さはどれくらいだ)。 ほぅいさう はかい(大きさを測る)。 いみさ みー(小ささを見る[>馬鹿にする])。 くぬ みどぅんぬ あばらぎさー みゃーくいち(この女性の美しさは宮古一だ)。 くとぅすぬ ぼーなすぬ さかふさん うどぅるつたい(今年のボーナスの少なさに驚いた)。 1669 さ ikmvoc_1669.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙よ、だよ、だろう っゔぁが とぅみゅー むぬー かまん あいさ(君が探しているものはあそこにあるだろう)。 1670 さー ikmvoc_1670.wav 名詞 C 差 やぐみ さーや あり(大変な差がある)。 1671 さー やい ikmvoc_1671.wav 成句 「ーかい、ーむぬ」のように形容詞語幹について述語化する機能をもつ。「のだ」、「のだよ」 からー いつまい いばいさー やい、がずさーやい ひーゆー(彼はいつもいばったり、ものをけちったりする)。 ばー っゔぁうぎゃー いつまい すーじゃさー やい(おれはいつもお前がうらやましい)。 ばが むちゅー っぞぅぬどぅ ほぅいさー やい(私が持っている魚の方が大きいのだ)。 くいがどぅ いみさー やいだら(こっちの方が小さいのよ)。 1672 1 さーい ikmvoc_1672.wav 動詞 r/rr語幹 A 連れる うやう さーりーくー(おじいさんを連れて来なさい)。 やらびんみゃー さーりー っさらんかい いつ(子供たちを連れて平良に行く)。 ぱーや ばぬー さーりー ぶらぬ むぬすーぬ まいたーひー いきゅーたい(おばあさんは私を連れて保良のユタのところまで行った)。 1672 2 さーい ikmvoc_1672.wav 動詞 r/rr語幹 A 子守する っふぁう さーい(子守する)。 きゅーや っふぁ さーい(今は子守だ)。 5719 さーい ikmvoc_5719.wav 動詞 r/rr語幹 A 触れる、さわる さーい(母音語幹) くぬ かみがまんかいや なんとぅが さーいな(このツボには絶対さわるな)。 あつやかんかい さーりーみーてぃがー てぃーや っさらはいにゃーん(あついやかんに触ったら手をやけどした)。 5720 さーい ikmvoc_5720.wav 動詞 母音語幹 A 触れる、さわる さーい(r/rr語幹) 1673 ざーざーてぃー ikmvoc_1673.wav オノマトペ (雨の降る様子)ザーザーと じゃーじゃーてぃー あみぬどぅ ざーざーてぃー っふゅーたい(雨がザーザーと降っていた)。 1674 さーるかもーたー ikmvoc_1674.wav 名詞 カマキリ さーるかもーたーん かかっじゃいにゃーん(カマキリにひっかかれた)。 1675 1 さい ikmvoc_1675.wav 動詞 r/rr語幹 A (植物が)枯れる;(魚が)ひからびる;(着物が)乾く さり ひむーひー ぶーっじゃ さりー はりーにゃーん(旱魃でサトウキビは枯れてしまった)。 さりっぞう(きびなごの干物)。 っぞぅー さらす(魚を干す)。 いすぬ あーぎん さるまたう さらす(石の上でパンツを乾かす)。 あかう さらす(髪を乾かす)。 あかー さりーにゃーん(髪が乾いた)。 1675 2 さい ikmvoc_1675.wav 動詞 r/rr語幹 A (土地などが)干上る さり っしゃー っしどぅ さりーゆー(礁は潮が引いて干上がっている)。 1676 さい ikmvoc_1676.wav 名詞 C 悪だくみ、考え、計画、 かいが さいや んがいーにゃーん(彼の悪だくみがばれた)。 かいが さいや ばぬんな っさいん(彼の考えは私にはわからない)。 1677 さい ikmvoc_1677.wav 名詞 C エビ [いびがん(伊勢海老)以外のエビは「さい」という] さでぃあんな ひきー さいゆ とぅい(手網を引いてエビを取る)。 まうきゃーいん さじゅー ひつてぃがー うんそぅく さいぬ とらいたい(大浦湾で小網を引いたらたくさんエビがとれた)。 1678 さいじゅー ikmvoc_1678.wav 形容詞 計算高い からー さいじゅーかいば かいんな だまはいだうり(彼は計算高いので彼にはだまされるな)。 1679 さいぬは ikmvoc_1679.wav 名詞 酉(西)の方 1680 さいぬはでぃー ikmvoc_1680.wav 名詞 西支部[西原は東西南北の4つの支部に分かれており、その西支部のこと] 1681 ざいばん ikmvoc_1681.wav 名詞 在番[人頭税時代の宮古の最も偉い人で首里王府から派遣された役人] 1682 ざいんみ ikmvoc_1682.wav 名詞 ずぶ濡れ じゃいんみ あみん ったかいー ざいんみん ないたい(雨に叩かれてずぶ濡れになった)。 1683 さう ikmvoc_1683.wav 名詞 C 思慮、分別 かりゃー さうや にゃーん つっとぅい ぱぎんまり(彼は分別がないやつだ)。 かりゃー さうや ありゅーんががらどぅ まさがん むぬーぎゃー ふぁいゆー(あの子は分別があるのか、ちゃんと食事をしている)。 やらびゃー ほぅりみつっじゃひどぅ みーんな さうやにゃーん(子供は右往左往して目には落ち着きがない)。  さう ぱぎ んまり(分別がないやつ)。 みーんな さうや にゃーだ ほぅりみつず(目には落ち着きがなく視点が定まらない)。 1684 さう ikmvoc_1684.wav 名詞 B 竿 むぬほぅすじゃう(物干し竿)。 つんほぅすじゃう(物干し竿)。 1686 さうー ikmvoc_1686.wav 動詞 vv語幹幹 A 刀等で突き刺す、突き刺す ひんじゃぬ ぬどぅー さっゔぃ(山羊の首を突き刺せ)。 ひとぅー さっゔぃや ならん(人を突き刺してはいけない)。 1687 さうか ikmvoc_1687.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙ショウガ 1688 さうがつ ikmvoc_1688.wav 名詞 正月 さうがつんな なうばいぬ むぬーどぅ ふぁうが(正月にはどんなものを食べますか)。 くとぅすぬ さうがっちゃ やぐみじゃう わーつつどぅ あたい(今年の正月はとてもいい天気だった)。 1689 さうがつわー ikmvoc_1689.wav 名詞 正月に食べるために飼ってきた豚 1690 さうき ikmvoc_1690.wav 名詞 C 竹籠[1メートルくらいの平たい底の浅いかごで天井からぶらさげる」 かぬ さうきんな なうぬどぅ はいりゅーば(あの竹籠には何が入っていますか)。 1691 さうきぶに ikmvoc_1691.wav 名詞 あばら骨 やかたぶに びきどぅんな さうきぶにぬどぅ ってぃつ たらーんば うむくとぅー にゃーん(男性はあばら骨が一つ足りないから頭が悪い)。 1692 1 さうず ikmvoc_1692.wav 名詞 C 掃除 みなかぬ さうず(庭の掃除)。 1692 2 さうず ikmvoc_1692.wav 名詞 C お祓い、お清め うまんな やなむぬぬどぅ ういば まーそぅさうず あっそぅ(そこには悪霊がいるから塩でお清めをする)。 とぅか さうずばり(出産後、10日目頃のお祓い)。 1693 さうずがら ikmvoc_1693.wav 名詞 塵、芥 あふた さうずがらう とぅい すてぃる(塵を取ってしまいなさい)。 1694 さうずばり ikmvoc_1694.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙出産後約10日(トゥカンティ)に行うお祓い とぅかんてぃんな さうずばりゃー ひどぅ あかっゔぁん てぃだがなっそぅ うがます(出産祝いにはお祓いをして赤ちゃんに太陽神をおがませる)。 やらびゅーぎゃー さうずばりゃー ひーからどぅ てぃだうぎゃー うがます(赤ちゃんをお祓いをしてから外に出して太陽を礼拝させる)。 1695 さうだん ikmvoc_1695.wav 名詞 相談、談合 だんがー かいんかいや さうだんな ひらいん(彼には相談できない)。 1696 さうみ ikmvoc_1696.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙斜視 1697 さうみん ikmvoc_1697.wav 名詞 素麵 さうみん ぶっとぅら(茹でた素麺を炒めたもの)。 1698 さかー ikmvoc_1698.wav 名詞 C さかさま、逆、裏返し さかさ、さかさー っゔぁが つんぬ つーかたー さかー(あなたの服の着け方は表裏が逆だ)。 1699 さかい ikmvoc_1699.wav 名詞 B 境、境界 やーぬ さかい(家の境界)。 くまぬどぅ やすつぬ さかい(ここが屋敷の境)。 1700 さがい ikmvoc_1700.wav 動詞 r/rr語幹 C (実などが木から)下がる、(人がものにつかまって)ぶらさがる ばさぬ ないぬどぅ さがりゅー(バナナの実がぶら下がっている)。 かたてぃーひー きーから さがらいどぅすな(片手で木からぶら下がれるかい)。 1701 さがい ikmvoc_1701.wav 動詞 r/rr語幹 C つけで物を買うこと まっちゃんきー たばくー さがりーったい(店に行ってタバコをつけで買ってして来た)。 むぬー さがりー かう(物をつけで買う)。 1702 さかさ ikmvoc_1702.wav 名詞 C さかさま、逆、裏返し さかさー さかー つんぬぎゃー さかさんな っちゃん(着物を裏返しでは着ない)。 1704 さかずき ikmvoc_1704.wav 名詞 杯、盃 1705 さかなやー ikmvoc_1705.wav 名詞 料亭、遊郭 さかぬやー さかなやーんいきー じゅりゅー かう(料亭に行って遊女を買う)。 さかなやーん じゅりとぅ あそぅー(料亭で遊女と遊ぶ)。 とぅいしゃう ほぅりむぬー きゅーまい さかなやーんかい(助平な馬鹿者は今日も料亭に(行く))。 1706 さかぬやー ikmvoc_1706.wav 名詞 料亭、遊郭 さかなやー 1707 さかふ ikmvoc_1707.wav 形容詞 C 少ない ばが っぞぅだまー っゔぁが むぬんつきゃー さかふだー(私の魚の取り分はお前のものより少ない)。 1708 さかま ikmvoc_1708.wav 名詞 B 坂、坂道 さかまんつ さかまう あいつ(坂を歩く)。 1709 さかまんつ ikmvoc_1709.wav 名詞 坂、坂道 さかま さかまんっちゅ あいつ(坂を歩く)。 1710 さき ikmvoc_1710.wav 名詞 B 酒 さきゅー かーぬ みずひー ばいー くー(酒を井戸水で割って来い)。 さきん ぬまいー すん(酒に呑まれて死ぬ)。 1711 1 さぎ ikmvoc_1711.wav 動詞 母音語幹 C 下げる、ぶら下げる さず さぐなうぎゃー きーん さぎどぅ みーゆぎゃー いだす(ほら貝を木に下げて中身を出す)。 うまぬ がずん いんからぬ びらふー さぎる(そこの鉤に海からのカゴを下げろ)。 1711 2 さぎ ikmvoc_1711.wav 動詞 母音語幹 C 下痢をする さず ばー さぎー っしぬ ばん(私は下痢してトイレの番[>トイレからでられないこと])。 きゅーや さぎー やまだっちゃ ひーゆー(今日は下痢が止まらない)。 わーぬ あっゔぁう はーさ ふぁうてぃがー さずどぅす(ブタの脂をたくさん食べると下痢する)。 1712 さきくたんでぃ ikmvoc_1712.wav 名詞 二日酔い、またその人 さきぬっち ん゚ぬ あてぃ さきぬんな ひどぅ きゅーや さきくたんじゃー ひーゆー(昨日飲みすぎて今日は二日酔いだ)。 さきくたんじゃー ひー くーかいば ならん(二日酔いで苦しくてならない)。 あがい んめ きゅーまい さきくたんでぃ(ああ もう大変だ、今日も二日酔いだ、今日も二日酔いだ)。 1713 さきじゃう ikmvoc_1713.wav 名詞 大酒飲み さけじゃうぐ、さきぬみゃ、さきふぁや ひとぅむてぃからぬ さきぬん さきじゃう(朝からの酒飲み大酒飲み)。 1714 さきじゃうぐ ikmvoc_1714.wav 名詞 大酒飲み さきぬみゃ、さきふぁや さきぬん さきじゃうぐ(酒飲み、大酒飲み)。 1715 さきじゅーばりがみ ikmvoc_1715.wav 名詞 酒豪、割れ瓶 さきゃー いかっさ ぬまばんまい びゅーいん さきじゅー ばりがみ(酒をいくら飲んでも酔わない酒豪だ)。 1716 さきそぅるー ikmvoc_1716.wav 動詞 w語幹 咲き揃う ひまわりぬ さきそぅるいゆー(ひまわりが咲きそろっている)。 つゆが はなー さきそぅるいーどぅー(露の花は咲き揃っている[古謡「豆が花」から])。 1717 さきたりやー ikmvoc_1717.wav 名詞 酒屋 さきたりやーんきー たりかっそぅ かいくー(酒屋に行って酒かすを買ってこい)。 1718 さきぬっち ikmvoc_1718.wav 名詞 二日酔い さきくたんでぃ 1719 さきぬみゃ ikmvoc_1719.wav 名詞 酒飲み さきふぁや、さきじゃうぐ うぬ さきぬみゃー びゅーいどぅ ぶいたがぶいたてぃー ぶいたみきゅーい(この酒飲みは酔っぱらったらいろいろと愚痴をこぼす)。 いっちゃーっさん さきぬみゃ(加減を知らない酒飲み)。 かりゃー むいとぅぬ さきぬみゃ(彼はとても酒飲みだ[<とてもの酒飲みだ])。 1720 さきぬん ikmvoc_1720.wav 名詞 酒を飲むこと さきぬんまい だうりぬどぅ あいむぬ。(酒飲むことにも道理があるものだ)。 1721 さきぬんあぐ ikmvoc_1721.wav 名詞 酒飲み友達 さきぬんどぅす 1722 さきぬんどぅくま ikmvoc_1722.wav 名詞 酒の席、酒座 からー いつまい さきぬん どぅくまう とぅみーまーい(彼はいつもどこか酒の席を探しまわっている)。 1723 さきぬんどぅす ikmvoc_1723.wav 名詞 酒飲み友達 さきぬんあぐ 1724 さきふぁや ikmvoc_1724.wav 名詞 酒飲み さきぬみゃ 1725 さきやー ikmvoc_1725.wav 名詞 酒屋 1726 さぐ ikmvoc_1726.wav 名詞 C その人の独特な身振り、歌い方等 かりゃー さぐー いりー あーぐー あっじゅー(彼は独特の歌い方で歌をうたっている)。 1727 さぐな ikmvoc_1727.wav 名詞 C ホラ貝 さかさん さぐなう さぎー うっきゅーふばどぅ ういが みーや たりー うてぃーふー(逆さまにほら貝を下げておいておけば身が垂れて落ちてくる[<それの身は])。 1728 ささぎ ikmvoc_1728.wav 名詞 C 結婚すること 1729 ささぎゆーい ikmvoc_1729.wav 名詞 結婚式 きゅーや うぬきゃが ささぎゆーいちゃ(今日はかれらの結婚祝だってさ)。 1730 さし ikmvoc_1730.wav 名詞 C 柄杓 みっじゅ さしひー ぬん(水を柄杓で飲む)。 1731 1 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C (指や手でものを)指す、指し示す ばが さす とくまう みーる(私が指すところをみなさい)。 1731 2 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C (液体を入れ物に)注ぐ ちゃーゆ ちゃばんかい さす(お茶を湯呑に注ぐ)。 1731 3 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C (針やキリなどの細いものを)刺す;(ものをものの間に)差す;(傘を)さす はいゆ さしー んーくー いだす(針を刺して膿をだす)。 んーぷらう んなぐんかい さしー しなう とぅい(芋掘り棒を砂に刺して二枚貝を取る)。 まーたー ゆっゔぃー うまん さし(マータを結んでそこにさしなさい[「マータ」はススキを結んだ魔除け])。 さなう さす(傘をさす)。 1731 4 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C (蚊や鉢などの虫が肌を)刺す かじゃんぬ さしどぅ っさん゚んぱずん ないちゃ(蚊が刺して象皮病になるんだって)。 かじゃん ささいーにゃーん(蚊に刺された)。 あいっぞぅぬ つーずんな ささいな(アイゴの刺には刺されるな)。 かたなひー ひとぅー さす(包丁で人を刺す)。 ばー ばかかいきゃー たうんまばすん ささいーにゃーん(私は若いころスズメバチに刺された)。 かじゃんー ささいー っさ ん゚んぱずん ないちゃ(蚊に刺されて象皮病になるんだって)。 1731 5 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C (寒さが肌を)さす きゅーや ひぐるかいば みずまい さしーどぅーい(今日は寒いので水は刺すように冷たい)。 1731 6 さす ikmvoc_1731.wav 動詞 s語幹 C 魚肉等が腐って、食べようとしたら唇等に痛みを感じる そっゔぃ っさり っぞぅ ふぁうてぃがー すばう さすどぅす(腐った魚を食べると唇を痛いほど刺激する)。 1732 1 さず ikmvoc_1732.wav 動詞 g語幹 C 下げる、ぶら下げる さぎ 1732 2 さず ikmvoc_1732.wav 動詞 g語幹 C 下痢する さぎ わーぬ あっゔぁう はーさ ふぁうてぃがー さずどぅす(ブタの脂をたくさん食べると下痢する)。 1733 さず ikmvoc_1733.wav 名詞 C 佐司(昔の役人の役職の一つ) さずばい(佐司の畑)。 1734 さず ikmvoc_1734.wav 名詞 C タオル さっじゅ かなまいん まつ(タオルを頭に巻く)。 べー っゔぁが っふすー みはなう さずひー ぬぐい(ほら、お前の汚れた顔をタオルでぬぐえ)。 1735 さた ikmvoc_1735.wav 名詞 C 砂糖 っふじゃた(黒糖)。 さたうぎゃー ぶーずからどぅ ちゅっふ(砂糖をサトウキビから作る)。 1736 さだい ikmvoc_1736.wav 動詞 r/rr語幹 A 先導する ばが まうきゃーゆ さだりー あいき(私の前を先に歩け)。 1737 さだいあに ikmvoc_1737.wav 名詞 (人生の)先導役のお姉さん 1738 さだいそぅじゃ ikmvoc_1738.wav 名詞 (人生の)先導役のお兄さん 1739 さだか ikmvoc_1739.wav 名詞 C 理解すること、定めること、確認すること うりゃー あたりゅーむ なうむ ばぬんな さだかー ひらいん(それはあっているのかどうか私には確認できない)。 みーまーいや ひー いじゃどぅ いじゃががら さだかーひらいん(目がくらんでどこがどこだか分からない)。 っゔぁー なうてぃー あっじゅーががら ばぬんな さだかー ひらいん(あなたが何と言ったのか分からない)。 ばぬんな うらー さだかー ひらいん(私にはそれは分からない)。 1740 さたてぃんぷら ikmvoc_1740.wav 名詞 穴の開いてない沖縄風ドーナツ、 1741 さだり ikmvoc_1741.wav 名詞 B 海岸の角のない丸くなった小石、さざれ石 はまぬ さだり(浜のさざれ石)。 1742 さつ ikmvoc_1742.wav 動詞 k語幹 C 咲く さふ はなぬ さつ(花が咲く)。 1743 さつ ikmvoc_1743.wav 動詞 k語幹 C (紙や布などを)手で二つにする、裂く;(仲を)裂く さふ ほぅんぬ さふ(本を裂く)。 かびーゆ ふたーつん さつ(紙を二枚に割く)。 うぬきゃが ふたーいが なかー さかいーにゃーん(彼ら二人の仲は引き裂かれてしまった)。 1744 さつ ikmvoc_1744.wav 名詞 A 先 ばー さつん はらでぃ(私は先に失礼します)。 さつん なり(先になれ[>先に行け])。 にんぎんぬ っふぁー ばうぬ さつんどぅ そぅだつ(人間の子は棒の先に育つ[>愛の鞭で育つ、可愛い子には旅をさせよ])。 1745 さっゔぃ ikmvoc_1745.wav 動詞 母音語幹 A 突き刺す さうー ひんじゃぬ ぬどぅぐらう さっゔぃ(山羊の喉を突き刺せ)。 1746 さつばい ikmvoc_1746.wav 名詞 先頭、先導役、指導役 んきゃーんな みどぅんな いっさぬ さつばいどぅ あたいちゃ(昔は女性は戦争の先頭に立ったそうだ)。 さだいそぅじゃー っふぁがまぬ さつばい(サダイスジャは赤ちゃんの先導役)。 ばが さつばいん ならでぃ(私が先頭にたとう)。 1747 さでぃ ikmvoc_1747.wav 名詞 B 小網、掬い網の一つ、またその漁、叉手(さで)網 さでぃあん さじゃー ひきー っぞぅ とぅらでぃ(叉手網を引いて魚をとろう)。 まうきゃーいん さじゅー ひつてぃがー うんそぅく さいぬ とらいたい(大浦湾で小網を引いたらたくさんエビがとれた)。 1748 さでぃあん ikmvoc_1748.wav 名詞 小網、掬い網の一つ、またその漁、叉手(さで)網 さでぃ 1749 さでぃふ ikmvoc_1749.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙浜木綿、ハマオモト さでぃふひー はらんぬ ちゅっふ(ハマオモトで風船を作る)。 1750 さどぅい ikmvoc_1750.wav 動詞 r/rr語幹 A 手探りする っふぁどぅくまう さどぅりー あいつ(暗いところを手探りで歩く)。 いすぬ みーぬ かんぬ さどぅりー とぅい(石の中の蟹(かに)を手探りでとる)。 1751 さとぅびと ikmvoc_1751.wav 名詞 隣人 ゆーかーま うとぅじゃんつきゃー さとぅびとぅ(遠くの親戚より隣人だ)。 1752 さとぅやー ikmvoc_1752.wav 名詞 隣の家 かりゃー さとぅやーや まーりーどぅ むぬー くい ふぁいゆー(彼は隣近所を回り、飯を乞うて食べている)。 1753 さな ikmvoc_1753.wav 名詞 C 傘、笠 さなう さす(傘を差す)。 きゅーや あみぬ ふーぎかいば さなう むちーはり(今日は雨が降りそうだから傘を持って行け)。 あみふーんな さなう かうー(雨の日には笠をかぶる)。 1754 さなか ikmvoc_1754.wav 名詞 C 日中、9時から10時の間で(暑くなる前) なつぬ さなかー あつかいば ならん(夏の日中は暑くてならない)。 1755 さなず ikmvoc_1755.wav 名詞 C ふんどし さなっじゅ つー(ふんどしをつける)。 1756 1 さに ikmvoc_1756.wav 名詞 C サトウキビの種[芽が出る茎を切ったものを植える];オスの精子 たに ぶーずぬ さに(サトウキビの種)。 さにんま(種馬)。 1756 2 さに ikmvoc_1756.wav 名詞 C 血筋、親戚 ながんぬつ さに(長生き系統)。 うぬきゃが さにゃー うむくとぅ あい さに(この人たちの系統は頭の良い系統だ)。 にんぎんな さにんどぅ がーらいー(人間の出来不出来は血筋による)。 1757 さにがーい ikmvoc_1757.wav 名詞 変種、親と出来の違う子がうまれること、またその子 たにがーい からー さにがーいや ひー ぶんかーりー うむくとぅ あいかい(彼は親、祖父母とは違って頭が良い)。 1758 さにつ ikmvoc_1758.wav 名詞 B 旧暦の3月3日の大潮の日 さにつんな っしん いきー っしん゚ん あす(旧暦3月3日には礁(リーフ)で潮干狩りする)。 1759 さにん ikmvoc_1759.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙月桃 さにんな かばすむぬ(月桃は香ばしい)。 1760 さにんま ikmvoc_1760.wav 名詞 種馬 さにんまー ほっかいどーからぬ ばんばどぅ あたい(種馬は北海道からのばん馬だった)。 1761 さば ikmvoc_1761.wav 名詞 C 草履 ふだみ あだんば さば(アダンの葉で作られた草履)。 さばぬ にゃーん(草履がない)。 1762 さば ikmvoc_1762.wav 名詞 B 鮫(サメ) さばう つー(サメを釣る)。 1763 さぱーす ikmvoc_1763.wav 動詞 s/h語幹 そそのかす、おだてる うらー すかまうぎゃー ほぅん なっちゃかんむぬ やいば さぱーひー あすみる(彼は仕事をしない怠け者だからおだてて、(仕事を)やらせなさい)。 かるーぎゃー さぱーひー ぶどぅらひーみーる(彼をおだてておどらせろ)。 1766 さばに ikmvoc_1766.wav 名詞 C くりぶね、小舟 そぅーに 1767 1 さばふ ikmvoc_1767.wav 動詞 k語幹 C 問いただす さばつ ひとぅー さばふ(人を問いただす)。 ぬそぅどぅ さばふ(泥棒を問い質す)。 かりゅーまい さばきーみーる(あいつにも聞いてみろ)。 1767 2 さばふ ikmvoc_1767.wav 動詞 k語幹 C (魚などを)捌(さば)く さばつ っぞぅー さばふ(魚を捌く)。 1768 さびー ikmvoc_1768.wav 動詞 r/rr語幹 A 没落する かまぬ やーや さびりー はりーにゃーん(向こうの家は貧乏になってしまった)。 1769 さびーてぃー ikmvoc_1769.wav 副詞 物静かに かりゃー さびーてぃー びじゅーたい(彼は物静かに座っていた)。 1770 さびす ikmvoc_1770.wav 形容詞 A 寂しい やーにんじゅぬ みーだかー さびすかいば ならん(家族がいないと寂しくてならない)。 たうかー ういてぃがー さびすかいば ならん(一人でいると寂しくてならない)。 1771 さふ ikmvoc_1771.wav 動詞 k語幹 C (紙や布などを)手で二つにする、裂く;(仲を)裂く さつ 1773 さぷん ikmvoc_1773.wav 名詞 C 石鹼 さぷんひー みはなう あらう(石鹸で顔を洗う)。 1774 さまい ikmvoc_1774.wav 接尾辞 母音語幹 尊敬の接尾辞 母音語幹の動詞に付く。子音語幹に付く場合は「まい」、未然形につく 1775 さまい ikmvoc_1775.wav 動詞 r/rr語幹 C (熱いものが)冷める あつむぬ やいば さまいきゃたーひー まちーから ふぁーでぃ(熱いので冷めるまで待ってたべよう)。 1776 さまらす ikmvoc_1776.wav 動詞 s/h語幹 (熱いものを)冷ます あつむぬーぎゃー さまらひーから ふぁい(熱いものは冷ましてから食べなさい)。 1777 さみ ikmvoc_1777.wav 名詞 B 疥癬(かいせん)肌 うなが さみゃー かぎさみ(あばたもえくぼ[>自分の疥癬は綺麗な疥癬だ])。 さみ かうしゃーや いでぃー かうかいば ならん(疥癬が出て痒くてならない)。 かうしゃーやひー どぅーや さみん なりゅー(疥癬で身体はざらざら肌になっている)。 1778 さみうんた ikmvoc_1778.wav 名詞 ヒキガエル さみっふなた 1779 さみっふなた ikmvoc_1779.wav 名詞 ヒキガエル;侮辱的な呼びかけ さみうんた おい さみっふなた(おい ヒキガエル[>他人を侮辱するときに使う])。 1780 さむい ikmvoc_1780.wav 接尾辞 形容詞の語幹について形容詞語幹を作る接尾辞~に弱い、~がり あつさむい(暑がり)。 っしさむい(寒がり)。 ひぎゃうさむい(くすぐったがり)。 うとぅるっさむい(怖がり[「うとぅるすさむい」もあり])。 1781 さむい ikmvoc_1781.wav 名詞 C 〘遊〙 〘遊〙数字遊び(数字を出し合って遊ぶ)二人で同時に指を出し、相手の指の数と合計した数字を言った方が勝ち、両方正解か、両方間違ったら引き分け。両者の前に箸を数本置き、勝者は箸を一本とり、箸が無くなれば終わり 1782 さや ikmvoc_1782.wav 名詞 B (豆の)莢(さや) まみぬ さや(豆の莢)。 1783 さやふ ikmvoc_1783.wav 名詞 B 大工 てぃーぬん じゃやふぬ すかまー みーらいん(下手な大工の仕事は見られたものではない)。 1784 さやふだうー ikmvoc_1784.wav 名詞 大工道具 さやふだうーゆぎゃー あたらっさ ひー つかい(大工道具は大切に使いなさい)。 1785 さゆい ikmvoc_1785.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙サヨリ さゆいや っそぅっぞぅ(サヨリは白い魚)。 1786 1 さら ikmvoc_1786.wav 名詞 B 皿 [連濁するときは「じゃら」になる] ほぅじゃら(大皿)。 なかじゃら(中皿)。 いみじゃらがま(小皿)。 むぬー ふぁいや うなが さらう あらい(ご飯をたべたら自分の皿を洗え)。 1786 2 さら ikmvoc_1786.wav 名詞 B 仕事[「皿」からの比喩] ばーきゅーや むぬ ふぁうじゃらう とぅみが(私は今日は仕事をさがしにいく)。 1787 さらう ikmvoc_1787.wav 動詞 w語幹 A 浚(さら)う、井戸の底に溜まった泥を浚う かーぬ どぅるー さらい(井戸の泥をさらえ)。 1788 さらす ikmvoc_1788.wav 動詞 s/h語幹 A 空気に晒す、干す;人に見せる;人に見せびらかす どぅーゆ さらす(体を干す)。 つんぬ さらす(着物を干す)。 まーぬ でぃんぬぎゃー ひとぅんかい さらすな(あんまり金を人に見せびらかすな)。 1789 さらたみ ikmvoc_1789.wav 副詞 わざと、わざわざ みどりかいぬ あいば さらたみ ったい(みどり会があるのでわざわざ来た)。 さらたみてぃー あいぬ くとぅーぎゃー ほぅん(わざとそんなことはしない[>してはいけない])。 ほぅだ うらばんまい くとぅー さらたみてぃー あす(やらなくても(良い)ことをわざとやる[<していなくてもことを])。 さらたみてぃー やどぅ ばい((怒って)わざと雨戸を割る)。 かまんかいや いつたっふぁ にゃーっだんそぅが さらたみてぃー いきゅーたい(向こうには行きたくなかったが仕方なく行った)。 1790 さらに ikmvoc_1790.wav 名詞 A 再来年 1791 さらばんず ikmvoc_1791.wav 名詞 (人生の)最高の盛り さい うぬ ばかむぬー んなまどぅ さらばんず(この若者はいまが人生の最高潮)。 1792 1 さり ikmvoc_1792.wav 動詞 母音語幹 A (植物が)枯れる さい ひゃーいな ぶーずまい さりどぅす(旱魃にはサトウキビも枯れる)。 ゆながい あみゃー っふぁんば ぶーずまい さりーにゃーん(長い間雨は降らないのでサトウキビも枯れてしまった)。 1792 2 さり ikmvoc_1792.wav 動詞 母音語幹 A (土地などが)干上る っしゃー っしどぅ さりーゆー(礁は潮が引いて干上がっている)。 1793 さりっぞぅ ikmvoc_1793.wav 名詞 きびなごの乾燥したもの 1794 さる ikmvoc_1794.wav 名詞 C 猿、顔を洗わずに不格好な人のこと おい やまじゃる っゔぁー んじゃんかいが(おい、山猿、お前はどこに(行くの)か)。 1795 さるか ikmvoc_1795.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙サルカケミカン[刺がある] さるかぬ とぅず(サルカケミカンの刺)。 さるかんな つーずぬ あい(サルカケミカンの木には刺がある)。 さるかひー みどぅんぬ つんぬ からぎー(サルカケミカンで女性の着物を絡げる)。 1796 さるつ ikmvoc_1796.wav 動詞 k語幹 A 仲間外れにする さるふ うりゅーぎゃー さるきーんなし(そいつを仲間外れにしてしまえ)。 1797 さるまた ikmvoc_1797.wav 名詞 猿股、股引、パンツ やり さるまた(古いパンツ)。 1798 さん ikmvoc_1798.wav 名詞 B 高い岩山 まじゃぬ さん(真謝の岩山)。 1799 さん ikmvoc_1799.wav 名詞 B 魚のエラ っぞぅぬ さん。(魚のエラ)。 1800 さんぎ ikmvoc_1800.wav 名詞 C 鳥肌 さんぎぬどぅ たちゅーい(鳥肌が立っている)。 1801 さんじゃい ikmvoc_1801.wav 動詞 r/rr語幹 (高いところから)落ちる しゃんじゃい きーぬ はなから さんじゃりー うてぃーにゃーん(木の上から落ちた)。 1802 さんじゅつ ikmvoc_1802.wav 名詞 算術、算数、数学 1803 さんしん ikmvoc_1803.wav 名詞 三線 さんしんぬ ちる(三線の弦)。 さんしんぬ ちんだみ(三線の調弦)。 1804 さんしんばなり ikmvoc_1804.wav 名詞 大浦湾の沖にある三線の形をした岩礁 1805 さんだん ikmvoc_1805.wav 名詞 (ますむいの)会計をすること、(ますむいの)会計係 さんとぅりゃ ますむいぬ くとぅー さんだんあす(ますむいのことを算段する)。 からー ますむいぬ さんだんちゃ(彼はますむいの算段役だって)。 1806 さんとぅら ikmvoc_1806.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ナナムイの役の名前(その年に生まれた子供の数を数えて記録し、みゃーくずつの時に発表する役) 1807 さんぱつやー ikmvoc_1807.wav 名詞 床屋、散髪屋 あかそぅいやー 1808 さんまい すなーにゃーん ikmvoc_1808.wav 成句 (形容詞語幹について)~でどうしようもない んずぎさんまい すなーにゃーん(醜くくてどうしようもない)。 あぱらぎさんまい すなーにゃーん(美人でどうしようもない「>とても美人だ])。 がずさんまい すなーにゃーん(ケチでどうしようもない)。 1809 さんみん ikmvoc_1809.wav 名詞 考えを巡らすこと、計算、予測、予定 あいぬ さんみんまい かいぬさんみんまいどぅ ひーゆーや あら(あれやこれやと考えていたのではないか)。 ばぬんな うらー さんみんな ひらいん(私にはそれは理解できない)。 あちゃー うつなーんかい いつ さんみん(明日は沖縄に行く予定)。 1810 しー ikmvoc_1810.wav 感動詞 赤ちゃんにおしっこを促すときに発する言葉 すばいゆ しーってぃ っし(小便を「シー」としなさい)。 1811 しー ikmvoc_1811.wav 名詞 B 岩 かんふ しーぬ みーゆ あまんぬ とぅみーまーい(岩の中をヤドカリを探して回る)。 1812 じー ikmvoc_1812.wav 名詞 B 痔 じーぬどぅ やんかい(痔が悪い)。 じーぬ しゅじゅっちゅ あすたい(痔の手術をした)。 1813 しーぐ ikmvoc_1813.wav 名詞 C 小刀 かぬやらびゃー しーぐひー えんぴっちゅ きっじゅーい(あの子は 小刀で鉛筆を削っている)。 しーぐー んじゃん うっきゃーがてぃー ばっしーにゃーん(小刀をどこに置いたか忘れた)。 1814 しーしー ikmvoc_1814.wav 名詞 先生 しーしーが とぅず(先生の奥さん)。 くらー いぬ しーしーが かばんが(これはどの先生のカバンですか)。 くぬ がっこーんな しーしーや にじゅーめーばかーいどぅ うい(この学校には先生が20人くらいいる)。 びきっゔぁー ちゅーがっこーぬ しーしーん ないたい(むすこは 中学校の先生になった)。 1815 しーたう ikmvoc_1815.wav 名詞 製糖 しーたうやー(製糖工場)。 1816 しーとぅ ikmvoc_1816.wav 名詞 C 生徒 しーとぅやらびんみ(生徒たち)。 くぬしーとぅぬ んまぬどぅ ん゚ぬ がっこーんかい っちゅーたい(この生徒の お母さんが 昨日学校に来ていた)。 びきどぅんしーとぅんみゃー ばうずがなまいどぅ あたい(男子生徒たちは坊主頭だった)。 みどぅんしーとぅんみゃー あうすかーとぅー っちゅーたい(女子生徒は青いスカートをはいている)。 1817 しーとぅやらび ikmvoc_1817.wav 名詞 生徒 がっこうんな しーとぅやらびんみぬ うい(学校には生徒たちがいる)。 んなま しーとぅやらび んみゃー うんどーじょーん うぐなーりゅー(いま生徒たちが運動場に集まっています)。 しーとぅやらびんみぬ なーゆ んーな うぶいどぅーな(生徒たちの名前を皆覚えていますか)。 1818 しーなう ikmvoc_1818.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙篩(ふるい) しーなうひー みりくんぐーゆ ゆい(篩でメリケン粉をよる)。 1819 しーぶ ikmvoc_1819.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙年末の男性の祭事、歳暮 1820 しーる ikmvoc_1820.wav 名詞 C トイレの汚水 1821 しおから ikmvoc_1821.wav 名詞 〘食〙 〘食〙塩辛、カツオの腸の塩漬け 1823 しがかい ikmvoc_1823.wav 名詞 釣り針が海底の石などに引っかかること、根掛かり つーぬどぅ しがかいや ひーゆー(釣り針が石に引っかかっている)。 1824 しちぐつ ikmvoc_1824.wav 名詞 旧暦7月のお盆 しつぐつ んすむらんな しちぐっちゃ にゃーっだん(西原にはお盆はなかった)。 1825 しつ ikmvoc_1825.wav 動詞 k語幹 A (寝具を)敷く しふ ふとんぬ しき(布団を敷きなさい)。 1826 しつ ikmvoc_1826.wav 名詞 C 物入れ箱、タンスの引き出し しつんかい つんぬ いりー(物入れ箱に着物をいれる)。 1827 しつき ikmvoc_1827.wav 動詞 母音語幹 A 虐待する、厳しくしつける ばが ぶとぅ あたいひとぅ ばぬー あてぃくとぅ しつきゅーたいばどぅ とぅずぶとぅ ばきゃーい あすたい(私の夫だった人は私をとても虐待したので離婚した)。 やらびゅーぎゃー しつきー ならーし(子供を厳しく教えろ)。 1828 しつぐつ ikmvoc_1828.wav 名詞 旧暦7月のお盆 しちぐつ んすむらんな しつぐっちゅぎゃー ほぅだどぅ みゃーくづっちゅ あす(西原ではお盆はしないで宮古節をやる)。 1829 しどぅ ikmvoc_1829.wav 名詞 C 船頭、船長 しんどぅ 1830 しな ikmvoc_1830.wav 名詞 C ハマグリなどの二枚貝 しなとぅい(二枚貝取り)。 ほぅらばまんな しなぬどぅ むいとぅ うたい(大浦湾にはハマグリが沢山いた)。 んーぷらひー しなう とぅい(芋掘り棒でハマグリをとる)。 1831 1 しば ikmvoc_1831.wav 名詞 C 心配 しわ いんかい はりーにゃーん ぶとぅぬ くとぅー むいとぅ しばよ(海に行った夫のことがとても心配だ)。 ばが みーぬ っふかいきゃー とぅず っふぁんみゅーぎゃー むぬふぁいぬ しばうぎゃー あすみん(私の目の黒いうちは妻子には食べ物の心配はさせない)。 んなまが っさー しばー にゃーん(今のところ心配はない)。 しばあすな(心配するな)。 っふぁー ゆららひー むいとぅ しば(子供を迷子にさせてしまってとても心配だ)。 やらびゃー たうかーひー うつなーんかい はらひー しば(子供を一人で沖縄に行かせて心配だ)。 1831 2 しば ikmvoc_1831.wav 形容詞 C 心配だ しわ ばー しばかいば ならん(私は心配でならない)。 1832 しば ikmvoc_1832.wav 形容詞 C 狭い うまー しばかいば びー まーや にゃーん(ここは狭いから座るところがない)。 1833 しばな ikmvoc_1833.wav 名詞 B 海岸の崖の上 いんぬ しばな(海岸の崖の上)。 1834 しび ikmvoc_1834.wav 名詞 B マグロ しゅび しびの っぞぅ なます (マグロの刺身)。 しびぬ はいなー(マグロの延縄)。 1835 しびら ikmvoc_1835.wav 名詞 C 背中 1836 しびらぶに ikmvoc_1836.wav 名詞 肩甲骨 さうがつんな わーぬ しびらぶにゅーどぅ さだいそぅじゃが まいんかいや むちーいきゅーたい(正月には豚の肩甲骨を先導役のお兄さんに前には持って行った)。 1837 しぶに ikmvoc_1837.wav 名詞 B 背骨 しぶにゅー んばす(背骨をのばす)。 1838 しまい ikmvoc_1838.wav 感動詞 しまった しまい。むいとぅ うどぅきーにゃーん(しまった。大損してしまった)。 1839 しまな ikmvoc_1839.wav 名詞 B 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙〘食〙島菜 1840 1 しみ ikmvoc_1840.wav 動詞 母音語幹 C (縄などで)締める ぶーずぬ にーゆ ちゅーく しみる(サトウキビの荷を強く締めろ)。 1840 2 しみ ikmvoc_1840.wav 動詞 母音語幹 C 催促する うっかう しみー とぅい(借金を催促して取る)。 1840 3 しみ ikmvoc_1840.wav 動詞 母音語幹 C 狭める、追い込む っゔぁが まいから っぞぅー しみーくー(あなたの所から魚を追い込んで来い)。 1840 4 しみ ikmvoc_1840.wav 動詞 母音語幹 C 責める いつまい むぬいぎゃー つかん やらびん くるまう かい ふぃーるてぃ しみらいゆー(いつも言うことを聞かない子供に車を買ってくれと責められている)。 1841 しみ ikmvoc_1841.wav 動詞 母音語幹 C 閉める やどぅー しみー(戸を閉める)。 1842 じゃー ikmvoc_1842.wav 感動詞 目上の人に何か差し出す時の言葉 じゃー うりゅー みゃらまてぃ(どうぞ これを召し上がって下さい)。 1843 じゃー ikmvoc_1843.wav 名詞 C (村の)広場、集会場 じゃーがまん うぐなーい((村の)広場に集まる)。 1844 しゃーい ikmvoc_1844.wav 動詞 r/rr語幹 A (心が)逸(はや)る、心がいきり立つ、意地を張る しゃーがい まーぬ しゃーいな(余り焦るな、意地を張るな)。 1845 しゃーか ikmvoc_1845.wav 名詞 A 早朝、未明 しゃーかん うきー ひとぅむてぃんないば あしゅー ふぁうたい(未明に起きて朝になったので朝食を食べた)。 しゃーかん うきー っさかいが いつたい(未明に起きて草刈りに行った)。 っざたー しゃーかんどう いんかいや いつ(父親たちは朝早く漁に行く)。 1846 しゃーがい ikmvoc_1846.wav 動詞 r/rr語幹 (心が)はやる、意気込む;あれこれ駄々をこねる しゃーい からー なうちゃーにゃー つむでぃー しゃーがりゅーたい(彼は理由もなく怒って意地を通そうとしていた)。 かにゃー まさいとぅ すまとぅらでぃー しゃーがりゅーたい(カニはマサイと相撲をとろうと意気込んでいる)。 まーぬ なうちゃーにゃー しゃーがいな(あまりあれこれ文句を言うな)。 1848 じゃーにゃー ikmvoc_1848.wav 接尾辞 (お互いに)~同士 うぬきゃー んまじゃーにゃー きょーだい(その人達は母親同士が兄弟)。 1849 しゃーみつ ikmvoc_1849.wav 動詞 k語幹 焦る、意地をはる しゃーみふ しゃーがい まーぬ しゃーみかだうり(あまり焦るな、意地をはるな)。 1850 じゃーん ikmvoc_1850.wav 接尾辞 動詞未然形について意思否定を表す「~しない」、「~するつもりはない ばー いかじゃーん(私は行かない)。 ばー ふぁーじゃーん(私は食べない)。 ばー ほぅじゃーん(私はしない)。 ばー あっじゃじゃーん(私は言わない/歌わない)。 っゔぁが いかじゃーだかー ばんまい いかじゃーん(あなたがいかないのなら私も行かない)。 1851 じゃーん あすてぃがー ikmvoc_1851.wav 成句 動詞基本形について「~さえしたら(十分だ、ほかは必要ない)」ことを表す ふぁうじゃーん あすてぃがー ばー っさん(自分さえ食べたら私は(ほかの人のこと)知らない)。 いつじゃーん あすてぃがー んめ じゃうぶん(行きさえしたらそれで十分だ)。 1853 しゃう ikmvoc_1853.wav 名詞 C 知恵 さう むぬ かんがいや にゃーん しゃうやにゃーん んまり(浅薄で馬鹿な奴)。 1854 じゃう ikmvoc_1854.wav 形容詞 B 良い ういがどぅ じゃうかい(これが良い)。 1855 じゃう ikmvoc_1855.wav 接尾辞 ~が上手な人、上戸;~が好きな人 さきじゃう(酒上戸)。 わーじゃう(豚肉の好きな人)。 1856 じゃう ikmvoc_1856.wav 名詞 C 門 やーぬ じゃう(家の門)。 1857 じゃうかいがにゃーん ikmvoc_1857.wav 成句 (あなたが)良いように(しろ) じゃうかいがにゃーん あっそぅ(良いようにしなさい)。 1858 じゃうじゃ ikmvoc_1858.wav 形容詞 C 上手 じゃうず 1859 じゃうず ikmvoc_1859.wav 形容詞 C 上手、(動作について)~名人、名手 じゃうじゃ かりゃー なうゆ あすんまい じゃうず(彼は何をしても上手)。 あすじゃうず(やるのが上手)。 うんてんじゃうず(運転上手)。 かいがどぅ んながーな じゃうずかい(彼が一番上手い)。 1860 じゃうそぅく ikmvoc_1860.wav 名詞 天井、天井壁 たか じゃうそぅく(高い天井)。 じゃうそぅくー にゃーん やー(天井のない家)。 1861 じゃうとぅー ikmvoc_1861.wav 形容詞 上等だ ういがどぅ じゃうとぅーかいば うるー とぅい(これが一番上等だからそれにしろ)。 1862 じゃうどぅきゃ ikmvoc_1862.wav 名詞 良い天気、良い日、良い時 じゃうどぅり きゅーや じゃうどぅきゃひどぅ とぅりーゆー(今日は晴れている)。 きゅーや じゃうどぅきゃがま(今日は良い天気だ)。 1863 じゃうなう ikmvoc_1863.wav 名詞 税金 じゃうなうゆ うさみー(税を納める)。 1864 じゃうひかず ikmvoc_1864.wav 名詞 良い日取り じゃうひゅーい 1865 じゃうひゅーい ikmvoc_1865.wav 名詞 良い日取り じゃうひかず 1866 じゃうぶん ikmvoc_1866.wav 名詞 十分 ばが たまー うさきひー じゃうぶん(私の分はそれだけで十分だ)。 1867 じゃか ikmvoc_1867.wav 名詞 C モグラ じゃかー ゆなかどぅ いでぃー まーい(モグラは夜、出て回る)。 1868 じゃかひとぅ ikmvoc_1868.wav 名詞 イルカ じゃかひとぅー うむくとぅ あい いつむす(イルカは頭がいい生き物だ)。 1869 1 しゃく ikmvoc_1869.wav 名詞 C 人を表す人称代名詞や指示代名詞のガ格について、つまらない、程度の低いやつという意味を表す、~ぐらい、~ばかり、~みたいな そぅく しゅく 1869 2 しゃく ikmvoc_1869.wav 名詞 C ものを表す指示代名詞のノ格について、それ程度くらいでしかないという量を表す、また、単に程度をあらわす、~ぐらい、~ばかり;ものや時期を表す名詞のノ格についてだいたいの時期を表す、~ころ そぅく しゅく 1870 じゃぐ ikmvoc_1870.wav 名詞 B カツオを釣るときの餌にする小魚(<雑魚) じゃぐがま(カツオの餌)。 1871 しゃし ikmvoc_1871.wav 名詞 C 水差(みずさし) 1872 しゃしんばい ikmvoc_1872.wav 形容詞 写真写りが綺麗な、写真映えのする かぬ みどぅんな やぐみ しゃしんばい ひとぅ(あの女性はとても写真写りのいい人だ)。 くいがどぅ んながーな しゃしんばいかい(これが一番写真写りがいい)。 1873 じゃってぃー ikmvoc_1873.wav オノマトペ さっさと じょ、すかまうぎゃー じゃってぃー ひーすてぃでぃ(さあ、仕事はさっさとやってしまおう)。 1874 じゃまーにゃーだ ikmvoc_1874.wav 成句 これ以上(以下)はないくらい、とても、非常に っざたー じゃまーにゃーだ はーさ っぞぅ とぃっちゃーい(お父さんたちはとてもたくさん魚を取ってきた)。 じゃまーにゃーだ ひーちゃがまぬ っぞぅ(とても少ない魚)。 1875 じゃまーにゃーん ikmvoc_1875.wav 成句 これ以上(以下)はないくらいの、とても じゃまーにゃーん はーさぬ っぞぅ(これ以上はない位の大量の魚)。 じゃまーにゃーん あぱらぎ みどぅん(とても美しい女性)。 じゃまーにゃーん んずぎ みどぅん(とても不美人)。 1876 1 じゃらてぃー ikmvoc_1876.wav 副詞 突然に、不意に どぅすん じゃらてぃー いじゃうたい(友達に思いがけず出会った)。 1876 2 じゃらてぃー ikmvoc_1876.wav オノマトペ ものを叩いたり割ったりする時の音、がちゃんと;藁やサトウキビなどを切り倒す時の音、バサっと さらう じゃらてぃー ばい(皿をガチャンと割る)。 じゃらてぃー ふぁーし(がつんと食らわせろ)。 っざらひー じゃらてぃー なぎー たうし(鎌でバサッとなぎたおせ)。 1877 しゃり ikmvoc_1877.wav 形容詞 A おしゃれな しゃりびとぅ(おしゃれな人)。 かいがどぅ んながーな しゃりかい(彼女/彼が一番おしゃれだ)。 1878 じゃり ikmvoc_1878.wav 動詞 母音語幹 A 戯れる、ふざける やらびんみぬどぅ じゃりんきー あそぅびゅー(子供たちがじゃれ合って遊んでいる)。 1879 じゃり ikmvoc_1879.wav 名詞 C 砂利 1880 じゃん ikmvoc_1880.wav 名詞 B ジュゴン いんぬ いつむすかりゃー じゃんぬどぅ んながーんな んまかたいちゃ(海の生き物の中ではジュゴンが一番おいしかったって)。 1882 じゃんぬ ひぎ ikmvoc_1882.wav 名詞 ジュゴンの食べる海藻 じゃんぬ ふぁう っさうどぅ じゃんぬ ひぎてぃー あい(ジュゴンが食べる海藻をジュゴンのひげという)。 1883 しゅー ikmvoc_1883.wav 名詞 C 役人、主 1884 1 じゅー ikmvoc_1884.wav 接尾辞 (名詞について)~が強い人 みーじゅー(よく見える人)。 どぅーじゅー(体の強い人、健康な人)。 ばたじゅー(お腹の強い人)。 さき じゅー びとぅ(酒の強い人)。 うんじゅー びとぅ(強運の持ち主)。 1884 2 じゅー ikmvoc_1884.wav 接尾辞 (動詞について)よく~する人 なつじゅー やらび(よく泣く子)。 ばらいじゅー やらび(よく笑う子供)。 ふぁうじゅー(よく食べる人)。 1885 じゅー ikmvoc_1885.wav 名詞 B 尻尾、しっぽ わーぬ じゅー(豚の尻尾)。 ぬーまぬ じゅー(馬の尻尾)。 1886 じゅーぐや ikmvoc_1886.wav 名詞 十五夜 1887 じゅーさ ikmvoc_1887.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙雑炊 たか じゅーさ(鷹(サシバ)の具の入った雑炊)。 1888 じゅーばく ikmvoc_1888.wav 名詞 重箱 1889 1 しゅく ikmvoc_1889.wav 名詞 C 人を表す人称代名詞や指示代名詞のガ格について、つまらない、程度の低いやつという意味を表す、~ぐらい、~ばかり、~みたいな そぅく しゃく かぬ しゅくーぎゃー ゆらはん(あいつのことは許さない)。 ういが しゅくがまんな でぃんぬぎゃー かしん(そんなやつにはお金は貸さない)。 かいが しゅくがまうぎゃー ばらいー すてぃる(あいつのことは笑ってしまえ)。 っゔぁが しゅくがまんな なうまい ひらいん(お前みたいなやつにはなにもできない)。 かぬきゃが しゅくがまんな まきん(あいつらなんかには負けない)。 1889 2 しゅく ikmvoc_1889.wav 名詞 C ものを表す指示代名詞のノ格について、それ程度くらいでしかないという量を表す、また、単に程度をあらわす、~ぐらい、~ばかり;ものや時期を表す名詞のノ格についてだいたいの時期を表す、~ころ そぅく しゃく ういが すかまー いつまい うぬ しゅく だら(彼の仕事はいつもその程度だ)。 ばが たまー うん しゅくな(私の取り分はこれくらいか)。 1890 しゅく ikmvoc_1890.wav 名詞 C 悪い習慣にはまって抜けられないこと、悪い癖、またその人のこと[動詞基本形+提題助詞+しゅく = ある行為、行動をくりかえすこと。それから抜け出せないこと。悪い意味で使う] からー さきぬんな しゅく(彼は酒にはまってぬけられない[アルコール依存症だ])。 かりゃー いつまい でぃんかいや しゅく(彼はいつも金に対する奴隷[ばくちなどにはまってお金を浪費する人」)。 1891 しゅく ikmvoc_1891.wav 名詞 C 仕事 ばー きゅーや しゅく とぅみが (私は今日は仕事探しに(行く))。 1892 しゅくとぅら ikmvoc_1892.wav 名詞 公務員、会社員などの給料取り、サラリーマン しゅくとぅらたがどぅ みゃーすかい(給料取りが生活は楽だ)。 1893 しゅしゃー ikmvoc_1893.wav 名詞 C 緊張状態 うらー いつまい みどぅんぬ みーきゃー しゅしゃーん なりゅー(彼はいつも女性を見たら緊張する)。 1894 しゅび ikmvoc_1894.wav 名詞 B マグロ しび しゅびの っぞぅ なます(マグロの刺身)。 1895 じゅふぎ ikmvoc_1895.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙デイゴ じゅふず 1896 じゅふず ikmvoc_1896.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙デイゴ じゅふぎ じゅふずぎー(でいごの木)。 1897 じゅり ikmvoc_1897.wav 名詞 B (遊郭の)遊女 さかぬ やーんいきー じゅりゅー かう(料亭に行って遊女を買う)。 1898 じゅるん ikmvoc_1898.wav 動詞 m語幹 C 騙す、騙し取る じるん 1899 じゅんてぃー ikmvoc_1899.wav 副詞 ちゃんと、はっきりと やんな じゅんてぃー なうりーどぅ(病気はちゃんと直っている)。 ばー うりゅーぎゃー じゅんてぃー っしーどぅ(私はそれがはっきりと分かる)。 1900 じょ ikmvoc_1900.wav 感動詞 〘間投詞〙 〘間投詞〙動作を誘うときにいう、さあ じょー じょーはい じょ いかでぃ(さあ 行こう)。 じょ ふぁーでぃ(さあ 食べよう)。 ゆくいにゃーんば じょー すかまう すきゃきでぃ(休んだから、(さあ)仕事を始めよう)。 1902 しょーじき ikmvoc_1902.wav 形容詞 正直 1903 じょーはい ikmvoc_1903.wav 感動詞 〘間投詞〙 〘間投詞〙動作を誘うときにいう、さあ じょ じょーはい いかでぃ(さあー 行こう)。 1904 しょじょ ikmvoc_1904.wav 名詞 C 若い独身女性(15歳位から20歳位) 1905 しら ikmvoc_1905.wav 形容詞 C お産したての しらぬーま(お産したての馬)。 しらいん(お産したての犬)。 しらどぅい(しら鳥)。 しら わー(お産したての豚)。 しらばう(お産したてのヘビ)。 1906 しらやー ikmvoc_1906.wav 名詞 お産したての家 しらやーんかいや みどぅんんまたが ってぃ んまっふぁう みばかい(出産直後の家には女性たちが来て母子を見守る)。 1907 しらゆー ikmvoc_1907.wav 名詞 お産して間もない頃に親戚、近隣に配るお粥 っふぁぬ んまいてぃがー しらゆーゆ うとぅじゃんみんかい むちー まーい(子供が生まれたらお産のお粥を配って回る)。 1908 しる ikmvoc_1908.wav 名詞 C 精液 てぃんまらーひー しるー いだす(自慰行為で精液を出す)。 1909 じるん ikmvoc_1909.wav 動詞 m語幹 C 騙す、騙し取る じゅるん ばー やなびとぅん でぃんな じるまいにゃ-ん(私は悪人にお金を騙し取られた)。 でぃんぬ じるん(金を騙し取る)。 かいが でぃんぬぎゃー じるみ すてぃる(彼の金を騙し取れ)。 1910 1 しわ ikmvoc_1910.wav 名詞 C 心配 しば 1910 2 しわ ikmvoc_1910.wav 形容詞 C 心配だ しば 1911 しんか ikmvoc_1911.wav 名詞 C 仕事仲間、(船の)乗組員、メンバー、遊び友達 ばんてぃが ふにぬ しんかー んなない かないむぬ(私たちの船乗り仲間はみんなよく仕事ができる)。 さきぬんしんか(酒飲みの仲間)。 1912 しんき ikmvoc_1912.wav 名詞 C フィラリア、フィラリアの震え しんきぬ うくりゅー(フィラリアの震えが起こっている)。 1913 しんぎり ikmvoc_1913.wav 名詞 切り干し大根 1914 しんどぅ ikmvoc_1914.wav 名詞 C 船頭、船長 しんどぅ 1915 1 すー ikmvoc_1915.wav 動詞 s/ss語幹 A (腹が)減る ばたぬ すー(お腹が減る)。 1915 2 すー ikmvoc_1915.wav 動詞 s/ss語幹 A (潮が)引く むいとぅ そぅーぬ すーてぃがー さんしんばなりたーひーまい あいきー いかいどぅす(大潮になるとサンシンバナリまで歩いて行ける)。 そぅーぬ っしーから っしん゚ん かい いかでぃ(潮が引いてから潮干狩りに行こう)。 そぅーゆ っさし、そぅーぬ っさだかー っしんかい うりらいん(潮が引くまで待て、潮が引かないと岩礁には行けない[<潮を引かせろ])。 1916 すー ikmvoc_1916.wav 形容詞 B 酸っぱい そぅー 1917 すー ikmvoc_1917.wav 動詞 s/ss語幹 A 小便をする すばいゆ すー(おしっこをする)。 1918 すー ikmvoc_1918.wav 動詞 s/ss語幹 A 擦って擦り傷を作る すまー とぅい うとぅい てぃっゔぁいー うじゃー すーたい(相撲を取っていて、投げられて腕を擦りむいた)。 ぎひつぬ はーひ どぅーぬ かーゆ っさいたい(ススキの葉で皮を擦って擦り傷を受けた)。 1919 すー ikmvoc_1919.wav 動詞 s/ss語幹 A 知る;分かる かいが なーゆぎゃー っしーどぅーな(あいつの名前をしってるかい)。 ばー っさん(私は{知らない/分からない})。 かりゃー なうゆまい すーじゃうず(彼は何でもよく知っている)。 ばー っしゅーね(おれが知っているかよ[>私が知ってるわけないでしょ])。 っゔぁー かぬ みどぅんぬぎゃー っしゅーだら(お前、あの女の人のこと知ってるだろう)。 たるまい すーんまー(誰も知らないんだよ[<誰でもしってるかよ(反語)])。 ばー うりゅーぎゃー じゅんてぃー っし(私はそれを明確に知っている)。 っゔぁー うぬ すーがくぬ もんだいゆぎゃー すーどぅすな(あなたはこの数学の問題が分かりますか)。 つぎぬ ばっさー なんじんどぅ ふーてぃー っしな(次のバスは何時に来るかわかりますか)。 1920 すー ikmvoc_1920.wav 名詞 C 巣;(噂などの)発信源、またその人 とぅいぬ すー(鳥の巣)。 うぬきゃが ふたーいや いつまい ひとぅっじゃぬ すー(彼女たち二人はいつも人の噂の発信源だ)。 1921 すー ikmvoc_1921.wav 名詞 B 汁 んー にー すーゆ すたん(芋の煮汁をこぼす)。 1922 すー ikmvoc_1922.wav 名詞 C 酢 すーや そぅーむぬ(酢は酸っぱい)。 1923 すー ikmvoc_1923.wav 名詞 B 水分、水気、汗 すーや たいたいてぃー たらほぅー(水滴をぽたぽたと垂らしている)。 1924 ずー ikmvoc_1924.wav 名詞 B 文字;勉強 ばぬんな いみぐま ずーがまー かかいん(私には小さい字は書けない)。 ずーゆ ならーす(勉強を教える)。 1925 ずー ikmvoc_1925.wav 名詞 C 頭 かなまい ずーや っふぁっつひー ったかいー ばりーにゃーん(頭を鍬でなぐられてケガした)。 かにが ずーや ほぅがなまい(カニの頭は大頭だ)。 1926 ずー ikmvoc_1926.wav 名詞 C 考え かなまい うなが ずー ずーやひー なうまい きみらいん(各人の意見が意見なのでなにも決められない[>各人の意見が違っていて])。 かりゃー うなが ずーや ずーひぬ ひとぅやいば なんとぅが ぶりん(彼は自分の意見が意見の人なので全然折れない[<自分の意見だけが正しいと思っている人だから])。 1927 ずー ikmvoc_1927.wav 名詞 B 土地、地面 やーだま ずー(長男が引継ぐ先祖代々の土地)。 がば ういびとぅー ずーや っふぃー どぅーい(古老は腰が曲がって頭は地面に着くほどだ(古老は地面に噛みついている))。 んす ずー(肥沃な土地)。 いさら ずー(石ころだらけの土地)。 1928 ずー ikmvoc_1928.wav 名詞 C ススキ ぎひつ、ぎすつ ずーん゚なひー ぶーっじゅ すまい(すすきの葉でできた綱でサトウキビを縛る)。 1929 ずーくまりゃ ikmvoc_1929.wav 名詞 〘古語〙 〘古語〙芋[<土に籠っているもの] んー 1930 すーじゅー ikmvoc_1930.wav 名詞 物知り、知恵のある人 ばんてぃが っざー なうゆまい すーじゅー(うちのお父さんはなんでも知っている)。 からー すーがくーぎゃー すーじゅー(彼は数学をよく知っている)。 すーじゅーびとぅ(物知りで頭脳明晰な人)。 1931 ずーじゅー ikmvoc_1931.wav 形容詞 頑固だ、意地っ張りだ ずーじゅー びとぅ(意地を張る人)。 かりゃー ずーじゅーかいば ならーはいん(彼は頑固なので言うことを聞かない)。 1932 すーす ikmvoc_1932.wav 動詞 s/h語幹 C 擦り傷をつける ぎひつぬ はーひ どぅーぬ かーゆ すーはいたい(ススキの葉で皮を擦って擦り傷を受けた)。 1933 すーす ikmvoc_1933.wav 名詞 B 赤肉 わーぬ すーす(豚の赤肉)。 1934 すーつー ikmvoc_1934.wav 動詞 cc/tt語幹 (魚、肉を)切る すーっつ あっちゃぬ ぶーや すーっちゅーば なうはだかーならん(下駄の鼻緒が切れているので直さないといけない)。 っざらひー ぶぅーっじゅ すーってぃ(鎌でサトウキビを切れ)。 っざらひー てぃーゆ すーつーたい(鎌で手を切った)。 やらびゃー いとぅー すーってぃー はりーにゃーん(こどもは糸を切ってしまった)。 1935 1 すーっつ ikmvoc_1935.wav 動詞 cc/tt語幹 (ものや糸が)切れる すーつー 1936 すーとぅず ikmvoc_1936.wav 動詞 g語幹 (使いすぎて)擦り切る ずぼんな すーとぅがいー あなー あきーにゃーん(ズボンは擦り切れて穴が開いた)。 1937 ずーぱ ikmvoc_1937.wav 名詞 C 簪(かんざし) ぱーや ずーぱう さす(おばあさんは簪を差す)。 1938 すーはがい ikmvoc_1938.wav 動詞 母音語幹 (手や足などを)擦りむく、(車などが)すって傷がつく;(皮膚が)擦り剝ける すーぱがい すーはず、すーぱぎ たうりー はっじゃ すーはがいーにゃーん(倒れて足をすりむいてしまった)。 ぎすつぬ はーん すーはがいんやうんてぃ まないん あいき(すすきの葉ですりむかないように気を付けて歩きなさい)。 んつん たうりー みはなー すーはがいーにゃーん(道に転んで顔を擦り切った)。 すまー とぅいー うでぃぬ かーや すーはがいーにゃーん(相撲を取って腕の皮が擦り剝いた)。 1939 すーぱがい ikmvoc_1939.wav 動詞 母音語幹 (手や足などを)擦りむく、(車などが)すって傷がつく;(皮膚が)擦り剝ける すーはがい すーはず、すーぱぎ 1941 すーぱぎ ikmvoc_1941.wav 動詞 母音語幹 (手や足などを)擦りむく、(車などが)すって傷がつく;(皮膚が)擦り剝ける すーはぎ、すーぱず、すーはず すーはず、すーはがい 1942 すーぱぎ んだい ikmvoc_1942.wav 名詞 擦り傷 すーぱぎんだいんかい っそぅいゆ ぬい(かすり傷に薬を塗る)。 1943 すーはず ikmvoc_1943.wav 動詞 g語幹 (手や足などを)擦りむく、(車などが)すって傷がつく;(皮膚が)擦り剝ける すーはず、すーはがい、すーぱがい すーぱぎ、すーはがい 1945 すーまん ikmvoc_1945.wav 名詞 小満 [太陽暦で5月21日ごろ、旧暦で4月の中頃。24節気のひとつ] 1946 すーや にゃーん ikmvoc_1946.wav 成句 隙間なく密集している ふにゅーや すーや にゃーだ すだりんきーどぅ(みかんが隙間なく鈴なりになっている)。 1947 すーん ない ikmvoc_1947.wav 成句 水泡(水滴)のように消え失せる うぬきゃが うやきゃー んなない すーんなりー にゃーん(この人たちの富は水の泡となって消えていった)。 1948 すいひ ikmvoc_1948.wav 名詞 C 肥溜めの水肥 1949 すいひだみ ikmvoc_1949.wav 名詞 肥溜め 1951 すがい ikmvoc_1951.wav 動詞 r/rr語幹 A 痩せ衰える、苦しみやつれる つむー やみどぅ すがりゅー(心を痛めて痩せ衰えている)。 1952 すがい ikmvoc_1952.wav 動詞 r/rr語幹 A (人に)縋(すが)りつく すがり んまんかい すがりんきー がんない(母親に縋り付いて駄々を捏ねる)。 あいや ひとぅんかいや すがらん(そんなには人にすがりつかない[すがりついてはいけない])。 1953 すかかい ikmvoc_1953.wav 動詞 r/rr語幹 混み合う すきゃかい、しかかい、っさかい すかかい(母音語幹) きゅーや まっちゃんな ひとぅぬどぅ すかかいゆ(今日は店には人が混み合っている)。 きゅーぬ ばっさ すかからっだん(今日のバスは混んでいなかった)。 きゅーや ひとぅー みーんば まっちゃー すかかいんはず(今日はひとがいないので店は混んでいないはずだ)。 1954 すかかい ikmvoc_1954.wav 動詞 母音語幹 混み合う すかかい(r/rr語幹) 1955 すかす ikmvoc_1955.wav 動詞 s/h語幹 A 鋤で耕す かでぃ はいゆ すきひー すかす(畑を鋤で耕す)。 1956 すかす ikmvoc_1956.wav 動詞 s/h語幹 C 騙(だま)す かりゃー やなじゃい やいば かいんな すかはいな(彼はうそつきなので彼に騙されるな)。 あいや ひとぅーぎゃー すかはん(そんなに人を騙さない[>騙してはいけない])。 1957 1 すがた ikmvoc_1957.wav 名詞 B 姿、恰好 ぱーが すがたぬどぅ ゆみん みーらいうたい。(おばあさんの姿が夢に見られた)。 1957 2 すがた ikmvoc_1957.wav 名詞 B 本性、態度、振る舞い、言動 かいが すがたうぎゃー きゅーどぅ みー(彼の本性を今日こそ見る)。 かいが すがたー みーにゃーんば んめ かいが まいんかいや いかじゃーん(彼の(私に対する)態度、振る舞いを見たからもう彼の所には行かない)。 1958 1 すかたい ikmvoc_1958.wav 動詞 r/rr語幹 (皮膚の皮が老齢などで)垂れ下がる ういびとぅ ないてぃがー かーや すかたりーどぅー(年取ったら皮膚の皮は垂れ下がっている)。 1958 2 すかたい ikmvoc_1958.wav 名詞 (顔、体の皮等が)垂れ下がること、皺、皺くちゃの様子 かーぬ すかたい(皮膚の皺)。 っゔぁが ぬどぅぬ すかたいゆ かがんひー みーみーる(あなたの首の皺くちゃのようすを鏡で見てみなさい)。 かいが みはなんな すかたいや なうぬ ひてぃつまい にゃーん(彼女の顔には皺がぜんぜんない)。 うぬ っそぅいひー かーすかたいや なういどぅす(この薬で皮膚のしわくちゃが治る)。 1959 すかま ikmvoc_1959.wav 名詞 C 仕事 すかまー にゃーん(仕事はない)。 くりゃー てぃーくぱぬ すかま(これは不器用な人の仕事)。 1960 すかま ikmvoc_1960.wav 名詞 C 昼間 ひーま ばー きゅーや すかまー にゃーんば すかまん ってぃ あそぅび(私は、今日は仕事がないので昼間に来て遊びなさい)。 1961 すかみ ikmvoc_1961.wav 動詞 母音語幹 C (顔を)しかめる、(威張った感じで)鼻をツンとする 「すかん」を参照 すかん はな すかみゃ(ツンとした仕草)。 じょー すかまう すきゃきでぃ(さー 仕事を始めよう)。 1962 すがり ikmvoc_1962.wav 動詞 母音語幹 A (人に)縋(すが)りつく すがい まーぬ ひとぅんかい すがりー まーいな(余り他人に縋りつくな)。 1963 すかん ikmvoc_1963.wav 動詞 m語幹 C (顔を)顰(しか)める、(威張った感じで)鼻をツンとする すかみ みはなう すかみ(顔をしかめる)。 1964 すき ikmvoc_1964.wav 動詞 母音語幹 A 供える うほぅずんみんかい むぬー すきる(先祖神に物を供えなさい)。 1965 すき ikmvoc_1965.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙鋤(すき)(農機具) 1966 すきじゅー ikmvoc_1966.wav 名詞 供え物 すきむぬ かんにがいんな すきじゅーゆ すきだかー ならん(祈願には供え物を供えないといけない)。 1967 すきなふ ikmvoc_1967.wav 名詞 家づくりの無料奉仕、相互扶助の手伝い ほぅかでぃふつん やーや っちゅらはいにゃーんば あちゃー やー ふかっじゃー すきなふー ひー ふぃーさまてぃ(台風に家を壊されてしまったので明日家を建てるから手伝いをしてください)。 やーふつ すきなっふ たぬん(家づくりの奉仕を頼む)。 やーふつ すきなふー あす(家づくりの相互扶助の手伝いをする)。 1968 すきむぬ ikmvoc_1968.wav 名詞 供物 すきじゅー 1969 1 すきゃーい ikmvoc_1969.wav 動詞 r/rr語幹 無駄遣いする すかーらす うぬきゃー でぃんな すきゃーりーや むぬー ふぁーいん(彼は金を使いすぎて、飯が食えない)。 1969 2 すきゃーい ikmvoc_1969.wav 動詞 r/rr語幹 (家の中が)取り散らかっている、(ものが)散乱する うまぬ やーや すきゃーりーどぅーい(ここの家は(物が)散乱しているよ)。 うまぬ まっちゃぬ むぬー すきゃーりーどぅー(ここの店の商品は散乱している)。 1971 1 すきゃーらす ikmvoc_1971.wav 動詞 s/h語幹 無駄遣いする すきゃーい うぬきゃー でぃんな すきゃーらひーや むぬー ふぁーいん(彼は金を使いすぎて、飯が食えない)。 1971 2 すきゃーらす ikmvoc_1971.wav 動詞 s/h語幹 (家の中を)取り散らかす、(ものを)散乱させる すきゃーい むぬー すきゃーらす(ものを散乱させる)。 うまぬ くぴんぬぎゃー ばりー すきゃーらひーすてぃる((ストレス解消に)ここの瓶を割ってこなごなにしてしまえ)。 むぬーぎゃ- すきゃーらはん(ものは散らかさない)。 1972 すきゃーり ikmvoc_1972.wav 形容詞 取り散らかった、整理されていない、 すきゃーい うまー すきゃーり まっちゃ(ここは整理整頓されていない店)。 1974 すきゃかす ikmvoc_1974.wav 動詞 s/h語幹 急がせる、せかす まーぬ すきゃかすな(余りせかすな)。 1975 すきゃき ikmvoc_1975.wav 動詞 母音語幹 A 始める みどぅんみぬ ゆがたいゆ すきゃきてぃがー んめ ゆさらびたーひー なまらん(女たちが話を始めたらもう夕方まで終わらない)。 ゆくいにゃーんば じょー すかまう すきゃきでぃ(休んだから、(さあ)仕事を始めよう)。 あらはなー っゔぁから すきゃきる(まずはあなたから始めなさい)。 1976 すきゃき ikmvoc_1976.wav 名詞 A やり方、具合 ぶばがまが すきゃきゃー かいだら(おばちゃんのやり方はこうだ)。 かいが すかまー なうばいぬ すきゃきが?(あの人の仕事(ぶり)はどんな具合なの?)。 1977 すく ikmvoc_1977.wav 動詞 k語幹 C 空く すふ、そぅつ、ふふ 1978 すぐ ikmvoc_1978.wav 副詞 直ぐ、直ぐに かりゃー ひゃーすてぃがー すぐ ぶどぅいどぅす(彼ははやし立てたら直ぐに踊る)。 1979 すぐ てぃびから ikmvoc_1979.wav 成句 直ぐ後から、即座に ういびとぅ なりー ひとぅぬ はなっそぅぎゃー すぐ てぃびから ばっしーどぅーい(年取って人の話したことを即座に忘れてしまう)。 1980 すぐい ikmvoc_1980.wav 動詞 r/rr語幹 A 出世する にんぎんな くすぬ にゃーだかー すぐらいん(人は後押しがないと出世できない) 。 1981 すぐす ikmvoc_1981.wav 名詞 A ひざ すぐすからまい なだぬ いでぃばかーい ほぅからすむぬ(膝から涙が出るほどうれしい(すごくうれしい))。 ういびとぅ ないてぃがー すぐすぬどぅ うんそぅく やん(年を取ると足の関節が良く痛む)。 すぐすぬどぅ やみゅー(膝が病んでいる)。 1983 ずくず ikmvoc_1983.wav 形容詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい;能力が低い ずふず 1990 ずくにゃ ikmvoc_1990.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい、また小さい人、能力が低い人 1992 すぐりびとぅ ikmvoc_1992.wav 名詞 優れた人、偉い人 やぐみ すぐり びとぅ(凄く優れた人)。 1993 すす ikmvoc_1993.wav 名詞 B 煤(すす) っふすー すすぬ あい やーんな っさいや つかん(すすのある家には白蟻はつかない)。 1994 すず ikmvoc_1994.wav 助数詞 サトウキビ、芋等を数える単位 うず んーぬ ひとぅすず ふぁうたい(芋を1個食べた)。 1995 すず ikmvoc_1995.wav 名詞 C (サトウキビや芋などの)茎;薪の束 ぶーずぬ すず(サトウキビの茎)。 たむぬすず(薪)。 ぶーっじゅ にじゅーすずひー ひとぅたいゆ まるき(サトウキビを20本で一束をくくれ[>20本で一束にしろ])。 かややーぬ くびゃー ぎすつぬ すずひどぅ ちゅっふぁいゆー(茅葺家の外壁はススキの茎で作られている)。 1996 すず ikmvoc_1996.wav 名詞 C 家筋、よいこと まんちゅーや まん やいば にんぎんぬ やーぬ すたん ういてぃがー すずうす あすちゃ(パパイヤは「万」なので人の軒下に生えたら家系が絶えるそうだ[パパイヤを軒下に植えるのは家系が絶えるので縁起が悪いというたとえ])。 1997 すず ikmvoc_1997.wav 名詞 C 粒 ほぅすずあみ(大粒の雨)。 ほぅすずまみ(大粒の豆)。 1998 すず うそぅー ikmvoc_1998.wav 成句 家の繁栄を阻む すずうす、すずずすー、すずうそぅ んつきぬ すたぬ まんちゅーぎーや すず うそぅー むぬ やいば っちゅひー すてぃる(軒下のパパイヤの木は家の繁栄を阻むものだから切りすててしまえ)。 2001 すずうそぅい ikmvoc_2001.wav 名詞 精神的に抑えられること びきどぅんな みどぅん すずうそぅいや ひらいどぅ はーひーん すにーにゃーん(夫は妻に精神的に抑圧されて早死した)。 2002 すすず ikmvoc_2002.wav 動詞 g語幹 A 濯ぐ(すすぐ) つんぬ すすず(着物を濯ぐ)。 つんな あらいぬ あとぅんな すすぎ(着物は洗った後には濯げ)。 2004 すずだむぬ ikmvoc_2004.wav 名詞 枯れたススキの茎の薪 すっだむぬ 2006 1 すずみ ikmvoc_2006.wav 動詞 母音語幹 A 沈む すずん、つずん 2006 2 すずみ ikmvoc_2006.wav 動詞 母音語幹 C しまう、整頓する すずん、つずん 2007 1 すずん ikmvoc_2007.wav 動詞 m語幹 A 沈む すずみ、つずん ふにゃー すずみー はりーにゃーん(船は沈んでいった)。 あたくまん ふにゃー すずみーにゃーん(あっという間に船は沈んでしまった)。 2007 2 すずん ikmvoc_2007.wav 動詞 m語幹 C しまう、整頓する すずみ、つずん まかいゆぎゃー すずみ うき(お椀をしまっておきなさい)。 むぬふぁう だうーゆぎゃー すずみる(食器は片付けなさい)。 やーゆ すずみる((散らかっている)家を片付けろ)。 2008 すたい ikmvoc_2008.wav 動詞 r/rr語幹 C 廃れる すたり かまぬ きないや うんそぅく うやきゃー ひー そぅるきゅーたいそぅが んめ きばんふなりー すたりー はりーにゃーん(あそこの家はとても金持ちで、がんばっていたが貧乏になってすたれてしまった)。 2009 すだい ikmvoc_2009.wav 動詞 r/rr語幹 C 鈴なりになる ふにゅーや すーや にゃーだ すだりんきーどぅー(ミカンは密集してすずなりになっている)。 2010 すだき ikmvoc_2010.wav 動詞 母音語幹 A 育つ、巣立つ すだつ、そぅだつ、そぅだき 2011 ずだき ikmvoc_2011.wav 名詞 C 織物を織る際に模様をだすこと 2012 すたさ ikmvoc_2012.wav 名詞 C 舅(しゅうと)、夫または妻の父 すたさうまい すとぅまうまい わいてぃー たかさ あっそぅ(舅も姑もちゃんと大切にしなさい)。 2014 すだす ikmvoc_2014.wav 形容詞 B 涼しい すだす かでぃがま(そよ風)。 きーぬ かぎゃー すだすむぬ(木の下は涼しい)。 なつんな きーぬ したーら すだす(夏には木の下辺りは涼しい)。 2015 すだす ikmvoc_2015.wav 動詞 s/h語幹 C 抱卵する とぅぬかう すだほぅー とぅいんな むすぬどぅ つふ(抱卵中の鶏には虫がつく)。 2016 すたすた ikmvoc_2016.wav オノマトペ さっさと すたすたてぃー 2017 すたすたてぃー ikmvoc_2017.wav オノマトペ さっさと すたすた すたすたてぃー あっそぅ(サッサとしなさい)。 あかいゆぎゃー ゆまだ すたすたてぃー あいき(アリを数えずにさっさと歩け[>止まらずに早く歩けという意味])。 むぬーぎゃー すたすたてぃー ふぁい(さっさと食べろ)。 2018 すだすない ikmvoc_2018.wav 名詞 涼しくなること すだすないがま ひーゆー((ちょっと)涼しくなっている)。 2019 すだつ ikmvoc_2019.wav 動詞 k語幹 C 育つ、巣立つ すだふ、そぅだつ、そぅだふ すだき んまー みーだ うらんまい っふぁー すだつどぅす(母親はいなくても子供は育つ[<見ていなくても])。 とぅいぬ すだつ(鳥が巣立つ)。 2021 すたっさ ikmvoc_2021.wav 名詞 後輩 うっとっそぅ 2022 1 すだてぃ ikmvoc_2022.wav 動詞 母音語幹 A 育てる そぅだてぃ たうかーっゔぁー すだてぃぐりむぬ(一人っ子はそだてにくい)。 うやどぅいぬ っふぁうどぅいがまう すだてぃー(親鳥がひなをそだてる)。 2023 すたてぃー ikmvoc_2023.wav オノマトペ さっさと すたすたてぃー 2024 すたばー ikmvoc_2024.wav 名詞 下葉 ぶーずぬ すたばーゆ かつ(サトウキビの下葉をむしり取る)。 2025 すたばらい ikmvoc_2025.wav 名詞 嘲笑、小ばかにした笑い、見下した笑い うぬひとぅー っゔぁんな うらー ひらいんてぃ すたばらい ひー うたい(その人はお前にはそれはできないと小ばかにしていた)。 ばー っゔぁうぎゃー すたばらいや ひーどぅー(私はお前を見下し笑いしている[>お前なんかに負けないぞという気持ちを表す])。 5670 すたばらう ikmvoc_5670.wav 動詞 w語幹 馬鹿にして笑う 5741 すだふ ikmvoc_5741.wav 動詞 k語幹 C 育つ、巣立つ すだつ、そぅだつ、そぅだふ すだき 2026 すだま ikmvoc_2026.wav 名詞 C じゅずだま(植物名)、イネ科の多年草 すだますずぬ みぬい(じゅずだまが実る)。 2027 すたみ ikmvoc_2027.wav 動詞 母音語幹 C 炊いた芋汁、塩煮などをを鍋蓋を当てて捨てる すたん 2028 すたみー ikmvoc_2028.wav 名詞 見下すこと ひとぅーぎゃー すたみーゆぎゃー ほぅん(ひとを見下さない)。 すたみー ひらいてぃがー にんぎんな うむっしっふぁにゃーん(上から目線で見られたら人間は面白くない)。 2029 すたらしゃ ikmvoc_2029.wav 名詞 評判を下げる人 なー すたらしゃ(名前を廃らす者)。 2030 1 すたらす ikmvoc_2030.wav 動詞 s/h語幹 評判を下げる、悪く言う うとぅじゃう すたらす ひとぅ(親戚中の評判を下げる人)。 かりゃー ひとぅっじゃぬ すー やいば いつまい ひとぅー すたらす(彼女は人の噂の巣窟だからいつも人を悪く言いふらす)。 2030 2 すたらす ikmvoc_2030.wav 動詞 s/h語幹 蔑(さげす)む;惨めな思いをさせる あいや ひとぅーぎゃー すたらはん(そんなに人を蔑むな)。 あいや とぅずっふぁんみゅーぎゃー すたらはん(そんなに妻子に惨めな思いをさせるな)。 2031 すたん ikmvoc_2031.wav 動詞 m語幹 C 炊いた芋汁、塩煮などをを鍋蓋を当てて捨てる すたみ んーにーずーゆ すたん(芋の煮汁をこぼす)。 2032 すつ ikmvoc_2032.wav 接尾辞 ~好き すふ あそぅーずつ(遊び好き、また、その人)。 2033 すつ ikmvoc_2033.wav 動詞 k語幹 C 好きだ すふ まさいや みがうどぅ すつ(マサイはミガが好きだ)。 2034 すつ ikmvoc_2034.wav 動詞 k語幹 A 鋤く すふ すかす はいゆ すきひー すつ(畑を鋤ですく)。 2035 すつ ikmvoc_2035.wav 動詞 k語幹 A 敷く すふ なうさうどぅ んつんかい すつ(石子を道路に敷く)。 むっそぅー すき(筵を敷け)。 2036 すつ ikmvoc_2036.wav 名詞 B 時季 ぶーず いび すつ(サトウキビを植える時季)。 2037 すっかかう ikmvoc_2037.wav 動詞 w語幹 引っかかる さるかぎーぬ んずん すっかかいーにゃーん(サルカケミカンの木の刺に引っかかった)。 2038 すったーうー ikmvoc_2038.wav 動詞 vv語幹幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く、追い越す;(追い越して)差をつける すったうー すったーっゔぁす、すったーす、すってぃっゔぁーす、すってぃ 2039 すったーす ikmvoc_2039.wav 動詞 s/h語幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く、追い越す;(追い越して)差をつける すったーう、すったーっゔぁす、すってぃっゔぁーす、すってぃ うりゅぎゃー すったーし(彼を引き離せ)。 かいんな ばぬー すったっゔぁーはいん((仕事や徒競争などで)彼には私を追い抜けない)。 2040 すったーっゔぁす ikmvoc_2040.wav 動詞 s/h語幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く、追い越す;(追い越して)差をつける すったーうー、すったーす、すってぃっゔぁーす、すってぃ んみゃ ひーちゃがま あすきゃー からー ばぬー すったーっゔぁすどぅす(もうちょっとしたら彼は私を追い越すだろう)。 ばー かいん すったっゔぁーはいにゃーん(彼に追い越された)。 5698 すっだき ikmvoc_5698.wav 名詞 枯れたススキの茎 5699 すっだきだむぬ ikmvoc_5699.wav 名詞 枯れたススキの茎の薪(たきぎ) 2042 すっだむぬ ikmvoc_2042.wav 名詞 枯れたススキの茎の薪 すずだむぬ 2043 すったらす ikmvoc_2043.wav 動詞 s/h語幹 (鼻などを)垂らす;(ふんどしのひも、ずぼんのベルトなどが緩んで)ずり落ちる、 やらびゃー ぱんだいや すったらひー まーりゅー(子供は鼻を垂らしながら歩き回っている)。 ずぼんぬぎゃー すったらはだ まーり(ズボンをずらしたまま歩き回るな[<ずらざずに歩き回れ)。 2044 すってぃ ikmvoc_2044.wav 動詞 母音語幹 A (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く、追い越す;(追い越して)差をつける すてぃー、すったーう、すったーゔぁす、すったーす、すってぃっゔぁーす んみゃ ひーちゃがま あすきゃー からー ばぬー すってぃどぅす(もうちょっとしたら彼は私を追いぬくだろう)。 かいん たるーゆ すってぃっさし(彼に太郎を追い抜かせよう)。 2045 すっでぃ ikmvoc_2045.wav 動詞 母音語幹 C (骨の髄などを)吸い取る;(人のお金などを)吸い取る ほぅにぬ ずーゆ すっでぃる(骨の髄を穿れ(吸引しなさい))。 ひとぅーぎゃー まーぬ すっでぃだうり(他人をあまり搾取するな)。 かりゅーぎゃー すっでぃー うどぅかし(彼を(金、財産を)吸い取れ)。 ばー ぱちんこんきー すっでらいにゃーん(私はパチンコに行ってたくさんすった)。 2046 すってぃっゔぁーす ikmvoc_2046.wav 動詞 s/h語幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く、追い越す;(追い越して)差をつける すったーう、すったーっゔぁす、すったーす、すってぃ 2047 すつなす ikmvoc_2047.wav 動詞 s/h語幹 終わらせる すてぃなす さんじたーひー くぬすかまう すつなひー ふぃーさまてぃ(3時までにこの仕事を済ませてください。 )。 2049 1 すてぃ ikmvoc_2049.wav 動詞 母音語幹 A 捨てる;なくす ばー やりずんぬぎゃー すてぃにゃーん(私は古い着物を捨てた)。 でぃんぬどぅ すてぃーにゃーん(金を無くした)。 すてぃ じゃん ひらい(粗末にされる)。 2049 2 すてぃ ikmvoc_2049.wav 補助動詞 母音語幹 (動詞連用形について)~てしまう ふぁい-すてぃる(食べてしまえ)。 ばらいー すてぃる(笑ってしまえ)。 うるーぎゃー あてぃ いばいかいば ばらいーすてぃる(彼は余りにも威張るので笑ってしまえ)。 っぞぅ なまっそぅぎゃー ふぁいーすてぃる(刺身は食べてしまいなさい)。 ふぁいーすてぃーにゃーん(食べてしまった)。 ふぁいーすてぃーたい(食べてしまった) 2050 すでぃ ikmvoc_2050.wav 動詞 母音語幹 C 脱皮する、生まれる、生まれ変わる、再生する すでぃがん(脱皮した直後の蟹(かに)[殻が軟らかい])。 すでぃばう(脱皮したばかりのヘビ)。 すでぃみず(人間の子供を生まれ変わらせる水)。 すでぃみずがー(人間を生まれ変わらせる水のある井戸)。 2051 すてぃー ikmvoc_2051.wav 動詞 r/rr語幹 A (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く;(追い抜いて)差をつける すってぃ、すったーう、すったーっゔぁす、すったーす、すってぃっゔぁーす 2052 すてぃーうー ikmvoc_2052.wav 動詞 vv語幹幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く;(追い抜いて)差をつける すてぃーうー すってぃ、すったーう、すったーっゔぁす、すったーす、すってぃっゔぁーす うりゅぎゃー すてぃーっゔぃ(彼を引き離せ)。 2054 すでぃがほー ikmvoc_2054.wav 感動詞 ありがとう やぐみ すでぃがほー(大変ありがとうございます)。 2055 すでぃがら ikmvoc_2055.wav 名詞 脱け殻(ぬけがら) すでぃぐる かんぬ すでぃがら(蟹(かに)の脱け殻)。 はうぬ すでぃがら(ヘビの脱け殻)。 つみゃぬ すでぃがら(セミの脱け殻)。 2056 すでぃぐる ikmvoc_2056.wav 名詞 脱け殻(ぬけがら) すでぃがら 2057 すてぃじゃん ikmvoc_2057.wav 成句 ないがしろにすること、大切にしないこと、存外に、粗末にあつかうすること、ほったらかしすること むぬーぎゃー すてぃじゃんぬぎゃー ほぅん(ものを粗末にしない)。 すてぃじゃん やらび(ほったらかされている子供)。 ひとぅー すてぃじゃん あすてぃがー ういが ばっちゅどぅ かうー(人をないがしろにしたらその罰を受ける)。 うぬ っふぁー すてぃじゃんなひー そぅだてぃらいたい(その子供はほったらかしにして育てられた)。 2060 すてぃらす ikmvoc_2060.wav 動詞 s/h語幹 (徒競争や学校の成績などで他を)追い抜く;追い抜いて差をつける すてぃらーす すってぃ、すったーう、すったーゔぁす、すったーす、すってぃゔぁーす むいとぅ すてぃらーはいどぅー(差をつけられすぎた)。 2061 すとぅい ikmvoc_2061.wav 形容詞 B 湿っぽい すぷたい あみふーぬ とぅきゃんな すとぅいむぬ(雨降りの時には湿っぽい)。 2062 すとぅい ikmvoc_2062.wav 動詞 r/rr語幹 C 湿る あみゃー っふぃどぅ はいや すとぅりーゆー(雨が降って畑が潤っている)。 2063 すとぅま ikmvoc_2063.wav 名詞 C 姑(しゅうとめ)、義理の母 すとぅまんま すとぅまー いつまい んまがう かなっさ あす(姑はいつも孫をかわいがる)。 2064 すとぅまうや ikmvoc_2064.wav 名詞 義理の父 すとぅまっざ 2065 すとぅまっざ ikmvoc_2065.wav 名詞 義理の父 すとぅまうや、すたさ ばー すとぅまっざうぎゃー うとぅるす(私は義理の父が怖い)。 2066 すとぅまんま ikmvoc_2066.wav 名詞 姑(しゅうとめ)、義理の母 すとぅま 2067 すとぅむてぃ ikmvoc_2067.wav 名詞 朝 ひとぅむてぃ すとぅむてぃ うきーてぃがー すぐ ぬーまぬ っさ かいが(朝起きたら直ぐに馬の草刈りに(行く))。 2068 すな ikmvoc_2068.wav 名詞 C 品、品格、品位、風格 すなかぎ ぶどぅい(品のある踊り)。 すなかぎ みどぅん(上品な女性)。 すなーにゃーんんまり(品性のない奴[>どうしようもない奴])。 2069 すなーか ikmvoc_2069.wav 副詞 静かに、音を立てずに やらびぬ にっゔゅーば はずならうぎゃー いだはだ すなーかがま あいき(子供が寝ているから足音は立てずに静かに歩け)。 2070 すなーす ikmvoc_2070.wav 動詞 s/h語幹 合わせる やそぅる ぱずんかいや くっちゃ すなーはいん(大きい足には靴は合わすことはできない)。 2072 すなう ikmvoc_2072.wav 動詞 w語幹 C (靴、服等サイズが)合う、(心が)合う くっちゃ すないー どぅー(靴のサイズは合っている)。 やそぅる ぱずん すなう くっちゃ にゃーん(大きい足に合う靴はない)[「やそぅる」=一反(300坪)のこと]。 うぬ ふくー いみかいば すなーん(この服はサイズが小さいので合わない)。 しゅーが つむん すなう(主(あるじ)の心に合う)。 2073 すなす ikmvoc_2073.wav 動詞 s/h語幹 A 亡くす、死なせる ぱーや っゔぁが んまー すなひー つむー やまひー うたい(おばあさんはおまえのお母さんを死なせて心を痛めていた)。 2074 ずなら ikmvoc_2074.wav 名詞 C 地響き 2075 ずなり ikmvoc_2075.wav 名詞 C 地鳴り、地響き ずない みゃーくずつんな うやたがどぅ ずなり あすっちゃーん あいつ(ミャークズツにはおじいさん達が地響きさせながら歩く)。 2076 すぬい ikmvoc_2076.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙モズク そぅぬい すぬいや なびーむぬ (モズクはすべすべしている)。 2077 すば ikmvoc_2077.wav 名詞 B 唇 かりゃー すばー だりー つむいでぃー うたい(彼は下唇を垂らして怒っていた)。 あつちゃーん すばー っさらはいにゃーん(熱いお茶に唇は曝された[>熱いお茶に唇が当たった])。 ほぅすば(厚い唇)。 すたすば(下唇)。 あーぎすば(上唇)。 2078 すばい ikmvoc_2078.wav 名詞 C 〘昆〙 〘昆〙コバエ(小さなハエ) なつん ないてぃがー すばいがまぬどぅ ゆー いでぃーふー(夏になるとコバエがよく発生する)。 すばいがまぬどぅ いじゅー(コバエが発生している)。 2079 すばい ikmvoc_2079.wav 名詞 C 小便 すばいゆ すー(小便をする)。 すばいゆ ふかす(小便を漏らす、失禁する)。 すばい かじゃ(小便の臭い)。 2080 すばいづつん ikmvoc_2080.wav 名詞 膀胱 すばい すーたかいば すばいづつんぬ ぱずきーはらっじゃう(小便をしたくて膀胱が破裂しそうだ)。 2081 ずばた ikmvoc_2081.wav 名詞 C 地機(じばた)手織り機の一種、地面に座って織るもの んきゃ-んな ずばたひどぅ つんぬぎゃー うりゅーたいちゃ(昔は地機で着物を織っていた)。 2082 すばだら ikmvoc_2082.wav 名詞 下唇の垂れていること(人) 2083 すばな ikmvoc_2083.wav 名詞 B 山や海で絶壁になっているところ 2084 すばびー ikmvoc_2084.wav 名詞 口笛 すばびーゆ ふつ(口笛を吹く)。 ゆなかー すばびーゆぎゃー ふかん(夜は口笛は吹かない[>吹いてはいけない])。 2085 すびー ikmvoc_2085.wav 名詞 B 〘貝〙 〘貝〙子安貝、宝貝 まうきゃーいんどぅ すびーがまー うんそぅく とぅらいー(大浦湾で小さい宝貝はたくさんとれる)。 2086 1 すぴに ikmvoc_2086.wav 形容詞 B (噛みきれなくて)固い くぬ わーや なまにーわー やいば すぴにかいば かまいん(この豚は生煮えの豚だから固くてかめない)。 2086 2 すぴに ikmvoc_2086.wav 形容詞 B 粘り腰のある たかのはなー やぐみ すぴに すまとぅら(貴乃花は粘り腰のある関取だ)。 2087 すびゃー ikmvoc_2087.wav 形容詞 B 素早い なうゆ あすみんまい すびゃー びとぅ(何をさせても素早い人だ)。 やぐみ すびゃー びとぅ(とても動きの早い人だ)。 かりゃー すかま すびゃー びとぅ(彼は仕事が素早い人だ)。 2088 すふ ikmvoc_2088.wav 動詞 k語幹 C 空く すつ、そぅつ、そぅふ 2089 すふ ikmvoc_2089.wav 動詞 k語幹 A 敷く すつ むっそぅー すふ(筵を敷く)。 5742 すふ ikmvoc_5742.wav 動詞 k語幹 C 好きだ すつ 5743 すふ ikmvoc_5743.wav 動詞 k語幹 A 鋤く すつ すかす 5744 すふ ikmvoc_5744.wav 動詞 k語幹 A 敷く すつ なうさうどぅ んつんかい すつ(石子を道路に敷く)。 むっそぅー すき(筵を敷け)。 2091 すぶい ikmvoc_2091.wav 動詞 r/rr語幹 C 搾る うすぬ つーゆ すぶい(牛の乳を搾る)。 2092 1 ずふず ikmvoc_2092.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい人、チビ;能力が低い人 ずくず ずまず、ずまる かいがどぅ あぐたが なかんな んながーな ずふずかい(彼が同級生のうちで一番小さい)。 かりゃー ずふず ずまるがま(彼は小さい背の低い人)。 っゔぁー すかまー ひらいん ずふず(お前は仕事のできないくずだ)。 2093 1 すぷたい ikmvoc_2093.wav 形容詞 不潔な すぷたい びとぅ(不潔な人)。 2093 2 すぷたい ikmvoc_2093.wav 形容詞 (天気が)湿っぽい すとぅい きゅーや あみゃー っふぃぬ あとぅ やいば すぷたいむぬ(今日は雨の後だから湿っぽい)。 2094 すぷたら ikmvoc_2094.wav 名詞 不潔野郎 おい すぷたら うぬ すぷたい つんぬぎゃー はっでぃ(おい、この不潔野郎め、その汚れた服を脱ぎなさい)。 2095 1 ずふにゃ ikmvoc_2095.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい、また小さい人、チビ、能力が低い人 ずくにゃ ずまず、ずふず、ずまる ずふにゃがま(小さいもの(人))。 2096 ずぶる ikmvoc_2096.wav 名詞 C 頭 かなまい ほぅずぶる(大きな頭)。 2097 すぶん ikmvoc_2097.wav 動詞 m語幹 C (植物が)萎える、しぼむ そぅーや すぶみーにゃーん(野菜は(ふるくなって)しなっとなってしまった)。 きつぎんてぃー さきゅーたい はなー すぶみーにゃーん(きれいに咲いていた花はしぼんでしまった)。 2098 ずぶん ikmvoc_2098.wav 名詞 B 時分、頃、時期 くぬ まんごーや ふぁう ずぶんなりーどぅー(このマンゴーは食べ頃になっている)。 いつ ずぶん(行く時分)。 ぶとぅ むつ ずぶん(結婚適齢期)。 ゆい ふぁい ずぶん(夕食を食べる時分)。 んぬつ あいむぬー すん ずぶんな すなだかー ならん(命あるものは死ぬ時期には死ななければならない)。 かりゃー ふー ずぶん なりーどぅ(彼は来る時分になっている)。 ぶーずまい いび ずぶん なりーどぅ(サトウキビも植える時期になっている)。 2099 すま ikmvoc_2099.wav 名詞 C 故郷、村、集落、島 どぅーぬ すま ひとぅ(同郷の人)。 くまー ばが んまりずま(ここは私の生まれた村(故郷))。 びつずま(別の集落)。 すまぬ そぅじゃっそぅー いらう(村の役員を選ぶ)。 2100 すま ikmvoc_2100.wav 名詞 B 相撲 すまとぅりゃ(相撲取り)。 すまう とぅらでぃ(相撲をとろう)。 2101 すま ならす ikmvoc_2101.wav 成句 地面を鳴らす(ぐらい踊る) みゃーくずっちゃ すまー ならし んみゃいばよ(みゃーくづつは地面を鳴らしながらおいでくださいませ [みゃーくずつ歌詞 今なら「すまーならひー」となる)。 2102 すまーす ikmvoc_2102.wav 名詞 島端、島裾、島が海と接して所 いらうぬ すまーすからどぅ ふにがまぬ みーらいゆー(伊良部の島端から小舟が見えている)。 2103 すまーた ikmvoc_2103.wav 名詞 ウエスト、腰回りの細くくびれている部分 しょじょがまぬ すまーたがま(若い女性のお腹のくびれ)。 2104 すまい ikmvoc_2104.wav 動詞 r/rr語幹 C 括(くく)る、たばねる、縛る ひんじゃう くらはっじゃー ういが はっじゅ すまり(ヤギをつぶすので足を縛れ)。 ぬーまぬ ん゚なう ぎすつん すまい(馬の綱をススキに縛る)。 っさう すまい(草を束ねる)。 2105 すまいふつ ikmvoc_2105.wav 名詞 結び目 2106 すまうさら ikmvoc_2106.wav 名詞 村の厄払い祈願の一つ すまうさら 2107 すまうつ ikmvoc_2107.wav 名詞 方言 すまふつ くぬいぬ ばかむぬんみゃー すまうっちゅぎゃー まーぬー っさん(最近の若者たちは方言をあまり知らない)。 2108 すまうてぃあみ ikmvoc_2108.wav 名詞 (海で漁をしている時などに降る)大雨 (島が落ちて見えなくなるという意味) すまうてぃあみぬ っふぃー すまー みーらいん。(大雨が降って、島が見えない)。 2109 すます ikmvoc_2109.wav 動詞 s/h語幹 C (水などを)汚れを沈殿させてきれいにする、澄ます ゆぐい みっじゅ すます(汚れた水をきれいにする)。 みっじゅぎゃー どぅるー すまひーから ぬみ(水は泥を澄ませてから飲め)。 2110 すまずーほぅっびじ ikmvoc_2110.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙礁、リーフの名前[島尻の近くに位置する] 2111 すまだてぃ ikmvoc_2111.wav 名詞 村立て、集落の始まり 2112 すまばき ikmvoc_2112.wav 名詞 島分け んすむらー いきまとぅ さらはまから すまばき ひらいたい(西原は池間、佐良浜から島分けされた)。 2113 すまばす ikmvoc_2113.wav 名詞 島と島との間(の海峡) いらうとぅ いきまぬ すまばっさ ゆーかーま(伊良部と池間の島と島との間はとても遠い)。 2114 すまふさら ikmvoc_2114.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙悪霊払いの祭事で、村の入口にナガミツジを張る すまふさらんな ながみつっじゅどぅ すまぬ はいーふつん はい(スマフサラには村に病気等の悪霊が入らないように村の入口にナガミツジを張る)。 2115 すまふつ ikmvoc_2115.wav 名詞 方言 すまうつ 2116 ずまみ ikmvoc_2116.wav 名詞 C 落花生 ずまみゅー ふぁうてぃがー なまらいん(落花生を食べたら止められない)。 2117 ずまる ikmvoc_2117.wav 形容詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい ずふにゃ、ずふず、ずくにゃ うまぬ すまんな ずまるー みーん(ここの村には小さい人はいない)。 2118 ずまる ikmvoc_2118.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙(人が体が)小さい人、能力が低い人 ずふにゃ、ずふず、ずくにゃ うまぬ すまんな ずまるー みーん(ここの村には小さい人はいない)。 2119 すみ ikmvoc_2119.wav 動詞 母音語幹 C (顔、手を)洗う {みはなう/てぃーゆ/どぅーゆ/はっじゅ}すみー くー({顔を/手を/身体を/足を}洗って来い)。 ひとぅむてぃ うきや みはなう すみー(朝起きたら顔を洗う[<起きては])。 2120 すみ ikmvoc_2120.wav 動詞 母音語幹 A 澄む すん 2121 ずみ ikmvoc_2121.wav 形容詞 C 快適である、最高、最高の、格好良い、素晴らしい くまー ずみ(ここは快適だ)。 やぐみ ずみぎ やー(とても素晴らしい家)。 2122 ずみ ikmvoc_2122.wav 接尾辞 (動詞基本形について)~心地がよい つつずみ(聞き心地が良い)。 ぬーいずみ(乗り心地が良い)。 ういずみ(居心地が良い)。 2123 ずみぎ ikmvoc_2123.wav 形容詞 A 心地良さそうな、見事な、見た目がきれいな、心地よさそうだ、見事だ、見た目がきれいだ ずみぎ みどぅん(壮麗で見事な女性)。 きゅーぬ ぼくしんぐぬ しあいや ずみぎどぅ あたい(今日のボクシングの試合は最高だった)。 5659 ずみぎ ikmvoc_5659.wav 形容詞 A かっこいい、かっこよく見える 2124 ずみじゃ ikmvoc_2124.wav 名詞 C あばた、おできのあともいう、あばたを馬鹿にしていう場合もある くぬいや ずみじゃ やらびゃー みーらいん(最近はあばたのあるの子供は見られない)。 ずみじゃー ほぅがさぬ あとぅ(ズミジャはおできの跡)。 ほぅりむぬ、くぬ ずみじゃ(馬鹿野郎)。 2125 ずみず ikmvoc_2125.wav 名詞 C ミミズ ずみっじゅ とぅいぬ ふぁう(ミミズを鳥が食べる)。 2126 ずみゃー にゃーん ikmvoc_2126.wav 成句 気持ち悪い、(雰囲気が悪くて)面白くない みんきゃー はーばすんかい っふぁまらひー ずみゃー にゃーん(するめが歯の間にはさまって気持ち悪い)。 ん゚ぬぬ うぐなーいや ずみゃー にゃーっだん(昨日の集まりは面白くなかった)。 2127 すみゃーす ikmvoc_2127.wav 形容詞 心地良い、気持ち良い、爽快な、爽やかな なつん からゆかん にゅーてぃがー すみゃーすむぬ(夏に床に直接に眠ったら心地良い)。 きゅーぬ かじゃー すみゃーす かでぃがま(今日の風は爽やかな風だ)。 っそぅいや ぬみー ばたー すみゃーすふ なりーどぅーい(薬を飲んでお腹の調子は良くなっている)。 2128 すむい ikmvoc_2128.wav 名詞 C 巣守、孵化しないで巣の中に残っている卵、巣籠 すむい どぅぬか(孵化しないで巣の中に残っている卵)。 2129 すむずま ikmvoc_2129.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙下島、多良間・八重山諸島 2130 すん ikmvoc_2130.wav 形容詞 B しみて痛い うぬ っそぅいや すんかいば ならん (この薬はしみて痛い)。 2131 すん ikmvoc_2131.wav 動詞 m語幹 A (水などが)澄む すみ ひだがーぬ みっじゃ すみーどぅー(ヒダガーの水は澄んでいる)。 2132 すん ikmvoc_2132.wav 動詞 n語幹 A 死ぬ くぬ みゃーくー あてぃ くーかいば すんばどぅ んぎゃーらい(現世は余りにも苦しいので死ぬことで逃れられる)。 っゔぁが くとぅー あてぃ うむいやひどぅ すなっじゃうたい(あなたのことを思いすぎて死にそうだ)。 ほぅりむぬー すなだかー なうらん(バカは死なないと治らない)。 2133 すん ikmvoc_2133.wav 名詞 B 墨 すんひー かきゃー ずーや きゃーらん(墨で書いた文字は消えない)。 すんしどぅ ばが ずしどぅ しゅー ないたいよ(文字で学問で主になったよ[<墨で、自分の字で、四つのしまの主になった[古謡「ゆすまの主」から]])。 2134 すんがた ikmvoc_2134.wav 名詞 死期の近いこと すんばた ういびとぅー すんがた なりーどぅ(老人は死期が近くなっている)。 2135 すんつ ikmvoc_2135.wav 補助動詞 k語幹 A (形容詞語幹、動詞基本形、動詞連用形について、そのような状態になる )~ている[形容詞の語幹は最終母音を長音化するか、「たかたん」「まーくん」などのように「たん(に)」、「ん(に)」などを付けて結果状態を示すのが原則] すんふ、つんふ やーゆ ちゅふ たみん ずーや っさたらー すんきー あい(家を作るために 土地を平らにしてある)。 やらびゃー んまー みーんば なす すんつ (子供はお母さんがいないのでないている[<泣く状態になっている)]。 たかたん なりー すんきー うい(高くなっている)。 まゆー まーくん なりー すんきー うい(猫は丸くなっている)。 かりゃー ひとぅんつきゃー ぬどぅから あーぎゃー いでぃー すんきゅー(彼はひとより(高いので)首から上は出ている状態だ)。 2136 すんどぅ んがーい ikmvoc_2136.wav 成句 (あまりにもつらくて)死ぬことが逃れること、死んだ方がまし[「すんぬどぅ んがーい」とも言う] あいぬ くー とぅくまん うりや んめ すんどぅ んがーい。(こんなに苦しいところにいるよりは死んだほうがましだ)。 2137 すんばた ikmvoc_2137.wav 名詞 死期の近いこと すんがた 2138 すんぱっじゃき ikmvoc_2138.wav 名詞 死に損ない すんぱっじゃきんまり(死に損ない)。 2139 すんぱてぃ ikmvoc_2139.wav 名詞 死に物狂い すんぱちゃー ひー すかまひー まうきたい(死に物狂いで仕事して稼いだ)。 2140 ずんびゃう ikmvoc_2140.wav 名詞 淋病 5745 すんふ ikmvoc_5745.wav 補助動詞 k語幹 A (形容詞語幹、動詞基本形、動詞連用形について、そのような状態になる )~ている[形容詞の語幹は最終母音を長音化するか、「たかたん」「まーくん」などのように「たん(に)」、「ん(に)」などを付けて結果状態を示すのが原則] すんつ、つんつ 2141 1 すんぶり ikmvoc_2141.wav 名詞 死ぬほどに惚れていること、またその状態 ばー っゔぁんかい すんぶりゃー ひーゆー(私はあなたに死ぬほど惚れている)。 2141 2 すんぶり ikmvoc_2141.wav 形容詞 べたぼれだ、べたぼれな からー むいとぅぬ みどぅんかい すんぶりむぬ(彼は奥さんにべたぼれだ)。 2142 ずんみ ikmvoc_2142.wav 名詞 B 話し合い、議論 ゆびゃー ゆながいたーひー うぐなーいぬ くとぅー ずんみ あすたい(昨日は夜遅くまで集会のことを議論した)。 2143 ずんみじゃー ikmvoc_2143.wav 名詞 集会所、公民館 んきゃーんな ずんみじゃーん うぐなーりどぅ すまー なうばい あすばどぅ じゃうふ ないがてぃー はなっそぅ ひーうたいちゃ(昔は集会所に集まって、村をどうすればよくなるかと話をしたそうだ)。 2144 せ ikmvoc_2144.wav 助数詞 畝(一反(300坪)の10分の1) いっせ(1畝)。 2145 そーしき ikmvoc_2145.wav 名詞 葬式 2146 1 そぅー ikmvoc_2146.wav 名詞 B おかず ゆいぬ そぅー(夕食のおかず)。 まうきゃー いんきー ゆいが そぅー とぅいが(前の海(大浦湾)に行って夕食のおかずを取りに(行く))。 2146 2 そぅー ikmvoc_2146.wav 名詞 B 野菜 そぅーゆ いびー(野菜を植える)。 くとぅっさ はいぬ そぅーや むいとぅ でぃきーどぅー(今年の畑の野菜は豊作だ)。 2147 そぅー ikmvoc_2147.wav 動詞 vv語幹幹 A (苧麻の木の皮を繊維を取るために)削ぎとる、(カンナで木の皮を)削る、(穀類を)脱穀する あーびぬ からひーどぅ ぶーゆぎゃー そぅー(アワビの殻で苧麻の皮を削ぐ)。 かなひー きーゆ そぅっゔぃ(カンナで木を削れ)。 まいぬ ほぅーや てぃーひーや そぅっゔぁいん(稲の穂は手ではすけない[>脱穀できない])。 2148 そぅー ikmvoc_2148.wav 動詞 vv語幹幹 A 腐る そぅっゔぃ 2149 そぅー ikmvoc_2149.wav 形容詞 B 酸っぱい すー そぅー ふにゅーや ふぁいー はーや びゔぁっゔぃー どぅーい(酸っぱいミカンを食べて歯にしみている)。 2150 そぅー ikmvoc_2150.wav 動詞 vv語幹幹 C 走る わいてぃー そぅっゔぃ(一生懸命に走れ)。 おい ほぅりむぬ、まーぬ そぅーな(おい バカ者、余り走るな)。 ぶーっじゃ ぬそぅみや ちゃー そぅー(サトウキビを盗んだら一目散に走る)。 2151 そぅー ikmvoc_2151.wav 名詞 C 冬瓜(トーガン) そぅーや がばー (冬瓜は大きい)。 2152 そぅー ikmvoc_2152.wav 名詞 C 潮、潮流 なまそぅ(小潮[干満の差が小さいものを言う])。 そぅーつ(大潮 [干満の差が大きいものを言う])。 さがいじゅー(引き潮)。 んてぃじゅー(満ち潮)。 そぅーや ひきーどぅー(潮は引いている)。 そぅーや んてぃーどぅー(潮は満ちている)。 そぅーじゅー むぬ(潮流が速い)。 2153 そぅー ikmvoc_2153.wav 名詞 B 〘形式名詞〙 〘形式名詞〙節を名詞化する形式名詞、「の」「こと」;節を取って逆接を表す、「そぅが」と同じ;引用をする際に用いる、「(~いう)のには」 とぅー、そぅが やらびぬ ほぅいふ ないそぅー やぐみ はーむぬ(こどもの大きくなるのはとてもはやい)。 かいが やりぐるまん ぬーいたいそぅー ずみゃー にゃーっだん(あいつのおんぼろ車にのったが乗り心地が悪かった)。 しーしーたが あいそぅー あいや あらんちゃ(先生がいうにはそうじゃないって)。 ばが つふたいそぅー かい あたい(私が聞いたのはこうだった)。  2154 そぅー やい うい ikmvoc_2154.wav 成句 動詞基本形についてそれぞれ別の動作をしている複数の人がいることを表す。「うい(いる)」は「あい(ある)」でもよい ふぁうそぅー やい、ぬんそぅー やい うたい(食べている人も、飲んでいる人もいた)。 ひんずそぅー やい、ひんがんそぅー やい あたい(逃げる人も、逃げない人もいた)。 2155 そぅー やい ひーうい ikmvoc_2155.wav 成句 動詞基本形について 複数の人がそれぞれ別の動作をしていることを列挙する。 「うい(いる)」は「あい(ある)」でもよい。一人の人の動作を列挙する場合は、「ばらいまい あす、なつまい あす」のように言う やらびんみゃー ばらうそぅー やい、なつそぅー やい ひーうたい(子供たちは笑ったり、泣いたりしていた)。 いつそぅー やい、ぬくいそぅー やい ひーうい(行く人もいれば、残るもいた)。 2156 そぅー んつ ikmvoc_2156.wav 成句 c/t語幹 潮が満ちる んなーぎゃー そぅーや んたん(まだ潮は満ちていない)。 2157 そぅーうつ ikmvoc_2157.wav 名詞 旧暦の1日、15日頃の干満差が最も大きい時期。一年で潮の干満差が最も大きいのは新暦4~5月。旧暦3月3日は節句の行事になっている そぅーつ そぅーうつんな っしん゚んかい いつ(旧暦3月頃の干潮時にはリーフで潮干狩りする)。 2158 そぅーかう ikmvoc_2158.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙(正月や「きじゃい」(祭事)などに実家などに行って)ものを供えること、焼香、法事 むとぅ やーんきー そぅーかう あすが (本家に行ってお供え物をする)。 そぅーかう でぃん (香典)。 2159 そぅーかうやー ikmvoc_2159.wav 名詞 (ものを供えに行く)実家、親戚の家 きゅーや さうがつ やいば そぅーかうやーんきー むぬー すきーくーでぃ(今日は正月なので実家に行ってものをそなえてこよう)。 ばー そぅーかうんかい(私は法事に(行く))。 2160 そぅーじゃ ikmvoc_2160.wav 形容詞 A 羨ましい っゔぁー じゃうぶとぅー むちー そぅーじゃ(あなたは立派な旦那を持って羨ましい)。 ばー っゔぁうぎゃー そぅーじゃかいば ならん(私はあなたが羨ましくてならない)。 2161 そぅーずがま ikmvoc_2161.wav 名詞 小道 はいんかい そぅーずがまう あいきー いつ(畑に小道を通って行く)。 2162 そぅーつ ikmvoc_2162.wav 名詞 C 旧暦の1日、15日頃の干満差が最も大きい時期 ※一年で潮の干満差が最も大きいのは新暦4~5月。旧暦3月3日は節句の行事になっている そぅーうつ 2163 そぅーで ikmvoc_2163.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙自分の推論をのべる、とくに根拠がなくてもいい。「~なんだよ」「だよね」 あいそぅーで(そうなんだよ)。 ういが すかまー いつまい うぬ しゅく そぅーで(彼の仕事はいつもその程度なんだよ)。 あいぬ やなつむっちゃ むちや だみそぅーで(そんな悪い根性ではいけないんだよ)。 ぶばがまが すきゃきゃー かいそぅーで(おばちゃんのやり方はこうだ)。 っゔぁまい いつたいそぅーでい(お前も行ったよね)。 2164 そぅーてぃ ikmvoc_2164.wav 名詞 A 潮流 そぅーでぃ かまぬ そぅーちゅーぎゃー まないん うーぎ(向こうの潮流は気を付けて泳ぎなさい)。 2165 そぅーでぃ ikmvoc_2165.wav 名詞 A 潮流 そぅーてぃ そぅーでぃぬ あい とぅくま(潮流のあるところ)。 2166 そぅーに ikmvoc_2166.wav 名詞 C 瘤(こぶ) 2167 そぅーに ikmvoc_2167.wav 名詞 C 小舟 さばに そぅーにん ぬーりー たくとぅいが(小舟に乗ってタコ取りに(行く))。 2168 そぅーひー ikmvoc_2168.wav 名詞 干潮 そぅーや っしー そぅーひー なりーどぅー(潮が引いて干潮になっている)。 そぅーひーんどぅ っしん゚んかいや いつ(干潮時に潮干狩りに行く)。 そぅーひーんどぅ しなうぎゃー とぅい(干潮にハマグリをとる)。 2169 そぅーます ikmvoc_2169.wav 動詞 s/h語幹 見せびらかす、欲しがらす たかだいぐるまう ひとぅんかい みしー そぅーます(高価な車を見せて自慢する)。 2170 そぅーみゃ ikmvoc_2170.wav 名詞 C うらやましく思っている対象の人 っゔぁー そぅーみゃ(あなたのことが羨ましい)。 2171 そぅーん ikmvoc_2171.wav 動詞 m語幹 C うらやましがる あいや ひとぅー そぅーまん(そんなに人のことをうらやましがらないものだ)。 ひとぅんかい むぬーぎゃー そぅーまはん(人にものを見せびらかさない[見せびらかしてはいけない])。 2172 そぅーんつ ikmvoc_2172.wav 名詞 満潮 そぅーうつ、そぅーつ きゅーぬ じゅーにっじゃ そぅーんつ(今日の12時は満潮)。 んなまー そぅーんつ(今は満潮だ)。 そぅーんつん うーず(満潮に泳ぐ)。 2173 そぅい ikmvoc_2173.wav 動詞 母音語幹 C 連れる;(に)比例して うつなーんかい やらびゃー そぅいー いつ(沖縄に子供を連れて行く)。 うむくとぅん そぅいどぅ なうまい ひらいー(能力次第で何でもできる)。 2174 そぅい ikmvoc_2174.wav 名詞 C 一緒にいること うぬきゃが ふたーいや いつまい そぅい(彼等二人はいつも一緒だ)。 2175 そぅい ikmvoc_2175.wav 名詞 C 同じもの、同じようなもの、そっくり うぬ ふたーっちゃ そぅいぬ むぬ(その二つは同じもの)。 うぬきゃが っざっふぁー むいとぅ そぅい(あの父子はそっくりだ)。 そぅい ふたーい(似た二人)。 2176 そぅい ikmvoc_2176.wav 動詞 母音語幹 A 加える、添える うるー ういんかい そぅいる(これをそれに加えなさい)。 かいが たまー ひーちゃかいば っぞぅー みから そぅいる(あいつの取り分は少ないので魚を三匹付け足せ)。 2177 そぅい ikmvoc_2177.wav 動詞 母音語幹 A 沿う、従う ぶとぅとぅん そぅいー ひとぅみ まーり(夫に従って一緒に行動しなさい)。 2178 そぅい ikmvoc_2178.wav 動詞 r/rr語幹 C (髪、草、紙)を(はさみ、鎌などで)切る;(ひげをカミソリなどで)剃る[「(木を)切る」は「きー」を使う] あかう そぅい(髪を切る)。 かやう そぅい(茅を切る)。 ひぎゅー そぅい(髭を剃る)。 あかうぎゃー にーから そぅり(丸坊主にしてくれ[<髪を根から剃れ])。 2179 そぅいなうい ikmvoc_2179.wav 動詞 r/rr語幹 一緒になって実を結ぶ(成功する) かぬ びきりゃとぅ そぅいなうり(あの青年と一緒になって成功しろ)。 2180 そぅが ikmvoc_2180.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙節をとって逆接を表す、「~が」、「~けれど」[動詞の文終止の形につく] やーぬ かぎゃー みーがま くーがま とぅみたいそぅが なうちゅんま とぅみらいん(家の鍵は隈なく探したが全く見つからない)。 ゆながい まちゅーそぅが かりゃー いつがみまい くーん(長い間まっているが彼はいつまでも来ない)。 さうがつ やいそぅが どぅすまい やらびんみ てぃっじゅまい くーん(正月だが友達も子供たちでさえも来ない)。 まちゅーそぅが(待っているが)。 ふぁいゆーそぅが(食べているが)。 ばらいーゆーそぅが(笑っているが)。 あいきーゆーそぅが(歩いているが)。 うーぎーゆーそぅが(泳いでいるが)。 2181 1 そぅがい ikmvoc_2181.wav 動詞 r/rr語幹 C 装う、着飾る そぅがい(母音語幹) ぱーたー かぎそぅがいやひー いでぃー はたい(おばあたちは着飾ってでかけていった)。 2181 2 そぅがい ikmvoc_2181.wav 名詞 C 準備、支度、装い そぅぎゃう いんかいぬ そぅがい(海への支度)。 かぎ そぅがい(きれいな装い[>出かけるまえにきれいに着飾ること])。 やぐみ そぅがい(すごいお洒落)。 ひゃー そぅがい(速い支度)。 しゃり そぅがい(お洒落な身仕度)。 かぎずんな っちー かぎそぅがいやひー ゆーいんかい いかでぃ(きれいな着物を着て着飾ってお祝いにいこう)。 2181 3 そぅがい ikmvoc_2181.wav 形容詞 B (いつも)着飾るのに時間がかかる みどぅんみゃー あてぃ そぅがいかいば まちゃいん(女性たちは余りにも着飾るので待てない)。 2182 そぅがい ikmvoc_2182.wav 動詞 母音語幹 C 装う、着飾る そぅがい(r/rr語幹) 2183 そぅから ikmvoc_2183.wav 形容詞 B 塩辛い そぅから んっつー(塩辛い味噌汁)。 んっつーや そぅからかいば ぬまいん(味噌汁は塩辛いので飲めない)。 2184 そぅから ikmvoc_2184.wav 名詞 C 脛(すね) 2185 そぅからぶに ikmvoc_2185.wav 名詞 脛骨 そぅからぶにゃー ぼーるん ふぁーはいー いちゃかいば んびゃーいん(脛骨をボールをぶつけられて痛くて我慢できない[<ボールに])。 2186 そぅぎゃう ikmvoc_2186.wav 名詞 B 姿、見かけ、恰好、踊る姿・歩く姿等の立ち居振る舞い やぐみ じゃう そぅぎゃう(とても良い恰好だ)。 かいが ぶどぅいや やぐみ そぅぎゃう かぎむぬ(彼女の踊りはとても品がある)。 2187 1 そぅく ikmvoc_2187.wav 名詞 C 人を表す人称代名詞や指示代名詞のガ格について、つまらない、程度の低いやつという意味を表す、~ぐらい、~ばかり、~みたいな そぅく、しゃく かぬ そぅくーぎゃー ゆらはん(あいつのことは許さない)。 ういが そぅくがまんな でぃんぬぎゃー かしん(そんなやつにはお金は貸さない)。 かいが そぅくがまうぎゃー ばらいー すてぃる(あいつのことは笑ってしまえ)。 っゔぁが そぅくがまんな なうまい ひらいん(お前みたいなやつにはなにもできない)。 かぬきゃが そぅくがまんな まきん(あいつらなんかには負けない)。 2187 2 そぅく ikmvoc_2187.wav 名詞 C ものを表す指示代名詞のノ格について、それ程度くらいでしかないという量を表す、また、単に程度をあらわす、~ぐらい、~ばかり;ものや時期を表す名詞のノ格についてだいたいの時期を表す、~ころ そぅく、しゃく うんそぅく あすたー んめ じゃうぶん あらんな(これくらいで十分じゃないかい)。 すかまんかい んなまが そぅく ふーぬが(今頃仕事に来るのか)。 ういが すかまー いつまい うぬ そぅく だら(彼の仕事はいつもその程度だ)。 ばが たまー うん そぅくな(私の取り分はこれくらいか)。 2188 そぅく ikmvoc_2188.wav 名詞 A 底、低い場所 いんぬ そぅく(海の底)。 そぅくずー(低いところにある土地)。 そぅくにゃー(<そぅくぬ やー、周りよりも低いところにある家)。 2189 そぅく ikmvoc_2189.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙アイゴの稚魚 そぅくぬどぅ ゆりーっちゅーい(アイゴの稚魚が海流に乗って寄ってきている)。 2190 そぅぐ ikmvoc_2190.wav 副詞 すぐに そぅぐ くー(直ぐに来い)。 2191 そぅくー ikmvoc_2191.wav 名詞 B 帯 つんぬぎゃー そぅくーひどぅ すまい(きものを帯で結ぶ)。 かーそぅくー(皮のベルト)。 2192 1 そぅくい ikmvoc_2192.wav 動詞 r/rr語幹 A ずれる っゔぁが ずぼんな そぅくりーはりーにゃーん(お前のズボンはずり落ちかけてる)。 2192 2 そぅくい ikmvoc_2192.wav 動詞 r/rr語幹 A 滑る うるー うまんかい そぅくらし(それをそこに滑らせろ)。 なびー どぅくまん そぅくりーにゃーん(すべすべした所で滑ってしまった)。 やらびゃー なびー どぅくまん がらてぃー そぅくりーはりーにゃーん(子供はすべすべした所で滑ってしまった)。 2192 3 そぅくい ikmvoc_2192.wav 形容詞 A 滑りやすい うまー なびーかいば そぅくいかいば ならん(ここはすべすべしてよく滑ってしまう)。 2193 そぅくがらす ikmvoc_2193.wav 名詞 〘食〙 〘食〙アイゴの稚魚の塩漬け そぅくがらそぅ そぅくがらっさ そぅからむぬ(アイゴの稚魚の塩漬けは塩辛い)。 そぅくがらっさ ろくがつぬ かんないと ひとぅみ うてぃーふー(アイゴの稚魚は月の雷と一緒に落ちてくる)。 2194 そぅくがらそぅ ikmvoc_2194.wav 名詞 〘食〙 〘食〙アイゴの稚魚の塩漬け そぅくがらす 2195 1 そぅくつ ikmvoc_2195.wav 形容詞 B 粗雑な人、根性が悪い すくつ かいがどぅ んながーな そぅくつかい(彼が一番粗雑だ)。 2195 2 そぅくつ ikmvoc_2195.wav 名詞 C 粗雑な人;粗末にすること すくつ あいぬ そぅくつや つかーいん(あんな粗雑なやつは雇えない)。 かりゃー そぅくつ びとぅ やいば なうゆどぅ かんがいゆーががら っさいん(あいつは粗雑なやつだから何を考えているかわからない)。 2195 3 そぅくつ ikmvoc_2195.wav 副詞 粗雑に(扱う)、乱暴に(扱う) すくつ むぬーぎゃー そぅくつ あすな(物を粗末に扱うな)。 2196 1 そぅくつな ikmvoc_2196.wav 形容詞 粗雑だ、粗雑な、根性が悪い すくつな そぅくつ 2196 2 そぅくつな ikmvoc_2196.wav 名詞 粗雑な人;粗末にすること すくつな そぅくつ むぬーぎゃー そぅくつなうぎゃー ほぅだ あたらっさひー つかい(物を粗末にしないで大切に使いなさい)。 2196 3 そぅくつな ikmvoc_2196.wav 副詞 粗雑に(扱う)、乱暴に(扱う);(粗末に)する すくつな そぅくつ 2197 そぅくびー ikmvoc_2197.wav 名詞 底冷え そぅくひぐい、そくひぐる 2198 そぅくひぐい ikmvoc_2198.wav 名詞 底冷え そぅくびー、そぅくひぐる きゅーや そぅくひぐいやひー っしかいば ならん(今日は底冷えして寒くてならない)。 ふゆ ないてぃがー そぅくひぐい あす(冬になると底冷えする)。 2199 そぅくひぐる ikmvoc_2199.wav 名詞 底冷え そぅくびー、そくひぐい 2200 そぅじゃ ikmvoc_2200.wav 名詞 C 兄 あに そぅじゃぬ むぬいゆぎゃー うっとぅんみゃー わいてぃー つきーならい(姉・兄の忠告は弟・妹たちはしっかり聞いて身に付けなさい)。 そぅじゃが むぬいゆぎゃー つき(兄の言うことには従え)。 2201 そぅじゃっそぅ ikmvoc_2201.wav 名詞 先輩たち、村の役員、男の年長者 うたきんな そぅじゃっそぅんみぬ むぬいゆぎゃー まさぐんてぃー つき(御嶽では先輩たちの話はちゃんと聞け)。 すまぬ そぅじゃっそぅー いらう(村の役員を選ぶ)。 そぅじゃっそぅんみゅーぎゃー たかさ ほぅだかーならん(年長者は大切にしないといけない)。 うっとぅっそぅんみゃー そぅじゃっそぅんみぬ むぬいゆ つかだかー ならん(後輩たちは先輩たちにいうことに従わないとならない)。 さきゅー そぅじゃっそぅんかい つづ(酒を先輩に注ぐ)。 2203 そぅだつ ikmvoc_2203.wav 動詞 k語幹 A (作物などが)育つ;(子供が)大きくなる、育つ そぅだふ そぅだつ(c/t語幹) くぬはなー かぎんな そぅだかん(この花は日陰では育たない)。 くとぅっさ はーさぬ まんごーぬどぅ そぅだきゅー(今年はたくさんマンゴーが育っている)。 2204 そぅだつ ikmvoc_2204.wav 動詞 c/t語幹 A (作物などが)育てる;(子供を)育てる すだつ そぅだつ(k語幹) くぬはなー かぎんな そぅだたん(この花は日陰では育たない)。 くとぅっさ はーさぬ まんごーぬどぅ そぅだちゅー(今年はたくさんマンゴーが育っている)。 んまー みーだ うらんまい っふぁー そぅだつどぅす(母親はいなくても子供は育つ[<見ていなくても])。 2206 そぅだてぃ ikmvoc_2206.wav 動詞 母音語幹 A (作物などが)育つ;(子供が)大きくなる、育つ すだてぃ っふぁうぎゃー まながん そぅだてぃる(子供はちゃんと育てろ)。 5746 そぅだふ ikmvoc_5746.wav 動詞 k語幹 A (作物などが)育つ;(子供が)大きくなる、育つ そぅだつ(k語幹) そぅだつ(c/t語幹) 2208 そぅつ ikmvoc_2208.wav 動詞 k語幹 C 空く すつ、すふ、そぅふ 2209 そぅっゔぁす ikmvoc_2209.wav 副詞 s/h語幹 走る 2210 1 そぅっゔぃ ikmvoc_2210.wav 動詞 母音語幹 C (炊いたコメ等が)腐る、腐りかける まいや そぅっゔぃー どぅーい(ご飯は腐っている)。 2210 2 そぅっゔぃ ikmvoc_2210.wav 動詞 母音語幹 C 魚肉等が腐って、食べようとしたら唇等に痛みを感じる さす っぞぅー そぅっゔぃー すばうまい さしーどぅー(魚は腐っていて唇を刺すように刺激する)。 うぬ っぞぅー んめ そぅっゔぃーどぅ(その魚はもう腐りかけている)。 2211 そぅっゔぃ ikmvoc_2211.wav 動詞 母音語幹 C 勢いよく走る そぅー たやん そぅっゔぃる(力を入れて走れ)。 2212 そぅっふぃ ikmvoc_2212.wav 動詞 母音語幹 C 掬(すく)う;こそぐ そぅふー だいだまぬ っぞぅー だぶひー そぅっふぃー とぅい(ダイナマイトでの密漁の魚を網カゴで掬ってとる)。 2213 そぅでぃ ikmvoc_2213.wav 名詞 B 袖 つんぬ そぅでぃ(着物の袖)。 2214 そぅでぃあん ikmvoc_2214.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙袖網[漁網の両わきに、さらに補助的に取り付ける網] きたあん 2215 そぅに ikmvoc_2215.wav 名詞 C 〘歌語〙 〘歌語〙海の向こうの岩のような小さな島、漁師が魚を取る場所でもある みゃーくぬ あやぐー そぅにーずま(宮古の歌は沖の離れ小島までも(届くように)[古謡「とうがにあやぐ」三番より])。 2216 そぅぬい ikmvoc_2216.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙モズク すぬい そぅぬいや なびーむぬ(モズクはぬるぬるしている)。 2217 そぅば ikmvoc_2217.wav 名詞 B (正面ではない方向)側 そぅばみー あすな(よそ見するな)。 ばが そぅばんかい くー(私の側にこい)。 2218 そぅば ikmvoc_2218.wav 名詞 B 〘食〙 〘食〙宮古ソバ(そば粉でなくメリケン粉でできた麵) じょ っさらんきー そぅば ふぁうが(平良に行って宮古そばをたべよう)。 2219 そぅふ ikmvoc_2219.wav 動詞 f/ff語幹 C 空く すつ、すふ、そぅつ むぬー にゃーだ んぎー まっちゃー そぅっふぃー どぅー(商品は減って店は空っぽの状態である)。 5748 そぅふ ikmvoc_5748.wav 動詞 k語幹 C 空く すつ、すふ、そぅつ 2220 そぅふー ikmvoc_2220.wav 動詞 f/ff語幹 C 掬(すく)う;こそぐ そぅっふぃ なびぬ すーゆ そぅっふぃ いだす(鍋の汁を掬ってだす)。 なびぬ そぅくー そぅっふぃ いだす(鍋の底(のおこげを)をこそげてだす)。 2221 そぅまい ikmvoc_2221.wav 動詞 r/rr語幹 A 染まる;においがつく っゔぁー かじゃー そぅまりー ふさかいば ならん(お前は臭いがついて臭くてしかたがない)。 っそぅ かじゃぬどぅ そぅまりゅー(糞の臭がついている)。 2222 そぅまりゃ ikmvoc_2222.wav 名詞 C 見染めた人、好きな人 そぅみゃりゃ そぅみゃー くりゃー ばがとぅず、ばが そぅまりゃ(これは私の妻です。見染めた人です)。 2223 そぅみ ikmvoc_2223.wav 動詞 母音語幹 A 染める あいひー つんぬ そぅみー(藍で着物を染める)。 2224 そぅみむぬ ikmvoc_2224.wav 名詞 染物 みゃーく じょうふー あいひぬ そぅみむぬ(宮古上布は藍での染物)。 2225 そぅみゃー ikmvoc_2225.wav 名詞 C 見染めた人、好きな人 そぅまりゃ (<そぅまい(染まる)) くりゃー ばがとぅず、ばが そぅみゃー(これは私の妻です。最愛の人です)。 2226 そぅむつ ikmvoc_2226.wav 動詞 k語幹 A 背く そぅむふ そぅむき あいや ひとぅんかいや そぅむかん(あまりひとに背かない[背くな])。 5749 そぅむふ ikmvoc_5749.wav 動詞 k語幹 A 背く そぅむつ そぅむき 2227 そぅら ikmvoc_2227.wav 名詞 C 先の方、先端部分 きーぬ そぅら(木のてっぺん)。 そぅら っそぅがい(末広がり)。 きーぬ そぅらんどぅ かじゃー ふつ(木の先端に風は吹く[>上に立つものに波風は立つ])。 ぶーずぬ そぅらう きー(サトウキビの先端を切る)。 2228 そぅりんだい ikmvoc_2228.wav 名詞 切り傷 くまー ぎすつひぬ そぅりんだいどー(ここはすすきで切った切り傷だよ)。 2229 そぅるー ikmvoc_2229.wav 動詞 w語幹 C 揃う やーじゃー んーな そぅるいーどぅ(家族は皆揃っている)。 2230 そぅるいどぅ かぎさ ikmvoc_2230.wav 成句 (家族皆が)揃う事が一番良い きゅーまい そぅるいどぅ かぎさどー、やびとぅーんな(きょうもみな一同に集まりすばらしいぞ、みなさん)。 2231 そぅるかす ikmvoc_2231.wav 動詞 (座を)盛り上げて賑やかにさせる そぅるつ びとぅから ぶどぅりー んーなう そぅるかし(盛り上げる人から踊ってみんなを引き入れて賑やかにさせなさい)。 2232 そぅるき ikmvoc_2232.wav 形容詞 B (人がものごとに参加することに)積極的な、躍動的な、動的な、賑やかな、元気な;(場所が)賑やか そぅるつ からー むいとぅぬ そぅるきびとぅ(彼はとっても(物事に参加することに)積極的だ)。 そぅるき ぶどぅい(動的な踊り)。 くまんつきゃー かまぬどぅ そぅるきかい(ここよりむこうのほうが賑やかだ)。 2233 そぅるき ikmvoc_2233.wav 動詞 母音語幹 C 元気よく頑張る、躍動する、そぅるきー・そぅるきん・そぅるきる そぅるつ じょー やびとぅーんーな わいてぃー そぅるきーみーでぃ(さあ、みんな元気よく頑張ろう[<頑張ってみよう])。 2234 そぅるつ ikmvoc_2234.wav 動詞 k語幹 C 積極的に参加する そぅるふ そぅるき からー ぶどぅいとぅきゃんな ならからどぅ いつまい そぅるきー ぶどぅい(彼はいつも踊りの時は自分から積極的に参加する)。 5750 そぅるふ ikmvoc_5750.wav 動詞 k語幹 C 積極的に参加する そぅるつ そぅるき 2235 そぅるみつ ikmvoc_2235.wav 形容詞 清潔な そぅるき くまぬやーや そぅるみつ やー(ここの家は清潔な家)。 2236 そぅん ikmvoc_2236.wav 動詞 m語幹 A 染める;染まる ぶーずんぬぎゃー あいひどぅ そぅみー(宮古上布は藍で染める)。 2237 そぅん ikmvoc_2237.wav 名詞 C 損 ん゚ぬー ばくちゃーひー そぅんな ひーにゃーん(昨日博打で損をした)。 2238 そぅんうー ikmvoc_2238.wav 動詞 b語幹 (植物や生き物などが)成長する、(体が)のびる、(道などが)のびる;(曲がったものを)のばす;(道を)延長する そぅんばす やらびゃー どぅーや そぅんび んきー なきゅーたい(子供は身動き一つせず泣いていた)。 2239 そぅんがん ikmvoc_2239.wav 名詞 家にある最も大きなお椀 そぅんがんまかい 2240 そぅんがんまかい ikmvoc_2240.wav 名詞 家にある最も大きなお椀 そぅんがん うやんかいや そぅんがんまかいんかい むぬーぎゃー いりー みゃらし(おじーさんには一番大きなお椀に食事をいれて差し上げなさい)。 2241 そぅんつきゃー ikmvoc_2241.wav 接尾辞 (動詞基本形に付いて)のよりも[そぅ(の、もの)+んつきゃー(よりは)] にんぎんな っじそぅんつきゃー ふぃーばどぅ ほぅからすかい(人間は貰うのより与える方が嬉しい)。 2242 そぅんばす ikmvoc_2242.wav 動詞 s/h語幹 (体を)真っ直ぐにする;(釘など曲がったものを)のばす;(道などを)のばす くっそぅ そぅんばす(腰を伸ばす)。 かにふっじゅ そぅんばす(釘をのばす)。 くまぬ んっちゅ っさらたーひ そぅんばし(ここの道を平良まで伸ばせ)。 2243 そろばん ikmvoc_2243.wav 名詞 算盤 2244 だ ikmvoc_2244.wav 接尾辞 動詞否定形「ん」の連用形。動詞未然形について、「~しないで、~せずに」を表す くるまぬ ういかだ んぎーにゃーん(自動車が動かなくなった)。 ゆみんかい いかだ やーん うたい(嫁に行かずに家にいた)。 ばっしだ ういきゃ なうゆまい ほぅだかー ならん(何事も忘れないうちになんでもやらないといけない)。 2245 だ ikmvoc_2245.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙提題形について「~はどう?」という意味を表す っゔぁーだ(あなたはどうなの?)。 2247 だー ikmvoc_2247.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙述語として使われる名詞について、「その程度だ」という意味を表す;「名詞+ん(に)」について、「~次第だ」を表す ういが かなまいや うぬしゅくだー(彼の考える力はその程度しかない)。 ばー でぃんな うさきだー(私はお金はこれだけだ)。 っゔぁんだー(あなた次第だ) 。 うぬ みどぅんぬ とぅっじゅ あす むぬー っゔぁんだー(その女の人を妻にするかどうかはお前次第だ)。 びきどぅんぬ すぐりーむぬー みどぅんだー(男の出世は妻次第だ[みどぅんだー=みどぅん+ん+だー])。 2248 たーい ikmvoc_2248.wav 動詞 r/rr語幹 A 熟睡している、眠りこけている;(酔っぱらうなどして)正体不明である やらびゃー たーいてぃがー んめ うきん(子供は熟睡したら起きない)。 びゅーいー たーりーどぅー(酔っぱらって眠りこけている)。 にゅーたーりびとぅ(眠りこんだ人)。 びゅーいたーりーどぅー(ぐでんぐでんに酔っぱらっている) 2249 たーう ikmvoc_2249.wav 動詞 vv語幹幹 C めまいがする、ふらふらする わーぬ あっゔぁー ふぁいー たーっゔぃーどぅー(豚のあぶら肉を食べてくらくらしている)。 さきゅー ぬみー たーっゔぃどぅー(酒を飲んでふらふらする)。 2250 たーがみ ikmvoc_2250.wav 名詞 タガメ、カメムシ、水生昆虫 たーぬかみ くぬいや たーまい にゃーんば たーがみまい みーらいん(最近は田もないので、タガメもいない)。 2251 たーす ikmvoc_2251.wav 動詞 s/h語幹 C 無駄遣いする まーぬ でぃんぬぎゃー たーすな(あんまり金を無駄遣いするな)。 みっじゅぎゃー まーぬ たーはだうり(水を無駄使いするな)。 2252 たーっゔぃ ikmvoc_2252.wav 動詞 母音語幹 めまいがする、ふらふらする たーう 2253 たーっぞぅ ikmvoc_2253.wav 名詞 鮒(フナ) たーぬっぞぅ たーっぞぅ とぅい うやがま(鮒を取るおじいさん[昔は鮒を取って薬にするために売っていた])。 5701 たーどぅ ikmvoc_5701.wav 名詞 A 人を表す疑問代名詞、「たる」(誰)の複数形 たーる たーどぅがどぅ った(誰[複数]がきたのだ?)。 うらー たーどぅが ぬーま(これは誰[複数]の馬だ?)。 うぬやらびんみゃー たーどぅが(この子供たちは 誰[複数]のこどもですか)。 2254 たーな ikmvoc_2254.wav 助詞 (名詞のあと、格助詞のあとについて)それ以外はない、~しないことを表す、~だけ たーん じゃう はなっそぅたーな あっそぅ(いい話だけしなさい)。 てぃびゅーぎゃー みーだ まいゆたーな みー あいき(後ろを見ずに前だけを見て歩け)。 まいたーな ふぁーだ っぞぅまい ふぁい(ご飯だけでなく魚も食べろ)。 やらびんみたーな っちゅーたい(子供だけが来た)。 っさらんかいたーな いつたい(平良にだけ行った)。 2255 たーぬかみ ikmvoc_2255.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙タガメ たーがみ くぬいや たーぬかみまい みーらいん(最近はタガメも見えない)。 2256 たーぬっぞぅ ikmvoc_2256.wav 名詞 鮒(フナ) たーっぞぅ 2257 たーぬぴー ikmvoc_2257.wav 名詞 蛭(ヒル) たーぬぴーん あかっちゃ ゆばいーにゃーん(蛭に血をすわれた)。 2258 たーひー ikmvoc_2258.wav 助詞 場所を表す名詞についてその場所まで(移動することを)を表す、まで;時を表す名詞についてその時間まで動作を継続することを表す;時を表す名詞についてその時間に動作を終えることを表す、までに [時間を表す動詞につくときは、「~きゃ(時)」をつける] ばんちゃー うじゃーなーぬ ぶらたーひー いきゅーたい(私達はずっと遠くの保良まで行っていた)。 みどぅんみぬ ゆがたいゆ すきゃきてぃがー んめ ゆさらびたーひー(女性たちがおしゃべりを始めたらなんと夕方まで(終わらない))。 さんじたーひー にゅー(三時まで寝る)。 ばが ふーきゃたーひー まちゅーとぅい ふぃーさまてぃ(私が来るまで待っていてください)。 さんじたーひー くぬ すかまう とぅどぅみ ふぃーさまてぃ(3時までにこの仕事を済ませてください)。 5693 たーまーら ikmvoc_5693.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙タイワンウチワヤンマ [子供のころマーニの葉の芯で作った輪っかをススキの茎にむすんで引っかけて取っていた] 2259 たーまい ikmvoc_2259.wav 名詞 水稲 2260 たーら ikmvoc_2260.wav 名詞 A 俵 あーだーら(粟俵)。 くみだーら(米俵)。 まいだーら(米俵)。 2261 たーらぐー ikmvoc_2261.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽で使われる言葉、お供え物を載せるため木の葉などをお盆の代わりにしたもの。葉の大きい「ゆなぎーぬはー」(ゆうなの木の葉)(「やらうぎーぬはー」(テリハボクの葉)「ばさぬはー」(芭蕉の葉)などが使われた。[「たーら」は「俵」からか]) 2262 たーらん ikmvoc_2262.wav 成句 ありえない(話) からー いつまい たーらんくとぅー ずまん あす(彼はいつもありえないほら話を自慢する)。 5703 たーる ikmvoc_5703.wav 名詞 A 人を表す疑問代名詞、「たる」(誰)の複数形 たーどぅ 2263 たーん゚ん はず ikmvoc_2263.wav 成句 大きな足[<田を踏む足](稲を植える前に田んぼを踏みこむが、大きい足はより効果的なので、その時に有利な大きな足のことを言う) たーん゚ん ぱず たーん゚ん はずひー たーゆ ん゚ん(大足で田んぼを踏む)。 たーん゚ん はず びとぅ(とても足の大きい人)。 2264 たい ikmvoc_2264.wav 接尾辞 動詞基本形について過去を表す接尾辞[名詞述語の過去「名詞+だった」は「名詞+あたい」、形容詞述語の過去形は「形容詞語幹+かたい」で表す たー きゅーや はちじん うきたい(今日は8時におきた)。 ひとぅむてぃ てぃびぬ んっちゅ あいつたい(今朝、裏の通りを歩いた)。 くじゅー やぐみ はーさ すかまう あすたい(去年とてもたくさん仕事をした)。 2265 たい ikmvoc_2265.wav 動詞 r/rr語幹 C (酒を粟を口で噛んで)作る あーゆ かみー んっちゅ たい(粟を噛んで神酒を作る)。 2266 たい ikmvoc_2266.wav 動詞 母音語幹 C 腹を立てる;((配偶者などに対し)やきもちを焼く;(配偶者などの愛人に)嫉妬する とぅっじゃ ぶぅとぅぬ すかまー ほぅんばどぅ たいゆー(奥さんは旦那が仕事をしないので腹を立てている)。 ばが みどぅんな いつまい ばぬんかい たいーどぅー(私の妻はいつもわたしにやきもちをやいている)。 やーぬ とぅっじゃ にごーんかいどぅ うんそぅく たいゆー(家の妻が(旦那の)愛人にとても嫉妬している)。 2267 たい ikmvoc_2267.wav 動詞 r/rr語幹 C 「またう たい」の形で、(幼児や酔っ払いが)足元がふらつきながら歩く[「たい」単独では使わない] 「またたい」を参照 2268 たい ikmvoc_2268.wav 名詞 C 態度、考え うぬきゃが ふたーいや ゆぬたい(その二人は同じような考えや態度をしている)。 2269 だい ikmvoc_2269.wav 形容詞 B なまけもの;だるい まさいや むいとぅぬ だいむぬ(マサイはとても怠け者だ)。 ばー きゅーや だいかいば すまうぎゃー ほぅじゃーん(私は今日はだるいので仕事はしない)。 2270 たいがいじゃんみん ikmvoc_2270.wav 名詞 適当なやり方、いい加減なやりかた[<たいがい+さんみん] たいがいじゃんみんぬぎゃー ほぅだ まさぐん すかまうぎゃー あっそぅ(適当なやり方をせず、ちゃんと仕事をしなさい)。 2271 だいぎし ikmvoc_2271.wav 名詞 怠け者、鼻持ちならない人[<代議士] すかまーひらいん なまだん だいぎし(仕事のできない怠け者)。 2272 だいきゃ ikmvoc_2272.wav 成句 疲れるまで、時間が大分経過していること すかまー だいきゃ ひーにゃーん(仕事は疲れる程たくさんやった)。 かいが はりーからー だいきゃ なりーどぅ(彼が帰ってからは大分時間は経過している)。 2273 だいさ ikmvoc_2273.wav 名詞 C なまけ癖 かいが だいさー たるんまい ならーはいん(あいつのなまけ癖はだれにもなおせない)。 2274 だいしゃ ikmvoc_2274.wav 名詞 C 〘遊〙 〘遊〙ケンケンする(遊びの一つ:一つの足を反対の手でもって片足でけんけんする) じょ、んーなひー だいしゃう ほぅでぃ(みんなでケンケン遊びをしよう)。 だいしゃーひー けんけんぱーや ひー かーらー きりー あそぅー(片足飛びでケンケンパーして瓦蹴りの遊びをして遊ぶ)。 2275 だいずがだいず ikmvoc_2275.wav 成句 まさか、そんなことがあるのか 2276 たいたい ikmvoc_2276.wav 擬態語 (よっぱらいや幼児が)足元がふらつきながら歩く様子を表す、ふらふら、よちよち やらびゃー たいたいてぃ あいつ(こどもがよちよちと歩く)。 2277 だいだま ikmvoc_2277.wav 名詞 ダイナマイト だいだまー ぱずきーにゃーん(ダイナマイトは破裂した)。 だいだままーい(ダイナマイトでの密漁)。 2278 だいだままーい ikmvoc_2278.wav 名詞 ダイナマイトでの密漁 だいだままーいや んぬつ ふぁう(ダイナマイトでの密漁は命を奪う)。 2279 たいつき ikmvoc_2279.wav 動詞 母音語幹 (相撲等でうわ手投げで人を)投げる、(ものを)たたきつける まさいや かにん たいつきらいーにゃーん(マサイはカニに投げられてしまった)。 くぬ なうぬ みーんな ならん ばりまかいゆぎゃー たいつきーすてぃる(この役立たずの割れ茶碗を叩きつけてしまえ)。 2280 たいてぃー ikmvoc_2280.wav 副詞 ピタッと(くっつける) たいてぃー むったーらし(ピタッとくっつけろ)。 2281 だいばん ikmvoc_2281.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙大型のカツオ 2282 たいみつ ikmvoc_2282.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う たいみふ だいみつ、ぶいみつ 2283 だいみつ ikmvoc_2283.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う だいみふ たいみつ、ぶいみつ 5751 たいみふ ikmvoc_5751.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う たいみつ だいみつ、ぶいみつ 5752 だいみふ ikmvoc_5752.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う だいみつ たいみつ、ぶいみつ 2284 だいむぬ ikmvoc_2284.wav 名詞 怠け者 かりゃー すかまー ひらいん だいむぬ(彼は仕事のできない怠け者だ)。 2285 たいわんなーずつ ikmvoc_2285.wav 名詞 〘植〙 〘植〙紫カタバミ、四葉のクローバー たいわんなーずっちゃ なんとぅが うさはいん(四つ葉のクローバーはなかなか除草できない)。 2286 たいわんばるんな ikmvoc_2286.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙アフリカマイマイ たいわんばるんなー がばー はるんな(アフリカマイマイは大きなカタツムリだ)。 2287 だう ikmvoc_2287.wav 形容詞 C 沢山ある うまんな なうまい だう(ここには何でも沢山ある)。 かいがどぅ んながーな でぃんな だうかい(彼が一番お金を沢山持っている)。 2288 たうー ikmvoc_2288.wav 動詞 vv語幹幹 C (網や綱を)手繰る、引き寄せる あんぬ たうー(網を手繰り寄せる)。 あんぬ たっゔぃ(網を手繰りよせろ)。 ん゚なう たっゔぃ(綱を引き寄せろ)。 うりゅーぎゃー たっゔぃ すてぃる(彼を追い抜いてしまえ)。 2289 だうー ikmvoc_2289.wav 名詞 C 道具 だいだまー やなだうー やいば うりゅーぎゃー つかーだうり(ダイナマイトは危険な道具なのでそれを使うな)。 かんにがいだうー(祭具)。 さやふだうー(大工道具)。 ふなだうー(船具)。 まかいだうー(食器)。 あそぅーだうー(遊び道具)。 2290 たうい ikmvoc_2290.wav 動詞 r/rr語幹 C 倒れる まさいや かにん うさいー たうりーにゃーん(マサイはカニに押し倒された)。 がらてぃー たうりー はりーにゃーん(崩れるように倒れた)。 かでぃふつんな きーぬ たうい(台風には木が倒れる)。 たちゃっでぃ あすきゃー みっふぁまーいや ひー、たういぎかたい(立とうとしたらめまいがして倒れそうになった)。 2291 たうかー ikmvoc_2291.wav 名詞 一人、独り たうきゃー うまんな ばん たうかーどぅ うたい(そこには私一人だけがいた)。 きゅーや たうかーや っさらんかい んめ たうかーや うるかんかいちゃ(今日は一人は平良に、もう一人はウルカ(砂川)に(行くん)だってさ)。 2292 たうかーなー ikmvoc_2292.wav 成句 1人ずつ たうかーなー たうかーなー ならーす(一人ずつ教える)。 2294 たうかーぬくらだ ikmvoc_2294.wav 成句 ひとり残らず たうかーぬからだ やらび ういびとぅ たるーまい たうかーぬくらだ ゆーいんかいや とぅむーし(子供も年寄りも一人残らずお祝いの席に招待しなさい)。 2295 たうかーびとぅ ikmvoc_2295.wav 名詞 独り者 たうかーむぬ 2296 たうかーむぬ ikmvoc_2296.wav 名詞 独り者 たうかーびとぅ うりゃー とぅっじゃ みーん たうかーむぬ(彼は奥さんがいない独り者だ)。 2297 たうかーむぬい ikmvoc_2297.wav 成句 独り言 たうかーむぬゆん かりゃー いつまい たうかーむぬいゆどぅ あす(彼はいつも独り言を言う)。 2298 たうかーむぬゆん ikmvoc_2298.wav 成句 独り言 たうかーむぬい 2299 たうがに ikmvoc_2299.wav 名詞 宮古民謡の一つ[「とうがに」とも発音する] 2300 たうきゃー ikmvoc_2300.wav 名詞 一人、独り たうかー 2301 たうしんがー ikmvoc_2301.wav 名詞 南京袋、麻袋 たうしんがーゆ かっゔぃー にゅー(南京袋をかぶって寝る)。 たうしんがーぶくる(南京袋)。 2302 たうしんばい ikmvoc_2302.wav 名詞 おたふく風邪 たうしんばいや いでぃどぅ かまっちゃ ふくりゅー(おたふく風邪が出て頬は腫れている)。 たうしんばいや ひどぅ みはなー ふくりゅー(おたふく風邪で顔が腫れている)。 2303 たうす ikmvoc_2303.wav 動詞 s/h語幹 C 倒す、(サトウキビを)収穫する ゆつひー きーゆ たうす(斧で木を倒す)。 ぶーっじゅ たうす(サトウキビを収穫する)。 2304 たうに ikmvoc_2304.wav 名詞 C 豚に餌を与える容器 わーぬ ふぁうむぬー たうにんかい いりー(豚の食べ物を容器に入れる)。 2305 たうふ ikmvoc_2305.wav 名詞 C 豆腐 [提題形(~は)は、「たうふー」、「たうっふぁ」のどちらでもよい。目的格形(~を)も、「たうふー」、「たうっふ」のどちらでもよい] あぎだうふ(揚げ豆腐)。 たうふゆー(ゆし豆腐)。 2306 たうふがす ikmvoc_2306.wav 名詞 オカラ[<たうふ+かす] 2307 たうふゆー ikmvoc_2307.wav 名詞 〘食〙 〘食〙ゆし豆腐 2308 たうみつ ikmvoc_2308.wav 動詞 k語幹 しなる たうみふ っぞぅ つー さうや たうみきーどぅ(釣り竿はしなっている)。 2310 だうり ikmvoc_2310.wav 名詞 B 道理、理由 だうりぬ あい むぬいゆ あっそぅ(理屈の通った話をしろ)。 2311 だうり ikmvoc_2311.wav 成句 動詞の未然形について禁止を表す[動詞否定形「ん」の連用形「だ」+「うい(いる)」の命令形「うり」]、~するな、~しないでいろ ふぁーだうり(食べるな)。 なかだうり(泣くな)。 あいかだうり(歩くな)。 たちゃだうり(立つな)。 2312 たうんぎ ikmvoc_2312.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙オニヒトデ たうんぎゅー ん゚んてぃがー やなむぬ(オニヒトデを踏んづけたら大変なことになる)。 たうんぎぬ つーづんな どくぬどぅ あい(オニヒトデの刺には毒がある)。 2313 たうんまばす ikmvoc_2313.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙蜂の一種、ハラナガスズメバチ ばー ばかかいきゃ たうんまばすん とぅーいつからん ささいたい(私は若い頃スズメバチ15匹に刺された)。 たうんまばすぬ すーゆ っざらひー ったきー みーてぃがー んまばっさ うぐっりー にゃーん(スズメバチの巣を鎌で叩いてみたら蜂は攻撃態勢に入った)。 2314 たか ikmvoc_2314.wav 名詞 B 〘鳥〙 〘鳥〙サシバ たかぬどぅ やぐみ はーさ まいゆー(サシバがとてもたくさん舞っている)。 うんどうかいぬ ずぶんどぅ たかー とぅびーふー(運動会の時期にサシバは飛来する)。 2315 たか ikmvoc_2315.wav 名詞 C 高さ てぃんぬ たか(天の高さ)。 やーぬ たか(家の高さ)。 ばー かまぬ やまぬ たかうぎゃー っさん(私はあの山の高さを知らない)。 っゔぁー たかー いっかっさ(あなたの身長はどれくらいなの)。 2316 たか ikmvoc_2316.wav 形容詞 B (値段が、身長が、地上からの高さが)高い、 たかだい(高価な)。 たかびとぅ(身長の高い人)。 たかやま(高い山)。 うだか(この高さ/この値段[「くだか」ともいう])。 2317 だかー ikmvoc_2317.wav 接続助詞 (未然形について)否定の条件を表す(~しないと) なうががらんかい どぅーゆ うからはだかー ばぬんな たちや うらいん(何かに身体を支えられていないと私には立っていられない[<なにかに体をもたれさせないと私には立っていられない])。 いかだかー ならん(行かないといけない)。 っゔぁが いかじゃーだかー ばんまい いかじゃーん(お前が行かないなら僕も行かない)。 2318 たかい ikmvoc_2318.wav 動詞 r/rr語幹 C 集る、まとわりつく、病気にかかる ふにゅーぎーや ゆだー たかりーどぅ(ミカンの木は枝が繁茂している)。 ほぅに たかい っぞぅ(小骨の多い魚)。 さたんな あうばいぬどぅ たかりゅー(砂糖には銀蝿がたかっている)。 まーぬ ばぬんかいや たかいな(余り私に纏わりつくな)。 やなやんな たかりーにゃーん(悪い病気にかかった)。 2319 たかさ ikmvoc_2319.wav 名詞 C 尊敬、崇拝 ういびとぅーぎゃー たかさ ほぅだかーならん(お年寄りは尊敬しなければならない)。 2320 たかだい ikmvoc_2320.wav 形容詞 高価、高価な たかだい むぬ(高価な物)。 たかだい ぐるま(高価な車)。 かまぬ まっちゃー くまんつきゃーまい たかだい(あそこの店はここより高い)。 くまぬ まんごーぬどぅ んながーな たかだいかい(ここのマンゴーが一番高い)。 2321 たかっじゃー ikmvoc_2321.wav 名詞 屋号、高鍛冶屋 たかっじゃーぬ しどぅ(タカッジャーの船長[>ある人のあだ名])。 2322 たかはずばい ikmvoc_2322.wav 名詞 赤ちゃんの四つ足歩き やらびゃー たかはずばいゆ ひーゆー(子供は四つ足立ててハイハイしている)。 2323 たかはずびー ikmvoc_2323.wav 名詞 立ち座り[>しゃがんだ姿勢] たかはずびーや くーさぬ だいや にゃーん(立ち座りは苦しさの代償はない[>いいことはなく疲れるだけ])。 2324 たかび ikmvoc_2324.wav 動詞 母音語幹 A 崇める、尊敬する、敬う ういびとぅーぎゃー たかびだかー ならん(年寄りは敬わないといけない)。 2325 たかま ikmvoc_2325.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙トビハゼ たかま とぅぬず(ジャンプしながら進む)。 たかまー いすぬ はなん とぅぬーぎー みーらい(トビハゼは岩の上に跳んでいるのが見られる)。 2326 たかんな ikmvoc_2326.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙高瀬貝[かつては高級ボタンの材料だった、身は硬い] んきゃーんな たかんなひどぅ たかだい ぼたんぬ ちゅっふぃたい(昔は高瀬貝で高価なボタンを作っていた)。 2327 たき ikmvoc_2327.wav 名詞 B 身長;身分;程度;限度 たかー っゔぁが たきゃー いかっさ(あなたの身長はどれくらいなの)。 たきゃー たらいーどぅ(十分に成長している)。 あいぬ たんちゃーゆぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(そんな短気者は相手にするな)。 っゔぁー あてぃ すぐりかいば、ばが っふぁー っゔぁとぅや たきゃー あらん(君はとても優秀なので僕の子は君の相手にはならない) 。 んまつまーゆぎゃー たきゅーぎゃー ほぅん(バカは相手にしない)。 かりゃー うながたきゅーぎゃー っさん ほぅりむぬ(彼は自分の程度を知らない馬鹿者だ)。 ほぅりむぬと ゆぬ たきん ないな(馬鹿と同程度になるな)。 ばんちゃー くーかいが たきゃー ありどぅ くーかい(私達は苦しさの限界にあるので生活が苦しい。) 2328 だき ikmvoc_2328.wav 助詞 だけ やらびゃー なつだき なきや にっゔぃーにゃーん(子供は泣くだけ泣いて眠った)。 2329 だきーまーい ikmvoc_2329.wav 動詞 r/rr語幹 一周する んっちゃ すまー だきーまーりゅー(道は島を一周している)。 2330 たきだき ikmvoc_2330.wav 名詞 (身分、富貴などで)差別をすること ひとぅーぎゃー たきだきゅーぎゃー ほぅん(人を差別するな)。 2331 たきたらい ikmvoc_2331.wav 動詞 母音語幹 成長する(「丈が足りる」から) ういが たきたらいきゃー みばかり(彼が大きくなるまで面倒を見ろ)。 2332 たきぬふす ikmvoc_2332.wav 名詞 竹の節 2333 たきほぅどぅ うい ikmvoc_2333.wav 成句 それなりの年齢に成長していること やらびゃー んめ たきほぅどぅ ういーどぅー(子供はそれなりの年齢になり成長している)。 2334 たきゃーならん ikmvoc_2334.wav 成句 相手にならない、相手にしない 2335 だきゃう ikmvoc_2335.wav 名詞 C ラッキョウ だきゃうぬ つきなう っちゅっふぁっじゃー だきゃうゆ っちゅっふいる(ラッキョウの漬物を作るのでラッキョウのひげ根などを切って下ごしらえをしろ)。 2336 たく ikmvoc_2336.wav 名詞 B タコ たくぬ てぃー(タコの足)。 たくー いふから とぅいだー(タコは何匹とったの?)。 かーきだく(タコの燻製)。 ぐっとぅーっとぅとぅ たくぬてぃーや っとぅてぃー(ぐっとぅーっとぅとぅタコの足は一足[鳩の鳴き声をまねして数を数えながら遊ぶ歌、10まで数える])。 2337 たぐ ikmvoc_2337.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙箱メガネ、海の底の様子を見るための大きなメガネ、円筒形 たぐひー いんぬ そぅくぬ たくー とぅみー(大メガネで海の底のタコをさがす)。 たぐひー いんぬ なかう ぬさきーみー(タグで水中を覗いてみる)。 たぐんかい みっじゅ いりー いんぬ そぅくー みーやすふ あす(箱メガネ(の内側に)水を入れて、海の底をみやすくする)。 2338 たくー ikmvoc_2338.wav 動詞 b語幹 A (布団、毛布等の寝具、着物)を片付ける たくび ふとんぬ たくび(布団を片付けなさい)。 2339 たぐい ikmvoc_2339.wav 名詞 C 役割;類(たぐい)、種類 うらー なうぬ たぐいまいにゃーん(これは何の使い道もない)。 うらー なうぬ たぐい やいば(それは何の類なのか)。 2340 たくっゔぁ ikmvoc_2340.wav 名詞 足が不自由で立って歩けない人 2341 たくび ikmvoc_2341.wav 動詞 母音語幹 A (布団、毛布等の寝具、着物)を片付ける たくー 2342 たくみ ikmvoc_2342.wav 動詞 母音語幹 C 騙す、陥れる、台無しになる たくん かいが でぃんぬぎゃー たくみーすてぃる(彼の金を騙し取ってしまえ)。 かいん でぃんまい やーまい なうまい んなない たくみらいーにゃーん(彼に金も家も何もかも全て騙し取られた)。 2343 たくみーふぁう ikmvoc_2343.wav 成句 w語幹 騙して食い物にする かまぬ うやきやーや かいん たくみーふぁーいーにゃーん(向こうの裕福な家はかれに騙されてくいものにされた)。 2344 たくん ikmvoc_2344.wav 動詞 m語幹 C 企む、悪事を企てる、陥れる、謀る かりゅーぎゃー たくみーすてぃる(彼を騙してしまえ)。 かなっさ ゆぬすん たくまいー うどぅきーにゃーん(カナスはユヌスに騙されて損をした)。 かいん たくまいー うっかー あみかっゔぃーにゃーん(彼に騙されて借金をたくさん被った)。 かいん たくまいー すまー っゔぃー ふぁーいーにゃーん(彼の策略にかかって集落の共有地を売って取られてしまった)。 2345 たす ikmvoc_2345.wav 動詞 s語幹 C 加える うぬ さきゃー ちゅーかいば んめ ひーちゃがま みっじゅ たし(その酒は強いからもう少し水を加えろ)。 2346 たず ikmvoc_2346.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙ソクズ[庭などに自生し、乾燥させてお茶のようにして飲むと便秘薬として効果があるとされる] 2347 たすき ikmvoc_2347.wav 動詞 母音語幹 C 助ける たすつ 2348 たすつ ikmvoc_2348.wav 動詞 k語幹 C 助ける たすふ たすき かいん たすかいー なんとぅが んぬっちゃ ぶいらいどぅー(彼に助けられて何とか命はもらったようなものだ)。 2349 たずな ikmvoc_2349.wav 名詞 C 手綱(たづな) ぬーまん ぬーい とぅきゃんな たずなうぎゃー はなはん ( 馬に乗るときには手綱は離さない)。 5753 たすふ ikmvoc_5753.wav 動詞 k語幹 C 助ける たすつ たすき 2351 ただつ ikmvoc_2351.wav 動詞 k語幹 C 訪ねる、付き合う ただふ かりゃー ゆーどぅ うとぅじゃうぎゃー ただつ(彼は親戚とよく付き合いをする)。 かりゃ- ひとぅーぎゃー ただかん(彼は人とは親交しない)。 かりゃー きゅーまい かじゃーなーから ただきーっちゅーい(彼は今日も遠くから訪ねてきている)。 2352 だだてぃー ikmvoc_2352.wav オノマトペ 水、物等がこぼれる様子、ジャー ただーてぃー みっじゅ だだてぃー いたつ(水をジャーとこぼす)。 2353 ただふ ikmvoc_2353.wav 動詞 k語幹 C 訪ねる、付き合う ただつ 2354 たたん ikmvoc_2354.wav 動詞 m語幹 C (衣類・寝具を)畳む もーふー たたん(毛布を畳む)。 2355 たたん ikmvoc_2355.wav 名詞 B 畳 2356 だちゃー ikmvoc_2356.wav 接尾辞 (動詞基本形について)~ほど、~くらい だちゃーい あてぃ くーかいば すんだちゃー あたい(とても苦しくて死にそうだった)。 あいかいんだちゃー だりゅーい(歩けないほど疲れた)。 2357 だちゃーい ikmvoc_2357.wav 接尾辞 (動詞基本形について)~ほど、~くらい だちゃー 2358 たちゃす ikmvoc_2358.wav 動詞 s/h語幹 C (物を)立てる、(人を)立たせる うまん はらう たちゃし(ここに柱を立てろ)。 しーとぅやらび あいきゃー しーしーん ばっちゃ ひらいー たちゃはいたい(学童だった頃先生に罰せられて立たされた)。 2359 たつ ikmvoc_2359.wav 名詞 C 歩いて行くこと たつからどぅ ったい((馬、馬車等を利用することなく)歩いてきた)。 2360 たつ ikmvoc_2360.wav 動詞 k語幹 A 焚く たふ かんにがいんな かうゆどぅ たつ(祈願には線香を焚く)。 2361 たつ ikmvoc_2361.wav 動詞 c/t語幹 C (座った状態から)立つ、立ち上がる やらびゃー たちー あいきーどぅーい(子供は立って歩けるようになっている)。 たちゃっでぃ あすきゃー みーや まーるーたい(立とうとしたら目が回った)。 うまん たつてぃがー んめどー(そこに立つとあぶないよ)。 2362 たつ ikmvoc_2362.wav 動詞 c/t語幹 C 発つ、出かける、場を離れる からー っさらんかい たちー はりーにゃーん(彼は平良に出かけてしまった)。 まーぬ うむっしっふぁにゃーんば かまぬ うぐなーいから たちったい(あまり面白くないので、その会議から抜けてきた)。 2363 たつ ikmvoc_2363.wav 名詞 C (馬の)小屋 ぬーまぬたつ(馬小屋)。 2364 だつ ikmvoc_2364.wav 動詞 k語幹 A 抱く かったつ やらびゅー だつ(子供を抱く)。 2365 たっゔぁみつ ikmvoc_2365.wav 動詞 k語幹 揺れる、ふらつく、(態度が)ぐらつく;落ち着かない たっう゛ぁみふ かでぃぬ ちゅーかいば きーや たっゔぁみきーどぅー(風が強いので木がゆれている)。 さきゅー ぬみー たっゔぁみきーどぅー(酒を飲んでふらついている)。 5755 たっゔぁみふ ikmvoc_5755.wav 動詞 k語幹 揺れる、ふらつく、(態度が)ぐらつく;落ち着かない たっう゛ぁみつ 2366 たっゔぃ ikmvoc_2366.wav 動詞 C (網や綱を)手繰る、引き寄せる たうー 2367 たっゔゃ ikmvoc_2367.wav 名詞 C 蛍(ホタル) たっゔゃー ゆなかどぅ とぅー(蛍は夜中に飛ぶ)。 2368 たっかーす ikmvoc_2368.wav 動詞 s/h語幹 (サービスとして品物を)加える っぞぅー んめ ひとぅから たっかーし(魚をもう一匹おまけにつけなさい)。 2369 たつき ikmvoc_2369.wav 動詞 母音語幹 A 火をつける うまっちゅ たつきでぃ(火をおこそう)。 たむぬんかい うまっちゅ たつきる(薪に火をつけろ)。 きだむぬー たつきる(まきに火をつけろ)。 2370 たっじゃす ikmvoc_2370.wav 動詞 s/h語幹 (冷めたものを)温める、炊く、煮る さまりゅー わーにむんぬぎゃー たっじゃし(冷めたブタの煮物を温めなさい)。 2371 たっず ikmvoc_2371.wav 動詞 zz/dd語幹 A 煮える んっつーや たっでぃーどぅー(味噌汁は煮えている)。 どろどろてぃーどぅ たっじゅー(ぐつぐつとと煮えている)。 んーな たっでぃぬ あとぅんな んぶすばどぅ んまかい(芋は煮えたあとの後に蒸したらうまい)。 2372 たった ikmvoc_2372.wav 副詞 更に、いっそう うぬ しょじょー たった あぱらぎふ なりーどぅー(その娘はいっそうきれいになった)。 2373 たっつ ikmvoc_2373.wav 動詞 c/t語幹 A (他人の提案、申し入れなどを)断る、聞き入れない かいが あっじゅー くとぅー たっちーすてぃる(彼が言っていることを聞き入れるな)。 2374 だつっゔぁ ikmvoc_2374.wav 名詞 赤ちゃん あかっゔぁ、ばかっゔぁ だつっゔぁぬ んま(赤ちゃんの母親)。 2375 たつびー ikmvoc_2375.wav 名詞 膝を曲げて座ること たつびー あす(中腰で膝を曲げて座る)。 2377 たてぃ ikmvoc_2377.wav 助数詞 種類の数え方 [1から10までの種類の数え方:ひとぅたてぃ、ふたたてぃ、みたてぃ、ゆたてぃ、いつたてぃ、んたてぃ、ななたてぃ、やたてぃ、っくぬたてぃ、とぅたてぃ] 2378 たてぃたてぃ ikmvoc_2378.wav 副詞 色々、様々、 「たてぃたてぃぬ」で名詞修飾 きゅーぬ ゆーいんな たてぃたてぃぬ うさいぬどぅ いじゅー(今日のお祝いにはいろいろな料理が出ている)。 たてぃたてぃぬ んまむぬ(色々なご馳走)。 たてぃたてぃんどぅ とぅゆみゅーい(色々なことに名をはせている[古謡「まいぐむいまうや」より])。 2379 たとぅい ikmvoc_2379.wav 動詞 母音語幹 C たとえる たとぅいてぃがー うらー なうぬんまり(例えたらなにに似てるのか)。 2380 たない ikmvoc_2380.wav 名詞 C (仕事ぶりなどが)頼りになること びきっゔぁんみゃー なうぬ たないまい にゃーん。(男の子はなんの助けにもならない)。 っゔぁがどぅ ばが たない(お前のことを頼りにしている)。 うりゃー たないや にゃーん なっちゃかん んまり(彼は頼りにならない遊び人だ)。 かりゃー たないや ありどぅ すかまうぎゃー ひーゆー(彼は手際よく仕事している)。 すかまぬ たない あい ひとぅ(仕事の手際良い人)。 いんたない(漁が上手い人)。 はいたない(畑仕事が上手な人)。 すかまたない(仕事が上手な人)。 2381 たなっら ikmvoc_2381.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙スズメダイ たなっらう つーが いつ(スズメダイを釣りに行く)。 2382 たに ikmvoc_2382.wav 名詞 C 陰嚢(ふぐり)、ヤドカリのお腹 さに わーぬ たにとぅい(豚の去勢[<豚の陰嚢取り])。 ひんじゃぬ たにゅー あっゔぃ やきー ふぁう(山羊の睾丸を炙って焼いて食べる)。 2383 たに ikmvoc_2383.wav 名詞 C 種 さに むぬだに(穀物等の種)。 ひとぅだに(人間の血統)。 そぅーだにゅー まつ(野菜の種を蒔く)。 むぬだにゅーぎゃー いらうどぅす、ひとぅだにゅーまい いらうどぅす(物種は選ぶもの。結婚相手も選ぶもの)。 2384 だに ikmvoc_2384.wav 動詞 母音語幹 C 捩(ねじ)る;(足首などを)くじく ん゚なうぎゃー だにどぅ なう(綱をねじって綯(な)う)。 はっじゅ だにーにゃーん(足を挫いた)。 2385 だに ikmvoc_2385.wav 名詞 C リンパ腺 いんまら だにぬ いじゅー(股間のリンパ腺が腫れている)。 ばっだだに(わきのリンパ腺)。 2386 たにがーい ikmvoc_2386.wav 名詞 変種、親と出来の違う子がうまれること、またその子 さにがーい 2387 たにく ikmvoc_2387.wav 名詞 C 入り乱れていること、塊になっていること まっちゃんな はーさぬ ひとぅぬどぅ たにくん なりーうい(店には多くの人が入り乱れている)。 かまんな ひとぅぬどぅ たにくんなりー んちゅー(向こうには人が塊になってたくさんいる)。 たくぬどぅ いふからまい たにくん なりー うたい(タコが何匹も塊になっていた)。 2388 たにず ikmvoc_2388.wav 名詞 C (夫のせいで)子供ができないこと かまぬ やーや たにっじゃ ひーゆい(あそこの家は後継ぎができないでいる)。 2389 たぬん ikmvoc_2389.wav 動詞 m語幹 C 頼む むぬ- たぬみー むちゃす(ものを頼んで持たす)。 やーふつ すきなふー たぬん(家づくりの奉仕を頼む)。 からー ひとぅんな たぬまいん(彼は人には頼めない)。 2390 たばい ikmvoc_2390.wav 動詞 r/rr語幹 C (人が人に、ものが服などに)くっつく;ケンカする やらびゃー ういびとぅん たばりー うたい(子供はお年寄りにくっついていた)。 まずむぬぬみーつつうさぬ とぅずぬどぅ ふくんかい うんそぅく たばりゅー(シロバナセンダングサの刺が服に沢山くっ付いている)。 かぬきゃが ふたーや きゅーまい また たばりーにゃーん。(あの二人は今日もまた喧嘩を始めた)。 2391 たばい ikmvoc_2391.wav 動詞 r/rr語幹 C (病気に)かかる、(悪霊に)とりつかれる かりゃー やなやんな たばりー すにーにゃーん(彼は悪い病気にかかって死んでしまった)。 2392 たばく ikmvoc_2392.wav 名詞 C 煙草 たばくー ってぃーひー ふつ(煙草をキセルで吸う)。 んきゃーんぬ たばくふつ ひとぅんみゃー ふじゃうから きざみたばくー とぅいー うるー ってぃーんかい いりー ふきーうたい(昔の煙草を吸う人達は煙草入れから刻み煙草を取ってそれをキセルに入れて吸っていた)。 たばくの ふつぐる(タバコの吸い殻)。 2393 たび ikmvoc_2393.wav 名詞 A 旅 たびんかい いでぃ(旅に出る)。 5754 たふ ikmvoc_5754.wav 動詞 k語幹 A 焚く たつ 2394 たぶ ikmvoc_2394.wav 名詞 B 〘道具〙 〘道具〙たも網、水中の魚類をすくうのに用いる たぶひー っぞぅー っそぅー(たも網で魚をすくう) 。 2395 だふ ikmvoc_2395.wav 動詞 k語幹 A 抱く だつ っふぁう だふ(子供を抱く)。 2396 だふ ikmvoc_2396.wav オノマトペ ドスン(と落ちる)、ズボッ(と入って抜けない) あなんかい だふてぃー うてぃーにゃーん(穴にドスンと落ちた)。 うゆびゃー くぴんかい だふてぃ はまりー、なんとぅが んがいん(指が瓶にすぽっとはまってなかなか抜けない)。 やーぬ きたー はらぬ あなんかい だふてぃー はまりーにゃーん(家の梁は穴にスポッと填まった)。 2397 たま ikmvoc_2397.wav 名詞 B 分け前 ばきだま、っじだま、とぅいまい んーなんかい っぞぅだまう なかーり(皆に魚の分け前を分けろ)。 うらー ばが ふぁうぬ たまー にゃーん(それは私の食べる分はない)。 うらー っゔぁが っじだま(それはあなたのもらう分け前)。 っぞぅだまう ばきー(魚の分け前を分ける)。 ばきだま(分け前)。 っじだま(貰う分、分け前)。 たまうつ(分配)。 2398 だま ikmvoc_2398.wav 名詞 B ダマ、(衣類の小さい糸など)が絡まって玉状に固まったもの いんぬきーや だまん なりーどぅ(犬の毛はダマになっている)。 いとぅがまぬどぅ だまん なりゅー(小さい糸が玉になっている)。 2399 たまーつつ ikmvoc_2399.wav 動詞 k語幹 癲癇の発作を起こす。[「たまう つきたい」でもいいが「たま」だけでは使わない) たまーつふ たまーつきたい(癲癇をおこした)。 たまーつきーどぅー(癲癇の発作を起こしている)。 5756 たまーつふ ikmvoc_5756.wav 動詞 k語幹 癲癇の発作を起こす。[「たまう つきたい」でもいいが「たま」だけでは使わない) たまーつつ 2400 たまい ikmvoc_2400.wav 動詞 r/rr語幹 A 溜まる てぃびほぅぎばーきんな みっじゃ たまらん(竹籠には水は溜まらない)。 2401 たまう うつ ikmvoc_2401.wav 成句 均等に配分する 2402 1 たまがい ikmvoc_2402.wav 動詞 r/rr語幹 驚く、怖がる、びっくりする だまがい からー なうゆ ほぅんまい たまがらん(彼は何をしても驚かない)。 からー あうみー やいば かぱてぃー たまがらし(彼は臆病だからわっと驚かしてやれ)。 2402 2 たまがい ikmvoc_2402.wav 名詞 驚くこと、怖がること だまがい ばー まずむぬー みー かぱ たまがいや ひーにゃーん(私は幽霊を見てぎょっとたまげた)。 2403 1 だまがい ikmvoc_2403.wav 動詞 r/rr語幹 驚く、怖がる、びっくりする たまがい 2403 2 だまがい ikmvoc_2403.wav 名詞 驚くこと、怖がること たまがい 2404 たまがらす ikmvoc_2404.wav 動詞 s/h語幹 びっくりさせる だまがらす かいん たまがらはいーにゃーん(彼にビックリさせられた)。 2405 たまぐつ ikmvoc_2405.wav 動詞 c/t語幹 分配する じょー いんからぬ っぞぅー たまぐちゃでぃ(さあ漁からの魚を分配しよう)。 2406 たまじゃり ikmvoc_2406.wav 名詞 玉砂利 2407 たます ikmvoc_2407.wav 名詞 C 魂 あてぃ うどぅるっちゃーひー まずむぬん たまっさ とぅらいーにゃーん(余りにもびっくりして幽霊に魂を抜き取られた)。 2408 だます ikmvoc_2408.wav 動詞 s/h語幹 C 騙す ひとぅーぎゃー だまはん(人は騙さない[>だましてはいけない])。 みどぅんんみぬ なつむぬいん だまはいな(女達の泣き落としに騙されるな)。 ばー やなびきどぅん だまはいにゃ-ん(私は悪い男に騙された)。 2409 たまっさにゃーん ikmvoc_2409.wav 成句 魂がない、落ち着きのない たまっさにゃーんんまり、 まーぬ あわてぃだうり(落ち着きのない奴だ、余り慌てるな)。 2410 たまつつ ikmvoc_2410.wav 動詞 k語幹 癲癇の発作を起こす たまつふ 2411 たまつつやん ikmvoc_2411.wav 名詞 癲癇 つっゔぃやん 5757 たまつふ ikmvoc_5757.wav 動詞 k語幹 癲癇の発作を起こす たまつつ 2412 たまな ikmvoc_2412.wav 名詞 B キャベツ たまなう ふぁう(キャベツを食べる)。 2413 たまびーぎー ikmvoc_2413.wav 名詞 〘植〙 〘植〙蓮葉桐(ハスノハギリ)[中心部はかたく水が沁み込まないため、これで水中眼鏡をつくった] たまびーぎーひー みがにゅー ちゅっふ(蓮葉桐で水中メガネを作る)。 2414 たみ ikmvoc_2414.wav 動詞 母音語幹 A 溜める、留める、心穏やかにする つむたみびとぅ(冷静な人、心穏やか人)。 つむでぃだ つむー たみる(怒らないで心穏やかにしなさい)。 かんなにがいー んぬっちゅ たみー(祈願して命を留める)。 2415 たみ ikmvoc_2415.wav 動詞 母音語幹 A (狙いを)さだめる、(銃や銛などで)ねらう;(三線を)調弦する;向かう、目指す っぞぅー うぎんひー たみー つふ(魚を銛でねらって突く)。 はいぬ みーゆ たみー((糸を通すため)針の目をねらう)。 っぞぅーぎゃー たみゅーとぅい つき(魚は狙いを定めて突け)。 うまぬ まとぅんかい たみーみーる(この的に狙いを定めてみろ)。 うぎんぬ っぞぅんかい たみー つき(銛を魚に狙いを定めて突け)。 まうきゃーんかい たみー ふにゅーぎゃー はらし(前に向かって舟を走らせろ)。 さんしんぬ ちるー たみー(三線の調弦をする)。 ひとぅぬ はなっそぅぎゃー みんな たみー つき(人の話は耳に全神経を集中して聞け)。 からー いつまい うまー たみどぅ ってぃ むぬー ふぁい はい(彼は毎日ここに来て飯を食べて帰る)。 2416 たみ ikmvoc_2416.wav 動詞 母音語幹 A 貯める でぃんぬぎゃー まーぬ ふぁーだ ひーちゃうぎゃー たみる(金は余り無駄遣いしないで少しは貯蓄しなさい)。 ばー でぃんな たみー はわいりょこーんかい いかでぃ(私はお金をためてハワイ旅行に行こう)。 2419 たみ ikmvoc_2419.wav 名詞 C (主に不倫で)~との間にできた子 うぬっふぁー っゔぁが たみ(この子はあなたの子供だ)。 くぬっふぁー かいがたみ(この子は彼との間にできた子)。 2420 たみ ikmvoc_2420.wav 名詞 C 抑制、抑制すること つむたみ(自制心)。 つむたみ じゅー(自制心が強い)。 2421 たみ ikmvoc_2421.wav 名詞 C 目的、ため;理由節を作る くらー っゔぁが たみん ひーやー くとぅ だら(これはあなたのためにしたことだ)。 だいがくん ごーかくあす たみんな んめひ わいてぃ べんきょー ほぅだかー ならん(大学に合格するためにはもっと勉強しないといけない)。 かいが うくりっちゃー たみん ひこーきんな ぬーらいっだん(彼が遅れてきたために飛行機に乗れなかった)。 2422 だみ ikmvoc_2422.wav 動詞 母音語幹 A (ものや人などを強く)(銛で)突く;(こぶしで)殴る、叩く うぎんひー っぞぅー だみー(銛で魚を突く)。 くぬ くるまぬ がらっさ っゔぁが なうばい だみたんてぃー ばりん(この車のガラスはお前がいくら叩いても割れない)。 なうばい つむでぃたんてぃー ひとぅー だみや ならん(どんなに腹が立っても他人を殴ってはいけない)。 2423 だみ ikmvoc_2423.wav 名詞 A 駄目だ(述語として使う) うらー だみ(それは駄目だ)。 からー むいとぅぬ だみな んまり(彼はとてもダメな奴だ)。 つんぬ んみてぃがー だみ やいば つんぬ すそーぎゃー むたぎる(着物が濡れたらだめなので着物の裾を持ち上げろ)。 2425 たみーたみー ikmvoc_2425.wav 副詞 落ち着いて、慎重に たみーたみ むぬーぎゃー たみーたみー あっそぅ(物事は落ち着いてやりなさい)。 たみーたみー ふぁい(慌てずにたべなさい)。 2426 たみす ikmvoc_2426.wav 動詞 s/h語幹 C 予測する くぬ やらびゃー ほぅいふないてぃがー なうばいぬ にんぎんてぃ ないがてぃ たみひーゆー(この子はおおきくなったら どんな人間になるだろうかと予測している)。 たからくっじゃ あたりゅーむ なうむ たみひーみーでぃ(宝くじが当たるか否か予測してみよう)。 2427 たむぬ ikmvoc_2427.wav 名詞 C 薪(たきぎ)の総称(ススキ・木の葉、木の枝等を使う) たむぬんかい うまっちゅ たつきる(たきぎに火を起こせ)。 ぎすつだむぬ(枯れたススキの薪)。 すっだき だむぬ(枯れたススキの茎の薪)。 まつぎーだむぬ(松の木の薪)。 2428 たむぬぶー ikmvoc_2428.wav 名詞 薪(たきぎ)や農具をしまう小屋 2429 たや ikmvoc_2429.wav 名詞 C 力、体力、力持ち やぐみ たやあい ばかむぬ(凄く体力のある若者)。 かりゃー たや(彼は力持ちだ)。 たやー くさきてぃー いりー んぶむぬー むつ(力はこれくらいあるぞと 重いものを持つ[>力の限りをふりしぼって重いものを持つ])。 たやびゃーき なっじゅり(力いっぱい殴れ)。 5713 たやびゃーき ikmvoc_5713.wav 成句 力いっぱい 2430 たやん ikmvoc_2430.wav 副詞 力を入れて、力いっぱい、たくさん むぬー たやん ふぁうたい(飯をたくさん食べた)。 むぬーぎゃー たやん ふぁい(飯をたくさん食べなさい)。 たやん そぅっゔぃ(一生懸命走れ)。 かまぬ びょういんな っそぅいゆどぅ たやん むちゃす(向こうの病院は薬をたくさん持たせる)。 2431 だら ikmvoc_2431.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙(形容詞、名詞、動詞基本形などについて)相手が知らない情報を言うときに付ける、~なんだ、~だよ;〘終助詞〙自分が推論した内容を自分、あるいは聞き手に示す、~だろう うらー がばー だら(それは大きんだよ)。 あぱらぎ だら(きれいだよ)。 からー なうふや だら(彼は格好をつける人なんだ)。 ぶばがまが すきゃきゃー かいだら(おばちゃんのやり方はこうだ)。 あいだら(そうだ)。 んーでぃだら(そうだよ)。 2432 たらーす ikmvoc_2432.wav 動詞 s/h語幹 不足を補う やーふつ にんじゅー たらーす(家づくりの人数の不足を補う)。 2433 たらう ikmvoc_2433.wav 動詞 w語幹 A 足りる つん かーでぃ やいそぅがどぅ でぃんな たらーん(洋服を買いたいがお金が足りない)。 びきどぅんな さうきぶにぬどぅ ってぃつ たらーんば うむくとぅー にゃーん(男性はあばら骨が一つ足りないから頭が悪い)。 きゅーぬ いんにんじゅー たらいーどぅー(今日の漁員数は足りている)。 かーっさ んーなが たまー たらーん(お菓子は皆の分は足りない)。 びーるー はーさ かいやーば んーなが たまー たらいどぅー(ビールはたくさん買ってあるからみんなの分足りてるよ)。 2434 だらか ikmvoc_2434.wav 名詞 C ウソ[大浦の方言からの借用、西原では「ゆくす、ゆくし」と言う] 2435 たらき ikmvoc_2435.wav 名詞 C 親戚一族 うぬきゃが たらきゃー やぐみ すぐり たらき(この親族一同はとても優れた親族だ)。 うむくとぅあい たらき(優秀な家系)。 2436 1 だらく ikmvoc_2436.wav 名詞 C なまけもの からー むいとぅぬ だらく(彼はとても怠け者)。 2436 2 だらく ikmvoc_2436.wav 形容詞 C なまけものだ まさいがどぅ だらくかい(マサイが怠け者だ)。 2437 1 だらくげった ikmvoc_2437.wav 名詞 なまけもの(「だらく」よりも程度がひどい) かりゃー すかまー ひらいん だらくげった(彼は仕事のできない怠け者だ)。 2437 2 だらくげった ikmvoc_2437.wav 形容詞 なまけものだ まさいがどぅ だらくげったかい(マサイが怠け者だ)。 2438 だらす ikmvoc_2438.wav 動詞 s/h語幹 C 困らす、疲れさせる あいや ひとぅーぎゃー だらはん(そんなに人を困らてはいけない)。 ばー かいん だらはいーにゃーん(私は彼に疲れさせられた)。 2439 たらま ikmvoc_2439.wav 名詞 C 〘地名〙 〘地名〙多良間島;遠いことのたとえにつかう ぶとぅぬ はたらっちゅぎゃー ばらいどぅ ふぁう、っふぁぬ はたらっちゅぎゃー なきどぅ ふぁう、んまがぬ はたらっちゃ たらまどぅー(夫の稼ぎは笑って食べる、子供の稼ぎは泣いて食べる、孫の稼ぎははるかかなた[池間の格言])。 2440 たらみつ ikmvoc_2440.wav 動詞 k語幹 だらだらとした様子でなにかをする たらみふ まーぬ たらみかだうり(あんまりだらだらするな[>場面によっては「文句を言うな」のような意味にもなる])。 まーぬ たらみきー あいつな(あまりだらだら歩くな)。 5758 たらみふ ikmvoc_5758.wav 動詞 k語幹 だらだらとした様子でなにかをする たらみつ 2441 たり ikmvoc_2441.wav 動詞 母音語幹 C (酒や神酒を)造る まいひー さきゅーぎゃー たりー(米でさけをつくる)。 2442 たり ikmvoc_2442.wav 動詞 母音語幹 C 垂らす;(男性器、女性器、乳房などを)露・顕(あらわ)にする んきゃーんな つんぬ そぅくーゆ たりー まーりゅー やらびまい うたい(昔は着物の帯紐を垂らして歩き回る子どももいた)。 2443 たり ikmvoc_2443.wav 動詞 母音語幹 C 垂れる さかさん さぐなう さぎー うっきゅーふばどぅ ういが みーや たりー うてぃー ふー(逆さまにほら貝を下げておいておけばそれの身は垂れて落ちてくる)。 2444 1 だり ikmvoc_2444.wav 動詞 母音語幹 C 疲れる きゅーや すかまー ひー だりーどぅー(今日は仕事をして疲れた)。 だりーてぃがー うぬー っふじゃたう ふぁい(疲れたらこの黒糖をたべなさい)。 ん゚ぬ あてぃ だりー きゅーや ぶがりかいば ならん(昨日余りにも疲れたので今日は疲労感が残っている)。 きゅーや むいだり(今日は非常に疲れている)。 はっじゃ だりーにゃーん(足が疲れた)。 だりー ににゅーや かっらん なりゅーたい(疲れて居眠りコックリコックリしていた)。 だりー ぬどぅふずまい たりーどぅー(疲れて首筋までも垂れている)。 ういびとぅー みばかりー だりーどぅ(年寄りを介護して疲れている)。 ばー んなーぎゃー だりや うらん(私はまだ疲れてはいない)。 2444 2 だり ikmvoc_2444.wav 形容詞 B 疲れている きゅーや だりかいばならん(今日はとても疲れた)。 2444 3 だり ikmvoc_2444.wav 名詞 C 疲れ きゅーや だりんかい つふ やちゅーゆどぅ ひーったい(今日は疲れに効く灸をしてきた)。 さきゅー ぬみー やなだりゅー とぅい(酒を飲んでひどい疲れを取る)。 2445 だり ikmvoc_2445.wav 接尾辞 [名詞について形容詞を作る接尾辞]~まみれだ あしだり(あせまみれ)。 あかつだり(血だらけ)。 きゅーや あつかいば あしだりかいば ならん(今日は暑いから汗をかいて仕方がない)。 2446 たりかす ikmvoc_2446.wav 名詞 泡盛を作った後に出る酒かす 2447 たりかす ikmvoc_2447.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙サシバの幼鳥 2448 たる ikmvoc_2448.wav 名詞 A 人を表す疑問代名詞、誰 [複数は「たーどぅ」 っゔぁー たる(君はだれだ?)。 ばがほぅだかー たるがどぅ あすがまた(お前がしなかったら誰がするのか)。 っゔぁ うりゃー たるがどぅ ちゅっふゃーがてぃ っしな(君は、これを誰がつくったかわかりますか[<誰が作ったかと])。 2449 たる ikmvoc_2449.wav 名詞 C 樽 さた だる(砂糖樽)。 2450 だるー ikmvoc_2450.wav 形容詞 C ダラダラしていること すかまー ひらいん だるーんまり(仕事のできない怠け者)。 からー むいとぅぬ だるーんまり(あいつはとても怠け者だ)。 2451 たるががら ikmvoc_2451.wav 名詞 誰か ばー かりゃー たるががら っさん(私はあいつが誰なのかわからない)。 2452 だん ikmvoc_2452.wav 名詞 B ダニ やまだん(山ダニ)。 だん ささいてぃが むいとぅ かいかいばならん(ダニに刺されるととてもかゆい)。 2453 だんがー ikmvoc_2453.wav 名詞 相談 じょ、まうきだんがーう ほぅでぃ(さー、儲かる話をしよう)。 2454 たんかーばい ikmvoc_2454.wav 名詞 酒と水を半々に割ること さきゅー たんかーばい ひーくー(酒を水と半々で割って来い)。 2455 たんかーゆーい ikmvoc_2455.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙数え年3歳の祝 [ノート、お金等を子供に取らせて将来を占う] 2456 だんかーりー ikmvoc_2456.wav 副詞 特別に、際立って かいが かなまいや だんかーりどぅ ちゅーかい(彼は際立って頭脳明晰だ)。 2457 たんた ikmvoc_2457.wav 名詞 C 〘鳥〙 〘鳥〙鶚(ミサゴ) たんたー いんぬ はなから っぞぅ とぅみー ますたんかい とぅびー っぞぅー とぅい(鶚は海の上空から魚を探して直滑降で海に飛び込み魚を取る)。 2458 だんだん ikmvoc_2458.wav 副詞 段々に、次第次第に 2459 たんちゃー ikmvoc_2459.wav 名詞 短気者 たんちゃー たんちゃ あいぬ たんちゃーゆぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(そんな短気者は相手にするな)。 2460 たんつ ikmvoc_2460.wav 形容詞 B 短気だ かりゃー うなが つむーぎゃー むちゃん たんつんまり(彼は自分の気持ちを制御できない怒りん坊だ)。 たんつ ずむびとぅ(短気な人)。 2461 たんでぃ ikmvoc_2461.wav 副詞 どうか、お願いだから たんでぃ いきーふぃーる(どうか行ってくれ)。 2462 たんでぃやらー ikmvoc_2462.wav 副詞 どうか、お願いだから たんでぃやりゃー 2463 たんでぃやりゃー ikmvoc_2463.wav 副詞 どうか、お願いだから たんでぃやらー ばー んめ ふたかいまてぃや あいぬ くとぅーぎゃー ほぅじゃーんば たんでぃやりゃー ゆらひー ふぃーさまてぃ(私はもう二度とそんなことはしないのでお願いですから許してください)。 2464 だんどぅい ikmvoc_2464.wav 名詞 段取り すかまうぎゃー だんどぅいや とぅいー あっそぅ(仕事は段取りを取ってやりなさい)。 2465 だんびー ikmvoc_2465.wav 名詞 太って大柄な人 すまとぅらたー だんびー(相撲取りは体格が大きい)。 2466 だんま ikmvoc_2466.wav オノマトペ どん どぅんま つくいゆ だんまてぃー ったつ(机をどんと叩く)。 2376 だんまくらす ikmvoc_2376.wav 動詞 s/h語幹 騙される ばー かぬ ゆががなまいん ずみく だんまくらはいーにゃーん(私はあの馬鹿野郎にきれいに騙されてしまった)。 2467 だんまみつ ikmvoc_2467.wav 動詞 k語幹 どたんという音を出す だんまみふ かでぃ ふつんな やどぅぬどぅ だんまみきー なりゅーたい(台風には戸がどたんどたんと鳴っていた)。 5832 だんまみふ ikmvoc_5832.wav 動詞 k語幹 どたんという音を出す だんまみつ 2468 ちーぬん ikmvoc_2468.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーるん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーるん、てぃーぬん 2469 ちーるん ikmvoc_2469.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーぬん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーるん、てぃーぬん 2470 ちかみ ikmvoc_2470.wav 名詞 C 近眼 5664 ちから ikmvoc_5664.wav 形容詞 B 力が強い まくがんな ちからかいば かつみらいん(ヤシガニは力が強いのでつかまえられない)。 2471 ちびぬん ikmvoc_2471.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちーるん、ちーぬん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーるん、てぃーぬん 2472 ちびるん ikmvoc_2472.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびぬん、ちーるん、ちーぬん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーるん、てぃーぬん 2473 ちゃ ikmvoc_2473.wav 終助詞 名詞、動詞の終止の形について伝聞を表す、って、そうだ てぃんどー いつむっさ ちゅーかいむぬぬ ぬくいてぃぬ むぬーあらんちゃ(生き物は強いものが残るとは限らないそうだ)。 かまぬ んまがー だいがくんかいどぅ ごーがくひーゆーちゃ(あそこの孫は大学に合格したんだって)。 んきゃーんどぅ くまぬ すまんな やぐみ あぱらぎ みどぅんぬ うたいちゃ(昔ここの村にはとても美しい女の人がすんでいたそうです)。 からー すかまー なまりどぅ すまん むどぅりー っちゅーちゃ(彼は仕事をやめて村に帰ってきたそうだ)。 かまぬ んまがー うむくとぅあいちゃ(あそこの孫は賢いんだって)。 A:あちゃー かでぃふつちゃ B:あいえてぃがー あちゃー いきまー いかいん(明日は台風だってさ。そうだったら明日は池間はいけない)。 みがー だいがくせいちゃ(ミガは大学生だって)。 2474 ちゃー ikmvoc_2474.wav 副詞 いつも、しょっちゅう かりゃー いつまい ちゃー ほぅりむぬゆん(彼はいつもいつも馬鹿な事を言う)。 まさいや ちゃー すかまんかい うくりー ふー(マサイはしょっちゅう仕事に遅れてくる)。 2475 ちゃーい ikmvoc_2475.wav 動詞 r/rr語幹 C ぶつかる、衝突する くるまぬ ちゃーい(車がぶつかる)。 おーとばいぬ ばすんかい ちゃーりーにゃーん(オートバイがバスに衝突した)。 くるまー ちゃーらひー やっゔゃひーにゃーん(車をぶつけて壊してしまった)。 2476 ちゃーす ikmvoc_2476.wav 形容詞 B 簡単だ、容易だ うい あっさ ちゃーすむぬがま(それをやることは簡単なことだ)。 2477 ちゃーっゔぃ ikmvoc_2477.wav 形容詞 行動に落ち着きのない ちゃーっゔぃ っざ(行動に落ち着きのないお父さん「>浮気者])。 2478 ちゃーふきゃ ikmvoc_2478.wav 名詞 慌て者 かかみきゃ、とぅとぅっふゃ、とぅっふゃ 2479 ちゃう ikmvoc_2479.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙新しく生まれた子供の名前を記録する神様の帳面 うちゃう っふぁぬ んまいてぃがー ちゃうんかい あぎー(子供が生まれたら(神様の)帳面に上げる)。 2480 ちゃうき ikmvoc_2480.wav 名詞 C お茶うけ ちゃーぬ ちゃうきゃー きゅーまい んそぅがま(お茶のお茶請けは今日も味噌だ)。 2481 ちゃうぬぬす ikmvoc_2481.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙御帳の主、新しく生まれた子供の名前を報告する神様の名前 2482 ちゃばん ikmvoc_2482.wav 名詞 C 湯吞 んなまから ばが ほぅちゃばんじゃきゅー まーはっじゃ んまいてぃ みゃりー ふぃーさまてぃ(いまからおとーりの湯飲みのお酒を回しますので、うまいといって召し上がってください)。 2483 1 ちゃら ikmvoc_2483.wav オノマトペ 割れる音、バリ こっぷー ちゃらてぃー ばりーにゃーん(コップはバリと音を立てて割れた)。 2483 2 ちゃら ikmvoc_2483.wav オノマトペ よく似ている様子 っざ っふぁー かーぎゃー ちゃらてぃー ばりーどぅー(父子の顔かたちはそっくりだ)。 2484 ちゃん ikmvoc_2484.wav 名詞 C (時間を表す名詞+の、動詞基本形について)~うちに、間に、隙に あちゃぬ ちゃん(明日中に)。 んなまぬ ちゃん(今のうちに)。 ゆなかぬ ちゃん ぬそぅどぅん はいらい にゃーん(夜中の間に泥棒に入られた)。 あたばかーいぬ ちゃん みどぅんな ひんぎーはりーにゃーん(ちょっとの間に妻は逃げて行った)。 にっゔゅー ちゃん やぐみ あみぬ っふゅーたい(寝ている間に、大雨が降っていた)。 2485 ちゃんくら ikmvoc_2485.wav 名詞 小さいもの、小さい人 ちゃんくる ちゃんくらがま(小さいもの)。 2486 ちゃんくる ikmvoc_2486.wav 名詞 小さいもの、小さい人 ちゃんくら 2487 ちゅー ikmvoc_2487.wav 動詞 vv語幹幹 C (渡すために)投げる、(すてるために)放る[語幹はtivであり、基本形は「ちゅー」になる。[否定形[+あん]]てぃっゔぁん、[ている形[+うい]] てぃっゔぃーうい、てぃっゔゅー、[過去形[+たい]] ちゅーたい てぃっゔぃ あいぬ とぅくまん いっそぅぎゃー ちゅーな(こんなところで石を投げてはいけない)。 いっそぅ あんち ちゅーてぃがー だみ(石をそんなに放ったらいけない)。 むぬー ちゅーとぅきゃんな ひとぅー みーから てぃっゔぃ(ものを投げるときはまわりに人がいるかどうかを確認してから投げろ)。 うまんかい うぶん゚なう てぃっゔぃ(そこに錨綱を投げろ)。 うまんかい ひらう てぃっゔぃ(こっちにへらを放れ)。 うにゃー ふぁーいんば いんかい てぃっゔぃすてぃる(ウニは食べられないから海に放ってしまえ)。 いっそぅ うまんかい てぃっゔぁっじゃ かまんかい ゆっでぃ(石をそっちに投げるからあっちに寄れ)。 でぃんぬぎゃー てぃっゔぁだうり(お金を投げちゃいけません)。 2488 ちゅー ikmvoc_2488.wav 名詞 C 露、朝露 ちゅーぬ うりーゆー(朝露が降りている)。 2489 ちゅー ikmvoc_2489.wav 形容詞 B 強い ちゅー びとぅ(力の強い人)。 ちゅーくん ひき(強く引け)。 まくがんな ちゅーかいば とぅらいぎっふぁにゃーん(ヤシガニは力が強いのでつかまえられそうにない)。 2490 ちゅーい ikmvoc_2490.wav 動詞 r/rr語幹 C 強くなる、成長する やらびゃー ちゅーりどぅ あいきゅー(子供は強くなって歩ける)。 やらびゃー ちゅーりーどぅーい(子供は成長している)。 2491 ちゅーか ikmvoc_2491.wav 名詞 C 急須 ちゅーかぬ ちゃーゆ ぬん(急須のお茶を飲む)。 2492 ちゅーぎ ikmvoc_2492.wav 形容詞 B 強そうな かりゃー じゃうからた なうががら ちゅーぎ びとぅ(彼は立派な体格で何となく強そうな人だ)。 ちゅーぎ ふい(力が強そうな振り)。 2493 ちゅーく ikmvoc_2493.wav 副詞 強く ちゅーく たやう いりー ん゚なうぎゃー ひき(強く力を入れて綱を引け)。 2494 ちゅーずむびとぅ ikmvoc_2494.wav 成句 心の強い人 2495 ちゅーばー ikmvoc_2495.wav 名詞 自分の考えを曲げない人、有能な人、やり手(「がーじゅー」とは違い、良い意味にも使う) からー やぐみ ちゅーばーやひー うむくとぅ あいびとぅ(彼はとても考えがしっかりして賢い人だ)。 ちゅうばー かないびとぅ(有能でよく働く人)。 2496 ちゅーばん ikmvoc_2496.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙中型のカツオ 2497 ちゅきゃー ikmvoc_2497.wav 副詞 すでに、すぐに、あっという間に うりゃー ちゅきゃー いでぃー はりーにゃーん(彼はすでに出ていった)。 かいが やーや ちゅきゃー とぅみらいどぅ うたい(彼の家はすぐに探せた)。 うらー ちゅきゃーぬ はなす(それはあっという間の話だ)。 やらびゃー ちゅきゃーん ほぅどぅいどぅす(子供はあっと言う間に大きくなる)。 かりゃー ちゅきゃーん みーだんぎーにゃーん(あいつはあっという間にいなくなった)。 2498 ちゅっふ ikmvoc_2498.wav 動詞 f語幹 C (ものを)作る;(作物を)栽培する ちゅふー ちゅふー んきゃーんな あーひどぅ んっちゅぎゃー ちゅっふゅーたい(昔は粟で神酒を作っていた)。 さんしんぬ ちゅっふ(三線を作る)。 はいん そぅーゆ ちゅっふ(畑で野菜を作る)。 2499 ちゅっふい ikmvoc_2499.wav 動詞 母音語幹 野菜の泥や毛根を取ってきれいにする;布や網を繕う、 {そぅーゆ/んーぬ/だきゃうゆ}ちゅっふいる({野菜/芋/ラッキョウ}の泥、毛根をきれいに取りなさい)。 あんぬ ちゅっふいる(網を繕え)。 2500 ちゅっふぃかい ikmvoc_2500.wav 名詞 造り替え やーぬ ちゅっふぃかい(家の改造)。 2501 ちゅふー ikmvoc_2501.wav 動詞 f語幹 C (ものを)作る;(作物を)栽培する ちゅっふ ちゅっふぃ 2502 ちゅんくら ikmvoc_2502.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙雲雀(ヒバリ) ちゅんちゅん ちゅんくらがまー ちゅんくら ちゅんくらてぃー なつ(ひばりはチュンクラ チュンクラと鳴く)。 2503 ちゅんちゅん ikmvoc_2503.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙雲雀(ヒバリ) ちゅんくら ちゅんちゅんがまぬ ちゅんちゅんてぃー なつ(雲雀がチュンチュンと鳴く)。 2504 ちゅんな ikmvoc_2504.wav 副詞 ~さえも、も ちゅんま 2505 ちゅんま ikmvoc_2505.wav 副詞 ~さえも、も ちゅんな ういびとぅ なりー んまがんみぬ なーや ちゅんま うぶいらいん(年取って孫たちの名前さえも覚えられない)。 うまぬ いんな っぞぅまい たくまい なうちゅんま みーん(ここの海には魚もタコも全然いない)。 2506 ちょーず ikmvoc_2506.wav 名詞 C 手水、手を洗うこと、簡便な手洗い器 がっこうの しーしーたー ちょーずひー てぃーゆあらう(学校の先生達は簡便な手洗い器で手を洗う)。 2507 ちょろ ikmvoc_2507.wav 副詞 簡単に うりゅーぎゃー ちょろ あすどぅす(これは簡単にできる)。 2508 ちりぐい ikmvoc_2508.wav 名詞 甲高く響きのある声 2509 ちる ikmvoc_2509.wav 名詞 C (三線の)弦 2510 ちるだい ikmvoc_2510.wav 名詞 三線の弦が緩んでいる;疲れ気味、体がだるい きゅーや ちるだいや ひーどぅ(今日は疲れ気味だ)。 2511 ちるだみ ikmvoc_2511.wav 名詞 (三線の)調弦 ちんだみ さんしんぬ ちるだみ あす(三線の調弦をする)。 さんしんぬ ちるだみゃー むずかすむぬ(三線の調弦は難しい)。 2512 ちんくるがた ikmvoc_2512.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙精霊バッタ、キリギリス 2513 ちんだみ ikmvoc_2513.wav 名詞 (三線の)調弦 ちるだみ 2514 つー ikmvoc_2514.wav 動詞 b語幹 A 交尾する つーび いんぬどぅ つーびゅー(犬が交尾している)。 2515 つー ikmvoc_2515.wav 動詞 c/cc語幹 A 釣る うつみっちゅ つー(まるひらあじを釣る)。 っぞぅ つー が(魚釣りに(行こう))。 ん゚ぬ つーたい っぞぅ(昨日釣った魚)。 2516 つー ikmvoc_2516.wav 動詞 c/cc語幹 A 着る つんぬ っち(着物を着れ)。 きつぎつんな っちぃー っさらんかい いつ(きれいに着飾って平良に行く)。 きつぎつんぬ っちゅーい みどぅん(きれいな着物を着た女性)。 2517 つー ikmvoc_2517.wav 動詞 vv語幹幹 A (目を)つぶる つっゔぃ みーゆ つーてぃがー なうまい みーらいん(目をつぶるとなにも見えない)。 2518 つー ikmvoc_2518.wav 動詞 vv語幹幹 A 癲癇の発作を起こす つっゔぃ つっゔぃ すにーにゃーん(癲癇などの病気で死ぬ)。 つっゔぃー ぶらかいりーにゃーん(癲癇で気を失ってひっくり返った)。 つっゔぃやん(癲癇)。 2519 つー ikmvoc_2519.wav 名詞 B 乳;乳房 つー ふぃー(母乳を飲ませる)。 つーや にゃーん(母乳はでない)。 つーふぁい っゔぁ(乳飲み子)。 やらびゃー つーゆ ぬん(子供は乳を飲む)。 てぃびぬ つーふぁや(末っ子。子豚達の中で一番後ろの乳を飲む一番小さい子豚)。 ほぅずー(巨乳)。 2520 つー ikmvoc_2520.wav 名詞 B 血、血の気[体外に出たものは「あかつ」というのが普通] かいが みはなんな つーや にゃーん(彼の顔には血の気がない)。 かりゃー つーや ひきーどぅー。 つーんつ(血管)。 2521 つー ikmvoc_2521.wav 名詞 B 釣り針 っぞぅぬ つーゆ っふぃーゆー(魚が釣り針を食っている)。 つーんかい びじゅー つきー(釣り針に餌をつける)。 っぞぅ つー つー(魚を釣る釣針)。 2522 つー ikmvoc_2522.wav 名詞 B 気、気力、気持ち つー あい びとぅ(元気な人)。 つーや にゃーんんまり(元気がない人)。 つーゆ いだし(元気を出せ)。 2523 つー ikmvoc_2523.wav 形容詞 B よく切れる、切れ味の良い つー がたな(よく切れる刀)。 つー っざら(切れ味の良い鎌)。 くぬ かたなー つーむぬ(この包丁はよく切れる)。 2524 つー ikmvoc_2524.wav 補助動詞 c/cc語幹 (動詞連用形について )徹底してやる からー うむくとぅ にゃーんば あいっちー ならーし(あいつは頭が悪いから、強く言って教えろ)。 ふぁいっちーにゃーん(洗いざらいみんな食べた)。 むぬーぎゃー まーぬ ふぁいっちゃだうり(食べ物をそんなに食べるな)。 まさいや さきゅー ぬんっちーにゃーん(マサイは酒を全部飲み干した)。 まさいや さきゅー ぬんっつたい(マサイは酒を全部飲み干した)。 2525 つーき ikmvoc_2525.wav 名詞 C 雨季 んめ つーき なりーどぅー(もう雨期になっている)。 つーきゃーひどぅ うんそぅく あみぬ っふゅー(雨季で雨が良く降っている)。 2526 つーきゃ ikmvoc_2526.wav 名詞 C (皮膚病ではなく)小さく突起している皮膚 みんどぅ つーきゃがまぬ あい(耳に小さなこぶがある)。 2527 つーず ikmvoc_2527.wav 名詞 B (魚の)刺、(草木の)とげ あいっぞぅぬ つーずんな ささいな(アイゴの刺には刺されるな)。 あだんぎーぬ つーず(アダンの木の刺)。 2528 つーだり ikmvoc_2528.wav 形容詞 元気がない、やる気がでない つーだりんまり(元気のない奴)。 きゅーや あみゃー っふぃー なうががら つーだりかいば ならん(今日は雨が降ってなんとなく元気がでない)。 2529 つーつ ikmvoc_2529.wav 動詞 k語幹 C (魚を)鰓(えら)から口にススキで通す つーふ つーっつ 2530 つーっつ ikmvoc_2530.wav 動詞 k語幹 (魚を)鰓(えら)から口にススキで通す つーっふ つーつ っぞぅー ぎすつひー つーっき(魚をススキで鰓から口に通せ)。 5760 つーっふ ikmvoc_5760.wav 動詞 k語幹 (魚を)鰓(えら)から口にススキで通す つーっつ つーつ 2531 つーにゃ ikmvoc_2531.wav 名詞 C 乳の出ない女性 つーにゃんまぬ っふぁー いつまい やーっさがーき(乳の出ない母親の子供はいつもひもじい思いをしている)。 2532 つーぬ つぶんがま ikmvoc_2532.wav 名詞 乳首 つーぬ ふつ 2533 つーぬ ふつ ikmvoc_2533.wav 名詞 乳首 つーぬ つぶんがま 2534 つーばー ikmvoc_2534.wav 名詞 上前歯の後ろの一対の歯、牙、犬歯 2535 つーび ikmvoc_2535.wav 動詞 母音語幹 C 交尾する つー 5759 つーふ ikmvoc_5759.wav 動詞 k語幹 C (魚を)鰓(えら)から口にススキで通す つーつ つーっつ 2536 つーふつ ikmvoc_2536.wav 名詞 切り口 2537 っゔぁ ikmvoc_2537.wav 代名詞 A あなた、お前 っゔぁー んじゃぬ っふぁ(お前はどこの子供だ)。 っゔぁが とぅい(お前が取れ)。 っゔぁう とぅずあす ぶすむぬ(お前をめとりたい)。 っゔぁんかい くるー ふぃーでぃ(お前にこれをやろう)。 2538 っゔぁーす ikmvoc_2538.wav 形容詞 細い(糸);細い(人) っゔぁーす いとぅがま(細い糸)。 っゔぁーす ひとぅがま(瘦せて細身の人)。 2539 っゔぁどぅ ikmvoc_2539.wav 代名詞 C っゔぁ(お前)の複数形、お前たち っゔぁる 2540 っゔぁる ikmvoc_2540.wav 代名詞 C っゔぁ(お前)の複数形、お前たち っゔぁどぅ 2541 っゔぁん ikmvoc_2541.wav 動詞 vv語幹幹 A 「うー(売る)」の否定形 2542 っゔぃ ikmvoc_2542.wav 動詞 vv語幹幹 A 「うー(売る)」の連用形 2543 っゔゅー ikmvoc_2543.wav 動詞 A 売っている[(売る)の連用形「っゔぃ(売って)」+「うい(いる)」=「っゔぃーうい(売っている)」の変異形] 2544 っゔゅー ikmvoc_2544.wav 動詞 vv語幹幹 A (酸っぱさが歯に)しみる っゔぃっゔぃ そぅー ふにゅーや ふぁいどぅ はーや っゔぃっゔゅー(酸っぱいミカンを食べて歯が沁みている)。 2545 つが ikmvoc_2545.wav 名詞 C 上面と底面は正方形の形で穀物の量を量る枡、木製の度量衡器の1つ、5合・1升がある いっしょ つが(1升枡)。 まみゅー つがひー はかい(豆を枡ではかる)。 2546 つかい ikmvoc_2546.wav 動詞 母音語幹 A 聞こえる、聞ける、理解できる;信用できる いんぬ なつぐいぬ つかい(犬の鳴き声が聞こえる)。 からー ほぅむぬゆみゃ やいば とぅー ぬなか ひてぃっちゃとぅんま つかいん(彼は大ぼら吹きだから10の中1つも信用できない)。 くぬいぬ ばかむぬんみゃー むぬいや つかいそぅが むぬっじゃいん(最近の若者たちは方言は聞けるが話せない)。 うらー ひとぅんな つかいん むぬい(それは人には信用されない話だ)。 2547 つかい ikmvoc_2547.wav 名詞 A 使うこと、使い やらび つかいや どぅー つかい(子供使いは自分使い[>知恵の足りないものを使うと自分の身に降りかかってくる])。 2548 1 つがい ikmvoc_2548.wav 動詞 母音語幹 A 着替える つがいゆ むちゅーてぃがー つがいる(着替えを持っていたら着替えろ)。 2548 2 つがい ikmvoc_2548.wav 名詞 A 着替え 2549 つかいでぃ ikmvoc_2549.wav 名詞 使い勝手 あいぬ いみむぬがまー つかいでぃーや にゃーん(こんな小さいものは使い勝手が悪い)。 2550 つかいはー ikmvoc_2550.wav 名詞 使途、用途、使い道 うらー なうぬ つかいはーまい にゃーん(それは何の使い道もない)。 つかいはーや っさいん でぃん(使途の分からない金)。 2551 つかう ikmvoc_2551.wav 動詞 w語幹 A 使う でぃんぬ つかう(お金を使う)。 ひとぅー つかう(人を使う)。 くぬ すかまんかいや まーぬ じかんぬぎゃー つかうな(この仕事にはあまり時間を使うな)。 くらー かなまいゆ つかう すかまー あらん(これは頭を使う仕事ではない)。 2552 つがき ikmvoc_2552.wav 名詞 B (ミカン、アダンの実の中の)小袋、またその実 あだんぬ つがきゃー まーぬ あずまっふぁにゃーん(アダンの実はあんまり甘くない)。 2553 つかさやー ikmvoc_2553.wav 名詞 漲水神社 2554 つかす ikmvoc_2554.wav 動詞 s/h語幹 A 聞かせる はなっそぅ つかす(話を聞かせる)。 きゅーや うむっそぅ はなっさ つかひーふぃーさまいー やぐみ すでぃがほー(今日は面白い話を聞かせていただいて大変ありがとうございます)。 2555 つかなう ikmvoc_2555.wav 動詞 w語幹 (家畜、動物を)飼う、育てる、(妻子を)養う、年寄の世話をする みばかい いつむすがまう つかなう(家畜を飼う)。 ういびとぅー つかなう(年寄りの面倒を見る)。 っふぁう つかなう(子供を養育する)。 うなが はだんな わいてぃー かないー とぅず っふぁうぎゃー つかなーだかーならん(自分が生きている間にはしっかりと働いて妻子を養わないとならない)。 2556 1 つかん ikmvoc_2556.wav 動詞 m語幹 C つかむ っぞぅー てぃーひー つかみ(魚を手で掴め)。 2556 2 つかん ikmvoc_2556.wav 名詞 C つかむこと ほぅずかん あす(たくさん掴み取る)。 2557 つかんふい ikmvoc_2557.wav 名詞 聞かないふり かりゃー ふつあじゃーなびとぅ やいば ういが むぬいゆぎゃー つかんふい あっそぅ(彼は言いたい放題ものをいう人だから彼の話には耳を傾けるな)。 2558 つき ikmvoc_2558.wav 動詞 母音語幹 A 漬ける、塩漬けにする んきゃーんな きーつきひだん きーや つきーからどぅ やーゆぎゃー ふきゅーたい(昔は木つけ浜に木を浸けてから家を建てた)。 そぅーゆ つきー つきなう ちゅっふ(野菜を漬けて漬菜をつくる)。 かうっじゃ ちゅっふぃーからどぅ んそぅーぎゃー つきー(麹を作った後に味噌を漬ける)。 2559 つぎ ikmvoc_2559.wav 動詞 母音語幹 A 付ける っざらぬ ゆるー ぶりーにゃーんば ういが ゆるー つぎる(鎌の取っ手が折れたのでその取っ手を付けろ)。 2560 つきだき ikmvoc_2560.wav 名詞 マッチ つきだきぬ にゃーだかー むぬー にーらいん(マッチがなければ飯は炊けない)。 2561 つきな ikmvoc_2561.wav 名詞 B 〘食〙 〘食〙塩漬けした野菜 2562 つぎゃーい ikmvoc_2562.wav 動詞 r/rr語幹 繋がる くまぬ んっちゃ かまぬ んつんかどぅ つぎゃーりゅー(ここの道は向こうの道に繋がっている)。 2563 つぎゃーらす ikmvoc_2563.wav 動詞 s/h語幹 つなげる くまぬ んつとぅ かまぬ んっちゅ つぎゃーらし(ここの道と向こうの道を繋がらせろ)。 2564 つきゃがい ikmvoc_2564.wav 動詞 r/rr語幹 思い上がる、つけあがる まーぬ つきゃがいな(あまり思い上がるな)。 2565 つきゃがい ikmvoc_2565.wav 動詞 r/rr語幹 (感情が)こみあげる かりゃー むいとぅどぅ つきゃぎゃりゅー(彼はとても押えきれない感情がこみあげている)。 2566 つきゃふ ikmvoc_2566.wav 名詞 A 海猫;不美人(女性を貶したりする時に使う) つきゃふがまぬどぅ すでぃーゆー(海猫の雛が卵から生まれている)。 2567 つぐい ikmvoc_2567.wav 名詞 C 瓢箪(ひょうたん) つぐいぬどぅ なりゅー(ひょうたんが なっている)。 きつぎ つぐいがま(形の綺麗な瓢箪)。 2568 つくつ ikmvoc_2568.wav 動詞 k語幹 A 重ねる つくふ ふゆんな やりずんぬ つくきー かうー(冬には古い着物を重ねて被る)。 2569 っくつぎー ikmvoc_2569.wav 名詞 〘植〙 〘植〙福木 っくつぎーや やーぬ かつんどぅ ない(福木は家の垣になる)。 2570 っくぬか ikmvoc_2570.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙九日 2571 っくぬつ ikmvoc_2571.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙九つ 2572 っくぬぬひとぅ ikmvoc_2572.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙九人 5761 つくふ ikmvoc_5761.wav 動詞 k語幹 A 重ねる つくつ 2573 っさ ikmvoc_2573.wav 名詞 B 噂、悪口 ふさ(fsa) ひとぅぬ っさ あっさ どぅーぬ っさ あす(人の悪口を言う事は自分の悪口を言うようなもの[>全て自分に返ってくる])。 ひとぅぬ っさ(人の噂)。 かりゃー ひとぅっじゃぬ すー やいば いつまい ひとぬ っさう ゆみーまーい(彼女は人の噂の発信源だからいつも人の噂を言いふらす)。 2574 っさ ikmvoc_2574.wav 名詞 B 草 ぬーまぬ っさかいや やらびんみぬ すかま(馬の草刈りは子供達の仕事)。 ぬーまー っさう ふぁう(馬は草を食べる)。 みなかぬ っさう ひつ(庭の草を引く)。 2575 っさ ikmvoc_2575.wav 名詞 B 足のくるぶしより下の部分、足の甲、足首 っさびじゃ っさう きー(躓く)。 っさー ん゚まん(足が地につかない)。 2576 っさ ikmvoc_2576.wav 名詞 B 低い っさびとぅがま(身長の低い人)。 2577 っさ ikmvoc_2577.wav 名詞 B 痺れ くぬ てぃーぬ っさー とぅらいん(この手のしびれは取れない)。 2578 っさ ikmvoc_2578.wav 形容詞 B 臭い あがいー っゔぁが ぴーや あてぃくとぅ っさかいば んびゃーいん(あれ、お前の屁はあんまり臭くて我慢できん)。 なうばいぬ っさ びーが(なんて臭いおならなんだ)。 2579 っざ ikmvoc_2579.wav 名詞 C 父親、お父さん っざー いつまい わいてぃー すかまう かないーゆー(お父さんはいつも一生懸命働いている)。 っざ、はやまり くー(お父さん早く来て)。 2580 っさ ん゚ん ikmvoc_2580.wav 成句 m語幹 神経が麻痺して痺れる、足が痺れる あがい はずぬどぅ っさー ん゚みー あいかいん(あーもー 足が痺れて歩けない)。 ばー てぃーまい はずまい っさー ん゚みーどぅー(私は手も足も痺れている)。 2581 っさい ikmvoc_2581.wav 動詞 r/rr語幹 C 熱い物に触れる あつむぬんかいや っさいな(熱いものには触るな)。 んーぬ すーや すたまっじゃいきー っさりーにゃーん(芋の煮汁をこぼそうとしてそれに触れてしまった)。 うまつん っさらはいにゃーん(火に触れてしまった[<触らされてしまった])。 うまつん っさりーにゃーん(火に触れてしまった)。 2582 っさい ikmvoc_2582.wav 動詞 r/rr語幹 C 腐る、腐った っさりー ふぁーいん(腐って食べられない)。 っさい むぬ(腐った物)。 2583 っさい ikmvoc_2583.wav 動詞 r/rr語幹 C 「言う、伝える」の謙譲語 ふさい っさい(母音語幹) かまの ういびとぅんかいどぅ とぅっじゃ とぅみたいてぃー っさりったい(あそこの長老に結婚したとお伝えしてきた)。 2584 っさい ikmvoc_2584.wav 名詞 B 白蟻 ばんてぃが やーや っさいん たくまいーにゃーん(私たちの家はシロアリにやられてしまった)。 2585 っさい ikmvoc_2585.wav 名詞 A 〘鳥〙 〘鳥〙メジロ 2586 っさい ikmvoc_2586.wav 動詞 r/rr語幹 C 発情する わーぬどぅ っさりゅー(豚が発情している)。 いつむすまい にんぎんまい っさいてぃがー なうちゅんま ぎっじゃ ひらいん(動物も人間も発情するとどうしようもない)。 5724 っさい ikmvoc_5724.wav 動詞 母音語幹 A 「言う、伝える」の謙譲語 っさい(r/rr語幹) 2587 っさうちゃ ikmvoc_2587.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙高瀬貝に似た貝、身は軟らかい 2588 っさうつ ikmvoc_2588.wav 名詞 口の形容、唇があまりでてない、のっぺりした口をしていること からー っさうつびとぅ(彼は口が平たい)。 2589 っざがー ikmvoc_2589.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原の裏手にある大きな洞窟、この洞窟の中には川が流れていて、ンスヌカーに通じていると言われている 2590 っさかい ikmvoc_2590.wav 名詞 草刈り 2591 っさかい ikmvoc_2591.wav 動詞 r/rr語幹 混み合う すかかい 2592 っさがい ikmvoc_2592.wav 動詞 r/rr語幹 (道を)ふさぐ、(人を)とうせんぼする、(目を)つぶる んっちゅ っさがいな(道をふさぐな)。 みーゆぎゃー っさがらだうり(目を閉じるな)。 2593 っさがい ikmvoc_2593.wav 動詞 r/rr語幹 (木などに)ぶら下がる きーん っさがい(木からぶら下がる)。 くぬやらびゃー んまが すかまんかい いかっでぃ あすきゃー なきー っさがい(この子はお母さんが仕事に行こうとすると泣いて(お母さんの腕に)ぶら下がる)。 2594 っさかう ikmvoc_2594.wav 動詞 鳥肌が立つ様な変な気持ちになる、不気味な変な気持ちになる、(怖くて)足が竦(すく)む かまー うとぅるす っさかう とぅくま(向こうは怖くて鳥肌が立つようなところ)。 んきゃーん ばかぬ まいゆ あいつてぃがー っさかうむぬ(昔の墓の前を歩くと足が竦む)。 2595 っさかす ikmvoc_2595.wav 動詞 s/h語幹 (怒って皿などを)滅茶苦茶に割る さらう っさかす(皿を滅茶苦茶に割る)。 2596 っさからす ikmvoc_2596.wav 動詞 s/h語幹 (怒って皿などを)滅茶苦茶に割る さらう っさからす(皿を滅茶苦茶に割る)。 2597 っさがりや むちゃい むちゃい ikmvoc_2597.wav 成句 ぶら下がったり抱かれたりすること くぬやらびゃー いつまい っさがりや むちゃい むちゃいどー(この子はいつも、駄々をこねて抱っこ抱っこ言うんだよ)。 2598 っさかん ikmvoc_2598.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙バタラに似た小さなカニ 2599 っさき ikmvoc_2599.wav 動詞 母音語幹 C 割れる あかばたういや っさきーにゃーん(スイカは割れてしまった)。 2600 っさぎ ikmvoc_2600.wav 名詞 C 白髪 ういびとぅ なりどぅ っさぎ がなまいん なりゅー(年取って白髪頭になっている)。 2601 っざく ikmvoc_2601.wav 名詞 B 櫂(かい) っざくひー ふにゅー くず(櫂で舟を漕ぐ)。 2602 っさぐい ikmvoc_2602.wav 名詞 濁(だみ)声 かいが っさぐいや つつずみ(彼の濁声は聞きやすい)。 2603 っざくぎー ikmvoc_2603.wav 名詞 〘植〙 〘植〙櫂を作る木 [>チーク、チーク材] んきゃーんな っざくぎー ひどぅ っざくーぎゃー ちゅふゅーたい(昔はチーク材で櫂は作っていた)。 2604 っさす ikmvoc_2604.wav 動詞 s/h語幹 A 知らせる、教える かいが くとぅー ばぬんかいまい っさし((彼がどんな人か、彼がいまどうしてるのか)私にも教えてくれ)。 かいんな っさはだうり(彼には知らせるな)。 かいが がんじゅーや ひーゆーむ なうむ っさし(彼が元気でいるのかどうか教えてくれ)。 かいんかい っさすたい(彼に知らせた)。 2605 っさずみゃがま ikmvoc_2605.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙草ゼミ[季節の最初に現れるセミで小型]) 2606 っさだ ういきゃ ikmvoc_2606.wav 成句 いつの間にか、しらないうちに やらびゃー っさだ ういきゃ ほぅいふ なりーどぅー(子供はいつの間にか大きくなっている)。 2608 っさたら ikmvoc_2608.wav 形容詞 平ぺったい っさたら かなまい(頭の後ろが平べったい人)。 っさたら うっそぅ(後頭部が平べったい人)。 っさたら どぅくま(平ぺったい所)。 2609 っさたらす ikmvoc_2609.wav 動詞 s/h語幹 平たくする うまう っさたらし(そこを平たくしろ)。 2610 っさつ ikmvoc_2610.wav 動詞 k語幹 A 割く、裂く っさふ たきゅー っさつ(竹を割る)。 2611 っさでぃ ikmvoc_2611.wav 名詞 C 芋のひげ根 っさでぃら、つさに 2612 っさでぃら ikmvoc_2612.wav 名詞 芋のひげ根 っさでぃ、つさに かいが まいんな でぃんな っさでぃん なりー んちゅーんだら(彼のところはお金が芋のひげ根のようにたくさんあるだろう)。 っさでぃらんーな っさに(ひげ根芋は芋のひげ根)。 2613 っさに ikmvoc_2613.wav 名詞 B (小さい芋などが付いた、主根になりかけている)根 ふさに っさでぃら、さでぃ んーぬ っさにゅー とぅい(芋のひげ根を取る)。 2614 っさぱず ikmvoc_2614.wav 名詞 裸足(はだし) なうや ん゚まん っさぱずひー やまんかい はいりー いつたい(何も履かない裸足で山に入っていった)。 2615 っさばな ikmvoc_2615.wav 名詞 低い鼻 っさばな やらび(低い鼻の子供)。 2616 っさぱや ikmvoc_2616.wav 名詞 白癬 2617 っさび ikmvoc_2617.wav 名詞 C 楔(くさび) っさびゅー っふぁし(楔を噛ませろ)。 っさびゅー かまし(楔を噛ませろ)。 2618 っさび ikmvoc_2618.wav 名詞 C しゃっくり っさびぬどぅ ひとぅむてぃから なまらだ いじゅーい(しゃっくりが朝から止まらず出る)。 っさびぬどぅ なまらはいん(しゃっくりが止められない)。 2619 っさび ikmvoc_2619.wav 動詞 母音語幹 C (土地の)草、塵などをとって綺麗にする、(土地を)整備する;苧麻木の葉を取る、脱穀する やーゆ っさび(家を整備する)。 2620 っさびじゃ ikmvoc_2620.wav 名詞 足首から下の部分、足の甲 っさ っゔぁが っさびじゃー やそぅる っさびじゃ(お前の足は一反足のデカ足)。 たーん゚ん がばー っさびじゃ(田を踏む大足)。 2621 っさびつ ikmvoc_2621.wav 動詞 k語幹 引きずる っさびふ うるー っさびきー かまんかい ゆっじゃし(これを引きずって、向こうに寄せろ)。 2622 っさひつにん ikmvoc_2622.wav 名詞 「ひつにん」の強調形 ひつにん 5763 っさびふ ikmvoc_5763.wav 動詞 k語幹 引きずる っさびつ 5762 っさふ ikmvoc_5762.wav 動詞 k語幹 A 割く、裂く っさつ 2623 っさぶき ikmvoc_2623.wav 名詞 フケ っさぶきゅー かつ(フケを掻く)。 2624 っさやん ikmvoc_2624.wav 名詞 フィラリア虫による象皮病 んきゃーんな っさやん ひとぅぬどぅ うたいそぅが んなまー みーん(昔は象皮病の人がいたが今はいない)。 っさやんなひー ほぅーりゅーたい(象皮病の発作で震えていた)。 2625 っさら ikmvoc_2625.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙平良 んきゃーんな っさらたーひー あいきー いちじかんばかーい かかいたい(昔は平良まであるいて1時間ぐらいかかった)。 2626 っざら ikmvoc_2626.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙鎌 つー っざら(切れ味の良い鎌)。 たうんまばすぬ すーゆ っざらひー ったきー みーてぃがー んまばっさ うぐっりー にゃーん(スズメバチの巣を鎌で叩いてみたら蜂は攻撃態勢に入った)。 2627 っさらす ikmvoc_2627.wav 動詞 s/h語幹 熱い物で火傷する はっじゃ あつみずん っさらはいにゃーん(足を熱い水でやけどした)。 あつなびん っさらはい にゃーん(暑い鍋に当たってやけどした[<さらされて])。 2628 っさり ikmvoc_2628.wav 動詞 母音語幹 C 腐る ふさり、っさい うぬ っぞー っさりー ふさかいば ならん(その魚は腐っていて臭くてならない)。 っさり っぞぅー さすどぅす(腐れた魚を食べると唇が痛くなる)。 2629 っさり ikmvoc_2629.wav 動詞 母音語幹 C 発情する っさい ぬーまー っさりー どぅー(馬は発情している)。 ばんてぃが わーや っさりゃー ひどぅ わーぬ っしから ひんぎー まーりゅー (うちのブタは発情して豚小屋から逃げ回っている)。 2630 っさり ikmvoc_2630.wav 接尾辞 様、敬意を表す接辞 っざ っさり(お父様)。 んま っさり(お母様)。 やびとぅーんーなっさり(皆様)。 2631 っさん ikmvoc_2631.wav 名詞 C シラミ っさんぬ とぅぬかー あかぬ にーんどぅ あい(シラミの卵は髪の毛の根っこにある)。 かなまいん っさんぬ うりー かうかいば ならん(頭にシラミがいて痒くてならない)。 っさんぬ とぅぬかうぎゃー ぎっさてぃどぅ あい(シラミの卵のことをギッサと言う)。 2633 っさんす ikmvoc_2633.wav 名詞 旧暦10月、11月ころ っさんすぬ ふたゆぐむい ((ウタキでミャークズツの後)秋に二晩夜ごもりをすること)。 2634 っさんすぎー ikmvoc_2634.wav 名詞 〘植〙 〘植〙チークの木、櫂を作る木 っざくぎー 2635 っさんふい ikmvoc_2635.wav 成句 しらないふり、こっそりと からー いつまい ばぬん いじゃうてぃが っさんふいゆ ひーゆ(あいつは私にあったら、いつも知らないふりをしている)。 っさんふいや ひー いかっさまい ふぁう ひとぅ(こっそりといくらでも食べる人だ)。 2632 っさん゚んぱず ikmvoc_2632.wav 成句 象皮病(フィラリア症)で太くなった足 かじゃんー ささいー っさん゚んぱずん ないちゃ(蚊に刺されて象皮病になるんだって)。 2636 っし ikmvoc_2636.wav 名詞 C リーフ [<ひし(干瀬) 複合語では「すまずーほぅっびじ(島尻大干瀬)」のように「ひし」が使われる] さにつんな っしぬ いでぃー(旧暦の3月3日にはサンゴ礁が現れる)。 2637 っし ikmvoc_2637.wav 名詞 C トイレ わーぬ っし(豚小屋[昔は豚小屋で用便をしていたから])。 2638 っし ikmvoc_2638.wav 形容詞 B 寒い っし どぅきゃん あつ んっつーゆ ぬんてぃがー どぅーぬどぅ んふばーい(寒いときは暑い汁を飲んだら体が温まる)。 ひーふんな っしかいば んびゃーいん(寒波のときは寒くてしかたがない)。 っしさぐぱい(寒さで震え上がる)。 っしびーふんな いんきー っぞぅー っそぅー(寒波のときには海に行って魚を拾う)。 2639 っじ ikmvoc_2639.wav 動詞 母音語幹 C 受け取る、もらう[共通語の「もらう」と違い、話し手から聞き手が受けとる場合も使う。「~てもらう」のような補助動詞用法はない] かいから っぞぅー っじー ふぁうたい(彼から魚をもらって食べた)。 っじ ぶすかいてぃがー くー(貰いたければ来なさい)。 べー うるー っじる(ほら、これを受け取りなさい[>これあげるよ])。 うりゅー っじる(これを受け取りなさい)。 にんぎんな っじそぅんつきゃー ふぃーばどぅ ふからすかい(人間は貰うよりも与える方が嬉しい)。 2640 っしがい ikmvoc_2640.wav 動詞 r/rr語幹 (大勢の人で)ごった返している うんどーかいんな ひとぅぬ っしがりゅーたい(運動会には多くの人でごった返していた)。 2641 っしさ ikmvoc_2641.wav 名詞 C 寒さ きゅーや っしさぬ ちゅーかい(今日は寒さが厳しい)。 2642 っしさぶかい ikmvoc_2642.wav 名詞 寒さで凍えること やまとぅー あてぃくとぅ っしかいば っしさぶかいや ひーうたい(内地は余りにも寒いので寒さで凍えていました)。 きゅーや とぅりひぐいや ひー っしさぶかい(今日は底冷えで、寒さに凍えている)。 2643 っしさむい ikmvoc_2643.wav 形容詞 寒がりだ っしさむや ういびとぅ なりどぅ っしさむいふ なりゅー(年取って寒がりになっている)。 2644 っしさむや ikmvoc_2644.wav 名詞 寒がりや っしさむい 2645 っじだま ikmvoc_2645.wav 名詞 取り分、分け前 たま、ばきだま、とぅいまい ばが っじだまー くさき(私の取り分はこれだけだ)。 うらー っゔぁが っじだま(それはあなたが受け取る分だ)。 2646 っしばら ikmvoc_2646.wav 名詞 裏手、後方、後ろ隣 っしばらたが やー(後ろ隣の家)。 2647 っじゃ ikmvoc_2647.wav 接尾辞 ~ぽい、~らしい やらびっじゃんまり(こどもみたいなやつ)。 ういびとぅっじゃー にゃーん(老人らしくない)。 2648 っじゃー ikmvoc_2648.wav 接尾辞 (動詞未然形について)次に続く動作の理由を表す、~するから、~しようと思うから ばんまい いかっじゃー っゔぁまい いきーふぃーる(私も行くのでお前も行ってくれ)。 いっそぅ うまんかい てぃっゔぁっじゃ かまんかい ゆっでぃ(石をそっちに投げるからあっちに寄れ)。 2649 っじゃーきゃー ikmvoc_2649.wav 接尾辞 (動詞未然形について)~しようとしていたら っじゃうかー、っじゃうきー、っじゃいきー、っじゃんきー、っじゃーんきー 2650 っじゃーにゃーん ikmvoc_2650.wav 成句 (年寄)らしくない、分別がない かりゃー っじゃにゃーん ういびとぅ(彼は老人らしくない老人だ[=元気だ、分別がない])。 からー っじゃーにゃーんまり(あいつは分別がないやつだ)。 2651 っじゃーんきー ikmvoc_2651.wav 接尾辞 (動詞未然形について)動作の最中に次に続く出来事があったことを表す、~しようとしていたら っじゃうかー、っじゃうきー、っじゃーきゃー、っじゃいきー、っじゃーんきー 2652 っじゃいきー ikmvoc_2652.wav 接尾辞 (動詞未然形について)動作の最中に次に続く出来事があったことを表す、~しようとしていたら っじゃうかー、っじゃうきー、っじゃーきゃー、っじゃんきー、っじゃーんきー さかなやーんかい いかっじゃいきー とぅずん んみかいー いかっだん(遊郭に行こうとしたが、妻に叱られて行かなかった)。 すてぃっじゃいきー あたらかてぃー ほぅっだん(捨てようとしたがもったいなくてやめた)。 むぬー とらっじゃいきー、とぅいはっじゃきーにゃーん(ものを取ろうとして取り損ねた)。 2653 っしゃう ikmvoc_2653.wav 接尾辞 w語幹 (動詞基本形について)その動作ができなかったことをあらわす、~しそこねる すかまぬ ありーみーきゃー うつなーんかい いつっしゃうたい(仕事があったので沖縄に行きそこねた)。 じかんな ばっしどぅ かいん いじゃうっしゃうたい(時間を忘れて彼に会いそこねた)。 んっちゃ あてぃ くるまぬ うりどぅ ひこーきん ぬーいっしゃいーにゃーん(道はとても車が多く、飛行機に乗りそこねた)。 っぞぅー とぅいっしゃいーにゃーん(魚を取りにがした)。 2654 っじゃうかー ikmvoc_2654.wav 接尾辞 (動詞未然形について)動作の最中に次に続く出来事があったことを表す、~しようとしていたら っじゃうきー、っじゃーきゃー、っじゃいきー、っじゃんきー、っじゃーんきー 2656 っしゃな ikmvoc_2656.wav 形容詞 B 汚い、不潔な、汚れた かりゃー うーっじゅまい ほぅん っしゃな んまり(彼は水浴びもしない汚い奴)。 っしゃな みず(汚れた水)。 っしゃな むぬいゆぎゃー ほぅん(汚い言葉づかいはしない)。 2658 っじゅ ikmvoc_2658.wav 名詞 C 火鉢(そこに穴の空いた鍋を使うことも多かった)、〘祭礼〙 火鉢(そこに穴の空いた鍋を使うことも多かった)、〘祭礼〙ウタキでお茶を沸かすところ んきゃーんな っじゅん うまっちゃ たつきー んふみゅーたい(昔は火鉢で火を熾して暖を取っていた)。 っじゅん ちゃーゆ あっちゃす(御嶽の囲炉裏でお茶を沸かす)。 2659 っしゅーつ ikmvoc_2659.wav 動詞 k語幹 (人や動物の)相手をせずにおく、構わずにおく っしゅーふ かりゅーぎゃー っしゅーき(あいつのことは構うな)。 2660 っしゅーとぅい ikmvoc_2660.wav 成句 知っていながら((こどもなどのやることを)干渉せずに自由にやらせておく)[っしゅー+うとぅい] やらびゃー なうゆどぅ あすがてぃー っしゅーとぅい みーんふい あっそぅ(子供が何をやろうとしても(干渉せずに)見ないふりをしなさい)。 5764 っしゅーふ ikmvoc_5764.wav 動詞 k語幹 (人や動物の)相手をせずにおく、構わずにおく っしゅーつ 2661 っしん゚ん ikmvoc_2661.wav 名詞 潮干狩り [<リーフを踏む] さにつんな っしん いきー っしん゚ん あす(旧暦3月3日には礁(リーフ)で潮干狩りする)。 2662 つず ikmvoc_2662.wav 副詞 更に かいまい ばいかいそぅが っゔぁー つず(彼も悪いがお前は更に悪い)。 かりゃー むいとぅぬ がず やいそぅが、とっじゃ つず(彼はケチだが、奥さんはもっと(ケチ)だ)。 2663 つず ikmvoc_2663.wav 動詞 g語幹 A 継ぐ くまぬ やーや さんなんぬどぅ つずちゃ(この家は三男が継ぐらしい)。 2664 つず ikmvoc_2664.wav 動詞 g語幹 A 注ぐ、(酒、水等)を注ぐ さきゅー どぅすぬ ちゃばんかい つず(酒を友達の茶碗に注ぐ)。 んめ とーとー、さきゅーぎゃー んめ つがだうり(もう十分だ。酒はもう注ぐな)。 2665 つず ikmvoc_2665.wav 名詞 B 唾(つば) つっじゅ とぅぱってぃー とぅぱつ(唾をぺっと吐く)。 2666 つず ikmvoc_2666.wav 名詞 A 頂上 やーぬ つずんかい ぬーいたい(屋根のてっぺんにのぼった)。 やまぬ つず(山の頂上)。 2667 つずん ikmvoc_2667.wav 動詞 m語幹 C (開いた手のひらを)閉じる っゔぁが てぃーんかい でぃんぬ うっかっじゃー てぃーゆ つづみ(あなたの手にお金を置くから手を握ってとじろ)。 2668 つずん ikmvoc_2668.wav 動詞 m語幹 C しまう、整理する すずん、すずみ つんぬ たんすんかい つずん(着物をタンスにしまう)。 2670 っそぅ ikmvoc_2670.wav 名詞 B 糞 ふそぅ っしんきー っそぅー まい(トイレに行って糞をする)。 っそぅまたむぬ(糞をしたい)。 っそうまたふ なりーにゃーん(糞がしたくなった)。 2671 っそぅ ikmvoc_2671.wav 形容詞 B 白い っそぅびとぅ(色白の人)。 2672 っそぅ ikmvoc_2672.wav 形容詞 B 細い っそぅびとぅがま(細い人)。 2673 っぞぅ ikmvoc_2673.wav 名詞 B 魚 っぞぅ つー(魚釣り)。 っぞぅー あんひー がにー とぅい(魚を網で巻き取る)。 まーっぞぅ(近海魚)。 びゅーいっぞぅ(それを食べると中毒をおこす魚)。 2674 っぞぅ すん びーふ ikmvoc_2674.wav 成句 魚が凍死する寒さ[「ひーふ」=寒波] 2675 っそぅー ikmvoc_2675.wav 動詞 w語幹 A 拾う;掬(すく)う うまん うちゅー かーっそぅ っそぅい(そこに落ちているお菓子を拾え)。 たぶひー っぞぅー っそぅー(たも網でさかなをすくう)。 2676 っそぅい ikmvoc_2676.wav 動詞 r/rr語幹 A 拭く ゆかう っそぅり(床を拭け)。 2677 っそぅい ikmvoc_2677.wav 名詞 C 薬、農薬 ふすい っそぅいや んぎゃむぬ(薬は苦い)。 っそぅいまき(薬負け)。 っそぅいゆ はうい(農薬を撒く)。 2678 っそぅい あす ikmvoc_2678.wav 成句 一緒に行きたがる やらびゃー んまんかい っそぅいー ひー なつ(子供は母親と一緒に行きたがって泣く)。 2679 っそぅがー ikmvoc_2679.wav 形容詞 薄い ぶーぬぬー っそぅがー むぬ(苧麻布は薄い)。 2680 っそぅがい ikmvoc_2680.wav 動詞 r/rr語幹 (手や足などを)広げる;うわさや伝染病などが広がる;子孫などが増えて行く たくぬどぅ はっじゅ っそぅがりゅー(タコの足が広げている)。 ころなー あたくまん っそぅがりーにゃーん(コロナはあっというまに広がった)。 っふぁんまがー っそぅがりーどぅー(孫や子が多い[<(家系図的に)広がっている])。 2681 っそぅがい ikmvoc_2681.wav 動詞 母音語幹 (手や足などを)広げる;うわさや伝染病などが広がる;子孫などが増えて行く 2682 っそぅぎ ikmvoc_2682.wav 動詞 母音語幹 A (手や足などを)広げる;うわさや伝染病などが広がる;子孫などが増えて行く っそぅず 2683 っそぅず ikmvoc_2683.wav 動詞 g語幹 A (空間的に)広げる、(商売などを)広げる、(自分のものを人に)分け与える っそぅぎ ふにぬ ほぅーゆ っそぅず(船の帆を広げる)。 うつつーゆ っそぅず(風呂敷を広げる)。 かまぬ やーゆ はいんかい っそぅぎ(あの家を南にひろげろ)。 てぃーゆ っそぅずばどぅ まさりーまい うやきふ ない(手を広げれば益々裕福になる[>自分のものを皆に分け与えればより裕福になる])。 2684 っそぅすー ikmvoc_2684.wav 名詞 よだれ っそぅすーびーた やらび(よだれまみれの子供)。 やらびゃー っそぅすーや たらすっちゃーん ういびとぅぬ はなっそぅ むいとぅ たみー つきゅーたい(子供はよだれを垂らしながら年寄りの話を夢中になって聞いていた)。 2685 っそぅすばい ikmvoc_2685.wav 名詞 大小便 っそぅすばいや むつ(大小便の世話をする)。 ういびと なりー っそぅすばいや むちゃいー、かまらすかいば ならん(年取って下の世話になり悲しくてならない)。 2688 っぞぅだま ikmvoc_2688.wav 名詞 (漁での)魚の取り分 んーなんかい っぞぅだまう なかーり(皆に魚の取り分をを分けろ)。 2689 っそぅっさぎ ikmvoc_2689.wav 名詞 白髪 っそぅさぎ がなまい(白髪だらけの頭)。 っそぅっさぎぬ ういゆー(白髪が生えている)。 2690 っぞぅぬみー ikmvoc_2690.wav 名詞 魚の目 [手、足の皮膚病の一種] うゆびんどぅ っぞぅぬみーぬ いじゅー(指に魚の目ができている)。 2691 っぞぅぬみー ikmvoc_2691.wav 名詞 イソギンチャク あっゔぁみーがまー っぞぅぬみーとぅどぅ ひとぅみ うい(クマノミはイソギンチャクと一緒にいる)。 2692 っそぅひだ ikmvoc_2692.wav 名詞 サザエの蓋 っそぅひだう はずき(サザエの蓋を弾け[昔はサザエの蓋をおはじきにして遊んだ])。 2693 っそぅひだぶに ikmvoc_2693.wav 名詞 半月板[膝 関節の間にあってクッションの役割をする軟骨 組織] たうりー っそぅひだぶにゃー ばりーにゃーん(転んで半月板が割れてしまった)。 2694 っそぅます ikmvoc_2694.wav 動詞 s/h語幹 白くする おしろいや つきー みはなう っそぅます(白粉をつけて顔を白くする)。 2695 っそぅまた ikmvoc_2695.wav 形容詞 便意をもようす っそぅまたかいば んびゃーいん(糞したくて我慢できない)。 2696 っそぅん ikmvoc_2696.wav 動詞 m語幹 A 白くなる、白む、明け方になる てぃんぬ っそぅん(空が白む)。 てぃだーあがりー てぃんな っそぅみー っちゅー(日が昇って空は白んできている)。 2697 った ikmvoc_2697.wav 名詞 B 舌 やらび あいきゃー やーら やっゔぃ じゃたう ったひー なんたい(こどもの時はやわらかい質の悪い黒糖を舌で舐めた(ものだ))。 2698 った ikmvoc_2698.wav 名詞 B 高瀬貝、ほら貝、水字貝などのエナメル状の蓋 [サザエの蓋は「っそぅひだ」という] 2699 ったー ikmvoc_2699.wav 接尾辞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙「てぃがー」の縮約形、節を取って仮定条件を表す、「たら」、「れば」、「なら」 てぃがー 2700 ったい ikmvoc_2700.wav 動詞 C 動詞「くー」(来る)の過去形 たるがどぅ ったいが(誰が来たのか)。 かいがどぅ ったい(彼が来た)。 2701 ったつ ikmvoc_2701.wav 動詞 k語幹 C 叩く、殴る ったふ ひとぅー ったきや ならん (人を叩いていけない)。 やらびゅーぎゃー ったかだ ならーし(子供は叩かないで教えろ)。 がぱてぃー ったつ(ゴツンと叩く)。 ぎずぎゃうなーひー そぅじゃん みんたっゔぁー ったかいたい(やんちゃして、兄にびんたを張られた)。 かまぬ ぎずぎゃうなうぎゃー ったきー ならーし (向こうの腕白坊主は叩いて教えなさい)。 2702 ったてぃー ikmvoc_2702.wav 副詞 さっさっと ったてぃー ふぁい(さっさっと食べろ)。 2703 つだに ikmvoc_2703.wav 名詞 A お産直後、乳が固くなっていること つだにゅー ばい(お産直後、固くなっている乳をやわらかくすること)。 2704 ったふ ikmvoc_2704.wav 動詞 k語幹 C 叩く、殴る ったつ 2705 っだん ikmvoc_2705.wav 接尾辞 動詞未然形について過去の否定を表す ゆまっだん(読まなかった)。 つかっだん(聞かなかった)。 ほぅっだん(しなかった)。 っゔぁっだん(売らなかった)。 っちゃっだん(着なかった、釣らなかったなど[「つー」の否定過去])。 くーっだん(来なかった)。 2706 っちゃー ikmvoc_2706.wav 接尾辞 (動詞基本形について)方法、~方(の基本を知っている)[「知る、知らない」だけがあとに続く] ふぁうっちゃー っさん(ちゃんとした食べ方を知らない)。 くぬ やらびゃー んなーぎゃー あいつっちゃー っさん(この子供はまだ歩けない)。 ならーすっちゃー っしーどぅー((一応の)教えかたを知っている)。 ばらうっちゃー っさん ゆがばらい(笑い方を知らない不自然な笑い)。 2707 っちゃー ikmvoc_2707.wav 接続詞 それでは じょ っちゃー すかまう すぅきゃきぃでぃ(さあ それでは仕事を始めよう)。 っちゃー ばんちゃー やーんかい はらでぃ(それでは私達は家に帰ります)。 2708 っちゃーん ikmvoc_2708.wav 接尾辞 (動詞基本形について)~しながら ふぁうっちゃーん あっそぅ(食べながらやりなさい)。 かぬ やらびゃー なつっちゃーん あいきー ったい(あの子は泣きながら歩いて帰ってきた)。 2709 っちゃす ikmvoc_2709.wav 動詞 s/h語幹 A (直接相手に)着せる、(相手に言って他の人に)着させる うっとぅんかい つんぬ っちゃし(弟に着物を着せろ、弟に着物を着させろ)。 かいん っちゃす つんな にゃーん(あいつに着せる着物がない)。 2710 っちゃすみ ikmvoc_2710.wav 動詞 母音語幹 (相手に言って他の人に)着させる うっとぅんかい つんぬ っちゃすみる(弟に着物を着させろ[母親が姉に命令して、その結果弟が服を着る場合などに使う])。 2711 っちゃまい ikmvoc_2711.wav 動詞 r/rr語幹 (人が)成熟する、大人っぽくなる うぬ みどぅんがまー っちゃまりゅーががら みっりーどぅー(その女の子は成熟しているのか、女性っぽくなっている)。 みどぅんっゔぁー っちゃまりどぅ ぶとむつ はだん なりーうい(女の子は成熟して結婚する頃になった[<夫を持つ])。 うぬ びきどぅんやらびゃー っちゃまりどぅ みっりーゆー(その男の子は成熟して男らしくなっている)。 2712 っちゃまいびゃー ikmvoc_2712.wav 形容詞 (人が)成熟が早い、早熟だ かぬ やらびゃー っちゃまいびゃー やらび(あの子供は早熟だ)。 2713 っちゃんつ ikmvoc_2713.wav 動詞 k語幹 (針の)目を通す;(運ぶために魚のエラの方から口の方に、ススキを)通す っちゃんふ はいぬ みーゆ っちゃんつ(針の穴から糸を通す)。 はいんかい いとぅー っちゃんつ(針に糸を通す)。 ぎすつひー っぞぅー っちゃんつ(ススキを魚の鰓(えら)から口に通す)。 2714 っちゃんふ ikmvoc_2714.wav 動詞 k語幹 (針の)目を通す;(運ぶために魚のエラの方から口の方に、ススキを)通す っちゃんつ 2715 っちゃんふ ikmvoc_2715.wav 形容詞 くやしい っちゃんふむぬ(くやしい)。 2716 っちゅい ikmvoc_2716.wav 動詞 r/rr語幹 C 壊れる、倒れる やーや かでぃふつん っちゅりー はりーにゃーん(家は風で壊れてしまった)。 2717 っちゅす ikmvoc_2717.wav 動詞 s/h語幹 C 破壊する、壊す、倒す やりやーゆ っちゅす(古い家を壊す)。 ますぎたう っちゅす(石垣を壊す)。 んつきぬ すたぬ まんちゅーぎーゆぎゃー っちゅひー すてぃる(軒下のパパイヤの木を倒してしまえ)。 ほぅかでぃふつん やーや っちゅらはいにゃーん(大風で家が壊されてしまった)。 2718 つつ ikmvoc_2718.wav 動詞 k語幹 A (銛で)突く、(杖を)突く、(まりを)つく、(杵で)搗(つ)く つふ っぞぅー うぎんひー つつ(魚を銛で突く)。 うすひー まいゆ つつ(臼で米を搗く)。 2719 つつ ikmvoc_2719.wav 動詞 k語幹 A 聞く;聞き従う;尋ねる、質問する;(言葉を聞いて)理解する つふ むぬいゆ つつ(話を聞く)。 ぱーが いがんぐいゆ つつ(おばあさんの遺言を聞く)。 からー ほぅむぬ ゆみゃ やいば とぅーぬ なか ひてぃっちゃとぅんま つかいん(彼は大ぼら吹きだから10の中1つも聞けない[>信用できない])。 むぬーぎゃー つきどぅ ならう(ものを聞いて学ぶ)。 ゆーかーまん ひんじゃぬ なきゅーむぬぬ つかいたい(遠くでヤギのなくのが聞こえた)。 そぅじゃが むぬいゆぎゃー つき(兄の言うことには従え)。 なーゆ つふ(名前を聞く)。 くぬいぬ ばかむぬんみゃー すまぬ むぬいゆぎゃー つつそぅが むぬっじゃいん(最近の若い人たちは、方言を理解することはできるけど話すことはできない)。 2720 つつ ikmvoc_2720.wav 動詞 k語幹 A (薬などが)効く つふ うぬ っそぅぃや やんかいや つかっだん(その薬は病気には効かなかった)。 つつ っそぅい(利く薬)。 つかん っそぅい(きかない薬)。 2721 つつ ikmvoc_2721.wav 動詞 k語幹 A 着く、到着する;(岸などに)接岸する つふ うつなーんかい つきーどぅーな(沖縄本島に着いたか)。 2722 つつ ikmvoc_2722.wav 名詞 B 月(暦)、月(天体) つつぬ ゆーんな てぃんぬ ほぅっそぅ みー(月夜には天の星を眺める)。 ひとぅつつ、ふたつつ(一月(ひとつき)、二月(ふたつき))。 くぬいや ふたつつひー やーや ちゅっふぁいどぅす(最近は二か月で家はできる)。 2723 つつー ikmvoc_2723.wav 動詞 cc/tt語幹 C 切る わーゆ つっちー にーふぁう(豚肉を切ってたいて食べる)。 いとぅーぎゃー つっちゃだうり(糸を切るな)。 2724 つつー ikmvoc_2724.wav 名詞 C ナマコ つつーや なびー むぬ(ナマコはつるつるしている)。 ぬーまぬはなずつー(黒ナマコ)。 2725 つっゔぃ ikmvoc_2725.wav 動詞 母音語幹 C (目を)つぶる つー 2726 つっゔぃ ikmvoc_2726.wav 動詞 母音語幹 C 癲癇の発作を起こす つー つっゔぃ すにーにゃーん(癲癇などの病気で死ぬ)。 つっゔぃー ぶらかいりーにゃーん。(癲癇で気を失ってひっくり返った)。 2727 つっゔぃやん ikmvoc_2727.wav 名詞 癲癇 たまつつやん 2728 つつぐたい ikmvoc_2728.wav 名詞 聞きごたえ 2729 つつじゃうず ikmvoc_2729.wav 名詞 聞き上手 つつじゃうっじゃ ひー ふぃーさまてぃ(よく聞いてください)。 2730 つっず ikmvoc_2730.wav 動詞 zz/dd語幹 A 妨害する;塞ぎとめる ぎずぎゃうぬやらびぬどぅ あぐー あいかはじゃんてぃー んっちゅ つっじゅー(腕白坊主が友達をあるかせないと道をふさいでいる[>通さないと])。 ひとぬ とぅーい んちゅぎゃー つっじゃん(人の通る道は遮らない)。 っぞぅー ひんがはん やうん うまう つっでぃ(魚を逃がさないようにそこを塞き止めろ)。 2731 つっちゃす ikmvoc_2731.wav 動詞 s/h語幹 切らす まいや つっちゃひーにゃーん(米を切らした)。 2732 つっちゅ ikmvoc_2732.wav 名詞 A 月(天体)、月夜 つつ つっちゅ ぬどぅ いでぃーう い(月が出ている)。 つっちゅぬ ゆーんな てぃんぬ ほぅっそぅ みー(月夜には天の星を眺める)。 2733 つっちゅい ikmvoc_2733.wav 動詞 r/rr語幹 拳で殴る かいが かまっちゅ つっちゅり(彼の頬を殴れ)。 2734 っつつ ikmvoc_2734.wav 動詞 k語幹 C (金槌等で)叩く;(棒などで)つつく っつふ、つつつ つつふ、つつつ 2735 つっつ ikmvoc_2735.wav 動詞 cc/tt語幹 C (糸などを)切る;切れる つつー やらびゃー いとぅー つってぃー はりーにゃーん(こどもは糸を切って行ってしまった)。 あっちゃぬ ぶーや つっちゅーば なうはだかーならん(下駄の鼻緒が切れたので直さないといけない)。 まーにぬ ん゚なー なんとぅが つっちゃいん(黒ツグのひもはちょっとやそっとでは切れない)。 2736 つつつ ikmvoc_2736.wav 動詞 k語幹 C (金槌等で)叩く;(棒などで)つつく つつふ つつふ、っつつ かにふっじゅ うんかっでぃーひー はっじゃきー げんのーひー うなが うゆびゅー つつきーにゃーん(釘を打とうとして打ち損じて金槌で自分の手を打ってしまった)。 んまばすぬ すーゆ つつきー みーてぃがー んまばっさ うぐっりーにゃーん(蜂の巣をつついたら蜂は一瞬に飛び出し攻撃にでた)。 2737 つつっふ ikmvoc_2737.wav 動詞 f/ff語幹 慌てふためく、パニックを起こす つつんつ うぬやらびゃー んまー とぅみかにー つつっふぃー まーりゅーい(この子はお母さんをみつけられずパニック状態になって歩き回っている)。 2738 つってぃ ikmvoc_2738.wav 動詞 母音語幹 C 切る、切れる つつー、つっつ あがい、あっちゃぬ ぶーや つってぃーにゃーん(あっ、下駄の緒が切れちゃった)。 2739 つっとぅい ikmvoc_2739.wav 名詞 思慮、分別、判断、反応 うるー つっとぅいや ひーみーる(それをよく検討してみなさい)。 2740 つっとぅいぱぎ ikmvoc_2740.wav 名詞 思慮分別にかけている人、間抜け つっとういぱぎゃ つっとぅいぱぎゃー たきゃー ひらいん(間抜けは相手にできない)。 かりゃー さうや にゃーん つっとぅいぱぎんまり(彼は思慮がない、無分別な奴だ)。 2741 つっとぅいぱぎゃ ikmvoc_2741.wav 名詞 思慮の足りない奴 つっとぅいぱぎ 2742 つつふ ikmvoc_2742.wav 動詞 k語幹 C (金槌等で)叩く;(棒などで)つつく つつつ、っつつ 5765 っつふ ikmvoc_5765.wav 動詞 k語幹 C (金槌等で)叩く;(棒などで)つつく っつつ、っつつ つつふ、つつつ 2743 つつふい ikmvoc_2743.wav 成句 聞くふり むぬいゆぎゃー つつふい あす(話を聞くふりをする)。 2744 つつぶり ikmvoc_2744.wav 名詞 聞きほれること かいが あーぐんかい つつぶりゃー ひーにゃーん(あいつの歌に聞きほれてしまった)。 2745 つつむどぅい ikmvoc_2745.wav 名詞 とんぼ返り、着いたらどどまらず、取って返すこと(着き+戻り) つつむどぅい あっそぅ(とんぼ返りしろ)。 2746 つつむらす ikmvoc_2746.wav 動詞 s/h語幹 聞き洩らす 2747 つつやう ikmvoc_2747.wav 成句 聞きよう、聞き方次第 むぬー つつやう(ものは聞きようだ)。 2748 つつんく ikmvoc_2748.wav 名詞 慌てふためくこと、パニックを起こすこと、落ち着きなく動き回ること つつんつ、つつんふ つつんつ、つつんふ、 まーぬ ほぅりぎなりー つつんく あすな (そんなに落ち着きなく動き回るな)。 2749 1 つつんつ ikmvoc_2749.wav 動詞 k語幹 慌てふためく、パニックを起こす、落ち着きなく動き回る つつんふ、つつんく つとぅっふ やらびゃー んまー とぅみかにー つつんきー まーりゅー(この子はお母さんをみつけられずパニック状態になって歩き回っている)。 2750 つつんふ ikmvoc_2750.wav 動詞 k語幹 慌てふためく、パニックを起こす、落ち着きなく動き回る つつんつ、つつんく つとぅっふ 2751 ってぃー ikmvoc_2751.wav 名詞 B キセル たばくー ってぃーひー ふつ(煙草をキセルで吸う)。 んきゃーんな きざみたばくー ってぃーんかい いりー ふきゅーたい(昔は刻み煙草をキセルに入れて吸っていた)。 2752 っでぃー ikmvoc_2752.wav 成句 でぃてぃー(意志の接尾辞「でぃ(よう)」+引用助詞「てぃー(と)」)の省略形、「ようと」 あてぃがー たちゃっでぃ あすきゃー みーや まーるーたい(立とうとしたら、目が回った)。 2753 ってぃつ ikmvoc_2753.wav 名詞 C 一つ ひてぃつ たうかーひー ってぃつなー とぅい(一人で一つずつ取れ)。 んなない ゆーいぬ うさいや ってぃつ むっちゃひー はりーにゃーん(全員 お祝いの料理をそれぞれひとつずつ持ち帰らせた)。 2754 つとぅ ikmvoc_2754.wav 名詞 C お土産 うぬ たんかんな うつなーからぬ つとぅ(このみかんは沖縄からのお土産だ)。 くりゃー やまと からぬ つとぅがま(これは内地からのお土産です)。 2755 つとぅっふ ikmvoc_2755.wav 動詞 f語幹 慌てふためく、パニックを起こす、落ち着きなく動き回る つとぅふー つつんつ、つつんふ、つつんく 2756 つとぅふー ikmvoc_2756.wav 動詞 f語幹 慌てふためく、パニックを起こす、落ち着きなく動き回る つとぅっふ 2757 つなず ikmvoc_2757.wav 動詞 g語幹 A 繋ぐ ん゚なう つなず(綱を繋ぐ)。 2758 つば ikmvoc_2758.wav 名詞 B アダンの実の外の方の実 あだんな ばすまい つばまい ふぁーいどぅす(アダンは中の実も外の実も食べられる)。 2759 つばい ikmvoc_2759.wav 名詞 A 柱等に強度を持たせるための斜めの梁、筋交い つばいや いりー はらう ちゅーふ なす(筋交いを入れて柱の強度を強くする)。 2760 っふ ikmvoc_2760.wav 形容詞 B 黒、黒い っふあか(黒髪)。 っふじゃた(黒糖)。 っふつ(黒い血)。 っふがー(黒い肌の人)。 っふびかい(黒光り)。 っふ あじゃ(黒いあざ)。 うまぬ んたー っふ(そこの土は黒い)。 ばが みはなぬどぅ っゔぁんつきゃー っふかい(俺の顔の方がお前より黒い)。 2761 つふ ikmvoc_2761.wav 動詞 k語幹 A (銛で)突く、(杖を)突く;(まりを)つく;(杵で)搗(つ)く つつ うぎんぬ っぞぅんかい たみー つき(銛を魚に狙いを定めて突け)。 ういびとぅ ないてぃがー でぃーや つきーまーい(年を取ると杖を突いて歩く)。 まーいゆ つふ(まりをつく)。 うすひー まいゆ つつ(臼で米を搗く)。 2762 つふ ikmvoc_2762.wav 動詞 k語幹 C 着く、到着する;(岸などに)接岸する つつ ばっさ んなーぎゃー つかん(バスはまだ到着しない)。 ふにゅーぎゃー うまんかい つかし(舟をそこに着けろ)。 2763 つふ ikmvoc_2763.wav 動詞 k語幹 A 聞く;聞き従う;尋ねる、質問する;理解する つつ からー ほぅむぬゆみゃ やいば かいが むぬいや とぅーん ひてぃっちゃ つかいん(彼は大ぼら吹きだから彼の言うことは10の中1つも聞くことができない[>信用できない])。 ひとぅぬ はなっそぅぎゃー みんな たみー つき(人の話は耳を傾けて聞け)。 2764 つふ ikmvoc_2764.wav 動詞 k語幹 A (薬などが)効く つつ うぬ っそぅいや やんかいや つかっだん(その薬は病気には効かなかった)。 つふ っそぅい(利く薬)。 2765 つぶ ikmvoc_2765.wav 名詞 B つぼ、灸所;話の要点 つぶー やちゅーさ ひー やつ(ツボをもぐさで焼く)。 はなすぬ つぶ(話のつぼ[>話の大事な所])。 2766 つぶ ikmvoc_2766.wav 名詞 B 壺 っしん ばらじゃんぬ あす とぅきゃんな みじゅきぬ つぶん あんな はりゅーとぅいどぅ っぞぅーぎゃー がにー とぅい(リーフで追い込み漁をするとき瀬と瀬の間の深みの壺に網を張っていてそこに魚を追い込み巻き込んでとる)。 2767 っふぁ ikmvoc_2767.wav 名詞 A 子供 かまぬ やーんな びきどぅんっゔぁ いつぬひと みどぅんっゔぁー むゆぬひとぅ うりーどぅ(向こうの家には男の子は5人、女の子は6人いる)。 っふぁだに(子種)。 っゔぁが っふぁう ばぬん ふぃーる(あなたの娘を私にくれ)。 2768 っふぁ ikmvoc_2768.wav 形容詞 A 暗い っふぁゆー(暗い夜)。 っふぁふ ない(暗くなる)。 うまー っふぁかいば ならん(ここは暗くてならない)。 2769 っふぁーす ikmvoc_2769.wav 動詞 s/h語幹 穴を埋める、(失敗などの)穴埋めをする っふぁす 2770 っふぁい ikmvoc_2770.wav 動詞 母音語幹 C 太る、太った っふぁいびとぅ(肥満の人)。 かりゃー くぬいや っふぁいーどぅー(彼は最近は太っている)。 まどぅゔぁい あすてぃがー っふぁいどぅす(間食すると太る)。 2771 っふぁい ikmvoc_2771.wav 名詞 B 肥料 っふぁいゆ はいんかい いりー(肥料を畑に入れる)。 ぬーまぬ たつから っふぁいゆ いだす(馬小屋から堆肥を出す)。 2772 っふぁさーい ikmvoc_2772.wav 名詞 子守すること、また子守する人 2773 っふぁす ikmvoc_2773.wav 動詞 s/h語幹 C 穴を埋める;(楔などを)噛ます;(失敗などの)穴埋めをする;げんこつなどを食らわせる っふぁーす うまぬ あなう っふぁし(そこの穴を埋めろ)。 っさびゅー っふぁし(楔を噛ませろ)。 ういが みーや っふぁはいん(彼の失敗は取り戻せない)。 あどぅぐるー っふぁし(踵で叩け)。 2774 っふぁつ ikmvoc_2774.wav 名詞 B 〘道具〙 〘道具〙鍬(くわ)、農具 っふぁつひー んーぬ かでぃー(鍬(くわ)で芋を掘る)。 2775 っふぁどぅい ikmvoc_2775.wav 名詞 スズメ っふぁどぅりゃ、ふぁどぅら 2776 っふぁどぅら ikmvoc_2776.wav 名詞 スズメ っふぁどぅりゃ っふぁどぅりゃ、ふぁどぅい 2777 っふぁどぅりゃ ikmvoc_2777.wav 名詞 スズメ っふぁどぅら っふぁどぅら、ふぁどぅい うさき うたい っふぁどぅらまい くぬいや まーぬ みーらいん(あんなに沢山いたスズメも最近は余りみかけない)。 2778 っふぁなす ikmvoc_2778.wav 動詞 s語幹 子供を産む、お産する うぬ みどぅんな んなまどぅ っふぁなす はだ(この女性は今が子供を産みそだてる年ごろだ)。 2779 っふぁまい ikmvoc_2779.wav 動詞 r/rr語幹 隙間がない位密集する、窮屈である;隙間なくはまる やーんな うとぅじゃんみぬどぅ っふぁまりゅー(家には親戚達が沢山集まっている)。 っふぁまりー びじ(くっついて座れ)。 くさびゃー ずみく っふぁまりー どぅ(楔はきちんとはまっている)。 2780 っふぁまい ikmvoc_2780.wav 形容詞 狭い、隙間がない位密集している、窮屈である、隙間なくはまる うまー っふぁまいかいば たるが びー まどぅまい にゃーん(ここは狭いので誰の座る場所もない)。 2781 っふぁまらす ikmvoc_2781.wav 動詞 s/h語幹 きつくする、窮屈な状態にする くさびゅー っふぁまらし(楔を噛まして動かないようにしろ)。 あなんかい うりゅー っふぁまらし(穴にそれをはめろ)。 2782 っふぁみつ ikmvoc_2782.wav 動詞 k語幹 息をハーハーする、息切れする っふぁみふ はーみつ 5766 っふぁみふ ikmvoc_5766.wav 動詞 k語幹 息をハーハーする、息切れする っふぁみつ はーみつ 2783 っふぁむい ikmvoc_2783.wav 名詞 子守すること、また子守する人 っふぁむいや くーむぬ(子守りは大変だ)。 2784 っふぁむつ ikmvoc_2784.wav 名詞 子育て んなーぎゃー っふぁむつ ばな(まだ子育ての真っ最中)。 2785 1 っふぁむつじゃうず ikmvoc_2785.wav 名詞 子育て上手 っふぁむつじゃうっじゃ あらん(子育て上手ではない)。 2785 2 っふぁむつじゃうず ikmvoc_2785.wav 形容詞 子育て上手な っふぁむつじゃうずっふぁにゃーん(子育て上手ではない)。 2786 っふぁむつばな ikmvoc_2786.wav 名詞 子育て真っ最中 っふぁむつばんず 2787 っふぁむつばんず ikmvoc_2787.wav 名詞 子育て真っ最中 っふぁむつばな 2788 っふぁむらがん ikmvoc_2788.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙蟹(かに)の一種、ソデガラッパ っふぁむらがんな ふぁうとぅくまー にゃーん(ソデガラッパには食べるところがない)。 2789 っふぁんまが ikmvoc_2789.wav 名詞 子と孫、子孫代々 ばいさう あすてぃがー っふぁんまがたーひーまい とぅがまいどぅす(悪事を働いたら子孫代々まで非難される)。 っふぁんまがー いふたーい うり(子と孫は何人いますか)。 2790 っふぁんみ ikmvoc_2790.wav 名詞 「っふぁ(こども)」の複数形、子供たち あちゃ あめりかから っふぁんみぬ んまがー さーりー むどぅりーふー(あしたアメリカから子供たちが孫を連れて帰ってきます)。 っふぁんみぬ まいんきや むぬーぎゃー びびききゃ ふぁうだら(子供たちのところにいったら食べ物は吐き出すまで食るんだよ[>親が成人した子供の家に行ったらたくさんごちそうになったほうがいい])。 2791 っふぃ ikmvoc_2791.wav 名詞 B (習字に使う)墨、(タコやイカの)墨 たくぬ っふぃ(タコの墨)。 2792 っふぃま ikmvoc_2792.wav 名詞 B 〘地名〙 〘地名〙来間島 2793 っふがー ikmvoc_2793.wav 名詞 色黒の人 2794 っふぎ ikmvoc_2794.wav 名詞 C 陰毛 っふぎぬどぅ ういゆー(陰毛が生えている)。 2795 っふすー ikmvoc_2795.wav 形容詞 汚い、汚れた、黒くなった っふすーみず(黒く汚れた水)。 っふすーみはな(汚れた顔)。 っふすー つんぬぎゃー みずん つきーから あらい(汚れた服は水につけてから洗え)。 2796 っふた ikmvoc_2796.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙馬鹿野郎 2797 っふたん ikmvoc_2797.wav 副詞 黒く(なる) なつぬ ひーてぃー じゃりゃー ひどぅ どぅーや っふたん なりゅーい(夏の日太陽にさらされて体が黒くなっている)。 2798 っふなず ikmvoc_2798.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙フエフキダイ っふなっじゅ つーたい(フエフキダイを釣った)。 2799 っふなた ikmvoc_2799.wav 名詞 ヒキガエル;相手を馬鹿にする言葉、この野郎 くぬ っふなた(この馬鹿野郎)。 2800 つふはんず ikmvoc_2800.wav 動詞 zz/dd語幹 突きそこなう っぞぅー つふはんじーにゃーん(魚を突きそこなった)。 2802 っふます ikmvoc_2802.wav 動詞 s/h語幹 黒くする 2803 っふみ ikmvoc_2803.wav 動詞 母音語幹 C 黒くなる っふん 2804 つぶや ikmvoc_2804.wav 名詞 B 瓦窯を持つ瓦屋[<壺屋] 2805 っふん ikmvoc_2805.wav 動詞 m語幹 C 黒くなる っふみ てぃんぬ っふん(空が雨雲で暗くなる)。 2806 っふん ikmvoc_2806.wav 動詞 m語幹 C (口に)含む やらびゃー あみじゃたう ふつん っふみゅー(こどもは飴を口に含んでいる)。 みっじゅ っふみ(水を口に含め)。 2807 つぶん ikmvoc_2807.wav 名詞 B 蕾(つぼみ);乳首;皮膚等の尖がったもの つーぬふつ はなぬつぶん(花の蕾)。 2808 つまい ikmvoc_2808.wav 名詞 A 血便、鼻たれみたいな便(液状になった便) 2809 つみ ikmvoc_2809.wav 名詞 B 爪 っゔぁが つみゃー んびゅーば きり(お前の爪は伸びているから切れ)。 2810 つみぐる ikmvoc_2810.wav 名詞 糸を巻く竹の筒[宮古上布を折るとき、横糸を巻く竹のこと。ヤマ(糸車)で整形してから、カシギにかけて長さを測り、バフに巻いてから、ツミグルに移して使う] 2811 つみゃ ikmvoc_2811.wav 名詞 C 〘昆〙 〘昆〙セミ つみゃぬ すでぃぐる(セミの脱け殻)。 2812 つみゃー ikmvoc_2812.wav 名詞 C せい、原因 ほぅかでぃふつぬ つみゃーん やーや っちゅりー にゃーん(台風のせいで家は壊れてしまった)。 2813 つむ ikmvoc_2813.wav 名詞 B 心、肝、気、気持ち からー ほぅずむびとぅ(彼は心の大きな人だ[>こころの広い人だ])。 からー いみずむびとぅ(彼は心の小さな人だ[>心の狭い人だ])。 つむまい んみまい やすまらん(心も胸も休まらない)。 つむぬ そぅくから みどぅんぬ くとぅー うむー(心の底から妻のことを思う)。 つむー ほうがはいー にゃーん(心は満足させられた)。 うなが つむーぎゃー むちゃん ひとぅ(短気で直ぐに怒る人)。 かりゃー たるんかいまい つむ つかう ひとぅ(彼は誰にも気配りの人)。 っゔぁが つむー とぅらいん(あなたの心は理解できない[>あなたとは上手くやっていけない])。 すかまうぎゃー つむー ひてぃつん なりー あす(仕事は心を一つになってやる)。 にんぎんな つむぬ またぎす(人間関係は心次第[>人間は心の良い人には共感する])。 2814 つむ かさみつ ikmvoc_2814.wav 成句 k語幹 心が煮えくり返る つむー かさみふ かさますかいば つむー かさみきーどぅー(悔しくて心は煮えくりかえっている)。 5767 つむ かさみふ ikmvoc_5767.wav 成句 k語幹 心が煮えくり返る つむー かさみつ 2815 つむー いだす ikmvoc_2815.wav 成句 s/h語幹 (誰かに対して)怒る;(誰かを)怒らせる あいや つむーぎゃー いだすな(そんなに怒るな)。 やぐみ つむ いだす ひとぅ いー(とても{怒る/人を怒らせる}人なんだね)。 2816 つむー だり ikmvoc_2816.wav 成句 母音語幹 気落ちする ぬーまん ひんがい つむー だりーどぅ(馬に逃げられて気落ちしている)。 2817 つむー なうす ikmvoc_2817.wav 成句 s/h語幹 機嫌を直す、機嫌がなおる やらびゃー なきゅーたいそぅがどぅ つむー なうひー ばらいーゆー(子供は泣いていたが機嫌が直って笑っている)。 2818 つむー にゃーん ikmvoc_2818.wav 成句 思いやりがない、薄情な かりゃー うとぅじゃうまい ただかん つむーにゃーん ひとぅ(彼は親戚も世話をしない薄情な奴だ)。 2819 つむー ぷず ikmvoc_2819.wav 成句 g語幹 満足する つむーほぅず 2820 つむー ほぅず ikmvoc_2820.wav 成句 g語幹 満足する つむー ぷず すかまー まさぐん ひらいー つむー ほぅがはいーにゃーん(仕事は成就出来て満足した(<満足させられた))。 2822 つむー やます ikmvoc_2822.wav 成句 s/h語幹 心を痛める、(人の)心を苦しめる ぱーや っゔぁが んまー すなひー つむー やまひー うたい(おばあさんは あなたの母親を亡くして心を痛めていた)。 2823 つむー やん ikmvoc_2823.wav 成句 悩む つむー やんむぬ(心が痛む)。 2824 つむー ゆるつ ikmvoc_2824.wav 成句 k語幹 人を信用して心を許す つむー ゆるふ しーとぅんみゃー しーしんかい つむー ゆるきー なうゆまい あい(生徒たちは先生に心を許して、なんでも打ち明ける)。 5768 つむー ゆるふ ikmvoc_5768.wav 成句 k語幹 人を信用して心を許す つむー ゆるつ 2825 つむあいひとぅ ikmvoc_2825.wav 名詞 情のある人、やさしい人 つむあいびとぅ からー つむあいひとぅ やいば、ひとぅーぎゃー みっふぁさ ほぅん(彼は優しい人なので、他人を嫌うことはない)。 2827 つむいでぃ ikmvoc_2827.wav 動詞 母音語幹 怒る つむでぃ つむいだす 2828 つむうつ ikmvoc_2828.wav 名詞 みぞおち つむうつぬ ったかいてぃがー いちゃかいば ならん(みぞおちを叩かれて痛くてならない)。 2829 つむがーい あす ikmvoc_2829.wav 成句 心を入れ替える、改心する、心変わりする やらびあいきゃー ぎずぎゃうな あたいそぅがどぅ たきゃー たらいーみーてぃが つむがーいや ひー うとぅなすふ なりーうい(子供の頃は腕白だったが年齢相応になったら心を入れ替えて、大人しくなっている)。 うぬ みどぅんな つむがーいや ひー ゆそぅぬ びきどぅんぬ まいんかい はりーにゃーん(その女は心変わりをして、別の男のところに行ってしまった)。 2830 つむかぎ ikmvoc_2830.wav 形容詞 心が良い、情け深い;気前がいい つむかぎかいばどぅ うやきんな ならいー(心が良いので金持ちになれる)。 がんじゅーさー いつばん、つむかぎさまい いつばん、うむくとぅまい いつばん(健康は一番、心根の良さも一番、知恵も一番 [「みどり会(西原老人会)の標語])。 2831 つむかさみつ ikmvoc_2831.wav 形容詞 イライラする かさみつ かさますかいば つむかさみつむぬ (うるさいのでイライラする)。 2832 つむがま ikmvoc_2832.wav 名詞 短気、短気な かりゃー つむがま えいば すぐ つむでぃー(彼は短気だから直ぐに怒る)。 2833 つむじゃ ikmvoc_2833.wav 名詞 C よく怒る人 2834 つむだす ikmvoc_2834.wav 動詞 s/h語幹 (誰かを)怒らせる つむいだす つむだすんまり(人を怒らせる奴)。 かりゃー やぐみ ひとぅ つむだす ひとぅ いー(あいつはとても人を怒らせる人だ)。 2835 1 つむたみ ikmvoc_2835.wav 名詞 冷静(な人)、心穏やか(な人) からー つむたみ やいば つむでぃてぃぬ くとぅー にゃーん(彼は冷静な人だから怒るということはない)。 つむたみゃー あらん(冷静でない)。 2835 2 つむたみ ikmvoc_2835.wav 形容詞 冷静だ、心穏やかだ つむたみっふぁにゃーん(冷静でない)。 つむたみびとぅ(冷静な人)。 2836 つむたみゃ ikmvoc_2836.wav 名詞 冷静な人、心穏やかな人 つむたみ 2837 つむちゃー ikmvoc_2837.wav 名詞 互いに心が通いあう関係にあること、持ちつ持たれつの関係にあること つむちゃい にんぎんな つむちゃー(人間はおたがいに持ちつ持たれつだ)。 2838 つむちゃい ikmvoc_2838.wav 名詞 互いに心が通いあう関係にあること、持ちつ持たれつの関係にあること にんぎんな つむちゃい やいば いつまい まさぐん あすばどぅ じゃうかい(人間はもちつもたれつなのだから、正直にしている方がいい)。 2839 つむつ ikmvoc_2839.wav 名詞 B 気立て、性質 つむつ かぎびとぅ(気立てのいい人)。 じゃうつむつみどぅん(気立てのいい女性)。 2840 つむつかうひとぅ ikmvoc_2840.wav 名詞 気をつかう人 つむつかうびとぅ かりゃー たるんかいまい つむつかう ひとぅ(彼は誰にも気配りをする人だ)。 2842 つむでぃ ikmvoc_2842.wav 動詞 母音語幹 C 怒る つむいでぃ つむいだす かいが つむでぃーからー まいゆぎゃー みーん(あいつが怒ったら前を見ない[>あいつは怒ると分別がなくなる])。 かりゃー すばー だりー つむでぃー うたい(彼は下唇を垂らして怒っていた[>むっとして])。 まーぬ つむでぃな(余り怒るな)。 たるんかいどぅ つむでぃーが(誰に対して怒っているのか)。 つむでぃだ つむー たみる(怒らないで、心を静めなさい)。 2843 つむぬなか ikmvoc_2843.wav 名詞 心の中 2844 つむひぐりゃ ikmvoc_2844.wav 成句 薄情なひと かりゃー ほぅーらーす つむひぐりゃ(彼はケチで薄情な人だ)。 2845 1 つむひぐる ikmvoc_2845.wav 名詞 薄情な人 からー つむひぐる やいば でぃんぬぎゃー かしゃー ふぃーんよ(彼は薄情者だから金は貸してくれないよ)。 2845 2 つむひぐる ikmvoc_2845.wav 形容詞 薄情だ からー つむひぐるかいば でぃんぬぎゃー かしゃーふぃーんよ(彼は薄情だから金は貸してくれないよ)。 2846 つむびゃー ikmvoc_2846.wav 名詞 急に怒り出す人 2847 つむやん ikmvoc_2847.wav 成句 m語幹 心が痛む、心が苦しい みどぅんぬ くとぅーひどぅ つむー やみゅーい(彼女のことで心が苦しい(恋煩い))。 2848 つむん かなう ikmvoc_2848.wav 動詞 w語幹 意に適う、心が寄り添う つむん すなう 2849 つむん すなう ikmvoc_2849.wav 動詞 w語幹 意に適う、心が寄り添う つむん かなう うらー ばが つむんな すなーん(それは私の意に適わない)。 うぬきゃが とぅずぶとぅー つむー すないーどぅー(その夫婦は心が寄り添っている)。 2850 つむんな かなーん ikmvoc_2850.wav 成句 心にかなわない、気に入らない うらー ばが つむんな かなーん(これは私の気にいらない)。 2851 つん ikmvoc_2851.wav 動詞 m語幹 A (糸を)紡ぐ いとぅー つん(糸を紡ぐ)。 ぶーや つみー いとぅん なしる(苧麻を紡いで糸にしなさい)。 2852 つん ikmvoc_2852.wav 動詞 m語幹 A つねる つんみ、つんむい ちゅーく つんな(強くつねるな)。 2853 つん ikmvoc_2853.wav 名詞 B 着物 つんぬ つー(着物を着る[「つんゆ つー」ともいう])。 ふたいずん(二重の着物)。 ぶーずん(宮古上布)。 2854 つん ikmvoc_2854.wav 名詞 B 稗(ヒエ) ばー つんぬぎゃー ふぁいや みーん(私は稗を食べたことはない)。 2855 つん ikmvoc_2855.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙黒鯛 2856 つん ikmvoc_2856.wav 動詞 m語幹 A 積む ぶーずぬ にーゆ とらっくんかい つん(サトウキビの荷をトラックに積む)。 2857 つんかー ikmvoc_2857.wav 名詞 衣類 きばんかいば つんかーまい にゃーん(貧乏だから衣類もない)。 つんかーゆ ほぅす(衣類を干す)。 2858 つんだみ ikmvoc_2858.wav 名詞 (三線の)調弦 2859 1 つんだらさ ikmvoc_2859.wav 名詞 可哀想な人 うぬ っふぁがまー んまー にゃーん つんだらさがま (その子は母親のない可哀想な子どもです)。 2859 2 つんだらさ ikmvoc_2859.wav 形容詞 可哀想だ 2859 3 つんだらさ ikmvoc_2859.wav 感動詞 可哀想に つんだらさ、かりゃー きたてぃやんな たばりー すにーにゃーん(可哀想に、彼は悪い病気にかかって亡くなってしまった)。 2860 つんだらすぎ ikmvoc_2860.wav 形容詞 可哀想な つんだらさ つんだらすぎ やらび(可哀想 可哀想な子供)。 2862 つんつき ikmvoc_2862.wav 動詞 母音語幹 積み重ねる つんつふ ぶーずぬ にーゆ とらっくんかい つんつきる(サトウキビの荷をトラックに積み重ねる)。 2863 つんつつ ikmvoc_2863.wav 動詞 k語幹 積み重ねる つんつふ つんつき 5770 つんつふ ikmvoc_5770.wav 動詞 k語幹 積み重ねる つんつつ つんつき 2864 つんぬっそぅ ikmvoc_2864.wav 名詞 着物の裾 ばー やらびあいきゃー いつまい ぱーが つんぬっそぅー かつみーまーりゅーたい(私は子供の頃、いつも祖母の着物の裾を捕まえていた)。 2865 つんぬふず ikmvoc_2865.wav 名詞 着物の襟 あかー つんぬふずたーひー ぬびゅーたい(髪は着物の襟まで伸びていた)。 2866 つんま ikmvoc_2866.wav 名詞 A ネギ つんまー かばすむぬ(ねぎは香ばしい)。 2867 つんみー ikmvoc_2867.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙サシバの成鳥 2868 つんむい ikmvoc_2868.wav 動詞 r/rr語幹 つねる つん、つんみ、つんむい(母音語幹) ちゅーく つんむらだうり(つよくつねるな)。 2869 つんむい ikmvoc_2869.wav 動詞 母音語幹 つねる つん、つんみ、つんむい(r/rr語幹) ちゅーく つんむいな(強くつねるな)。 2870 てー ikmvoc_2870.wav 名詞 C 数を数えるときの言い方、1[「てー(てぃーも可)、たー、みー、ゆー、いつ、むゆ、なな、やー、くぬ、とぅー」と数える] てぃー 2871 てーち ikmvoc_2871.wav 名詞 C 数を数えるときの言い方、一つ [「てーち[てぃーち も可)、たーち(つ)、みーち(つ)、ゆーつ、いつつ、んーつ、ななつ、やーつ、っくぬつ、とぅー」と数える] てぃーち 2872 でぃ ikmvoc_2872.wav 接尾辞 動詞未然形について自分の意志をあらわす。疑問文では聞き手の意志、相手に対する勧誘が可。2人称、3人称も「~しようとしている」の意味で可 ばが いかでぃ(私が行こう)。 うぬ きーぬ にーゆ くーはでぃな(この木の根をほりおこすのか)。 まさいが あーぐ あっじゃでぃな(マサイが歌を歌うのか)。 2873 1 てぃー ikmvoc_2873.wav 名詞 B 手 んすでぃー(利き手、右手)。 ひだいてぃー(左手)。 てぃーゆ あぎー(手をあげる)。 2873 2 てぃー ikmvoc_2873.wav 名詞 B 空手 かいが てぃーや やぐみ(彼の空手は凄い)。 2873 3 てぃー ikmvoc_2873.wav 接尾辞 B 西原の4つの支部の土地名に使う接尾辞 とぅらぬはでぃー(東支部)。 さいぬはでぃー(西支部)。 んまぬはでぃー(南支部)。 にぬはでぃー(北支部)。 2874 てぃー ikmvoc_2874.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙名詞や節に付いて引用を表す、「と」;動作の資格を表す「~として」 てぃ ばが なーゆぎゃー まさいてぃどぅ あい(私の名前はマサイといいます)。 あいや あたらんてぃー あい(それは間違っていると言う)。 こーちょーてぃー はなす あすたい(校長として話をした)。 あざちょーてぃー うぐなーいんかい いでぃたい(村長として集まりに出席した)。 かっちゅぬ びじゅてぃー いすだう とぅい(カツオの餌としてイシダを取る)。 2875 てぃー ikmvoc_2875.wav 接尾辞 名詞について副詞を作る接尾辞、に てぃ まさがんてぃー(ちゃんと)。 2877 でぃー ikmvoc_2877.wav 名詞 C 杖 ぐしゃん ういびとぅ なりーどぅ でぃーや つきー まーりゅー(年取って杖ついてまわっている)。 2878 てぃー ばっじゃーしゃ ikmvoc_2878.wav 名詞 手であちこち触る人、べたべたする人、(冗談で)触り魔 ばぬんかい かかいな、てぃー ばっじゃーしゃ(私に触るな、触り魔め)。 2879 1 てぃー ばっじゃーす ikmvoc_2879.wav 動詞 s/h語幹 手であちこち触る、べたべたする くぬ やらびゃー んまんかい いつまい てぃーばっじゃーす(この子供はお母さんにいつもべたべたしている)。 てぃーばっじゃーすんまり、まーぬ ばぬんかい かかいな(この触り魔、そんなに私にさわるな)。 2879 2 てぃー ばっじゃーす ikmvoc_2879.wav 形容詞 いたずらな かぬ ぎずぎゃうな やらびゃー いつまい てぃーばっじゃーすかいばならん(あの腕白坊主はいつも落ち着きなく、いたずらでしょうがない)。 2880 1 てぃーくぱ ikmvoc_2880.wav 名詞 不器用な人 くりゃー てぃーくぱぬ すかま(これは不器用な人の仕事だ)。 2880 2 てぃーくぱ ikmvoc_2880.wav 形容詞 不器用だ かいがどぅ んながーんな てぃーくぱかい(あいつが一番不器用だ)。 2881 てぃーたーり ikmvoc_2881.wav 形容詞 手間のかかる、面倒な うぬ すかまー てぃーたーりむぬ(その仕事は面倒だ)。 てぃーたーり すかまーうぎゃー あすたっふぁにゃーん(面倒な仕事はやりたくない)。 2883 てぃーっそぅぎびとぅ ikmvoc_2883.wav 名詞 行動範囲の広い人、付き合いの広い人 2884 てぃーぬん ikmvoc_2884.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーぬん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーるん てぃーぬんぬ ふかでぃ(お尻を拭こう)。 がばー てぃーぬん(おおきなおしり)。 2885 てぃーぬん じゃやふ ikmvoc_2885.wav 名詞 下手な大工(てぃーぬん+さやふ) てぃーぬん じゃやふぬ すかまー みーらいん(下手な大工の仕事は見られたものではない)。 2886 てぃーはず ikmvoc_2886.wav 名詞 手足 てぃーぱず てぃー はっじゅぎゃー むゆかひー すかまうぎゃー あっそぅ(手足をちゃんと動かして仕事をしてください)。 2887 てぃーぱず ikmvoc_2887.wav 名詞 手足 てぃーはず 2888 てぃーはず かないびとぅ ikmvoc_2888.wav 成句 行動的な人、仕事のよくできる人 かりゃー てぃーはず かないびとぅ やいば なうゆまい あすどぅす(彼は行動的な人だから何にでも挑戦する)。 2889 てぃーばっじゃーす ikmvoc_2889.wav 名詞 いたずら おい ぎずぎゃうな、まーぬ てぃーばっじゃーす あすな(おい やんちゃ坊主、あまりいたずらするな)。 2890 てぃーふず ikmvoc_2890.wav 名詞 手首 てぃふず ん゚ぬ てぃーっふじゃ ないらひー みーてぃがー まがらすまい ひらいん(昨日手首を痛めてしまったので曲げることもできない)。 ぶどぅいゆ ぶどぅい とぅきゃんな てぃーふっじゅ まさぐんてぃー つかうばどぅ じゃうずんない(踊りを踊るときには手の関節を上手く使えば上手になる)。 からー てぃーふずぬ ほぅいかいば くぬ とけいや はいらはいん(あいつは手首が太いのでこの時計は入らない)。 2891 てぃーや ikmvoc_2891.wav 成句 とは、というものは、などというものは[<てぃー(と)+や(は)] なうぬ かかいてぃーや にゃーん(なんの障害もない[<障害とは])。 びきどぅん みどぅんてぃーや むまだ かないかい ひとぅー いらび(男女を問わず仕事のできる人を選べ)。 2892 てぃーゆ かみ ikmvoc_2892.wav 成句 母音語幹 祈りを捧げる、祈願する[西原では祈願するときは、両手の平を上にして開いたまま、頭の高さまで持ち上げる] てぃーゆ かん うぷずんかいや てぃーゆ かみだかー ならん(先祖には祈願しないといけない)。 2893 てぃーゆ かん ikmvoc_2893.wav 成句 m語幹 祈りを捧げる、祈願する てぃーゆ かみ 2894 てぃーゆ とぅい ikmvoc_2894.wav 成句 r/rr語幹 手をとる、協力する っゔぁとぅや てぃーゆぎゃー とぅらじゃーん(あなたとは協力しない)。 2895 てぃーるん ikmvoc_2895.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーるん、ちーぬん、てぃびるん、てぃびぬん、てぃーぬん 2896 てぃうさ ikmvoc_2896.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙ユークイの時に人を見ないために両手にそれぞれ持つ草、手草[ユークイのパーたちに見られた人は死ぬと信じられていた] ひとぅー みーん たみん てぃうさー ふたてぃーひー むちー みーゆ うーい(一般の人々を見ないために手草を両手で持ち目を覆う)。 てぃうさひどぅ みはなー かっふぁひー よーんてーるてぃ あっじー すまう まーい(手草で顔を隠してヨーンテール(世を満たせ)と言って御嶽から御嶽に行進する)。 2897 てぃがー ikmvoc_2897.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙節を取って条件を表す。「(実際に)~てみたら、~すると」のような事実条件と「もし、~たら、なら」のような仮定条件のどちらにも使える、「と」、「たら」、「れば」、「なら」 とぅー、ったー すとぅむてぃ うきーてぃがー すぐ ぬーまぬ っさ かいが(朝起きたら直ぐに馬の草刈りに(行く))。 なつん ないてぃがー すばいがまぬどぅ ゆー いでぃーふー(夏になるとコバエがよく発生する)。 ぱちんこんかい いつてぃがー でぃんぬ たにゃー にゃーん(パチンコに行くと直ぐにお金がなくなる)。 2898 でぃかす ikmvoc_2898.wav 動詞 s/h語幹 C 大漁になる;(植物などを)大きくする、成長させる きゅーや ぐんな ごひゃっき でぃかひー ったい(今日はムロアジを500斤という大漁だった[<大漁してきた])。 っふぁいや はーさ いりー ぶーっじゅ でぃかひーみーでぃ(肥料をたくさん入れてサトウキビをたくさん収穫できるようにしてみよう[<豊作させてみよう])。 2899 てぃがに ikmvoc_2899.wav 名詞 C 指輪 てぃがにゅー かうが いつ(指輪を買いに行く)。 てぃがにゃー たかだいむぬ(指輪は高価だ)。 2900 でぃき ikmvoc_2900.wav 接頭辞 質の良い でぃきまい(良く実った米)。 でぃきぶーず(良くできたサトウキビ)。 2901 でぃき ikmvoc_2901.wav 動詞 母音語幹 C (作物などが)できる 2902 でぃきぶつ ikmvoc_2902.wav 名詞 優秀な人、勉強が良くできる人 んながーんな でぃきぶつ(一番良く勉強ができる人)。 2903 てぃぐすい ikmvoc_2903.wav 名詞 ナイロン製の釣り糸、てぐす 2904 てぃぐすに ikmvoc_2904.wav 名詞 十分に準備して待ち構える、手ぐすねを引く てぃぐすにゅー ひつ(手ぐすねを引く)。 2905 てぃぐすにゃ ikmvoc_2905.wav 名詞 手ぐすねを引く人 2906 1 てぃじゃーかー ikmvoc_2906.wav 形容詞 雑な、粗い、手抜き かいが すかまー いつまい てぃじゃーかーかいばならん(彼の仕事はいつもいいかげんだ)。 かいが すかまー いつまい てぃじゃーかー すかま。 2906 2 てぃじゃーかー ikmvoc_2906.wav 名詞 雑なこと、大雑把なこと、またそのような人 まーぬ てぃじゃーかー あすな(余りいい加減なことをするな)。 2907 てぃじゅー ikmvoc_2907.wav 形容詞 B 経済力のある(家) かまぬ やーや やぐみ てぃじゅー きない(向こうの家は非常に経済力のある家だ)。 2908 てぃだ ikmvoc_2908.wav 名詞 C 太陽 てぃだぬ ぬーい(日が昇る)。 てぃだぬ あがい(日が昇る)。 てぃだぬ いーん(日がしずんでいない)。 てぃだ いーりー っふぁふ なりにゃーん (太陽が沈んで暗くなった)。 にんぎんな てぃだやぐみぬ まか(人の一生はお天道様の思し召し次第だ)。 あがい てぃだがなす(お天道様[>池間の主])。 んま てぃだがなす(お月様[>池間の主の奥さん])。 2910 てぃだい ikmvoc_2910.wav 動詞 母音語幹 C (人に食事などを)奢る、物をあげる、賄賂を与える まーぬ ひとぅんかいや むぬーぎゃー てぃだいな(あまり人に物をあげるな)。 んきゃーんな しーしーんたんかいどぅ うんそぅく むぬー てぃだいー うたい(昔は先生によく付け届けをしていた)。 2911 てぃだい ikmvoc_2911.wav 名詞 C 贈り物、賄賂 たんにんぬ しーしーんかい てぃだい あす(担任の先生に賄賂をする)。 2912 てぃだいびとぅ ikmvoc_2912.wav 名詞 気前がいいひと からー やぐみ てぃだいびとぅ(彼はとても気前がいい)。 2909 てぃだななつ ikmvoc_2909.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽に行く時間帯(午後4時ごろ) じょー てぃだななつ なりゅーば うたきんかい(4時頃だから御嶽に行こう)。 てぃだななつん ないてぃがー ぱーたー うたきん そぅるい うたい(午後4時ごろになると、おばあさんたちは御嶽にそろっていた)。 2913 てぃっゔぁん ikmvoc_2913.wav 動詞活用形 動詞「ちゅー」の否定形 てぃっゔぃん 2914 てぃっゔぃ ikmvoc_2914.wav 動詞 母音語幹 C (渡すために)投げる、(すてるために)放る ちゅー うまんかい ひらう てぃっゔぃる(こっちにへらを放れ)。 2915 てぃっゔぃ ikmvoc_2915.wav 動詞活用形 動詞「ちゅー(投げる、放る)」の連用形および命令形 てぃっゔぃる 2916 てぃっゔゃーがらーす ikmvoc_2916.wav 動詞 s/h語幹 放り投げる、すてる てぃっゔゃーがらす、てぃっゔゃがらーす、てぃっゔゃがらす てぃっゔぃーすてぃ 2917 てぃっゔゃーがらす ikmvoc_2917.wav 動詞 s/h語幹 放り投げる、すてる てぃっゔゃーがらーす、てぃっゔゃがらーす、てぃっゔゃがらす てぃっゔぃーすてぃ 2918 てぃっゔゃがらーす ikmvoc_2918.wav 動詞 s/h語幹 放り投げる、すてる てぃっゔゃーがらーす、てぃっゔゃーがらす、てぃっゔゃがらす てぃっゔぃーすてぃ 2919 てぃっゔゃがらす ikmvoc_2919.wav 動詞 s/h語幹 放り投げる、すてる てぃっゔゃーがらーす、てぃっゔゃーがらす、てぃっゔゃがらーす てぃっゔぃーすてぃ 2920 てぃなー ikmvoc_2920.wav 名詞 C 魚の一本釣り、手縄 てぃなーや ひー っぞぅー つー(一本釣りで魚を釣る)。 2921 てぃぬ ikmvoc_2921.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙引用表現を名詞修飾表現にする、「との」、「という」[「てぃー+ぬ」であるが通常「てぃー」は「てぃ」と発音される];「~としての」 なうてぃぬ ばーが(どういうことだ)。 からー つむたみ やいば つむでぃてぃぬ くとぅー にゃーん(彼は冷静な人だから怒るということはない)。 やーまんな おもとだけてぃぬ たかやまぬどぅ あい(八重山には於茂登岳という高い山がある)。 あてぃがー っゔぁー いかいんてぃぬ ばーな(じゃあ、お前はいけないというのか)。 まさいや くとぅすんな そつぎょー あすがまたてぃぬ くとぅな(マサイは今年には卒業するということですか)。 こーちょーてぃぬ はなっそぅ あすたい(校長としての話をした[<挨拶した])。 あざちょーてぃぬ くとぅーひー うぐなーいんかい いでぃたい(字長として集会に参加した[<字長ということで])。  2922 1 てぃび ikmvoc_2922.wav 名詞 A お尻 やーんな てぃびゃー つかん(家には尻をつかない[>落ち着きなくいつも外に出歩く])。 2922 2 てぃび ikmvoc_2922.wav 名詞 A 後ろ;(家の)裏、後ろ、後方、(鍋の)底 てぃび にー(積み荷が後ろの方が重くバランスが良くないこと)。 てぃびんかいぬ ふつ(後ろ向き)。 つんぬ てぃびゃー まいや ひー つー(服を後ろを前にして着る)。 てぃびんかいどぅ はーかい(一歩前進二歩後退)。 てぃびゅーぎゃー みーだ まいゆたーな みー あいき(うしろは見ないで前だけ見て歩きなさい)。 やーぬ てぃびんどぅ かふーぬ あい(家の裏に家庭菜園がある)。 なびぬ てぃびぬ んーぬ とぅい ふぁう(鍋の底の芋を取って食べる)。 2923 てぃび ふっず ikmvoc_2923.wav 成句 zz/dd語幹 他人の気に障ることを言ったり、したりする てぃび ふっでぃ、ばた ふっず からー むいとぅぬ てぃび ふっずんまり(あいつやたらと悪さをするやつだ)。 っゔぁー なうばいぬ ひとぅぬ てぃび ふっじゃが(お前は何でそんなに人の気に障ることを言うのか[<どんな、ひとの気に障る人なのか])。 2924 てぃび ふっでぃ ikmvoc_2924.wav 成句 母音語幹 他人の気に障ることを言ったり、したりする てぃび ふっず、ばた ふっず 2925 1 てぃびがる ikmvoc_2925.wav 名詞 腰の落ち着かない人、尻軽 てぃびがる みどぅん(尻軽女)。 2925 2 てぃびがる ikmvoc_2925.wav 形容詞 腰の落ち着かない くぬ みどぅんがどぅ てぃびがるかい(この女の方が尻軽だ)。 2926 てぃびぐー ikmvoc_2926.wav 名詞 お尻 かぬ みどぅんぬ ほぅてぃびぐーゆ みーみーる(あの女の人の大きなお尻を見てみなさい)。 2927 てぃびぐーぶに ikmvoc_2927.wav 名詞 坐骨 てぃびぐーぶにゃー ぶりーにゃーん(座骨を折った)。 2928 てぃびたい ikmvoc_2928.wav 名詞 臀部、お尻からっ太ももの部分 ほぅてぃびたい(大きなお尻)。 2929 てぃびぬ つーふぁやがま ikmvoc_2929.wav 成句 末っ子 [ 豚の子で 一番小さい子(末っ子)は一番後ろの乳を飲むため。人間でも末っ子が最後の母乳を飲むことから末っ子のこともさす] てぃびぬ つーふぁやがまー あまいふだー(末っ子はよく甘える)。 2930 てぃびぬん ikmvoc_2930.wav 名詞 お尻の穴:お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーるん、ちーぬん、てぃびるん、てぃーるん、てぃーぬん 2935 てぃびふっでぃむぬ ikmvoc_2935.wav 名詞 (鍋の底に)へばりついた食べ物 なびぬ そぅくぬ てぃびふっでぃむぬーぎゃー くるずてぃどぅ あい(鍋の底の残り物のことをクルズと言う)。 2931 てぃびほぅぎばーき ikmvoc_2931.wav 成句 後ろの穴の開いた竹籠 [稼ぎはするが浪費が強いことのたとえに使う] てぃびほぅぎばーきんな みっじゃ たまらん(竹籠には水は溜まらない)。 うぬきゃが っざー てぃびほぅぎばーき やいば なんとぅが うやきんな ならいん(彼らの父親は稼ぐが浪費癖があるので全然裕福にはなれない)。 2936 てぃびほぅきゃ ikmvoc_2936.wav 名詞 やったことを学ばず次の実行に生かせない人、後始末の悪い人 てぃびふきゃ てぃびほぅぎゃ、てぃびほぅちゃ 2937 てぃびほぅぎゃ ikmvoc_2937.wav 名詞 やったことを学ばず次の実行に生かせない人、後始末の悪い人 てぃびふぎゃ てぃびほぅちゃ、てぃびほぅきゃ 2938 てぃびほぅちゃ ikmvoc_2938.wav 名詞 やったことを学ばず次の実行に生かせない人、後始末の悪い人 てぃびふちゃ てぃびほぅぎゃ、てぃびほぅきゃ うりゃー てぃびほぅちゃ やいば いつがみまい うむくとぅー いでぃん(彼は前にやったことを学習しないからいつまでたっても知恵がつかない)。 2939 てぃびゃー つかん ikmvoc_2939.wav 成句 居座らない、落ち着いていない いそぅがすかいががら うぬ みどぅんな やーんな てぃびゃー つかん(忙しいのかその女性は家には落ち着いていない)。 2941 てぃびゃーい ikmvoc_2941.wav 名詞 後ろから、一緒に てぃびゃーうい やらびゃー いつまい んまぬ てぃびゃーい まーい(子供はいつも母親の後ろについてまわる)。 2942 てぃびゃーうい ikmvoc_2942.wav 名詞 後ろから、一緒に てぃびゃーい 2940 てぃびゃーまい ikmvoc_2940.wav 成句 後ろにあるべきものが前に来ていること、後ろ前 っゔぁが つんぬ つーかたー てぃびゃーまい(あなたの服の着方は後ろ前だ)。 2943 てぃびゅー ほぅがす ikmvoc_2943.wav 成句 秘密をばらす、秘密がばれる まーぬ てぃびゅーぎゃー ほぅがすな(そんなすぐばれる嘘を言うな[>見え透いた嘘をつくな])。 っゔぁが てぃびゃー いつまい ほぅがはいどぅーい(お前の嘘は見え透いている)。 2944 てぃびら ikmvoc_2944.wav 名詞 C 手のひら 2945 てぃびるん ikmvoc_2945.wav 名詞 お尻の穴;お尻 ちびるん、ちびぬん、ちーるん、ちーぬん、てぃびぬん、てぃーるん、てぃーぬん 2946 てぃふず ikmvoc_2946.wav 名詞 C 手首 てぃーふず 2947 てぃまー ikmvoc_2947.wav 名詞 C 手間賃 ひでぃまー(日当)。 ひでぃまーびとぅ(日当で働く人)。 たかだい でぃまー(高い賃金)。 2948 てぃまーぶい ikmvoc_2948.wav 名詞 手間賃での稼ぎ 2949 てぃまさり ikmvoc_2949.wav 名詞 器用(な人) てぃまさりゃ 2950 てぃまさりゃ ikmvoc_2950.wav 名詞 器用(な人) てぃまさり むぬちゅふー じゃうず てぃまさりゃ(物を作るのが上手なひと、器用な人、あるいはそのこと)。 2951 てぃむちゃー ikmvoc_2951.wav 名詞 てきぱき仕事ができない人、仕事が遅い人 かりゃー てぃむちゃー やいば すかまー ぬーがらん(彼は仕事が遅いから仕事がはかどらない)。 2952 てぃらじゃ ikmvoc_2952.wav 名詞 C 〘貝〙 〘貝〙巻貝の一種 てぃらじゃぬ みーゆ とぅい(巻貝の身を取る)。 2953 てぃん ikmvoc_2953.wav 名詞 A 天 てぃんぬ ん゚むまい きーぬ ん゚むまい ゆぬ ん゚む(天の雲も木の蜘蛛も同じ「くも」だ)。 てぃんぬ あかぶす(金星)。 2954 でぃん ikmvoc_2954.wav 名詞 B お金 ばー でぃんな にゃーん(私は金がない)。 でぃんぬ まうきが(金を稼ぎに(行こう))。 でぃんふぁや(金のかかる人)。 かりゃー ばくちゃーひー でぃんな はーさ うどぅきーにゃーん(彼はばくちで大金をなくした)。 ばくちゃー ひー でぃんぬ まうきかたう ならーひー ふぃーさまてぃ(ばくちでお金を儲ける方法を教えてください)。 2955 てぃんくーとぅんま ikmvoc_2955.wav 副詞 全然 でぃんな てぃんくーとぅんま むちゃん(お金は全然持っていない)。 2956 でぃんぐり ikmvoc_2956.wav 名詞 両替すること、金回りが厳しいこと ぎんこーんきー でぃんぐり ほぅでぃ(銀行に行って両替しよう)。 2957 てぃんじゃう ikmvoc_2957.wav 名詞 天井 てぃんじゃうゆ みーる(天井をみなさい)。 んきゃーんな てぃんじゃうから さぐなう さぎー みっじゃ ばかほぅーたい(むかしは 天井からほら貝を下げて水を沸かしていた)。 2958 てぃんたうがなす ikmvoc_2958.wav 名詞 天の神様 にんぎんぬ んぬっちゅ てぃんたうがなすぬ まか(人間の命は天の神様のみぞ知る[<神様しだいだ])。 2960 てぃんどー ikmvoc_2960.wav 接尾辞 動詞基本形について伝聞を表す、~そうだ、~らしい [動詞は省略することができる] てぃんど ちゃ かりゃー きゅーや うつなーんかい てぃんどー(彼は、今日は沖縄に行くらしい)。 2961 でぃんぬ たにゃー にゃーん ikmvoc_2961.wav 成句 お金は直ぐになくなる [<お金の種はない] ぱちんこんかい いつてぃがー でぃんぬ たにゃー にゃーん(パチンコに行くと直ぐにお金がなくなる)。 2962 てぃんぬたか ikmvoc_2962.wav 名詞 天の高さ でぃんな てぃんぬたか ありーどぅー(お金は天の高さほどある(>たくさんある))。 2963 てぃんばう ikmvoc_2963.wav 名詞 虹 あみがまぬ っふぃー てぃんばうぬ いじゅー(小雨が降って降って虹が出ている)。 2964 1 てぃんぱな ikmvoc_2964.wav 名詞 おてんば かぬ てぃんぱなー むぬいかいばならん(あのおてんばはよくしゃべる)。 2964 2 てぃんぱな ikmvoc_2964.wav 形容詞 おてんばな、おてんばだ かぬ てぃんぱな みどぅんな いばいかいば ならん(あのおてんば女はよく威張る)。 2965 てぃんびー ikmvoc_2965.wav 名詞 女性の自慰行為 2966 でぃんびつ ikmvoc_2966.wav 名詞 博打 でぃんびっちゅぎゃー ほぅん(博打はしない)。 2967 てぃんぷら ikmvoc_2967.wav 名詞 天ぷら。昔は天ぷらの衣だけをあげていたが、最近は魚の天ぷらなども指す 2968 てぃんまら ikmvoc_2968.wav 名詞 自慰行為 てぃんまらーひー しるー いだす(自慰行為で精液を出す)。 5657 テント ikmvoc_5657.wav 名詞 C ビニールシート[キャンプなどで使うものではない。米軍からの払い下げのテントを地面に敷くビニールのようにして使った。「あーったつばう」を使って粟の殻などを取るときに使う] 2969 とー ikmvoc_2969.wav 感動詞 終わり、十分という掛け声 んめ とーとー、さきゅーぎゃー んめ つがだうり(もう十分、酒をもう注がないでくれ)。 2970 どー ikmvoc_2970.wav 終助詞 相手が知らないと思えることを述べる終助詞、「よ」、「だよ」 うらー、あらんどー(それは違ってるよ)。 ばが はなっさ うさきひー うわいどー(私の話はこれで終わりだよ)。 ひとぅんかい てぃーゆぎゃー にゃーらんどー(人に手を出して(叩いて)はいけないよ)。 2972 とぅ ikmvoc_2972.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙共同格を表す、「と」 ういとぅ くいとぅー ゆぬむぬ(それとこれとは同じだ)。 うぬきゃが ふたーいや いつまい いんとぅ まゆ(彼ら二人はいつも犬猿の仲だ)。 2973 どぅ ikmvoc_2973.wav 助詞 〘焦点助詞〙 〘焦点助詞〙(名詞+助詞、動詞連用形、形容詞語幹、形容詞+フ、副詞、述語としての名詞について)焦点や強調を示す ういがどぅ んながーんな じゃうかい(それが一番いい)。 ばー ういびとぅ ふたーいぬ からがいゆどぅ ひーゆー(私は年寄り二人の面倒を見ている)。 ういまいどぅ じゃうかい(それもいい)。 からー んなま すかまう ひーどぅー [< ひーどぅ うい](彼は今しごとをしている)。 ばが とぅっじゃ ばかかいきゃー あぱらぎどぅ あたい(私の妻は昔はきれいだった)。 ばが ばきだまー んーなんつきゃー はーさふだー(私の分け前はほかの人より多い[はーさふだー <はーさふどぅ あい])。 A:かまんな たるがどぅ うい? B:かにがどぅ うい(A:向こうには誰がいるの? B:カニ(人名)がいる)。 はやまりどぅ いかだかー ならん(早めに行かないといけない)。 ばが っざー いんしゃーどぅ あたい(私の父親は漁師だった)。 んまむぬまいだーい[< んまむぬまい+どぅ+あい](うまくもぞある > うまいなあ)。 2974 どぅ ikmvoc_2974.wav 成句 「どぅー(焦点助詞「どぅ」+「うい」)」の変異形、前に付く動詞連用形が長音になるときは「どぅー」でなく、「どぅ」になることも多い ぬーまん ひんがい つむー だりーどぅ(馬に逃げられて気落ちしている[<つむー だりーどぅー])。 2975 とぅー ikmvoc_2975.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙十 2976 とぅー ikmvoc_2976.wav 動詞 b語幹 A 飛ぶ たっゔゃー ゆなかどぅ とぅー(蛍は夜中に飛ぶ)。 とぅいぬ とぅー(鳥が飛ぶ)。 2977 とぅー ikmvoc_2977.wav 名詞 C 海洋、大海原 とぅなか ふにゃー とぅー ほぅとぅーんかい いでぃたい(船は大海原に出た)。 2978 とぅー ikmvoc_2978.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙節を取って条件節を作る、「と」、「たら」、「れば」、「なら」[事実条件「~てみると」も、仮定条件も可能、「もし~たら;節を取って名詞節を作る、「~の」 てぃがー、そぅー んみゃひー でぃんぬ あいとぅー みゃーっさひー うらいたいはず(もっとお金があったら楽に暮らせたはずだ)。 かまぬ かどぅー まがいとぅー まっちゃぬ あいば かうゆ かいー んみゃてぃ(あそこの角をまがったら店がありますから、お香を買ってきてください)。 すとぅむてぃ うきとぅー すぐ ぬーまぬ っさ かいが(朝起きたら直ぐに馬の草刈りに(行く))。 ばが つふとぅー かいどぅ あたい(私が聞いたのはこうだった)。 しーしーたが あいとぅー あいや あらんちゃ(先生たちが言うにはそうじゃないって)。 2979 どぅー ikmvoc_2979.wav 代名詞 C 自分 [コンテクストにより話者(単数、複数)、相手(単数、複数)をさすことができる。他の代名詞と異なり、属格、主格は「ぬ」を取る] 通常聞き手も含む。聞き手を含まないときは「ばんてぃ、ばんた」が使われる どぅーぬ すま(我々の村[聞き手も含む])。 どぅーぬ やー(私たちの家[家族同士で話すとき])。 どぅーぬ ほぅだかー たるがどぅ あすがまた。(我々がやらなければ誰がやるのか)。 やらび つかいや どぅー つかい(子供使いは自分使い[<能力のない物に仕事を任せると責任は自分に回ってくる])。 2980 どぅー ikmvoc_2980.wav 名詞 C 体格、体 ほぅどぅー(大きな体格)。 ういびとぅなりー どぅーや かなーん(年取って身体は思うように動かない)。 きゅーや あみゃー っふぃー どぅー ぶがりむぬ(今日は雨が降って体がだるい)。 どぅーや むつじゃうず あっそう(体の管理はしっかりしなさい)。 2981 どぅー ikmvoc_2981.wav 接尾辞 (ほかの土地との)距離、間 いらうどぅー(池間と伊良部との間)。 たらまどぅー(自分たちの村と多良間との間[遠いことの比喩に使う])。 っさらどぅーゆ かゆー(西原と平良の間を通う)。 ぶとぅぬ はたらっちゅぎゃー ばらいどぅ ふぁう、っふぁぬ はたらっちゅぎゃー なきどぅ ふぁう、んまがぬ はたらっちゃ たらまどぅー(旦那の働きは笑って食べる。息子の働きは泣いて食べる。孫の働きは多良間との距離[>遠い未来のことであてにならない])。 2982 とぅーい ikmvoc_2982.wav 動詞 r/rr語幹 C (道を)通る ひとぬ とぅーい んっちゅぎゃー つっじゃん(人の通る道はさえぎらない)。 かまらすかいば なうばいぬ んまむぬまい ぬどぅー とぅーらん(かなしくて、どんなおいしいものも喉を通らない)。 2983 とぅーい ikmvoc_2983.wav 名詞 C 燈火、ランプ とぅーいぬ さうず(ランプの掃除)。 2985 とぅーかす ikmvoc_2985.wav 動詞 貫通させる、貫く とぅーつ、とぅーす いーひー いちゃう とぅーかす(錐で板を貫通させる)。 やまー とぅーかひー とんねるー ちゅっふ(山を貫通させてトンネルをつくる)。 2986 どぅーかつ ikmvoc_2986.wav 名詞 自分自身の垣、自分自身を守るもの でぃんな にんぎんぬ どぅーかつ(お金は人間を守るものだ)。 2987 とぅーきみん ikmvoc_2987.wav 成句 良く聞こえる耳(の人)、地獄耳 かぬ ういびとぅぬ みんな やぐみ とぅーきみん やいば なうばいぬ みそぅか むぬいがまうまい つふどぅす(あの年寄りの耳はよく聞こえるのでどんなひそひそ話でも聞きとる)。 2988 どぅーぐり ikmvoc_2988.wav 形容詞 気まずい うるー つふむぬー どぅーぐりかいばならん(それを聞くことは気まずくてならない)。 かりゃー どぅーぐりんまり(彼はやり難い奴だ)。 かいんかいや どぅーぐりかいば むぬっじゃいん(彼には気まずい思いがあるので喋り難い)。 2989 どぅーじゅー ikmvoc_2989.wav 形容詞 体が丈夫な、体が丈夫だ、体力がある かりゃー やぐみ たや どぅーじゅー びとぅ(彼は力の強い強健な身体の持ち主だ)。 2990 とぅーす ikmvoc_2990.wav 動詞 s/h語幹 C (穴を)あけて貫通させる(穴に糸などを)通す とぅーつ、とぅーかす うまん あなう あきー とぅーす(ここに穴を開けて貫通させる)。 はいぬ みーんかい いとぅー とぅーす(針の穴に糸を通す)。 2991 とぅーずき ikmvoc_2991.wav 動詞 母音語幹 届ける、(願いなどが)届く、伝わる とぅーずふ、とぅーずつ 2992 どぅーすたい ikmvoc_2992.wav 形容詞 気だるい きゅーや どぅーすたいかいば ならん(今日は気だるくてしかたがない)。 2993 とぅーずつ ikmvoc_2993.wav 動詞 k語幹 届ける、(願いなどが)届く、伝わる とぅーずふ とぅーずき くるー ばが っふぁんかい とぅーずきー ふぃーさまてぃ(これを私の子供に届けて下さい)。 きゅーぬ にがいや かんがなすんかい とぅーずきーどぅー(今日の祈願は神様に届いている)。 2994 とぅーずふ ikmvoc_2994.wav 動詞 k語幹 届ける、(願いなどが)届く、伝わる とぅーずつ とぅーずき 2995 とぅーずん ikmvoc_2995.wav 名詞 石油ランプの芯、(ダイナマイトの)信管 だいだまぬ とぅーずんかい うまっちゅ つきー(ダイナマイトの信管に火をつける)。 2996 とぅーつ ikmvoc_2996.wav 動詞 k語幹 C (穴を)あけて貫通させる;(穴に糸などを)通す とぅーふ とぅーす、とぅーかす 5771 とぅーふ ikmvoc_5771.wav 動詞 k語幹 C (穴を)あけて貫通させる;(穴に糸などを)通す とぅーつ とぅーす、とぅーかす 2997 どぅーむつ ikmvoc_2997.wav 名詞 自己管理能力 どぅ-むつ じゃうず びぃとぅ(自己管理が上手な人、世渡り上手)。 どぅーむつ っちゃー っさん(体の管理の仕方を知らない[「っちゃー」は「方法」を意味する接尾辞])。 かりゃー いつまい さきゃー ぬみー どぅーむつっちゃー っさん(彼はいつも酒を飲んで自己管理の仕方を知らない)。 2998 どぅーやす ikmvoc_2998.wav 形容詞 安易な、容易な;身軽な うい あっさ どぅーやすむぬ(それをやることは簡単なことだ)。 どぅーやす びとぅ(すぐ機敏に動く人)。 どぅーやす すかま(簡単な仕事)。 2999 とぅい ikmvoc_2999.wav 動詞 r/rr語幹 C (連用形は「とぅい」または「とぅり」)、(ものを)取る、(他人のものを)盗む、(魚や貝を)採る、(席を)とる うるー とぅらでぃ(それを取ろう)。 うりゅーぎゃー かまんかい とぅいー ゆっじゃし(これは向こうに取って寄せろ)。 なまっそぅ とぅいー ふぁい(刺身を取って食べなさい)。 たかう とぅい(鷹を捕獲する)。 つくえぬ あーぎぬ むぬー とぅいくー(机の上のものを取ってこい)。 ひとぅぬ むぬー とぅいや ならん(人のものを盗ってはいけない)。 しな とぅいが まうきゃーいんかい いかでぃ(はまぐりを取りに前の海(大浦湾)に行こう)。 ばが たまうまい びーどぅくまう とぅい うっきゅーき(私の分も席を取っておけ)。 3000 とぅい ikmvoc_3000.wav 動詞 r/rr語幹 C (連用形は「とぅい」または「とぅり」)(写真を)撮る しゃしんぬ とぅい(写真を撮る)。 あてぃ うどぅるっちゃーひー まずむぬん たまっさ とぅらいーにゃーん(余りにもびっくりして幽霊に魂を抜き取られた)。 3001 とぅい ikmvoc_3001.wav 名詞 B 干支 くとぅすぬ とぅいや なうどぅ あた(今年の干支は何だった)。 3002 とぅい ikmvoc_3002.wav 名詞 B 鳥 びきどぅい(雄鶏)。 みーどぅい(雌鶏)。 にぶいどぅい(寝ぼけた鶏[>間違って時を告げる鶏])。 とぅいぬ はにがい(鳥の翼)。 とぅいぬ すー やーがま(鳥の巣の様な小さな家)。 3003 とぅいかいす ikmvoc_3003.wav 動詞 s/h語幹 取り返す ばかーいーやー むぬー とぅいかいす(奪われたものを取り返す)。 3004 とぅいがますだしゃ ikmvoc_3004.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙タイラギ貝 3005 とぅいしゃう ikmvoc_3005.wav 名詞 スケベな人 3006 とぅいたいつき ikmvoc_3006.wav 動詞 母音語幹 (人、動物や物を)取って投げる ばー べんきょーや あすっふぁにゃーんば ほぅんぬぎゃー とぅいたいつきすてぃる(俺は勉強なんかしたくないから本なんか放りすててくれ)。 3007 とぅいてぃっゔぃ ikmvoc_3007.wav 動詞 取って投げる はくほーや ことしょーぎくー とぅいてぃっゔぃー すてぃーにゃーん(白鵬は琴奨菊を取って投げた)。 3008 とぅいどぅくま ikmvoc_3008.wav 名詞 取り柄 かりゃー とぅいどぅくまー にゃーん(彼は取り柄がない)。 3009 とぅいはっじゃつ ikmvoc_3009.wav 動詞 k語幹 取り損なう とぅいはっじゃふ とぅいはっじゃきーにゃーん(取りそこなった)。 5772 とぅいはっじゃふ ikmvoc_5772.wav 動詞 k語幹 取り損なう とぅいはっじゃつ 3010 とぅいまい ikmvoc_3010.wav 名詞 取り分、分け前 たま、ばきだま、っじだま ばが とぅいまいや にゃーん(私の取り分はない)。 3011 とぅいまつ ikmvoc_3011.wav 名詞 鳥の舞う群れ とぅいまつぬ すたんどぅ かっちゅー うい(鳥の舞う群れの下にカツオはいる)。 3012 とぅいまやーす ikmvoc_3012.wav 動詞 取って(宙に浮かせて)投げる はくほーや ことしょうぎくー とぅいまやーひーにゃーん(白鵬は琴奨菊を取って投げた)。 とぅいまやーはいにゃーん(取って投げられた)。 3013 とぅいみ ikmvoc_3013.wav 名詞 A 鳥目、夜盲症、夜盲症の人 とぅいみゃー ひー ゆなかー むぬー みーらいん(夜盲症で夜中はものが見えない)。 とぅいみんな ゆなかー むぬー みーらいんちゃ(夜盲症には夜中には物が見えないんだって)。 3014 とぅいむす ikmvoc_3014.wav 名詞 抱卵中の鶏につく小さな虫 とぅぬかう すだほぅー とぅいんな とぅいむすぬどぅ つふ(卵を抱いている鶏には虫がつく)。 3015 1 とぅか ikmvoc_3015.wav 名詞 B (名詞の)決めた通り、やる通り、次第;「動詞基本形+ぬ/が(どぅ)+とぅか」の形で、~の方がいい かんぬ とぅかどぅ ひらいー(神様の決めた通りにやる)。 うらー っゔぁが とぅか(それは あなた次第)。 ふにひー いつんつきゃー ひこーきひー いつがどぅ とぅか(船で行くより飛行機で行く方がいい)。 3015 2 とぅか ikmvoc_3015.wav 名詞 A 「とぅか」の前に「動詞否定形+「が」または「ぬ」」がついて「~ない方がいい」という意味を表す[「が」「ぬ」は省略も可。さらに「がどぅ とぅか」、「 ぬどぅ とぅか」でもよい。] あいぬ くとぅーぎゃー っさんが とぅか(そんなことは知らぬ方がいい)。 ふぁーんが とぅか(食べない方がいい)。 3016 とぅか ikmvoc_3016.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙十日 とぅーか 3017 とぅが ikmvoc_3017.wav 名詞 C 咎、罪 かりゅーぎゃー んみつな、かいんな なうぬ とぅがまい にゃーん(彼を叱るな、彼には何の罪もない)。 3019 1 とぅがい ikmvoc_3019.wav 動詞 r/rr語幹 C 尖がる とぅんず、とぅんでぃ 3020 1 とぅがい ikmvoc_3020.wav 動詞 母音語幹 C 尖がる とぅんず、とぅんでぃ 3019 2 とぅがい ikmvoc_3019.wav 動詞 r/rr語幹 C (角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る とぅんず、とぅんでぃ 3020 2 とぅがい ikmvoc_3020.wav 動詞 母音語幹 C (角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る とぅんず、とぅんでぃ 3018 とぅがい ikmvoc_3018.wav 名詞 C 岬、土地の先端部分 かまぬ とぅがいん っぞぅー つーたい(向こうの岬で魚を釣った)。 んなー っしぬ とぅがいんどぅ はーさ うい(サザエはリーフの先端にたくさんいる)。 3021 とぅかきん ikmvoc_3021.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙イソマグロ ん゚ぬ とぅかきんぬ っちゃいー うたい(昨日、イソマグロが釣れた)。 きたてぃ がばー とぅかきん(とても大きな磯マグロ)。 3022 とぅかさうずばり ikmvoc_3022.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙生後10日頃の魔除、出産祝い さうずばり 3023 とぅがん ikmvoc_3023.wav 動詞 m語幹 C 咎める、非難する ひとぅーぎゃー まーぬ とぅがまん(他人をあまり非難してはならない)。 ばいさう あすてぃがー っふぁんまがたーひーまい とぅがまいどぅす(悪事を働いたら子孫代々まで非難される)。 3024 とぅかんてぃ ikmvoc_3024.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙出産祝(出産後10日目頃に行う) 3025 とぅきゃ ikmvoc_3025.wav 名詞 C 時 とぅつ なんあらとぅきゃんな いんかいや いかん(波の荒いときには海には行かない)。 あみふーどぅきゃ(雨降りの時)。 いつとぅきゃ(行く時)。 すんとぅきゃ(死ぬとき)。 やらびぬ なつたい とぅつんな ぎっじゃ ひらいん(子供が泣いた時にはどうしようもない)。 3026 どぅきゃ ikmvoc_3026.wav 名詞 C 生まれつき皮膚の白い人、アルビノ どぅきゃびとぅー っそぅびとぅ(アルビノの人は白い)。 3027 とぅくっとぅ ikmvoc_3027.wav 名詞 静かにしていること、おとなしくしていること うぬびき やらびゃー とぅくっとぅぎゃー ほぅん(この男の子はおとなしくしていられない)。 とぅくっとぅーひー びじー うり(静かに座っておけ)。 3028 とぅくぬ ikmvoc_3028.wav 名詞 B 土地、敷地 やーふつどぅくぬ(家を建てる土地)。 3029 とぅくぬだみ にがい ikmvoc_3029.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙家屋敷を繁盛させるための祈願 3030 とぅす ikmvoc_3030.wav 名詞 B 砥石 いすぬまらー とぅすんまい ないどぅす(土が硬くなり石になったものは砥石にもなる)。 とぅすひー っざらう とぅず(砥石で鎌を砥ぐ)。 3031 とぅす ikmvoc_3031.wav 名詞 B 年齢、年 とぅっさ いふつ(年齢はいくつか)。 とっそぅ くい(年を超える)。 とぅすかず はだかず(年年歳歳)。 とぅっさ とぅいー ういびとぅ なりーどぅー(年を取って年寄りになっている)。 3032 とぅず ikmvoc_3032.wav 名詞 A 妻 さつぬ とぅず(先妻)。 とぅっじゅ とぅみー(妻を探す>結婚する)。 ばー とぅっじゃ みーん(私は妻はいない>独身です)。 とぅずとぅみゃー ひー うい(結婚相手を探している)。 3033 とぅず ikmvoc_3033.wav 動詞 g語幹 C 研ぐ っざらう とぅすひー とぅず(鎌を砥石で研ぐ)。 3034 とぅず ikmvoc_3034.wav 名詞 C 刺 さるかぬ とぅず(サルカの刺)。 3035 どぅす ikmvoc_3035.wav 名詞 C 友達 ん゚ぬ すーたい どぅっそぅ やーんかい さーりったい(昨日知り合った友達を家に連れてきた)。 どぅす びらい(友達にいろいろな送りものをすること)。 3036 どぅす ikmvoc_3036.wav 助動詞 動詞基本形に付いて述語に焦点を当てる表現、「だよ」[「どぅ(焦点助詞)+あす(する)」の縮約形] 3037 とぅずあす ikmvoc_3037.wav 動詞 妻にする まさいや かなっそぅ とぅずあすたい(マサイはカナスを妻にした)。 3038 とぅすかず はだかず ikmvoc_3038.wav 成句 毎年毎年、年年歳歳 とぅすかず はだかず がんじゅーや ひー うらまてぃ(いつもいつもお元気でいらっしゃって下さい)。 3039 とぅずっふぁ ikmvoc_3039.wav 名詞 妻子 ばー とぅずっふぁうぎゃー やぐみ かなす(私は妻子をとても愛おしく思っている)。 3040 とぅすぬ くー ikmvoc_3040.wav 成句 年の功 かみぬ くーんつきゃー とぅすぬ くー(亀の甲より年の功)。 3041 どぅすぬ はな ikmvoc_3041.wav 成句 友達の中の一番 びきどぅん やらばん みどぅん やらばん あぐぬはな どぅすぬ はなひー とぅゆまだかーならん(男性であろうが女性であろうが同級生達、友達の花として頑張らないとならない)。 3042 とぅすびー ikmvoc_3042.wav 名詞 生まれた干支の年 くとぅっさ どぅーぬ とぅすびー(今年は私たちの生まれた干支の年だ)。 3043 とぅずぶとぅ ikmvoc_3043.wav 名詞 夫婦 かぬきゃが ふたーいや とぅずぶとぅん ないがまたちゃ(あの二人は夫婦になるんだって)。 3044 とぅずぶとぅばかーい ikmvoc_3044.wav 成句 離婚(夫婦別れ) とぅずぶとぅばきゃーい 3045 とぅずぶとぅばきゃーい ikmvoc_3045.wav 名詞 離婚(夫婦別れ) とぅずぶとぅばかーい とぅずぶとぅばきゃーいや ひー まーいかたー にゃーん(離婚して八方ふさがりだ)。  ばがぶとぅ あたいひとぅ ばぬー あてぃくとぅ しつきゅーたいばどぅ とぅずぶとぅばきゃーい あすたい(私の夫だった人はあまりにも私を怒ったので離婚した)。 3046 とぅずます ikmvoc_3046.wav 動詞 s/h語幹 終了する、完成する とぅどぅます、とぅずみ、とぅどぅみ、とぅずん、とぅどぅん くまぬ すかまうぎゃー きゅーぬちゃん とぅずまはだかー ならん(ここの仕事は今日中に終えないとならない)。 3047 とぅずみ ikmvoc_3047.wav 動詞 母音語幹 C 終了する、完成する とぅずます、とぅどぅます、とぅどぅみ、とぅずん、とぅどぅん くまぬ すかまうぎゃー きゅーぬちゃん とぅずみでぃ(ここの仕事は今日中に終えよう)。 3048 とぅずん ikmvoc_3048.wav 動詞 m語幹 C 終了する、完成する とぅずます、とぅどぅます、とぅずみ、とぅどぅみ、とぅどぅん やーふっちゃ きゅーんな とぅずまいん(家づくりは今日には終了できない)。 3049 とぅつ ikmvoc_3049.wav 名詞 C 時 ときゃ 3050 とぅっふゃ ikmvoc_3050.wav 名詞 C 慌て者 ちゃーふきゃ、かかみきゃ、とぅとぅっふゃ 3051 とぅどぅか ikmvoc_3051.wav 形容詞 B (人が)おとなしい、静かな、(海などが)静かな とぅどぅか やらび(おとなしい子供)。 きゅーぬ いんな とぅどぅか いん(今日の海は静かな海だ)。 3052 とぅとぅっふぁす ikmvoc_3052.wav 動詞 s/h語幹 はやし立てて何かやらせる かいん ぶどぅいや とぅとぅっふぁはいー だりどぅ うたい(あいつに踊りを(しろと)囃子立てられて疲れた)。 3053 とぅとぅっふぃ ikmvoc_3053.wav 副詞 一目散に ぶーっじゅ ぬすまっじゃうたい やらびんみゃー はいぬ ぬすん みちきらいー とぅとぅっふぃ ひんずたい(サトウキビを盗もうとしていた子供達は、畑の持ち主に見つかり一目散に逃げだした)。 3054 とぅとぅっふゃ ikmvoc_3054.wav 名詞 慌て者 ちゃーふきゃ、かかみきゃ、とぅっふゃ 3055 とぅどぅまい ikmvoc_3055.wav 動詞 (風などが)一か所に留まる、止まる;終わる かじゃー とぅどぅまりーどぅー(風は留まっている)。 くまぬ すかまうぎゃー きゅーじゅーん とどぅまらはでぃ(この仕事は今日中に終わらせよう)。 くるまう とぅどぅまらし(車をとめろ)。 3056 とぅどぅます ikmvoc_3056.wav 動詞 s/h語幹 終了する、完成する とぅずます とぅずみ、とぅどぅみ、とぅずん、とぅどぅん くまぬ すかまー きゅーひや とぅどぅまらはいんはず(ここの仕事は今日で終えることができないはずだ)。 3057 とぅどぅみ ikmvoc_3057.wav 動詞 母音語幹 C 終了する、完成する とぅずみ とぅずます、とぅどぅます、とぅずん、とぅどぅん うやきゃー きた とぅどぅみ(裕福は桁に留め置く[家の富は桁のように家のなかに留めろということわざ])。 3058 とぅどぅん ikmvoc_3058.wav 動詞 m語幹 C 終了する、完成する とぅずん とぅずます、とぅどぅます、とぅずみ、とぅどぅみ 3059 とぅなか ikmvoc_3059.wav 名詞 C 海洋、大海原 とぅー ふにゃー とぅなかんかい いでぃー はりーにゃーん(船は大海原に出帆していった)。 3060 とぅなみ ikmvoc_3060.wav 動詞 A (数を)ならす;(土地を)平らにする うまん うるー ひとぅんみぬ とぅっそぅ とぅなみてぃがー にじゅーばかーい(そのにいる人の年を平均すると20ぐらいだ)。 うまうぎゃー とぅなみー んなし(ここをなだらかにしなさい)。 3061 とぅなみ ikmvoc_3061.wav 名詞 A 平均;平らなこと、またその様子 しーとぅぬ せーせきぬ とぅなみゃー さん(生徒の成績の平均は3だ)。 うまー とぅなみ どくまびゃーい(ここは平らな土地かなー)。 3062 とぅなら ikmvoc_3062.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙アキノノゲシ とぅならー んぎゃむぬ(秋ののげしは苦い)。 3063 とぅぬか ikmvoc_3063.wav 名詞 C 卵 うっじゃぬ とぅぬか(うずらの卵)。 すむいどぅぬか(巣籠の卵 [>雛の孵らない卵])。 3064 とぅぬがなす ikmvoc_3064.wav 名詞 お殿様 3065 とぅぬかぬ あかみー ikmvoc_3065.wav 成句 卵黄 3066 とぅぬぎ ikmvoc_3066.wav 動詞 母音語幹 A 飛び上がる、ジャンプする とぅぬず(g語幹) 3067 とぅぬず ikmvoc_3067.wav 動詞 g語幹 A 飛び上がる、ジャンプする;飛び越える とぅぬぎ(母音語幹) うまぬ ばだうぎゃー とぅぬぎー ばたり(ここの溝はジャンプして渡れ)。 たかま とぅぬず(ジャンプするように走る)。 うまう とぅぬぎ(ここを飛び越える)。 3068 とぅぱ ikmvoc_3068.wav オノマトペ (唾を吐くときの音)ペッ つっじゅぎゃー とぅぱてぃー とぅぱつな(唾をペッと吐くな)。 3069 とぅばす ikmvoc_3069.wav 動詞 s/h語幹 A 走る、疾走する とぅばひー まうきゃーぬ ひとぅー んがし(疾走して前の人を追い越せ)。 3070 とぅぱつ ikmvoc_3070.wav 動詞 k語幹 C (唾を)吐く とぅぱふ、とぅぴゃつ、とぅぴゃふ つっじゅぎゃー とぅぱつな(唾を吐くな)。 んじゃんまい つっじゅぎゃー とぅぱかん(どこにも唾を吐かない)。 あかっちゅ とぅぱちゅー(血を吐いている)。 5773 とぅぱふ ikmvoc_5773.wav 動詞 k語幹 C (唾を)吐く とぅぱつ、とぅぴゃつ、とぅぴゃふ 3071 とぅびゃがい ikmvoc_3071.wav 動詞 r/rr語幹 飛び上がる とぅびゃぎゃい 3072 とぅびゃぎゃい ikmvoc_3072.wav 動詞 r/rr語幹 飛び上がる とぅびゃがい かりゅー とぅびゃがりー とぅい(あれを飛び上がって取れ)。 3073 どぅま ikmvoc_3073.wav 名詞 B 土間 3074 とぅまい ikmvoc_3074.wav 動詞 r/rr語幹 A 泊まる、宿泊する;(船が)停泊する とぅまい(母音語幹) ほてるんな とぅまらだ どぅすぬ まいん とぅまいたい(ホテルに泊まらずに友達のところに泊まった)。 んなとぅんどぅ ふにゃー とぅまい(港に船は泊まる)。 3075 とぅまい ikmvoc_3075.wav 動詞 母音語幹 A 泊まる、宿泊する とぅまい(r/rr語幹 3076 とぅまい ikmvoc_3076.wav 名詞 A 泊まり、泊まり込むこと うたきぬ とぅまいがんにがい(御嶽における泊まり込みの願い)。 3077 とぅまいいん ikmvoc_3077.wav 名詞 泊まり込み漁[昔はフディ岩礁(大神島の1キロほど北東ある岩礁)まで行って泊まり込みで漁をしたという。そこには頑丈に積まれたた石垣の宿泊用屋敷跡があった。フディ岩礁までは手漕ぎのサバニで行くと一日かかる] 3078 どぅまっゔぃ ikmvoc_3078.wav 動詞 母音語幹 戸惑う、迷う ばー いじゅー いらばでぃががら どぅまっゔぃーどぅー(私はどれを選ぼうか迷っている)。 どぅまっゔぃんまり(戸惑っている奴)。 ばー なうばい ほぅでぃががら どぅまっゔぃー さだかまい ひらいん(私はどうするか迷っていて分からない)。 ばー どぅまっゔぃどぅ っゔぁー たるががら っさいん(私は混乱してあなたが誰なのか分からない)。 おい どぅまっゔぃんまり っゔぁー なうゆどぅ かんがいゆー(おい、うすらとんかち、お前は何を考えているんだ)。 3079 とぅみ ikmvoc_3079.wav 動詞 母音語幹 C 探す、捜す;見つける ぶとぅぬ さきふぁやう とみが いつ(酒飲みの旦那を探しに行く)。 ひとぅぬ あらうぎゃー とぅみん(他人の欠点は探さない)。 とぅっじゅ とぅみる(嫁になる人を探せ)。 なうゆどぅ とぅみーゆーが(何を探しているの)。 すかまうぎゃー はかうっちゃ とぅみー あすばどぅ ぬーがい(仕事を段取りを探してやれば捗る[<段取りを考えて])。 ばー うまん たからむぬー とぅみたい(わたしはそこで宝物を見つけた)。 3080 とぅむ ikmvoc_3080.wav 名詞 C 船尾 ふにぬ とぅむ(船尾)。 3081 とぅむ ikmvoc_3081.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙とも [うたきの用語、ウーンマに1人、アーグスンマに1人に付く、ナカバイにはつかない。] うーんまが とぅむ(ウーンマのお供)。 3082 とぅむーす ikmvoc_3082.wav 動詞 s/h語幹 一緒に連れてくる、招待する;お供する とぅむす ぶじゃう とぅむーす(おじさんを一緒に連れてくる)。 うやう ゆーいんかい とぅむーはでぃ(おじいさんをお祝いに招待する)。 ういびとぅー とぅむーひー くー(お年寄りをお連れして来なさい)。 3084 とぅやーす ikmvoc_3084.wav 動詞 s/h語幹 問い合わす なうばい なるーがてぃ とぅやーひーみーる(どうなっているか問い合わせてみなさい)。 3085 とぅゆみゃ ikmvoc_3085.wav 名詞 C 〘人名〙 〘人名〙仲宗根豊見親(なかそね とぅゆみゃ)(西暦1500年に八重山に侵攻した);優れ者 とぅゆみゃー ゆなうす あす(豊見親は世直しする[>指導者はいい世の中を作る(べきだ)])。 3086 とぅゆん ikmvoc_3086.wav 動詞 m語幹 C 響(とよ)む、鳴り響く、名高くなる どぅすぬ はな あぐぬ はな とぅゆみ(友達のなかの一番、同級生のなかの一番として成功しろ)。 3087 1 とぅらす ikmvoc_3087.wav 動詞 s/h語幹 C (借金などを)返す;渡す かいんかい うっかう とぅらす(彼に借金を返す)。 かいん いんかい むぐらひー っぞぅー とぅらし(あいつに海に潜らせて魚をとらせろ[>あいつを])。 かいん くぬ っぞぅー むちーきー とぅらし(彼にこの魚をもっていってわたせ)。 3087 2 とぅらす ikmvoc_3087.wav 補助動詞 s/h語幹 (動詞連用形について)~てやる くぬひゃーゆぎゃー ひつきー とぅらし(この野郎を躾けてやりなさい)。 3088 とぅらぬい ikmvoc_3088.wav 名詞 寅の日 きゅーや とぅらぬい(今日は寅の日だ)。 3089 とぅらぬは ikmvoc_3089.wav 名詞 寅(東)の方 3090 とぅらぬはでぃー ikmvoc_3090.wav 名詞 東支部(西原東部) 3091 1 とぅり ikmvoc_3091.wav 動詞 母音語幹 A 風がなくて天気がおだやかになる、風や波がなくなる とぅりー きゅーや じゃう なぎ、かじゃー とぅりーどぅーい(今日は海が穏やかで、風は凪いでいる)。 きゅーぬ いんな とぅりーどぅー(今日の海は穏やかだ)。 あちゃー とぅりん はず(明日は天気が悪くなるはず)。 あちゃー とぅりてぃがー みがにまーい あすが(明日晴れたら素潜り漁に(行こう))。 3091 2 とぅり ikmvoc_3091.wav 名詞 A 凪いでいること きゅーぬ いんな じゃうどぅりがま(今日の海は良い凪だ) 。 3091 3 とぅり ikmvoc_3091.wav 名詞 A 天気がいいこと とぅりー きゅーや じゃうどぅり(今日は良い天気だ)。 3092 とぅりばい ikmvoc_3092.wav 動詞 r/rr語幹 集中できずものが考えられない、仕事ができない、ぼんやりする ばー みどぅんぬ くとぅー うむいどぅ とぅりばりー うたい(私は妻のことを思ってぼんやりしていた)。 おい とぅりばらだ はやまり すかま あっそぅ(おい ぼんやりしないで早く仕事しなさい)。 3093 とぅりばら ikmvoc_3093.wav 名詞 ぼんやりしている者 おい とぅりばら っゔぁー なうゆどぅ ほぅー(このぼんやり者、お前は何をしているんだ)。 3094 とぅりひぐい ikmvoc_3094.wav 名詞 冬の晴れた日に寒気がおそうこと、放射冷却 きゅーや とぅりひぐいや ひー っしかいばならん(今日は放射冷却で寒くてならない) 。 ふゆんな とぅりひぐいぬどぅ あい(冬には放射冷却がある)。 きゅーや とぅりひぐいや ひーゆーば いんぬ っぞぅまい すにゅー はず やいば っそぅいが いかでぃ(今日は底冷えしているから、海の魚も死んでいるはずだから拾いに行こう)。 3095 どぅる ikmvoc_3095.wav 名詞 B 泥、奴 ふたてぃ どぅる(馬鹿な奴)。 3096 どぅるだり ikmvoc_3096.wav 名詞 泥まみれ どぅるびーた ぎずぎゃうな やらびゃー きゅーまい どぅるだり(いたずら小僧は今日も泥だらけだ)。 3097 とぅるな ikmvoc_3097.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙アキノノゲシ とぅるなー んぎゃむぬ(アキノノゲシは苦い)。 3098 どぅるびーた ikmvoc_3098.wav 名詞 泥まみれ どぅるだり 3099 どぅるんた ikmvoc_3099.wav 名詞 泥土 3100 とぅん ikmvoc_3100.wav 副詞 ぐるっと、即座に うまう とぅん まーり(ここをぐるっと回れ)。 っさらん いきー とぅん むどぅい(平良に行って直ぐに引き帰す)。 3101 とぅんから ikmvoc_3101.wav 名詞 まだ結婚していない若者達が(男女別々に中学生くらいから)一緒に寝泊りすること。「とぅんからあぐ」は一生の友達となる とぅんからあぐ(一緒に寝泊りする友達)。 とぅんから やー(友達同士一緒に寝泊りする家)。 3102 とぅんぎ ikmvoc_3102.wav 動詞 母音語幹 A (角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る 3103 どぅんぎゃ ikmvoc_3103.wav 名詞 C 大きなマグロの群 どぅんぎゃう みーみーぶすむぬ(マグロの大群を見てみたい)。 3104 とぅんくい ikmvoc_3104.wav 動詞 母音語幹 飛び越える うまぬ ばだうぎゃー とぅんくいる(そこの溝を飛び越えろ)。 3105 とぅんず ikmvoc_3105.wav 動詞 g語幹 A 尖がる;(角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る とぅがい とぅんがらす(尖がらす)。 3106 とぅんず ikmvoc_3106.wav 動詞 zz/dd語幹 A 尖がる;(角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る とぅがい かいが ながうっそぅー とぅんじゅーい(あいつの後頭部は尖がっている)。 かにふずぬどぅ とぅんじゅー(釘が突き出ている)。 かいが てぃびるんな とぅんでぃーどぅー(あいつのお尻は突き出ている)。 3107 とぅんでぃ ikmvoc_3107.wav 動詞 母音語幹 A 尖がる;(角、釘などが中から)突き出る、(乳房、お尻、目玉など体の部分が)外に出る とぅがい、とぅんず 3108 とぅんでぃ ikmvoc_3108.wav 名詞 A 冬至 3109 とぅんでぃさうがつ ikmvoc_3109.wav 名詞 冬至正月、小正月[冬至正月は正月は12月20日ごろ行われる冬至の祝い、現在は干支を同じくする人たちの同期会のようになっている]) とぅんでぃさうがつんな どーそーかいゆ あす(冬至には同期会をやる)。 3110 とぅんびゃん ikmvoc_3110.wav 名詞 〘植〙 〘植〙竜舌蘭(リュウゼツラン) とぅんびゃんな とぅずくぬどぅ あい(竜舌蘭には刺がある)。 3111 とぅんま ikmvoc_3111.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙~も、さえも どぅんま、とぅんな、ちゅんま、ちゅんな うりゃーとぅんま っさんな(それさえも知らないのか)。 うらーとぅんま ひらいんな(それさえもできないか)。 んなーぎゃー すかまー なからーとぅんま くーん(今のところ仕事は半分も来ていない)。 っゔぁんな とぅずどぅんま とぅみらいんな(お前には結婚もできないのか)。 3112 とぅんま ikmvoc_3112.wav 副詞 少しも変化しないこと強調する、(微動)さえ、だに(しない) いんな むぬー ふぃーきゃたーひーや びーないや とぅんま ほぅだ むゆかん(犬は餌を与えるまでは微動だにせず動かない)。 うまぬ やーや ないんまい びーないや とぅんま ほぅん(ここの家は地震でもびくともさえしない)。 3113 どぅんま ikmvoc_3113.wav オノマトペ ドンと うまん どぅんまてぃー うっき(そこにドンと置け )。 3114 どきょー ikmvoc_3114.wav 名詞 B 度胸 どきょーや にゃーんんまり(度胸のない奴)。 3116 とっゔぁずー ikmvoc_3116.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙真謝の北東辺り、船で10分から15分くらいのところにあるリーフの名前 3117 どんない ikmvoc_3117.wav オノマトペ どんどん みっじゅぎゃー どんない いりる(水はどんどん入れなさい)。 どんない ふぁい(どんどん食べなさい)。 3118 どんま どんま ikmvoc_3118.wav オノマトペ どたんどたん 3119 な ikmvoc_3119.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙動詞基本形について禁止の意味を表す ふぁうとぅきゃんな ふつならう いだすな(食べるときにはくちゃくちゃ音をだすな)。 うまん なまいな(そこに止まるな)。 3120 な ikmvoc_3120.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙動詞基本形について、真偽疑問文を作る っゔぁ きゃうだいや うりな(兄弟はいますか)。 ういひー じゃうぶんな(これで足りますか)。 うらー っゔぁが むぬな(これはあなたのですか)。 きょーとんかいや いきゃー くとぅ ありどぅ うらまいな(京都にいったことがありますか)。 うぬ まんごーや んまいどぅ あたいな(このマンゴーはうまかったですか)。 っゔぁまい いかでぃな(お前も行くのか)。 3121 なー ikmvoc_3121.wav 名詞 B 名前 ばが なーや かに(私の名前はカニです)。 ばが なーゆぎゃー まさいてぃどぅ あい(私の名前はマサイと言います)。 なーゆ ならーひー ふぃーさまてぃ(名前を教えてください)。 3122 なー ikmvoc_3122.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙聞き返すときに使う、なに、えっ なー、なうてぃー(え、何だって)。 なー、っゔぁー んなま なうてぃどぅ あいたー(え、君いまなんて言ったの)。 3123 なー ikmvoc_3123.wav 名詞 B 縄 ん゚な なーゆ なう(縄をなう)。 3124 なー ikmvoc_3124.wav 接尾辞 名詞について、量を同じだけ割り当てることを表す、ずつ、だけ、ごと たうかーなー たうかーなー ならーす(一人ずつ教える)。 たうかーひー ってぃつなー とぅい(一人で一つずつ取れ)。 ふたーつが ゆいなーや ひぬ ゆたーいぬ きょーだい(二つおきの4人の兄弟)。 3125 なーぎ ikmvoc_3125.wav 動詞 母音語幹 A 敬う なーず かんぬ なーぎでぃ(神様を敬おう)。 3126 なーぎ むぬい ikmvoc_3126.wav 名詞 敬語 そぅじゃっそぅんかいや なーぎ むぬいゆ あい(先輩には敬語を使う)。 3127 なーす ikmvoc_3127.wav 動詞 C (太陽に芋を)晒す んーぬ なーす(太陽に芋を晒す)。 3128 なーず ikmvoc_3128.wav 動詞 g語幹 C (人、神を)尊敬する、褒めたたえる なーぎ とゆみゃー たるからまい なーがいどぅー(豊見親は皆から尊敬されている)。 かんがなっそぅ なーぎーうい(神様をたたえている)。 3129 なーすたらしゃ ikmvoc_3129.wav 名詞 名を下げる人、一家の恥 3130 なーどぅ ikmvoc_3130.wav 代名詞 C 〘再帰代名詞〙 〘再帰代名詞〙「なら」の複数形、自分たち [主語が1人称なら「私たち」、主語が二人称なら「お前たち」、主語が三人称なら「彼ら、彼女ら」を指す] なーる ならどぅ おい まさいた、うらー なーどぅが むぬてぃー いばいな(おい、マサイ、お前たち、それは自分たちのものだと自慢するな[<マサイたち])。 うぬ っふぁっちゃ っゔぁるが むぬー あらだ、うらー なーどぅが むぬ(おい その鍬はお前たちのものではなくて、それは私たちのものだ)。 うぬ さきゃー ん゚ぬぬ ばんてぃが ぬん ぬくい やいば うらー なーどぅが むぬ(この酒は昨日の私達の飲み残りだから、それは私たちのもの)。 かぬきゃー なーどぅが むちっちゃー むぬー つくえぬ はなんかい ならびゅーたい(あいつらは自分たちが持ってきた品物を机の上にならべた)。 3131 なーどぅが かた ikmvoc_3131.wav 名詞 自分たちの味方;自分たちの親戚 3133 ない ikmvoc_3133.wav 動詞 r/rr語幹 A (AがBに)変化する;形容詞を取る場合は、形容詞語幹に「ふ」を付けて「~ふ ない」と言う;節を取る場合は「~やうん ない(ようになる)」と言う とぅずぶとぅん ない(夫婦に成る)。 ながみんふ なりーにゃーん(耳が遠くなった)。 ばー ういびとぅ なりどぅ ひとぅぬ むぬいや つかいだ んぎゅー(私は年取って人の話が聞こえなくなっている)。 3134 ない ikmvoc_3134.wav 動詞 r/rr語幹 A (実などが)実る ふにゅーぬどぅ なりゅー(みかんがなっている)。 みなかぬ ばさぬ ないや んなーぎゃー なりや うらん(庭のバナナの実はまだなってない)。 3135 ない ikmvoc_3135.wav 名詞 B 実 きーぬ ない(木の実)。 ばさない(バナナ[<芭蕉の実])。 3136 ない ikmvoc_3136.wav 名詞 B 地震 ほぅないや やぐみ うとぅるすむぬ(大地震はほんとうにこわい)。 ないや ひー やーや かたうきーにゃーん(地震で家は傾いた)。 こんくりやーや がばー ないんまい びーないや とぅんま ほぅん(コンクリートの家は大地震でもびくともしない)。 3137 ない ikmvoc_3137.wav 動詞 r/rr語幹 A 太陽にさらして甘くなる ない んー(太陽に晒した甘い芋)。 3138 ない ikmvoc_3138.wav 動詞 r/rr語幹 A 鳴る ないぬ とぅきゃんな ずーぬどぅ ない(地震のときには地響きする[<地面が鳴る])。 かんないぬ ない(雷が鳴る)。 3139 ない ikmvoc_3139.wav 名詞 B 苗 んーぎーぬ ない(芋の苗)。 ぶーずぬ ない(サトウキビの苗)。 んーぎーぬ ない(芋づるの苗)。 3140 ない ikmvoc_3140.wav 動詞 母音語幹 C 萎える、枯れる ない(r/rr語幹)、ないー(r/rr語幹) 3141 ない ikmvoc_3141.wav 動詞 r/rr語幹 C 萎える、枯れる ない(母音語幹)、ないー(r/rr語幹) そぅーや ないーどぅ(野菜は枯れている)。 3142 ない ikmvoc_3142.wav 動詞 母音語幹 C 捻挫する、痛める ない(r/rr語幹)、ないー(r/rr語幹) 3143 ない ikmvoc_3143.wav 動詞 r/rr語幹 C 捻挫する、痛める ない(母音語幹)、ないー(r/rr語幹) 3144 ないー ikmvoc_3144.wav 動詞 r/rr語幹 C 萎える、枯れる ない(母音語幹)、ない(r/rr語幹) 3145 ないー ikmvoc_3145.wav 動詞 r/rr語幹 C 捻挫する、痛める ない(母音語幹)、ない(r/rr語幹) はっじゅ ないらす(足を捻挫する)。 3146 ないがた ikmvoc_3146.wav 成句 ~になりそうである かいまい ういびとぅ ないがた(あの人も年寄りになりそうだ)。 3147 ないかに ikmvoc_3147.wav 名詞 神名、御帳主 うちゃうぬす 3148 ないぎゃ ikmvoc_3148.wav 名詞 C 足の不自由なひと ないず びとぅ 3149 ないくっじゃ ikmvoc_3149.wav 名詞 成長の良くないもの ないくっじゃがまー いみふだー(成長の良くないものは小さい)。 ないくっじゃ やらびがま(生育の悪い子供)。 ないくっじゃがまー やらびあいきゃどぅ やみーうたいちゃ(成長の良くない人は子供の頃に病気していたんだって)。 3150 ないず ikmvoc_3150.wav 動詞 g語幹 C びっこを引く はっじゃ ぶりー ないぎーどぅー(骨折してびっこを引いている)。 3151 ないず ikmvoc_3151.wav 名詞 C びっこの人、足の不自由な人 ないず びとぅ(びっこの人)。 3152 ないてぃがー ikmvoc_3152.wav 副詞 できたら、なるべく ばー ないてぃがー いふたっふぁにゃーん(私はできたら行きたくない)。 3153 ないらす ikmvoc_3153.wav 動詞 s/h語幹 (足や手を)捻挫する、(自分を)捻挫させる いすぐーん はっじゃ とぅらいー はっじゃ ないらひーにゃーん(石ころに足を取られて、捻挫した)。 はっじゃ ないらはいにゃーん(足は捻挫した)。 3154 なう ikmvoc_3154.wav 動詞 w語幹 C 綯(な)う ぶーず たうすぬ ん゚なう なう(サトウキビ収穫用の縄を綯(な)う)。 ん゚なう だにー なう(綱をねじって綯(な)う)。 ん゚なうぎゃー だにどぅ なう(綱はねじらせて綯(な)う)。 みーつぬ ん゚なう ゆいー がばー ん゚なう なう(三本の縄をなって太い縄をなう)。 3155 なう ikmvoc_3155.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙何、どれ(ぐらい)、なん(の) うらー なう(それは何)。 なうんまい ならん(何の役にも立たない)。 かりゃー なうばかーいぬ ほぅりむぬ(彼はどれ位のバカ者)。 うりゅーぎゃー なうてぃどぅ あい(これはなんというか)。 なうぬ くとぅが(何の事だ)。 3156 なう あすかたー にゃーん ikmvoc_3156.wav 成句 退屈、何をすることもない きゅーや なう あすかたー にゃーん(今日は退屈だ(何もすることもない))。 3157 なう ほぅっでぃ ikmvoc_3157.wav 成句 なにをしに、なんのために っゔぁー なうほぅっでぃどぅ うまんかい った(お前はなにをしにここに来たのか)。 3158 なう やらばんまい ikmvoc_3158.wav 成句 何でも、何であっても なう やらばんまい ゆぬむぬ やいば ばぬんな うるー ふぃーる (なんでもおんなじだから俺にはこれをくれ)。 3159 なうい ikmvoc_3159.wav 動詞 r/rr語幹 C (穀物などが)実る;(地域などが)豊かになる;添い遂げる くとぅっさ あーぬ ゆー なうりゅー(今年は粟が良く実っている)。 なうい まい(実った稲)。 ゆーや なうりーどぅ(村は豊かになっている)。 なぐかでぃぬ なうらす(穏やかな風が実らす)。 かぬ びきりゃとぅ そぅいなうり(あの男と添い遂げろ)。 なうい ゆー(豊かな世)。 3160 なうい ikmvoc_3160.wav 動詞 r/rr語幹 C (病気が)治る ほぅりむぬー すなだかー なうらん(バカは死なないと治らない)。 ほぅがさー なうりーどぅ(おできは治っている)。 3161 なうががら ikmvoc_3161.wav 代名詞 〘不定代名詞〙 〘不定代名詞〙なにか なうがら うまんな なうががらぬどぅ うい(そこに何かいるよ)。 なうががらんかい どぅーゆ うからはだかー ばぬんな たちや うらいん(何かに身体を支えられていないと私は立っていられない[<何かに体をもたれさせないと私には立っていられない])。 3162 なうががら ikmvoc_3162.wav 副詞 なぜか原因はわからないが、何となく;見るからに、いかにも きゅーや なうががら かなまいぬ やみゅー(今日はなんとなく頭が痛い)。 かりゃー じゃうからた なうががら ちゅーぎ びとぅ(あの人は立派な体格でいかにも強そうな人だ)。 3163 なうががら ikmvoc_3163.wav 成句 何か、何であるか うらー なうががら っさいん(これが何だか分からない)。 かぬ とぅきゃん っゔぁが かうたい むぬー なうががらてぃー うぶいどぅー(あの時君が買ったのはなんだか覚えてるかい)。 3164 なうががらむぬ ikmvoc_3164.wav 成句 変だな、どうしたんだろう なうががらむぬ、うぬ やらびゃー うまん あそぅびゅーたいそぅがどぅ とぅみらいん(変だな、その子はそこで遊んでたはずだけど、いなくなった)。 3165 なうがら ikmvoc_3165.wav 感動詞 〘フィラー〙 〘フィラー〙えーと、何というか、あのー 3166 なうさ ikmvoc_3166.wav 名詞 B 石子、小石、サンゴの化石で道路の舗装に使った なうさうどぅ んつんかい すつ(石子を道路に敷く)。 3167 なうじゃん ikmvoc_3167.wav 名詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙理由、目的を尋ねる疑問詞、なんで、どういうわけで なうばい っゔぁー きゅーや なうじゃんぬ ばーが(お前は今日は何しに来たの)。 ん゚ぬー なうじゃんな ひどぅ からー くーっだんが(昨日はなんで彼は来なかったの)。 3168 なうす ikmvoc_3168.wav 動詞 s/h語幹 C (壊れたものを)直す;(病気などを)直す:(人の仲を)修復する あっちゃぬ ぶーや つっちゅーば なうはだかーならん(げたの鼻緒が切れたから、直さなければならない)。 きかいゆ なうす(機械を直す)。 から いしゃんな なうはいん やな やん なりゅー(彼は医者には直せない難病にかかっている)。 3169 なうす ふぁーっでぃ ikmvoc_3169.wav 成句 どういうつもりで、なんのために っゔぁー なうす ふぁーっでぃどぅ うまんかい った(お前は何しにここに来た)。 3170 なうすたる ikmvoc_3170.wav 成句 (相手を非難して)どうなっているんだ っゔぁが すかまー なうすたるむぬ やいば(お前の仕事はなんだ[>ダメじゃないか、もう一回やり直せ])。 3171 なうすなうす ikmvoc_3171.wav 副詞 (機械や人間の仲を)直し直し、直しながら[「なうす」の反復形] やり きかいゆぎゃー なうすなうす つかいゆー(古い機械を直しながら使っている)。 うぬきゃ とぅずぶとぅー いつまい やどぅゆんな ひや なうすなうす ひーゆー(その夫婦はいつも喧嘩をしては仲直りする)。 3173 なうちゃーにゃー ikmvoc_3173.wav 成句 無意識的に;[否定を伴って]なんでも(いいわけではない);(「すぐ」をあとにつけて)いきなり、突然に なうちゃーなー かりゃー なうちゃーにゃー すばー っふぃどぅ つむでぃーうたい(あいつは無意識に唇を噛んで怒っていた)。 かりゃー むぬがま やいば なうちゃーにゃーや ふぁーん(彼は小食だからなんでも食べるわけではない)。 かりゃー あたずむ やいば なうちゃーにゃー つむでぃー(彼は短気だから何にでも腹を立てる)。 なうちゃーにゃーや ふぁーいん(何でもかんでも食べられる訳はない)。 なうちゃーなー すぐ っゔぁん うどぅるかはい にゃーん(いきなり、お前にびっくりさせられてしまった[>いきなりじゃないか、びっくりしたぞ])。 3174 なうちゅん ikmvoc_3174.wav 副詞 何も、全然、主題形の「な(ま)」を伴うことがある なうとぅん かりゃー くぬいや なうちゅん みーらいん(彼は最近全然見かけない)。 3176 なうちゅんま ikmvoc_3176.wav 副詞 何も、全然 なうちゅんな、なうとぅんま、なうとぅんな っゔぁが むぬいや なうちゅんま あたらん(お前の言っていることは全然的外れだ)。 っゔぁが すかまー なうちゅんま ぬーがらん(あなたの仕事は全然捗らない)。 なうちゅんま あいや あらん(全然そうではない)。 ばぬんな うらー なうちゅんま っさいん(私にはそれは全然分からない)。 3177 なうっしゃー ikmvoc_3177.wav 成句 何のために なうほぅっじゃ、なうっしゃーなー 3178 なうっしゃーなー ikmvoc_3178.wav 成句 何のために なうほぅっじゃ、なうっしゃー なうっしゃーなー なうやひー っゔぁー うまんかい いつたいが(何のために、なぜ君はそこに行ったのか)。 3179 なうてぃー ikmvoc_3179.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙聞き返すときにつかう、何だって、まさか なうてぃー、かりゃー すにーにゃーん(何だって 彼は亡くなったのか)。 3180 なうてぃどぅ あい ikmvoc_3180.wav 成句 〘フィラー〙 〘フィラー〙言いよどむときに使う、えーっと、何というか 3181 なうてぃぬ ばーが ikmvoc_3181.wav 成句 どうしたんだろう なうてぃぬ ばーが、 やどぅー あかん(どうしたんだろう。戸が開かない)。 3182 なうでぃんね ikmvoc_3182.wav 成句 大したことはない なうでぃんまー 3183 なうでぃんまー ikmvoc_3183.wav 成句 大したことはない なうでぃんね なうでぃんまー なうまいあらん(大したことはない。大丈夫だよ)。 3184 なうとぅが ikmvoc_3184.wav 副詞 どうしても~ない、全然~ない なんとぅが なうとぅが ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかん(どうしても人の言うことを聞かない)。 3185 なうとぅん ikmvoc_3185.wav 副詞 何も、全然 3186 なうとぅんな ikmvoc_3186.wav 副詞 何も、全然 なうちゅんま、なうちゅんな、なうとぅんま、 3187 なうとぅんま ikmvoc_3187.wav 副詞 何も、全然 なうちゅんま、なうちゅんな、なうとぅんな ばー すまぬ くとぅーぎゃー なうとぅんま っさん(私は村のことは何も知らない)。 3188 なうぬ くとぅまい にゃーん ikmvoc_3188.wav 成句 何の連絡もない、何の便りもない かいが あめりかんかい はりーからー みーてぃないそぅが なうぬ くとぅ まいにゃーん(彼がアメリカに行ってから3年だが何の便りもない)。 3189 なうぬ みーんな ならん ikmvoc_3189.wav 成句 何の役にも立たない やっゔぃ ぐるまー なうぬ みーんまい ならん(故障した車は何の役にも立たない)。 3190 なうばい ikmvoc_3190.wav 名詞 「ぬ」を付けて、性質を聞く疑問詞、どういう、どんな いんしー なうばいぬ むぬ(どういうもの)。 なうばいぬ ひとぅ(どんな人)。 なうばいぬ くとぅ(どんなこと)。 なうばいぬ ばーが(どうしたわけだ)。 3191 なうばい ikmvoc_3191.wav 副詞 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙どんなに、どうやって なうばいどぅ くまんかい った(どうしてここに来たの)。 なうばい ふぁーんまい ふぁうはてぃらいん(どんなに食べても食い尽くせない)。 なうばい あすばどぅ じゃうかい(どうすればよいのか)。 なうばいちゃーにゃー ひとぅーぎゃー んみかん(何となしに人を𠮟らない[>叱ってはいけない])。 なうばい あすかたまい にゃーん(どうしようもない)。 でぃんまい にゃーん、なうばい ほぅでぃ(金もない。どうしよう)。 3192 なうばいが ikmvoc_3192.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙知り合いに会ったときにする挨拶、どうだい、うまくいっているか 3193 なうばいてぃー ikmvoc_3193.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙相手の言ったことを聞き返すときに使う。え、何だって なー、なうてぃー 3194 なうふぁーっでぃー ikmvoc_3194.wav 成句 何をしに、なんのために 「なうす ふぁーっでぃ」と同じ っゔぁー なうふぁーっでぃどう うまんかい った(お前は何しにここに来た)。 3195 なうふい ikmvoc_3195.wav 形容詞 格好をつける なうふいんまり(格好をつける奴、目立ちたがり屋、自惚れの強い奴)。 3197 なうふや ikmvoc_3197.wav 名詞 格好をつける人 からー なうふや だら(彼は格好をつける人なんだ)。 3199 なうまい ikmvoc_3199.wav 副詞 何も ばー すまぬ くとぅーぎゃー なうまい っさん(私は村のことは何も知らない)。 3200 なうまい んなない ikmvoc_3200.wav 成句 何もかも全て かりゃー あいくとぅ にゃーん くとぅー なうまい んなない むぬっじゅーたい(彼はあることないこと何もかも全て話した)。 かいん でぃんまい やーまい なうまい んなない たくまいーにゃーん(彼に金も家も何もかも全て騙し取られた)。 3201 なうまいあらん ikmvoc_3201.wav 成句 何でもない、大丈夫 なうでぃんまー なうまいあらん(大したことはない。大丈夫だよ)。 3202 なうや あすかたーにゃーん ikmvoc_3202.wav 成句 どうしようもない、途方に暮れる ばー うっかー あみかっゔぃー なうや あすかたーにゃーっだん(借金をたくさん負ってどうしようもなかった)。 3203 なうやあらん ikmvoc_3203.wav 成句 そんなことはない、そうではない、ちがう 3204 なうやひー ikmvoc_3204.wav 副詞 理由を聞く疑問の副詞 なぜ、どうして 反問としても使える なうやひー あい ないたー(どうしてそうなったの)。 なうやひーどぅ うまんかい った(なぜそこにいったの)。 なうやひー ふぁーじゃーん(なぜ食べない)。 なうやひー かるー とぅず あすたい(何故彼女を妻にしたか)。 なうやひー ゆびゃー さきぬんが くーっだんが(何で昨晩は酒飲みに来なかったか)。 3205 なうやらばん ikmvoc_3205.wav 成句 何でも良いから、何でも なうやらばんまい、なうやらん、なうやらんまい 3206 なうやらばんまい ikmvoc_3206.wav 成句 何でも良いから、何でも なうやらばん、なうやらん、なうやらんまい たかからばんまい やすからばんまい なうやらばんまい かーでぃ((値段が)高かろうが安かろうが何でも良いから買います)。 やーすかいば なうやらばんまい ふぁーでぃ(おなかがすいているから何でも食べます)。 3207 なうやらん ikmvoc_3207.wav 成句 何でも良いから、何でも なうやらばん、なうやらばんまい、なうやらん 3208 なうやらんまい ikmvoc_3208.wav 成句 何でも良いから、何でも なうやらばん、なうやらばんばんまい、なうやらんまい 3209 なうらす ikmvoc_3209.wav 動詞 s/h語幹 成長させる、実らせる あぐぬ はな どぅすぬ はなひー なうらはだかーならん(同級生、友達の出世頭として成功させないとならない)。 くぬ あみゃー はいぬ ぶーっじゅまい、んーぎーゆまい なうらすがまた(この雨は畑のサトウキビや芋を成長させるだろう)。 3210 なうんだい ikmvoc_3210.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙命令されたことを拒否するときに使う、何でだ、いやだ なうんだい、ばー うりゅーぎゃー ほぅん(なんでだ、おれはそんなことしない)。 3211 なか ikmvoc_3211.wav 名詞 C 中、中身;(外面に対し)内面;(木と木などの)間 かりゃー あら かぎ なか っさり やいば かいが つむぬ なかー ゆまいん(彼は外面はきれいだが中は汚いので、彼の心の中は読めない)。 ばなぬ とぅーい なかまい にゃーん(罠の通る隙間もない)。 5717 なか ikmvoc_5717.wav 名詞 C 次男 3212 なが ikmvoc_3212.wav 形容詞 B 長い なが ん゚な(長い綱)。 ながたび(長旅)。 ながみはな(面長)。 ばー ういびとぅ なりー ながみんふ なりー ひとぅぬ むぬいや むいとぅ つかいだ んぎゅー(私は年取って耳が遠くなって全然人の話し声が聞こえなくなっている)。 3213 なが うっそぅ ikmvoc_3213.wav 名詞 後頭部のとがった人 3214 なかーい ikmvoc_3214.wav 動詞 r/rr語幹 分ける たまう なかーい(分け前を分ける)。 いんからぬ っぞぅー なかーい(漁の魚を分ける[<海からの])。 じょー っぞぅー なかーらでぃ(さー、魚を分けよう)。 3215 なかーに ikmvoc_3215.wav 名詞 次女 ばー なかあにゅーど むいとぅ ぬずみゅー(私はおたくの二番目の娘さんを愛しています)。 3216 ながーみ ikmvoc_3216.wav 名詞 梅雨 ながーみんかい なりーにゃーん(梅雨入りした)。 ながーみゃー あきーにゃーん(梅雨が明けた)。 3217 ながーみふー ikmvoc_3217.wav 名詞 長くつづく雨 くぬいや みーかまい ながーみふーや ひーゆー(このごろは3日も雨が続いている)。 3218 ながあーぐ ikmvoc_3218.wav 名詞 長綾語(長い歌) 3219 ながい ikmvoc_3219.wav 動詞 r/rr語幹 C 流れる んすぬかーぬ みっじゃ がーらみどぅ ながりゅー(ンスヌカーの水はゴーゴーと流れている[ンスヌカーは西原の北にある地下からの湧水の取水場])。 3220 ながうちゃ ikmvoc_3220.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙鶴嘴(つるはし) ながうちゃひー いっそぅ くーす(つるはしで石を掘り出す)。 3221 ながさ ikmvoc_3221.wav 名詞 C 長さ、長いもの ゆぬ ながさ(同じ長さ)。 ながさー ます(長い方が良い)。 3222 なかじゃ ikmvoc_3222.wav 名詞 C 台所 3223 ながす ikmvoc_3223.wav 動詞 s/h語幹 C 流す みずんかい ながす(水に流す)。 3224 なかずむ ikmvoc_3224.wav 名詞 心の中の思い、優しさ なかち じゃう なかずむ(良い内心)。 まーぬ むぬい ひとぅー なかずむー にゃーん(余りにも喋る人は心の中の思い[=優しさ]がない)。 3225 なかたがい ikmvoc_3225.wav 名詞 仲違い うぬきゃが ふたーいや なかたがいや ひーどぅ(その二人は仲違いしている)。 3226 なかち ikmvoc_3226.wav 名詞 B 女性の陰核 なかつ なかつがま(女性の陰核)。 3228 なかつ ikmvoc_3228.wav 名詞 B 女性の陰核 なかち 3229 ながつず ikmvoc_3229.wav 名詞 長い行列、長く繋がること かまぬ まっちゃんな ひとぅぬどぅ ながつっじゃ ひーゆー(向こうの店には人々が長い行列をつくっている)。 3230 ながてぃび ikmvoc_3230.wav 名詞 中々離席しない人 うりゃー ながてぃび びーったー(彼は最後まで離席しない)。 3231 ながに ikmvoc_3231.wav 名詞 B 背中 くさんみ 3232 なかまーい ikmvoc_3232.wav 名詞 自分の懐に公金等入れること、競争等で走る距離の噓をつくこと でぃんぬ なかまーい あす(公金等を自分の懐に入れる)。 3233 ながみーだつ ikmvoc_3233.wav 名詞 年増の独身女性 3234 ながみつず ikmvoc_3234.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祭事「すまふさら」に使う悪霊払いの綱でそれに肉片、骨を途中、途中に入れる すまふさらんな ながみつっじゅどぅ すまぬ はいーふつん はい(スマフサラには村に病気等の悪霊が入らないように村の入口にナガミツジを張る)。 3235 1 ながみん ikmvoc_3235.wav 形容詞 耳が遠いこと みんぐ ながみん ういびとぅ(耳の遠い年寄り)。 ばー ういびとぅ なりー ながみんふ なりー ひとぅぬ むぬいや むいとぅ つかいだ んぎゅー(私は年取って耳が遠くなって全然人の話し声が聞こえなくなっている)。 かぬ ういびとぅー ながみんかいば ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかん(あの年寄りは耳が遠いので人の話し声は聞かない)。 3235 2 ながみん ikmvoc_3235.wav 名詞 耳が遠い人 みんぐ 3236 ながやーじゃう ikmvoc_3236.wav 名詞 年取って弱くなりこもりきりになること;長い間病気で養生していること ながやうじゃう うやー ながやーじゃうや ひーゆー(おじいさんは年取ってこもりきりになっている)。 まさいや はずぬ ふにゅー ぶりー ながやーじゃうゆ ほぅーたい(マサイは足の骨を折って長い間養生している)。 3238 ながゆ ikmvoc_3238.wav 名詞 A 〘魚〙 〘魚〙ボラ だーながゆ(大型のボラ)。 3239 なから ikmvoc_3239.wav 名詞 C (入れ物の)半分(の量) さきゃー くぴんぬ なから あり(酒はビンの半分ある)。 んなーぎゃー すかまー なからーとぅんま くーん(今のところ仕事は半分も来ていない)。 3240 なからぐぴん ikmvoc_3240.wav 成句 思慮の足りない人[<中身が半分しか入っていない瓶] かりゃー うむくとぅー にゃーん なからぐぴん(彼は思慮の足りない人だ)。 3241 ながんぬつ ikmvoc_3241.wav 名詞 長命 ながんぬつ ういびとぅ(長命のお年寄り)。 3242 ながんぶ だーい ikmvoc_3242.wav 成句 r/rr語幹 (疲れを取るために)横になる、寝そべる ながんぶ だーりー ゆくー(横になって休む)。 3243 1 なぎ ikmvoc_3243.wav 動詞 母音語幹 C 殴る なず 3243 2 なぎ ikmvoc_3243.wav 動詞 g語幹 C (鉈(なた)や鎌でサトウキビを)薙ぎ倒す なず 3244 なぎ ikmvoc_3244.wav 名詞 B 凪 とぅりどぅ なぎゃー ひーゆー(晴れて凪になっている)。 きゅーや なぎゃーひー かじゃーにゃーん(今日は凪で風がない)。 3245 なぎ ikmvoc_3245.wav 接尾辞 B (名詞について)周辺を表す、~辺、~近く、~あたり うまなぎ(そこら辺)。 かまなぎ(向こうら辺)。 かーまなぎ(遠くの方)。 っさらなぎ(平良辺り)。 くまなぎ(ここら辺)。 んじゃなぎ(どこら辺)。 あがいなぎ(東の方辺り)。 3246 なぐい ikmvoc_3246.wav 名詞 B 波や風のうねり、余波 きゅーぬ いんな やぐみ なぐい(今日の海は大変なうねりだ)。 かでぃふつぬ あとぅんな なぐいぬどぅ あい(台風の後には余波がある)。 きゅーまい いんな かでぃふつぬ なぐいぬどぅ あい(今日も海には台風の余波がある)。 3247 なぐかでぃ ikmvoc_3247.wav 名詞 和やかな風、そよ風 きゅーぬ かじゃー なぐかでぃがま(今日の風はそよ風だ)。 なぐかでぃぬ なゆらしばよ(和風が実らすからよ[古謡「豆が花」より])。 3248 なさがい ikmvoc_3248.wav 動詞 r/rr語幹 高齢で子を産めなくなる なすあがい っふぁー なさがりゅー わーゆどぅ あぴゃーてぃー あい(年を取って子を産めなくなった豚をアピャーと言う)。 ばんてぃが ぶばー っふぁー なさがりーどぅー(私の叔母はもう子供が産めなくなった)。 3249 なさがい ikmvoc_3249.wav 名詞 高齢で子供が産めなくなること なすあがい かぬ みどぅんな んめ なさがいん なりーどぅー(あの女性はもう年を取って子どもを産めなくなっている)。 あぴゃーわーや なさがい わー(子供の産めない豚は出産能力のない豚だ)。 3250 なさんっゔぁ ikmvoc_3250.wav 名詞 妻か夫の連れ子 なさんっふぁ うらー ばが なさんっゔぁ(それは私の{妻/夫}の連れ子だ)。 3251 なさんっふぁ ikmvoc_3251.wav 名詞 妻か夫の連れ子 なさんっゔぁ 3252 なす ikmvoc_3252.wav 動詞 s語幹 C (子供を)産む、出産する わーぬどぅ っふぁがまう なしゅー(豚が子供を産んでいる)。 わいてぃー んくまだかー っふぁー なさいん(うんと力まないと子供は産めない)。 びきどぅん っゔぁう なす(男の子を産む)。 3253 なす ikmvoc_3253.wav 動詞 s語幹 C AをBに変化させる、変える いっさ ばりー ぐまみん なす(石を割って粉々にする)。 3254 1 なず ikmvoc_3254.wav 動詞 g語幹 C なぐる ぎずぎゃうぬ やらびゅー なず(いたずらな子供をなぐる)。 3254 2 なず ikmvoc_3254.wav 動詞 g語幹 C (鉈(なた)や鎌でサトウキビを)刈る ぶーっじゅ っざらひー なず(サトウキビを鎌で刈る)。 3255 なず ikmvoc_3255.wav 名詞 B ヘビ あうなず(青大将)。 3256 なすあがい ikmvoc_3256.wav 動詞 r/rr語幹 (年を取って)出産能力がなくなる なさがい 3258 なずき ikmvoc_3258.wav 名詞 C 〘形式名詞〙 〘形式名詞〙(動詞基本形について)~のが原因で;口実 くらはい なずきん ほぅにゃー ぶりーにゃーん(殴られたのが原因で骨が折れてしまった)。 うにゃー ふぁうたい なずきん すにーにゃーん(フグを食べたのが原因で死んでしまった)。 うぬ みどぅんな っふぁなす なずきん すにー はりーにゃーん(その女性は出産が原因で亡くなった)。 かりゃー ういなずきん ひんぎー はりーにゃーん(彼はそれを口実に逃げて行ってしまった)。 3259 なすずつ ikmvoc_3259.wav 名詞 産む月、臨月 ばが みどぅんな っふぁなすずつ なりーどぅーい(私の妻は臨月になっている)。 3261 なすっちゃ ikmvoc_3261.wav 名詞 末っ子 3262 なすっふぁ ikmvoc_3262.wav 名詞 実子 なすっゔぁ 3263 なずばい ikmvoc_3263.wav 名詞 薙ぎ切ること っさう なずばい あす(草を薙ぎ切る)。 3264 なすんま ikmvoc_3264.wav 名詞 実母、産みの親 ばが なすんまー つむかぎ あたい(私の生母は優しかった)。 3265 なそぅー ikmvoc_3265.wav 名詞 C なすび くとぅっさ なそぅーゆ いびでぃ(今年は茄を植える)。 なそぅーぎーぬ すたぬ ばう まーしゃがま(茄子の木の下で棒を振り回す者[小さい人の形容])。 3266 なだ ikmvoc_3266.wav 名詞 B 涙 ふからっさー なだとぅ ひとぅみ(よろこびは涙と共に)。 3267 なだつ ikmvoc_3267.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙ハイキビ [根が深く作物の成長を阻害する] 3268 1 なだやす ikmvoc_3268.wav 名詞 涙もろい人、涙もろいこと なだやっさ かんこくどらまう みーきゃー すぐ なつどぅす(涙もろい人は韓国ドラマを見るとすぐ泣く)。 くぬいや ういびとぅん なりー むいとぅ なだやすん なりーどぅー(最近は年寄になってとてもなみだもろくなった)。 3268 2 なだやす ikmvoc_3268.wav 形容詞 涙もろい ばー むいとぅぬ なだやすびとぅ(私はとても涙もろい人)。 くぬいや ういびとぅん なりー むいとぅ なだやすふ なりーどぅー(最近は年寄になってとてもなみだもろくなった)。 3269 なだら ikmvoc_3269.wav 形容詞 B 平坦な なだら ずー(平坦な土地)。 なだら んつ(平坦な道)。 5697 なだらかす ikmvoc_5697.wav 動詞 s/h語幹 平らにする なだき、なだつ 3270 なだらき ikmvoc_3270.wav 動詞 母音語幹 平らにする、なだらかにする なだらかす、なだらつ うまう なだらきる(そこを平らにしろ)。 3271 なだらつ ikmvoc_3271.wav 動詞 k語幹 平らにする、なだらかにする なだらふ なだらき、なだらかす うまう なだらき(そこを平らにしろ)。 5774 なだらふ ikmvoc_5774.wav 動詞 k語幹 平らにする、なだらかにする なだらつ なだらき、なだらかす 3272 なちゃーら ikmvoc_3272.wav 名詞 海神草 なちゃーらう ぬんてぃがー ばたむすぬどぅ うりふー(海神草を飲んだらお腹の虫が下り出る)。 3273 なちゃみ ikmvoc_3273.wav 名詞 C 梅雨 3274 なつ ikmvoc_3274.wav 動詞 k語幹 A (人が)泣く、(動物が)鳴く なふ あかっゔぁぬ んぎゃーてぃー なつ(赤ちゃんがおぎゃーと泣く)。 ういびとぅー なうちゃーにゃー かまらすかいががら いーいーてぃー なきゅー(年寄りがなにか悲しいのかしくしくと泣いている)。 あがいよーてぃー なつ(アガイヨーと泣く)。 まゆぬどぅ みゃーみゃーてぃ なきゅー(猫がニャーニャーと鳴いている)。 いつばんどぅいぬ なきゅー(一番鳥が鳴いている)。 3275 なつ ikmvoc_3275.wav 名詞 A 夏 なつん なりー あつふ なりーにゃーん(夏になって暑くなった)。 3276 なっじゅい ikmvoc_3276.wav 動詞 r/rr語幹 殴る、打つ たやびゃーき なっじゅり(力いっぱい殴れ)。 ぼーるー ばっとひー なっじゅり(ボールをバットで打て)。 3277 なっちゃい ikmvoc_3277.wav 動詞 r/rr語幹 (仕事などが)終わる;(仕事などを)終える;(仕事などを)やめる くぬ すかまー きゅーひーや なっちゃらいん(この仕事は今日中には終わらない)。 きゅーぬ うぐなーいや ういひー なっちゃらでぃ(今日の集まりはこれで終わろう)。 やくばぬ すかまー んめ なっちゃいたい(役所の仕事はもうやめた)。 3278 1 なっちゃかん ikmvoc_3278.wav 形容詞 無能だ、怠け者だ;(病気で)仕事ができない なっちゃらん うまんな たるがどぅ んながーな なっちゃかんかい(ここで一番仕事ができないやつはだれだ)。 うりゃー たないや にゃーん なっちゃかんんまり(彼は頼りにならない怠け者だ)。 すかまーひらいん なっちゃかん ひつにんな やーんきー にっゔゅーき(仕事のできない無能な奴は家に帰って寝ておけ)。 がびゃうかいば なっちゃかん(病弱で余り仕事ができない)。 からー はっじゃ ぶりーからどぅ なっちゃかんふ なりゅー(彼は足を骨折してから仕事が効率よくできなくなった)。 3278 2 なっちゃかん ikmvoc_3278.wav 名詞 仕事のできない人、無能な人、怠け者 なっちゃらん なっちゃかんな やーんかい はり(怠け者は家に帰れ)。 3280 なつっじゃ ikmvoc_3280.wav 名詞 泣き虫 なつっじゃ やらび(泣き虫の子供)。 なつっじゃ っふぁう あじゃんつ(泣き虫の子をあやす)。 みーが かず いつまい なきゅー なつっじゃ(見る度にいつも泣いている泣き虫)。 3281 なつぬ あみ ikmvoc_3281.wav 名詞 夏の雨、スコール 3282 なつむぬい ikmvoc_3282.wav 名詞 泣き言、泣落し みどぅんんみぬ なつむぬいん だまはいな(女達の泣き落としに騙されるな)。 3283 なでぃ ikmvoc_3283.wav 動詞 母音語幹 C 撫でる やらびぬ かなまいゆ なでぃー(子供の頭を撫でる)。 3284 なな ikmvoc_3284.wav 接頭辞 〘数詞〙 〘数詞〙七 3285 ななうさい ikmvoc_3285.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神に供える七つの料理、七盆 ななぶん 3286 ななつ ikmvoc_3286.wav 名詞 C 〘数詞〙 〘数詞〙七つ 3287 ななぬひとぅ ikmvoc_3287.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙七人 3288 ななぶん ikmvoc_3288.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神に供える七つの料理、七盆 ななうさい ななむいぬ うたきん うーんまたが かんかい すきー ななぶんぬ むぬんな にーから ばかすたーひー ありーどぅーい(ななむいの御嶽にウーンマが神にささげる七盆の食べ物は煮物からさしみまである)。 3289 ななむい ikmvoc_3289.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜 西原地区の祭事にかかわる集団。メンバーはくじで選ばれる。現在は男性7年、女性は10年務める ななむいぬ うやた(七杜のおじいさん達)。 3290 ななむいぬ つかさ ikmvoc_3290.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜(御嶽)の司[うーんま(大按母)、うーんまぬ とぅむ(大按母のお供)、なかばい(供え物の端を取り神に捧げる)、あーぐしゃ(祈願役)、あーぐしゃぬ とぅむ(祈願役のお供)からなる] 3291 なぬか ikmvoc_3291.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙七日 3292 なば ikmvoc_3292.wav 名詞 C 汚れ、垢 ぐず かみぬ なばう うたす(水瓶の汚れを落とす)。 3293 なば ikmvoc_3293.wav 名詞 C 藻 あうなば(水中に生えた藻)。 3294 なび ikmvoc_3294.wav 名詞 C 鍋 なびゅー んーす(鍋を載せる)。 3295 なびー ikmvoc_3295.wav 形容詞 B 滑らかな、すべすべした、ツルツルした うなっじゃ なびーむぬ(鰻は滑々している)。 うまー なびーかいば そぅくいかいば ならん(ここはすべすべしてよく滑ってしまう)。 なびー どぅくまんな まさぐん あいき(滑る所ではちゃんと歩け)。 3296 なびーうんた ikmvoc_3296.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙トノサマガエル なびーうんたー なびーむぬ(トノサマガエルはすべすべしている)。 3297 なびつ ikmvoc_3297.wav 動詞 k語幹 A なびく なびふ ぎひつぬどぅ かでぃん なびきゅー(ススキが風になびいている)。 3298 なびぬ くー ikmvoc_3298.wav 名詞 鍋の鋳掛屋 なびゃー むりゅーば なびぬ くーゆ ゆらび(鍋が漏れているから鋳掛屋を呼べ)。 3300 なびゃーら ikmvoc_3300.wav 名詞 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙ヘチマ なびゃーらぬ なりゅーたい(ヘチマが実っていた)。 かふーん なびゃーらぬ なりゅー(家庭菜園にヘチマがなっている)。 3301 なふ ikmvoc_3301.wav 動詞 A (人が)泣く、(動物が)鳴く なつ くぬ なつっじゃ、なふな(この泣き虫、泣くな)。 3302 なま ikmvoc_3302.wav 接頭辞 少し、ちょっと、何となく なまあつむぬ(生温かい)。 なまひんなむぬ(ちょっと不思議だ)。 なまひぐるむぬ(ちょっと冷たい)。 なまにゅー(眠り足りない)。 なまひぐるむぬ(ちょっと冷たい)。 なまぶりむぬ(少しバカな奴)。 なまひんな(ちょっと変な)。 3303 なま ikmvoc_3303.wav 接頭辞 生、十分に~していない なまにー(十分に炊かれていない)。 なまむぬ(なまもの)。 なまみず(生水)。 なまにー(生煮え)。 5663 なま ikmvoc_5663.wav 副詞 すこし、ちょっと なま いびがんぬ んまりむぬ(ちょっと伊勢海老みたいなものだ)。 なま あいぬむぬ(ちょっとそんなかんじだ)。 なま ばばんぎむぬ(ちょっとおおざっぱだ、ちょっと気前がいい)。 3304 なまい ikmvoc_3304.wav 動詞 r/rr語幹 C 止まる;やめる うまん なまり(ここに止まれ)。 なまいな(止まるな)。 っさびぬどぅ なまらん(しゃっくりが止まらない)。 すかまうぎゃー なまりー ゆくい(仕事をやめて休みなさい)。 くるまうぎゃー なまらし(車を止めろ)。 すかまう なまい(仕事を辞める)。 ずまみゅー ふぁうてぃがー なまらいん(落花生を食べたら止められない)。 みどぅんんみぬ むぬーゆみーからー なまらん(女性達がお喋りすると止まらない)。 3305 なまうぶい ikmvoc_3305.wav 名詞 うろ覚え 3306 なまじゃーか ikmvoc_3306.wav 名詞 もうすぐ朝になる時間、「しゃーか(未明)」より少しあと なまじゃーか なりー どぅーい(もうすぐ朝になる時間になっている)。 3307 なます ikmvoc_3307.wav 名詞 B 刺身 なまだん っぞぅ なます(魚の刺身)。 ぶーた なます(芋ずるの葉っぱの膾[ブダイなどの高級魚の代用にした])。 3308 なまずー ikmvoc_3308.wav 形容詞 やる気のない、怠惰だ なまずん、なまだん かいがどぅ んながーな なまずーかい(あいつが一番怠惰だ)。 3309 なまずー ikmvoc_3309.wav 名詞 やる気のない者、怠け者 なまずん、なまだん なまずーや すかまうぎゃー ほぅだ やーんかい はり(やる気のないやつは仕事をやめて家に帰れ)。 3310 なまずん ikmvoc_3310.wav 名詞 半殺し ばー なまずん あすきゃ しーしーん くらはいたい(私は半殺しにされるまで先生に殴られた)。 3311 なまずん ikmvoc_3311.wav 形容詞 怠惰な、仕事をしようとしない なまずー、なまだん かりゃー すかまうまい ほぅん なまずんんまり(あいつは仕事をしない怠け者だ)。 3312 なまずん ikmvoc_3312.wav 名詞 仕事を怠けること;なまけもの なまずー、なまだん ばー なまずんな ひー しーしーん くらはいたい(私は半殺しにされるまで先生に殴られた)。  3313 なまそぅ ikmvoc_3313.wav 名詞 C 小潮[潮の干満差が最も小さくなる潮回りのこと] 3314 なまだん ikmvoc_3314.wav 名詞 やる気がない者、怠惰な人、仕事をしようとしない人 なまずー、なまずん なまだんな すかまうぎゃー ほぅだ やーんかい はり(やる気のないやつは仕事をやめて家に帰れ)。 なまだんな あそぅーどぅ すかま(怠け者は遊びが仕事)。 3315 なまだん ikmvoc_3315.wav 形容詞 やる気がない、怠惰な、仕事をしようとしない なまずー、なまずん うまんな たるがどぅ んながーな なまだんかい(そこではだれが一番仕事をしないのか)。 かりゃー すかまー ひらいん なまだんむぬ(彼は仕事のできない怠け者だ)。 3316 なまだんずみゃ ikmvoc_3316.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙「っさずみゃ」の次にに現れる中型のセミ 5684 なまだんむす ikmvoc_5684.wav 名詞 〘生物〙 〘生〙オキナワヤスデ 3317 なまちゃ ikmvoc_3317.wav 名詞 C 怠け者 すかまー ひらいん なまちゃ(仕事のできない怠け者)。 すかまうぎゃー まさぐん あっそぅ なまちゃ(仕事はちゃんとやれ、怠け者め)。 3318 なまちゃー ikmvoc_3318.wav 名詞 生意気な奴 くぬひゃーや むいとぅぬ なまちゃー(こいつはとっても生意気な奴だ)。 3319 なまっじゃ ikmvoc_3319.wav 名詞 生半端 なまはんか、なまはんぱ 3320 なまにー ikmvoc_3320.wav 名詞 生煮え なまにー むぬー んまっふぁにゃーん(生煮えのものは美味しくない)。 3321 なまにー ikmvoc_3321.wav 名詞 寝不足気味 なまにゅー ゆびゃー なまにーやひー にゅーたかいば ならん(昨夜は寝不足気味で眠たくて仕方がない)。 3322 なまにー ikmvoc_3322.wav 形容詞 生煮えだ ういんつきゃー かいがどぅ なまにーかい(これよりあれが生煮えだ)。 3323 なまにゅー ikmvoc_3323.wav 名詞 寝不足気味 なまにー きゅーや なまにゅーやひー にゅーたかいば ならん(今日は中途半端な眠りで眠くてならない)。 3324 なまはんか ikmvoc_3324.wav 名詞 いい加減だ なまっじゃ、なまはんぱ なまはんかぬ すかまうぎゃー ほぅん(中途半端な仕事はしない)。 3325 なまはんぱ ikmvoc_3325.wav 名詞 いい加減だ なまっじゃ、なまはんぱ すかまー まさぐんな ひらいん なまはんぱむぬ(仕事はまともにできない生半端者)。 なまはんぱんまり(いい加減な奴)。 3326 なまひぐる ikmvoc_3326.wav 形容詞 肌寒い きゅーや なまひぐるむぬ(今日はちょっと肌寒い)。 3327 なまみず ikmvoc_3327.wav 名詞 生水 なまみっじゅ ぬん(生水を飲む)。 3328 なまむぬ ikmvoc_3328.wav 名詞 生もの なまむぬーぎゃー にーどぅ ふぁう(生ものは煮て食べる)。 3329 なみ ikmvoc_3329.wav 動詞 A 並べる;比較する うりゅーぎゃー うまん なみる(これをそこにならべろ)。 ういとぅ くいとぅー なみーみーる(これとそれを比べてみろ)。 3330 なみじゅるい ikmvoc_3330.wav 名詞 多くの人が集まること きゅーぬ うぐなーいんかいや やびとぅーんな なみじゅるいひー ふぃーさまいー やぐみすでぃがほー(今日の集会には多くの皆様が集まって頂きありがとうございます)。 3331 なら ikmvoc_3331.wav 名詞 B 音 うぬ さんしんな ならー いでぃん(この三線は音が出ない)。 はずなら(足音)。 みんなら(耳鳴り)。 むぬー ふぁう とぅきゃんな ふつならうぎゃー いだすな(食事をするときにはくちゃくちゃ音を出すな)。 3332 なら ikmvoc_3332.wav 代名詞 B 〘再帰代名詞〙 〘再帰代名詞〙自分 どぅー、うな ならが ほぅでぃ(自分がしよう)。 ならが あっそぅ(お前がやれ)。 からー ならが つむーぎゃー むちゃん(あいつは自制心がない)。 ならが ほぅだかー たるが ほぅでぃ、ならが ほぅだかー ならん(自分がやらないなら誰がやるのか、自分がやらないといけない[「なら」は話し手、聞き手どちらにもとれる])。 3333 ならーす ikmvoc_3333.wav 動詞 s/h語幹 教える ずーゆ ならーす(勉強を教える)。 やらびんかいや あっじー つかひー ならーし(子供には言い聞かせて教えなさい)。 うらー ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかんば ならーはいん(彼は人の話を聞かないから教えられない)。 にんぎんぬ っふぁー んみきー ならーすんつきゃー ほぅみー ならーすばどぅ じゃうかい(人間の子供は𠮟って教えるよりも褒めて教えた方が良い)。 3334 ならーす ikmvoc_3334.wav 名詞 教えること、教え導くこと ゆがならーす(間違った教え)。 やびとぅんーんな ひー ならーす じゃうっじゃひー ふぃーさまてぃ(みなさま指導ご鞭撻をお願いいたします)。 3335 ならーっしゃう ikmvoc_3335.wav 形容詞 行儀悪い、どうしようもない、躾がなっていない ぎずぎゃうな ならーっしゃう やらび(言うことを聞かない躾がなっていない子供)。 3336 ならい ikmvoc_3336.wav 名詞 C 習い、教え、教育 やー ならいや ほぅか ならい(「家庭での躾けは大切[<家の教育は外の教育だ])。 3337 ならう ikmvoc_3337.wav 動詞 b語幹 C (人が)並ぶ、整列する;(品物などが)並ぶ、陳列される うまん ならび(そこに並べ)。 まっちゃんどぅ むぬぬ はーさ ならびーゆーい(店には商品がたくさんならんでいる)。 まっちゃんきー ますく かーっでぃ ならうたい(お店に行ってマスクを買おうと並んだ)。 3338 ならう ikmvoc_3338.wav 動詞 w語幹 C 学ぶ、習う しーしーから ずーゆ ならう(先生から勉強を習う)。 ならーす じゃうっじゃひー ふぃーさまてぃ(ご指導の程よろしくお願いします[挨拶するときの決まり文句])。 すかまー なりむぬ、すかまうぎゃー すかまぬどぅ ならーす(仕事は慣れていくもの、仕事が仕事を教える)。 3339 ならういむぬ ikmvoc_3339.wav 名詞 自生植物[<自分で生えるるもの] ならういむぬー ちゅーむぬ(自生植物は強い)。 3340 ならす ikmvoc_3340.wav 動詞 s/h語幹 A 鳴らす すばびーゆ ならし(口笛を吹け)。 3341 ならす ikmvoc_3341.wav 動詞 s/h語幹 A 平定する、統治する とぅゆみゃー すまー ならひどぅ とぅゆみーうたい(豊見親は島を平定して有名になっていた)。 3342 ならす ikmvoc_3342.wav 動詞 s/h語幹 A (土地を)平らにする ずーゆ ならす(土地を平らにする)。 3343 ならす ikmvoc_3343.wav 動詞 A 飼いならす ぬーまう ならす(馬を飼いならす)。 3344 ならっしゃう ikmvoc_3344.wav 形容詞 躾けの悪い ならっしゃう やらび(躾けの悪い子供)。 3345 ならどぅ ikmvoc_3345.wav 代名詞 C 〘再帰代名詞〙 〘再帰代名詞〙「なら」の複数形 ならる なーどぅ 3347 ならん ikmvoc_3347.wav 成句 「ない」の否定形、ならぬ、ダメだ うらー あいひや ならん(それはそうしては駄目だ)。 あいや ならん(そうはならぬ)。 3348 ならん ikmvoc_3348.wav 成句 「(形容詞語幹の活用 かいば(~なので)に付いて程度のはなはだしいことをあらわす、~くてならない;動詞否定条件形「~だかー(なければ)」について、義務をあらわす うぬ っぞぅー っさりー ふさかいば ならん(その魚は腐っていてくさくてしかたがない)。 いかだかー ならん(行かないといけない)。 3349 なり ikmvoc_3349.wav 名詞 C 習慣、普段のやり方 ばんてぃが やーんな あいぬ なり(うちではそういう習慣だ[そういうやり方をしている])。 あいぬ あすかたー ばが なり(これが私の普段のやり方だ)。 3350 なり ikmvoc_3350.wav 動詞 母音語幹 C (動物が人に)馴れる いんがまー やーにんじゅん なりゅー(犬は家族に馴れている)。 3351 なり ikmvoc_3351.wav 動詞 母音語幹 C 慣れる すかまー んめ なりーどぅ(仕事はもう慣れている)。 すかまー なりーにゃーん(仕事は慣れた)。 5658 なりむぬ ikmvoc_5658.wav 名詞 (仕事や痛みなどに)慣れるもの やらびんみゃー なりむぬ(子供は慣れるものだ)。 すかまー なりむぬ(仕事は慣れるものだ)。 3352 なん ikmvoc_3352.wav 名詞 B 波 きゅーや なんぶりかいばなん(今日は波が立ってどうしようもない)。 なんぬ ぶりーゆー(波が立っている)。 3353 なんー ikmvoc_3353.wav 動詞 mm語幹 C 舐める なんみ あみじゃたう なんー(飴を舐める)。 んなまー みーつむぬーぎゃー なんまん(今は目のごみはなめて取らない)。 いんかい なんまいにゃーん(犬に舐められた)。 3354 なんく ikmvoc_3354.wav 名詞 C 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙〘食〙カボチャ なんくー みゃーむぬ(カボチャはホクホクしている)。 3355 なんざ ikmvoc_3355.wav 名詞 C 銀 3356 なんず ikmvoc_3356.wav 名詞 C 難儀 くぬ すかまー なんず(この仕事は難儀だ)。 3357 なんつつ ikmvoc_3357.wav 形容詞 焦げた なんつつ んー(焦げた芋)。 3358 なんつつまい ikmvoc_3358.wav 名詞 〘食〙 〘食〙お焦げご飯 3359 1 なんとぅが ikmvoc_3359.wav 副詞 どうしても、全然、なかなか うぬきゃが ふたーいや なうゆ ほぅばんまい なんとぅが はなはいん(彼ら二人はどうやってもまったく別れない)。 いちゃー っふぃーゆーば なんとぅが んがいん(板はかみ合っていてどうしても取り外せない)。 ばー かいんかいや なんとぅが まみっふぁん(私は彼には全然及びもつかない)。 からりゃ- ばんちゅーぎゃー なんとぅが みゃーぎん(彼は私達を全然振り向かない)。 3359 2 なんとぅが ikmvoc_3359.wav 副詞 何とか なうとぅが なうとぅんま、なうとぅんな かいん たすきらいー なんとぅが んぬっちゃ ぶいらいどぅー(彼に助けられて何とか命はもらったようなものだ)。 しばうぎゃー ほぅだうり、なんとぅが ないどぅす(心配するな、何とかなる)。 3360 なんみ ikmvoc_3360.wav 動詞 母音語幹 C 舐める なんー みーんかいどぅ みーつむぬぬ はいりーにゃーんば なんみーふぃーる(目にごみがはいったのでなめて(とって)ください[昔は目に入ったごみはなめて取ったり、乳をかけて取った])。 べー あみだまう なんみー ふつぬ ばん あすみゅーき(ほら、飴玉をなめて口の番をさせておけ)。 いん なんみらいーにゃーん(犬に舐められた)。 3361 にー ikmvoc_3361.wav 名詞 B 荷 ばしゃんかい にーゆ つん(馬車に荷を積む)。 3362 にー ikmvoc_3362.wav 名詞 B 音[音楽用語として使われる] いちゅぬ にー(細い絹糸を引いたような高い音、宮古島の音楽)。 3363 にー ikmvoc_3363.wav 名詞 C 根、根元 [複合語では「に」となる] きーぬ にー(木の根)。 にむとぅ(根元)。 にーにゃー(屋号「にーぬやー」と同じ)。 にーぬやー(屋号[根元の家])。 3364 にー ikmvoc_3364.wav 動詞 母音語幹 A 煮る、飯を炊く;煮える ゆいが そぅーゆ にー(夕食のおかずを煮る)。 むぬー にー(食事をつくる)。 んーな んめ にーどぅー(芋がもう煮えている)。 3365 にー ikmvoc_3365.wav 動詞 母音語幹 A (太陽に皮膚を)焼く なつぬ あつびーてぃーん にーらいーにゃーん(夏の熱い日照りに焼き付けられた)。 3366 にーか ikmvoc_3366.wav 名詞 C 夜の遅い時間 んめ にーか なりー どぅーば やーんかい はらでぃ(もうおそくなったから家に帰ろう)。 にーかたーひー うきー べんきょーゆ あすたい(夜遅くまで起きて勉強した)。 3367 にーから ばかすがみ ikmvoc_3367.wav 成句 煮物から生もの(さしみ)まで にーからばかすたーひー 3368 にーから ばかすたーひー ikmvoc_3368.wav 成句 煮物から生もの(さしみ)まで にーから ばかすがみ ななむいぬ うたきん うーんまたが かんかい うさぎ ななぶんな にーから ばかすたーひー ありーどぅーい(ななむいの御嶽にウーンマが捧げる七盆は煮物からさしみまである)。 3373 にーだす ikmvoc_3373.wav 名詞 根絶すること にーだーつ、にーだす、にーだーす 3374 にーだつ ikmvoc_3374.wav 名詞 根絶すること にーだつ、にーだーつ、にーだーす かやー にーだっちゃ ひらいん(茅は根絶できない)。 3375 にーつ ikmvoc_3375.wav 名詞 C 寝息 にーっちゅ たてぃー(寝息をたてる)。 3376 にーまい そぅらまい にゃーん ikmvoc_3376.wav 成句 根も葉もない、何の根拠もない、にー=根、そぅら=木の天辺 っゔぁが あっじゅー くとぅー にーまい そぅらまい にゃーん ほぅりむぬい(お前が言っていることは何の根拠もないバカな話)。 3377 にーむぬ ikmvoc_3377.wav 名詞 煮物 にむぬ ゆーいぬ にーむぬ(お祝いの煮物)。 3378 にーら ikmvoc_3378.wav 名詞 C だだ(をこねる) にーだ にーらうぎゃー ほぅだうり(駄々をこねるな)。 3379 1 にーら くず ikmvoc_3379.wav 成句 g語幹 だだをこねる にーだ くず んめ っゔぁー ほぅいふ なりゅーば まーぬ にーら くがだうり(もう大きいんだからそんなに駄々をこねないの)。 3379 2 にーら くず ikmvoc_3379.wav 名詞 だだをこねること(「くず」は「こぐ」) にーだ くず うぬ やらびゃー んまが すかまんかい いかっでぃ あすてぃがー いつまい にーら くっじゃ ひー なつ (その子供は母親が仕事に行こうとするといつも駄々をこねて泣く)。 3380 にあし ikmvoc_3380.wav 名詞 C 寝汗 にゅーあし にあしゅー かつ(寝汗をかく)。 3381 にうち ikmvoc_3381.wav 名詞 C 値打ち うらー にうちゃー にゃーん(それは値打ちはない)。 3382 にがい ikmvoc_3382.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙祈願、神への祈願 かんにがい かぎにがいぬ ぶんびしぶどぅい(ありがたい願いのためのお盆を備えた後の踊り)。 んぬつだみにがい(命乞いの祈願)。 っふぁだみにがい(子供を授かる祈願)。 にがいまにゃーん うむきまにゃーん ほぅやぐみゃー たすきー ふぃーさまい(祈願した通りに、思った通りに神様は助けて下さる)。 3383 にがやたー ikmvoc_3383.wav 名詞 祈願のおばーさんたち にがいんまた 3384 にがら ikmvoc_3384.wav 名詞 C 早起き かりゃー にがらびとぅ(彼は早起きだ)。 3385 にぐー ikmvoc_3385.wav 名詞 C 〘貝〙 〘貝〙シャコガイ にぐーぬ からう あずくやてぃー あい(シャコガイの殻をアズクヤと言う)。 3386 にごー ikmvoc_3386.wav 名詞 C めかけ 3387 にし ikmvoc_3387.wav 名詞 B 背負い投げ んし 3388 にしゃい ikmvoc_3388.wav 名詞 C 青年 ばかむぬ じゃうぎ にしゃい(好青年)。 3389 にじゃま ikmvoc_3389.wav 名詞 C 起き抜けでまだ寝ぼけている状態、寝入り端(あるいは起き抜け) にじゃみ、みじゃみ やらびゅーぎゃー にじゃまんな うかはん(子供を寝入り端には起こさない[>起こしてはいけない])。 3390 にじゃまうつ ikmvoc_3390.wav 名詞 起き抜けでまだ寝ぼけている状態 やらびゃー にじゃまうっちゃ ひどぅ にゅーたぎ なりゅーたい(子供は寝起きなので眠そうだった)。 3391 にだまい ikmvoc_3391.wav 動詞 r/rr語幹 (仕事が)さだまる すかまー にだまらん (仕事が定まらない)。 3392 にだん ikmvoc_3392.wav 動詞 m語幹 A 確定する、定める じょ、なうがら ゆーいぬ ひかっじゅ にだみーみーでぃ(さあ、お祝いの日取りを決めよう)。 きんだっちゃーひー はらう んじゃん うっつが にだます(糸を張って柱をどこにたてるかを決めさせる)。 ささぎゆーいぬ ひかっじゃ にだまいゆーな(結婚式の日取りは決まったか)。 3393 につ ikmvoc_3393.wav 名詞 C 熱 かじゃー ひきどぅ にっちゃ いじゅー(風邪引いて熱が出ている)。 かじゃー ひきー にっちゃ いでぃー どぅーや ほぅみきゅー(風邪引いて熱が出て体は熱くなっている)。 3394 にっゔぃ ikmvoc_3394.wav 動詞 母音語幹 A 寝る 3395 にっゔぃばな ikmvoc_3395.wav 名詞 寝入りばな 3396 にっゔぃや うきうき ikmvoc_3396.wav 成句 (仕事をせず)食っちゃ寝、食っちゃねしていること;(何もせず)寝たり起きたりすること まいやーまいにち すかまー にゃーんば にっゔぃや うきうき ひーゆー(毎日毎日仕事がないので、食っちゃ寝、食っちゃ寝の生活をしている)。 かでぃふつんな にっゔぃや うきうき(台風の時にはには寝たり起きたりしている[>なにもせず家でごろごろしている])。 3397 ににゅー ikmvoc_3397.wav 名詞 B 居眠り だりー ににゅーや ほぅーたい(疲れて居眠りしていた)。 ににゅーや たっゔぁみきーどぅ(こっくりこっくりと居眠りしている)。 やらびゃー つーゆ ぬんきゃー ににゅーや かっら(赤ちゃんは乳を飲むとこっくりこっくり(眠った))。 すみゃーすみゃー ふぁいぬ あとぅんな ににゅーゆどぅ あす(昼食後は居眠りする)。 3398 にぬは ikmvoc_3398.wav 名詞 C 子の方、北の方角 3399 にぬはでぃー ikmvoc_3399.wav 名詞 北支部 3400 にばら ikmvoc_3400.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙マダラハタ[ハタの一種] にばらう つー(ハタを釣る)。 ほぅーつ にばら(口の大きいハタ)。 にばらー ほぅーうつ むぬ(マダラハタは口が大きい)。 3401 にぶい ikmvoc_3401.wav 動詞 r/rr語幹 A 寝ぼける にぶり やらびゃー にぶりーどぅー(子供は寝ぼけている)。 3402 にぶいどぅい ikmvoc_3402.wav 名詞 寝ぼけて時を告げる鳥 にぶりどぅい 3403 にぶり ikmvoc_3403.wav 動詞 母音語幹 A 寝ぼける にぶい 3404 にぶりどぅい ikmvoc_3404.wav 名詞 寝ぼけて時を告げる鳥 にぶいどぅい 3405 にまい ikmvoc_3405.wav 動詞 r/rr語幹 A 染み込む うまー すばい かじゃぬどぅ にまりゅー(ここは小便臭が染み込んでいる)。 3406 にむとぅ ikmvoc_3406.wav 名詞 B 根本 ぎすつぬ にむとぅ(ススキの根本)。 3407 にむぬ ikmvoc_3407.wav 名詞 C 煮物 にーむぬ ゆーいぬ にむぬ(お祝いの煮物)。 3408 にむぬい ikmvoc_3408.wav 名詞 寝言 いみゃー みー にむぬい あす(夢を見て寝言する)。 にむぬや(よく寝言を言う人)。 3409 にゃー ikmvoc_3409.wav 接尾辞 (名詞、動詞基本形について)競い合い、競い合う はーさにゃー(かけっこ[「はーすにゃー」ともいう)。 うーずにゃー(水泳の競争)。 なつにゃー(泣き合い)。 ばらうにゃー(笑い合い)。 だますにゃー(騙し合い)。 あすにゃー(やり合い)。 んみつにゃー(叱り合い)。 ばかいにゃー(奪い合い)。 ったつにゃー(殴り合い)。 すまとぅい にゃー(相撲取り勝負)。 きゅーぬ はーりゃー くずしょーぶにゃー(今日のハーリーは漕ぎ勝負だ)。 んまむぬぬ いでぃっちゅーたいばどぅ ふぁうにゃーや ほぅーたい(ごちそうが出てきたので我先にと食べた)。 たるがなーが ばかすむぬいゆ あっじゅーたいばどぅ ばらうにゃーや ほぅーたい(誰かが冗談を言ったのでみなで大笑いをした)。 3410 1 にゃーい1 ikmvoc_3410.wav 動詞 r/rr語幹 (相手にものを渡すために)手を前に出す;手を差し伸べる、助ける;(物を)あげる にゃーい(母音語幹) うるー っじさまてぃてぃー ういびとぅんかい てぃーゆ にゃーいたい(これを受け取ってくださいと言ってお年寄りに手を差しだした)。 んーぬ ふぃーっじゃー てぃーゆ にゃーり(芋をやるから手を出せ)。 きばんむぬんかい てぃーゆ にゃーい(貧乏な人に手を差しのべる)。 かいが とぅっじゃ がずかいば むぬーぎゃー にゃーらん(彼の妻はケチなので人にものはあげない)。 3410 2 にゃーい1 ikmvoc_3410.wav 動詞 r/rr語幹 (相手に)手をあげる、手を出す、叩く にゃーい(母音語幹) ひとぅんかい てぃーゆぎゃー にゃーらんどー(人に手を出して(叩いて)はいけないよ)。 3411 1 にゃーい2 ikmvoc_3411.wav 動詞 母音語幹 (うけとるために)手を前に出す;(わたすためにまたは助けるために)手を差し伸べる にゃーい(r/rr語幹) くらー ばが にゃーいん でぃんがま(これは私の僅かしかない金[>あげられないお金])。 3411 2 にゃーい2 ikmvoc_3411.wav 動詞 母音語幹 (相手をたたくために)手をあげる、叩く にゃーい(r/rr語幹) 3412 にゃーす ikmvoc_3412.wav 動詞 s/h語幹 C 失くす でぃんな にゃーひーにゃーん(お金をなくしてしまった)。 からー うんかいば むぬーぎゃー ふぁいー にゃーはん(彼は大食いだだから食べ物を食い尽くしてしまう)。 3413 にゃーだ んず ikmvoc_3413.wav 成句 g語幹 なくなる(「にゃーん」の連用形「にゃーだ」+「んず」) やーや むいー やーや にゃーだんぎーにゃーん(家は火事になって家はなくなってしまった)。 やーぬ かぎゃー にゃーだんずてぃがー うらー なんとぅが とぅみらいん(家の鍵は無くしたら(それは)全然見つけられない)。 3414 にゃーだかー ikmvoc_3414.wav 成句 なくてはならない あらだかーならんむぬ にゃーだかー ならんむぬ(なくてはならないもの)。 3415 にゃーん ikmvoc_3415.wav 助動詞 不規則 動詞連用形について意図しない動作の完了の意味を付け加える、~てしまった[過去形は、「~にゃーっだん(てしまった)」] むぬー んめ ふぁいにゃーん(食べ物はもう食べてしまった)。 いきーにゃーん(行っちゃった)。 なうちゃーにゃー ばらいーにゃーん(思わず笑ってしまった)。 3416 にゃーん ikmvoc_3416.wav 動詞 不規則 C (無生物が)ない[生物の非存在は「みーん」を使う。;持っていない[(生物には~が)ない、(無生物には~が)ない] みーん ばー とぅっじゃ にゃーん(私は妻がない[>結婚していない])。 でぃんな にゃーん(金がない)。 じかんな にゃーん(時間がない)。 ばぬんな むぬ ふぁう まどぅーまい にゃーん(私には食事をする時間もない)。 くぬ すかまー みくんな にゃーん(この仕事は将来性がない)。 3417 にゃーん ikmvoc_3417.wav 接尾辞 「動詞基本形+が」について様態を表す、ように かいが ならーすがにゃーん あっそぅ(あの人が教えるようにやりなさい)。 からー っぞぅぬ うーずがにゃーん うーず(あいつは魚がおよぐように泳ぐ)。 ばが あすがにゃーん あっそぅ(私がやるようにやりなさい)。 みーたいがにゃーん かき(見たように書きなさい)。 3418 にゃーんひー ikmvoc_3418.wav 副詞 無いように、無く うるーぎゃー にゃーんひーんなし(それは無くしてしまえ)。 3419 にゅー ikmvoc_3419.wav 動詞 vv語幹幹 A 眠る[否定形:にっゔぁん、連用形:にっゔぃ] んめ にっゔぁでぃ(もう 眠る)。 やらびゃー にっゔぃーどぅ(子供は寝ている)。 ばー にっゔゅーらでぃ(私は寝ておく)。 ばー いつまい はーひーん にゅー(私はいつも早い時間に眠る)。 ばー んめ にゅーたかいば にっゔゅーらでぃ(私はもう眠いから寝ていよう)。 やらびゃー にっゔぃーどぅーば はずならうぎゃー いだはだ やーらきふがま あいき(子供が寝ているから足音をださずに静かに歩け)。 3420 にゅー ikmvoc_3420.wav 形容詞 B 遅い かりゃー なうゆ あすみんまい にゅー(彼は何をさせても遅い)。 かりゃー いつまい にゅー(彼女はいつもおそい(遅れてくる))。 からー はずにゅー ひとぅ(彼は足の遅い人)。 3425 にゅーあし ikmvoc_3425.wav 名詞 寝汗 にあし にゅーあしゅー かつ(寝汗をかく)。 3421 にゅーあじゃーな ikmvoc_3421.wav 形容詞 寝相が悪い にゅー あじゃーなんまり(寝相の悪い奴)。 3426 にゅーぐり ikmvoc_3426.wav 形容詞 寝苦しい ゆびゃー あつかいば にゅーぐりかいば ならっだん(昨晩は暑くて寝苦しかった)。 3427 にゅーさい ikmvoc_3427.wav 動詞 r/rr語幹 腐りかけている んーな にゅーさりーどぅ(芋は腐りかけている)。 うぬ まいや にゅーさりー どぅ(この米は腐れかかっている)。 にゅーさりむぬーぎゃー ふぁーん(腐れかかったものは食べない)。 3422 にゅーずみ ikmvoc_3422.wav 名詞 寝心地が良いこと 3428 にゅーた ikmvoc_3428.wav 形容詞 A 眠い にゅーたぎ ひとぅ(眠そうな人)。 くいが はなっそぅ つふてぃがー いつまい にゅーたふ ないどぅす(あいつの話を聞いたらいつも眠くなる)。 3429 にゅーたら ikmvoc_3429.wav 名詞 良く眠るもの(人、家畜)、眠たがり、寝坊助 かりゃー やぐみ にゅーたら(彼はよく眠る人だ)。 にゅーたら、 うきー ひんじゃぬ っさー かりー くー(眠たがりめ、起きてヤギの草刈りて来い)。 にゅーたら、はやまり うきる(寝坊助、早く起きろ)。 3430 にゅーたらーん ikmvoc_3430.wav 成句 寝足りない、寝不足だ ばー きゅーや にゅーたらーん(私は今日は寝足りない)。 3431 にゅーたらぎー ikmvoc_3431.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ねむの木 3432 にゅーどぅくな ikmvoc_3432.wav 名詞 寝るところ にゅーどぅくま 3433 にゅーどぅくま ikmvoc_3433.wav 名詞 寝るところ にゅーどぅくな にゅーたふ ないてぃがー にゅーどぅくまう とぅみー(眠くなったら寝所を探す)。 3434 にゅーぱぎ ikmvoc_3434.wav 名詞 床ずれ ぶじゃが にゅーぱぎゃー いちゃぎむぬ(おじさんの床ずれは痛そうだ)。 3435 にゅーふい ikmvoc_3435.wav 名詞 寝たふり にゅーふいゆぎゃー ほぅだ はやまり すかまんかい はり(寝たふりをしてないで早く仕事に行け)。 3423 1 にゅーふがます ikmvoc_3423.wav 形容詞 ぐずって中々寝かせられない子供 にゅーふがます やらび(寝るときにぐずる子供)。 3423 2 にゅーふがます ikmvoc_3423.wav 名詞 ぐずって中々寝かせられない子供 3436 にゅーふたら ikmvoc_3436.wav 名詞 足の遅い人 っゔぁー なうばいぬ にゅーふたらが(あなたは何でそんなに足が遅いのか)。 3424 にゅーやっゔぃ ikmvoc_3424.wav 名詞 寝違い にゅうやっゔゃー ひー ぬどぅー まーらん(寝違えて首が回らない)。 3437 にんぎん ikmvoc_3437.wav 名詞 (まともな)人間 ういんな にんぎんな ひらいん (あいつには人間はできない[>あいつの行動は人間らしくない])。 かりゃー にんぎんな あらん(あいつは人間ではない[>彼は信用できない])。 3438 にんじゅ ikmvoc_3438.wav 名詞 C 仕事仲間、(船などの)乗組員 ふなにんじゅ(船の乗組員)。 3439 にんそぅー ikmvoc_3439.wav 名詞 人相 やな にんそぅー(見かけがわるいこと、またその人)。 3440 ぬ ikmvoc_3440.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙属格 普通名詞について所有を表す[代名詞、固有名詞では「が」を用いる、人間を表す普通名詞ではどちらでもよい場合がある];「名詞+格助詞」「述語」などに付いて次の名詞を修飾する機能を持つ、「の」[代名詞、固有名詞では「が」を用いる、人間を表す普通名詞ではどちらでもよい場合がある] が しーしーぬ ほぅんぬ かりったい(先生の本を借りてきた)。 ひんじゃぬ っさー かりーくー(ヤギの草を刈ってこい)。 はーさぬ ひとぅ(たくさんの人)。 いつぬ ひとぅ(五人[<5の人])。 かなだからぬ てぃがみ(カナダからの手紙)。 いふがまたぬ ひとぅ(行く予定の人)。 また あいてぃぬ ばー(そういうことなのだ[<またそうだとのこと])。 3441 ぬ ikmvoc_3441.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙主格 普通名詞について動作、状態の主体を表す、「が」[代名詞、固有名詞では「が」を用いる、人間を表す普通名詞ではどちらでもよい場合がある] が っぞぅぬどぅ びじゅー っふぃーうい(魚が餌を食っている)。 ほぅらだつん まずむぬぬ ういてぃんどー(大浦口に幽霊がいるそうだよ)。 うまん がっこーぬどぅ あい(そこに学校がある)。 っゔぁ じかんぬ あるーんな(お前時間があるかい)。 3442 ぬー ikmvoc_3442.wav 動詞 b語幹 C (体が)延びる、(ゴムなどが)延びる、(道などが)延びる ぬび 3443 ぬー ikmvoc_3443.wav 動詞 C 縫う つんぬ ぬー(着物を縫う)。 3444 ぬー ikmvoc_3444.wav 名詞 B 野、野原、在野 ぬーぬ みー(野原の中)。 うまぬ はいや っさー ういどぅ ぬーん なりーゆー(あの畑は草が生えて野原になってしまった)。 ぬーからどぅ ぶっさ いでぃー(在野から偉人は生まれる)。 3445 ぬーい ikmvoc_3445.wav 動詞 r/rr語幹 A (乗り物などに)乗る、(木などに)登る、(家などに)上がる くるまんかい ぬーい(車に乗る)。 あわてぃる、 んめ ふにん ぬーいうくいがまた(急げ、もう船に乗り遅れるぞ)。 きーんかい ぬーい(木に登る)。 かりゃー あずまうつ びとぅ やいば かいが ふつぐるまんな ぬーいな(彼は甘言な人だから彼の口車には乗るな)。 かいだんぬ うりや ぬーい ぬーい あす(階段を降りたり上がったりする)。 やーんかい ぬーりー んみゃてぃ(家に上がっていらっしゃい)。 うまんかい ぬーりー くー(ここに上がって来なさい)。 3446 1 ぬーがい ikmvoc_3446.wav 動詞 r/rr語幹 はかどる ぬびゃがい きゅーや すかまー ぬーがらん(今日は仕事は捗らない)。 3446 2 ぬーがい ikmvoc_3446.wav 形容詞 よくはかどること ぬびゃがい きゅーや すかまー やぐみ ぬーがいむぬ(今日は、仕事は良くはかどる)。 ぬーがい すかま(捗る仕事)。 3447 ぬーす ikmvoc_3447.wav 動詞 s/h語幹 A (ものや人を乗り物に)乗せる;(機械などに)セットする ぶーっじゅ ばしゃんかい ぬーし(サトウキビを馬車に乗せろ)。 まいや すいはんきんかい ぬーひーだー(ごはんを炊飯器にセットした)。 3448 ぬーず ikmvoc_3448.wav 動詞 zz/dd語幹 A (高熱、病気等で)唸(うな)る ぬーでぃ ぬーっず、ぬーっでぃ、ぬーでぃ ぱーや かなまいや やみー くーかんががら ぬーじゅー(おばあさんは頭痛で苦しいのかうなっている)。 3449 ぬーっず ikmvoc_3449.wav 動詞 zz/dd語幹 (高熱、病気等で)唸(うな)る ぬーず、ぬーっでぃ、ぬーでぃ ばんてぃが ぱーや やんとぅきゃんな いつまい ぬーっじゅーい(私の祖母は病気の時はいつもうなっている)。 3450 ぬーっでぃ ikmvoc_3450.wav 動詞 母音語幹 (高熱、病気等で)唸(うな)る ぬーでぃ ぬーず、ぬーっず、ぬーでぃ ぬーっでぃ ういびとぅ((高熱等で)うなってる年寄り)。 ぱーや かなまいや やみー くーかんががら ぬーっでぃーどぅー(おばあさんは頭が痛くて苦しいのかうんうんうなっている)。 3461 ぬーっでぃ ikmvoc_3461.wav 動詞 (病気、苦痛で)唸る かなまいや やみどぅ ぬーっでぃー うい(頭痛で唸っている)。 3451 ぬーでぃ ikmvoc_3451.wav 動詞 母音語幹 A (高熱、病気等で)唸(うな)る ぬーっでぃ ぬーず、ぬーっず、ぬーっでぃ 3452 1 ぬーま ikmvoc_3452.wav 名詞 B 馬 んまぬーま(親(母)馬)。 びきぬーま(雄馬)。 みーぬーま(雌馬)。 ふしびゃぬーま(言うことをきかない暴れ馬[人間にも使う])。 3452 2 ぬーま ikmvoc_3452.wav 名詞 B 三線の駒 3453 ぬーまじゅー ikmvoc_3453.wav 名詞 馬肉 うぬ ぬーまじゅーや ひつにかいば かまいん(この馬肉はかたくてかめない)。 3454 ぬーまぬ かんぎ ikmvoc_3454.wav 名詞 馬のたてがみ 3455 ぬーまぬ ふらがた ikmvoc_3455.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙クルマバッタ 3456 ぬい ikmvoc_3456.wav 名詞 B 糊(のり)、ペンキ ぬいひー かびーゆ はい(糊で紙を貼る)。 3457 ぬい ikmvoc_3457.wav 名詞 r/rr語幹 B (ペンキなどを)塗る ぺんきゅー ぬい(ペンキを塗る)。 3458 ぬい ikmvoc_3458.wav 名詞 B おにぎり まいぬい((米の)おにぎり)。 あーぬい(粟のおにぎり)。 んーぬい(芋のおにぎり)。 3459 ぬい ikmvoc_3459.wav 名詞 B 海苔、藻 すぬい(モズク)。 5656 ぬい ikmvoc_5656.wav 名詞 B (屋根などの)漆喰 やーぬ ぬい(瓦の漆喰)。 3460 ぬいじゅー ikmvoc_3460.wav 名詞 〘植〙 〘植〙念珠藻(ネンジュモ)[ラン藻の一種] 5689 ぬいみ ikmvoc_5689.wav 名詞 B (着物などの)縫い目 ぬんな つんぬ ぬいみんどぅ うい(ノミは着物の縫い目にいる)。 3462 ぬか ikmvoc_3462.wav 名詞 B 糠(ぬか) まいぬか(米糠)。 3463 ぬがい ikmvoc_3463.wav 動詞 r語幹 C 抜かれる んがい 3464 ぬかす ikmvoc_3464.wav 動詞 s/h語幹 C 残す ぬくす ふぁいぬかす むぬ(食べ残し)。 3465 ぬかす ikmvoc_3465.wav 名詞 C (食べたり、飲んだりした)残り ぬくす からー ひとぅぬ ふぁいぬかっそぅぎゃー ふぁーん(彼は人の食べ残しは食べない)。 3466 ぬくい ikmvoc_3466.wav 動詞 r/rr語幹 C 残る かぬきゃが はだぬ ひとぅんみゃー たうかー ぬくらだ まみっじゃにゃーだ せんそーん すにー はりーにゃーん(彼等の年頃の人達は一人残らず誰もかれも戦争で亡くなって行ってしまった)。 3467 ぬくい ikmvoc_3467.wav 名詞 C 残り ふぁいぬくい(食べ残り)。 うーぬくい(売り残り)。 3468 ぬぐい ikmvoc_3468.wav 動詞 母音語幹 C (手ぬぐいなどで)ふく、ふいてきれいにする 3469 ぬぐう ikmvoc_3469.wav 動詞 w語幹 C (手ぬぐいなどで)ふく、ふいてきれいにする べー さずひー っゔぁが っふすー みはなう ぬぐい(ほら、タオルでお前の汚れた顔を拭え)。 むぬー ふぁいぬ あとぅんな ふっちゅ ぬぐい(食後は口を拭え)。 ぬすみー ふぁいやー くとぅーぎゃー ふっちゃ ぬぐいー うき(盗み食いしたときは口を拭え[>悪いことをしたときは証拠を隠せ])。 3470 ぬくす ikmvoc_3470.wav 動詞 s/h語幹 C 残す ぬかす むぬーぎゃー ぬかはだ ふぁい(食べ物は残さないで食べなさい)。 3471 ぬくずー ikmvoc_3471.wav 名詞 のこぎり ぬくずーひー きーゆ きー(鋸で木をきる)。 3472 ぬさき ikmvoc_3472.wav 動詞 母音語幹 A 覗く ぬすき、ぬそぅき ぬさつ、ぬすつ、ぬそぅつ 3473 ぬさつ ikmvoc_3473.wav 動詞 k語幹 A 覗く ぬさふ、ぬすつ、ぬすふ、ぬそぅつ、ぬそぅふ ぬさき、ぬすき、ぬそぅき たぶひー いんぬ なかう ぬさきーみー(タグで水中を覗いてみる)。 ひとぅぬ きないゆぎゃー ぬさつな(他人の家庭は覗くな)。 5775 ぬさふ ikmvoc_5775.wav 動詞 k語幹 A 覗く ぬさつ、ぬすつ、ぬそぅつ、ぬそぅつ、ぬそぅふ ぬさき、ぬすき、ぬそぅき 3474 ぬす ikmvoc_3474.wav 名詞 C 持ち主 やーぬす(家主)。 はいぬ ぬす(畑の主)。 3475 1 ぬず ikmvoc_3475.wav 動詞 g語幹 C 追い抜く んず まうきゃーぬ ひとぅー ぬぎ(前の人を追い抜け)。 3475 2 ぬず ikmvoc_3475.wav 動詞 g語幹 C 先回りする、気持ちを読む んず まいかい んっちゃ とぅーりー んーなう ぬずたい(近道を通ってみんなの先回りをした)。 まいや ぬぎー あい(前を先回りして話す[>相手の気持ちを読んで話をする])。 3476 ぬすつ ikmvoc_3476.wav 動詞 k語幹 A 覗く ぬすふ、ぬさつ、ぬさふ、ぬそぅつ、ぬそぅふ ぬすき、ぬさき、ぬそぅき 5776 ぬすふ ikmvoc_5776.wav 動詞 k語幹 A 覗く ぬすつ、ぬさつ、ぬさふ、ぬそぅつ、ぬそぅふ ぬすき、ぬさき、ぬそぅき 3477 ぬずん ikmvoc_3477.wav 動詞 m語幹 A 好きだ、(結婚相手として)望む ばー っゔぁう ぬずみゅー(私はあなたを望む[>あなたがすきだ、あなたと結婚したい])。 ばー なかーにゅーどぅ ぬずん(私は(あの家の)次女が好きだ、(あの家の)次女と結婚したい)。 ばー かりゅーどぅ ぬぞぅみゅー(私はあの人が好きだ、あの人と結婚したい)。 3478 ぬずん ikmvoc_3478.wav 名詞 A 希望すること、望むこと ぬずんどぅ あつない(のぞむことが商い[<希望するからこそ何事も成立する])。 3479 ぬそぅき ikmvoc_3479.wav 動詞 母音語幹 A 覗く ぬさき、ぬすき ぬさつ、ぬすつ、ぬそぅつ あらう ぬそぅきー みーみーる(戸外を覗いて見てごらん)。 3480 ぬそぅどぅ ikmvoc_3480.wav 名詞 B 泥棒 ぶーず ぬそぅどぅ(サトウキビ泥棒)。 ぬそぅどぅー かつみらいーにゃーん(泥棒は捕まえられた)。 3481 ぬそぅん ikmvoc_3481.wav 動詞 m語幹 C 盗む ぶーっじゅ ぬそぅみー ふぁう(サトウキビを盗んで食べる)。 3482 ぬだつ ikmvoc_3482.wav 名詞 C 〘地名〙 〘地名〙久松集落 3483 ぬっちー ikmvoc_3483.wav 形容詞 動作が緩慢な ぬっちーんまり はやまり あいき(のろまめ、早く歩け)。 3484 ぬっちーやらび ikmvoc_3484.wav 名詞 動作の鈍い子 3485 ぬっちゃー ikmvoc_3485.wav 名詞 動作の鈍い子 3486 ぬどぅ ikmvoc_3486.wav 名詞 C 首筋、喉、首 ぬぶい ながぬどぅびとぅ(首の長い人)。 ぬどぅー ながたんなりどぅ っゔぁう まっちゅーたい(首を長くしてお前を待っていた)。 かじゃー ひきどぅ ぬどぅぬ やみゅー(風邪をひいてのどが痛い)。 っぞぅぬ ほぅにうぬ ぬどぅん かかるー(魚の骨がのどに引っかかっている)。 3487 ぬどぅぐら ikmvoc_3487.wav 名詞 のどぼとけ んきゃーんな ひんじゃぬ ぬどぅぐらまい ふぁいどぅーたい(昔はヤギののどぼとけも食べていた)。 うぬ びきやらびゃー ぬどぅぐらー んなーぎゃー いでぃや うらん(この男の子はまだのどぼとけは出ていない)。 3488 ぬどぅだつ ikmvoc_3488.wav 名詞 首の高さ からー ばが ぬどぅだつ(彼は私の首までの高さだ)。 うぬ ぷーるぬ ふかさー ばが ぬどぅだつ(このプールの深さは私の首まである)。 3489 ぬどぅふず ikmvoc_3489.wav 名詞 首(がすわる);首すじ ぬどぅふっじゃ むちーどぅ(首が座っている)。 にゅーやっゔゃーひー ぬどぅふずぬ やみゅー(寝違えて首筋が痛い)。 3490 ぬどぅぶに ikmvoc_3490.wav 名詞 首の骨 3491 ぬどぅむぬ ikmvoc_3491.wav 名詞 無口な人 うぬ ぬどぅむぬー いつまい まむぬいや にゃーん(あの無口な人はいつもまともに話さない)。 3492 ぬぬ ikmvoc_3492.wav 名詞 B 布 ぬぬー んます(布を湿らす)。 ぬぬふぁや(布を食う人[>長身の人、長身の人は多くの布を必要とする])。 5687 ぬぬずん ikmvoc_5687.wav 名詞 「ぬぬずん ますぎた」と同じ。きれいに積まれた石垣 5688 ぬぬずんますぎた ikmvoc_5688.wav 名詞 きれいに積まれた石垣 3493 ぬぬばた ikmvoc_3493.wav 名詞 織機 3494 ぬび ikmvoc_3494.wav 動詞 母音語幹 C (体が)延びる、(ゴムなどが)延びる、(道などが)延びる だりー どぅーや ぬびーどぅ(疲れて胴体はのびている[>曲がった腰が寝たために伸びたから])。 うぬ ぐむー やりふ なりー ぬびん(このゴムは古くなって延びない)。 くぬ んっちゃ っさらたーひー ぬびーどぅー(この道は平良まで延びている)。 3495 ぬびー ikmvoc_3495.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙〘食〙野蒜(ノビル) きゅーや ぬびー とぅいが(今日は野蒜取りに(行こう))。 3496 1 ぬびゃがい ikmvoc_3496.wav 動詞 r/rr語幹 伸びあがる;(人が)出世する;(会社が)業績が伸びる かんち てぃーゆ あぎー どぅーゆ ぬびゃがらし(こういう風に手を上げて、体をのばしなさい)。 から ぬびゃがりーどぅ しゃちょーん なりーにゃーん(あいつは出世して社長になった)。 かまぬ かいしゃー ぬびゃがりどぅ がばーん なりーにゃーん(あそこの会社は成長して大きくなった)。 3496 2 ぬびゃがい ikmvoc_3496.wav 動詞 r/rr語幹 はかどる ぬーがい すかまー ぬびゃがらん(仕事は捗らない)。 3497 ぬぶい ikmvoc_3497.wav 名詞 C 首筋、喉、首 ぬどぅ ながぬぶいびどぅ(首の長い人)。 ひんじゃぬ ぬぶい(ヤギの首)。 3498 ぬぶす ikmvoc_3498.wav 動詞 s/h語幹 A (頭が)のぼせる かなまいや ぬぶひーどぅー(頭はのぼせている)。 3499 ぬるー ikmvoc_3499.wav 動詞 w語幹 A 呪う いっだまーひー ぬるー(生き霊で呪う)。 ひとぅーぎゃー ぬるーん(人を呪わない[呪ってはいけない])。 3500 ぬるい ikmvoc_3500.wav 名詞 A 呪い、呪うこと ぬるー ひとぅーぎゃー ぬるいゆぎゃー ほぅん(人を呪わない[呪ってはいけない])。 3501 ぬん ikmvoc_3501.wav 名詞 C 蚤(ノミ) つんから ぬんぬ とぅい(着物からノミを取る)。 3502 ぬん ikmvoc_3502.wav 名詞 B 〘道具〙 〘道具〙ノミ、大工道具 ぬんひー あなう あきー(ノミで穴を開ける)。 3503 ぬん ikmvoc_3503.wav 動詞 m語幹 C 飲む;(要求を)飲む さきゅー ぬん(酒を飲む)。 みっじゅ ぬん(水を飲む)。 じょー さきゅー ぬまでぃ(さあ 酒を飲もう)。 しゃちょーや しんかぬ あっじゅーくとぅ ぬんたい(社長は社員のいうことを飲んだ)。 3504 ぬんくん ikmvoc_3504.wav 動詞 m語幹 飲み込む ぬどぅん っぞぅぬ ほぅにぬ かかいてぃがー んーぬ ふつぬ ひてぃつ かまだ ぬんくみ(食道に魚の骨が引っかかったら芋を口いっぱい噛まないで飲み込め)。 3505 ね ikmvoc_3505.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙基本形について突き放した態度、反語的な態度を示す[「ん」をともなうことも多い]、~かよ ばー っしゅーんね(俺が知ってるかよ)。 3507 1 ば ikmvoc_3507.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙動詞命令形に付いて、「~たらどうだ」と命令口調を弱めたり、勧誘的な口調を加える みーるば(見なさいよ)。 くーば(来なさいよ)。 3507 2 ば ikmvoc_3507.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙動詞基本形について疑問詞疑問を表す。説明を求める場合に多く用いられる うらー なうやいば(これはなんなの)。 っゔぁ んなま んじゃんどぅ うるーば(お前今どこにいるの)。 3506 ば ikmvoc_3506.wav 接尾辞 動詞基本形、形容詞に付いて理由節を作る、焦点助詞「どぅ」が付くことが多い、文末に来て理由を述べる場合もある、「から」「ので」「からね」「なんだよ」;動詞基本形に付いて条件節を作る質問を説明を加える「;動詞未然形について仮定条件を表す とぅいぬ むっじゅ ほぅしゃー とぅくまんかい っちゅーば うるー うっち(鳥が麦を干してある所に来ているからそれを追い返せ)。 ばー ぬどぅー かーきーどぅーば みっじゅ ぬまひーふぃーる(私は喉が渇いているので水を飲ませてくれ)。 あみゃー っふぁんば あまぐい ほぅだかー ならん(雨が降らないので雨乞いしないとならない)。 あつかいば あうずひー あうず(暑いので扇で扇ぐ)。 でぃんな あたらかかいば まさぐん つかい(お金は大切なものだから正しく使いなさい)。 3508 はー ikmvoc_3508.wav 名詞 B 歯 ふとぅてぃばー(虫歯)。 まいばー(前歯)。 つーばー(犬歯)。 はーぬ いちゃかいば んびゃーいん(歯が痛いので我慢できない)。 うすばー(臼歯)。 はーゆ ぎーつぎーつ ならす(歯をぎりぎりならす[>歯ぎしりをする])。 3509 はー ikmvoc_3509.wav 名詞 B 刃 かたなぬ はー(包丁の刃)。 っざらぬ はーや つーむぬ(鎌の刃はよく切れる)。 3510 はー ikmvoc_3510.wav 名詞 B 葉 きーぬ はー(木の葉)。 んーぎーぬ はーや んまい(芋の葉っぱはおいしい)。 3511 はー ikmvoc_3511.wav 形容詞 B 速い、早い ひゃー はーさにゃーや ばがどぅ かいんつきゃー はーかい(競争は私が彼より速い)。 かいが すかまー てぃびんかいどぅ はーかい(彼の仕事は仕事は一向に前に進まない[<後ろの方に早い])。 3512 はー ikmvoc_3512.wav 接頭辞 B 大きい、年長であることを表す はーな(大きい穴)。 はーぶ(大きな洞窟[<はー+あーぶ])。 はーに (長女、年齢が上の親しい女性、お姉さん)。 5694 はー ikmvoc_5694.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙目上の人に対しての承諾のことば、「はは」「さようでございます」 んまーさんかいや いつまい はーてぃ うがまだかー ならん(両親にはいつも「さようでございます」と頭を下げないといけない)。 3515 ばー ikmvoc_3515.wav 代名詞 C 一人称単数代名詞主題形 私、ぼく [複数形は「ばんちゃー」(「私たちは(聞き手を含まない)」] ばん、ばが、ばぬー、ばぬんかい ばー あちゃ うつなーんかい(私は明日沖縄に(行く))。 ばー くまぬ すまんどぅ んまりたい(私はこの島で生まれた)。 3516 ばー ikmvoc_3516.wav 名詞 C わけ、状況 あいぬ ばー(そんなわけだ)。 また あいぬ ばー(そうなんですか)。 なうてぃぬ ばーが(どういうわけだ)。 ばー いかでぃばー(俺はいくのだ)。 あてぃがー っゔぁー いかじゃーんてぃぬ ばー(じゃ、お前は行かないのか)。 っゔぁー でぃんぬぎゃー かしや ふぃーじゃーんてぃぬ ばー(あんたは金を貸してはくれないということなのか)。 3517 ぱー ikmvoc_3517.wav 名詞 C おばあさん はー 3518 はーうつ ikmvoc_3518.wav 名詞 早口 はーらうつ はーうつ びとぅ(早口の人)。 3519 はーえー ikmvoc_3519.wav 感動詞 あー そうだ 3520 1 はーか ikmvoc_3520.wav 形容詞 A 真っ赤、真っ赤な はーか てぃだ(真っ赤な太陽)。 はーか あか(潮で焼けた髪)。 3520 2 はーか ikmvoc_3520.wav 名詞 C特殊 赤毛の人 3521 はーかがた ikmvoc_3521.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙タイワンツチイナゴ 3522 はーからういうさ ikmvoc_3522.wav 名詞 〘植〙 〘植〙セイロンベンケイソウ、マザーリーフ はーからういうさー はーからどぅ みーや いでぃー(セイロンベンケイソウは葉っぱから新芽が出る)。 3523 ばーき ikmvoc_3523.wav 名詞 C (竹でできた)ざる てぃび ほぅぎ ばーきんな みっじゃ たまらん((お尻に穴が開いている)竹籠には水は溜まらない[<お金が貯められない人の形容])。 3524 はーさ ikmvoc_3524.wav 名詞 C 速さ、早さ ひゃーさ ひかいぬ はーさー はからいどぅすちゃ(光の速さは測れるんだって)。 ばぬんな かいが すかまぬ はーさんな かちゃいん(私には彼の仕事の早さには勝てない)。 3525 はーさ ikmvoc_3525.wav 形容詞 A 多い っゔぁが っじだまどぅ はーさかい(お前の取り前がより多い)。 せんきょぬ とぅきゃんな うなが かたぬ はーさからだかー かちゃいん(選挙のときには自分自身の味方が多くないと勝てない)。 3526 はーさにゃー ikmvoc_3526.wav 名詞 競争、かけっこ ひゃーさにゃー きゃーさにゃー 3527 はーす ikmvoc_3527.wav 動詞 s/h語幹 C 這わせる、ハイハイさせる やらびゅー はーす(赤ちゃんをハイハイさせる)。 やらびゅー はーすにゃー あすみる(赤ちゃんにハイハイ競争をさせる[<あかちゃんを])。 3528 はーだ ikmvoc_3528.wav 形容詞 A (眠りなどが)中途半端な、(やり方、仕事が)雑だ はーだ ゆん(不正確な数え方)。 はーだ ふぁう(雑な食べ方)。 はーだ にゅー(中途半端な眠り)。 はーだ あす(雑なやり方)。 かいが すかまー はーだかいば ならん(彼の仕事は雑だ)。 はーだ びとぅ(仕事が雑な人)。 3529 ばーってぃー ikmvoc_3529.wav オノマトペ ザッと、ひととおり かまう ばーってぃー みーみーみーる(向こうをざっーと見てみてごらん)。 3530 ぱーとぅ うや ikmvoc_3530.wav 成句 祖父母 ばんてぃが ぱーとぅ うやー んなーぎゃー がんじゅー(私達の祖父母はまだ元気だ)。 3531 はーどぅい ikmvoc_3531.wav 動詞 r/rr語幹 這う はい やらびゃー はーどぅりー どぅー(子供はハイハイしている)。 3532 はーな ikmvoc_3532.wav 名詞 C特殊 大きい穴、洞窟 はーなんかい はいー(洞窟に入る)。 3533 はーに ikmvoc_3533.wav 名詞 C 長女 3534 はーばす ikmvoc_3534.wav 名詞 歯と歯の間 みんきゃー はーばすんかい っふぁまらひー ずみゃー にゃーん(するめを歯の間にはさまらせていらいらする)。 3535 はーひー ikmvoc_3535.wav 副詞 (朝)はやくに、とうに、さっき、早い時分 ひゃーひー しゃーか ひとぅむてぃ はーひー(早朝)。 ばー はーひーから ってぃーどぅ(私は早い時分から来ている)。 3537 はーぶ ikmvoc_3537.wav 名詞 C特殊 大きな洞窟 あーぶ 3538 ばーふー ikmvoc_3538.wav 動詞 f/ff語幹 冗談を言ってからかう、悪口を言っていじめる、ばかにする、相手にしない ばーっふぃ ばー っゔぁが なうてぃ あっじゃばんまい ばー っゔぁうぎゃー ばーっふぃーどぅーだら(私はお前が何といっても私はおまえなんか相手にしない)。 あいや ひとぅーぎゃー ばーっふぁん(そんなに人をからかってはいけない)。 うぬ みどぅんがまう ばーっふぃ なかし(あの女の子をからかって泣かそう))。 3539 はーみつ ikmvoc_3539.wav 動詞 k語幹 息はハーハーしている はーみふ っふぁみつ ばー あてぃ うだいやひどぅ ひとまた あいつきゃー いっちゃ はーみきーどぅー(私はとても太っているので一歩歩くと息が切れる)。 5777 はーみふ ikmvoc_5777.wav 動詞 k語幹 息はハーハーしている はーみつ っふぁみつ 3540 はーもー ikmvoc_3540.wav 名詞 歯のない人 はーもー ういびとぅ(歯のない年寄り)。 3541 はーらー ikmvoc_3541.wav 助詞 (節を取って伝聞や伝聞に基づく推論を表す)~そうだ、(~言った)らしい[引用の「てぃー」を付けてもよい] しーしーがどぅ うぬ くとぅーぎゃー っさすなてぃー はーらーい(そんなことを知らせるなと言ったらしい)。 しーしーが うるー むちいきてぃ はーらー(先生がそれを持って行けと言ったそうだ)。 あい はーらー(そう言ったらしい)。 いつたい はーらー(行ったらしい)。 なつたい はーらー(泣いたらしい)。 3542 はーらうつ ikmvoc_3542.wav 名詞 早口 はーうつ はーらうつびとぅ(早口の人)。 はーらうつひー むぬい(早口でしゃべる)。 3543 はーり ikmvoc_3543.wav 名詞 C 爬龍船(はりゅうせん)競争、船漕ぎ競争の祭事、ハーリー[旧暦の5月4日に行われる船漕ぎ競争] はーりん ふにゅー くず(ハーリーに船を漕ぐ)。 3544 はーりくず ikmvoc_3544.wav 名詞 爬龍船(はりゅうせん)競争、船漕ぎ競争の祭事、ハーリー[旧暦の5月5日に行われる船漕ぎ競争 <はー(早)+くず(漕ぎ)] はーり 3545 はい ikmvoc_3545.wav 動詞 母音語幹 C 這(は)う はーどぅい、はう やらびゃー はいどぅー(赤ちゃんは這っている)。 3546 はい ikmvoc_3546.wav 動詞 母音語幹 C 映える、美しい ばい かぬ しょじょぬ かーぎゃー はいどぅーい(あの若い女性の顔は美しい)。 うぬ みどぅんな しゃしんな ばりどぅ はいゆー(その女性はとても写真写りがよくてきれいだ)。 3547 はい ikmvoc_3547.wav 接尾辞 (写真などで)映えること、美しいこと しゃしんばいひとぅ(写真写りが良い人)。 3548 はい ikmvoc_3548.wav 動詞 r/rr語幹 C 行く、帰る、(連用形について)~てしまう っゔぁー かまんかい はり(お前は向こうに行け)。 かりゃー やーんかい はりーにゃーん(彼は家に帰った(行った))。 かぬきゃー ばんちゅーぎゃー すてぃーはりーにゃーん(彼らは私達をおいてきぼりにしていった)。 かまんかい はりーにゃーん(向こうに行った)。 うつなーんかい はりーにゃーん(沖縄に行った)。 かりゃー いんかい はりーにゃーん(彼は海に行った)。 んなない ゆーいぬ うさいや ってぃつ むっちゃひー はりーにゃーん(全員お祝いの料理をそれぞれ持ち帰った)。 やーんかい はらでぃ(家に帰る)。 じょ、やーんかい はら(さあ、家に帰ろう)。 すにー はりーにゃーん(死んでしまった)。 3549 はい ikmvoc_3549.wav 動詞 A 貼る ぬいひー かびーゆ はい(糊で紙を貼る)。 3550 はい ikmvoc_3550.wav 動詞 母音語幹 C (家が)栄える かまぬ きないや むいとぅ はいーどぅ(向こうの家はとても栄えている)。 3551 はい ikmvoc_3551.wav 名詞 B ハエ はいまい やーでぃ(蝿も家族)。 3552 はい ikmvoc_3552.wav 名詞 C 畑 はる、だーず、だやず はいぬ あっじゃう あいつ(畑の端を歩く)。 いすぐー ばい(石ころだらけの畑)。 きゅーや あみゃー っふぃぬ あとぅ やいば はいや すとぅりー どぅーい(今日は雨降った後だから畑は湿っぽい)。 はいゆ あきー(開墾する)。 3553 はい ikmvoc_3553.wav 名詞 C 針 はいぬ ふつ(針先)。 はいぬ みーゆ たみー((糸を通すため)針の目をねらう)。 はいぬ みーゆ っちゃんつ(針の目を通す)。 ういが つむー はいぬ ふつぬ ほぅいまい にゃーん(あいつの心は針先の大きさもない)。 3554 はい ikmvoc_3554.wav 名詞 B 南 っゔぁが とぅみゅーむぬー はいなぎんどぅ あい(お前が探しているものは南にある)。 3555 はい ikmvoc_3555.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そう、そうだ はい、あいだら(そう、そのとおりだね)。 3556 ばい ikmvoc_3556.wav 動詞 r/rr語幹 A 似ている っざ っふぁぬ かーぎゃー ばりー どぅーい(父子の顔かたちはよく似ている)。 3557 ばい ikmvoc_3557.wav 形容詞 B 悪い ばがどぅ ばいかたい(私が悪かった)。 むぬいばどぅ ばいかい(何かものを言うと悪いことがある[ >物言えば唇寒し])。 3558 はいー ikmvoc_3558.wav 動詞 r/rr語幹 C 入る はいふつから はいり(入口から入れ)。 うまから はいらいん(ここから入れない)。 3560 1 ばい1 ikmvoc_3560.wav 動詞 母音語幹 C 映える、美しい 3560 2 ばい1 ikmvoc_3560.wav 動詞 r/rr語幹 A 映える、美しい はい 3561 1 ばい2 ikmvoc_3561.wav 動詞 r/rr語幹 A (瓦、石などを)割る かーらう ばい(瓦を割る)。 やーゆ ばい(家を壊す)。 まかいゆ ばい(お椀を割る)。 3561 2 ばい2 ikmvoc_3561.wav 名詞 A 割れたもの、破片 かーらぬ ばい(瓦の破片)。 3561 3 ばい2 ikmvoc_3561.wav 動詞 母音語幹 A 割る さきゅー みずひー ばいー くー(酒を水で割って来い)。 3562 はいがさ ikmvoc_3562.wav 名詞 主に子供がかかっていた脱毛病、禿頭病 んきゃーんぬ やらびんみゃー すぷたいかたいばどぅ うんそぅく はいがさまい いじゅーたい(昔の子供は不潔だったからたくさん脱毛症状がでていた)。 3563 はいかでぃ ikmvoc_3563.wav 名詞 南風 はいかでぃがまぬどぅ ふきどぅ すだすないがま ひーゆー(今日は南風が吹いて涼しい[<ちょっとすずしくなっている])。 はいかでぃぬ はやらしばよー(南風が生い茂らすからよ)。 3564 はいから ikmvoc_3564.wav 名詞 ハイカラな人 3565 ばいくみ ikmvoc_3565.wav 動詞 母音語幹 大声で叱る、説得する、どなりこむ ばいくん ぬそぅどぅー はいぬ ぬすん ばいくみらいにゃーん(泥棒は畑の主に言い込められた)。 3566 ばいくん ikmvoc_3566.wav 動詞 m語幹 大声で叱る、説得する、どなりこむ ばいくみ ひとぅーぎゃー ばいくまん(人を怒鳴らない[>怒鳴ってはいけない])。 やらびぬ くとぅーひー がっこうんかい ばいくん(子供のことで学校に抗議する)。 3567 ばいさ ikmvoc_3567.wav 名詞 C 悪事 ばいさう あすてぃがー っふぁんまがたーひーまい とぅがまいどぅす(悪事を働いたら子孫代々まで非難される)。 3568 はいすーばだ ikmvoc_3568.wav 名詞 排水溝 あみゃー っふぃどぅ はいすーばだんな みずぬ たまりゅーたい(雨が降って排水溝は水がたまっていた)。 3569 はいつー ikmvoc_3569.wav 名詞 腱、靭帯、血管 ぬーまぬ はいつーや ひつにかいば かまいん(馬の筋はかたくて噛み切れない)。 っゔぁが てぃーぬ はいつーや みーらいんば あかっちゃ とぅらいん(あなたの手の血管は見えないので血が取れない)。 3570 はいつー ikmvoc_3570.wav 形容詞 ねばりづよい、筋力が強い はいつーじゅー やぐみ はいつー すまとぅら(とても土俵際で粘りづよい相撲取り)。 3571 はいつつ ikmvoc_3571.wav 名詞 刺青 はずつ ばんてぃが ぱーが てぃーんな はいつつぬ あたい(私の祖母の手には入れ墨があった)。 はいつつ あす(入れ墨を入れる)。 3572 はいでぃー ikmvoc_3572.wav 動詞 母音語幹 (家が)栄える かまぬ やーや はいでぃーどぅー(あそこの家は栄えている)。 はいでぃー やー(栄えている家)。 3573 ばいでぃん ikmvoc_3573.wav 名詞 村の各家族への割り当て金 すまぬ ばいでぃんぬ うぐないる(村の割り当て金を集めなさい)。 3574 ばいど ikmvoc_3574.wav 名詞 C サトウキビの根元に土を盛ること、培土 ぶーずぬ ばいどぅ(サトウキビの根元に盛った土)。 3575 はいどー ikmvoc_3575.wav 感動詞 相手の言うことに同意するときに使う、「そうだ」 A:(ものを渡しながら)っゔぁが むぬ ういな。B: はいどー、ういどぅ あたい(A: あなたのはこれですか。そうです。B: それです[<それでした])。 3576 ばいどく ikmvoc_3576.wav 名詞 梅毒 3577 はいばら ikmvoc_3577.wav 名詞 南の辺り 3578 ばいふ ikmvoc_3578.wav 副詞 悪く(言う、思う、なる) ひとぅーぎゃー ばいふ あっじゃん(人のことは悪くは言わない)。 ばいふ うむーだうり(悪く思うな)。 かいが やなやんな ばいふ なりーどぅー(彼の病気は悪くなっている)。 3579 はいふつ ikmvoc_3579.wav 名詞 入口 はいーふつ ひとぅぬどぅ やーぬ はいふつんかい っちゅーい(人が家の入り口に来ている)。 はいふつから はいり(入口から入れ)。 3580 はいまい とぅばん ikmvoc_3580.wav 成句 蝿も飛ばない [>人の出入りがない状態] せんきょん まきーみーてぃがー かまぬ やーんな はいまい とぅばん(選挙に負けるとあそこの家にはハエも飛ばない[>誰も寄ってこない])。 3581 はいまがん ikmvoc_3581.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙スナガニ科メナガオサガニ[砂浜にいる白っぽく足の速い蟹(かに)] 3582 ばいみつ ikmvoc_3582.wav 動詞 k語幹 色々と不平不満を言う ばいみふ いっじゃ いでぃー ばいみき(いくらでも不平不満を言え)。 5778 ばいみふ ikmvoc_5778.wav 動詞 k語幹 色々と不平不満を言う ばいみつ 3583 はいゆはい ikmvoc_3583.wav 感動詞 (自分に気が付いてない相手に呼びかけるときに使う)あのちょっと、おい君 はいゆはい、マサイ、っゔぁ んじゃんかいが(おい、マサイ、お前はどこに行くんだ[<どこにか])。 はいゆはい まいざとぅぬ うやっざよ(あのちょっと前里の親父さんよ)。 3584 1 ばいんき ikmvoc_3584.wav 動詞 母音語幹 喋る;文句を言う、怒鳴りこむ、事を荒立てる ばいんふ、ばいんつ 3584 2 ばいんき ikmvoc_3584.wav 動詞 母音語幹 詰め込む、押しこむように食べる ばいんふ、ばいんつ 3586 1 ばいんふ ikmvoc_3586.wav 動詞 k語幹 文句を言う、喋る、怒鳴りこむ、事を荒立てる ばいんつ おい ゆががなまい まーぬ ばいんふな(おい、馬鹿野郎、がたがたさわぐな)。 ばー ぶーっじゃ ぬすみー ふぁーっでぃー ひー むいとぅ ばいんかいーにゃーっだん(私はサトウキビを盗んでたべようとしてひどく叱られた)。 まーぬ ばいんかだうり(あまり事を荒立てるな)。 3586 2 ばいんふ ikmvoc_3586.wav 動詞 k語幹 詰め込む、押しこむように食べる ばいんつ かばんかい つんぬ ばいんきー いりる(カバンに衣類を詰め込め)。 やーらふ ないがまた やいば まーぬ ばいんかだうり(やわらかくなるのであまり押し込むな)。  むぬー ばいんきー ふぁう(飯を押し込むように食べる)。 3587 はう ikmvoc_3587.wav 動詞 w語幹 C 這う はい やらびゃー んめ はいーどぅー(子供はもうハイハイすることができる)。 はうぬどぅ はいーゆー(ヘビが這っている)。 3588 はう ikmvoc_3588.wav 名詞 B ヘビ ぱう はうぬ すでぃがら(ヘビの脱け殻)。 3589 ばう ikmvoc_3589.wav 名詞 C 棒 なそぅーぎーぬ すたぬ ばう まーしゃがま(茄の木の下で棒を回す人[>小さい人の比喩的表現])。 3591 はうい ikmvoc_3591.wav 動詞 r/rr語幹 A (水、種などを)まく はうり っふぁいゆ はうり(肥料をまけ)。 みなかんかい みっじゅ はうり(庭に水をまけ)。 はいん むっじゅ はうい(畑に麦をまく)。 3592 1 はうか ikmvoc_3592.wav 名詞 C 有能な人、やり手 うまぬ すかまんかいや はうかう いらび(そこの仕事にはやり手を選べ)。 3592 2 はうか ikmvoc_3592.wav 形容詞 C 有能な;有能だ ばが にんじゅから かにがどぅ んながーな はうかかい(私の部下のうちでカニが一番有能だ)。 3593 ばうず ikmvoc_3593.wav 名詞 C 坊主 てらぬ ばうず(寺の坊主)。 3594 ばうちら ikmvoc_3594.wav 名詞 腕白坊主、暴力的な人 ぎっじゃ ひらいん ばうちら やらび(手に負えない腕白坊主)。 くぬ ぎずぎゃうな ばうちらー ひとぅぬ むぬいゆぎゃー なうちゅんま つかん(このわんぱく坊主、人の話をぜんぜん聞かない)。 3595 はうつ ikmvoc_3595.wav 動詞 k語幹 C 掃く はうふ うまぬ ぷきゅー はうつひー はうき(ここの細かいゴミを箒で掃け)。 3596 はうつ ikmvoc_3596.wav 名詞 C ほうき うまぬ ぷきゅー はうつひー はうき(ここの細かいゴミを箒で掃け)。 3597 ばうばう ikmvoc_3597.wav オノマトペ ワンワン、犬の鳴き声を示す擬声語 いんぬ ばうばうてぃー ぶいーゆー(犬がワンワンと吠えている)。 5779 はうふ ikmvoc_5779.wav 動詞 k語幹 C 掃く はうつ 3598 はうり ikmvoc_3598.wav 動詞 母音語幹 A (水、種などを)まく はうい 3599 はか ikmvoc_3599.wav 名詞 B 墓 むとぅ はかぬ まいゆ あいつてぃがー ひぎゃうむぬ(墓の前を通ったら鳥肌が立つ)。 3600 ばか ikmvoc_3600.wav 形容詞 A (人が)若い;(植物、果物が)育ってない、熟してない ばかむぬ(若者)。 ばー んめ ばかっふぁにゃーん(私はもう若くない)。 ばかあかほぅにゃー すぐ ふぁーいどぅす(若いニンジンはそのまま食べられる)。 くまんな んめ ばかかい まんじゅーゆ おかっじゃ ひー ふぁう(ここではまだ熟していないパパイヤをおかずにして食べる)。 3601 ばが ikmvoc_3601.wav 代名詞 一人称単数代名詞所有格形、「私の」、「ぼくの」 [複数形は「ばんてぃが」(「私たちの(聞き手を含まない)」] ばん、ばぬー、ばー、ばぬんかい うらー ばが とぅず(これは私の妻だ)。 3602 ばが ikmvoc_3602.wav 代名詞 一人称単数代名詞主格形、「私が」、「ぼくが」 [複数形は「ばんてぃが」(「私たちが、私たちの(聞き手を含まない)」] ばん、ばぬー、ばー、ばぬんかい ばが ほぅだかー たるがどぅ あすがまた(私がやらないならだれがやるんだ)。 3603 ばが そぅみゃー ikmvoc_3603.wav 名詞 私の愛おしい人 3604 1 ばかーい1 ikmvoc_3604.wav 動詞 別れる ばきゃーい うぬきゃが ふたーいや ばかーりーにゃーん(その二人は別れた)。 とぅずとぅ ばかーい(妻と離婚する)。 うぬきゃうぎゃー ばかーらし(彼らを別れさせろ)。 3604 2 ばかーい1 ikmvoc_3604.wav 名詞 別れ ばきゃーい かんすぅとぅばかーい((人が)神となって人々と別れること[>死ぬこと])。 とぅずぶとぅばかーい(夫婦別れ、離婚)。 ばが ぶとぅ あたいひとぅ ばぬー あてぃくとぅ しつきゅーたいばどぅ とぅずぶとぅ ばかーい あすたい(私の夫だった人は私をとてもも虐待したので、離婚した)。 3605 1 ばかーい2 ikmvoc_3605.wav 接尾辞 くらい だちゃー うるー みーつばかーい ふぃーる(それを三つぐらいくれ)。 ひこーきひー とーきょーたーひーや さんじかんばかーい かかいどぅす(飛行機で東京まで三時間ぐらいかかる)。 ぶーっじゃ ふたひるばかーい あり(サトウキビは2尋 [=約3.6メートル] ぐらいある)。 くまぬ はいや にたんばかーい あり(ここの畑は2反ぐらいある)。 いさきばかーい(どれ位)。 いだきばかーい(どれくらいの高さ(深さ)位)。 いじゃーばかーい(どれ位の長さ(距離))。 いかっさばかーい(値段はどれ位)。 いほぅぎばかーい(どれ位の大きさ)。 いなぎばかーい(どれ位の長さ)。 んじゃばかーい(どこら辺)。 3605 2 ばかーい2 ikmvoc_3605.wav 助詞 節を取って概数を表す、~するくらい ゆーいんな んまむぬー ふぁーいんばかーい あたい(お祝いにはごちそうが食べられないぐらいあった)。 すぐすからまい なだぬ いでぃばかーい ほぅからすむぬ (膝から涙が出るほどうれしい[<とてもうれしいときの形容])。 3606 はかい ikmvoc_3606.wav 動詞 r/rr語幹 C 測る まみゅー つがひー はかい(豆を枡ではかる)。 3607 はかい ikmvoc_3607.wav 名詞 C 秤 じてんしゃー はかいむぬ(自転車はバランスもの)。 さたう はかいひー かきー かう(黒糖を秤で計量して買う)。 3608 ばかい ikmvoc_3608.wav 動詞 母音語幹 C (人のものを)奪う、(取られたものを)取り返す ばかう 3609 はかいむぬ ikmvoc_3609.wav 名詞 自転車、オートバイ等(バランスを取る乗り物) はかいむぬん ぬーい とぅきゃんな まさぐん ぬーり(自転車などに乗るときは気を付けて乗れ)。 3610 ばかう ikmvoc_3610.wav 動詞 w語幹 C (人のものを)奪う、(取られたものを)取り返す ばかい ひとぅぬ むぬーぎゃー ばかーん(人の物は奪わない)。 ばかいにゃー(奪い合い)。 ばかーいーやー むぬー とぅいかいす(奪われたものを取り返す)。 とぅらいたい むぬー ばかい(取られたものを奪い返せ)。 3611 はかうつ ikmvoc_3611.wav 名詞 (仕事の)やり方、順番、段取り すかまうぎゃー はかうっちゃ ちゅっふぃ あっそぅ(仕事を段取りを(ちゃんと)してやれ)。 かいが すかまぬ はかうっちゃ じゃうっふぁにゃーんば、かいが すかまー ぬーがらん(彼の仕事の段取りはよくないので、彼の仕事ははかどらない)。 すかまぬ はかうっちゅ あきる(仕事の段取りをうまくやれ)。 はかうっちゅ つきー あっそぅ(段取りをつけて仕事をする)。 3612 1 ばかさう ikmvoc_3612.wav 名詞 見かけが実際より若く見える人 ばかしゃう ばー ばかさうゆ ぬずん(私は若く見える人がいいです)。 3612 2 ばかさう ikmvoc_3612.wav 形容詞 見かけが実際より若く見える ばかしゃう どぅすんみぬ なかから かいがどぅ んながーんな ばかさうかい(彼が一番若く見える)。 3615 1 ばかす ikmvoc_3615.wav 形容詞 B 恥ずかしい ばー あいぬ かんじがままい っさいだ ばかすかいば ならん(私はこんな漢字も知らなくて恥ずかしくてならない)。 3615 2 ばかす ikmvoc_3615.wav 形容詞 B 面白おかしい あてぃ ばかすかいば ばたぶにぬ ぶいきゃ ばらいーにゃーん(余りにも面白いのでお腹の骨が折れるまで笑った)。 かいが はなっさ あか ばかすかいば ならん(彼の話は可笑しくてならない)。 あいぬ ばかす むぬいゆぎゃー ほぅん(そんな可笑しな話はしない[>するな] )。 3616 ばかす ikmvoc_3616.wav 動詞 C 沸かす みっじゅ ばかす(水を沸かす)。 3617 ばかす ikmvoc_3617.wav 名詞 B (普通は一升用の)酒を入れる壺 3618 ばかっゔぁ ikmvoc_3618.wav 名詞 赤ちゃん あかっゔぁ、だつっゔぁ ばかっゔぁぬ んま(赤ちゃんの母親)。 5676 ばかてぃ ikmvoc_5676.wav 擬態語 〘オノマトペ〙 〘オノマトペ〙ぱんと、ばちんと  [手などで叩く音] 5675 ぱかてぃ ikmvoc_5675.wav 擬態語 〘オノマトペ〙 〘オノマトペ〙ぱんと、ばちんと  [手などで叩く音] ひとぅから ぱかてぃ うたひー かつんたい とぅきゃぬ あたい(一匹バチンと叩き落してつかまえたときがあった[>タカをつかまえたときの話])。 3619 はかどぅい ikmvoc_3619.wav 動詞 r/rr語幹 捗(はかど)る すかまー はかどぅりーどぅー(仕事は捗っている)。 3620 1 ばかばい ikmvoc_3620.wav 動詞 r/rr語幹 植物が青々と再生して繁る、芽吹く あみゃー っふぃーみーてぃがー んーぎーや ばかばいーどぅーい(雨が降ったあとで、芋ずるは青々と芽吹いている)。 3620 2 ばかばい ikmvoc_3620.wav 動詞 r/rr語幹 吹き出物が広がる ふがさー ばかばいーどぅー(おできは広がっている)。 3621 ばかばいむぬ ikmvoc_3621.wav 名詞 (食べると)吹き出物を悪化させる食べ物 あいっぞぅー ばかばいむぬ(アイゴは食べると吹き出物がわくるなる)。 ほぅがさぬ あいとぅきゃんな ばかばいむぬーぎゃー ふぁーん(おできのあるときは吹き出物を悪化させる食べ物を食べたらいけない)。 3622 ばかばう ikmvoc_3622.wav 名詞 神様の名前、命の神様 3623 はがみ ikmvoc_3623.wav 動詞 母音語幹 C ニコニコ笑う はがん 3624 はがみつ ikmvoc_3624.wav 動詞 k語幹 ニコニコ笑う はがみふ はがみんつ 5780 はがみふ ikmvoc_5780.wav 動詞 k語幹 ニコニコ笑う はがみつ はがみんつ 3625 はがみんつ ikmvoc_3625.wav 動詞 k語幹 ニコニコ笑う はがみんふ はがみつ 5781 はがみんふ ikmvoc_5781.wav 動詞 k語幹 ニコニコ笑う はがみんつ はがみつ 3626 ばかむぬ ikmvoc_3626.wav 名詞 若者 にしゃい 3627 はかり ikmvoc_3627.wav 動詞 母音語幹 C (量を)測る はかい っぞぅぬ んぶさー いっかっさ ありがてぃー はかりたい(魚の重さはいくらあるのか測った)。 3628 はがん ikmvoc_3628.wav 動詞 m語幹 C ニコニコ笑う はがみ やらびゃー ほぅからすかいががら はがみーどぅー(子供は嬉しいのかニコニコ笑っている)。 3629 ばかんまり ikmvoc_3629.wav 名詞 1月から3月に生まれた子、早生まれ くぬ っふぁ ばかんまり やいば ひてぃつが すじゃんみとぅ がっこーん いじゅー(この子は早生まれなので、一つ年上の子たちと学校に行っている)。 3630 はぎ ikmvoc_3630.wav 動詞 母音語幹 C (髪の毛が)はげる、(色が)あせる ばー んなーぎゃー はぎや うらん(私はまだはげてない)。 うぬ しゃしんぬ いるー はぎーどぅー(この写真の色はあせている)。 3631 はぎ ikmvoc_3631.wav 名詞 C はげ はぎがなまい(剥げ頭)。 3632 1 ばき ikmvoc_3632.wav 動詞 母音語幹 A 湧き出る ばつ 3632 2 ばき ikmvoc_3632.wav 動詞 母音語幹 A 沸騰する、沸く ばつ 3632 3 ばき ikmvoc_3632.wav 動詞 母音語幹 A 発酵する ばつ んつがまー みーかばかーいひー ばきどぅす(お神酒は三日ぐらいで発酵する)。 3633 ばき ikmvoc_3633.wav 動詞 母音語幹 C 分ける、分配する っぞぅだまう ばきー(魚の取り分を分ける)。 3634 ばきがみ ikmvoc_3634.wav 名詞 髪の毛を分けること、また、髪の毛を分けた人 からー ばきがみ ひーゆー(彼は髪を分けている)。 ばんてぃが ぱーや んきゃどぅらぬ ばきがみん とぅなかう ばかーいたい(うちの祖母は荷川取の分け髪男に卵をとられた[「荷川取の分け髪男」は100年ほど前の実在の人物」)。 3635 ばきだま ikmvoc_3635.wav 名詞 分け前 たま、っじだま、とぅいまい ばが ばきだまー くさき(私の分け前はこれだけだ)。 くまぬ はいや ばが ばきだま(あそこの畑は私の取り分だ)。 3638 1 はぎゃう ikmvoc_3638.wav 形容詞 B (場所、人、もの、話などが)鳥肌が立つ様な変な気持ちにさせる、嫌な気持ちにさせる かまー はぎゃう とぅくま(あそこは不気味なところだ)。 からー はぎゃうんまり(あいつは気味がわるいやつだ)。 ういびとぅから はぎゃうはなっそぅ つふたい(お年寄りから気味悪い話を聞いた)。 かいが はなっさ はぎゃうむぬ あたい(彼の話は気味が悪かった)。 3638 2 はぎゃう ikmvoc_3638.wav 形容詞 B 嫌な気持ちになる かるー みーてぃがー はぎゃうさぬ(あいつを見ると気持ちが悪くなる)。 3639 はく ikmvoc_3639.wav 名詞 C 箱 じゅーばくぬ にゃーんば くぬ はくん むつーゆ つみる(重箱がないので、この箱にもちをつめろ)。 3640 はぐい ikmvoc_3640.wav 動詞 r/rr語幹 A (仕事などの)機会を失う、(仕事に)あぶれる、(人と)はぐれる はぐり かりゃー うむくとぅあい かないびとぅ やいば すかままい なうまい はぐらん(彼は頭がいい、まじめな人だからしごとにはあぶれない)。 やらびゃー んまから はぐりーはりー とぅみらいっだんぎーにゃーん(子供はお母さんからはぐれてしまって(探しても)みつからなくなった)。 3641 1 ばくらう ikmvoc_3641.wav 名詞 馬を売買・周旋する人、馬喰 まうきゃーぬ っざー ばくらうどぅ あたい(向かいの家の父親は博労だった)。 3641 2 ばくらう ikmvoc_3641.wav 名詞 噓つき からー むいとぅぬ ばくらう(彼はとっても噓つきだ)。 あいや ひとぅんかいや ばくらうゆぎゃー ほぅん(そんなに人にうそをつくな)。 かいが むぬいや いつまい ばくらう(彼の言うことはいつも嘘だ)。 3642 はぐらかす ikmvoc_3642.wav 動詞 s/h語幹 はぐらかす、ごまかす はぐらす あいや ひとぅぬ はなっそぅぎゃー はぐらかはん(そういうふうに人の話ははぐらかしてはいけない)。 3643 はぐらす ikmvoc_3643.wav 動詞 s/h語幹 はぐらかす、ごまかす はぐらかす あいや ひとぅぬ はなっそぅぎゃー はぐらはん(そういうふうに人の話をぐらかしてはいけない)。 3644 はぐり ikmvoc_3644.wav 動詞 母音語幹 A (仕事)機会を失う、(仕事に)はぐれる はぐい 3645 ばさ ikmvoc_3645.wav 名詞 C 芭蕉、バナナ ばさない(バナナの実)。 ばさずん(芭蕉布の着物)。 3646 ばさぎー ikmvoc_3646.wav 名詞 バナナの木 3647 ばさない ikmvoc_3647.wav 名詞 バナナの果実 3648 はさん ikmvoc_3648.wav 動詞 m語幹 C 挟む うますひー むぬー はさみー ふぁう(お箸で食べ物を挟んで食べる)。 3649 はさん ikmvoc_3649.wav 名詞 C ハサミ はさんひー ぬぬー きー(ハサミで布を切る)。 3650 ばし ikmvoc_3650.wav 名詞 C (家や島などの)間、すき間、(雨戸などの)通り道、桟 ばす 3651 ばしゃ ikmvoc_3651.wav 名詞 B 馬車 ばしゃんかい にーゆ つん(馬車に荷を積む)。 ばしゃむちゃ(御者)。 3652 ばじゃう ikmvoc_3652.wav 動詞 vv語幹幹 A くすぐる ばじゅー 3653 ばじゃかい ikmvoc_3653.wav 動詞 r/rr語幹 (自分の指、肢、四肢を)広げる ばだかい ばだからす、ばだかす たくぬどぅ ばじゃかりゅーい(タコが足を広げている)。 ばじゃかりー にゅー(大の字になって寝る)。 3654 ばじゃかす ikmvoc_3654.wav 動詞 s/h語幹 (自分の四肢を)広げる、(他人の四肢を)広げさせる ばだかす ばじゃかい、ばじゃからす、ばだからす、ばだかす 3655 ばじゃからす ikmvoc_3655.wav 動詞 s/h語幹 (自分の四肢を)広げる、(他人の四肢を)広げさせる ばだからす ばじゃかい、ばじゃかす、ばだからす、ばだかす 3656 ばじゃばじゃてぃー ikmvoc_3656.wav オノマトペ さっさと すかまうぎゃー ばじゃばじゃてぃー あっそう(仕事をさっさとやれ)。 3657 ばじゅー ikmvoc_3657.wav 動詞 vv語幹幹 A くすぐる ばじゃう からー ばぬー ばじゅーたい(彼は私をくすぐった)。 かいん ばじゅっゔぁいー ひぎゃうかいば ならっだん(彼に擽られてくすぐったくてしかたなかった)。 っざー なうちゃーにゃー やらびゅー ばじゅっゔぃーにゃーん(お父さんはなんとなく子供をくすぐってしまった)。 3658 1 ぱじゅら ikmvoc_3658.wav 名詞 C 人を軽蔑して言う言葉、奴 んじゃうなぱじゅら(どうしようもない奴)。 ほぅりぱじゅら(バカな奴)。 っそぅだすからん ぱじゅら(どうしようもない奴)。 みーちゃぎぱじゅら(見苦しい奴)。 3658 2 ぱじゅら ikmvoc_3658.wav 名詞 C おしゃべりで落ち着きがない人 からー むぬいや つっちゃん ぱじゅら(彼は話が切れないおしゃべりだ)。 むぬゆん ぱじゅら(おしゃべり)。 3659 はす ikmvoc_3659.wav 名詞 C 箸 うます 3660 はず ikmvoc_3660.wav 動詞 g語幹 C (皮などを)はぐ、(うろこ)を取る ぬーまぬ かーゆ はず(馬の皮をはぐ)。 っぞぅぬ いーっちゅ はぎ(魚の鱗を取る)。 3661 はず ikmvoc_3661.wav 動詞 g語幹 C 剝がす はだらぬ いーきゃー かたかいば はずぐり(やくしまイワシの鱗は硬くて剥がしにくい)。 3662 はず ikmvoc_3662.wav 動詞 g語幹 C (船を)つくる ふにゅー はず(造船する)。 3663 はず ikmvoc_3663.wav 名詞 C 足[接尾辞的に使う場合は「ぱず」になることが多い] ながぱず(長い足)。 まるぱず(短い足)。 ほぅっぱず(大きい足)。 たーん゚んぱず(大きい足、田んぼ作業に向いた足)。 まずむぬんな はっじゃ にゃーんちゃ (幽霊には足がないんだって)。 ひとぅぬ はずとぅいゆぎゃー ほぅん(人の足を引っ張ることをしない)。 3664 ばす ikmvoc_3664.wav 名詞 B (家や島などの)間、(雨戸などの)通り道、桟 ばし んきゃーんな やーばっさ しばっふぁ にゃーっだん(昔は家と家の間は狭くはなかった)。 いらうとぅ いきまぬ ばす(伊良部と池間の間)。 やらびゃー あみぬ ばすがまうどぅ とばす(子供は雨と雨の隙間を走る)。 やどぅ ばす(雨戸のさん)。 3665 ばす ikmvoc_3665.wav 名詞 B アダンの実の中の芯 3666 ばすー ikmvoc_3666.wav 動詞 s/ss語幹 A 忘れる [基本形の形はあまり使わない] ばっし ばぬんな ぱーぬくとぅー ばっさいん(私には祖母のことが忘れられない)。 3667 はすか ikmvoc_3667.wav 形容詞 B (こどもが)しっかりした、動きの良い やぐみ てぃーや かからん はすかやらび(全然手のかからないしっかりした子供)。 からー やらびあいきゃー はすかむぬどぅ あたい(あいつは子供の時はしっかり者だった)。 3668 はずかないやらび ikmvoc_3668.wav 名詞 小さいときに歩けるようになった子供 3669 はずき ikmvoc_3669.wav 動詞 母音語幹 C (爆弾などが)爆発する、(風船、膀胱などが)破裂する ぱずき はずつ 3670 はずじゅー ikmvoc_3670.wav 形容詞 健脚 はずじゅーびとぅ(健脚の人)。 からー はずじゅーかいば ぶらたーひーや あいかいどぅす(あの人は健脚なので、保良までは歩いて行ける)。 3671 1 はずつ ikmvoc_3671.wav 動詞 k語幹 C (爆弾などが)爆発する、(風船、膀胱などが)破裂する はずふ、ぱずつ、ぱずふ はずき だいだまー はずきーにゃーん(ダイナマイトは破裂した)。 すばいずつんな はずかっでぃどぅ ほぅー(膀胱が破裂しそうだ)。 3671 2 はずつ ikmvoc_3671.wav 動詞 k語幹 C (手で何かを)弾く はずつ、ぱずつ、ぱずふ はずき っそぅひだう はずき(サザエの蓋を弾け[サザエの蓋をおはじきとして使っていた])。 3672 はずつ ikmvoc_3672.wav 名詞 C 唇の端、口角 はずつぬ つってぃ いちゃかいばならん(唇の端が切れて、痛くて仕方がない)。 3673 はずつ ikmvoc_3673.wav 名詞 C 刺青 はいつつ ばが やらびあいきゃー みどぅん ういびとぅんみゃー はずつぬどぅ あたい(私が子供の頃、女性の年寄り達には刺青があった)。 3675 はずなら ikmvoc_3675.wav 名詞 足音 やらびぬ にっゔゅーば はずならうぎゃー いだはだ すなーかがま あいき(子供が寝ているから足音は立てずに静かに歩け)。 ういが ふーふっちゃ はずならひー っさいどぅす(彼がかえってくることは足音でわかる)。 5782 1 はずふ ikmvoc_5782.wav 動詞 k語幹 C (爆弾などが)爆発する、(風船、膀胱などが)破裂する ぱずふ、はずつ、はずふ はずき 5782 2 はずふ ikmvoc_5782.wav 動詞 k語幹 C (手で何かを)弾く ぱずつ、はずつ、はずふ はずき 3676 はずふず ikmvoc_3676.wav 名詞 足首 はずふっじゅどぅ ないらひーにゃーん(足首をねん挫した)。 3677 はずん ikmvoc_3677.wav 動詞 m語幹 A 膨らむ、(筋肉が)盛り上がっている ぱずん くーきゅー いりばんまい たいやーや はずまん(空気を入れたのにタイヤが膨まない)。 ばかむぬぬ くっゔぁ はずみーどぅーい(若者のふくらはぎは筋肉が盛り上がっている)。 ふーせんぬ はずまし(風船を膨らませろ)。 3678 はた ikmvoc_3678.wav 動詞 C 「はい」の過去形「はたい」の省略形 かりゃー くるまひー はた(彼は車で帰った)。 3679 はた ikmvoc_3679.wav 名詞 B 織り機、はた 3680 はた ikmvoc_3680.wav 名詞 B (建物、土地、場所などの)境界、端、縁、浜;(皿、鍋、お椀などの)縁 やすつぬ はた(屋敷の境界)。 はいぬ はたぬ っさう とぅい(畑の端の草を取る)。 いんぬ はたう あいきーまーい(浜を歩き回る)。 まかいぬ はたー ばりーにゃーん(お椀の縁が割れた)。 3681 ばた ikmvoc_3681.wav 名詞 B 腹 ばたー んてぃーどぅー(満腹している)。 ばた やん(腹痛)。 ばたぶ(出っ腹の人)。 ばたぐーむぬ(おなかが苦しい)。 ばた ずみゃー にゃーん(お腹の調子が悪い)。 3682 ばだ ikmvoc_3682.wav 名詞 B 溝 うまぬ ばだー ふかかいば ばたらいん(そこの溝は深いから渡れない)。 うまぬ ばだん っふぁいや いりー、ぶーっじゅ いび(そこの溝にたい肥を入れてサトウキビを植えろ)。 3683 ばた ふさい ikmvoc_3683.wav 成句 r/rr語幹 腹が立つ ばー っゔぁが なうてぃ あっじゃばんまい ばたー ふさらん(私は君が何と言っても腹は立たない)。 かるーぎゃー ばたふさらし(彼を怒らせろ)。 3684 ばた ふっでぃんまり ikmvoc_3684.wav 成句 人に意地悪する奴 ばたふっでぃんまりとぅや うぐなーらん(人に意地悪する人とは同席しない)。 3685 ばたー にゃーん ikmvoc_3685.wav 成句 度胸がない[ <腹がない、腹が座っていない] ばたー にゃーんんまり(度胸のない奴)。 3686 ばたー むぎゃっりー ikmvoc_3686.wav 成句 酷く腹を立てる、はらわたが煮えくりかえる ばー かさますかいば ばたー むぎゃっりーどぅーい(私はくやしくてはらわたが煮えくりかえっている)。 3687 1 はだ1 ikmvoc_3687.wav 名詞 B 年頃、(そのことに適切な)時期、適齢期 ゆぬはだ(同じ年頃)。 はだ なりーどぅーい(その時期になっている[種まき、き、結婚、学校に行くなど])。 うなが はだんな わいてぃー かないー とぅず っふぁうぎゃー つかなーだかーならん(自分が生きている間にはしっかりと働いて妻子を養わないとならない)。 ぶとぅ むつ はだ(夫を持つ年頃[女性の結婚適齢期] )。 とぅず とぅみ はだ(妻を探す年頃[男性の結婚適齢期])。 がっこう いつ はだん なりーどぅー(学校に上がる年齢になっている)。 っふぁ なす はだ(出産可能な年齢)。 3687 2 はだ1 ikmvoc_3687.wav 名詞 B 直前、間近 [連濁して「ばた」になるのが原則] ねんきんぬ いでぃばたん なりーどぅー(もうすぐ年金が出る頃だ)。 っふぁ なす ばた(出産間近)。 3688 1 はだ2 ikmvoc_3688.wav 名詞 B (年寄りや若者が)年齢相応でないこと はだーにゃーんんまり(年齢相応でない奴[若作りの年寄り、年寄りっぽい若者)。 3688 2 はだ2 ikmvoc_3688.wav 形容詞 B (子供が)しっかりしている、(子供が)手がかからない はだやらび((幼い子が)年齢にしてはしっかりしている)。 うぬ やらびゃー やぐみ はだむぬ(その子はとてもしっかりしている)。 3689 1 はだ3 ikmvoc_3689.wav 名詞 B (人の)肌 きつぎ はだ(綺麗な肌)。 っそぅはだびとぅ(色白の人)。 はだーにゃーんんまり(不健康そうな顔色の悪い奴)。 ういが はだー ぴたーてぃどぅ ほぅー(彼女の肌は滑らかだ)。 3689 2 はだ3 ikmvoc_3689.wav 名詞 B 相性 かいとぅや はだー あーん(彼とは肌が合わない)。 3690 ばたい ikmvoc_3690.wav 動詞 r/rr語幹 A (向こう側に)渡る ふにひー すまう ばたい(舟で島を渡る)。 3691 はだかす ikmvoc_3691.wav 動詞 s/h語幹 (服を)脱がす、(人が人に指示して服を)脱がせる はっだかす やらびぬ つんぬ はだかす(子供の服を脱がす)。 うまん やらびんみん つんぬ はだかし(ここで子供たちに服を脱がせなさい)。 3692 ばだかす ikmvoc_3692.wav 動詞 s/h語幹 (手、扇、股などたたんであるものを)開く、広げる ばじゃかす ばだつ、ばじゃからす 3693 はだかんま ikmvoc_3693.wav 名詞 馬具を着けていない馬、裸馬 はだかんまん ぬーいてぃがー てぃーぬんぬ やん(馬具を着けていない馬に乗るとお尻が痛くなる)。 3695 はたきまい ikmvoc_3695.wav 名詞 〘植〙 〘植〙陸稲 3696 ばだく ikmvoc_3696.wav 名詞 C 溝 ばだ ばだくー ばたり(溝を渡れ)。 3697 ばたずみ ikmvoc_3697.wav 名詞 お腹の調子[「ばたずみゃー にゃーん」形で否定的に用いられる] わーぬ あっゔぁー ふぁいどぅ ばたずみゃー にゃーん(豚の脂肉を食べてお腹の調子が良くない)。 3698 はだたつ ikmvoc_3698.wav 形容詞 憎らしい、イライラする かいが むぬいゆ つふてぃがー はだたつむぬ(彼の話を聞くとイライラする)。 3699 はだつ ikmvoc_3699.wav 動詞 k語幹 C (服を)脱ぐ はだふ はっだつ つんぬ はっだき(服を脱げ)。 3700 ばだつ ikmvoc_3700.wav 動詞 k語幹 C (手、扇、股などたたんであるものを)開く、広げる ばだふ ばだかす てぃーはっじゃ ばだきー にっゔゅーい(手足を開いて大の字で寝ている)。 3703 1 はだっさり ikmvoc_3703.wav 形容詞 気さくな、人見知りしない;よく成長している、年相応に成長している はだっさりびとぅ(気さくな人)。 はだっさりやらび(人見知りしない、元気で手のかからない子)。 3703 2 はだっさり ikmvoc_3703.wav 形容詞 (病気などで)顔色が悪い 、気分がすぐれない からー やんぬ あとぅーひどぅ はだっさり(彼は病気の後で顔色が悪い)。 きゅーや ぱちんこー まきー むいとぅ はだっさりむぬ(今日はパチンコで負けておもしろくない)。 3704 ぱたてぃー ikmvoc_3704.wav オノマトペ パタッと ばたてぃー ういびとぅー んつん ぱたてぃー たうりーにゃーん(老人は道でパタッと転んだ)。 5786 はだふ ikmvoc_5786.wav 動詞 k語幹 C (服を)脱ぐ はだつ 5787 ばだふ ikmvoc_5787.wav 動詞 k語幹 C (手、扇、股などたたんであるものを)開く、広げる ばだつ ばだかす 3705 ばたふくる ikmvoc_3705.wav 名詞 (お金やたばこなどを入れる)キンチャク袋 ばたふくるんかい でぃんぬ いりー(財布に金を入れる)。 3706 ばたふさい ikmvoc_3706.wav 動詞 r/rr語幹 腹を立てさせる ばたっさい かいん ばたふさらはいにゃーん(彼に腹を立てさせられた[>彼の言動で腹が立った])。 3707 ばたふさい ikmvoc_3707.wav 形容詞 腹立たしい ばたっさい ばたふさいかいば ならん(腹立たしくてならない)。 3708 ばたふっじゃ ikmvoc_3708.wav 名詞 他人の感情を逆撫でする人、人をイライラさせる人 かりゃー むいとぅぬ ばたふっじゃ やいば かいが やかたんな びじゃだうり(彼はとても他人の感情を逆なでする人だから彼のとなりに座るな)。 3709 ばたふっず ikmvoc_3709.wav 動詞 zz/dd語幹 他人の気分を害する、他人をイライラさせる ばたふっでぃ まーぬ ひとぅーぎゃー ばたふっずな(あまり人をイライラさせるな)。 3710 ばたふっでぃ ikmvoc_3710.wav 動詞 母音語幹 他人の気分を害する、他人をイライラさせる ばたふっず からー ばたふっでぃんまり やいば うりゅーぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(あいつは他人の神経を逆なでする奴だから彼を相手にするな)。 3711 ばたぶに ikmvoc_3711.wav 名詞 お腹の骨[おなかに骨はないが、大笑いするときの比喩に使われる] あてぃ ばかすかいば ばたぶにぬ ぶいきゃ ばらいーにゃーん(余りにも面白いのでお腹の骨が折れるまで笑った)。 3712 はだやらび ikmvoc_3712.wav 名詞 手のかからない子供 3713 はだら ikmvoc_3713.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙ヤクシマイワシ、トウゴロウイワシ[浜辺に群れを作って泳ぐ鱗のかたい小魚] はだらぬ いーきゃー かたかいば はずぐり(やくしまイワシの鱗は硬くて剥がしにくい)。 3714 ばたら ikmvoc_3714.wav 名詞 C 〘生物〙 〘生物〙ワタリガニ科イシガニ ばたらん うゆびゃー かんむらいーにゃーん(バタラに指を嚙まれてしまった)。 3715 1 はたらつ ikmvoc_3715.wav 動詞 k語幹 働く はたらふ てぃーん はらぬ いでぃきゃ はたらつ(手にマメができるまで働く)。 3715 2 はたらつ ikmvoc_3715.wav 名詞 働き、稼ぎ 3717 ばたらみつ ikmvoc_3717.wav 動詞 k語幹 (足を)バタバタさせる ばららみふ やらびゃー がんなりー はっじゅ ばたらみきゅーたい(子供は駄々をこねて足をバタバタしていた)。 5788 ばたらみふ ikmvoc_5788.wav 動詞 k語幹 (足を)バタバタさせる ばたらみつ 3718 ばたんつ ikmvoc_3718.wav 動詞 k語幹 満腹になる ばたんふ ばたんちゅーば んめ ふぁーいん(おなかがいっぱいでもう食べられない)。 っふぁんみぬ まいんきや むぬーぎゃー ばたんつきゃ びびききゃ ふぁうだら(子供たちのところに行くと食事をお腹いっぱいになるまで、口からあふれるほど食べる)。 5789 ばたんふ ikmvoc_5789.wav 動詞 k語幹 満腹になる ばたんつ 3719 1 ばちゃみ ikmvoc_3719.wav 動詞 母音語幹 C 大事にしまう、隠す ばが ばちゃみー あたい さきぬどぅ ひなりゅー(私が大事に取って置いた酒が減っている)。 でぃんぬぎゃー まさがんてぃー ばちゃみゅーき(お金をちゃんとしまっておけ)。 3719 2 ばちゃみ ikmvoc_3719.wav 動詞 母音語幹 C (食器等を)片付ける ばちゃん ちゃばんぬ あらいー ばちゃみる(湯呑を洗って片付けなさい)。 まかいゆぎゃー ばちゃみーんなし(お椀を片付けてしまいなさい)。 まかいや ばちゃみらいどぅー(お椀は片付けられている)。 3720 1 ばちゃん ikmvoc_3720.wav 動詞 m語幹 C 大事にしまう、隠す ばちゃみ 3720 2 ばちゃん ikmvoc_3720.wav 動詞 m語幹 C (食器等を)片付ける、しまう、隠す ばちゃみ 3720 3 ばちゃん ikmvoc_3720.wav 名詞 C 片付けること、しまうこと ぺんな ふかばちゃんひー とぅみらいん(ペンを奥深くしまって見つけられない)。 3721 はつ ikmvoc_3721.wav 動詞 c/t語幹 C (動詞基本形について)動作が尽きる、終わる はてぃ なうばい ふぁーんまい ふぁうはたいん(どんなに食べても食べきれない)。 3722 1 ばつ ikmvoc_3722.wav 動詞 k語幹 A 湧(わ)く ばふ ばき みずぬ いすぬ ばすからどぅ ばきーゆー(水が石の間からわきでている)。 3722 2 ばつ ikmvoc_3722.wav 動詞 k語幹 A (お湯が)沸(わ)く ばふ ばき なびぬ みっじゃ ばきー どぅー(鍋のお湯は沸いている)。 3722 3 ばつ ikmvoc_3722.wav 動詞 k語幹 A 発酵する ばふ ばき 3723 ばつ ikmvoc_3723.wav 動詞 k語幹 C (鋸で木を)切る ばふ ぬくずーひー きーゆ ばつ(鋸で木をきる)。 3724 ばつ ikmvoc_3724.wav 名詞 B ばち(があたる)、罰(を受ける) かりゃー やなばっちゃ あたりー すにーにゃーん(彼は悪い罰を受けて死んでしまった)。 きゅーや がっこーん ばっちゃ ひらいたい(今日は学校で罰を受けた)。 3725 ばっし ikmvoc_3725.wav 動詞 母音語幹 A 忘れる くぬいや むいとぅ むぬー ばっしー ならん(最近はよくものを忘れて仕方がない)。 ういびとぅ なりー ひとぅぬ はなっそぅぎゃー すぐ てぃびから ばっしーどぅーい(年取って人の話したことを即座に忘れてしまう)。 みどぅんぬ くとぅーぎゃー ばっしる(女の事は忘れろ)。 べんとーゆぎゃー ちゅっふぃやーば むちーいつ むぬーぎゃー ばっしーな(弁当を作ってあるので持っていくのを忘れるな)。 かぎゅー かばん いりゅーたい くとぅー ばっしーにゃーん(鍵をかばんに入れていたことを忘れていた)。 3726 ばっじゃい ikmvoc_3726.wav 動詞 母音語幹 (魚、ヤギ等を)捌(さば)く ばっず、ばっじゃう っぞぅー ばっじゃいる(魚をさばく)。 3727 ばっじゃう ikmvoc_3727.wav 動詞 w語幹 (魚、ヤギ等を)捌(さば)く ばっず、ばっじゃい っぞぅー ばっじゃう(魚を調理用に鱗を剥いだり、内臓を取り出したり、肉を切ったりする)。 わーゆ ばっじゃう(豚を調理用に内臓を出したり、毛を剥いだり、肉を切ったりする)。 3728 1 はっじゃき ikmvoc_3728.wav 動詞 母音語幹 (狙った的を)外す、(金づちなどを釘に)あてるのに失敗する ぱっじゃき はっじゃつ、はっじゃす 3728 2 はっじゃき ikmvoc_3728.wav 動詞 母音語幹 (動詞基本形について)しようとした動作ができない、しようとした動作に失敗する、~そこなう、~そびれる 3729 1 はっじゃす ikmvoc_3729.wav 動詞 s/h語幹 (狙った的を)外す、(金づちなどを釘に)あてるのに失敗する ぱっじゃす はっじゃつ、はっじゃき、はっじゃす かにふっじゅ うんかっでぃーひー はっじゃひー げんのーひー うなが うゆびゅー っつきーにゃーん(釘を打とうとして打ち損じて金槌で自分の手を打ってしまった)。 3729 2 はっじゃす ikmvoc_3729.wav 動詞 s/h語幹 (動詞基本形について)しようとした動作ができない、しようとした動作に失敗する、~そこなう、~そびれる 3730 ばっじゃす ikmvoc_3730.wav 動詞 s/h語幹 捌(さば)く ばっじゃい、ばっじゃう、ばっず っぞぅー ばっじゃす(魚を捌く)。 3731 1 はっじゃつ ikmvoc_3731.wav 動詞 k語幹 (狙った的を)外す、(金づちなどを釘に)あてるのに失敗する はっじゃふ はっじゃき まとぅ はっじゃきー うーつつひー うなが はっじゅ ったきーにゃーん(的を外して大ハンマーで自分の足を叩いてしまった)。 3731 2 はっじゃつ ikmvoc_3731.wav 動詞 k語幹 (動詞基本形について)しようとした動作ができない、しようとした動作に失敗する、~そこなう、~そびれる はっじゃふ はっじゃき いつはっじゃき(行きそびれる)。 ふぁうはっじゃき(食べそびれる)。 すかまー あすぱっじゃきーにゃーん(仕事をやり損ねた;ちゃんとできなかった)。 やーや ふつはっじゃきーにゃーん(家を作りそこなった[「作る機会がなかった」と「ダメな家を作った」の両方の意味がある])。 5794 1 はっじゃふ ikmvoc_5794.wav 動詞 k語幹 (狙った的を)外す、(金づちなどを釘に)あてるのに失敗する はっじゃつ はっじゃき まとぅ はっじゃきー うーつつひー うなが はっじゅ ったきーにゃーん(的を外して大ハンマーで自分の足を叩いてしまった)。 5794 2 はっじゃふ ikmvoc_5794.wav 動詞 k語幹 (動詞基本形について)しようとした動作ができない、しようとした動作に失敗する、~そこなう、~そびれる はっじゃつ はっじゃき 3732 1 はっず ikmvoc_3732.wav 動詞 zz/dd語幹 C (服を)脱ぐ はだつ、はっだつ、はっでぃ あいぬ とぅくまん つんぬぎゃー はっじゃん(そんなところで服を脱ぐな)。 3732 2 はっず ikmvoc_3732.wav 動詞 zz/dd語幹 C (仲間から)外れる 3733 ばっず ikmvoc_3733.wav 動詞 zz/dd語幹 A (魚、ヤギ等を)捌(さば)く ばっじゃい、ばっじゃう ひんじゃう ばっじ(ヤギをさばけ)。 3734 ばっだ ikmvoc_3734.wav 名詞 C 脇 ばっだー ばっだかじゃぬどぅ あす(脇は腋臭がする)。 3735 ばっだかじゃ ikmvoc_3735.wav 名詞 腋臭 3736 はっだかす ikmvoc_3736.wav 動詞 s/h語幹 (服を)脱がす、(人が人に指示して服を)脱がせる はだかす 3737 はっだかす ikmvoc_3737.wav 動詞 s/h語幹 (服を)脱がせる はだかす つんぬ はっだかし(服を脱がせろ)。 3738 はっだき ikmvoc_3738.wav 動詞 母音語幹 (服を)脱ぐ はだき はっだつ、はだす、はだす っゔぁが っふすーつんぬ はっだきーみーる(お前の汚い服を脱いでみろ)。 3739 ばっだぎー ikmvoc_3739.wav 名詞 脇毛 3740 ばっだだき ikmvoc_3740.wav 名詞 脇までの高さ、深さ ばっだだつ 3741 ばっだだつ ikmvoc_3741.wav 名詞 脇までの高さ、深さ ばっだだき かりゃー ばが ばっだだつ(彼は私の脇までしかない)。 うまぬ いんな ばが ばっだだつ((海の)あそこのあたりは脇ぐらいの深さだ)。 3742 ばっだだに ikmvoc_3742.wav 名詞 脇のリンパ腺 ばっだだにぬどぅ ふくりゅー(脇のリンパ腺が腫れた)。 3743 はっだつ ikmvoc_3743.wav 動詞 k語幹 (服を)脱ぐ はっだふ、はだつ、はだふ はっだき ふくー はっだきー うーっじゅ あっそぅ(服を脱いで水浴びしなさい)。 5796 はっだふ ikmvoc_5796.wav 動詞 k語幹 (服を)脱ぐ はっだつ、はだつ、はだふ はっだき 3744 1 はっでぃ ikmvoc_3744.wav 動詞 母音語幹 C (服を)脱ぐ はだつ、はっだつ、はっず おい すぷたら、うぬ すぷたい つんぬぎゃー はっでぃる(おい、この不潔野郎、その不潔な服を脱げ)。 3744 2 はっでぃ ikmvoc_3744.wav 動詞 母音語幹 C (仲間から)外れる やなどぅすんみから はっでぃー はりーにゃーん(悪い友達グループから抜けた)。 3745 はっどー ikmvoc_3745.wav 成句 はず(はずだ)+どー(終助詞)の縮約形、~はずだよ あいはっどー(そのはずだよ)。 なつはっどー(なくはずだよ)。 いつはっどー(行くはずだよ)。 にゅーはっどー(眠るはずだよ)。 なうがらはっどー(何かあるはずだよ)。 3746 1 ばっぱい ikmvoc_3746.wav 動詞 母音語幹 間違える えげ、んっちゅ ばっぱいーにゃーん(しまった、道を間違えた)。 かにゅー まさいてぃー ばっぱいーにゃーん(カニをマサイだと見間違えた)。 けーさんぬぎゃー ばっぱいな(計算を間違えるな)。 3746 2 ばっぱい ikmvoc_3746.wav 名詞 勘違い、間違い つつばっぱい(聞き間違い)。 みーばっぱい(見間違い)。 きゅーまい けいさんばっぱいや ひーにゃーん(今日も計算間違いをしてしまった)。 3747 はてぃ ikmvoc_3747.wav 名詞 B はるか遠く、1番はしの所 かまぬ はてぃ(ずっと向こうの方)。 かまぬ ぶらはてぃたーひー いきゅーたい(あの遠くにある保良まで行った)。 3748 はてぃ ikmvoc_3748.wav 動詞 母音語幹 A (動詞基本形について)動作が尽きる、終わる はつ なうばい ふぁーんまい ふぁうはてぃらいん(どんなに食べても食べきれない)。 あてぃ かーま やいば いつ はてぃらいん(とても遠いので行き着くことはできない)。 かいが あぱらぎさー あいはてぃらいん(彼女の美しさは言い尽くせない)。 きゅーんな うぬ ほぅんな ゆんはてぃらいん(今日中にはその本は読み切れない)。 3749 はてぃ ikmvoc_3749.wav 形容詞 A 果敢な、向こう見ずな はてぃみどぅん(失敗を恐れない果敢な女性)。 3750 はてぃびとぅ ikmvoc_3750.wav 名詞 (失敗を恐れない)果敢な人、向こう見ずな人 はてぃむぬ かりゃー なうゆまい いっゔぃん はてぃびとぅ(彼・彼女は何をも恐れない強い人だ)。 3751 はてぃみどぅん ikmvoc_3751.wav 名詞 勇敢で、怖さを恐れない女性 うぬ はてぃみどぅんな あつないや ひどぅ うやきん なりーにゃーん(その失敗を恐れない女性は商売をして裕福になった)。 3752 はてぃむぬ ikmvoc_3752.wav 名詞 怖さを知らない人 はてぃびとぅ 3753 はとぅ ikmvoc_3753.wav 名詞 B 山鳩 3754 1 はな ikmvoc_3754.wav 名詞 B (家、机、モノの)上、上の方、(階級などの)一番上 やーぬ はなんかい かーらう ぬーす(家の上[=屋根]に瓦をのせる)。 つくいぬ はなんかい ぬーいな(机の上に乗るな)。 やーぬ はなんどぅ つっちゅぬ いじゅー(家の上に月が出ている)。 どぅすぬ はな あぐぬ はな とぅゆまし(友達の上(一番)として同級生の上としてえらくなりなさい[古謡:[ますむいぬ歌]から)。 3754 2 はな ikmvoc_3754.wav 名詞 B 供え物の上または端のごく一部分 かんかい はなう うさぎ(供え物の上または端のごく一部を神に供える[供え物を用意して、神にお祈りをして、それから供え物の一部をトゥムたちがとって神に供える])。 3755 はな ikmvoc_3755.wav 名詞 B 花 はなぬ つぶん(花のつぼみ)。 はなー さきーどぅー(花が咲いている)。 3756 はな ikmvoc_3756.wav 名詞 B 鼻 びだばな(低い鼻)。 たかばな(高い鼻)。 はなぬ あーぎん ほぅがさぬ いでぃー いちゃかいば ならん(鼻の上の方におできができて痛くてしかたがない)。 からー あてぃ いばいかいば かいが はなー ぶらだかー ならん(あいつは威張りすぎてるので、あいつの鼻をへし折ってやらないといけない)。 3757 1 ばな ikmvoc_3757.wav 名詞 B 頃、時期、時分 てだぬ ぬーい ばな(太陽がのぼる頃)。 すかま あすばな(仕事を始める頃)。 たかー ふー ばな なりーどぅー(サシバが飛来する時期になっている)。 んめ っさらんかい つふばな(もう平良に着く時分だ)。 ロサンゼルっさ んなまずぶんな んめ ゆい ふぁうばな(ロスアンジェルスはいまごろはもう晩御飯を食べる時分だ)。 3757 2 ばな ikmvoc_3757.wav 名詞 B (あることをする)年頃、適齢期 ぶとぅとぅみ ばな(夫を探す年頃[> 女性が結婚する年頃])。 とぅずとぅみ ばな(妻を探す年頃[>男性が結婚する年頃])。 んまがー んめ がっこー いでぃ ばな なりーどぅー(孫は学校に入学する年頃になっている)。 3758 ばな ikmvoc_3758.wav 名詞 B 紐などを輪の形にして獲物を捕るためのもの、罠 ばなひー たかう ふんず(紐を輪にしたワナで鷹を引っ掛ける)。 3759 はない ikmvoc_3759.wav 動詞 r/rr語幹 C (場所から)離れる、(人から)別離する はない(母音語幹) ふにゃー んなとぅから はなりーはい(船は浜から離れて行く)。 みどぅんな ばんから はなりー はりーにゃーん(妻は私から離れて行ってしまった)。 3760 はない ikmvoc_3760.wav 動詞 母音語幹 C 離れる 3761 はなう ならす ikmvoc_3761.wav 成句 s/h語幹 いびきをかく ぶじゃー はなー ならひー にっゔゅー(おじさんはいびきをかきながら寝ている)。 3762 はなう ひつ ikmvoc_3762.wav 成句 k語幹 風邪をひく、くしゃみをする はなう ひふ やらびゃー はなー ひきどぅ にっちゃ いだひー にっゔゅー(子供は風邪をひいて熱を出して寝ている)。 はなひつ とぅきゃんな ひとぅんかい つっじゅぎゃー とぅばすな(くしゃみをするときには唾を飛ばすな)。 なうががら はなひつ びとぅ(何かしらよくクシャミする人)。 5797 はなう ひふ ikmvoc_5797.wav 成句 k語幹 風邪をひく、くしゃみをする はなう ひつ 3763 ばなかん ikmvoc_3763.wav 名詞 〘形式名詞〙 〘形式名詞〙(動詞基本形について)~している間に やらびぬ にっゔゅー ばなかん つんぬ あらーでぃ(子供が寝ている間に洗濯しよう)。 ささぎゆーいぬ ばなかん びきどぅんな ほぅからっさひー なきーたーな うたい(結婚式の間、新郎はうれしくてずっと泣いていた)。 3764 はながんふ ikmvoc_3764.wav 名詞 (浜からみて)上にある岩 はながんふぬ あーぎんな とぅいがまぬ うたい(岩の上に小鳥がいた)。 3765 はなぎー ikmvoc_3765.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ブッソウゲ、ハイビスカス 3766 1 はなす ikmvoc_3766.wav 動詞 s/h語幹 C (人や物を人や物から)離す、離れたところに連れていく、(部品を本体)外す んまー いすがすかいば うぬ なつっじゃうぎゃー はなひー うき(お母さんは忙しいのでその泣き虫を離しておきなさい)。 っざらう ゆるから はなす(鎌の刃を柄からはずす)。 みがにゅー はなひーみーる(メガネを取ってみろ)。 ぬーまん ぬーいとぅきゃんな たづなうぎゃー はなはん(馬に乗るときには手綱は離さない)。 3766 2 はなす ikmvoc_3766.wav 動詞 s/h語幹 C (絡まったものを)ほどく いとぅー がでぃらくんなりどぅ なうちゅんま はなはいん(糸がからまってぜんぜんほどけない)。 3767 はなす ikmvoc_3767.wav 名詞 B 話、相談、お話し うたきんな じゃう はなっそぅたーな あっそぅ(ウタキではいい話だけしなさい)。 っゔぁとぅ はなすぬどぅ あい(お前と話がある)。 あいぬ はなっそぅぎゃー つきゃー みーん(そんな話は聞いたことがない)。 3768 はなず ikmvoc_3768.wav 名詞 A (船などの)先頭部分、(動物などの)鼻先 はなでぃ ふにぬ はなず(船の船首)。 ぬーまぬ はなず(馬の鼻先)。 3769 はなた ikmvoc_3769.wav 名詞 A 崖、絶壁 いんぬ はなた(岸壁)。 やまぬ はなた(山の崖になっているところ)。 3770 はなでぃ ikmvoc_3770.wav 名詞 A (船などの)先頭部分、(動物などの)鼻先 はなず ふにぬ はなでぃ(船の先端)。 3771 はなならす ikmvoc_3771.wav 名詞 いびき かまぬ っざが はなならっさ んじゃたーひーまい つかいどぅす(あそこのお父さんのいびきはどこまでも聞こえる)。 3772 はなぬぱー ikmvoc_3772.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜の上位五人の司 [ウーンマ、アーグシャ、ナカバイ、アーグシャヌ トゥム、ウーンマヌ トゥムからなる」 はなぬんま 3773 はなぬんま ikmvoc_3773.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙七杜の上位五人の司 [ウーンマ、アーグシャ、ナカバイ、アーグシャヌ トゥム、ウーンマヌ トゥムからなる」 はなぬぱー 3774 はなひつ ikmvoc_3774.wav 名詞 風邪、くしゃみ からー いつまい ゆーどぅ はなひつ あす(彼はいつもくよくしゃみをする)。 3775 はなぶー ikmvoc_3775.wav 名詞 下駄などの緒の先の部分、鼻緒 あっちゃぬ はなぶーぬ つってぃーにゃーん(下駄の鼻緒が切れた)。 3776 はなみず ikmvoc_3776.wav 名詞 鼻水 3777 はなむつ ikmvoc_3777.wav 名詞 (海岸の)切り立っているところ、崖 いんぬ はなむつ(海岸べりの崖)。 3778 ばなむぬ ikmvoc_3778.wav 名詞 分担金や分担品(村の祭事、台風等で各戸に割り当てられる) かでぃふつぬ あとぅんな ばなむぬー いだす(台風の後には割り当てを出す)。 ばなむぬー たるまい いだはだかー ならんむぬ(割り当て金は誰もがみな出さなければならないものだ)。 3779 はなり ikmvoc_3779.wav 名詞 C 離れ小島 ぱなり さんしんばなり(三線離れ小島)。 3781 はに ikmvoc_3781.wav 名詞 B 羽根、翼 はにがい とぅいぬ はに(鳥の羽根)。 3782 はにがい ikmvoc_3782.wav 名詞 翼 はに 3783 はにぐい ikmvoc_3783.wav 動詞 r/rr語幹 跳ね返る やきゅーぬ ぼーるー はにぐりー ばぬんかい うちゃーりーにゃーん (野球のボールは跳ね返って、ぼくに当たった)。 んきゃーんぬ っしゃー っそぅー まいきゃー しーるぬ はにぐりっちゅーたい(昔のトイレは糞をすると水肥が跳ね返った)。 3784 ばぬー ikmvoc_3784.wav 代名詞 C 一人称単数代名詞目的格形 私を、ぼくを [複数形は「ばんちゅー」(「私たちを、僕たちを(聞き手を含まない)」] ばん、ばが、ばぬんかい ばぬー みーる(私を見てください)。 ばぬーぎゃー まさいてぃどぅ あい(私はマサイと言います[自分の名前を言う時の言い方])。 3785 ばぬんかい ikmvoc_3785.wav 代名詞 一人称単数代名詞与格 私に、ぼくに [複数形は「ばんてぃんかい(「私たちに」聞き手を含まない)」] ばん、ばが、ばぬー、ばぬんかい ばぬんかいまい っさひー ふぃーる(私にも知らせてください)。 3786 はばす ikmvoc_3786.wav 名詞 C 歯茎、歯間 はばすぬどぅ ふくりゅー(歯茎が腫れている)。 3787 はばつ ikmvoc_3787.wav 動詞 k語幹 C (職などを)探す、(必要なものを)調達する、工面する はばふ すかまう はばきーくーでぃ(仕事を探してくる)。 からー むぬ はばつ じゅー(彼は物資を調達するのが上手い)。 5798 はばふ ikmvoc_5798.wav 動詞 k語幹 C (職などを)探す、(必要なものを)調達する、工面する はばつ 3788 1 ばばん ikmvoc_3788.wav 形容詞 B とても気前の良い;ものにこだわらない;(仕事が)おおざっぱだ かりゃー ばばんんまり(彼は気前よしだ、ものにこだわらない)。 かいが すかまー ばばんかいばならん(彼の仕事はおおざっぱだ)。 3788 2 ばばん ikmvoc_3788.wav 名詞 A 気前の良くふるまうこと なうゆまい すぐ ばばんな ひー ひとぅん ばきーふぃー うながたまー にゃーん(なんでもすぐきまえよく分けて、自分の取り分がない)。 5790 1 ばふ ikmvoc_5790.wav 動詞 k語幹 A 湧(わ)く ばつ ばき 5790 2 ばふ ikmvoc_5790.wav 動詞 k語幹 A (お湯が)沸(わ)く ばつ ばき 5790 3 ばふ ikmvoc_5790.wav 動詞 k語幹 A 発酵する ばつ ばき 3789 ばふ ikmvoc_3789.wav 名詞 C 宮古上布の糸をヤマで整形して、それからカシギにかけて長さを測り、そのあとでバフに巻き、それからツミグルに巻いて織る。ツミグルより大きい糸巻 5793 ばふ ikmvoc_5793.wav 動詞 k語幹 C (鋸で木を)切る ばつ 3790 ばふうす ikmvoc_3790.wav 名詞 大きいおすの牛、雄牛 ばふうすんな がばー ん゚ぬぬどぅ あい(牡牛には大きな角がある)。 3791 はま ikmvoc_3791.wav 名詞 C 浜、海岸(主として砂浜、海岸の付近で魚や貝がとれるところ) ひだ じょ、はまんき っぞぅ とぅいが(さあ、浜に魚を取りに(行こう))。 じょー はまうりが(さあ漁に出よう)。 3792 はまい ikmvoc_3792.wav 動詞 r/rr語幹 C (ものが穴に)はまる っさびゃー あなんかい ずみく はまりーにゃーん(楔は穴に見事にはまった)。 3794 はまうり ikmvoc_3794.wav 名詞 漁に出ること きゅーや かじゃー ふきー はまうりゃー ひらいん(今日は風があって漁に出られない)。 3795 はまぐんばう ikmvoc_3795.wav 名詞 〘植〙 〘植〙アザミ 3796 はまだてぃ ikmvoc_3796.wav 名詞 浜沿い はまだてぃん あいきー いき(浜に沿って歩いて行け)。 3797 はまふつ ikmvoc_3797.wav 名詞 浜辺 はまうつ はまふつがまんな なんがまぬ ぶりーうい(浜のほうにさざ波が押し寄せている)。 はまうつんな はいまがんがまぬ うい(浜辺には足の速い蟹(かに)がいる)。 3798 1 ばみつ ikmvoc_3798.wav 動詞 k語幹 A 大声を出して騒ぐ、大声を出す、喚く ばみふ あいや ほぅりぎなりや ばみかん(そんなに馬鹿みたいに喚かない)。 っゔぁがどぅ ばいかい。まーぬ ばみかだうり(お前が悪い。大声で騒ぐな)。 3798 2 ばみつ ikmvoc_3798.wav 名詞 A 大声を出して騒ぐこと ほぅりばみつ(バカ騒ぎ)。 5799 ばみふ ikmvoc_5799.wav 動詞 k語幹 A 大声を出して騒ぐ、大声を出す、喚く ばみつ 3799 はむぬ ikmvoc_3799.wav 名詞 A 刃物 3800 はやーす ikmvoc_3800.wav 動詞 s/h語幹 (植物のつる、雑草などを)繁らせる、繁茂させる はやらす びーずん なるーば っふぁいや いりー んーぎーゆ はやーす(春先になったので肥料を入れて芋づるを成長させる)。 あっじゃきゃー ばっしー っさー はやーひーにゃーん(畑の端の草刈りを忘れて、雑草を繁茂させてしまった)。 3801 はやい ikmvoc_3801.wav 動詞 r/rr語幹 C (植物が)生い繁る んーぎーや あうたんなりー ういー はやいー どぅーい(芋の木(蔓)は青々と生えて蔓は伸び繁っている)。 3802 はやい ikmvoc_3802.wav 動詞 r/rr語幹 C (疫病、ファッションなどが)流行る かさがまぬどぅ はやりゅー(麻疹が流行っている)。 くぬえーがー んなまどぅ むいとぅ はやりゅー(この映画は今とてもはやっている)。 3803 はやまり ikmvoc_3803.wav 副詞 さっさと、早く、急いで はやまり ふぁい(さっさっと食べろ)。 3804 はやらす ikmvoc_3804.wav 動詞 s/h語幹 (植物のつる、雑草などを)繁らせる、繁茂させる はやーす はいかでぃぬ はやらしばよー(南風が生い茂らすからだよ[古謡「豆が花」から])。 3805 はら ikmvoc_3805.wav 助数詞 「村」を数えるため助数詞[歌語] すまんーなぬ みそぅばらぬ そぅじゃがまた(島全体の30の集落の先輩たち[民謡「漲水のクイチャー」から])。 3806 はら ikmvoc_3806.wav 名詞 C 柱 うずんばら やー(柱を地面に埋め込んだ小屋)。 ぶとぅー やーぬ んなかばら(夫は家の大黒柱だ)。 くっそぅ はらんかい たでぃー(腰を家の柱に当てる)。 3807 はら ikmvoc_3807.wav 名詞 C (肉体労働等で手などにできた)肉刺(まめ) はらぬ いでぃきゃ はたらつ(マメが出るまで働く)。 3808 ばら ikmvoc_3808.wav 名詞 B 藁 ばらんな(藁綱)。 3809 ばらい ikmvoc_3809.wav 名詞 A 笑い ゆがばらい(作り笑い)。 ばーっふぃばらい(冷やかし笑い)。 なつばらい(泣き笑い)。 ちゅっふぃばらい(作り笑い)。 すたばらい(見下した笑い)。 はがみばらい(照れ笑い)。 ふからすぎばらい(嬉し笑い)。 ほぅりっじゃばらい(節操のない笑い)。 ほぅりぎばらい(バカ笑い)。 はなすかみばらい(鼻をしかめる笑い)。 かいくんばらい(大丈夫だと言う笑い)。 3810 はらいっぱい ikmvoc_3810.wav 成句 腹一杯 ばー はらいっぱいてぃ あっじー あとぅん っさん ふいや ひー いかっさまい ふぁう ひとぅーどぅ ふぁーん ふい ななまかいてぃー あい(私はお腹一杯と言って後でこっそりといくらでも食べる人を「食べない振り七お椀」と言う)。 3811 はらう ikmvoc_3811.wav 動詞 w語幹 C (ゴミやほこりを)はらって取る、取り除く てれびぬ はなぬ ぷきゅー ういひー はらい(テレビの上のゴミをこれで取り除け)。 3812 はらう ikmvoc_3812.wav 動詞 w語幹 C (代金、手間賃、給料などを)払う てぃまーゆ はらう(手間賃を払う)。 3813 ばらう ikmvoc_3813.wav 動詞 w語幹 A 笑う みーや にゃーんきゃ ばらいーにゃーん(沢山笑った[<目がなくなるまで笑った])。 わいてぃー ばらい(うんと笑え)。 からー ばらうっちゃー っさん(彼は笑い方を知らない、彼は冗談を理解しない)。 3814 はらうず ikmvoc_3814.wav 名詞 親戚[血縁のみを含む] うとぅじゃ、かたい はらうず うぐなーい(親戚の集まり)。[「はらうず」は近親関係。「うとぅじゃ」は義理の関係も含んだ広い意味]。「かたい」は姻戚を表す。 はらうっじゃ かなすむぬ(親戚は愛おしい)。 3815 ばらじゃん ikmvoc_3815.wav 名詞 リーフでの追込み漁の一種 っしん ばらじゃんぬ あす とぅきゃんな みじゅきぬ つぶん あんな はりゅーとぅいどぅ っぞぅーぎゃー がにー とぅい(リーフで追い込み漁をするときは、瀬と瀬の間の深みに網を張っていてそこに魚を追い込み、(網を)引っ張ってとる)。 3816 1 はらす ikmvoc_3816.wav 動詞 s/h語幹 C (人を家に)帰す やらびゅーぎゃー やーんかい はらす(子供を家に帰す)。 3816 2 はらす ikmvoc_3816.wav 動詞 s/h語幹 C (船を)航行させる ふにゅー はらす(船を走らせる)。 3817 はらふにゃ ikmvoc_3817.wav 名詞 野にできる野生の大根 くぬいや はらふにゃまい みーらいん(最近は野大根も見えない)。 はらふにゃー んぎゃむぬ(野大根は苦い[辛味があるものも苦いという])。 5722 はらふにゃ ikmvoc_5722.wav 名詞 〘魚〙アミアイゴ 3818 はらます ikmvoc_3818.wav 動詞 s/h語幹 (女性を)妊娠させる、(子供を)受胎させる みどぅんぬ はらます(女をはらます)。 みどぅん っふぁう はらます(女に子をはらます)。 3819 はらん ikmvoc_3819.wav 動詞 m語幹 C (子)を妊娠する みどぅんっゔぁー はらみーどぅー(娘ははらんでいる)。 3820 はらん ikmvoc_3820.wav 名詞 B 魚卵、白子 っぞぅぬ はらん(魚の体内のタマゴ)。 びきばらん(白子)。 みーばらん(魚卵)。 3821 はり ikmvoc_3821.wav 名詞 B 屋根を支える木材、梁(はり) やーぬ はり(家の梁)。 3822 ばり ikmvoc_3822.wav 名詞 A 破片 かーらぬ ばり(瓦の破片)。 3823 はる ikmvoc_3823.wav 名詞 A 春 はるんなりー んふふ なりーにゃーん(春になって温くなった)。 5721 はる ikmvoc_5721.wav 名詞 B 畑 きゅーや はるんきー んーぎーゆ いびでぃ(今日は畑に行って芋ずるを植えます)。 3824 はるばんやー ikmvoc_3824.wav 名詞 畑の番屋 はいばんやー ひーまゆくいんな はるばんやーん ゆくー(昼の休みには番屋で休む)。 3825 はるやー ikmvoc_3825.wav 名詞 専業農家 はるやーたー いんぬ すかまうぎゃー ほぅん(専業農家の人たちは漁業はしない)。 3826 ばるん ikmvoc_3826.wav 名詞 B ススキやサトウキビの穂のふくらみ ぶーずぬ ばるん(サトウキビの穂のふくらみ[成長しきると膨らみができる])。 3827 はるんな ikmvoc_3827.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙カタツムリ あみぬ っふぃぬ あとぅんどぅ はるんなー うんそぅく うい(雨降りの後にカタツムリが沢山いる)。 3828 はん ikmvoc_3828.wav 名詞 B 印鑑 はんぬ うす(押印する)。 3829 1 ばん ikmvoc_3829.wav 名詞 B 順番、担当;監視をすること くとぅっさ はんちょーん ない ばん(今年は支部長になる順番だ[自治会の4つの支部の長を班長という])。 はまばん(浜に行ってカツオの餌になる小魚を取る係り)。 きゅーや やーばん(今日は留守番)。 うるー ばんな ひーうき(これを番しておけ)。 3829 2 ばん ikmvoc_3829.wav 名詞 B いること、滞在すること やらびあいきゃー ひとぅいぎゃーみゃーす いんぬ ばんあたい(子供の頃は一日中海にいた)。 3830 ばん ikmvoc_3830.wav 代名詞 C 一人称単数代名詞の単独形 私、ぼく [複数形は「ばんてぃ」(「私たち(聞き手を含まない)」] ばが、ばぬー、ばー ばんから ほぅでぃ(私からやろう)。 ばんとぅ ひとぅみ いかでぃ(私と一緒に行こう)。 ばんまい っさっだん(私も知らなかった)。 うぬ しゃしんー うっちゅー むぬー ばん(この写真に写ってるのは僕だ)。 ばんつきゃー かいがどぅ たかかい(私より彼の方が背が高い)。 うるーぎゃー ばんかい ふぃーる(それを私にくれ)。 3831 はんき ikmvoc_3831.wav 名詞 B 亀頭 ぱんき はんきまら(亀頭の出た陰茎)。 3834 ぱんきまら ikmvoc_3834.wav 名詞 陰茎、ちんぽこ はんきまら 3835 ぱんきまらんーた ikmvoc_3835.wav 名詞 〘植〙 〘植〙イチゴ ぱんきぬそぅらんーた 3836 はんし ikmvoc_3836.wav 動詞 母音語幹 A 完遂する、(難しい仕事を)やり遂げる、(借金を)完済する、(登山などに)挑戦しやり切る んめ うぬ すかまー はんしーだー(もうその仕事はやってある)。 うっかうぎゃー こんげつひー はんしらいどぅす(借金をこんげつで完済できる)。 きゅーや ふじさんぬ はなんかい はんしーみーでぃ(今日は富士山の頂上に登ってみるぞ)。 3839 はんじゃう ikmvoc_3839.wav 名詞 繁盛、繁栄 かまぬ きないや はんじゃうや ひどぅ うやきゃー ほぅー(あそこの家庭は繁栄していて、裕福だ)。 3840 はんじゃつ ikmvoc_3840.wav 動詞 k語幹 (的を)はずす、失敗する はんじゃふ はっじゃつ かにふっじゅ げんのーひー うちゃっじゃいきー はんじゃきーにゃーん(釘を金づちで打とうとして、はずしてしまった)。 5800 はんじゃふ ikmvoc_5800.wav 動詞 k語幹 (的を)はずす、失敗する はんじゃつ はっじゃつ 3841 ばんじゅーがに ikmvoc_3841.wav 名詞 直角に曲がった金属製の物差し、大工道具の一つ。指金、曲尺(かねじゃく) 3842 はんず ikmvoc_3842.wav 動詞 zz/dd語幹 A (的を)はずす、(ひもなどを)切り離す、(動詞連用形について)~するのに失敗する、~損じる はんじゃつ、はんす かにふっじゅ げんのーひー うっちゃっじゃいき はんじーにゃーん(釘を金づちで打とうとしてはずしてしまった)。 ん゚なう かたなひー はんず(縄を包丁で切り離す)。 むぬー ふぁいはんじーにゃーん(飯を食い損じた)。 ん゚なう かたなひー つーはんず(縄を包丁で切り離す)。 3844 ばんず ikmvoc_3844.wav 名詞 A 人生の最盛期、(子育てなどの)忙しい時期、真っ最中 かぬ ばかむぬー んなまどぅ ばんず(あの若者はいまが最盛期だ)。 さらばんず(人生の盛り)。 っふぁむつ ばんず(子育だての真っ最中)。 ひーまぬ ばんず(真っ昼間)。 3845 はんた ikmvoc_3845.wav 形容詞 A 繁多、忙しい ぱんた きゅーや はんたかいば ならん(今日は忙しくてならない)。 3846 ばんた ikmvoc_3846.wav 代名詞 C 一人称複数形、私たち ばんてぃ 3848 はんだい ikmvoc_3848.wav 名詞 鼻をたらすこと、また、鼻水;鼻たれ小僧 ぱんだい はんだら はんだいやらび(鼻たれ小僧)。 5723 ぱんだい ikmvoc_5723.wav 名詞 鼻をたらすこと、鼻水;鼻たれ小僧 はんだい 3849 はんだま ikmvoc_3849.wav 名詞 〘果物・野菜〙 〘果物・野菜〙〘食〙水前寺菜[春菊ににた野菜] 3850 はんだら ikmvoc_3850.wav 名詞 鼻たれ小僧 ぱんだら 3854 はんちまー ikmvoc_3854.wav 名詞 いい加減な奴 はんつまー 5702 ばんちゅー ikmvoc_5702.wav 代名詞 一人称複数代名詞「ばんてぃ」の目的格形、「私たちを、僕たちを(聞き手を含まない) [単数形は「ばぬー」 3855 ばんちゅくら ikmvoc_3855.wav 名詞 グアバ ばんちくら やらびあいきゃー ばんちゅくらう ゆー ふぁうたい(子供の頃はよくグアバを食べた)。 ばんちゅくらー んみーどぅ(グアバは熟している)。 ばんちゅくらう むい(グアバを捥ぎ取る)。 3856 はんつ ikmvoc_3856.wav 動詞 c/t語幹 C (的を)はずす、(動詞連用形について)~するのに失敗する、~損じる はんず、はんじゃつ、はんでぃ 3857 はんつ ikmvoc_3857.wav 動詞 cc/tt語幹 C かじる はんっつ、はんつー はんっつ、はんっち 3859 ばんつぎー ikmvoc_3859.wav 名詞 桑の木 ばんつぎーぬ んーたー んみーどぅーい(桑の実は熟している)。 3860 ばんつぎーぬない ikmvoc_3860.wav 名詞 桑の実 ばんつぎーぬみー ばんつぎーぬないや んめ んみー どぅ(桑の実はもう熟している)。 3861 ばんつぎーぬみー ikmvoc_3861.wav 名詞 桑の実 ばんつぎーぬない 3862 はんっつ ikmvoc_3862.wav 動詞 cc/tt語幹 かじる はんつ、はんつー はんち、はんっち っぞぅー はんっちー ふぁい(魚を(生のまま)かじって食べろ)。 うぬ ひんじゃー なまにー やいば はんちゃいん(このヤギは生煮えなのでかみ切れない)。 3863 はんっつ ikmvoc_3863.wav 名詞 かじること はんつ、はんつー はんち、はんっち っぞぅー なまばんっつ あす(魚を(調理しないで)生のままかじって食べる)。 3865 はんでぃ ikmvoc_3865.wav 動詞 母音語幹 A (的を)はずす、(動詞連用形について)~するのに失敗する、~損じる はんじ、はんし はんじゃつ、はんす、はんでぃ 3866 はんでぃ ikmvoc_3866.wav 動詞 母音語幹 A はみ出る からー たかかいば もーふから はっじゃ はんでぃーどぅー(彼は身長が高いので毛布から足がはみ出ている)。 3867 ばんてぃ ikmvoc_3867.wav 代名詞 C 一人称複数形、私たち ばんた 3868 はんぱむぬ ikmvoc_3868.wav 名詞 半端もの すかまー ひらいん はんぱむぬ(仕事のできない半端者)。 3869 はんまい ikmvoc_3869.wav 名詞 食糧、食べる物 きばんかいば きゅーぬ はんまいまい にゃーん(貧乏だから今日の食糧もない)。 3870 ばんまい ikmvoc_3870.wav 接尾辞 動詞未然形や形容詞について譲歩を表す、「~ても」 んまい くーきゅー いりばんまい たいやーや はずまん(空気を入れたのにタイヤが膨まない)。 さきゃー いかっさ ぬまばんまい びゅーいん さきじゅー ばりがみ(酒をいくら飲んでも酔わない酒豪だ)。 たかからばんまい やすからばんまい なうやらばんまい かーでぃ((値段が)高かろうが安かろうが何でも良いから買います)。 3871 ばんや ikmvoc_3871.wav 名詞 B 番屋、番小屋 ばんやんかい やまばん あすが いかでぃ(番屋に山番しに行こう)。 3872 ひー ikmvoc_3872.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙手段、道具を表す格助詞、「で」 うぎんひー っぞぅー つふ(銛で魚を突く)。 うますひー むぬー はさみー ふぁう(お箸で食べ物を挟んで食べる)。 3873 ひー ikmvoc_3873.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙「や ひー」の形で、コピュラの連用中止法を表す、「で」「なので」 やぐいやひー やどぅゆん あす(大声でケンカする)。 やびとぅーんーな がんじゅーやひー うらまいんなー(皆さんお元気でいらっしゃいますか)。 とぅずぶとぅばきゃーいやひー まーいかたー にゃーん(離婚してどうしようもない)。  3874 ひー ikmvoc_3874.wav 名詞 B 日より、日取り きゅーぬ ひーや やぐみ じゃうどぅりがま(今日はとてもいい天気だ)。 きゅーぬ ひーや やぐみ じゃう ひゅーい(今日はとてもいい日取りだ)。 3875 ひー ikmvoc_3875.wav 名詞 B おなら ぴー っさ びー(臭いおなら)。 ひーゆ ひつ(おならをする)。 3876 ひー ikmvoc_3876.wav 名詞 B 女性器 ぴー ひーゆ まず(性交する)。 ひーぬ うい(女性の陰部が興奮して大きくなる)。 3877 ひー ikmvoc_3877.wav 名詞 B ニンニク ぴー 3878 びー ikmvoc_3878.wav 動詞 z語幹 A 座る うまん びじ(ここに座れ)。 うまー びーまーや あきーどぅー(ここは座るところは空いている)。 3879 びー ikmvoc_3879.wav 接尾辞 (~を主に引き受けて行う)人、(稼ぎ)手、(働き)手 ばんてぃが やーんな まうきびーや たうかーどぅーい(私たちの家では稼ぎ手は一人しかいない)。 つかなうびー(働き手)。 しんどぅー ふに はらす びー(船長は船を走らせる人だ)。 3883 ひーき ikmvoc_3883.wav 名詞 A (戸、壁などで)あいていて向こうが見える穴 ぴーき やどぅぬ ひーき(戸の穴)。 3885 びーぐじゃ ikmvoc_3885.wav 名詞 座ったまま中々立とうとしない人(尻の重い人) びーぐず からー んめ ふーてぃがー やーんかい はらっでぃや ほぅん むいとぅぬ びだく びーぐじゃ(彼はもうきたらもう家にはかえろうとしない尻の重い人だ)。 3886 びーぐず ikmvoc_3886.wav 名詞 座ったまま中々立とうとしないこと、尻の重いこと、ながっちり びーぐじゃ まーぬ びーぐず あすな、とぅずぬ まいんかい はり(そんなにながっちりせずに、奥さんところに帰りな)。 3887 ひーさ ikmvoc_3887.wav 名詞 C 寒さ ぴーさ っしさ、びーふ っぞぅ すん びーさ(魚が凍え死にそうな寒さ)。 3889 びーずん ikmvoc_3889.wav 名詞 春先 びーずん なりー っさまい むいとぅ ういどぅー(春先になって草もとても青々として来ている)。 3890 ひーそぅー ikmvoc_3890.wav 名詞 引き潮 ひーそぅーんな っしん゚ん あすが いつ(引き潮にはリーフに漁をしに行く)。 3891 1 びーた ikmvoc_3891.wav 形容詞 C (人や場所などが)じめじめして不潔だ すぷたい うまー びーたかいば ならん(ここはとてもじめじめして不潔だ)。 びーた やらび(水洟まみれで汚い子)。 あみ ふーぬ はいや びーたかいば はいらいん(雨降りの畑は水でどろどろで入れない)。 3891 2 びーた ikmvoc_3891.wav 形容詞 C ~まみれだ、~だらけだ、(太陽、虫など)あふれている あしゃー びーた(汗がびっしょりだ)。 っゔぁ どぅるー びーたかいば かーんきー あらいくー(お前は泥で汚いから井戸で洗って来い)。 てぃだー びーた(日がカンカン照りだ)。 あっゔぁー びーた(脂だらけだ)。 っしゃなさー びーた(とても不潔だ)。 っそぅ びーた(糞でまみれている)。 っそぅそぅー びーたやらび(よだれを垂らした子供)。 3891 3 びーた ikmvoc_3891.wav 名詞 C ~まみれ、~だらけ、(太陽、虫など)あふれていること[意味は形容詞に準じる。形容詞用法と違い、程度を問題にしない] うまー びーた やいば ばー びじゃじゃーん(ここはじめじめして不潔なので座らない)。  3892 びーた ikmvoc_3892.wav 名詞 C 酒座等でいつまでも居座る人、尻が重い人 びだく かりゃー びーた やいば さきゅー ぬんきゃー やーんかいや はらっでぃや ほぅん(彼は尻が重いから酒を飲んだら家には帰ろうとしない)。 3893 ひーだき ikmvoc_3893.wav 名詞 笛、口笛 ぴーだき すばびー ぴーだきゅー ぴーてぃー ふつ(口笛をぴーと吹く)。 きーぬ はー ひーだき(木の葉の笛(=草笛))。 3895 1 ひーちゃ ikmvoc_3895.wav 形容詞 A 少ない ぴーちゃ ひっちゃ、ぴっちゃ っゔぁー ひーちゃかい むぬー とぅい(おまえは少ない方をとれ)。 ひーちゃがま(少しだけ)。 ひーちゃかい でぃん(少ない方のお金)。 3895 2 ひーちゃ ikmvoc_3895.wav 名詞 A 少量、すこし ぴーちゃ ひっちゃ、ぴっちゃ ひーちゃぬ でぃん(僅かのお金)。 ひーちゃまい にゃーん(少しもない)。 3898 ひーちゃー ikmvoc_3898.wav 名詞 女性器同士を合わすこと ぴーちゃー 3900 ひーつ ikmvoc_3900.wav 動詞 k語幹 C (きりなど尖った物で)穴をあける ぴーつ、ひーふ、ぴーふ いーがまひー かびーゆ ひーつ(千枚通しで紙に穴をあける)。 3902 ひーてぃー ikmvoc_3902.wav 名詞 太陽光線、(強い)陽ざし なつぬ ひーてぃー(夏の陽射し)。 3903 ひーてぃーあみ ikmvoc_3903.wav 名詞 日が照っているときに降る雨、日照り雨、天気雨 ひーてぃーあみぬどぅ っふゅー(日照り雨が降っている)。 3904 ひーてぃーじゃり ikmvoc_3904.wav 名詞 日焼け、太陽光線をまともに受けること なつぬ ひーてぃーじゃりゃー ひどぅ どぅーや っふたん なりゅーい(夏の日差しにさらされて、日焼けした)。 3905 びーない ikmvoc_3905.wav 副詞 (否定を伴って)微動だに(~ない) ぶーない くぬ いんな むぬー ふぃーきゃたーひーや びーないや とぅんま ほぅん(この犬はエサを与えるまでは微動だにしない)。 うまん びーないや ほぅだ びじうき(そこにじっとすわっていろ)。 3906 ひーふ ikmvoc_3906.wav 名詞 A 寒波 ぴーふ っしさ、びーさ っしびーふんな いんきー っぞぅー っそぅー(寒波のときには海に行って魚を拾う)。 っぞぅ すん びーふ(魚が凍え死ぬような寒波)。 5801 ひーふ ikmvoc_5801.wav 動詞 k語幹 C (きりなど尖った物で)穴をあける ぴーつ、ひーつ、ぴーふ 3908 ひーま ikmvoc_3908.wav 名詞 A 昼、昼間 ひーまむぬ(昼食)。 ひーまぬ んなか(真昼間)。 ひーまゆくい(昼休み)。 3909 ひーまあとぅ ikmvoc_3909.wav 名詞 午後1時から3時ぐらいまで、昼過ぎ ひーまあとぅん ひーに ほぅでぃ(昼過ぎに昼寝をしよう)。 3910 ひーまばかっじゃ ikmvoc_3910.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙岸の上トカゲ[赤っぽくて大きい] んーぬ かじゅーきゃーどぅ ひーまばかっじゃぬ いでぃっちゅーたい(芋を掘っていたら岸の上トカゲが出てきた)。 3911 ひーまむぬ ikmvoc_3911.wav 名詞 昼食 すみゃーすむぬ 3912 ひーまら ikmvoc_3912.wav 名詞 中性(男でも女でもない、オスでもメスでもない)の人や動物 ぴーまら 3914 ひーまらひんじゃ ikmvoc_3914.wav 名詞 生殖器のない中性の山羊 ぴーまらひんじゃ ひーまらひんじゃんな つーびまい ひらいんば っふぁー なさはいん(中性のヤギには交尾もできないので、子供はできない)。 3916 びーや ikmvoc_3916.wav 名詞 C ゴキブリ く-むや 3917 1 ひかい ikmvoc_3917.wav 名詞 A 光、輝き、明かり あかい かまぬ てぃんぬ あかびかいゆ みーる(あそこの空の赤い光を見ろ)。 いなびかい(稲光)。 ちゅーびかい(強い光)。 だいあもんどぬ ひかい(ダイヤの光)。 3917 2 ひかい ikmvoc_3917.wav 形容詞 B まぶしい まなつぬ てぃだー ひかいかいばならん(真夏の太陽はまぶしくてならない)。 3918 ひかい ikmvoc_3918.wav 動詞 r/rr語幹 C 光る、輝く、明るくなる あかい かまん ひかるー ほぅっそぅぎゃー なうてぃどぅ あいが(あそこに光っている星はなんていうの)。 かまー っふぁかいば かまう ひからし(あそこは暗いからあそこを照らせ)。 3919 1 ひがい ikmvoc_3919.wav 動詞 r/rr語幹 C 変化する、化ける、 ひがいー(r/rr語幹)、ひがっり(r/rr語幹) はうや かんぬ ひがい むぬ(ヘビは神の化けたもの)。 まずむぬぬ ぐーにゃん なりー ひがりー っちゅーい(幽霊が昆虫になって化けて来ている)。 3919 2 ひがい ikmvoc_3919.wav 動詞 r/rr語幹 C 破産する、夜逃げする かまぬ やーや ひがいりー はりーにゃーん(あそこの家は破産してしまった)。 かまぬ きないや ひがっりー はりーにゃーん(向こうの家は消え失せてしまった)。 3920 びかい ikmvoc_3920.wav 動詞 母音語幹 A 賭けにまけて取られる でぃんな びかいーにゃーん(金は賭けで取られた)。 かにふっじゅ びかいーにゃーん((子供の遊びで)釘を賭けで取られる)。 3922 ひかず ikmvoc_3922.wav 名詞 A 日数、日取り かんにがいぬ ひかっじゅ とぅい(祈願の日取りをとる)。 3924 ひがん ikmvoc_3924.wav 動詞 m語幹 C うらやましがる、ねたむ あい ひがんたんてぃ なうぬ たみんまい ならん(そんなにうらやましがってもどうにもならない)。 ひとぅぬ くとぅー ひがんな(他人のことをねたむな)。 3925 ひがん ikmvoc_3925.wav 名詞 C 彼岸 3926 ひぎ ikmvoc_3926.wav 名詞 B 髭 ひぎゃー ぬびゅーば さんぱつやーんきー ひぎゅー そぅらだかー ならん(ひげがのびたので、散髪屋に行って髭を剃らないといけない)。 ひぎゅー うーす(ひげを はやす)。 3927 びき ikmvoc_3927.wav 接頭辞 (動物)雄、男性 びきひんじゃ(雄の山羊)。 びきゆむぬ(オスのネズミ)。 びきずみゃぬどぅ なつ(オスのセミがなくのだ)。 3928 びきうす ikmvoc_3928.wav 名詞 雄牛(おうし) 3929 びきだつ ikmvoc_3929.wav 名詞 独身男性、男やもめ ながびきだつ(ずっと独身の男)。 びきだつせーねん((結婚適齢期をすこしすぎた)独身男性 )。 3930 びきどぅい ikmvoc_3930.wav 名詞 雄鶏 3931 1 びきどぅん ikmvoc_3931.wav 名詞 男 みどりかいぬ うぐなーいんな いつまい びきどぅんぬどぅ ひーちゃかい(みどり会の集会にはいつも男性がすくない[「みどり会」は西原地区の老人会の名前])。 びきどぅんういびとぅ(老人)。 かまぬ やーんな びきどぅんっゔぁ いつぬひと みどぅんっゔぁー むゆぬひとぅ うりーどぅ(向こうの家には男の子は5名、女の子は6名いる)。 3931 2 びきどぅん ikmvoc_3931.wav 名詞 夫 ばが びきどぅんな すかまんかい はりーにゃーん(私の夫は仕事に行った)。 3932 びきどぅんびー ikmvoc_3932.wav 名詞 あぐら びきどぅんびー あす(あぐらをかく)。 3933 びきぬーま ikmvoc_3933.wav 名詞 雄馬 3934 ひきゃう ikmvoc_3934.wav 動詞 w語幹 A 引っ張る ん゚なう ひきゃい(綱を引っ張れ)。 3939 1 ひぎゃう1 ikmvoc_3939.wav 形容詞 くすぐったい かいん ばじゅっゔぁいー ひぎゃうかいば ならっだん(彼にくすぐられてくすぐったくて仕方がなかった)。 ひぎゃうかいば ばじゅっゔぁだうり(くすぐったいからくすぐるな)。 3939 2 ひぎゃう1 ikmvoc_3939.wav 形容詞 (こわいので)鳥肌が立つ はかぬ まいゆ あいつてぃがー ひぎゃうむぬ(墓の前を通ったら鳥肌が立つ)。 3940 1 ひぎゃう2 ikmvoc_3940.wav 動詞 vv語幹 (すっぱいものを食べたりしたときに)歯にしみる びぎゃう、ぴぎゃう やまとぅぬ ひとぅー そぅーむぬー ふぁーばんまい はーや ひぎゃっゔぁんちゃ(やまとの人はすっぱいものを食べても歯にしみないそうだ)。 3940 2 ひぎゃう2 ikmvoc_3940.wav 形容詞 (すっぱいものを食べたりしたときに)歯にしみる びぎゃう、ぴぎゃう そぅーむぬー ふぁいー はーぬ ひぎゃうかいばならん(すっぱいものを食べて歯がしみて仕方がない)。 3941 びきやどぅむら ikmvoc_3941.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙水字貝[門や軒先などに下げて魔除けに使う。角が魔物、幽霊の目を突いて追い払うと言われる] 3942 びきりゃ ikmvoc_3942.wav 名詞 C 若い男性 かぬ びきりゃとぅ とぅずぶとぅん なり(あの若者と結婚しろ)。 3943 びく ikmvoc_3943.wav 名詞 C 〘歌語〙 〘歌語〙男の子 びくが はな とぅゆませ(男の子の出世頭になれ[古謡「マスムイのあーぐ」から])。 3944 ひぐい ikmvoc_3944.wav 動詞 r/rr語幹 C (体が)冷える、(液体、個体、食べ物などが)冷える、(空間が)冷える やらびゃー ひぐりーにゃーん(子供は体が冷えた)。 みっじゃ ひぐりー さしーどぅー(水は冷えて、肌にしみる)。 あらー ひぐりーどぅーい(外はとても寒い)。 いんぬ みっじゃ ひぐりーどぅー(海の水は冷えている)。 3945 ひぐい ikmvoc_3945.wav 名詞 C 寒さ、冷たさ、寒気 ひぐいや いりーどぅ っしふなりゅー((冬の)寒気が入って寒くなっている)。 ひぐいつー(冷気)。 きゅーぬ ひぐいや やぐみ ひぐい(今日の冷たさは大変な冷たさだ)。 3946 ひぐい ikmvoc_3946.wav 形容詞 B 寒い;冷たい あうひぐい(肌寒い)。 きゅーぬ みっじゃ ひぐいかいば ならん(水が冷たくてしかたがない)。 3947 ひぐらす ikmvoc_3947.wav 動詞 s/h語幹 冷やす みっじゅ ひぐらし(水を冷やせ)。 3948 1 ひぐる ikmvoc_3948.wav 形容詞 B (気候が)寒い、(物が)冷たい;(人が)薄情だ、冷たい きゅーや ひぐる(今日は寒い)。 きゅーぬ かじゃー ひぐる(今日の風は冷たい)。 ひぐる みず(冷たい水)。 からー ひぐるっふぁにゃーん(彼は冷たくない)。 3948 2 ひぐる ikmvoc_3948.wav 名詞 A 薄情な人 からー ひぐる やいば でぃんぬぎゃー かしゃー ふぃーんよ(彼は薄情者だから金は貸してくれないよ)。 3949 ひぐるつー ikmvoc_3949.wav 名詞 冷気 ひぐるつーぬどぅ あい(冷気がある)。 3950 ひさ ikmvoc_3950.wav 名詞 B 足のくるぶしより下の部分、足の甲、足首 っさ っさびじゃ ひさう きー(つまづく)。 ひさひー ぼーる きー(足の甲でボールを蹴る)。 はずぬ ひさう かつん(足首をつかむ)。 3951 ひさだつ ikmvoc_3951.wav 名詞 (深さ、高さが)足首までの深さ、高さ っさだつ そぅーや ひきー ひさだつ なりゅー(潮が引いて足首ほどの浅さになっている)。 ぐらんど ごるふじょーぬ しばふー ひさだつん なるーば じょ そぅらでぃ(グランドゴルフ場の芝生が足首くらいになったので、刈ろう)。 3952 びし ikmvoc_3952.wav 動詞 母音語幹 A 置く、設置する くまん やーゆ びしる(ここに家を建てなさい)。 かんだなん かうるー びしる(神棚に香炉を置け)。 3953 びじーまい たちーまい うらいん ikmvoc_3953.wav 成句 居ても立っても居られない んまがぬ くとぅー しば やいば ばぬんな びじーまい たちーまい うらいん(孫のことが心配で、私は居ても立っても居られない)。 3954 びじゃい ikmvoc_3954.wav 動詞 r/rr語幹 A (人や動物、雨雲などが)長く居座る、その場所を離れずとどまる かいが びじゃりーきゃー やーんかいや はらん(彼が居座ったら家には帰らない)。 うまん びじゃり(そこに座ってろ)。 たくぬどぅ あでぃふん びじゃりーうたい(タコがタコの巣にデンと座っていた)。 びじゃらだ たち(ぐずぐずせずに立て)。 3955 びじゃら ikmvoc_3955.wav 名詞 C (酒席などで)居座り続ける人 びだく、ぐずら 3956 1 びじゅ ikmvoc_3956.wav 名詞 C (魚を釣る)餌 っぞぅぬどぅ びじゅー っふぃーゆーい(魚が餌にくいついている)。 3956 2 びじゅ ikmvoc_3956.wav 名詞 C こどもをあやすための遊び道具 うぬ やらびんな まーいゆ びじゅ あすみー んたばほぅーき(この子供にはボールを遊び道具としてもたして遊ばしておけ)。 3957 ひず ikmvoc_3957.wav 動詞 B 肘(ひじ) ひっじゅぎゃー つかだ むぬーぎゃー ふぁい(ひじをつかずに食事をしろ)。 3958 ひず ikmvoc_3958.wav 名詞 g語幹 C (おろし金などで)薄く削る、(やすりや砥石などで木の大きさを調整するために)削る んーな かなひー ひぎー んーくっじゅ とぅい(芋を下ろし金で薄く削って芋の澱粉を取る)。 きーゆ ひず(木を削る)。 3959 びす ikmvoc_3959.wav 動詞 s語幹 A 置く、設置する びし 3960 びす ikmvoc_3960.wav 動詞 s語幹 A 役割を与える、担当させる ひんじゃぬ っさかいぬ かたあきゅー やらびんかい びす(山羊の草刈りの担当を子供に任せる)。 うまぬ たーや かいんかい びさはいたい(そこの田んぼは彼にまかせられた)。 3961 ひずー ikmvoc_3961.wav 形容詞 C 切れない ひずーがたな(切れない刀)。 3962 ひだ ikmvoc_3962.wav 名詞 C (海岸べりで)湧き水が海水と交わり、浜、海岸の付近で魚や貝がとれるところ) はま じょ、ひだんき いきー ぬーまう あらーでぃ(さあ、淡水のある海岸べりに行って馬を洗おう)。 3963 びだ ikmvoc_3963.wav 形容詞 A (仕事ができなくて、役に立たなくて)だめなやつだ、(病気で)つらい からー すかまー ひらいん びだむぬ(彼は仕事をしない怠け者だ)。 かぬ ひとぅー やみゅーそぅがんまらーひどぅ びだびだてぃー ひーゆーい(あの人は病気のようでつらそうにしている)。 3964 びだ ikmvoc_3964.wav 形容詞 A (山などが)低い;(人の背が)低い っさ かまぬ やまー びだがま(あそこの山は低い)。 かぬ ひとぅー びだひとぅがま(あの人は背が低い)。 うぬ くしかきゃー ばぬんな あてぃどぅ びだかい(この腰掛は私には低すぎる)。 3965 ぴたー ikmvoc_3965.wav オノマトペ (肌など、表面が)すべすべだ(擬態語) かいが はだー ぴたーてぃどぅ ひーゆー(彼の肌はスベスベしている)。 3966 ひだい ikmvoc_3966.wav 名詞 A 左 ひだらー ひだいでぃーひー ずーゆ かつ(左利きは左手で字を書く)。 3967 ひだいん゚な ikmvoc_3967.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙魔除用の左綯(な)いの祭事用の綱 3968 ひだがー ikmvoc_3968.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙ヒダガー、西原の北西にある湧水の出る場所、集落から200m位離れたところにある いきまから ってぃや ひだがーぬ みっじゅどぅ ぬみゅーたいちゃ(池間から来た当時はヒダガーの水を飲んでいたそうだ)。 3970 1 びだく ikmvoc_3970.wav 名詞 C 座ったまま中々立とうとしないこと、尻の重いこと、ながっちり からー んめ ふーてぃがー んめ やーんかいや はらっでぃやほぅん むいとぅぬ びだく びーぐじゃ(あいつはもう来るともう家に帰ろうとしない大変なながっちりだ)。 3970 2 びだく ikmvoc_3970.wav 形容詞 C 座ったまま中々立とうとしない、尻の重い、ながっちりである かりゃー いつまい さきゅー ぬん とぅきゃんな びだく(彼はいつも酒を飲むときはながっちりだ)。 3971 びだくげった ikmvoc_3971.wav 名詞 座ったまま中々立とうとしないこと、尻の重いこと、ながっちり びだく、ぐずら 3972 ひだたす ikmvoc_3972.wav 動詞 s/h語幹 (二つのもの、二人)の間をあける うぬきゃが ふたっちゅぎゃー ひだたひーうっき(これらの二つは隔てて置け)。 やらびんみゅーぎゃー ひだたひー びじゃし(子供たちを間をあけて座らせなさい)。 3973 ひだつ ikmvoc_3973.wav 動詞 c/t語幹 A (人や物の)間を置く、(人や物から)人や物の間をあける、(ほかの人やものに)差をつける、格別よい ひだてぃ 3975 1 びだっふぃ ikmvoc_3975.wav 形容詞 (仕事ができなくて、役に立たなくて)だめなやつだ、(病気で)つらい、(機械や物が)使い物にならない びだふー 3975 2 びだっふぃ ikmvoc_3975.wav 動詞 (仕事をせず)ぶらぶらしている、(病気で)つらくなる、(機械や物が)使い物にならなくなる びだふー 3976 びだっふゃ ikmvoc_3976.wav 名詞 (仕事をしない)ダメな人、なまけもの うりゃー びだっふゃ やいば うりゅーぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(彼は信用できないだめな奴だから、あいてにするな)。 3977 ひだてぃ ikmvoc_3977.wav 動詞 母音語幹 A (人や物の)間を置く、(人や物から)人や物の間をあける;(ほかの人と)差をつける;(人を)差別する ひだつ うぬきゃが ふたーいゆぎゃー ひだてぃー びじゃし(この二人は離して座らせろ)。 うまつからー むい むぬーぎゃー ひだてぃる(火からは燃えるものを遠ざけなさい)。 かりゃー ひだてぃどぅ うむくとぅ あいかい(彼は特別に頭が良い)。 ひとぅーぎゃー あいや ひだてぃん(人をそんなには差別するな)。 3978 ひだばん ikmvoc_3978.wav 名詞 カツオ船を浜で待っている人;カツオの餌である雑魚を確保して、カツオ船に知らせる役目の人;浜番 はまばん 3979 1 びだふー ikmvoc_3979.wav 動詞 (仕事をせず)ぶらぶらしている、(病気で)つらい、(機械や物が)使用不可能になる びだっふぃ かりゃー きゅーや すかまうぎゃー ほぅだ びだっふぃーどぅーい(彼は今日は仕事をせずにぶらぶらしている)。 うぬ くるまー やりー びだっふぃー んめ ぬーらいん(この車は古くなって使い物にならなくなってもう乗れない)。 うぬ うまっさ じゃうぎーひー ちゅっふぁいゆーば、 なうちゅんま びだっふぁいん(この箸は上等の木で作られているので折れない)。 3979 2 びだふー ikmvoc_3979.wav 形容詞 (仕事ができなくて、役に立たなくて)だめなやつだ、(病気で)つらい、(機械や物が)使い物にならない びだっふぃ かりゃー すかまうぎゃー ほぅん びだっふぃんまり(彼は仕事をしない怠け者だ)。 びだふー むぬ(壊れて使えない物)。 3980 びだふくり ikmvoc_3980.wav 名詞 (仕事をせず)ぶらぶらしている(人、もの)、(病気で)つらくしている(人)、(機械や物が)使い物にならない、またその機械やもの びだふくる、びだふくりゃ うりゃー びだふくりんまり やいば うりゅーぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(あいつはろくでなしだからあいつを相手にするな)。 くぬ けいたいや むいとぅぬ びだふくり(この携帯はまったく使い物にならない)。 3981 びだふくる ikmvoc_3981.wav 名詞 (仕事をせず)ぶらぶらしている(人、もの)、(病気で)つらくしている(人)、(機械や物が)使い物にならない、またその機械やもの びだふくり うらー びだふくる むぬ(それはダメなもの)。 3982 ひだます ikmvoc_3982.wav 動詞 s/h語幹 低くする、へこませる びだます 3984 ひだまらす ikmvoc_3984.wav 動詞 低くする、へこませる びだまらす うまうぎゃー んめ ひーちゃがま びだまらし(そこをもう少しだけ低くしなさい)。 3986 ぴたみつ ikmvoc_3986.wav 動詞 k語幹 (肌など、表面が)すべすべだ ぴたみふ 5804 ぴたみふ ikmvoc_5804.wav 動詞 k語幹 (肌など、表面が)すべすべだ ぴたみつ 3987 ひだら ikmvoc_3987.wav 名詞 C 左利きの人 3988 ひだん ikmvoc_3988.wav 動詞 m語幹 A へこむ、(花や風船が)しぼむ びだん ひだみ、びだみ くるまぬ たいやー ぱんくーひー ひだみーにゃーん(車のタイヤはパンクしてぺちゃんこになった)。 3990 1 びちゃ ikmvoc_3990.wav 形容詞 C (人が仕事が)下手だ、(仕事のできが)水準に達していない、(ものが)粗悪だ かりゃー なうゆ あすみんまい びちゃ(彼は何をさせても下手だ)。 ういが すかまー いつまい びちゃかいば ならん(あいつの仕事はいつも出来が悪い)。 あいぬ びちゃむぬーぎゃー かーだうり(そんな粗悪なものは買うな)。 3990 2 びちゃ ikmvoc_3990.wav 名詞 C 仕事が下手な人、水準に達していない仕事、粗悪なもの からー なっちゃかん びちゃ やいば かるーぎゃーつかーだうり(あいつはろくでもない仕事下手なのであいつは使うな)。  かいが すかまー んながーんな びちゃ あたい(あいつの仕事は一番ダメだった)。 あいぬ びちゃうぎゃー てぃっゔぃすてぃる(そんな粗悪なものは捨ててしまえ)。 3991 1 ひつ ikmvoc_3991.wav 動詞 k語幹 A (ものを手前に)引く、引っ張る;(草などを)引き抜く;(くじを)引く ひふ やらびぬ てぃーゆ ひつ(子どもの手を引く)。 ん゚なう ひつ(綱を引く)。 みなかぬ っさう ひつ(庭の草を引きぬく)。 ふっじゅ ひつ(くじを引く)。 3991 2 ひつ ikmvoc_3991.wav 動詞 k語幹 A (食べた後の食器などを)引く、(食べものの恵みを)減らす[神事のことば] ひふ まかいだうゆ ひつ(食器をかたづける)。 じゃうっふぁにゃーん きない やいば ふつかたう ひかはでぃ(よくない家庭だから幸せ運を減らそう[>神様が不和家庭の戒めをする際の文句])。 3991 3 ひつ ikmvoc_3991.wav 動詞 k語幹 A (潮が)引く ひふ そぅーや ひきーどぅー(潮は引いている)。 そぅーぬ ひつきゃたーひー っしんかい うり むぬーぎゃー まてぃ(潮が引くまでリーフに行くのは待ちなさい)。 3992 ひつ ikmvoc_3992.wav 動詞 k語幹 A (楽器を)弾く、(風邪を)ひく、(最盛期が)すぎる ひふ さんしんぬ ひつ(三線を弾く)。 はなう ひつ(風邪をひく)。 かりゃー つーや ひきーどぅー(彼は盛りをすぎて、元気がなくなっている)。 にっちゃ ひきーにゃーん(熱が引いた)。 3993 ひつ ikmvoc_3993.wav 動詞 k語幹 A (むしろや布団を)敷く ひふ むっそぅー ひつ(むしろを敷く)。 ふとんぬ ひつ(布団を敷く)。 3994 ひつ ikmvoc_3994.wav 動詞 k語幹 A (屁を)ひる ひふ ひーゆ ひつ(屁をひる)。 3995 ひつ ikmvoc_3995.wav 動詞 k語幹 A (食事の量などが)減る ひふ ういびとぅ なりゅーそぅが むぬー ひかん(年取っているが食事の量は減らない)。 3996 ひつ ikmvoc_3996.wav 名詞 C 着物を入れる箱 ひつん つんぬ いりー(櫃(ひつ)に着物を入れる)。 3997 ひつ ikmvoc_3997.wav 名詞 C 特別に目をかけて便宜をはかること、味方、引き うりゃー せんきょんな かまぬ ひき(彼は選挙には向こう側に付いている)。 3998 ひつ ikmvoc_3998.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙スズメダイ(小さい魚でサンゴ礁でよくとれる、塩漬けして冬場に食べる) あんつかいたがどぅ ひつがまうぎゃー とぅい(追い込み漁師達がスズメダイをとる)。 3999 ひつ ikmvoc_3999.wav 名詞 A (選挙などで同じ候補を応援している)仲間 かぬきゃー ばんてぃが ひつ(あいつらは私たちの応援仲間だ)。 4000 びつ ikmvoc_4000.wav 動詞 k語幹 A 賭けに勝って相手のかけたものを取る でぃんぬ びつ(金を賭けで取る)。 でぃんぬ びつにゃー(賭博での金の賭け合い)。 かにふっじゅ びつ((子供の遊びで)釘を賭けで取り合う)。 ばぬんな はなふだひや でぃんな びかいっだん(私は花札では賭けに勝てなかった)。 4001 ひっがい ikmvoc_4001.wav 動詞 r/rr語幹 (人とか家が)なくなる、破滅する かまぬ やーや ひがっりー はりにゃーん(あそこの家はつぶれて一家離散した)。 4002 ひつき ikmvoc_4002.wav 動詞 母音語幹 A 躾(しつ)ける ひつつ やらびゅーぎゃー あいや ひつきん(子供をあんなにはしつけない[>そんなに厳しくしつけをするな])。 くぬひゃーゆぎゃー ひつきー とぅらし(この野郎を躾けてやりなさい)。 4003 ひっくす ikmvoc_4003.wav 動詞 s語幹 引っ越す 4004 ひったうー ikmvoc_4004.wav 動詞 vv語幹 (嫌がっている人を)引っ張り出す ひったっゔぃ かりゅー ひったっゔぃー くいちゃーゆ ぶどぅらし(あいつを引っ張り出してクイチャーを踊らせろ)。 ぶどぅいんかい かにゅー ひったうーそぅが んばてぃ たちゃっだん(踊りにカニを引っ張ったが嫌と言って立たなかった)。 4005 ひったっゔぃ ikmvoc_4005.wav 動詞 母音語幹 (嫌がっている人を)引っ張り出すこと ひったうー 4006 ひったんぐー ikmvoc_4006.wav 名詞 (嫌がっている人を)引っ張り出す みがう ぴーてぃーえーぬ やくいんかい ひったんぐー あす(ミガをPTAの役員に引っ張り出す)。 4007 ひっちゃつ ikmvoc_4007.wav 動詞 k語幹 (紙や布などを)引き裂く、(人と人の仲を)裂く ひっちゃふ かびーゆ ひっちゃき(紙を引き裂け)。 ばが つんな うまぬ ひっちゃかいー ぴーきゅーば うまう くーやひー ふぃーる(私の着物はそこが破れて穴が開いているので、繕ってくれ)。 うぬきゃが ふたーいゆぎゃー ひっちゃきーすてぃる(彼ら二人(の仲)を引き裂いてしまえ)。 4009 ひつつ ikmvoc_4009.wav 動詞 k語幹 C 躾(しつ)ける、いじめる ひつふ ひつき 4010 ひつなす ikmvoc_4010.wav 動詞 s/h語幹 仕上げる、やってしまう くまぬ すかまうぎゃー きゅーぬちゃん ひつなはでぃ(ここの仕事を今日のうちにやってしまおう)。 きゅーや きゅー あちゃー あちゃ やいば きゅー あすがまたぬ くとぅーぎゃー きゅーひー ひつなすばどぅ じゃうかい(今日は今日、明日は明日だから今日やるべきことは今日で片付けた方が良い)。 4011 1 ひつに ikmvoc_4011.wav 形容詞 B 硬くて噛みきれない、(相撲などが)粘っこい うぬ ぬーまじゅーや ひつにかいば かまいん(この馬肉は硬くて噛みきれない)。 かーきだくー ぐむぬ んまりゃーひー ひつにかいば ならん(燻製のタコはゴムのようにすごく硬くてかみ切れない)。 かぬ すまとぅりゃが すまー やぐみ ひつに(あの相撲とりの相撲はねばりっこい)。 4011 2 ひつに ikmvoc_4011.wav 名詞 B 筋肉、硬くて噛めない筋肉 ぬーまぬ ひつにゃー ひつにむぬ(馬の筋肉は硬くて噛みきれない)。 4012 ひつにん ikmvoc_4012.wav 名詞 昔納税を免れた障碍(がい)者、転じて、仕事のあまりできない人 かりゃー すかまー ひらいん ひつにん(彼は仕事のできない障がいをもった人だ)。 すかまー ひらいん ひつにんな やーんきー にっゔゅーき(仕事のできない奴は家に帰って寝とけ)。 4013 びっぴーまちゃ ikmvoc_4013.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙ヒヨドリ びっぴーまちゃー んきゃーんな みーらいっだん(ヒヨドリは昔は見られなかった)。 5812 ひつふ ikmvoc_5812.wav 動詞 k語幹 C 躾(しつ)ける、いじめる ひつつ ひつき 4014 1 ひつむどぅい ikmvoc_4014.wav 動詞 r/rr語幹 引き戻る、引き返す;(嫁に行った人が離婚して)実家に戻る っさらん いきー すぐ ひつむどぅい(平良に行って直ぐに引き返す)。 かぬ みどぅんな やなびきどぅん あたりどぅ ひつむどぅりーっちゅー(あの女の人は悪い男に当たって出戻ってきた)。 4014 2 ひつむどぅい ikmvoc_4014.wav 名詞 引き返すこと はい いきー そぅぐ ひつむどぅい あすたい(畑に行って直ぐに引っ返した)。 かぬ みどぅんな やなびきどぅん あたりどぅ ひつむどぅい あすたい(あの女の人は悪い男に当たって出戻ってきた)。 4015 ひつん ikmvoc_4015.wav 副詞 頻繫に、いつも、常に、ひっきりなしに かりゃー ひつん つむでぃーどぅー(彼は常に怒っている)。 くぬいや ひつん あみぬ っふゅー(最近はいつも雨が降っている)。 うまぬ んつからー ひつん くるまぬ とぅーい(この道はひっきりなしに車が通る)。 4016 ひでぃー ikmvoc_4016.wav 名詞 B 傷跡、おできの治った痕、火傷の痕 かなまいぬ ひでぃー(頭の傷痕)。 ほぅがさぬ なうりぬ あとぅぬ んずぎ ひでぃー(おできが治った後の醜い傷痕)。 4017 ひでぃー ikmvoc_4017.wav 名詞 B ひでり、旱魃(かんばつ) くとぅっさ ひでぃーや ひー ぶーずまい さりー はりーにゃーん(今年は日照りでサトウキビも枯れてしまった)。 4018 ひてぃつ ikmvoc_4018.wav 名詞 C ひとつ[ものの数量を表す]、一歳[年齢を表す] ってぃつ ばぬんまい にぐーゆぎゃー ひてぃっちゅぎゃー ばきー ふぃーる(私にもシャコガイを一つ分けてくれ)。 やらびゃー ひてぃつ なりーどぅー(子供は1歳になった)。 うまんな つかーい まかいや ひてぃつまい にゃーん(ここには使えるお椀は一つもない)。 かんにがいぬ ひてぃっちゃ んぬっちゅぎゃー ぶいどぅす(一回の祈願で命を(神から)頂くことができる[>神に一回祈ることで健康になれる])。 4019 ひてぃつがゆい ikmvoc_4019.wav 名詞 1つ違い うぬきゃが きょーだいや ひてぃつがゆいや ひー いつぬひとぅ うり(この人たちの兄弟は一つ違いで5人いる)。 4020 ひとぅ ikmvoc_4020.wav 名詞 A 人、他人 ひとぅー うまんな いふたーい うり(人はそこに何人いるの)。 ひとぅだすきゃー どぅー だすき(人を助けることは自分を助けることだ(情けは人の為ならず))。 ひとぅづかいぬ あらびとぅ(人使いが荒い人)。 ひとぅー すかす(人をだます)。 4021 ひとぅー ひとぅ どぅーや どぅー ikmvoc_4021.wav 成句 他人は他人、自分は自分 ひとぅー ひとぅ どうーや どぅー やいば うなが うむいが にゃーん あっそぅ(自分は自分他人は他人なので自分が思う通りにしなさい)。 4022 ひとぅあん ikmvoc_4022.wav 名詞 追込み漁でのひと網 ひとぅふん あうきゃー ひとぅあんな ふたから みからがまどぅ とぅらい(あおりいかは一網で二三尾だけとれる)。 4023 ひとぅい ikmvoc_4023.wav 名詞 B 一日;ある日 うまぬ すかまー ひとぅいんな ひらいん(ここの仕事は一日ではできない)。 ひとぅいんな どぅすぬ まいんかい いきゅーきゃー からー さきゅー ぬみゅーたい(ある日、友だちのところに行ったら、彼は酒を飲んでいた)。 4024 びとぅい ikmvoc_4024.wav 動詞 r/rr語幹 C 満腹になる ばー んめ びとぅりーどぅーば、んみゃひや ふぁーいん(私はもう満腹でもうこれ以上食べられない)。 4025 びどぅい ikmvoc_4025.wav 名詞 C 亥(いのしし)年 ばー びどぅいんまり(私は亥年生まれだ)。 4027 ひとぅいぎゃーみゃーす ikmvoc_4027.wav 成句 一日中 ひとぅいがーまーす やらびあいきゃー ひとぅいぎゃーみゃーす いんぬ ばんあたい(子供の頃は一日中海であそんでいた)。 かぬ むぬゆみゃー ひとぅいぎゃーみゃーすまい むぬー ゆみーどぅーい(あのおしゃべりは一日中でもおしゃべりしている)。 きゅーや ひとぅいぎゃーみゃーす むぬー ふぁーんば やーすかいば ならん(今日は一日中食事はしていないのでひもじい)。 4028 ひとぅいつ ikmvoc_4028.wav 名詞 一気、一息、すごく近い んみゃ ひとぅいつひー くぬ にぐーや とぅらいどぅす(あと一息でこのシャコガイは取れる)。 さきゅーぎゃー ひとぅいつん ぬみ(酒は一気に飲め)。 っさらたーひや ひとぅいつ(平良まではあっという間だ)。 4029 ひとぅいっゔぃ ikmvoc_4029.wav 名詞 人見知り くぬ やらびゃー ひとぅいっゔゅーがー ほぅん(この子は人見知りしない)。 4030 ひとぅいひゃうす ikmvoc_4030.wav 名詞 ある時、ある日(副詞としても使える) ひとぅいひゃうす っしん゚んかい いきゅーきゃー がばー たくー とぅいたい(ある日サンゴ礁での潮干狩りに行ったら、大きなタコがとれた)。 4031 ひとぅかき ikmvoc_4031.wav 名詞 一房の中の一かけら ひとぅつがき 4032 ひとぅかた ikmvoc_4032.wav 名詞 人形 みどぅんやらびがまー ひとぅかたー むちー あそぅびゅーたい((その)女の子は人形をもって遊んでいた)。 4033 ひとぅきゅーやー ikmvoc_4033.wav 名詞 一軒家 かまんどぅ ひとぅきゅーやーぬ あい(向こうに一軒家がある)。 4034 ひとぅだかーい ikmvoc_4034.wav 名詞 人がたくさん集まっている ひとぅだかい かまんな ひとぅだかーいや ひどぅ ひとぅぬ っふぁまりゅー(あそこには人がたくさん集まって混雑している)。 うんどうかいや ひとぅだかーい あたい(運動会は人がたくさん集まっていた)。 4035 ひとぅだかい ikmvoc_4035.wav 名詞 ひとだかり ひとぅだかーい 4036 ひとぅっゔぁまい ikmvoc_4036.wav 名詞 (動けないほどの)人の混雑 みゃーくずつんな じゃーがまんな ひとぅっゔぁまいや ほぅー(ミャークヅツは広場は人で混んでいる)。 4037 ひとぅつがき ikmvoc_4037.wav 名詞 一房の中の一かけら ひとぅかき ぴーぬ ひとぅつがき(ニンニクの一房の中の一かけら)。 4038 ひとぅっさ ikmvoc_4038.wav 名詞 人の噂 ひとぅっじゃ ひとぅっさ あす(人の噂をする)。 ひとぅっさう またつつ あす(他人の噂をまた聞きする)。 4039 ひとぅっじゃ ikmvoc_4039.wav 名詞 人の噂 4040 ひとぅっじゃぬ すー ikmvoc_4040.wav 名詞 他人を噂をよくする人、うわさの発信源 あいや ひとぅっじゃぬ すーゆ ぎゃー ほぅん(そんなに人のことを言いふらすな)。 4041 ひとぅっでぃ ikmvoc_4041.wav 名詞 おなじ干支の人、同年生 あぐ ひとぅっじゃー かなす(同じ学年の友達は愛おしい)。 ばんちゃー ひとぅっでぃ(私達は同じ学年だ)。 4042 ひとぅてぃ ikmvoc_4042.wav 名詞 B ある年、一年間 ひとぅてぃー ひとぅてぃない ひとぅてぃんな やぐみ ほぅーつぬ ありどぅ はーさぬ ひとぅぬ すんたいちゃ(ある年にははやり病があって、たくさんの人が死んだそうだ)。 くぬ すかまー ひとぅてぃんな ほぅだかー ならん(この仕事は一年でしないといけない)。 4044 1 ひとぅでぃー ikmvoc_4044.wav 名詞 (人の)労働力、ひとで(がたりない) ひとぅでぃーぬ たらーんば くまぬ すかまー きゅーんな ひらいん(人手が足りないのでここの仕事は今日中にはできない)。 4044 2 ひとぅでぃー ikmvoc_4044.wav 名詞 他人の所有、ひとで(にわたる) かまぬ やーや ひとぅでぃーんかい ばたりーにゃーん(あそこの家は人手に渡った)。 4046 ひとぅてぃない ikmvoc_4046.wav 名詞 ある年、一年間 ひとぅてぃーない ひとぅてぃ 4047 ひとぅに ikmvoc_4047.wav 名詞 C 朝まで起きることもなく眠ること(熟睡すること) ひとぅにー あちゃがみゃー ひとぅに(あした(の朝)まで熟睡する)。 4049 ひとぅぬ くとぅ あす ikmvoc_4049.wav 成句 不規則 他人の(世話、面倒)を見る ひとぅぬ くとぅ あっさ どぅーぬ くとぅ あす(人のことをやる事は自分の事をやるのも同然だ[>良いことをすると自分に返ってくる])。 まーぬ ひとぅぬ くとぅーぎゃー あすな(あまり他人のことをするな[>自分の(家庭の)ことをちゃんとしろ])。 4050 ひとぅぬ っさ あす ikmvoc_4050.wav 成句 不規則 人のうわさ話をする ひとぅっさ ひとぅぬ っさ あっさ どぅーぬ っさ あす(人の悪口を言う事は自分の悪口を言うようなものだ[>全て自分に返ってくる])。 4051 ひとぅぬ ばたう ふっず ikmvoc_4051.wav 成句 zz/dd語幹 人の気に触ることを言う 4053 ひとぅばた ikmvoc_4053.wav 名詞 時々、たま [「ん(に)」をつけて副詞として使う] ひとぅばたぬ ゆくい(たまの休み)。 ひとぅばたんな くまんかいまい まーりーくー(たまにはここにも寄って来い)。 ひとぅばたんな あそぅーがまい いつ(たまには遊びにも行く)。 4054 ひとぅばたなー ikmvoc_4054.wav 名詞 時々、たま [「ん(に)」をつけて副詞として使う] ひとぅばた 4055 ひとぅはな ikmvoc_4055.wav 名詞 一輪の花 かまぬ やーぬ みなかぬ はなう ひとぅはな とぅいくー(あそこの家の庭の花を一輪取ってこい)。 まみがはな ひとぅはなよ(豆の花一輪よ[古謡「豆が花」]より)。 4056 ひとぅひゃーい ikmvoc_4056.wav 名詞 一食分 うさきがまひや やーにんじゅぬ ひとぅひゃーいぬ たままい にゃーん(これだけでは家族の一食分もない)。 4057 ひとぅひゃーい ikmvoc_4057.wav 名詞 たま、ときどき、ひところ ひとぅひゃーいんな っぞぅ つーがまい いつぶすむぬ(たまには魚釣りにも行ってみたい)。 ひとぅひゃーいんな でぃんぬ まうきたい(ひところは金を儲けた)。 4058 ひとぅひゃうす ikmvoc_4058.wav 名詞 ある時、ある日[副詞としても使える] ひとぅいひゃうす、ひゃうす、ひゃうな、ひとぅひゃうな かりゃー ひとぅひゃうす うーっふぃー すなっじゃうたい(彼はおぼれて死にそうになったことがある)。 4059 ひとぅひゃうな ikmvoc_4059.wav 名詞 ある時、ある日(副詞としても使える) 4060 ひとぅびゅーい ikmvoc_4060.wav 名詞 人が多くて気分が悪くなること、人酔い とーきょーんな あてぃ ひとぅぬ ういかいば ひとぅびゅーい あす(東京には人が多すぎて人酔いする)。 4061 ひとぅふぁや ikmvoc_4061.wav 名詞 他人にたかって生きる人 かりゃー すかまうぎゃー ほぅん むいとぅぬ ひとぅふぁや(彼は仕事をしないで人にたかって生きているやつだ)。 4062 1 ひとぅふい ikmvoc_4062.wav 名詞 偉ぶること、実際より自分をえらく見せること ひとぅふいんまり(格好をつけるやつ)。 まーぬ ひとぅふいゆぎゃー あすな(あんまり格好つけるな)。 4062 2 ひとぅふい ikmvoc_4062.wav 形容詞 偉ぶる、実際より自分をえらく見せる からー むいとぅぬ ひとぅふい にんぎん(彼はとても虚勢をはるやつだ)。 からー ばかかいきゃー むいとぅ ひとぅふいかたい(彼は若いときは格好ばかり付けていた)。 4063 ひとぅふりゃ ikmvoc_4063.wav 名詞 偉ぶること、実際より自分をえらく見せること 4064 ひとぅまた ikmvoc_4064.wav 名詞 ごく近く、一跨ぎ っさらー ひとぅまた(平良はすぐ近くだ)。 はわいたーひや ひこーきひや ひとぅまた(ハワイまでは飛行機で一跨ぎだ)。 4065 ひとぅみ ikmvoc_4065.wav 副詞 一緒に じょー っさらんかい ひとぅみ いかでぃ(さあ、平良に一緒に行こう)。 ほぅからっさー なだとぅ ひとぅみ(嬉しさは涙と一緒に)。 うぬきゃが ふたーいや いつまい ひとぅみ(この二人はいつも一緒だ)。 むぬーぎゃー やーにんじゅー ひとぅみ ふぁい(食事は、家族は一緒に食べなさい)。 4066 ひとぅむつき ikmvoc_4066.wav 名詞 僅かの間 うまぬ すかまうぎゃー ひとぅむつきんな あすどぅす(ここの仕事はわずかの間にやってしまえる)。 4067 ひとぅむてぃ ikmvoc_4067.wav 名詞 朝 すつむてぃ ひとぅむてぃむぬ(朝ご飯)。 4068 ひとぅむてぃ ikmvoc_4068.wav 名詞 朝、早朝 ひとぅむてぃぬ まみがはな(朝の豆の花[古謡「豆が花」より)]。 4069 ひとぅむてぃ ゆさらび ikmvoc_4069.wav 成句 朝夕 くまなぎゃー ひとぅむてぃ ゆさらびゃー すだすむぬ(ここらへんは朝夕はすずしい)。 ひとぅむてぃ ゆさらび いんぬ はまう あいきーまーい(朝夕海浜を歩き回る)。 4070 ひとぅむとぅ ikmvoc_4070.wav 名詞 一株 ぎすっちゃ ひとむとぅからどぅ うさきなー うやいーゆーい(ススキは一株だけからこんなに増えているんです)。 4071 ひとぅん ikmvoc_4071.wav 副詞 一度、一回 かりゃー みーかん ひとぅん くまんかい あそぅーが ふー(彼は3日に一度ここに遊びに来る)。 4072 ひとぬふさ ikmvoc_4072.wav 名詞 人の噂 ひとぅぬっさ ひとぅぬふさう あすてぃがー うながどぅーんかいどぅ まーりーふー(人の悪い噂をすると自分自身にはねかえってくる)。 ひとぅぬ ふさうぎゃー つかだうり(人の噂は聞くな)。 ひとぅぬ ふさうぎゃー ほぅん(人の噂はしない)。 4073 ひない ikmvoc_4073.wav 動詞 r/rr語幹 C (物、生き物、人の数が)減る、(腹が)減る ばが ばちゃみー あたい さきぬどぅ ひなりゅー(私が大事に取って置いた酒が減っている)。 くぬいや みどりかいんかい ふー ひとぅー ひなりーどぅー(最近はみどりかいに来る人が減っている)。 ばたー ひなりー やーすかいば ならん(腹が減ってしかたがない)。 4074 ひなかい ikmvoc_4074.wav 動詞 r/rr語幹 (足を取られて、おされて)倒れる、(驚いて)ひっくり返る ひなかいー っさーきりー ひなかいたい(つまづいてこけた)。 あてぃ うどぅるっちゃーひー ひなかいりーにゃーん(余りにもびっくりしてひっくり返った)。 4075 ひなじゃ ikmvoc_4075.wav 名詞 C へなへなした人、馬鹿な奴、仕事能力のあまりない人、差別的な使い方 おい すかまー ひらいん ひなじゃ(おい 仕事のできない奴)。 4076 ひにー ikmvoc_4076.wav 動詞 r/rr語幹 C (首、足首、手首などを)ひねる、(抜くために木の根などを)ねじる、(瓶のフタなどを取るために)ねじる ばー ん゚ぬ はっじゃ ひにりー ないぎーどぅーば いかいん(私は足をひねってびっこをひいているので行けない)。 きーぬ にーゆ ひにりー、 うるー んず(木の根をねじって、それを抜く)。 くぴんぬ ふたー ひにりー はなす(瓶のフタをねじって開ける)。 4077 びばくーす ikmvoc_4077.wav 形容詞 吐き気がする っさりむぬー ふぁいー びばくーすむぬ(腐った物を食べて吐き気がする)。 びばくーすかいばならん(吐気がしてならない)。 4078 びばつ ikmvoc_4078.wav 動詞 k語幹 C (物を食べ過ぎて)吐く、戻す びばふ っさん さきぬんな ひー びばきーにゃー(分からないほど酒を飲んで戻した)。 むぬーぎゃー びばつきゃたーひー ふぁい(食べ物を吐くまで食べろ)。 4080 びびゃう ikmvoc_4080.wav 動詞 vv語幹幹 C 酸っぱくて歯に浸みる ひぎゃう そぅー ふにゅーや ふぁいー はーや びびゃっゔぃーどぅーい(酸っぱいミカンを食べて歯に浸みている)。 5805 1 ひふ ikmvoc_5805.wav 動詞 k語幹 A (ものを手前に)引く、引っ張る;(草などを)引き抜く;(くじを)引く ひつ 5805 2 ひふ ikmvoc_5805.wav 動詞 k語幹 A (食べた後の食器などを)引く、(食べものの恵みを)減らす[神事のことば] ひつ 5805 3 ひふ ikmvoc_5805.wav 動詞 k語幹 A (潮が)引く ひつ 5808 ひふ ikmvoc_5808.wav 動詞 k語幹 A (楽器を)弾く、(風邪を)ひく、(最盛期が)すぎる ひつ 5809 ひふ ikmvoc_5809.wav 動詞 k語幹 A (むしろや布団を)敷く ひつ 5810 ひふ ikmvoc_5810.wav 動詞 k語幹 A (屁を)ひる ひつ 5811 ひふ ikmvoc_5811.wav 動詞 k語幹 A (食事の量などが)減る ひつ 4081 びふ ikmvoc_4081.wav 動詞 k語幹 A 賭け、遊びで相手の物品等をせしめる びつ でぃんぬ びふ(金をせしめる)。 かにふっじゅ びふ(釘をせしめる)。 めんこー びふ(メンコをせしめる)。 4082 びふっじゃ ikmvoc_4082.wav 名詞 人の気に触ることを言う人 かりゃー むいとぅぬ びふっじゃ やいば、かいが ふーてぃがー いつまい あうやー(彼は人の気に触ることを言うので、彼が来るといつも喧嘩だ)。 4083 ひむ ikmvoc_4083.wav 名詞 A 干ばつ ひゃーい くじゅぬ ひむんな んなない むいとぅ やーっさ あすたい(去年の干ばつではみんなとても飢えに苦しんだ)。 ひむーひー ぶーっじゃ さりー はりーにゃーん(旱魃でサトウキビは枯れてしまった)。 4084 1 ひゃー ikmvoc_4084.wav 形容詞 B 速い、早い はー ひゃーにゃーんな かいがどぅ んながーな ひゃーかい(かけっこでは彼が一番早い)。 ひゃー ぶじゃがま(競争の速いおじさん)。 みんびゃー(早耳)。 4084 2 ひゃー ikmvoc_4084.wav 副詞 速く、早く;すでに、早々と ひゃーひー、はーひー 4085 ひゃー ikmvoc_4085.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙「人」の卑称、野郎 くぬ ひゃーゆぎゃー ゆらはん(こいつは許せない)。 かぬ ひゃーや ひんぎー はりーにゃーん(あいつは逃げちゃった)。 くぬ びきどぅんひゃーたー なうまい ひらいん(この男連中はなにもできない)。 4086 ひゃー ikmvoc_4086.wav 名詞 C 昔、以前 ひゃーぬ はなす(もう済んだ話)。 5650 びゃー ikmvoc_5650.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙文について話者の疑念を表す、「かな」「かしら」;名詞について様々な場合に当てはまることをを表す、「~でも~でも」 びゃーい、びゃーん あいびゃー(そうかしら)。 あいびゃー、いー(そうなんですかねえ)。 4087 ひゃーい ikmvoc_4087.wav 名詞 A 干ばつ ひむ くとぅっさ あみまい っふぁん ひゃーいたーな やいば やーそぅんどぅ ないぎかい(今年は雨も降らない日照りばかりで、飢饉になりそうだ)。 ひゃーいな ぶーずまい さりどぅす(旱魃にはサトウキビも枯れる)。 なつぬ ひゃーい(夏の旱魃)。 4088 ひゃーい ikmvoc_4088.wav 接尾辞 助数詞、数詞について食を数えるのに使う ひとぅ ひゃーいが たま(一食分)。 っゔぁから かうたい わーや いふひゃーいまい ふぁーいどぅ うたい(あなたから買った豚は何食でも食べられる)。 5651 びゃーい ikmvoc_5651.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙文について話者の疑念を表す、「かな」「かしら」;名詞について様々な場合に当てはまることをを表す、「~でも~でも」 びゃー、びゃーん あいびゃーい(そうかしら)。 4089 びゃーき ikmvoc_4089.wav 名詞 A (ちから)いっぱい。思い切り たやびゃーき なっじゅり(力いっぱい殴れ)。 4090 ひゃーくいち ikmvoc_4090.wav 名詞 百に一つしか本当のことを言わない人、ほら吹き 4092 ひゃーさにゃー ikmvoc_4092.wav 名詞 かけっこ、徒競走 はーさにゃー ひゃーさにゃーゆ あす(かけっこをする)。 4093 ひゃーす ikmvoc_4093.wav 動詞 s/h語幹 C はやしたてる、おだてる ぴゃーす ひゃーひー ぶどぅらし(おだてて踊らせろ)。 ぶどぅりてぃー ひゃーす(踊れとせかす)。 4095 ひゃーひー ikmvoc_4095.wav 副詞 (朝)はやくに、とうに、さっき、早い時分 ひゃーひー ったんまー(早く来たら(良かったのに))。 ひとぅむてぃ ひゃーひー くー(朝早く来い)。 4096 ひゃーひー ikmvoc_4096.wav 名詞 早朝、速く、以前 はーひー ひゃー、はー てぃだぬ いでぃだ ういきゃ ひゃーひーん いんかいや いかでぃ(太陽が出ない中、朝早く海に行こう)。 むぬーぎゃー ひゃーひーん ふぁい(飯は急いで食べなさい)。 からー あいぬ くとぅー ひゃーひーから あっじゅーたい(彼はそんなことを以前から言っていた)。 4097 ひゃーまい ikmvoc_4097.wav 動詞 r/rr語幹 (日取りなどが)早まる こんげつぬ みどりかいや とぅか ひゃーまいたい(今月のみどり会は10日早まった)。 すかまうぎゃー んめひー ひゃーまらし(仕事はもっと早まらせ)。 ひゃーまり ふぁい(早く食べろ)。 4098 ひゃーん ikmvoc_4098.wav 副詞 すでに、早々と はー からー ひゃーん っさらんかい はりーにゃーん(彼はもう平良に行った)。 5652 びゃーん ikmvoc_5652.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙文について話者の疑念を表す、「かな」「かしら」;名詞について様々な場合に当てはまることをを表す、「~でも~でも」 びゃー、びゃーい あいびゃーん(そうかしら)。 あいびゃーん、いー(そうなんですかねえ)。 4099 ひゃーんつ ikmvoc_4099.wav 名詞 下り坂 [<ひゃー(早い)+んつ(道)」 4100 ひゃうす ikmvoc_4100.wav 名詞 C たま、[「~ん(に)」を伴って副詞として用いられる、たまに、ときどき] きゅーや ひゃうすぬ ゆくい やいば よーんな にっゔぃ うらでぃ(今日はたまの休みなので、ゆっくり寝ていよう)。 ひゃうすんな んまむぬーまい ふぁう(たまにはご馳走もする)。 ひゃうすんな うつなーゆまい いきーみーだかーならん(たまには沖縄本島も行ってみないとならない)。 ひゃうすんな ばがまいんかいまい まーりってぃ あすび(たまにはうちにも来て遊べ)。 ひゃうすんな えいがうまい みーが いつ(たまには映画も観に行く)。 4101 ひゃうな ikmvoc_4101.wav 名詞 C たま、[「~ん(に)」を伴って副詞として用いられる、たまに、ときどき] ひゃうす 4102 ひゃうな ikmvoc_4102.wav 名詞 C 海の深いところ、外海 ぶらぬ あらひゃうな(保良の東平安名崎の波の荒い外海)。 きゅーや かまぬ ひゃうなんきー っぞぅー っちーくーでぃ(今日は例の外海に行って魚を釣りに行ってこよう)。 4103 ひゃっき ikmvoc_4103.wav 名詞 C 100斤(60キログラム) っぞぅー ひゃっき がにどぅったい(魚を100斤網で取ってきた)。 4104 ひゅーい ikmvoc_4104.wav 名詞 B 祭日(御嶽の祭事、正月等)、(陰暦の)日取りを計算すること くとぅすぬ みゃーくずつぬ ひゅーいゆ とぅい(今年のミャークズツの日取りを決める)。 4105 1 びゅーい ikmvoc_4105.wav 動詞 母音語幹 C 酔っぱらう びゅーいー まーっさ ん゚まだ あいきゅー(酔ってふらついて歩いている)。 さきゃー あてぃ ぬんなひどぅ びゅーいーにゃーん(酒を飲み過ぎて酔っぱらってしまった)。 たーくん なりー びゅーい(ぐでんぐでんに酔う)。 ばー んなーぎゃー びゅーいや うらん(私はまだ酔っぱらってはいない)。 びゅーいびゃー びとぅ(酔いの早い人)。 びゅーいやす ひとぅ(酔いやすい人)。 4105 2 びゅーい ikmvoc_4105.wav 動詞 母音語幹 C (腐った魚や肉で)食あたりを起こす あかいらうっちゃ ふぁいどぅ びゅーいー ゆー(ビブダイを食べて食あたりしている)。 4105 3 びゅーい ikmvoc_4105.wav 名詞 C 酔うこと さきびゅーい(酒に酔うこと)。 ひとぅびゅーい(人混みに酔うこと)。 なまびゅーい(ほろ酔い)。 びゅーい びとぅ(酔っぱらい)。 4106 びゅーいがっさ ikmvoc_4106.wav 名詞 〘植〙 〘植〙クワズイモ びびーがっさ びゅーいがっさー ふぁーいん(クワズイモは食えない)。 4107 ひゅーいとぅいんま ikmvoc_4107.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祭事の日取りとるおばあさん 4108 ひら ikmvoc_4108.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙芋等を植える農機具、箆(へら) ひらひー んーぬ いびー(ヘラで芋を植える)。 4109 ひらい ikmvoc_4109.wav 動詞 母音語幹 C あす(する)の可能形、できる ほぅりむぬんな ほぅりむぬぬ まーびゃー ひらいん(馬鹿は馬鹿のまねはできない)。 っゔぁとぅや ひとぅみ ひらいどぅす(お前とは一緒に(仕事が)できる)。 ぎっじゃ ひらいん ぎずぎゃうな やらび(手に負えない腕白坊主)。 4110 ひらい ikmvoc_4110.wav 名詞 C 交際のための贈り物、つけとどけ てぃだい やくにんかいや まーぬ ひらい あすな(役人にはあまり付け届けをするな)。 ひとぅびらい(知り合いに贈り物をすること)。 どぅすびらい(ともだちとの贈り物の交換)。 ういびらい(上司などへの贈り物)。 どぅすびらいや ひどぅ どぅすんかい さきゃー むちいきー ぬますたい(友達との交際のために酒を持って行って飲ませた)。 4111 ひらいがにゃーん ikmvoc_4111.wav 成句 できる限り、(無理をせず)できる範囲内で ひらいがにゃーんどぅ あす(できる範囲内でやる)。 4112 びらう ikmvoc_4112.wav 動詞 w語幹 C お世辞を言う、へつらう;(わいろを)わたす からー いつまい しーしーんかい びらう(あいつはいつも先生にお世辞を言う)。 せいじかんかい びらいゆ びらいー きーひつん かつみらいにゃーん(政治家にわいろを渡して警察につかまってしまった)。 4113 びらかす ikmvoc_4113.wav 動詞 s/h語幹 (指、手、扇、股、包みなど、折ったり、たたんであるものを)開く、広げる、開ける びだかす あうばだかす、びらつ うゆびゅー びらかし(指を開け)。 たろーが じろーんかい っぞぅぬ ばたう びらかすたい(太郎が次郎に魚のはらわたを取らせた)。 4114 びらつ ikmvoc_4114.wav 動詞 k語幹 A (指、手、扇、股、包みなど、折ったり、たたんであるものを)開く、広げる、開ける。(本、箱など閉じてあるものを)開ける びらふ、びだつ、びだふ びらかす ほぅんぬ びらき(本を開け)。 はくー びらきー なかう みーみーる(箱を開けてなかをみろ)。 にぐーや ふっちゃ びらきーどぅー(シャコガイが口を開けている)。 4115 びらふ ikmvoc_4115.wav 名詞 C (キャーンと言う蔓草(つるくさ)の芯で作られた)籠(かご) びらふー うまんかい かきる(ビラフ籠をそこに掛けろ)。 いんかい むちーいつ びらふーぎゃー うきゃんひどぅ ちゅっふぃー うたい(海に持って行くビラフ籠をウキャンで作っていた)。 5813 びらふ ikmvoc_5813.wav 動詞 k語幹 A (指、手、扇、股、包みなど、折ったり、たたんであるものを)開く、広げる、開ける。(本、箱など閉じてあるものを)開ける びらふ、びだつ、びだふ びらかす 4116 びり ikmvoc_4116.wav 名詞 C 最下位、ビリ、ビリの人 っゔぁんな びりどぅ んびゃう(お前は最下位しかできない)。 びりゃー くまんかい くー(ビリはここに来い)。 4117 ひるます ikmvoc_4117.wav 形容詞 変だ、不思議だ、(人に関して)変わった ゆびゃー みーや みーん ひるます ゆみゅー みーたい(昨夜は見たこともない不思議な夢を見た)。 ひるますむぬ、 でぃんぬ にゃーんふ ないびゃーさぬ(不思議だなあ、すぐにお金がなくなる)。 ひるますむぬ、すまほぬ とぅみらいん(変だな、スマホが見つからない)。 やーにんじゅぬ なかんな くいがどぅ んながーんな ひるますかい(家族の中では彼が一番変人だ)。 4118 ひるます ikmvoc_4118.wav 形容詞 ありがたい、欲しい、大切だ かぬとぅきゃん っゔぁが でぃんぬ かしーふぃー あたいば、やぐみ ひるます ほぅからすむぬ あたい(あの時は、あなたがお金を貸してくれたので、とてもありがたくて、うれしかった)。 ういが なうばい たかだいむぬ やらばんまい ばー ひるますっふぁにゃーん(これがどんなに高いものだとしても、私は何とも思わない)。 4119 ひろし ikmvoc_4119.wav 名詞 A 〘魚〙 〘魚〙ナポレオンフィシュ ひろしっぞぅ(ひろし)。 4120 ひんぎ ikmvoc_4120.wav 動詞 母音語幹 C 逃げる ひんず 4121 ひんじゃ ikmvoc_4121.wav 名詞 C やぎ ひんじゃぬ やー(山羊小屋)。 4122 ひんず ikmvoc_4122.wav 動詞 g語幹 C 逃げる ひんぎ うぬ ぎずぎゃうな やらびゅー ひんぎや はらん やうんてぃー んつみゅーき(この言うことを聞かない子供を逃げていかないようにおさえておけ)。 ぶーっじゃ ぬすみー ひんず(サトウキビを盗んで逃げる)。 ぬーまー ひんがひーにゃーん(馬を逃がしてしまった)。 4123 ひんそぅー ikmvoc_4123.wav 形容詞 貧乏だ、貧相だ きばん ひんそぅーかいば っふぁんみゃー うむくとぅまい あいそぅが がっこうまい いだはいん(貧乏だから子供たちは頭も良いが学校も行かせられない)。 かりゃー ひんそぅーないぎ ほぅーそぅが やぐみ うやきびどぅ(彼は貧乏そうに見えるが、(本当は)とても金持ちだ)。 4124 ひんた ikmvoc_4124.wav 形容詞 C 役に立たない(もの、ひと) ひんだぐー ひんた びきどぅん(なんの役にも立たない男)。 ひんた むぬがま(何の役にも立たない物)。 ひんた かんがい(役に立たない考え)。 からー むいとぅぬ ひんた(あいつは全く役に立たないやつだ)。 4125 ひんたぐー ikmvoc_4125.wav 形容詞 役に立たない(もの、ひと) ひんた 4126 ひんたら ikmvoc_4126.wav 形容詞 駄目な ひんたらむぬーぎゃー てっゔゃがらーひー すてぃる(駄目なものは捨てなさい)。 4127 びんだらい ikmvoc_4127.wav 形容詞 洗面器 びんだらいんかい みっじゃ いりー みはなう すみー(洗面器に水を入れて顔を洗う)。 4128 ひんな ikmvoc_4128.wav 形容詞 A 変な、不思議な うらー まーだー ひんなむぬ(それはちょっと変なもの)。 なま ひんな(ちょっと変だ)。 ひんなむぬ うぬ やらびゃー うまん あすびー うたいそぅがどぅ とぅみらいん(へんだなあ、あの子はそこで遊んでいたけど、見つからない)。 4129 ぴんふ ikmvoc_4129.wav 名詞 B 〘地名〙 〘地名〙西原の北東にある山 4130 ふー ikmvoc_4130.wav 動詞 不規則 C 来る、(聞き手のところに)行く[否定形:「くーん」、連用形:「ってぃ、っち」、過去形:「ったい」命令形:「くー」 かいがどぅ うつなーから ふー(彼が沖縄から来る)。 ばー んなまから っゔぁがまいんかい くーでぃ(僕はお前のところに行くよ[<来るよ])。 はやまり ばがまいんかい あそぅーが くー(早くうちに遊びに来い)。 んなまどぅ ったい((私は)帰ったよ[=ただいま」)。 みどぅんぬ ふー むぬー まつ(妻が帰るのを待つ)。 4131 ふー ikmvoc_4131.wav 補助動詞 (動詞連用形について、話し手や視点のある方に動作が向かう;本来の場所に戻ることを示す)~てくる あまいなうぬ いんかい うりー ふー(竜巻が海におりてくる)。 あみぬ ふぃー ったい(雨が降ってきた)。 むどっり ったい(戻ってきた)。 いきー くーでぃ(行ってくるよ)。 4132 ふー ikmvoc_4132.wav 動詞 f/ff語幹 C (雨が)降る あちゃー あみぬどぅ ふーはず(明日は雨が降るだろう)。 ゆびゃー あみぬ ふーたいちゃ(昨夜は雨がふったって)。 ひーまから あみぬ ふーぶすぎむぬ(昼から雨が降りそうだ)。 やぐみ ほぅすず あみぬ っふゅー(とても大粒の雨が降っている)。 4133 ふー ikmvoc_4133.wav 動詞 f/ff語幹 A (窓、ドア、箱などを)閉める、(窓、ドア、箱などが)閉まる、(栓、フタなどを)する、(栓、フタなどが)閉まる やどぅー ふー(戸、窓を閉める)。 はくー ふー(箱を閉める)。 くぬ くぴんぬ ふたー ばぬんな っふぁいん(この瓶の栓は私には閉められない)。 みーつむぬー はいりー みーや っふぁいん(目にゴミが入って目が閉じられない)。 4134 ふー ikmvoc_4134.wav 動詞 f/ff語幹 C (人や動物が歯で)噛む、(魚がエサに)食いつく;(蚊や蜂が)さす かん かりゃー なうちゃーにゃー すばー っふぃどぅ つむでぃーうたい(彼は突然理由もなく唇をかんでおこっていた)。 ひとぅー ふー いん (人をかむ犬)。 がばういびとぅー ずーや っふぃーどぅーい(古老は腰が曲がって頭は地面に着くほどだ[<古老は地面に噛みついている])。 っぞぅぬどぅ びじゅー っふぃーうい(魚が餌を食っている)。 っぞぅぬどぅ つーゆ っふゅー(魚が釣り針を食っている)。 かじゃん っふぁいーにゃーん(蚊に刺されてしまった)。 4135 ふー ikmvoc_4135.wav 名詞 C 運 やぐみ ふー あい ひとぅ(とても運の良い人)。 やらびゃー ふーや にゃーだ すにーはりーにゃーん(子供は運がなく死んで行ってしまった)。 きゅーや ふーや にゃーだんががら いすぱぎ あたい(今日は運がなかったのか不漁だった)。 4136 ぶー ikmvoc_4136.wav 名詞 C 隅 っしぬ ぶー(リーフのはしのところ)。 たむぬー なかじゃぬ ぶーん うっき(薪は台所の隅に置きなさい)。 じゃーぬ ぶー(広場のはし)。 かふーぬ ぶー(家庭菜園[家の後ろにある畑]のはし)。 4137 ぶー ikmvoc_4137.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙苧麻(ちょま)[宮古上布の糸の材料] ぶばい ぶーずん(苧麻でできた着物)。 ぶーずんぬ つー(宮古上布の着物を着る)。 ぶー ん゚ん(苧麻の糸を紡ぐ)。 4138 ぶー ikmvoc_4138.wav 名詞 C (下駄の)緒、紐、ロープ あっちゃぬ ぶー(鼻緒)。 くばずーぬ ぶー(釣瓶の綱)。 あんかーぬ ぶー(イカリのロープ)。 4139 ぶーうー ikmvoc_4139.wav 動詞 vv語幹幹 揺さぶる、振り回す やらび あいきゃ ぬーまん っふぁいー ぶーっゔぁいたい(こどものころ馬に嚙まれて振り回された)。 4140 ふーき ikmvoc_4140.wav 形容詞 B 大げさだ ふーき んまり(大げさな奴)。 かりゃー いつまい ふーきかいば かいが むぬいゆぎゃー つかだうり(あいつはいつも大げさだからあいつの言うことは聞くな)。 4141 ぶーず ikmvoc_4141.wav 名詞 C サトウキビ あずま ぶーず(甘いサトウキビ)。 ほぅすず ぶーず(太い茎のサトウキビ)。 ながすず ぶーず(長い茎のサトウキビ)。 ぶーっじゅ ゆつひー ぶりー たうす(サトウキビを手斧で切り倒して収穫する)。 ぶーずぬ からがいゆ ほぅだかーならん(サトウキビの手入れをしないといけない)。 4142 ぶーずがら ikmvoc_4142.wav 名詞 サトウキビの収穫後の枯れた葉っぱや茎など きゅーや ぶーずがら むーはでぃ(今日はサトウキビの枯葉を燃やします)。 4143 ふーずき ikmvoc_4143.wav 名詞 ほおずき ふーずきばらん 4144 ふーずきばらん ikmvoc_4144.wav 名詞 ほおずき ふーずき ふーずきばらんぬ んたう(ほおずきをいじくる)。 4145 ぶーずぐる ikmvoc_4145.wav 名詞 サトウキビの茎 ぶーずぬ さり ぐる(サトウキビの枯れた茎)。 4146 ぶーずすず ikmvoc_4146.wav 名詞 さとうきびの茎 4147 ぶーずたうす ikmvoc_4147.wav 名詞 サトウキビ収穫 ぶーずぶい ぶーずたうすぬ ん゚なう なう(サトウキビ収穫用の縄をなう)。 4148 ぶーずなか ikmvoc_4148.wav 名詞 サトウキビ畑の中 ぶーずなかんどぅ はうぬ うたい(サトウキビ畑にヘビがいた)。 4149 ぶーずぬ さに ikmvoc_4149.wav 成句 サトウキビの茎を植えるために切ったもの ぶーずぬ さに とぅい(サトウキビの種取り(サトウキビの茎を植用に25㎝に切ること))。 4150 ぶーずぬ はーがら ikmvoc_4150.wav 成句 サトウキビの枯れた葉 っゔぁー ぶーずぬ はーがらとぅ ぐー(お前はサトウキビの枯れた葉と同じようなものだ[>お前は何の役にも立たない奴だ])。 4151 ぶーずぬすどぅ ikmvoc_4151.wav 名詞 サトウキビ泥棒 4152 ぶーずぶい ikmvoc_4152.wav 名詞 サトウキビ収穫 ぶーずたうす 4153 ぶーずん ikmvoc_4153.wav 名詞 宮古上布 ぶーずんな っゔぁんかいや はいどぅす(宮古上布の着物はあなたには似合う)。 4154 ぶーた ikmvoc_4154.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙アオブダイの一種、大型の高級魚 ぶーたなます(ぶーたのさし身[御嶽の女性たちが芋の葉のあえものを「ぶーたなます」といって食べた])。 4155 ふーたい ikmvoc_4155.wav 名詞 計量するときの本体以外の容器、袋など(の重さ)のこと、サトウキビなら葉や土の部分、体重なら服などの重さ はかりゃー んぶさから ふーたいゆ ひつ(測った重さから容器などの重さを引く)。 ばが んぶっさー ふーたいゆ ひきー 90キロ(私の体重は服などを引いて90キロだ)。 っゔぁどぅが ぶーずぬ ふーたいや いかっさばかーい あた(お前たちのサトウキビの風袋(全体から不要部分として引かれた部分)はどれくらいだった)。 4156 ぶーつ ikmvoc_4156.wav 動詞 k語幹 A すすぐ ぶーふ つんぬ ぶーつ(着物をすすぐ)。 4157 ぶーっゔぁす ikmvoc_4157.wav 動詞 s/h語幹 (木などを)揺さぶる、(言うことを聞かせるため、正気にもどすため人を)揺する きーぬ ないゆ ぶーっゔぁひー うたし(木の実を揺さぶって落とせ)。 あいや あらんてぃー やらびゅー ぶーっゔぁひー むぬいゆ つかす(そうじゃないと子供(のからだ)を揺すって言うことを聞かせる)。 4158 ぶーとぅい ikmvoc_4158.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙五穀豊穣の祈願、ミャークヅツの二日目、ナナムイのおじーたちが旗に神様からの果報を持ってきて、一般の人が旗を触って神様から果報をいただくこと ないかにから ぶーとぅいゆ あす(ナイカニ神(農業の神様)から五穀豊穣の果報を頂く)。 4159 ぶーない ikmvoc_4159.wav 名詞 (否定を伴って)微動(だに~ない) びーない こんくりやーや がばー ないんまい ぶーないや とぅんま ほぅん(コンクリートの家は大地震でもびくともしない)。 4162 ふーふつ ikmvoc_4162.wav 名詞 (人が近づく)気配、(足音などでわかる)帰ってきた気配 からー はずならー にゃーんば かいが ふーふっちゃ っさいん(彼は足音を立てないので彼が帰ってきたかどうかわからない)。 ういが ふーふっちゃ はずならひー っさいどぅす(彼が来るときは足音でわかる)。 4163 ぶーや とぅい ikmvoc_4163.wav 成句 奥の小部屋に閉じこもること ぶーゆとぅい ぱーや ういびとぅ なりー ぶーや とぅい うたい(おばあさんは年取って(病弱になり)奥の小部屋に閉じこもっていた)。 4165 ぶーりゃ ikmvoc_4165.wav 名詞 C 年の近いもの ぶーら ぶーりゃたが うぐなーい(年の近い者同士の集まり)。 4166 ふぁーす ikmvoc_4166.wav 動詞 s/h語幹 A (手で)殴る、(かかとを)ぶつける、(石などを)ぶつける みんたっゔぁう じゃらてぃ ふぁーし(耳の周囲を(平手で)ばしっと叩け)。 まーまう がんまてぃー ふぁーす(げんこつをガッチンとくらわす)。 あどぅぐるー ふぁーす(かかと落としを食らわせる)。 うーつつひー いっそぅ ふぁーし(ハンマーで石を叩け)。 4167 ふぁーす ikmvoc_4167.wav 動詞 s/h語幹 A 穴を埋める、(失敗などの)穴埋めをする っふぁす 4168 ふぁーず ikmvoc_4168.wav 動詞 g語幹 A (他人の悪口を)言って回る ふぁやず ひとぅー ふぁーず(人の悪口をいいふらす)。 4169 ふぁーんふい ななまかい ikmvoc_4169.wav 成句 食べない振りして沢山食べる人 ばー はらいっぱいてぃ あっじー あとぅん っさん ふいやひー いかっさまい ふぁう ひとぅーうどぅ ふぁーんふい なな まかいてぃー あい(私はお腹一杯と言って後でこっそりといくらでも食べる人を「食べない振り七お椀」と言う)。 からー むいとぅぬ ふぁーんふい ななまかい(彼は食べてないふりをして大食らいする)。 4170 ふぁいでぃむぬ ikmvoc_4170.wav 名詞 食べでがあること 4171 ふぁいぱなつ ikmvoc_4171.wav 動詞 食う[「ふぁい」より下品な言い方] 4172 1 ふぁう ikmvoc_4172.wav 動詞 w語幹 A 食べる あしゅー ふぁう(朝ご飯を食べる)。 んなーぎゃー ひーまむぬ ふぁーん(まだ昼飯は食べていない)。 まくがんぬぎゃー ふぁいや みーん(ヤシガニは食べたことがない)。 うっじゅぎゃー ふぁいみーみーだ(ウツボは食べたことあるかい)。 うらー ばが ふぁうぬ むちゃー にゃーん(それは私の食べる分はない[私の取り分はない]、それは私の食べる分としては十分ではない[私が全部食べたい])。 ふぁうがまい(食べ飽きる)。 ふぁうあまらす(食べ残す)。 ふぁうはっじゃつ(食べ損ねる)。 ふぁいでぃむぬ(食いでがある)。 わーや あてぃ ふぁうや ひー みーがまいまい ひーどぅー(豚肉は食べ過ぎて、見飽きもしている)。 4172 2 ふぁう ikmvoc_4172.wav 動詞 w語幹 A 生活する、生きる、食っていく きゅーまい すかまー ひー ふぁーだかー ならん(今日も仕事して生きないとならない)。 あいぬ くー かまらす ゆーゆぎゃー ふぁーん(こんなに苦しくて悲しい世は生きたくない)。 あいや ふぁーいん(そんなふうには生きていけない)。 4172 3 ふぁう ikmvoc_4172.wav 動詞 w語幹 A する、やる なうす ふぁーっでぃどぅ あいぬ くとぅ ほぅー(何のためにそんなことをするのか)。 なうす ふぁーっじゃーにゃーだ あいぬ いたらーん くとぅーぎゃー ほぅん(何のつもりなのかあんなつまらないことはしない)。 4172 4 ふぁう ikmvoc_4172.wav 動詞 w語幹 A (人を)だます かいん ふぁーいーにゃーん(かれにだまされた)。 4172 5 ふぁう ikmvoc_4172.wav 動詞 w語幹 A 浪費する あいてぃがー あいだき ふぁうどぅす(あったらあったで浪費する)。 4172 6 ふぁう ikmvoc_4172.wav 補助動詞 w語幹 (動詞連用形について、完了の強調を表す、失敗等のニュアンスが濃いが、必ずそうとは限らない。)~てしまう[無意志の自動詞には使えないか不自然、その場合は「ふぁーいーにゃーん」を使う] やーゆ っゔぃ ふぁいにゃーん(家を売ってしまった)。 ったつきゃー なきー ふぁいにゃーん(叩いたら泣いてしまった)。 やーや っちゅりー ふぁーいにゃーん(家は壊れてしまった)。 やーゆ っちゅらひー ふぁいにゃーん(家を壊してしまった)。 からー ぬどぅー ふっでぃー すにー ふぁーいにゃーん(彼は首をくくって死んでしまった)。 5715 ふぁうがしー ikmvoc_5715.wav 成句 (家の修理の時などに)本当に手伝うのではなく、食事に参加し手伝っているのだとすること(あるいは言うこと) 4173 ふぁうふー ikmvoc_4173.wav 名詞 食事中や、宴会などに出会って食事をもらうこと、食べ福、食事運 4174 ふぁうふつ ikmvoc_4174.wav 名詞 食べる口(食うに困らないこと)、仕事 ふぁいふつ きゅーまい ふぁうふっちゃ にゃーん(今日も仕事はない)。 にんぎんぬ っふぁー ふぁうふっちゃ ありどぅ んまりーふー(人間の子供は食うことに困らないように生まれてくる[>人間は助けあって生きていく])。 4175 ふぁうむぬ ikmvoc_4175.wav 名詞 食べ物 きゅーまい ふぁうむぬー にゃーん(今日も食べ物がない)。 4176 ふぁや ikmvoc_4176.wav 名詞 C (接尾辞的に)~を食うひとやもの、~を消費するひとやもの くぬ くるまー やぐみ あっゔぁふぁや(この車は燃費が悪い)。 びきどぅん ふぁや(男を駄目にする女)。 ひとふぁや(詐欺師)。 でぃんふぁや(お金を浪費する人、(維持や所有に)お金がかかるもの)。 やー ふぁや(家を食潰す人)。 4177 ふぁやず ikmvoc_4177.wav 動詞 g語幹 A (他人の悪口を)言って回る ふぁーず ふやず 4178 ふい ikmvoc_4178.wav 動詞 r/rr語幹 C 振る んばてぃー かなまいゆ ふりーにゃーん(いやだと首を振った)。 はたう ふり(旗を振れ)。 てぃーゆ ふい(手を振る)。 4179 ふい ikmvoc_4179.wav 接尾辞 動詞の基本形について、その動作をするふりをする、~ふり にゅうふい(眠っているふり)。 なつふい(うそなき)。 うむくとぅ あい ふい(頭の良さそうなふり)。 でぃん あいぎ ふい(お金がありそうなふり)。 かりゅーぎゃー っさん ふい あっそぅ(彼のことは知らないふりをしなさい)。 うむっしふぁにゃーん はなす あたいそぅが ばー ばらうふい ほぅーたい(面白くない話だったが私は笑うふりをした)。 ばー すかまんかい いつふい あすたいそぅが いかっだん(私は仕事に行くようなふりをしたが行かなかった)。 4180 1 ふぃー ikmvoc_4180.wav 動詞 母音語幹 A (動植物に餌、水などを)与える;(話者が聞き手や第三者にものを)やる、あげる;(聞き手や第三者が話し手およびその身内にものを)くれる がうらんかい みずまい ふぃー っふぁいまい ふぃー(ニガウリに水もまき、肥料も入れる)。 ひんじゃん っさう ふぃー(山羊に草をやる)。 うるーぎゃー っゔぁん ふぃーでぃ(これをお前にやろう)。 うるーぎゃー ばぬんかい ふぃーさまてぃ(これを私に下さい)。 かいがどぅ ばぬん でぃんぬ ふぃーたい(彼が私にお金をくれた)。 そぅるいどぅ かぎさ やいば むぬーぎゃー ひとぅみ ふぃーる(みんなで集まる方が楽しいから食事は一緒に食べるようにさせてくれ)。  4180 2 ふぃー ikmvoc_4180.wav 動詞 母音語幹 A (父親などが聞き手や第三者に娘を)嫁にやる、(父親などが話し手およびその身内に娘を)嫁にくれる ばが みどぅんっゔぁうぎゃー っゔぁがまんかいや ふぃーじゃーん(私の娘はお前なんかにはやらない)。 っゔぁが っふぁう ばぬん ふぃーる(あなたの娘を私にくれ)。 4180 3 ふぃー ikmvoc_4180.wav 補助動詞 母音語幹 A (動詞連用形について、話者が聞き手や第三者に)~てやる、~てあげる;(動詞連用形について、聞き手が、第三者や話し手およびその身内に)~てくれる ぶじゃー ばぬん でぃんぬ かしーふぃーたい(おじさんは私にお金をかしてくれた)。 やらびん っぞぅぬ ほぅにゃー とぅい ふぃー(子供に魚の骨を取ってあげる)。 4181 1 ぶい1 ikmvoc_4181.wav 動詞 母音語幹 C (犬などが)吠える いんぬ ぶいーゆー(犬が吠えている)。 4181 2 ぶい1 ikmvoc_4181.wav 動詞 母音語幹 C 口うるさく言う まーぬ ぶいな(あんまり文句を言うな)。 4182 1 ぶい2 ikmvoc_4182.wav 動詞 r/rr語幹 C (木の枝などをわざと)折る;(事故などで足などを)折ってしまう;(釘や針金を)折り曲げる;(立っている木や植物をなたなどで)切り倒す、またそのようにして(サトウキビなどを)収穫する ぶり(母音語幹) まつぎーぬ ゆだう ぶいてぃがー だみ(松の木の枝を折ったらだめだ)。 はずぬ ほぅにゅー ぶりーにゃーん(足の骨を折ってしまった)。 かにふっじゅ ぶい(釘を曲げる)。 ぶーっじゅ ゆつひー ぶい(サトウキビを手斧で切り倒す)。 4182 2 ぶい2 ikmvoc_4182.wav 動詞 r/rr語幹 C (骨が)折れる、(紙が)折れる、(釘や針金が)折り曲がる、(腰が)曲がる ぶり(母音語幹) はずぬ ほぅにぬ ぶりーにゃーん(足の骨が折れた)。 かでぃふつん ぶーっじゃ ぶりーにゃーん(台風でサトウキビが折れた)。 くーぶり ういびとぅ(腰の曲がった年寄り)。 4182 3 ぶい2 ikmvoc_4182.wav 動詞 r/rr語幹 C (着物などを)折りたたむ、(紙を)折る ぶり(母音語幹) つんぬ きつぎんてぃ ぶい(着物をきれいに折りたたむ)。 かびーゆ ぶりー つるー ちゅふー(紙を折ってつるを作る)。 4183 1 ぶい3 ikmvoc_4183.wav 動詞 母音語幹 C (神から)もらう、奉(うけたまわ)る、頂く(敬語形)、(給金などを)もらう、(命を)助けられる ぶい(r/rr語幹) きゅーや あみゃー ぶいー ぶーずまい ういなうい あすどぅす(今日は(めぐみの)雨を得て、サトウキビもまたちゃんとそだつだろう)。 ばー すかまんきー でぃんぬ ぶいくーでぃ(私は仕事に行って、お金をかせいで来よう)。 かんがなすから くがにゅー ぶいたい(神様から子供をさずかった)。 かいが うぶき んぬっちゅ ぶいたい(彼のおかげで命を救われた)。 4183 2 ぶい3 ikmvoc_4183.wav 動詞 r/rr語幹 C (神から)もらう、奉(うけたまわ)る、頂く(敬語形) 4184 ぶい4 ikmvoc_4184.wav 名詞 C 着物の幾何学模様 4185 ぶいたが ぶいた ikmvoc_4185.wav 副詞 ぶつぶつと(文句をいう) うぬ さきぬみゃー びゅーいどぅ ぶいたがぶいたてぃー ぶいたみきゅーい(その酒飲みは酔っぱらって、ぶつくさ文句を言っていた)。 4186 ぶいたみつ ikmvoc_4186.wav 動詞 k語幹 ぶつぶつ文句をいう ぶいたみふ ぶいみつ、たいみつ、だいみつ 5814 ぶいたみふ ikmvoc_5814.wav 動詞 k語幹 ぶつぶつ文句をいう ぶいたみつ ぶいみつ、たいみつ、だいみつ 4187 ぶいない ikmvoc_4187.wav 副詞 微動だに(にしない) ぶーない ほぅいっさ ぶいないや とぅんまほぅん(この大石は微動だにしない)。 4188 ぶいみきゃ ikmvoc_4188.wav 名詞 口うるさい人、文句を言う人 ふがます ぶいみきゃー いつまい ぶいみきーどぅ(口うるさい人は いつもブツブツと文句を言う)。 4189 ぶいみつ ikmvoc_4189.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う ぶいみふ ぶいたみつ、たいみつ、だいみつ かまぬ っざー ぶいみつんまり(あそこのお父さんはブツブツ文句を言う奴だ)。 かいが みどぅんな ぶとぅぬ なうゆ あすんまい いつまい ぶいみきーどぅー(彼の奥さんは旦那がなにをしてもいつも文句を言っている)。 やらびあいきゃー ばー いつまい っざから ぶいみかい うたい(こどものころ私はいつも父親から小言を言われていた)。 5815 ぶいみふ ikmvoc_5815.wav 動詞 k語幹 口うるさく言う、文句を言う、小言を言う ぶいみつ ぶいたみつ、たいみつ、だいみつ 4190 ぶいむぬ ikmvoc_4190.wav 名詞 奉り物、祭事、祝いからの頂き物、お祝いで頂くご馳走、神様に供えたものを下げた飲食物、おさがり やらびゃー ゆーいぬ ぶいむぬー とぅいが いつ(子供はお祝いのご馳走を取りに行く)。 4191 ふか ikmvoc_4191.wav 形容詞 B (水深が)深い ふか あうそぅ(深い海)。 ふか いん(深い海)。 くまなぎゃー ふかかいば はっじゃ いんぬ そぅくんかいや つかん(ここら辺は深いので、足が海の底につかない)。 うまー ふかかいば まさぐん うーぎ (ここは深いのでちゃんと泳げ)。 4193 ぷか ikmvoc_4193.wav 形容詞 B (ものや地面が)固い、(体が)固い ふか ぷかぐーゆ ばい(固い岩を割る)。 くぬ かーっさ ぷかかいば かまいん(この菓子は硬くて噛めない)。 ゆながい ひむーひー ずーや ぷかかいば かでぃらいん(長い間干ばつで地面が固いので耕せない)。 ういびとぅん なりー ばかかいんつきゃー どぅーや ぷかふ なりーどぅー(年を取って若い時より体がかたくなっている)。 4194 1 ふがい ikmvoc_4194.wav 動詞 r/rr語幹 C 不平、不満を言う ふがいり まーぬ ふがいな(そんなに不平を言うな)。 からー いつまい たるんかいまい ふがいりゅー(彼はいつも誰に対しても不満を言っている)。 4194 2 ふがい ikmvoc_4194.wav 形容詞 C 愚痴っぽい やぐみ ふがいびとぅ(とても文句を言う人)。 4195 1 ぶがい ikmvoc_4195.wav 動詞 r/rr語幹 C 疲れる きゅーや あみゃー っふぃー どぅーや ぶがっりゅー(今日は雨が降って体がだるい)。 4195 2 ぶがい ikmvoc_4195.wav 名詞 A 疲れ ぶーずぶいぶがい(サトウキビの収穫疲れ)。 4196 ぷかい ikmvoc_4196.wav 動詞 r/rr語幹 C 固くなる ほぅかい っしかいば てぃーまい ぷかりーどぅーい(寒いので手もかじかんでいる)。 4197 ふかいぬみー ikmvoc_4197.wav 名詞 (取れないぐらい)深いところ、(探せないほど)奥まったところ たくー ふかいぬみーんどぅ うるーば とぅらいん((その)タコは奥深いところにいるので取れない)。 でぃんな むいとぅ ふかいぬ みーん ばちゃみー あたいそぅがどぅ ぬそぅまいーにゃーん(金はとても奥まったところに隠してあったが、盗まれてしまった)。 4198 ふがいり ikmvoc_4198.wav 動詞 r/rr語幹 不平、不満を言う ふがい ふがますんまりゃ- きゅーまい ふがいりーどぅ(うるさい奴は今日も口うるさくブツブツものを言っている)。 4199 ふがいり ikmvoc_4199.wav 動詞 r/rr語幹 (ものが)消えてなくなる、(家庭が)一家離散する ふがい かまぬ やーや ふがっりー はりーにゃーん(向こうの家は一家離散してしまった)。 4200 ふかす ikmvoc_4200.wav 動詞 s/h語幹 A (大、小便を)漏らす すばいゆ ふかす(小便を漏らす)。 っそぅー ふかす(大便を漏らす)。 4201 ぶがなす ikmvoc_4201.wav 動詞 s/h語幹 〘歌語〙 〘歌語〙分相応な振る舞いをする ぶがなしば ぶがどぅ ない(その地位になればその地位にふさわしくなる[古謡「豆の花」から])。 4202 ふがましゃ ikmvoc_4202.wav 名詞 口うるさい人 かぬ ういびとぅー やぐみ ふがましゃ(あの老人はとても口うるさい人だ)。 4203 1 ふがます ikmvoc_4203.wav 形容詞 口うるさい、よく文句を言う ふがます ういびとぅ(口うるさい老人)。 ういびとぅん ないてぃがー たるまい ふがますふ ない(老人になるとだれもが口うるさくなる)。 4203 2 ふがます ikmvoc_4203.wav 形容詞 (子供が)だだをこねる、(動詞基本形について)~するさいに文句を言う やらびゃー んまんかい っそぅいやひー ふがますふ ない(その子は母親についていこうとしてぐずる)。 にゅーふがます やらび(寝るときにぐずる子供)。 うらー いつまい ふぁうふがます やいば ういんな むぬーぎゃー ふぃーだうり(あいつはいつも食べるものに文句を言うのであいつに食べ物をやるな)。 4203 3 ふがます ikmvoc_4203.wav 名詞 文句を言うこと、またはそのような人、だだをこねること、またはそのような人 まーぬ ふがます あすな(あんまり口うるさく言うな)。 4204 ふかみー ikmvoc_4204.wav 名詞 奥目 ふかみー みどぅん(奥目の女性)。 4205 ふからす ikmvoc_4205.wav 形容詞 嬉しい、楽しい、幸せだ ほぅからす にんぎんな っじすんつきゃー ふぃーばどぅ ふからすかい(人間は貰うよりも与える方が嬉しい)。 ばー っゔぁん いじゃうてぃがー いつまい ふからす(私はあなたに出会ったらいつも嬉しい)。 ふからっさー なだとぅ ひとぅみ(嬉しさは涙とともに(ある))。 4206 ふからっさむい ikmvoc_4206.wav 形容詞 嬉しがりな、嬉しがりだ ふからっさむい ひとぅー いつまい ばらい ばらいてぃー あす(嬉しがりの人はいつもニコニコしている)。 4207 ぶがり ikmvoc_4207.wav 形容詞 C 気だるい きゅーや あみゃー っふぃー ぶがりかいば ならん(今日は雨が降って気だるくてしかたがない)。 4208 1 ふき ikmvoc_4208.wav 動詞 母音語幹 A 口をすぼめて息を出す、(笛を、ほらを)吹く、(煙草を)吸う ふつ あつむぬーぎゃー ふーふーてぃ ふきー ふぁい(熱い食べ物はふーふーと吹いて食べろ)。 からー いつまい ぶらう ふきーまーい(彼はいつもほらを吹いて回ってる)。 すばびーゆ ふきる(口笛を吹け)。 4208 2 ふき ikmvoc_4208.wav 動詞 母音語幹 A (風が)吹く ふつ かでぃぬ ふき(風が吹く)。 4208 3 ふき ikmvoc_4208.wav 動詞 母音語幹 A (中から液体、気体が)吹きだす ふつ ほーっさ ぱずきー みっじゃ ふきーにゃーん(ホースが破裂して水が吹きだした)。 すばいぬどぅ ふきぎかい(小便が漏れそうだ)。 ぴーぬどぅ ふきぎかい(おならが漏れそうだ)。 4208 4 ふき ikmvoc_4208.wav 動詞 母音語幹 A (水が)沸騰する、(鍋、やかんなどが)噴(ふ)く ふつ みっじゃ ふきー どぅーい(水は沸騰している)。 なびぬ んっつーや ふきーどぅー(鍋のおつゆが沸騰している)。 4208 5 ふき ikmvoc_4208.wav 動詞 母音語幹 A (息、命が)途絶える ふつ んぬつぬ ふきーきゃ(命が途絶えるまで)。 4209 ふき ikmvoc_4209.wav 動詞 母音語幹 A (家と家の間などを)通り抜ける ふつ うまぬ やーばっさ ふきらいん(ここの家と家との間は通り抜けられない)。 4210 1 ぷき ikmvoc_4210.wav 名詞 B 細かいゴミ、ほこり ほぅき うまぬ ぷきゅー はうつひー はうき(ここの細かいゴミを箒で掃け)。 てれびぬ はなぬ ぷきゅー ういひー はらい(テレビの上の細かいゴミをこれで取り除け)。 4210 2 ぷき ikmvoc_4210.wav 名詞 B フケ ほぅき 4212 ふきゃかす ikmvoc_4212.wav 動詞 s/h語幹 疾走する;(皿などを)投げて割る ふきゃかひー まいぬ ひとぅー んぎ(疾走して前の人を追い越せ)。 4213 ふきゃぎ ikmvoc_4213.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙十五夜に食べる米の団子(小豆と一緒に煮る)。[平良と西原ではふきゃぎのつくりかたがちがう。平良ではもち米の粉で団子をたいて、そのだんごに塩味のするあずきをつける。西原では団子と小豆を一緒にたく] ふきゃぎゃー ぷかかいば んぶひー ふぁーでぃ(この米の団子は固いので蒸して食べよう)。 まみそぅい ふきゃぎ(小豆が表にのった団子)。 5669 ふきゃつ ikmvoc_5669.wav 動詞 k語幹 C 突進する ふきゃふ 5862 ふきゃふ ikmvoc_5862.wav 動詞 k語幹 C 突進する ふきゃつ 4214 ふく ikmvoc_4214.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙(食用としての動物の)肺臓 わーぬ ふくー んまかいむぬ あらん(ブタの肺はうまいものではない)。 4215 ふくい ikmvoc_4215.wav 動詞 r/rr語幹 A 腫(は)れる、膨(ふく)れる やらびゃー ひとぅいがーまーす くんぎー かたむすまい ふくりーうたい(子供を一日中おんぶして肩もはれていた)。 たうしんばいや ひどぅ みはなー ふくりゅー(おたふく風邪で顔が腫れている)。 4216 ふぐい ikmvoc_4216.wav 名詞 C 陰嚢(ふぐり)、蟹・ヤドカリ等のお腹の卵 あらがんぬ ふぐいゆ あらう(オカガニが産卵する)。 4218 ふぐん ikmvoc_4218.wav 動詞 m語幹 A くぼむ、へこむ かまぬ んっちゃ ふぐみゅーば まさがん うんてんあっそぅ(あそこの道はくぼんでるから注意して運転しろ)。 くるまぬ ばんぱーや ふぐみーどぅー(車のバンパーがへこんでいる)。 4219 ふぐん ikmvoc_4219.wav 名詞 A くぼみ、溝 ふぐみ うまぬ ふぐんぬ またぎー くいる(ここの溝をまたいで越えろ)。 ふぐんー はっじゃ とぅらいーにゃーん(くぼみに足をとられた)。 はいぬ ばだぬ ふぐんぬぎゃー まさぐん あいき(畑の溝の窪みはちゃんと歩け)。 4220 1 ふさ ikmvoc_4220.wav 名詞 B 数量、量 くるまんかいや はいー ふさどぅ はいー(車には入るだけしか入らない)。 かいが ふさ ばぬんまい ふぃーさまてぃ(彼と同じ量を私にも下さい)。 4220 2 ふさ ikmvoc_4220.wav 助数詞 (数詞を伴って)~倍 ふたふさ(2倍)。 からー むぬーぎゃー ばが ふたふさ ふぁうどぅす(彼は食べ物を私の2倍食べる)。 からー ばぬんつきゃー いふふさまい はーふだー(彼はわたしより何倍も速い)。 4221 ふさ ikmvoc_4221.wav 名詞 B 草 っさ ぬーまぬ っさかいや やらびんみぬ すかま(馬の草刈りは子供達の仕事)。 んつふさうぎゃー ふぁーだ はやまり あいき(道草を食ってないで早く歩け)。 4222 ふさ ikmvoc_4222.wav 名詞 C 噂、噂話 っさ あいや ひとぅぬ っさうぎゃー ほぅん(そんなに人の噂話はしない)。 4223 ふさ ikmvoc_4223.wav 形容詞 B 臭い うぬ っぞぅー っさりー ふさかいば ならん(その魚は腐っていてくさくてしかたがない)。 ふさ びー(臭い屁)。 ふさ いつ(臭い息)。 4224 ふさい ikmvoc_4224.wav 動詞 r/rr語幹 C 腐る、腐った っさい ふさり ふさい むぬーぎゃー ふぁーん(腐ったものは食べない)。 っぞぅー ふさりや うらん(魚は腐っていない)。 ふさい んー(腐った芋)。 4226 1 ふさがい ikmvoc_4226.wav 動詞 r/rr語幹 (道を)ふさぐ、(穴を)埋める ふさず、ふさがい(母音語幹) うまー んーなが あいつ んつ やいば うまうぎゃー ふさがいな(そこはみんなの通り道だからそこをふさぐな)。 うまぬ あなうぎゃー ふさがい(ここの穴を塞ぐ)。 4226 2 ふさがい ikmvoc_4226.wav 動詞 r/rr語幹 (障害物で道が)ふさがる、通れなくなる;(穴が)埋まる うまぬ んっちゃ みっじゃ たまりー ふさがりゅーば かまう あいき(この道は水が溜まって通れなくなっているからあっちを歩け)。 かまぬ あなー んなまー ふさがりーどぅー(あそこの穴はもう埋まっている)。 4226 3 ふさがい ikmvoc_4226.wav 動詞 母音語幹 (道を)ふさぐ、(穴を)埋める ふさず、ふさがい 4226 4 ふさがい ikmvoc_4226.wav 名詞 (通り道を)ふさいでいるもの、また、通り道をふさぐこと;(表情が)暗いこと うまぬ ふさがいゆ とぅいすてぃる(そこの(通り道を)ふさいでるものをどかせ)。 うまん たちー あいや ふさがいや ほぅん(そこに立って道をふさぐな)。 うむてぃ ふさがい(顔の表情が暗い人)。 4227 ふさき ikmvoc_4227.wav 名詞 C これだけ くさき 4228 ふさず ikmvoc_4228.wav 動詞 g語幹 A (道を)ふさぐ、(穴を)埋める ふさがい(母音語幹、子音語幹) 4229 ふさに ikmvoc_4229.wav 名詞 A (小さい芋などが付いた、主根になりかけている)根 っさに いみすず んーがまうどぅ ふさに んーがまてぃー あい(小さい芋を「ふさに んーがま」という)。 4230 ふさり ikmvoc_4230.wav 動詞 母音語幹 C 腐る っさい、っさり まいや ふさりーどぅー(米は腐っている)。 ふさりまい(腐った米)。 4232 ふしびゃ ikmvoc_4232.wav 名詞 C 言うことを聞かない暴ん坊、管理が難しい人や馬 ぎずぎゃうな ふしびゃ ぬーま(言うことをきかない暴れ馬(皮肉で人間にも使う))。 ふしびゃ んまり(人の言うことを聞かない奴)。 ふしびゃ やらび(腕白坊主)。 4233 ぶじゃ ikmvoc_4233.wav 名詞 C おじさん(父方、母方、父親、母親より上か下かは問わない)親族でなくとも近所の中年以上の男性を指すこともできる。名称、呼称ともに使える かいがどぅ はーぶじゃ(彼が足の速いおじさんだ)。 4234 ぶじゃがま ikmvoc_4234.wav 名詞 おじさんの中で一番年齢が若い人 4235 ぶじゅぶじゅ ikmvoc_4235.wav オノマトペ ニョロニョロ 4237 ぶじゅみふ ikmvoc_4237.wav 動詞 k語幹 (ヘビなどの動作が)ニョロニョロする;(虫などが集まって)動く ぶじゅみつ はうぬどぅ ぶーずぬ はーがらぬ すたから ぶじゅぶじゅてぃー ぶじゅみきー いでぃっちゅー(ヘビがサトウキビの葉っぱの下からニョロニョロと這い出てきた)。 むいとぅ はーさぬ むすぬどぅ きーぬ すたん ぶじゅみきゅーたい(とてもたくさんの虫が木の下にうじゃうじゃうごめいていた)。 4238 ふす ikmvoc_4238.wav 名詞 C 癖、性癖 ふし やな ふす(悪い癖)。 っゔぁが やなふしゅーぎゃー なうし(お前の悪い癖を直せ)。 4239 ふす ikmvoc_4239.wav 名詞 B (竹や木などの)節(ふし) たきぬ ふす(竹の節)。 きーぬ ふす(木の節)。 ふすあな(節穴)。 4240 ふす ikmvoc_4240.wav 名詞 B 櫛(くし) ふすひー あかう きっず(櫛で髪をすく)。 4241 ふず ikmvoc_4241.wav 名詞 B くじびき、またくじびきに用いる紙片など ふっじゅ ひつ(くじを引く)。 ふっずぬ あたい(くじがあたる)。 はーにゃー ふずん あたりー うーんまん ないたい(一番上のお姉さんはくじにあたって、ウーンマになった)。 4242 ふず ikmvoc_4242.wav 名詞 B (手、足、体の)首、襟足 てぃーふず(手首)。 はずふず(足首)。 ぬどぅふず(首)。 やらびゃー ふっじゃ むちーどぅーい((この)子供は首が座っている)。 4243 ふず ikmvoc_4243.wav 名詞 B 釘 かにふず(鉄の釘)。 きーふず(木の釘)。 ふっじゅ うつ(釘をうつ)。 ふっじゅ んず(釘を抜く)。 くぬ ふっじゃ まがりーどぅー(この釘は曲がっている)。 4244 ぶす ikmvoc_4244.wav 名詞 A 偉人[<武士] みどんぶす(女傑)。 ぬーからどぅ ぶっさ いでぃー(在野から偉人は生まれる)。 4247 ふずー ikmvoc_4247.wav 形容詞 C 身支度が遅い みどぅんな ふずーかいば ならん(女性は身支度が遅くてならない)。 4248 ふずー ikmvoc_4248.wav 形容詞 C もたもたすること、準備に時間がかかること みどぅんみゃー ふずーかいば まちゃいん(女性たちは準備に時間がかかって待ってられない)。 ふずー みどぅん(準備に時間のかかる女)。 4249 ふすい ikmvoc_4249.wav 名詞 C 薬 っそぅい ふすいゆ ぬん(薬を服用する)。 ほぅがさんかい ふすいゆ まみー(おできに薬を塗る)。 4250 ふずくぱ ikmvoc_4250.wav 名詞 くじ運の悪い人 4251 ふずつ ikmvoc_4251.wav 名詞 A (家の周りの)敷石、家の縁石 ふずついす 4252 ふずついす ikmvoc_4252.wav 名詞 (家の周りの)敷石、家の縁石 ふずつ 4253 ふすぶす ikmvoc_4253.wav 名詞 (関節などの)節々 ふすぶす やんかいば いちゃかいば あいかいん(節々が痛むから痛くて歩けない)。 4254 ふずやぱ ikmvoc_4254.wav 名詞 くじ運の良い人 からー ふずやぱびとぅ やいば たからふっじゅぎゃー かいん かーし(あいつはくじ運の良い人だから宝クジはあいつに買わせろ)。 4255 ふずんみ ikmvoc_4255.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原の後方にある丘 4256 ふそぅ ikmvoc_4256.wav 名詞 B 糞 っそぅ ふそぅー まい(大便をする)。 えっげー ふそぅー ん゚みーにゃーん(しまった、糞をふんでしまった)。 ふそぅんな はいぬどぅ むいとぅ たかりゅー(糞にはハエが集っている)。 ふそぅだすからんんまり(どうしようもない奴)。 4257 ふそぅい ikmvoc_4257.wav 名詞 C 薬 っそぅい 4258 ふそぅすばい ikmvoc_4258.wav 名詞 糞尿 つんだらさ ういびとぅなりどぅ ふそぅすばいや むちゃいーゆー(可哀想に年取って下の世話をしてもらっている)。 4259 ふそぅだすからん ikmvoc_4259.wav 成句 仕事をしない、(障がいなどがあって)仕事ができない すかまーひらいん ふそぅだすからん んまり(仕事のできない能のない奴)。 4260 ふそぅみず ikmvoc_4260.wav 名詞 海水 ふすみず、ほぅすみず ふそぅみっじゅ ん゚ん(海水を汲む)。 うーふぁっじゃいきー ふそぅみっじゃ はーさ ぬみーにゃーん(溺れそうになって海水をたくさん飲んでしまった)。 4261 1 ぶた ikmvoc_4261.wav 形容詞 A (見かけより中身が)多い ういがどぅ ぶたかいはず やいば うるー とぅい(こちらが中身が多そうだからこっちを取れ)。 くぬ はくぬどぅ ぶたかい (この箱の方が中身が多いよ)。 かまぬ っぞぅぬどぅ ぶたかいどー(あっちの魚の方が中身が多いよ)。 4261 2 ぶた ikmvoc_4261.wav 接尾辞 (見かけより内容物が)多い、(嬉しさなどが)満ち溢れている いそぅぶた(とても幸運な人)。 ばー ほぅからすかいば みはなぶたむぬどぅ あたい(私は嬉しくて満面の笑みだった)。 うだまぶた(神様からのたくさんの果報)。 うぬ っぞぅー みーぶたむぬ(その魚は見かけより中身が多い)。 からー やぐみ いずぶた(あの人はとても元気がいい)。 4262 ふだー ikmvoc_4262.wav 接尾辞 形容詞の語幹について、「~んだよ」「~だな」という強調の意味を表す語尾 いみふだー(小さいんだ)。 ほぅいふだー(大きいんだ)。 きつぎふだー(きれいなんだ)。 んずぎふだー(見にくいんだ)。 いからふだー(少ないんだ)。 ひーちゃふだー(少ないんだ)。 4263 ふたーい ikmvoc_4263.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙二人 4264 ふたーつ ikmvoc_4264.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙二つ 4265 ふたい ikmvoc_4265.wav 名詞 B 額(ひたい)、おでこ うむくとぅ あいぎ ふたい(頭の良さそうな額)。 なが ふたい(突き出たおでこ(をした人))。 4266 ぶだい ikmvoc_4266.wav 名詞 B 舞台 ぶだいんかい ぬーり(舞台にあがれ)。 ぶだいから うりる(舞台から降りろ)。 4267 ふたか ikmvoc_4267.wav 名詞 A 双子 ふたかー むいとぅ んーしーどぅ((この)双子はとっても似ている)。 4268 ふたかいまてぃや ikmvoc_4268.wav 成句 (否定をとって)二度とは~ない ばー ふたかいまてぃや あいぬ くとぅーぎゃー ほぅじゃーん(私は二度とそんなことはしません)。 4269 ふたきな ikmvoc_4269.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙(動詞連用形(+や)、動詞基本形+きゃー(時)について)「~やいなや」、「~と同時に」の意味を表す接続助詞 あいきゃー ふたきな(言うやいなや)。 からー ぬーまじゃき やいば ぬんきゃー ふたきな ぎっじゃ ひらいん(あいつは酒癖が悪いので飲んだらすぐに手が付けられなくなる)。 やーゆ いでぃや ふたきな あみぬ っふぃったい(家を出たらすぐに雨が降ってきた)。 4270 ふたっとぅい ikmvoc_4270.wav 動詞 r/rr語幹 ぼんやりする、迷う、ためらう ふたっとり ふたっとりー たちゃだうり(ぼんやり立っているな)。 やらびゃー さんすーぬ もんだいや っさいんば ふたっとぅりーうたい(その子供は算数の問題が分からないので困っていた)。 っゔぁ なうゆどぅ ふたっとぅりゅー(お前は何を迷っているんだ)。 ふたっとぅらだ すぐ きみる(迷わないですぐ決めろ)。 4271 ふたっとぅらす ikmvoc_4271.wav 動詞 s/h語幹 立ち往生させる、戸惑わす むずかす しつもんな ひー やらびゅーぎゃー ふたっとぅらすな(難しい質問をして子供を困らせるな)。 4272 1 ふたっとぅり ikmvoc_4272.wav 動詞 母音語幹 ぼんやりする、戸惑う ふたっとぅい ふたっとぅりだ すぐ きみる(迷わないですぐ決めろ)。 ばー なうばい ほぅでぃがてぃー ふたっとぅりーうい(私はどうしようか戸惑っている)。 すかまー なまりー なうや あすかたー にゃーだ いつまい ふたっとぅりー うい(仕事をやめて、なにもすることがなくていつもぼんやりしている)。 4272 2 ふたっとぅり ikmvoc_4272.wav 名詞 立ち往生すること、困惑すること、ぼんやりすること、また、その人 おい ふたっとぅり とぅりばりんまり(おい、(この)ぼんやりの、うすらとんかち)。 4273 ふたっとら ikmvoc_4273.wav 名詞 ぼんやりした人 4275 ふたてぃあとぅ ikmvoc_4275.wav 名詞 一年後、来年[池間は数えで年を数えるので、今年が1年となるため、来年は文字通りには「2年後」となる] やーに 4274 ふたてぃない ikmvoc_4274.wav 名詞 一年前、去年[池間は数えで年を数えるので、今年が1年となるため、昨年は文字通りには「2年前」となる] くじゅ ふたてぃないや あみぬどぅ むいとぅ うんそぅく あたい(去年は雨がとても多かった)。 ふたてぃないぬ まうきゃー ひゃくまんえんどぅ あたい(去年のもうけは100万円だった)。 4276 ぶだひつまーい ikmvoc_4276.wav 名詞 (急激に東寄りの風が北向きの強風になること 4277 ふだみ ikmvoc_4277.wav 名詞 A 草鞋(わらじ) っしん゚んかいや ふだみゅー ん゚みー いつ(リーフでの潮干狩りには草履を履いて行く)。 4278 ふたんてぃや ikmvoc_4278.wav 成句 (否定をとって)二度とは~ない ふたかいまてぃや かまぬ まっちゃんかいや ふたんてぃや いかん(あそこの商店には二度と行かない)。 4279 ふちゃ ikmvoc_4279.wav 名詞 C お喋りの人、口数の多い人 かりゃー むいとぅぬ ふちゃ(あいつはとてもおしゃべりだ)。 からー ふちゃ やいば むぬいゆぎゃー つっちゃん(彼はお喋りなので話をやめない)。 4280 ぶちゃうな ikmvoc_4280.wav 形容詞 (子供が、体の)成長が遅い、年齢相応に成長していない ぶちゅーな、ぶちゅーい 4281 ふちゃんた ikmvoc_4281.wav 名詞 粘土 4282 ぶちゅーい ikmvoc_4282.wav 形容詞 (子供が、体の)成長が遅い、年齢相応に成長していない ぶちゃうな、ぶちゅーな 4283 ぶちゅーな ikmvoc_4283.wav 形容詞 成長が遅い、年齢相応に成長していない ぶちゅーい、ぶちゃうな ぶちゅーな やらび(年齢相応に成長していない子供)。 4284 ぶちゅーながま ikmvoc_4284.wav 名詞 成長が遅い、年齢相応に成長していない子供 4285 ふつ ikmvoc_4285.wav 動詞 k語幹 C (風が)吹く ふふ ふき きゅーや かでぃがまぬ ふきー すだすむぬ(今日はすこし風があって涼しい)。 かじゃー きーぬ あーぎんどぅ ふつ(風は木の上に吹く[>一番責任のあるものには風当たりが強いという意味])。 かいすかでぃぬ ふつ(台風の返し風が吹く)。 4286 ふつ ikmvoc_4286.wav 動詞 k語幹 A (家を)建てる ふふ やーゆ ふつ(家を建てる)。 4287 ふつ ikmvoc_4287.wav 動詞 k語幹 A (ものの表面を)拭く、拭いて(汚れなどを)取る ふふ だいゆ ふつ(台を拭く)。 てれびぬ はなぬ ぷきゅー ういひー ふき(テレビの上のほこりをこれで拭け)。 さずひー みはなう ふき(タオルで顔を拭け)。 4288 ふつ ikmvoc_4288.wav 動詞 k語幹 A 通り抜ける ふふ ふき ひとぅぬ やーや ふきー んつんかい いでぃー(人の家屋敷を通り抜けて道に出る)。 うまぬ やーばっさ ふかいん(ここの家と家との間は通り抜けられない)。 4289 ふつ ikmvoc_4289.wav 名詞 B 仕事口 うつ[母音間] ふっちゃ にゃーん(仕事はない)。 きゅーや すかまふつ とぅみが(今日は仕事口探しに)。 ばー すかまー にゃーんば ふぁうふつ とぅみが(私は仕事がないので、仕事口を探しに(行く))。 4290 ふつ ikmvoc_4290.wav 名詞 B 頃、時間;(少しの)間、すき ばー ゆびゃー みどぅんぬ やーんかい ふー ふっちゅぎゃー っさっだん(私は昨晩の妻の帰宅時間は知らなかった)。 やらびぬ にっゔゅー ふつん つんぬ あらーでぃ(子供が寝ている間に洗濯しよう)。 4291 ふつ ikmvoc_4291.wav 名詞 B (包丁や鎌などの)刃 かたなぬ ふつ(包丁の刃)。 っざらぬ ふっちゅ とぅず(鎌の刃を研ぐ)。 4292 ふつ ikmvoc_4292.wav 名詞 B サンゴ礁などの終わりのところ、縁(ふち) っしぬ うてぃふつ(礁の外側のへり)。 4293 ふつ あす ikmvoc_4293.wav 成句 不規則 (ある方向を)向く くまんかい ふっちゅ あっそぅ(こちらを向け)。 かまぬやーや はいんかいどぅ ふっちゃ ひーゆー(向うの家は南に向いている)。 4294 ふつ くぱら ikmvoc_4294.wav 成句 口下手 4295 1 ふつ1 ikmvoc_4295.wav 名詞 B 口、口中 うつ[母音間] ひとぅふつ(一口)。 いみふつがま(小さい口)。 ふつん っふん(口に含む)。 あにゃ うさきがまぬ むぬー ふつんな さーらん(そんなすこしの食べ物では少なすぎて足りない)。 あつちゃーや ぬみー ふつぬ なかー っさらひー にゃーん(熱いお茶を飲んで口の中をやけどした)。 4295 2 ふつ1 ikmvoc_4295.wav 名詞 B (瓶などの)口、入り口 うつ[母音間] うぬ くぴんぬ ふっちゃ いみかいば じょーぐぬ にゃーだかー さきゃー いりらいん(この瓶の口は小さいので、じょうごがないと酒は入れられない)。 すまぬ ふつんな んなとぅぬどぅ あい(島の入り口には港がある)。 かでぃぬ かいす ふつんな かじゃー にゃーん(台風の目に入ったら風はない)。 4296 1 ふつ2 ikmvoc_4296.wav 名詞 B 話すこと、話しぶり うつ[母音間] ふっちゅ あーす(口裏を合わす)。 ふつかた びとぅ(口の堅い人)。 ふつがる びとぅ(口の軽い人)。 ふつくぱい ひとぅ(口下手な人、吃りがちな人)。 うぬ あばさが ふっちゅぎゃー ったきー ならーし(そのお喋りの口は叩きなおせ)。 ふつあじゃーな びとぅ(口の悪い人)。 ふつぱぎんまり(口の悪い奴)。 あらふつ(歯に衣着せぬ人)。 あっゔぁふつ(誉め言葉を並べる人)。 ひゃーふつ びとぅ(早口の人)。 ふつたーなぬ にんぎん(口(口先)だけの人間)。 うなが ふつん ふぁーいーにゃーん(自分の口に食われた[>口は禍の元])。 ふつかない びとぅ(雄弁な人)。 4296 2 ふつ2 ikmvoc_4296.wav 接尾辞 ことば、普通接尾辞的に使って「~語」を表す。「うつ」と発音される場合も多い。単独でことばを表すときは「むぬい」を使う うつ[母音間] すまふつ(故郷のことば)。 みゃーくふつ(宮古語[普通、平良のことばをさす])。 やーまふっちゃ っさいぐりむぬ(八重山語は分かりにくい)。 やまとぅふっちゃ むぬっじゃいん(共通語は話せない)。 4297 1 ふつ3 ikmvoc_4297.wav 動詞 k語幹 A (水が)沸騰する、(鍋、やかんなどが)噴(ふ)く ふふ ふき みっじゃ ふきー どぅーい(水は沸騰している)。 なびぬ んっつーや ふきーどぅー(鍋のおつゆが沸騰している)。 4297 2 ふつ3 ikmvoc_4297.wav 動詞 k語幹 A 口をすぼめて息を出す、(笛を、ほらを)吹く、(煙草を)吸う ふふ ふき あつむぬーぎゃー ふーふーてぃ ふきー ふぁい(熱い食べ物はふーふーと吹いて食べろ)。 からー いつまい ぶらう ふきーまーい(彼はいつもほらを吹いて回ってる)。 すばびーゆ ふつ(口笛を吹く)。 はーもにかーゆ ふつ(ハーモニカを吹く)。 たばくー ふつ(煙草を吸う)。 4297 3 ふつ3 ikmvoc_4297.wav 動詞 k語幹 A (中から液体、気体が)吹きだす ふふ ふき ほーっさ ぱずきー みっじゃ ふきーにゃーん(ホースが破裂して水が吹きだした)。 すばいぬどぅ ふつぎかい(小便が漏れそうだ)。 ぴーぬどぅ ふつぎかい(おならが漏れそうだ)。 4297 4 ふつ3 ikmvoc_4297.wav 動詞 k語幹 A (息、命が)途絶える ふふ ふき んぬつぬ ふきーきゃ(命が途絶えるまで)。 いつぬにーゆ ふつ(息の根を止める[<息の根を吹く])。 4298 ふつあじゃーな ikmvoc_4298.wav 形容詞 言いたい放題、言うべきことを判断できない かりゃー ふつあじゃーなかいばならん(彼は言いたい放題だ)。 4299 ふつあまーす ikmvoc_4299.wav 形容詞 話し方が乱暴で失礼だ からー ふつあまーすびとぅ やいば ういが むぬいゆぎゃー つかだうり(彼は口が悪いので彼の言うことは気にするな)。 4300 ふついでぃ ikmvoc_4300.wav 成句 口出し 5700 ぶっゔぁみつ ikmvoc_5700.wav 動詞 k語幹 (大きな声で)騒ぐ;(蜂やハエなどがたくさん集まって)ワンワンと音をだす ぶっう゛ぁみふ ばみつ たうんばばすぬ ぶっゔぁみきゅーたい(スズメバチがワンワンと音をだしていた)。 5831 ぶっゔぁみふ ikmvoc_5831.wav 動詞 k語幹 (大きな声で)騒ぐ;(蜂やハエなどがたくさん集まって)ワンワンと音をだす ぶっう゛ぁみつ ばみつ 4301 ふつか ikmvoc_4301.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙二日 4302 ふつがーい ikmvoc_4302.wav 成句 自慢すること 4303 ふつかじゃ ikmvoc_4303.wav 名詞 口臭 っゔぁが ふつかじゃ- っさかいば ならん(お前の口臭は臭くてならない)。 4304 ふつかた ikmvoc_4304.wav 名詞 幸せ運 ゆー 4305 ふつかない ikmvoc_4305.wav 形容詞 口が上手い(人、ほめ上手、うまいことを言ってだます) かりゃー ふつかない むいとぅぬ あっゔぁうつ(彼は口がうまい、ゴマすりだ)。 4306 ふつぐたい ikmvoc_4306.wav 名詞 反論、口答え まーぬ ふつぐたい あすな(あまり口答え)。 4307 ふつぐるま ikmvoc_4307.wav 名詞 口車 かいが ふつぐるまんかいや ぬーいな(彼の口車には乗るな)。 4308 ふっじゃ ikmvoc_4308.wav 名詞 A クジラ うまなぎんな ふっじゃー みーん(ここら辺にくじらはいない)。 4309 ふつすー ikmvoc_4309.wav 名詞 よだれ っそぅすー うぬ やらびゃー ふつすー たらしゃ(その子は良く涎を垂らす子)。 4310 1 ふっず1 ikmvoc_4310.wav 動詞 zz/dd語幹 (穴などを)ほじくる、ほじくって取る;(神経を)逆なでする ふっでぃ みんぬ ふっじー みんぬ っそぅー とぅい(耳をほじくって耳垢を取る)。 わーぬ ほぅにぬ ずーゆ ふっでぃ(豚の骨の髄をほじくって取る)。 ばた ふっず(怒らせる)。 からー ひとぅぬ ばた ふっずんまり(彼は人の神経を逆なでするやつだ)。 4310 2 ふっず1 ikmvoc_4310.wav 動詞 zz/dd語幹 (ものを見つけるために、引き出し、カバンなどを)探す ふっでぃ ひきだしぬ みーゆ ふっでぃー かぎゅー とぅみたい(引き出しの中を探ってカギを探した)。 4311 1 ふっず2 ikmvoc_4311.wav 動詞 zz/dd語幹 (縄やはりがねなどで)引っ掛けてとる ふっでぃ たかう ばなひー ふっでぃー とぅい(鷹をわなでひっかけてとる)。 4311 2 ふっず2 ikmvoc_4311.wav 動詞 zz/dd語幹 (首などを)くくる ふっでぃ ぬどぅー ふっでぃー すにーにゃーん(首を吊って死んだ)。 4312 ぶったーらす ikmvoc_4312.wav 動詞 s/h語幹 揺り動かす うぬ くるまう ぶったーらし(その車を揺り動かせ)。 4313 ふつだま ikmvoc_4313.wav 名詞 主張した分だけ分け前があること ふつかない びとぅんな ふつだまぬどぅ あい(よく主張できる人には主張した分だけの分け前がある)。 4314 ふっちゃ はまい ikmvoc_4314.wav 成句 r/rr語幹 能力があると自慢する うらー ふっちゃ はまりんきゅーそぅが ういんな なうまい ひらいん(口ではできると威張っているが彼には何もできない)。 4315 ふっでぃ ikmvoc_4315.wav 動詞 母音語幹 C (鍋の底に焦げ付いた食べ物を)こそげとる 4316 1 ふっでぃ1 ikmvoc_4316.wav 動詞 母音語幹 (穴などを)ほじくる、ほじくって取る、(神経を)逆なでする ふっず 4316 2 ふっでぃ1 ikmvoc_4316.wav 動詞 母音語幹 (ものを見つけるために、引き出し、カバンなどを)探す ふっず 4317 1 ふっでぃ2 ikmvoc_4317.wav 動詞 母音語幹 (縄やはりがねなどで)引っ掛けてとる ふっず 4317 2 ふっでぃ2 ikmvoc_4317.wav 動詞 母音語幹 (首などを)くくる ふっず 4318 ふっとぅらー ikmvoc_4318.wav 名詞 トラブルメーカー からー ふっとぅらーぬ すーびとぅ(彼はトラブルを起こす人だ)。 4319 ぶっとぅる ikmvoc_4319.wav 名詞 皮膚に生まれつき出ている小さいこぶ、突起物 みんばにぬ ぶっとぅるがま(耳のちいさなこぶ)。 4320 ふつな ikmvoc_4320.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙ハルノノゲシ[春の野野菜、食用にする] ふつにゃ 4321 ふつなず ikmvoc_4321.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙海のウナギの一種 きゅーや ふつなっじゅ とぅいったい(今日はウナギを取ってきた)。 4322 ふつなら ikmvoc_4322.wav 名詞 (ご飯を食べるときに出る)音 むぬー ふぁうとぅきゃんな ふつならうぎゃー ほぅだうり(ものを食べるときには口から音をだすな)。 4323 ふつにゃ ikmvoc_4323.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙ハルノノゲシ[春の野野菜、食用にする] ふつな 4324 ふつぬそぅら ikmvoc_4324.wav 名詞 口先(ことばだけ) うらー ふつぬ そぅらばかーいひー あっじゅー(彼は口先だけでしゃべっている)。 4325 ふつばらいにがい ikmvoc_4325.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神願いの一種、人の悪口を払い捨てて元気になるための願い 4326 ふつひぎ ikmvoc_4326.wav 名詞 口髭 ふつひぎゅー うーす(口ひげを生やす)。 4327 ふつびゃ ikmvoc_4327.wav 名詞 C 皮膚病の一種で突起してイボの様なもの うゆびんどぅ ふつびゃぬ いじゅー(指に皮膚病のイボができている)。 4328 ふつむとぅ ikmvoc_4328.wav 名詞 舟が出入りする場所 まじゃぬ ふつむとぅ([リーフを割って作った]真謝の舟の出入り口)。 4329 ふつむとぅにがい ikmvoc_4329.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙漁船の出入りの安全祈願[旧暦2月(3月から4月ごろ)に安全に出入りできるようにと祈願した] 4330 ふつんきゃー ikmvoc_4330.wav 名詞 接吻、キス かなす ふたーいや ふつんきゃーゆ ひーうたい(愛し合う二人はキスしていた)。 みどぅんとぅ ふつんきゃー あす(女の人と接吻する)。 4331 ふつんつ ikmvoc_4331.wav 動詞 k語幹 向かい合う;キスする ふつんふ んなまー ころな やいば ふつんかだ むぬっじゃだかー ならん(今はコロナだから向かい合わないで話さないといけない)。 うぬきゃが ふたーいや ふつんきゅーたい(彼等二人は向かい合っていた)。 5824 ふつんふ ikmvoc_5824.wav 動詞 k語幹 向かい合う;キスする ふつんつ 4332 ふでぃ ikmvoc_4332.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙大神島の後方岩礁 うがんぐすんどぅ ふじゃー あい(大神島の後方にフディ岩礁はある)。 4333 ふてぃてぃばー ikmvoc_4333.wav 名詞 虫歯 ふとぅてぃばー ふてぃてぃばーぬどぅ やみゅー(虫歯が痛んでいる)。 4334 ぶとぅ ikmvoc_4334.wav 名詞 A 夫 ぶとぅー むつ((女性が)結婚する)。 うぬ みどぅんな ぶとぅぬ からがいゆぎゃー ほぅん(この女性は夫の面倒を見ない)。 4335 ぶどぅい ikmvoc_4335.wav 動詞 r/rr語幹 A 踊る ぶどぅいゆ ぶどぅい とぅきゃんな てぃーぬ ふっじゅ まさぐんてぃー つかうばどぅ じゃうずん ない(踊りを踊るときには手の関節を上手く使えば上手になる)。 ばー ぶどぅいたっふぁにゃーん(私は踊りたくない)。 4336 ぶどぅい ikmvoc_4336.wav 名詞 A 踊り すなかぎ ぶどぅい(品のある踊り)。 うぬきゃが ぶどぅいや むいとぅ たないや にゃーん(あの人たちの踊りはとても不器用だ)。 4337 ふとぅくる ikmvoc_4337.wav 名詞 懐(ふところ) ふちゅくる うぬ でぃんぬぎゃー っゔぁが ふとぅくるんかい いりーうき(このお金をお前のふところに入れておけ)。 ふゆんな ぱーが ふとぅくるん かったかいー にっゔぃー うたい(冬にはおばあちゃんに抱かれてねていた)。 4338 ふとぅた ikmvoc_4338.wav 名詞 C ダメな奴、バカなやつ ふとぅちゃ かりゃー ふとぅちゃ(彼はダメな奴だ)。 4339 ふとぅつ ikmvoc_4339.wav 動詞 cc/tt語幹 C (木などが)朽ちる、(芋などに虫が入って)食べられなくなる ふとぅてぃ くぬ きーや ふとぅちゅー(この木は腐っている)。 4340 ふどぅつ ikmvoc_4340.wav 動詞 k語幹 C (異性を)口説く、説得する ふどぅふ うぬ あぱらぎ みどぅんな ふどきー とぅずあっそぅ(そのきれいな女性を口説いてお嫁さんにしなさい)。 うらー ふどぅきー だいがいくいんかい いかし(彼を説得して大学院に行かせろ)。 4341 ふとぅてぃ ikmvoc_4341.wav 動詞 母音語幹 C 木などが)朽ちる、(芋などに虫が入って)食べられなくなる ふとぅつ 4342 ふとぅてぃ ikmvoc_4342.wav 形容詞 B 朽ちた(木など)、虫の入った(芋など)、おろかな(人) ふとぅてぃ んー(虫の入った芋)。 ふとぅてぃんまり(馬鹿な奴)。 うぬ はーぬどぅ んながーんな ふとぅてぃかい(この歯が一番虫歯が進んでいる)。 4343 ふとぅてぃばー ikmvoc_4343.wav 名詞 虫歯 ふとぅてぃばーゆぎゃー んがだかー ならん(虫歯を抜かないといけない)。 うすばーや ふとぅてぃーばー(奥歯は虫歯だ)。 4344 ふとぅてぃんー ikmvoc_4344.wav 名詞 虫のはいったいも んきゃーんな ふとぅてぃんーなぎ ひどぅ んーくっじゅ ちゅっふゅーたい(昔は虫の入ったいもなどでいもくずをつくっていた)。 5825 ふどぅふ ikmvoc_5825.wav 動詞 k語幹 C (異性を)口説く、説得する ふどぅつ 4345 ぷとぅぷとぅ ikmvoc_4345.wav オノマトペ ぶるぶる っしかいば ぷとぅぷとぅてぃー ほぅーりー うたい(寒いのでぶるぶると震えていた)。 4346 ぷとぅみつ ikmvoc_4346.wav 動詞 k語幹 (怖くて、うれしくて)ドキドキする ぷとぅみふ まずむぬー みー つむぬどぅ ぷとぅみきゅー(幽霊を見て、(怖くて)胸がドキドキした)。 あぱらぎ みどぅん いじゃいー つむー ぷとぅみきゅーたい(きれいな女性に出会って胸がドキドキした)。 5826 ぷとぅみふ ikmvoc_5826.wav 動詞 k語幹 (怖くて、うれしくて)ドキドキする ぷとぅみつ 5671 ぷとぅらん ikmvoc_5671.wav 擬態語 〘オノマトペ〙 〘オノマトペ〙(寒くて、怖くて)ブルブル(震える) ぷとぅぷとぅ 4347 ふない ikmvoc_4347.wav 名詞 C 船酔い ばー ふにん ぬーいきゃー ふたきな ふない あす(私は船に乗ったらすぐに船酔いする)。 4348 ふなうさぎ ikmvoc_4348.wav 名詞 旅に出る船を見送ること じょ、たろーゆ ふなうさぎ あすが(さー、太郎を見送りに(行こう))。 4349 1 ふなず ikmvoc_4349.wav 動詞 g語幹 C 交接の動作をする ぴーゆぎゃー ふなずっちゃーん まず(上下の動きをしながら女陰器と交合する)。 4349 2 ふなず ikmvoc_4349.wav 名詞 C 交接の時の上下の動き ぴーゆ まず とぅきゃんな ふなず あす(セックスするときは(腰の)上下運動をする)。 4350 ふなつき ikmvoc_4350.wav 名詞 舟着き場 かまぬ ふなつきんかい ふにゅー とぅみる(あそこの船着き場に舟を泊めろ)。 4351 ふなばんやー ikmvoc_4351.wav 名詞 舟を置くための掘立小屋 4352 ぶなりゃ ikmvoc_4352.wav 名詞 C 女性(普通は若くて品のある女性を言うときに使う) かぬ あぱらぎ ぶなりゃう とぅずほぅでぃ(あのきれいな女性を妻にしよう)。 4353 ふに ikmvoc_4353.wav 名詞 C 船、舟 ふにぬ とぅむ(船尾)。 ふにぬ うやかた(船主)。 ふにぬ しんどぅ(船長)。 ふにぬ しんか(船員)。 ふにゅー はず(船を作る)。 んきゃーんな ふにから うつなーたーひー いきゅーたい(昔は船で沖縄まで行っていた)。 4354 ふにぬとぅむ ikmvoc_4354.wav 名詞 船尾、とも ばー ふにぬ とぅむん びじー かっじゅ とぅらでぃ(私は舟のともに座って舵をとろう)。 4355 ふにぬはなず ikmvoc_4355.wav 名詞 船首 っゔぁー ふにぬ はなずん たちー かっちゅー っち(お前は船首に立ってカツオを釣れ)。 4356 ふにゅー ikmvoc_4356.wav 名詞 C 柑橘類の総称、みかん そぅー ふにゅー(すっぱいみかん)。 4357 ふにゅーぎー ikmvoc_4357.wav 名詞 ミカンの木 ふにゅーぎーや ゆだー たかりーどぅー(そのミカンの木は枝が繁茂している)。 4358 ぶば ikmvoc_4358.wav 名詞 C おばさん[自分の父親、母親の姉、妹]、親族でなくとも近所の中年以上の女性を指すこともできる。名称、呼称ともに使える ぶばま、ぶばんま かいがどぅ かないぶば(彼女が仕事の良くできるおばさんだ)。 4359 ぶばい ikmvoc_4359.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙苧麻(ちょま)[宮古上布の糸の材料] ぶー ぶばいぎー(苧麻の木)。 4360 ぶばがま ikmvoc_4360.wav 名詞 おばさん[自分の父親、母親の一番下の妹]、親族でない大人の女性を親しみを込めて指す。名称、呼称ともに使える ぶばがまー みゅーいんつきゃーまい うっとぅ((その)末のおばさんは、おい(めい)よりも年下だ)。 4361 ぶばな ikmvoc_4361.wav 名詞 C 穂 ぎすつぬ ぶばな(ススキの穂花)。 ぶーずぬ ぶばなぬどぅ いじゅーい(砂糖キビの穂花がでた)。 4362 ぶばま ikmvoc_4362.wav 名詞 C おばさん[自分の父親、母親の姉、妹]、名称、呼称両方に使える。親族のみに使う ぶば、ぶばんま 4363 ぶばんま ikmvoc_4363.wav 名詞 おばさん[自分の父親、母親の姉、妹]、名称、呼称両方に使える。親族のみに使う ぶば、ぶばま 5816 ふふ ikmvoc_5816.wav 動詞 k語幹 C (風が)吹く ふつ ふき 5817 ふふ ikmvoc_5817.wav 動詞 k語幹 A (家を)建てる ふつ 5818 ふふ ikmvoc_5818.wav 動詞 k語幹 A (ものの表面を)拭く、拭いて(汚れなどを)取る ふつ 5819 ふふ ikmvoc_5819.wav 動詞 k語幹 A 通り抜ける ふつ ふき 4364 ぶぶーい ikmvoc_4364.wav 動詞 r/rr語幹 (服などに付いたごみ、ほこりを)払ったり、振ったりして落とす ぶぶい もーふぬ くぴゅー ぶぶいりー うたす(毛布のゴミをふるって落とす)。 5820 1 ふふ3 ikmvoc_5820.wav 動詞 k語幹 A (水が)沸騰する、(鍋、やかんなどが)噴(ふ)く ふつ ふき 5820 2 ふふ3 ikmvoc_5820.wav 動詞 k語幹 A 口をすぼめて息を出す、(笛を、ほらを)吹く、(煙草を)吸う ふつ ふき 5820 3 ふふ3 ikmvoc_5820.wav 動詞 k語幹 A (中から液体、気体が)吹きだす ふつ ふき 5820 4 ふふ3 ikmvoc_5820.wav 動詞 k語幹 A (息、命が)途絶える ふつ ふき 4366 ふや ikmvoc_4366.wav 名詞 C 知ったかぶりをするひと からー むいとぅぬ ふやがま(あいつは知ったかぶりをするやつだ)。 4367 ふやず ikmvoc_4367.wav 動詞 g語幹 C (他人を)悪く言う ふぁやず あいや ひとぅーぎゃー ふやがん(そんなに他人の悪口を言うな)。 からー いつまい うなが んまーさぬ くとぅーどぅ ふやぎーまーるー(彼はいつも自分の両親の悪口を言ってまわっている)。 4368 ふゆ ikmvoc_4368.wav 名詞 A 冬 ふゆん なりー っしふ なりーにゃーん(冬になって寒くなった)。 4369 ふゆー ikmvoc_4369.wav 名詞 A 怠け者、骨惜しみ からー むいとぅぬ ふゆー(あいつはとっても怠け者だ)。 まーぬ ふゆー あすな(骨惜しみせずにちゃんとやれ)。 4370 ふゆー ikmvoc_4370.wav 形容詞 B (いいわけをして)仕事をしない かりゃー いつまい ふゆーかいばならん(彼はいつも(あれこれと理由をつけて)怠けてばかりいる)。 からー すかまー ひらいん ふゆーんまり(彼は仕事をしない怠け者だ)。 4371 ふら ikmvoc_4371.wav 名詞 B (馬の)くら ぬーまぬ ふら(馬のくら)。 4372 ぶら ikmvoc_4372.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙保良(ぼら) ぱーや ばぬー さーりー ぶらぬ むぬすーぬ まいたーひー いきゅーたい(おばあさんは私を連れて保良のユタのところまで行った)。 4374 ぶらう ikmvoc_4374.wav 動詞 w語幹 C 風が吹く、(扇風機やせんすの)風が当たる;(風が旗などを)はためかせる ぶりゃう きゅーや ちゅーかでぃぬどぅ ぶらいゆー(今日は風が強い)。 あうずひー くまんかい かじゅー ぶらーし(扇子でこっちに風を送れ)。 4375 ぶらかいー ikmvoc_4375.wav 動詞 r/rr語幹 転倒する、ひっくり返る ぶらかいり ん゚ぬ うまん ぶらかいーたい(昨日、ここで転んだ)。 ういびとぅ ないてぃがー はっじゃ ゆーりー でぃーゆ つかだかー ぶらかいーがまた(年取ったら足が弱って杖を突かないとひっくり返る)。 みっふぁまーいや ひどぅ ぶらかいらっじゃうたい(立ち眩みして急に倒れそうになった)。 4376 ぶらかいす ikmvoc_4376.wav 動詞 s/h語幹 ひっくり返す いっさ ぶらかいひー かんぬ とぅい(大きな石をひっくり返して蟹(かに)を取る)。 4377 ぶらかいり ikmvoc_4377.wav 動詞 母音語幹 転倒する、ひっくり返る ぶらかいー 4378 ぶらふきゃ ikmvoc_4378.wav 名詞 嘘つき、ほら吹き かりゃー ぶらふきゃ やいば かいが むぬいゆぎゃー まさぐんな つかだうり(彼はほら吹きだから彼の話はまともには聞くな)。 うりゃー ぶらふきゃ やいば ういが むぬいや まとぅー ひらいん(彼はほら吹きだから彼の言うことは当てにできない)。 4379 1 ぶり ikmvoc_4379.wav 動詞 母音語幹 C (木の枝などをわざと)折る;(事故などで足などを)折ってしまう;(釘や針金を)折り曲げる;(立っている木や植物をなたなどで)切り倒す、またそのようにして(サトウキビなどを)収穫する ぶい(r/rr語幹) 4379 2 ぶり ikmvoc_4379.wav 動詞 母音語幹 C (骨が)折れる、(紙が)折れる、(釘や針金が)折り曲がる、(腰が)曲がる ぶい(r/rr語幹) 4379 3 ぶり ikmvoc_4379.wav 動詞 母音語幹 C (着物などを)折りたたむ、(紙を)折る ぶい(r/rr語幹) 4380 ぶりー ikmvoc_4380.wav 名詞 C 失礼、無礼 ばー ん゚ぬー っゔぁんかい いたらーん くとぅー あっじー やぐみ ぶりー あたい(私は昨日あんたに対して思慮の欠けたことを言って大変申し訳なかった)。 4381 ぶりなん ikmvoc_4381.wav 名詞 リーフや岸辺に打ち寄せる波 うがんぐす ふでぃ ならび ぶりなんがまぬよ いちゅんな なりー かしんな なりー(大神の後方にフデ岩が並んでいて、(それに)当たる白波が 糸になり、かし糸になり[古謡「漲水のクイチャー5番、6番」より])。 4382 ぶりゃーい ikmvoc_4382.wav 動詞 母音語幹 (風に)煽(あお)られる ぶらーい かでぃん ぶりゃーいーにゃーん(風に煽られた)。 4383 ぶりゃう ikmvoc_4383.wav 動詞 w語幹 C (風が旗などを)はためかせる ぶらう かでぃぬ はたう ぶりゃいゆー(風が旗をはためかせている)。 4384 2 ぶりんつ ikmvoc_4384.wav 動詞 k語幹 (家とか石垣などがいっぺんに)崩れ落ちる ぶりんふ やりやーや ないん ぶりんきー たうりーにゃーん(古家が地震でどっと崩れ落ちた)。 5827 2 ぶりんふ ikmvoc_5827.wav 動詞 k語幹 (家とか石垣などがいっぺんに)崩れ落ちる ぶりんつ 4386 ぶるくん ikmvoc_4386.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙タカサゴ ぐるくん ぶるくんつーや うむっし(タカサゴを釣ることは面白い)。 4387 ふん ikmvoc_4387.wav 名詞 C (学校などの)組、味方 くまぬ ふんな でぃきふん(こっちの組は頭のいい組だ)。 ばんてぃが ふん(味方側)。 4388 ぶん ikmvoc_4388.wav 名詞 C 盆(配膳のために食器や食べ物をのせる平たい器) かんにがいぬ ぶん(祈願の盆)。 4389 ぶんかいり ikmvoc_4389.wav 副詞 特別に、非常に ぶんかっり、ぶんかりー からー ぶんかいりどぅ うむくとぅ あいかい(彼は非常に頭が良い)。 かりゃー ぶんかいりどぅ かないかい(彼は特別に仕事ができる)。 4392 ふんず ikmvoc_4392.wav 動詞 zz/dd語幹 A わなで引っ掛ける;縄で縛る;(契約、条件などが行動を)制約する ばなひー たかう ふんず(ワナで鷹を引っ掛ける)。 ひんじゃう ふんず(ヤギを縄で縛る)。 でぃんぬ かいてぃがー ういんどぅ ふんじゃらい(お金を借りたらそれに縛られる)。 4393 ぶんびし ikmvoc_4393.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祈願のお膳を供えること、そのお盆の置き方 ぶんぶしゅーぎゃー まさがん あっそぅ(お盆の置き方をちゃんとしなさい)。 4394 ぶんびしぶどぅい ikmvoc_4394.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙お膳を供えて祈願が神様に通じるように願う踊り かぎにがいぬ ぶんびしぶどぅい(ありがたい願いのためのお盆を備えた後の踊り)[祈願をするために香炉を設置し、それができたとき喜び勇んで踊ること。カンダカビトゥ(霊感の強い人)は燃えるお香の煙の中に神様やその他の霊を見ることができその神様や霊たちに色々と祈願する。ナナムイの修業年限10年の間に多くの人達は神様や霊達が見えるようになるとされている]。 4395 ぶんみかす ikmvoc_4395.wav 動詞 s/h語幹 一目散に走る ぶんみかひー とぅばし(一目散に走れ)。 4396 ぶんみゃー ikmvoc_4396.wav 名詞 昔女性たちが上布を作ったところ、村番所(現在の旧公民館) んきゃーんな みどんみゃー ぶんみゃーん うぐなーらはいどぅ ぶーずんぬ うらはい うたいちゃ(昔は女性たちがぶんみゃーに集められて苧麻を織らされたそうだ)。 4397 べー ikmvoc_4397.wav 感動詞 〘間投詞〙 〘間投詞〙命令、依頼の前に使う、「ほら」[同年以下に使う。年上には「じゃー」を使う] べー っゔぁが っふすー みはなう くぬ さずひー ぬぐい(ほら、お前の汚れた顔をこの手拭いで拭け)。 べー ふぁい(ほら、食べなさい)。 4398 ぼーしゅー ikmvoc_4398.wav 名詞 24節気の一つ。太陽の黄径が75度のときをいう。陰暦5月の節で、陽暦の6月6日頃に当たる。稲、麦など芒(のぎ)をもつ穀物の種をまく時期とされていた。芒種 ぼーしゅー なりゅーば まいまい むずまい いびだかーならん(芒種になっているので米も麦も植えないとならない)。 4399 ほーらいまい ikmvoc_4399.wav 名詞 それまで主流だったタイ米に代わって、台湾で品種改良されて作られたジャポニカ米の一種、おいしいコメの代名詞だった ほーらいまいや んまい(蓬莱米は美味い)。 4400 ほぅ ikmvoc_4400.wav 動詞 不規則動詞「あす(する)」の未然形。否定形(-ん)、意志形(-でぃ)、否定条件(-だかー)を取るときに使われる ばが ほぅだかー たるが ほぅでぃ(私がやらないと誰がやるのだ)。 4401 ほぅ ikmvoc_4401.wav 接頭辞 大きい、最年長を表す ほぅやー(大きい家)。 ほぅなん(大波)。 ほぅみどうん(大きい体格の女性)。 ほぅがばー(とても大きい)。 ほぅーに(大きな船)。 ほぅっびとぅ(大人、偉い人)。 ほぅじなん(二男を力強く呼ぶ言い方)。 4402 ほぅー ikmvoc_4402.wav 名詞 B 帆 ふにぬ ほぅー(舟の帆)。 4404 1 ほぅーい ikmvoc_4404.wav 動詞 r/rr語幹 C 欲しい、欲しがる ほぅーい(母音語幹) いんぬどぅ っぞっー ほぅーりー ゆー(犬がさかなをほしがっている)。 がずむぬー いつまい でぃんぬ ほぅーりーゆー(ケチな人はいつもお金を欲しがる)。 4404 2 ほぅーい ikmvoc_4404.wav 動詞 母音語幹 A 欲しい、欲しがる ほぅーい(r語幹) 4403 ほぅーい ikmvoc_4403.wav 動詞 r/rr語幹 A (体が)震える;(怖くて、寒くて、緊張して)震える ほぅーり あてぃ っしかいば ほぅりーどぅ(余りにも寒いので震えている)。 うとぅるすかいば ほぅーりゅーたい(怖くて震えていた)。 っし かいば ほぅーりーどぅー(寒いので震えている)。 ひとぅぬ まいん はなす あすてぃがー ほぅーいどぅす(人の前で話をすると緊張して震える)。 4405 1 ほぅーき ikmvoc_4405.wav 動詞 母音語幹 C 実際より誇張して話す、大げさに言う まーぬ ほぅーきだうり(余り大げさにものを言うな)。 4405 2 ほぅーき ikmvoc_4405.wav 形容詞 B (話が実際より)誇張されている、大げさだ からー いつまい ほぅーきかいば ならん(彼はいつも話が大げさだ)。 ほぅーきんまり(大げさな奴)。 4406 ほぅーぐる ikmvoc_4406.wav 名詞 おばけ、魔物 うーぐる ほぅーぐるぬ ふーば なかだうり(お化けが来るから泣くな)。 やらびゃー ほぅーぐる いっゔぃ あす(子供はお化けを怖がる)。 4407 ほぅーぐる ikmvoc_4407.wav 形容詞 とても怖い、恐ろしい ほぅーぐる まずむぬ(怖いおばけ)。 ほぅーぐる あす(怖がる)。 4408 ほぅーぐるうー ikmvoc_4408.wav 成句 vv語幹幹 (お化けなどを)とても怖がる やらびゃー まずむぬー ほぅーぐるいっゔぃ(子供はお化けをとても怖がっている)。 しーとぅんみゃー うぬ しーしーゆ ふーぐるいっゔゃー ほぅー(生徒たちはその先生をとても怖がる)。 4410 ほぅーたい ikmvoc_4410.wav 名詞 広い額(ひたい) ほぅーたいびとぅ(額の広い人)。 4411 ほぅーちゃ ikmvoc_4411.wav 名詞 C特殊 大口をたたく人 からー むいとぅぬ ほぅうつ(あいつは大口たたきだ)。 4412 ほぅーつ ikmvoc_4412.wav 動詞 k語幹 C 実際より誇張して話す、大げさに言う ほぅーふ まーぬ ほぅーかだうり(余り大げさにものを言うな)。 4413 ほぅーつ ikmvoc_4413.wav 名詞 C特殊 コレラなどの伝染病のこと;〘祭礼〙 コレラなどの伝染病のこと;〘祭礼〙またそれを防ぐための無病息災の祈願、ウチャナクを供えて祈願する。ジャウヌ カニソゥジャウヤが100年ほどまえに始めた ほぅーつにがい(疫病予防の祈願)。 4415 ほぅーでぃや ikmvoc_4415.wav 副詞 大体において っゔぁが たまぬどぅ ほぅーでぃや はーさかい(あなたの分け前が大体において多いです)。 4416 ほぅーでぃや にゃーん ikmvoc_4416.wav 成句 年齢相応でない ほぅーじゃにゃーん、ほぅーっじゃにゃーん かりゃー ほぅーっじゃにゃーん ういびとぅ(彼は年相応の分別がない年寄りだ)。 5833 ほぅーふ ikmvoc_5833.wav 動詞 k語幹 C 実際より誇張して話す、大げさに言う ほぅーつ 4417 ほぅーます ikmvoc_4417.wav 動詞 s/h語幹 見せびらかす、欲しがらす やらびんかい おもちゃう ほぅーます(子供におもちゃを見せびらかす)。 4418 ほぅーみつ ikmvoc_4418.wav 動詞 k語幹 (興奮して)声を荒立てる ほぅーみふ まーぬ ほぅーみつな(そんなに声を荒立てるな)。 5844 ほぅーみふ ikmvoc_5844.wav 動詞 k語幹 (興奮して)声を荒立てる ほぅーみつ 4419 ほぅーや ikmvoc_4419.wav 名詞 C 長男 4420 ほぅーらーしゃ ikmvoc_4420.wav 名詞 見せびらかすだけでくれない人、ケチ ほぅーらしゃ かりゃー むいとぅぬ ほぅらーしゃ(彼はとてもケチだ)。 からー いつまい むぬー むぬー ほぅーらかひーぬ ほぅーらーしゃ(彼はいつもものをみせびらかすケチだ)。 4421 1 ほぅーらーす ikmvoc_4421.wav 動詞 s/h語幹 見せびらかす、欲しがらす ほぅーらす ほぅーらかす まーぬ ひとぅんかい でぃんぬぎゃー ほぅーらーすな(あまり人に金を見せびらかすな)。 ほぅーらーす がずんまり(見せびらかしのケチ)。 4421 2 ほぅーらーす ikmvoc_4421.wav 形容詞 見せびらかすだけでくれない、ケチでしみったれている かーかん、がず からー ほぅーらーすんまり(あいつはケチだ)。 あいぬ ほぅーらーす くとーぎゃー ほぅん(そんなしみったれたことをしない[>してはいけない])。 4422 ほぅーらかす ikmvoc_4422.wav 動詞 s/h語幹 見せびらかす、欲しがらす 4425 ほぅーり ikmvoc_4425.wav 動詞 母音語幹 A (体が)震える ほうーい 4426 ほぅーん ikmvoc_4426.wav 動詞 m語幹 C 欲しがる ばが っざー さきゅーぎゃー ぬまんば さきゅー ほぅーんてぃぬ くとぅー にゃーん(私の父は酒は飲まないので酒を欲しがることはない)。 4427 ほぅーんみ ikmvoc_4427.wav 名詞 (魚の)大群 ぐんぬどぅ ほぅーんみん なりー ゆりっちゅーば じょ あんぬ はらでぃ(むろあじが大群になって押し寄せてきているから網を張ろう)。 4428 ほぅい ikmvoc_4428.wav 動詞 r/rr語幹 C (穴を)掘る、周りを掘る、掘って取る かーゆ ほぅい(井戸を掘る)。 きーぬ にーゆ ほぅい(木の根を掘る)。 んーぷらひー んーぬ ほぅい(芋掘り棒で芋を掘る)。 4429 ほぅい ikmvoc_4429.wav 動詞 r/rr語幹 A 惚れる、(恋愛の対象として)好きになる ほぅり ばー あぱらぎ なかーにんかい ほぅいたい(私はきれいな次女を好きになった)。 4430 ほぅい ikmvoc_4430.wav 形容詞 B 大きい ほぅいかい っぞぅー とぅいー っじる(大きい魚を取って自分の分にしなさい)。 ほぅいふ ない(大きくなる)。 うぬ にぐーや まーぬ ほぅいっふぁにゃーんば とぅいや だみ(このシャコガイはあまり大きくないから取っちゃだめだ)。 じゅーがつぬ かでぃふつぬどぅ ほぅいかたい(10月の台風の方が大きかった)。 4431 ほぅいさ ikmvoc_4431.wav 名詞 C 大きさ、おおきいこと ほぅいさう はかい(大きさを測る)。 っぞぅー ほぅいさー ます(魚は大きいのがいい)。 てぃんぬ ほぅいさー っさいん(空の大きさは分からない)。 4432 ほぅいさー ます ikmvoc_4432.wav 成句 大きい方が良い、大は小を兼ねる ほぅいさー ます(大きい方が良い)。 4433 ほぅいつ ikmvoc_4433.wav 名詞 C (驚いたときに出る)声にもならない声;(失望した時に出る)ため息 かりゃー うどぅるきどぅ ほぅいっちゃ すんきー うたい(彼は驚いて声にもならない声を上げていた)。 やきゅーゆ みーっちゃーん ほぃいつ あす(野球を見ながらため息をつく)。 4434 ほぅか ikmvoc_4434.wav 名詞 C (自分の家でない)よそ、~以外、外側 やらびんみゃー ほぅかんかい あそぅーが はりーにゃーん(子供たちは他所(よそ)に遊びに行ってしまった)。 やらびんみぬ ほぅかんな うまんな たるまい みーん(子供たちのほかにはそこには誰もいない)。 あんぬ ほぅかぬ うにゃ(網の外のフグ[>役立たず、仲間外れ])。 4435 ほぅか ikmvoc_4435.wav 名詞 C 外海、リーフの外側の海 きゅーや ほぅかんきー いきー っぞー とぅらでぃ(今日は外海に行って魚を取ろう)。 4436 ほぅか ikmvoc_4436.wav 名詞 C 以外 てれびゃー やぶりゅーば かいふー ほぅかー にゃーん(テレビは壊れているので買ってくる以外にない)。 4438 ほぅがさ ikmvoc_4438.wav 名詞 B おでき、外傷が膿んだもの ふがさ ほぅがさー んみーどぅ(おできが膿んだ)。 いちゃ ほぅがさー いでぃー やんかいば ならん(痛いおできが出て痛くてならない)。 4439 ほぅがさー ikmvoc_4439.wav 名詞 裏がえし、さかさ さかさー つんぬ ほぅがさーん つー(服を裏返しに着る)。 4440 1 ほぅがす ikmvoc_4440.wav 動詞 s/h語幹 A 穴をあける、(穴を)あける [「穴」は「ほぅがす」の意味に入っているため、無くてもよいが、明示してもよい] がばーちゃ ほぅがし(大きな穴をあけろ)。 くまう ほぅがひーみーる(そこに穴をあけろ)。 いーがまひー かびーゆ ほぅがす(千枚通しで紙に穴をあける)。 みーゆ ほぅがす(体に穴をあける[>だます])。 4440 2 ほぅがす ikmvoc_4440.wav 動詞 s/h語幹 A (心に)穴をあける[=気落ちさせる] ばー きゅーや かいん あてぃくとぅ あっじゃーい つむー ほぅがはいにゃーん(私は今日は彼にあまりにも(あれこれ)いわれて気が滅入った))。 4441 ほぅがす ikmvoc_4441.wav 動詞 s/h語幹 A (穴を)開ける いいひー あなう ほぅがし(錐で穴を開けろ)。 4442 ほぅがなまい ikmvoc_4442.wav 名詞 頭の大きい人、偉い人(比喩的表現) からー ほぅがなまい やいば くぬ ぼーしゃー いみふだー(彼は頭が大きいからこの帽子は小さすぎる)。 ほぅがなまいたが むぬいゆぎゃー つかだかー ならん(偉い人達の話は聞かないといけない)。 4443 ほぅかびじ ikmvoc_4443.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙保良の北側にあるリーフの名前 4444 ほぅがら ikmvoc_4444.wav 形容詞 C特殊 大柄な、大柄だ ほぅがら びとぅ(大柄な人)。 4445 ほぅからす ikmvoc_4445.wav 形容詞 嬉しい、楽しい、幸せだ ふからす きゅーや やびとぅーんなん いじゃーい やぐみ ほぅからすむぬ(今日はみなさんにお目にかかれてとてもうれしいです)。 んまがぬ すぐいてぃがー ほぅからす(孫が出世してくれたら嬉しい)。 4446 ほぅからっさ ikmvoc_4446.wav 名詞 楽しいこと、うれしいこと ゆーいんな ほぅからっさ あす(お祝いで楽しくすごす)。 ほぅからっさー なだとぅ ひとぅみ(うれしさはなみだとともに[>うれしいときは涙もでるものだ])。 4448 ほぅぎ ikmvoc_4448.wav 動詞 母音語幹 A (心が)満ち足りる、満足する ぷぎ ほぅず んまむぬー ふぁいー つむまい ほぅぎーどぅー(おいしいものを食べて心も満ち足りた)。 4449 ほぅぎ ikmvoc_4449.wav 動詞 母音語幹 A 穴があく、穴をあける ほぅず 4450 ほぅぎゃん ikmvoc_4450.wav 名詞 C特殊 〘食〙 〘食〙高粱(コウリャン) ほぅぎゃんぬ ほぅーぐる(高粱の茎)。 4451 ほぅじゃう ikmvoc_4451.wav 名詞 C 煙草入れ(革製) んきゃーんぬ ひとぅんみゃー ほぅじゃうん きざみ たばくー いるーたい(昔の人達は煙草入れに刻み煙草を入れていた)。 4452 1 ほぅす ikmvoc_4452.wav 動詞 s語幹 A 欲しがる/ほしい いんぬどぅ みっじゅ ほぅしゅーい(いぬが水をほしがる)[「どぅ」は語調の整え、なくてもよい])。 4452 2 ほぅす ikmvoc_4452.wav 形容詞 B 欲しがる/ほしい ばー ういがどぅ ほぅすかい(私はそれが欲しい)。 ばー きばんかいば でぃんぬ ほぅすかいばならん(私は貧しいから金が欲しくてならない)。 4452 3 ほぅす ikmvoc_4452.wav 形容詞 B 動詞基本形について、~したがる/したい [通常 連濁して「ぶす」となる、聞き手に~してほしいという場合は、「動詞連用形+ふぃーぶす」を使う、三人称に~してほしいという場合は使えず、その場合は、「~てぃがー じゃうかい(~たらいいのに)、「~ふぃーばー いー(~てくれたらいいのに)を使う」 ぶす からー うぬっぞぅー みーぶすむぬちゃ(彼はその魚を見たがっているんだって)。 っゔぁー なうゆどぅ ふぁうぶすかいが(あなたは何をたべたいですか)。 んまっぞぅー ふぁうぶすかい(おいしい魚を食べたい)。 っゔぁが っふぁー んじゃんかいどぅ いつぶすかいが いー(君の息子はどこに行きたいのかね)。 っゔぁが っさらんかい いきーふぃーぶすむぬ(君が平良に行ってほしい)。 ばー っゔぁん うるー けんきゅーや ひーふぃーぶすむぬ(君にこれを研究してほしい)。 4453 ほぅす ikmvoc_4453.wav 動詞 s語幹 C (着物などを)干す つんぬ ほぅす(着物を干す)。 つんほぅすじゃう(物干し竿)。 すまんな っぞぅーぎゃー ほぅしや ふぁーっだん(村では魚を干して食べなかった)。 4454 ほぅす ikmvoc_4454.wav 動詞 s語幹 C (乾かすために)干す つんぬ ほぅす(着物を干す)。 4455 ほぅす ikmvoc_4455.wav 名詞 A 星 ふす つっちゅな てぃんぬ ほぅっそぅ みー(月夜には天の星を眺める)。 4456 ほぅず ikmvoc_4456.wav 動詞 g語幹 A (心を)満たす ぷず ほぅぎ つむー ほぅずきゃたーひー んまむぬ ふぁうたい(心ゆくまでごちそうを食べた)。 んまがぬ だいがくんかい ごーかくー ひー つむー ほぅがはいにゃーん(孫が大学に合格してうれしかった[<心が満たされた])。 4457 ほぅず ikmvoc_4457.wav 動詞 zz/dd語幹 A 穴があく、穴をあける ほぅぎ っゔぁが ずぼんぬ てぃびゃー ほぅぎーどぅー(お前のズボンのお尻は穴があいている)。 4458 ほぅずむ ikmvoc_4458.wav 名詞 C特殊 広い心、また、心の広い人 ほぅっずむ からー つむかぎ ほぅずむびとぅ(彼は心がきれいで、優しい人だ)。 4459 ほぅすん ikmvoc_4459.wav 動詞 m語幹 C 欲しがる/ほしい やらびぬどぅ みっじゅ ほぅすみゅー(こどもが水を欲しがっている)。 ひとぅぬ むぬーぎゃー ほぅすまん(人の物を欲しがるな)。 4460 ほぅそぅー ikmvoc_4460.wav 名詞 C 海水、潮 ほぅっそぅー、ほぅっそぅ ほぅそぅみず ほぅそぅーゆ ん゚んが いかでぃ(海水を汲みに行こう)。 4461 ほぅそぅみず ikmvoc_4461.wav 名詞 海水、潮 ほぅそぅー 4462 ほぅだ ikmvoc_4462.wav 副詞 量を表す表現の前に来て概数を表す、大体、およそ くぬ てれびゃー ほぅだ いっかねんぎゃー なりーどぅ(このテレビは(買ってから)約一年くらいになる)。 くまぬ はいや ほぅだ やそぅる(ここの畑は約1反だ)。 うつなーたーひー ひこうきひー ほぅだ いちじかん かかい(沖縄まで飛行機で約1時間かかる)。 4463 ほぅだに ikmvoc_4463.wav 名詞 C特殊 大きな睾丸、また象皮病が原因で睾丸が大きくなること、またその睾丸、またその人 んきゃーんな かじゃん っふぁいー っさやんな ひー ほぅだにんまい ないたいちゃ(昔は蚊に刺されて象皮病になって、大きな睾丸になったりしたそうだ)。 4464 ほぅっゔぁい ikmvoc_4464.wav 名詞 牛・馬等によってできた肥料、堆肥 [化学肥料は「きんぴ」という] ほぅっゔぁいや むぬ でぃかす むぬ(堆肥は植物の成長に良い)。 4465 1 ほぅっさ あす ikmvoc_4465.wav 動詞 不規則 ほしがる、ほしい(と思う) ばー んなま とぅず ほぅっさ ひーうい(私は嫁が欲しいと思っている)。 からー ばかかいきゃー むいとぅ でぃんほぅっさ あすたい(彼は若いときはとてもお金を欲しがった)。 さきゅー ほぅっさ ひーうい(酒を飲みたがっている)。 4465 2 ほぅっさ あす ikmvoc_4465.wav 接尾辞 不規則 (動詞の基本形について)たがる、たい ばが っざー いつまい さきゅー ぬんぶっさ ひーうい(私の父はいつも酒をのみたがっている)。 とぅずとぅみぶっさ ひーうい(嫁を貰いたがっている)。 4469 1 ほぅっばば ikmvoc_4469.wav 形容詞 幅が広い、大股だ ほぅっばば んつ(幅の広い道)。 ほぅっばば やすつ(大きな敷地)。 4469 2 ほぅっばば ikmvoc_4469.wav 名詞 幅が広いこと、大股 ほぅっばばひー あいつ(大股で歩く)。 4470 ほぅっばんまい ikmvoc_4470.wav 名詞 主食 ほぅばんまい んきゃーんぬ ほぅっばんまいや んー あたい(昔の主食は芋だった)。 4471 ほぅっびとぅ ikmvoc_4471.wav 名詞 偉い人 かぬ だいがくぬ しーしーや やぐみ ほぅっびとぅ(あの大学の先生はとても偉い人だ)。 ほぅっびとぅ ふいゆ あす ひとぅ(偉そうなふりをする人)。 ほぅっびとぅ ふや(えらくないのに偉そうにする人)。 ほぅっびとぅふいんまり(偉そうにして鼻持ちならない奴)。 4472 ほぅっびゅーい ikmvoc_4472.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙神事の名前、仲間御嶽で行われる収穫感謝祭で神酒が振舞われる ほぅっびゅーいんな あーんっちゅ ぬん(大日取りには粟の神酒を仲間御嶽で飲む)。 4473 ほぅっぶに ikmvoc_4473.wav 名詞 大きな骨、大きい骨格 ほぅぶに からー ほぅっぶに びとぅ やいばどぅ んぶかい(彼は骨太なので体重が重い)。 ほぅっぶにゅーぎゃー っゔぁが ふぁい(大きな骨はお前が食べろ)。 4474 ほぅっぶらふきゃ ikmvoc_4474.wav 名詞 大ぼら吹き 4476 ほぅてぃー ikmvoc_4476.wav 動詞 r/rr語幹 C (体を温めるために火、たき火などに)あたる ほぅてぃ うまつん ほぅてぃー んふばーい(火にあたって温まる)。 4477 ほぅでぃー ikmvoc_4477.wav 名詞 C 手が大きい(人)、気前がよい(人) ばんてぃが ぱーや つむかぎ ほぅでぃー あたい(私のおばあさんは心優しくて、気前の良い人だった)。 4478 ほぅとぅー ikmvoc_4478.wav 名詞 C特殊 大海、大海原 うほぅとぅー、うほぅとぅ ふにゃー ほぅとぅーんかい いでぃたい(船は遠くの大海原に出た)。 4479 ほぅどぅー ikmvoc_4479.wav 名詞 C特殊 立派な体格 まさいや たやぎ ほぅどぅーびとぅ(マサイはとても立派な体格で力がありそうだ)。 4480 ほぅどぅー ikmvoc_4480.wav 名詞 C特殊 八重干瀬の中にあるひとつリーフの名前 4481 ほぅどぅい ikmvoc_4481.wav 動詞 母音語幹 A (こどもが)成長する やらびゃー あたくまん ほぅどぅいどぅす(子供はあっと言う間に大きくなる)。 4482 ほぅどぅつ ikmvoc_4482.wav 動詞 k語幹 A (結んだ帯、糸、もつれた糸などを)ほどく ほぅどぅふ そぅくーゆ ほぅどぅつ(帯を解く)。 まつっだりゅー いとぅー ほぅどぅき(絡み合っている糸を解きなさい)。 5845 ほぅどぅふ ikmvoc_5845.wav 動詞 k語幹 A (結んだ帯、糸、もつれた糸などを)ほどく ほぅどぅつ 4483 ほぅなん ikmvoc_4483.wav 名詞 B特殊 大波 きゅーや ほぅなんぬ たちゅーば っぞぅとぅいが いかじゃーん(今日は大波が立っているから魚を取りに行かない)。 4484 ほぅに ikmvoc_4484.wav 名詞 C 骨;魚の小骨 ほぅに たかい っぞぅ(小骨の多い魚)。 っぞぅぬ ほぅにぬどぅ ぬどぅん かかりゅー(魚の骨が喉にひっかかっている)。 4485 ほぅにずー ikmvoc_4485.wav 名詞 (食べやすくするために)魚を骨ごと切ること いみかい っぞぅぎゃー ほぅにずー あっそぅ(小さい魚は骨ごと切りなさい)。 4486 ほぅにぶかい ikmvoc_4486.wav 形容詞 骨身にこたえる(寒さ、つらさ) きゅーや やぐみ ほぅにぶかい っしさ(今日は骨身にこたえる寒さだ)。 4487 ほぅにゃ ikmvoc_4487.wav 名詞 C 大根 うほぅにゃ だいほぅにゃ ほぅにゃー ふゆんどぅ やすだいかい(大根は冬がやすい)。 4488 ほぅばんまい ikmvoc_4488.wav 名詞 主食 ほぅっばんまい 4490 ほぅみ ikmvoc_4490.wav 動詞 母音語幹 C ほめる やらびゅーぎゃー んみかだ ほぅみる(子供は叱らないで褒めて使え)。 4491 ほぅみたーっゔぁす ikmvoc_4491.wav 動詞 s/h語幹 ほめちぎる うりゃー ほぅみばやー やいば ほぅみたーっゔぁし(彼は褒められるとその気になる奴だから褒めちぎれ)。 4492 1 ほぅみつ ikmvoc_4492.wav 動詞 k語幹 A (風邪などで体が)熱くなる、火照る ほぅみふ かんぼーや ひどぅ っゔぁが どぅーや ほぅみきーどぅ(あなたの身体は熱っぽい)。 4492 2 ほぅみつ ikmvoc_4492.wav 動詞 k語幹 A 興奮する、熱くなる、騒ぎ立てる ほぅみふ まーぬ いたらーんくとぅんかい ほぅみつな(余りつまらないことに騒ぎ立てるな)。 4492 3 ほぅみつ ikmvoc_4492.wav 形容詞 A (火の近くにいるために)熱い、(熱で体が)熱い うまつぬ やかたー ほぅみつかいばならんば ひーちゃがま はなりる(火の側は熱いから少し離れなさい)。 にっちゃ いでぃー みはなー むいとぅ ほぅみつむぬ(熱が出て顔はとても火照っている)。 4493 ほぅみつ ikmvoc_4493.wav 動詞 k語幹 A (体に)熱がある ほぅみふ かじゃー ひきどぅ どぅーや ほぅみきーゆー(風邪をひいて熱がある)。 4494 ほぅみばやー ikmvoc_4494.wav 名詞 ほめられとすぐその気になる人、おだてにのりやすい かりゃー むいとぅぬ ほぅみばやー(彼はほぅめられるとすぐその気になる人だ)。 うりゃー ほぅみばやー やいば ほぅみー つかい(彼はほめられたらその気になる人だからほめて使いなさい)。 4492 1 ほぅみふ ikmvoc_4492.wav 動詞 k語幹 A (風邪などで体が)熱くなる、火照る ほぅみつ 5846 2 ほぅみふ ikmvoc_5846.wav 動詞 k語幹 A 興奮する、熱くなる、騒ぎ立てる ほぅみつ 5847 ほぅみふ ikmvoc_5847.wav 動詞 k語幹 A (体に)熱がある ほぅみつ 4495 ほぅむず ikmvoc_4495.wav 名詞 C特殊 大麦 んっそぅ ちゅふ とぅきゃんな ほぅむずひーどぅ かうっじゅ ちゅっふ(味噌を作るときには大麦で麹を作る)。 4496 ほぅむぬい ikmvoc_4496.wav 名詞 大げさにものを言うこと ほぅむぬゆい たくー ひとぅから とぅいってぃまい とぅから とぃったいてぃー ほぅむぬいゆ あす(タコを一匹取って来ても10匹取って来たと大げさにものを言う)。 4498 ほぅむぬゆみゃ ikmvoc_4498.wav 名詞 大げさにものを言う人、大ぼら吹き からー ほぅむぬゆみゃ やいば かいが むぬいや とぅーん ひてぃっちゃ つかいん(彼は大ぼら吹きだから彼の言うことは10の中1つも信用できない)。 4499 ほぅらだつ ikmvoc_4499.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙ホゥラダツ(大浦集落の入口) ほぅらだつんな まずむぬぬ うい(ホゥラダツには幽霊がいる)。 4500 ほぅらつ ikmvoc_4500.wav 動詞 k語幹 A (目や本を閉じられた状態から)開ける[「ふー(閉じる)」の反対語] ほぅらふ あてぃ ばかすかいば みーや ほぅらかだ ばらうたい(あんまりおかしかったので目を開けないで笑った[あまりの嬉しさで笑うこと])。 ほぅんぬ ほぅらきーみーる(本をあけなさい)。 4501 ほぅらな ikmvoc_4501.wav 名詞 C (水をためるために掘った)ため池[馬などを洗うために掘った] みっじゃ たまらん ほぅらな(水の溜らない掘り穴)。 んきゃーん やらびんみゃー ほぅらなぬ みっじゅまい ぬみゅーたい(昔のこどもたちはため池の水まで飲んでいた)。 がっこうぬ てぃびぬ ほぅらな(学校後方の池)。 5848 ほぅらふ ikmvoc_5848.wav 動詞 k語幹 A (目や本を閉じられた状態から)開ける[「ふー(閉じる)」の反対語] ほぅらつ 4502 ほぅらふきゃ ikmvoc_4502.wav 名詞 ほら吹き ぶらふきゃ うりゃー ぶらふきゃ やいば ういが むぬいや まとぅー ひらいん(彼はほら吹きだから彼の言うことは当てにできない)。 4503 ほぅらふつ ikmvoc_4503.wav 名詞 ほらを吹くこと ほぅらふっちゃ じゃうかいむぬ あらん(ほらを吹くことはいいことではない)。 4504 ほぅり ikmvoc_4504.wav 動詞 母音語幹 A 惚れる ほぅい ばー っゔぁがまんかいや ほぅりん(俺はおまえなんかには惚れない)。 4505 ほぅり ikmvoc_4505.wav 名詞 A 惚れること、自分をわすれるほど夢中になること[連濁して「ぶり」となる] みどぅんぶり(女に夢中になること)。 びきぶり(男に夢中になること)。 かりゃー どぅすぶりゃーひどぅ すかままい ほぅだ どぅすぬ まいんかい あそぅーが はりーにゃーん(彼は友達づきあいがよくて、今日も仕事もせず友達のところに遊びに行った)。 4506 ほぅりぎちくら ikmvoc_4506.wav 名詞 バカな奴 むいとぅぬ ほぅりぎちくら(とてもバカな奴)。 5673 ほぅりちくや ikmvoc_5673.wav 名詞 馬鹿な奴 ほぅりちくら、ほぅりぎちくら、ほぅりぎちくや 5672 ほぅりちくら ikmvoc_5672.wav 名詞 馬鹿な奴 ほぅりちくや、ほぅりぎちくら、ほぅりぎちくや 4507 ほぅりっふぁい ikmvoc_4507.wav 名詞 非常に太っていること、またそのような人 からー あてぃ うんかいばどぅ ほぅりっふぁいや ひーゆー(彼はとても大食いなので太っている)。 4508 ほぅりふい ikmvoc_4508.wav 形容詞 バカげた、冗談の ほぅりふい むぬい あす(馬鹿なことを言う)。 ほぅりふいんまり(冗談をよくいう奴)。 4509 ほぅりみつず ikmvoc_4509.wav 名詞 右往左往、落ち着かない様子、ショックなどでどうしていいかわからない状態 みーんな さうや にゃーだ ほぅりみつず あす(目には落ち着きがなく視点が定まらないようすだ)。 4510 ほぅりむぬ ikmvoc_4510.wav 名詞 バカ者 かりゃー うむくとぅー にゃーん まーんてぃぬ ほぅりむぬ(彼は考えの浅い本当の愚か者だ)。 ほぅりむぬぬ ほぅりむぬふぁう(バカの大食い)。 ほぅりむぬぬ ほぅりさきぬん(バカの大酒飲み)。 かりゃ- ばぬーぎゃー いつまい ほぅりむぬ みー(彼は私のことをいつも馬鹿扱いする)。 ほぅりむぬんな ほぅりむぬぬ まーびゃー ひらいん(馬鹿は馬鹿のまねはできない)。 4511 ほぅりむぬみー ikmvoc_4511.wav 名詞 見下すこと、馬鹿扱い ほぅりむぬみー あす(馬鹿扱いする)。 4512 ほぅりむぬゆん ikmvoc_4512.wav 名詞 馬鹿なこと、くだらないこと まーぬ ほぅりむぬゆんぬぎゃー あすな(余り馬鹿なことを言うな)。 4513 ほぅん ikmvoc_4513.wav 動詞 m語幹 A ほめる やらびゅーぎゃー んみかだ ほぅみー つかい(子供は叱らずに褒めて使え)。 うながどぅーゆぎゃー ほぅまん(自分をほめない)。 4514 ほぅん ikmvoc_4514.wav 名詞 B 本 ほぅんぬ ゆん(本を読む)。 ほぅんぬ っふぃみーみーる(本を閉じなさい)。 ほぅんぬ かふ(本を書く)。 ほぅんな うむくとぅ いだす むぬ(本は知識を与えてくれるもの)。 4515 ほぅんだい ikmvoc_4515.wav 名詞 我がまま、自分勝手、またその対象 ならほぅんだい やらびがま(自分勝手な子供)。 ばー っゔぁが ほぅんだいや あらん(私はお前の我がままの相手じゃない)。 まーぬ ほぅんだい あすな(あんまりわがまま言うな)。 うぬ みどぅん やらびがまー むいとぅぬ ほぅんだいがま(この女の子はとても自分勝手だ)。 4516 ほぅんつ ikmvoc_4516.wav 名詞 B特殊 大通り がっこーんかい いつとぅきゃんな ほぅんっちゅ あいきー いき(学校に行くときには大通りを歩いていけ)。 4517 ぼろぼろ ikmvoc_4517.wav オノマトペ ぐつぐつ、ぐらぐら ふき なびぬ んっつーや ぼろぼろてぃどぅ ふきゅー(鍋のおつゆがぐらぐらと沸騰している)。 4518 ま ikmvoc_4518.wav 助詞 〘終助詞〙 〘終助詞〙基本形について突き放した態度、反語的な態度を示す[「ん」をともなうことも多い]、~かよ ばー すーんま(俺が知るかよ)。 4519 まー ikmvoc_4519.wav 名詞 C 空間的余裕、空き間、すき間;時間的余裕、暇 うまー しばかいば びー まーや にゃーん(ここは狭いから座る余裕がない)。 うまー っゔぁが びーまーや あきーどぅー(ここは君の座るところがある)。 まーや ありー びじ(間隔をおいて座れ)。 ばー きゅーや まーや にゃーんば かしーや ひらいん(今日は時間がないので手伝いはできない)。 きゅーや いすがすかたいば むぬー ふぁう まーまい にゃーっだん(今日は忙しかったので食事をする時間もなかった)。 4520 まー ikmvoc_4520.wav 名詞 C 足跡、手の形、痕跡 ひとぅぬ はずぬ まー(人の足跡)。 ぬそぅどぅぬ はいらー まーぬどぅ あるー(泥棒の入った跡がある[「はいらー」<「はいりゃー」<「はいりー+あい」(入って+ある)])。 4521 1 まーい ikmvoc_4521.wav 動詞 r/rr語幹 A 歩いて訪ねる;遠回りをする すまう まーい(集落を歩き回る)。 かまから まーりー くー(向こうから回って来い)。 4521 2 まーい ikmvoc_4521.wav 接尾辞 (名詞について)歩き回ること、訪問すること はらうずまーい(親戚回り)。 すままーい(集落を歩き回ること)。 4521 3 まーい ikmvoc_4521.wav 動詞 r/rr語幹 A (動詞の連用形についてその動作をしながら何か所かに連続して)移動する あいきーまーい(歩き回る)。 んすぬ いんぬ うーぎーまーい(真謝の海を泳ぎ回る)。 とぅびーまーい(走って回る)。 ぶーっじゃ ぬすみー ひんぎーまーいたい(サトウキビを盗んで逃げまわった)。 やーばっそぅ ふきーまーい(家と家の間を通り抜けて近道をする)。 とぅみーまーい(探し回る)。 なきーまーい(泣きながら歩き回る)。 ばらいーまーい((人の悪口を言いながら友達のところなどをたずねて)馬鹿にして回る)。 かっふぃーまーい(隠れて逃げまわる)。 4521 4 まーい ikmvoc_4521.wav 接尾辞 動詞基本形について名詞を作る接尾辞、(その動作をしながら)歩き回る さきぬんまーい(集落を酒を飲むために歩き回ること)。 かにゃー ういびとぅん なりー くぬいや むぬゆんまーいゆぎゃー ほぅん(カニは年を取って最近はおしゃべりして回ることはしない)。 4522 まーい ikmvoc_4522.wav 動詞 r/rr語幹 A (ものや身体が)回転する;(回転して、忙しくて目が)回る;(否定をともなって、借金で首が)回らない ぐるたん なりー まーるーきゃー みーぬどぅ まーるーたい(ぐるぐる回ってたら目が回った)。 きゅーや いすがすかたいば みーぬ まーりゅーたい(今日は忙しかったので目が回った)。 うっかぬ はーさ ありー ぬどぅまい まーらん(負債が沢山あって首も回らない)。 4523 まーい ikmvoc_4523.wav 名詞 A (ものや人の)周り、周囲;交際範囲 やーぬ まーい(家の周囲)。 ばたぬ まーいゆ はかい(腹の周りを測る)。 かいが まーいんな ひとぅぬどぅ うんそぅく うぐなーりゅー(彼の周りには人がたくさん集まっている)。 4524 まーい ikmvoc_4524.wav 名詞 A 順番 まーる ばが まーいぬどぅ っちゅー(私の順番がきている)。 4525 まーい ikmvoc_4525.wav 名詞 C ボール、まり まーいゆ つふ(まりをつく)。 みどぅんやらびんみゃー まーいひー あそぅー(女の子供達はまりで遊ぶ)。 まーいゆ きー(ボールを蹴る)。 4526 まーい ikmvoc_4526.wav 接尾辞 名詞について漁の種類を表す接尾辞 いんまーい(漁に出ること)。 みがにまーい(素潜り漁[<水中メガネ漁])。 だいだままーい(ダイナマイト漁[終戦直後、不発弾の火薬を抜き取りそれを使って多くの人が密漁していた])。 あんつかいまーい(網を使った追込み漁)。 たくとぅいまーい(タコとり漁)。 っぞぅつーまーい(魚釣り[<魚釣り回り])。 4527 まーいうむくとぅ ikmvoc_4527.wav 名詞 社会性;人付き合いがちゃんとできること、また、そのための知恵 うらー がっこー うむくとぅー あいそぅが ばぬんつきゃー まーいうむくとぅー にゃーん(彼は勉強はできるが、私より社会性はない)。 4528 まーいかたー にゃーん ikmvoc_4528.wav 成句 (感情的に、金銭的に解決の方法がなくて)どうしようもない、八方ふさがりだ とぅずぶとぅ ばきゃーいや ひー さびすかいば まーいかたー にゃーん(離婚してさびしいのでどうしようもない)。 うっかー あみかっゔぃー まーいかたー にゃーん(借金をみんなひきうけてしまってどうしようもない)。 からー まーいかたー にゃーんんまり(彼は使いものにならないどうしようもない奴だ)。 4529 まーく ikmvoc_4529.wav 名詞 C 背が低い人 まーしゃがま まーくがま(背の低い人)。 からー まーくがま やいそぅが たやー っゔぁんつきゃー あり(彼は背は低いけれど、力はお前よりある)。 4530 まーく ikmvoc_4530.wav 形容詞 C (人の)体が小さい;(ものが)小さい いみ ばー いみかいきゃー あぐたが なかんな んながーんな まーくかたい(私は幼い時は同級生のなかで一番背が低かった)。 うぬ んながーんな まーくかい えんぴっちゅぎゃー すてぃる(この一番短い鉛筆を捨てろ)。 4531 まーくん ない ikmvoc_4531.wav 成句 r/rr語幹 体を丸くする、身を屈(かが)める っしかいば どぅーや まーくん なりゅーたい(寒くて体が丸くなった)。 まーくん ならだかー うまから とぅーらいん(身をかがめないとそこを通れない)。 4532 まーしゃ ikmvoc_4532.wav 名詞 C (何かを)回す人 なそぅーぎーぬ すたぬ ばう まーしゃがま(茄の木の下で棒を回す人 [この比喩から「背が低い人」という意味に使われる])。 4533 1 まーじゅん ikmvoc_4533.wav 副詞 ほかの人と同じことを、同じように;一緒に んーなとぅ まーじゅん あっそう(皆と同じようにやりなさい)。 じょ まーじゅん ふぁーでぃ(さあ、一緒に食べよう)。 4533 2 まーじゅん ikmvoc_4533.wav 形容詞 同じ ういとぅ かいとぅー まーじゅんむぬ(これとあれはおなじようなものだ)。 4534 1 まーす ikmvoc_4534.wav 動詞 s/h語幹 A 回転させる;(別の人に)回す くまう まーす(コマを回す)。 まーすがにゅー まーひー あそぅー(鉄の輪っかを回して遊ぶ)。 うぬ んまじゃきゅー ばぬんかいまい まーひーふぃーる(そのおいしい酒を私のところにも回してくれ)。 4534 2 まーす ikmvoc_4534.wav 動詞 s/h語幹 A (凧を)あげる あぎー かびとぅいゆ まーす(凧をあげる)。 4535 まーそぅ ikmvoc_4535.wav 名詞 C 塩 まーそぅー なんー(塩をなめる)。 まーそぅー かきー(塩をふる)。 4536 まーそぅさうず ikmvoc_4536.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙(魔よけのため)塩で清めること うまんな やなむぬぬどぅ ういば まーそぅさうず あっそぅ(ここは悪いものがいるので塩できよめろ)。 4537 まーそぅにー ikmvoc_4537.wav 名詞 塩だけで煮る魚の料理法、塩ゆで あいっぞぅぬ まーそぅにーや むいとぅ んまい(アイゴの塩ゆではとても美味しい)。 4538 まーた ikmvoc_4538.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙魔除けの目印 [ススキの葉で輪っかを作り、それを作物を植えた直ぐの畑や、持って行かれたくない物に刺して魔除けとした。人が亡くなったときにはマータを両門におき、入り口には棒をおいて魔除けとした] まーたう ゆー(魔除けを結う)。 まーたー ゆっゔぃー うまんさすてぃがー まずむぬまい ひとぅまい とぃや はらん(マータを結ってここにさしたら魔物も人も(これを)とってはいかない)。 4539 まーだぎゃー ikmvoc_4539.wav 副詞 まあまあ、ある程度 まーだぎゃー がばー っぞぅ あたい(まあまあ大きな魚だった)。 4540 まーっさ ikmvoc_4540.wav 名詞 (ふらついたりしない)まともな歩き方 っさ まーっさ ん゚ん(ふらつかずにちゃんと歩く)。 やらびぬ まーっさう ん゚みゅーば みーみーる(赤ちゃんがちゃんと歩いているので見てみて)。 びゅーいびとぅぬ まーっさ ん゚まだ あいきゅー(酔っ払いがふらついて歩いている)。 4541 まーっぞぅ ikmvoc_4541.wav 名詞 (追い込み漁でとるようなアイゴやブダイなどの)近海魚 かっちゅんつきゃー まーっぞぅどぅ んまかい(カツオより近海魚が美味しい)。 4542 まーに ikmvoc_4542.wav 名詞 C 〘植〙 〘植〙黒つぐ、皮を紐として使う植物 まぐー かやとぅ まーにぬ かーひどぅ ちゅっふぁい(糸入れかごは茅と黒つぐの皮で作られる)。 くーすふぁやう まーにぬ ばなひー ふっでぃー あそぅびゅーたい(木登りトカゲを黒つぐの罠で括って遊んでいた)。 4543 まーにんぎん ikmvoc_4543.wav 名詞 普通の人、正常な人、真人間 かりゃー ほぅりむぬー あらん、まーにんぎん(彼は馬鹿者ではなくまともな人だ)。 4544 まーぬ ikmvoc_4544.wav 副詞 動詞、形容詞を修飾して程度が大きいことを表す、あまり[否定を表す表現と呼応して程度が大きくないことを表す。共通語の「あまり」と違って理由節では使えない。共通語の理由節に当たる表現では、「あてぃ はーさ ふぁいみーてぃがー ばたぬどぅ やみゅーたい(あんまりたくさん食べたら、おなかを壊した)」のように事実条件節を使い、「あてぃ(とても)」を使う] おい ゆがかなまい まーぬ ばいんつな(おい、あんまりぶつくさ言うな)。 うらー まーぬ じゃうっふぁにゃーん(それは余り良くない)。 ばが っちゃー っぞぅー まーぬ ほぅいっふぁ にゃーっだん (私の釣った魚はあまり大きくなかった)。 まーぬ むぬー ふぁうてぃがー ばたぬどぅ やんがまた(あんまりたくさんたべるとおなかを壊すよ)。 4545 まーび ikmvoc_4545.wav 名詞 A 真似 ひとぅぬ まーびゅーぎゃー あすな(人の真似はするな)。 4546 まーぶ ikmvoc_4546.wav 感動詞 子馬が離れかけたときに離れないようにこちらにもどれと呼ぶときに使う呼びかけ 4547 1 まーぷい ikmvoc_4547.wav 動詞 r/rr語幹 (暗いところから明るいところにでて目が)くらむ;(太陽などをみて)まぶしくて目がくらむ えいがかんから いでぃー みーや まーぷりー あいつぐりむぬ あたい(映画館からでて目がくらんで歩きにくかった)。 てぃだー みー みーや まーぷりゅーたい(太陽を見て目がくらんだ)。 4547 2 まーぷい ikmvoc_4547.wav 動詞 r/rr語幹 目まいがする、目が回る、フラフラする まぐい みーや まーぷりーどぅー(目まいがしている)。 4548 まーぷら ikmvoc_4548.wav 名詞 めまい まーぷら ひーどぅー(目が回っている)。 4549 まーま ikmvoc_4549.wav 名詞 C 後妻、継母 まーまんま やなくんじゃう まーま(意地が悪い継母)。 4550 まーま ikmvoc_4550.wav 名詞 C げんこつ まーまう ちゃらてぃー ふぁーす(げんこつをがちんとくらわす)。 4551 まーまんま ikmvoc_4551.wav 名詞 後妻、継母 まーま 4552 まーゆ ikmvoc_4552.wav 名詞 A 〘魚〙 〘魚〙フエフキダイ 4553 まーゆ ikmvoc_4553.wav 名詞 A ヤシ油 まーゆひー さたてぃんぷらう やつ(ヤシ油で沖縄風ドーナツを揚げる)。 4554 まーらす ikmvoc_4554.wav 動詞 s/h語幹 回す、回らす まーす まーすがにゅー まーらす(鉄の輪っかを回す[遊びの一種])。 4555 まーる ikmvoc_4555.wav 名詞 A 順番、順序が回ってくること まーい んなーまー ばが まーる(今は私の順番)。 ぶどぅい まーる(踊りの順番)。 4556 まーんぐとぅ ikmvoc_4556.wav 名詞 真実、本当のこと うらー まーんぐとぅな(それは本当ですか)。 あがいー あがいー ぶとぅー すにーはりーにゃーんよー、うらー まーんぐとぅよー(あー、旦那は死んでしまった、本当なんだ(信じられない))。 4557 1 まーんてぃー ikmvoc_4557.wav 名詞 (嘘でなく)本当のこと、(偽物でなく)本当のもの っゔぁが あっじゅーくとぅー まーんてぃーや あらん(お前の言っていることは間違っている)。 っゔぁが さんすーぬ くたいや まーんてぃーや あらん(お前の算数の答えは正しくない)。 くぬ だいやー まーんてぃーぬ むぬ(このダイヤは本物だ)。 4557 2 まーんてぃー ikmvoc_4557.wav 副詞 本当に きゅーや まーんてぃー あつかいばならん(今日は本当に暑くて仕方がない)。 くぬいぬ わーつっちゃ まーんてぃー さだかー ひらいん(最近のお天気は本当に予測できない)。 からー まーんてぃー うむくとぅあい ひとぅ(彼は本当に頭がいい人だ)。 4557 3 まーんてぃー ikmvoc_4557.wav 感動詞 なるほど、なるほどだよ、本当、本当だよ まーんてぃーだら(なるほどね)。 4558 まい ikmvoc_4558.wav 接尾辞 尊敬の動詞接辞 子音語幹動詞の未然形に付く。母音語幹動詞では、「さまい」 4559 まい ikmvoc_4559.wav 名詞 C (空間的に、人、もの、場所などの)前;(時間的に)前 っゔぁー ばが まいん たち(君は僕の前にたちなさい)。 やーぬ まいん ばすぬ ていりゅーじょぬ あい(家の前にバス停がある)。 かいが みーゆー まいんどぅ ばー たういたいが おーかん(彼が見ている前で私は倒れたらしい)。 あしぬ まいん うぬ っそぅいゆ ぬみ(朝ごはんの前にこの薬を飲みなさい)。 まいや んぎー あい(相手が何か言う前に先を読んで言う)。 しーしーたが んみゃいー まいん さきゅー いだほぅーき(先生方がいらっしゃる前に酒を出しておきなさい)。 4560 まい ikmvoc_4560.wav 動詞 r/rr語幹 C 大便をする っしんきー っそぅー まい(トイレに行って大便をする)。 っそぅ まりや てぃーゆ あらい(大便をした後は手を洗え)。 4561 まい ikmvoc_4561.wav 動詞 母音語幹 C (鷹のような大きな鳥などが上空を)ゆっくり舞うように飛ぶ まう 4562 まい ikmvoc_4562.wav 名詞 B 米 くみ まいぬい((米の)おにぎり)。 まいだーら(米俵)。 4563 1 まい1 ikmvoc_4563.wav 名詞 C 近く、近所;時間的に近く しょーがっこーや ばんてぃが やーぬ まいんどぅ あい(小学校は我が家の近くにある)。 まっちゃー まいがまん あい(店はすぐ近くにある)。 いんな すぐ まい(海はすぐ近くだ)。 きゅーりょーびゃー んめ まいん なりーどぅー(給料日が間近になっている)。 4563 2 まい1 ikmvoc_4563.wav 形容詞 C 空間的に近い;時間的に近い んながーんな まいかい まっちゃー んじゃんどぅ あい(一番近い店はどこにあるの)。 くまからー っさらぬどぅ ぶらんつきゃー まいかい(ここからだったら平良のほうが保良より近い)。 とぅんでぃさうがつとぅ くりすますとぅ いでぃがどぅ まいかい(冬至の集まりとクリスマスとどっちが時期的に近いですか)。 4564 1 まい2 ikmvoc_4564.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙「も」[(名詞や、名詞+格助詞について)ほかの人、もの、ことに加えてそれもという累加の意味を加える] ばんまい いかっじゃー っゔぁまい いきーふぃーる(私も行くのでお前も行ってくれ)。 きゅーまい まうきじゅくー にゃーん(今日も仕事はない)。 うぬ んまじゃきゅー ばぬんかいまい まーひーふぃーる(そのおいしい酒を私のところにも回してくれ)。 4564 2 まい2 ikmvoc_4564.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙「も」[(疑問詞や数詞、疑問詞や数詞+格助詞について)否定とともに使われて、「だれも、なにも、どこも、いくらも、いつも、(3人)も~ない」という全部否定の意味を加える] うぐなーいんかい いきーみーてぃがー たるまい みーっだん(集まりに行ってみたらだれもいなかった)。 ふにゃー みゃーてぃぬ にゃーだかー んじゃまい いかいん(舟は目的地がないとどこにも行けない)。 ばー かいんかいや んめ みっふぁさまい なうまい にゃーん(わたしは彼女には憎しみもなにもない)。 ふぁうむぬーぎゃー なうゆまい むまん(食べ物はどんなものでも好き嫌いがない)。 いじゅーまい ふぁーっだん(どちらもたべなかった)。 4564 3 まい2 ikmvoc_4564.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙「でも」[(疑問詞、疑問詞+格助詞について)それらすべてという意味を加える] ばー なうまい んち(私は何でも沢山ある)。 からー なうまい っしーどぅー(あの人はなんでも知っている)。 やらびゃー たるんかいまい あまいあまいてぃー ひーゆー(子供はだれにでも愛嬌をふりまく)。 なうまい ゆぬむぬ(どれでも同じだ)。 いつまい にゅーたぎむぬ(いつも眠そうだ)。 みゃーくずつんな んじゃからまい はーさぬ ひとぅぬ すまー ならひー んみゃい(ミャークズツにはそこらじゅうから多くの人々がどっと押し寄せて来る[<どこからも村をどよめかせていらっしゃる])。 でぃんぬ あいてぃがー なうまい かーいどぅす(金があればなんでも買える)。 いかっさまい ふぁうたいそぅが、んめひー ふぁうぶすむぬ あたい(たくさん食べたが、もっと食べたかった[<いくらでもたべたが])。 4564 4 まい2 ikmvoc_4564.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙「~も、~まで」[(名詞(特に数詞)や、名詞(特に数詞)+格助詞について)程度が極端なこと、(予測より)多いことあるいは少ないことを表す] うほぅがぬ いみやーがまんまい ひとぅぬ うい(こんなちいさな家にも人が住んでいる)。 ばいさう あすてぃがー っふぁ んまがたーひーまい とぅがまいどぅす(悪事を働いたら子孫代々まで非難される)。 あかうまい あらーん かうさだりゃ(髪も洗わない不潔な奴)。 ん゚ぬ あぐたが みちゃーいまい っちゅーたい(昨日友達が3人も来た)。 みどぅんな いちじかんまい まつたいそぅが くーっだん(妻を一時間も待ったがこなかった)。 ささぎゆーいんかいや ごじゅーめいまい ゆらばっだん(結婚式には50人も呼ばなかった)。 ひとぅむてぃから むぬまい ふぁーんば やーすかいば ならん(朝から食事もしてないので腹が減って仕方がない)。 っゔぁー にじゅーまんえんまい むちーどぅー(お前は20万円も持っているのか)。 からー ふらんすごーまい あっじゃいどぅすちゃ(あいつはフランス語も話せるんだって)。 4564 5 まい2 ikmvoc_4564.wav 助詞 〘副助詞〙 〘副助詞〙「も」[(量を表す名詞について)概数を表す] にしぇんえんまい あいてぃがー たらうどぅす(二千円もあれば足りるだろう)。 4565 まいがーす ikmvoc_4565.wav 名詞 ポン菓子 4566 まいかき ikmvoc_4566.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙前掛[馬の首に掛け、馬と鋤(すき)と繋ぐ馬具] まいがき 4568 まいだつ ikmvoc_4568.wav 名詞 (馬などが)両前足を上げること びき ぬーまぬどぅ まいだっちゃ ひーゆー(雄馬が両前足を上げている)。 4569 まいちゃ ikmvoc_4569.wav 名詞 C 着物の裾 んまが つんぬ まいちゃう かつん(母親の着物の裾をつかむ)。 4570 まいつ ikmvoc_4570.wav 名詞 A 手斧、薪割用の斧 まいつひー たむぬー ばい(斧で薪を割る)。 4571 まいぬ あらいずー ikmvoc_4571.wav 名詞 米のとぎ汁 まいぬ あらいずーゆ いたきーすてぃー(米のとぎ汁をすてる)。 4572 まいぬい ikmvoc_4572.wav 名詞 米のおにぎり[普通なにも味を付けず、球状に握る] 4573 まいふが ikmvoc_4573.wav 形容詞 かしこい、お利口さんだ[こどもをほめるときに使う] まうふが まいふが やらび(お利口さん)。 かいがどぅ んながーんな まいふがかい(彼が一番おりこうさんだ)。 4574 まいやー まいにつ ikmvoc_4574.wav 成句 日ごと夜ごと、寝ても覚めても、いつも まいやーまいにつ かなす みどぅんぬ くとぅー うむいーゆー(いつも好きな彼女のことを思っている)。 4575 まう ikmvoc_4575.wav 動詞 w語幹 C (鷹のような大きな鳥などが上空を)ゆっくり舞うように飛ぶ まい たかぬどぅ やぐみ はーさ まいゆー(鷹がとてもたくさん飛んでいる)。 4576 まう ikmvoc_4576.wav 名詞 C 〘祭礼〙 〘祭礼〙自分自身の守り神、先祖神 まうかん うなが まうや うなが やーんどぅ あい(自分自身の守り神は自分自身の家にある)。 4577 まうかん ikmvoc_4577.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙個人の守り神、先祖神 まう とぅかんてぃんな んまぬ まうかんかいどぅ てぃーゆ かみー(トゥカンティには母親の守り神に手を合わす)。 まうかんかい むぬー すきー(守り神にお供えをする)。 4578 1 まうき ikmvoc_4578.wav 動詞 母音語幹 C (仕事などについて)儲かる;(お金を)儲ける、稼ぐ まうつ くぬ すかまー まうきどぅす(この仕事は儲かる)。 でぃんな まうきー ふぁう(金を稼いで生活する)。 でぃん まうきが(金を稼ぎに(行こう))。 4578 2 まうき ikmvoc_4578.wav 名詞 C 稼ぎ、儲け きゅーぬ まうきゃー やぐみ はーさ(今日の稼ぎはとても多い)。 きゅーぬ まうきゃー うさきがま(今日の稼ぎはたったこれだけしかない)。 きゅーや なうぬ まうきまい にゃーん(きょうは何の稼ぎもない)。 4579 まうきじゅく ikmvoc_4579.wav 名詞 儲ける手段、稼げる仕事、飯のたね;仕事 まうきじゅくー とぅみーくーでぃ(稼げる仕事を探してくる)。 きゅーまい まうきじゅくー にゃーん(今日も仕事はない)。 4580 1 まうきゃー ikmvoc_4580.wav 名詞 南側にある隣家 [西原は絶対方位を使用しているので南側が「前」になる] まうきゃーた(南側の家の人たち)。 4580 2 まうきゃー ikmvoc_4580.wav 名詞 何かを基準としてその前方;物の前方部 まうきゃーん たち((私の)前に立て)。 きーぬ まうきゃーん はうぬ うい(木の前にヘビがいる[ヘビは木と話し手の間にいる])。 くるまぬ まうきゃーぬ やぶりーにゃーん(車の前方部が壊れた)。 っゔぁが まうきゃーゆ とぅみる(あなたの前の方を探せ)。 4581 まうつ ikmvoc_4581.wav 動詞 k語幹 C 儲かる、儲ける、稼ぐ まうふ まうき 4582 まうとぅ ikmvoc_4582.wav 名詞 C 直進したところ、(よそ見せず)真っ直ぐの方向(へ進む) しやくしょー うまぬ まうとぅんどぅ あい(市役所はここをまっすぐ行ったところにある)。 まうとぅー みー あいき(真っ直ぐ前を見て歩け)。 まうとぅー たみー あいき((よそ見せず)真っ直ぐ歩け)。 5849 まうふ ikmvoc_5849.wav 動詞 k語幹 C 儲かる、儲ける、稼ぐ まうつ まうき 4583 まうゆ あき ikmvoc_4583.wav 成句 母音語幹 〘祭礼〙 〘祭礼〙自分自身の守護神を持つこと まうゆ あぎ かんぶり びとぅー まうゆ あきばどぅ なうい(神のことで病んでいる人は自分自身の守護神を持てば治る)。 4584 まうゆ あぎ ikmvoc_4584.wav 成句 母音語幹 〘祭礼〙 〘祭礼〙自分自身の守護神を持つこと まうゆ あき 4585 まか ikmvoc_4585.wav 名詞 C ~次第だ;~による;~の意志による[「名詞+が/ぬ」の後に付ける] あすむ ほぅんむー っゔぁが まか(やる、やらないはお前次第だ)。 うるー きみー くとぅー ひゅーいぬ まか(それをやるのは日取りによる)。 にんぎんぬ んぬっちゃ てぃだやぐみぬ まか(人の命は畏れ多い神様の思し召しのままだ)。 4586 まかい ikmvoc_4586.wav 名詞 C お椀、お茶碗 んっつーゆ いり まかいゆ むちーくー(おつゆを入れるお椀をもってこい)。 まいゆ まかいん いりー ふぁう(ごはんをお茶碗に入れて食べる)。 まかいだうー(お茶碗、皿、湯吞等の食器)。 んまー ゆいや ふぁいぬ あとぅんな まかいだうーゆ あらう(お母さんは夕食後食器を洗う)。 ってぃつ あい まかいや ばいやすむぬ(一つしかないお椀は割れやすい[>一人っ子は死ぬとなにも残らないということのたとえ])。 4587 まがい ikmvoc_4587.wav 動詞 r/rr語幹 A (ものが)まがる;(道を)まがる くぬ かにふっじゃ まがるーば、まうとぅーぬ むぬー むちーくー(この釘は曲がっているのでまっすぐなのをもってこい)。 かまぬ ゆまたう んすんかい まがりー いき(あそこの十字路を右に曲がっていけ)。 4588 まがい ikmvoc_4588.wav 名詞 A 角;横道(誘惑) かまぬ まがいから いき(あそこの角を曲がれ)。 なうぬ まがいてぃー にゃーだ わいてぃー かない(横道にそれずにがんばれ)。 4589 まかない ikmvoc_4589.wav 名詞 料理を作ること;料理を作る人 やーふつ ゆーいぬ まかないゆ あす(新築祝いの料理を担当する)。 ばー むぬにー まかないどぅ あたい(私はものを煮る係りだった)。 4590 まかや ikmvoc_4590.wav 名詞 B 茅 かや まぐー まかやとぅ まーにぬ かーひどぅ ちゅっふぁいーゆー(マグ(かごの一種)は茅と黒つぐの皮(で作った紐)で作られている)。 4591 1 まき ikmvoc_4591.wav 動詞 母音語幹 A 負ける きゅーぬ うんどーかいんな ばんちゃー まきーにゃーん(今日の運動会で私達は負けた)。 4591 2 まき ikmvoc_4591.wav 名詞 A 負け っゔぁー まき(あなたは負けだ)。 4592 1 まきならい ikmvoc_4592.wav 形容詞 (相手に対して)いつも負けている人、負け癖がついている人、(勝負における)カモ かにゃー ばぬんな いつまい まきならいがま(カニは私のカモだ)。 からー かにんな まきならい ひとぅ やいば きゅーまい かちゃいん はず(彼はカニにはいつも負けている人なので今日も勝てないだろう)。 4592 2 まきならい ikmvoc_4592.wav 名詞 (相手に対して)いつも負けている、負け癖がついている、(勝負における)カモである きゅーまい まきならいがまぬ っちゅー(今日もカモが来た)。 4593 1 まきゃーい ikmvoc_4593.wav 動詞 r/rr語幹 (家や部屋が)散らかった、整理整頓されていない まきゃーい まっちゃぬ むぬー むいとぅ とぅみらいん(整理整頓されていない店の商品は全然探せない)。 やーゆ まきゃーらすな(家を散らかすな)。 くじゃひっちゃ まきゃーるーば まさぐん あっそぅ(客間がちらかっているので整理しろ[「くじゃひつ」は寝室でもあった])。 4593 2 まきゃーい ikmvoc_4593.wav 動詞 母音語幹 (家や部屋が)散らかった、整理整頓されていない 4594 まきゃーす ikmvoc_4594.wav 動詞 s/h語幹 (ものをこわして)散乱させる、(部屋などを)とり散らす、(風などがものを)飛び散らかす まかいゆ ばりー まきゃーす(お椀を割って散乱させる)。 かでぃん かびーや まきゃーはいにゃーん(風に紙が飛び散らかされた)。 4595 まきゃーらす ikmvoc_4595.wav 動詞 s/h語幹 (ものをこわして)散乱させる、(部屋などを)とり散らす、(風などがものを)飛び散らかす 4596 まぐ ikmvoc_4596.wav 名詞 C 〘道具〙 〘道具〙丸めた茅を黒つぐの紐で縛って作ったカゴ。苧麻を紡いだ糸を入れたりする まぐんかい ぶーや ん゚みー うるー いりー(カゴに苧麻を糸に紡いだ糸を入れる)。 4597 まぐい ikmvoc_4597.wav 動詞 r/rr語幹 A 目がくらくらする、混乱する まーぷい ばー うきー ふたきな やいば みーや まぐりーどぅー(私は起きてすぐだから目がくらくらしている)。 まぐりんまり(バカな奴)。 4598 まくがん ikmvoc_4598.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ヤシガニ まくがんな ちゅーかいば とぅらいぎっふぁにゃーん(ヤシガニは力が強いので捕れそうにない)。 4599 まくぶ ikmvoc_4599.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙シロクラベラ;ブダイの一種で大きなこぶがある 4600 まくぶなます ikmvoc_4600.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽で使われる言葉で「芋の葉の和え物」を意味する。文字通りにはマクブ(ブダイの一種)の刺身で、芋の葉をマクブの刺身にみたてる 4601 まぐみん ikmvoc_4601.wav 名詞 全体的に丸まった耳 [「まぐ」は宮古上布の糸を入れるかご] 4602 まさい ikmvoc_4602.wav 動詞 r/rr語幹 C (他人と比べて)能力、容姿が優れている ひとぅんつきゃー まさり(人より優れた人間になれ)。 かぬ みどぅんぬどぅ つむかぎさー まさりゅー(あの女性のほうが心がきれいだ)。 4603 まさが ikmvoc_4603.wav 名詞 C 正しいこと、ちゃんとしていること まなが、まさぐ、まさぎ まさがー にゃ-んんまり(どうしようもない奴)。 かりゃー ぶらふきゃ やいば かいが むぬいゆぎゃー まさがんな つかだうり(彼はほら吹きだから彼の話はまともには聞くな)。 4604 まさがぬ ikmvoc_4604.wav 連体詞 (人に関して)真面目な;(仕事に関して)丁寧な、ちゃんとした;(仕事に関して)まともな正業である まさぎぬ、まさぐぬ、まながぬ ぶとぅーぎゃー まさがぬ びぎどぅんぬ とぅみる(旦那には真面目な男性を探せ)。 やーゆぎゃー まさがぬ さやふん たぬみー まさがぬ やーゆ ちゅっふぃ(家はちゃんとした大工に頼んでちゃんとした家を建てろ)。 んなまぬ すかまー なまりー まさがぬ すかまう あっそぅ(今の仕事をやめてまともな仕事をしろ)。 4605 まさがん ikmvoc_4605.wav 副詞 ちゃんと、きちんと、しっかりと、気を付けて、正確に [副詞化の接尾辞「てぃー」を伴うことも多い] まながん、まさぐん、まさぎん ゆまたうぎゃー まさがん あいき(十字路は気を付けて歩け)。 でぃんぬぎゃー まちがいや にゃーん やうん まさがんてぃー ゆみ(お金は間違いのないようにちゃんと正確に数えろ)。 まさがん みーる(ちゃんと見なさい)。 まさがんてぃ- かんがいる(ちゃんと考えよ)。 むぬーぎゃー まさがんてぃー ふぁい(ご飯はちゃんと食べなさい)。 まさがんてぃー びじ(ちゃんと座れ)。 やらびゅーぎゃー まさがんてぃー みーる(子供はちゃんと管理しなさい)。 4606 まさりー ikmvoc_4606.wav 副詞 比較するためにつける副詞、(ほかの人、ものと比べて)よりもっと くぬ ひとぅぬどぅ かいんつきゃー まさりー うむくとぅ あいかい(この人のほうが彼よりもっと賢い)。 くぬ くるまぬどぅ かぬ くるまんつきゃー まさりー あっゔぁうぎゃー ふぁーん(この車のほうがあの車より燃費がいい)。 まさりーまい ういがどぅ ばいかい(かえって彼がもっと悪い[> 彼のほうがもっとわるい])。 4607 まさりーまい ikmvoc_4607.wav 成句 どういたしまして、こちらこそ 「すでぃがほー」てぃー あっじゃいてぃがー 「まさりーまい」てぃ かいすばどぅ じゃうかい(「すでぃがほー」といわれたら「まさりーまい」と返事するのがいい)。 4608 まじゃ ikmvoc_4608.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙真謝[西原の北東の海岸でそこから漁に出る] すまぬ ひとぅんみゃー まじゃから ふにゅー いだす(西原の人は真謝港から船を出す)。 でぃんがにゃー むぬゆんぱじゅら やいば まじゃん いつきゃたーひーまい むぬいゆぎゃー つっちゃはん(ディンガニはおしゃべりだから真謝につくまで話は途切れさせない)。 4609 ましん ikmvoc_4609.wav 副詞 多めに ばぬんな ましんがま ふぃーる(私にはちょっと多めにくれ)。 4610 ます ikmvoc_4610.wav 助数詞 畑の助数詞[四角の形が升に似ているため] っゔぁー はいや いふます あり やいば(あなたは畑はいくつあるか)。 ななます あきゅーとぅい、やそぅます あきゅーとぅい(七つの畑を開墾していて、八つの畑を開墾していて[古謡「うほぅらだつ」から])。 4611 ます ikmvoc_4611.wav 名詞 A ~の方がよい。[述語としてしか使えない] くいとぅ くいとぅー いでぃがどぅ ます(これとこれとはどっちがいい)。 っぞぅんつきゃー わーぬどぅ ます やいば わーゆ かいくー(魚より豚肉がいいので、豚肉を買ってこい)。 うまどぅ ます(そこがよい)。 ほぃさー ます(大きいほうがいい)。 4612 まず ikmvoc_4612.wav 副詞 先ず、先ずは まずがー まず っゔぁから あっそぅ(まずお前からやれ)。 まずてぃー ひーみーみーる(先ずやってみなさい)。 4613 まず ikmvoc_4613.wav 動詞 g語幹 A (女性器に)男性器を挿入する、交接する、まぐわう、セックスする「目的格をとる] ひーゆ まず(性交する)。 ぴーゆぎゃー ふなずっちゃーん まず(女性器に男性器を挿入し、上下の動きをしながら交接する)。 4614 まずがー ikmvoc_4614.wav 副詞 先ず、先ずは まず まずがーてぃー ひーみーみーる(先ずはやってみなさい)。 4615 ますぎた ikmvoc_4615.wav 名詞 石垣 ないんどぅ ますぎたー っちゅりーにゃーん(地震で石垣が倒壊した)。 ぬぬずん ますぎた(きれいに積まれた石垣)。 4616 ますむい ikmvoc_4616.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ミャークズツの祭事の一つで、枡に酒を盛って新生児の健康祈願をすること ますむいんな うぬ とぅすん んまいたい っふぁがまんみう すまぬ たから ほぅでぃ すまぬ んーなひー あーぐ あいっちゃーん かんにがい あす(マスムイにはその年に生まれた新生児たちを村の宝にしようと村人全員で歌を歌いながら祈願する)。 4617 1 まずむぬ ikmvoc_4617.wav 名詞 幽霊、魔物、化け物 まずむん まずむぬー うとぅるすむぬ(幽霊は怖い)。 うまんな まずむぬぬ うい(そこには幽霊がいる)。 かりゃー まずむんつきゃー むいとぅぬ まずむぬ(彼は幽霊よりも更に怖い化け物だ)。 4617 2 まずむぬ ikmvoc_4617.wav 名詞 人を軽蔑していうののしりことば、やつ まずむん んずぎ まずむぬ(醜い奴[皮肉で身だしなみの悪い人に使う])。 くぬ まずむぬ(この野郎)。 ほぅりまずむぬ(馬鹿なやつ)。 うむくとぅー にゃーん まずむぬ(学のないやつ)。 でぃんな にゃーん、でぃんぐ まずむぬんみ(金のない、金に恵まれない貧乏人達)。 ぬそぅどぅまずむぬ(盗人)。 5685 まずむぬぬ あかばたうい ikmvoc_5685.wav 名詞 〘植物〙 〘植〙ウリ科の一年草のツル植物、オキナワスズメウリ 4618 まずむぬぬぬーま ikmvoc_4618.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙ナナフシ 4619 まずむぬぬみーつつうさ ikmvoc_4619.wav 名詞 〘植〙 〘植〙シロバナセンダングサ[<化け物の目を突く草] やまう あいつてぃがー まずむぬぬみーつつうさぬ とぅずぬどぅ うんそぅく たばい(野山を歩いたらシロバナセンダングサの刺が沢山くっつく)。 4620 まずむぬん んつみらい ikmvoc_4620.wav 成句 金縛りにあう まずむぬん んつみらいーにゃーん(金縛りにあった)。 4621 1 まずむん ikmvoc_4621.wav 名詞 幽霊、魔物、化け物 まずむぬ 4621 2 まずむん ikmvoc_4621.wav 名詞 人を軽蔑していうののしりことば、やつ まずむぬ 4622 まずん ikmvoc_4622.wav 動詞 m語幹 A 沢山の物を積みあげる まずんー、まずんみ 4623 まずんー ikmvoc_4623.wav 動詞 mm語幹 沢山の物を積みあげる まずん、まずんみ かやう まずんー(茅をたくさん積みあげる)。 ほぅんぬ まずんみ(本をつみあげろ)。 あいや ぶーっじゅぎゃー まずんまん(サトウキビはそんなふうに積むもんじゃない)。 4624 まずんみ ikmvoc_4624.wav 動詞 母音語幹 沢山の物を積みあげる まずんー、まずん 4625 1 まそぅー ikmvoc_4625.wav 名詞 A 正面、まっすぐ まうとぅ まそぅーん やどぅふつぬ あい(正面に入り口がある)。 うまぬ んっちゅ まそぅーん あいき(この道をまっすぐ歩きなさい)。 4625 2 まそぅー ikmvoc_4625.wav 名詞 A 回りくどくなくて、率直な物言い;率直なこと むぬいゆぎゃー まそぅーから あい(ものは(回りくどくいわず)はっきりと言え)。 からー やぐみ まそぅーびとぅ(彼はとても率直な人だ)。 4626 1 また ikmvoc_4626.wav 名詞 B 股 またばい はずぬ また(足のまたぐら)。 またぬどぅ かうかいば ならん(股がかゆくてしかたがない)。 またうぎゃー ひらかだうり(股を開くな)。 ながまたびとぅ(足が長い人)。 4626 2 また ikmvoc_4626.wav 名詞 B 歩幅、歩数の数えかた、~歩 ほぅまたびとぅ(歩幅の大きい人)。 いみまたがまひー あいつ(小さい歩幅で歩く)。 かまたーひーや とぅまたひーや いかいどぅす(あそこまでは10歩でいける)。 ながまたひー あいつ(長い歩幅で歩く)。 っさらたーひーや ひとぅまた(平良までは一股だ[>とても近い])。 4627 また ikmvoc_4627.wav 副詞 もう一度繰り返すさま、また、再度 じょ また さき ぬまでぃ(また酒を飲もう)。 からー また きゅーまい っちゅーい(彼は今日もまた来た)。 また あそぅーが んみゃてぃ(また、遊びにいらっしゃい)。 がっこーん ほぅんな ばっしにゃーんば また いつたい(学校に本を忘れたのでまた行った)。 4628 また ikmvoc_4628.wav 名詞 B 一つから二つ(以上に)別れているもの;木のまた(Y字になっている部分、木が枝分かれしている部分) かまんかい いつふっちゃ ふたまたん なりゅー(あっち側に行く入り口は二股になっている)。 きーぬ またひー ぐむかんぬ ちゅっふ(木のまたでパチンコ[=スリングショット]を作る)。 また なゆり なりゅー さやよー(木のまたに実っている豆のさやよ[古謡「豆が花」から])。 4629 また ikmvoc_4629.wav 形容詞 B 大便をしたい っそぅまたむぬ(糞をしたい)。 っそぅまたかいば んびゃーいん(ウンコがしたくて我慢できない)。 4630 また ikmvoc_4630.wav 接頭辞 (動詞基本形の前につき)二度~をすること またにゅー(二度寝)。 またばい(二度食い[食べた後におなかがすいてまたすぐ食べること])。 またいつぬ なんっじゅぎゃー ほぅん(二度行くという面倒なことはするな[>仕事は一回行って済ませろ])。 4631 また ikmvoc_4631.wav 間投詞 〘フィラー〙 〘フィラー〙(つなぎの言葉として口癖的に使う) 4633 またぎす ikmvoc_4633.wav 名詞 部下、下のもの、奴隷、召使い、(比ゆ的に)奴隷のように従ってしまうこと またぎっそぅ まーぬ しつきな(下の者をあまり酷使するな)。 にんぎんな うむくとぅ あいひとぅぬ またぎす(人間は(どうしても)学のある人の言うことを聞いてしまうものだ)。 にんぎんな つむぬ またぎす(人間は心の良い人には共感する[<従ってしまう])。 にんぎんな でぃんぬ またぎす(人は金の奴隷だ)。 4634 またぐい ikmvoc_4634.wav 動詞 r/rr語幹 (またを開いてなにかの上を)超える、またぐ またず うまう またぐりー くー(そこをまたいで来い)。 ひとぅーぎゃー またぐらん(人をまたいではいけない)。 びだ かつがまう またぐらっじゃーきー たうりー てぃーや ぶりーにゃーん(低い垣根をまたごうとして転んで手を骨折した)。 うまぬ ふぐんぬ またぎー くいる(ここの溝をまたいで越えろ)。 4635 またず ikmvoc_4635.wav 動詞 g語幹 C (またを開いてなにかの上を)超える、またぐ またぐい うまう またぎー くー(そこをまたいで来い)。 うまぬ ばだー ふかかいば うまうぎゃー またがん(ここの溝は深いからここはまたがない)。 4638 1 またたい ikmvoc_4638.wav 動詞 r/rr語幹 (幼児、病人などが)膝を伸ばしたままで、不安定な歩き方をする、たどたどしく歩き始める;飛び越える またーたい、またたーい やらびゃー んめ またたりーどぅー(赤ちゃんはもう歩き始めている)。 うまう またたりーくー(そこを飛び越えて来い)。 4638 2 またたい ikmvoc_4638.wav 名詞 (赤ん坊の)よちよち歩き、(病人の)ふらふら歩く様子 ぱーや やっとぅがま やんな なうりどぅ がいとぅがいとぅ またたいゆ ひーゆー(おばあちゃんなんとか病気が治ってふらふらあるいている)。 4639 またたいあいつ ikmvoc_4639.wav 名詞 よちよち歩き やらびゃー またたいあいっちゃ ひーどぅー(赤ちゃんはよちよち歩きしている)。 4640 またつつ ikmvoc_4640.wav 名詞 また聞き またずつ ひとぅっじゃう またつつ あす(他人の噂をまた聞きする)。 くらー またつつ やいば なうてぃまい あっじゃいん(これはまた聞きなのでなんとも言えない)。 4641 またにゅー ikmvoc_4641.wav 名詞 二度寝、起きて直ぐにまた眠ること またにゅーゆぎゃー ほぅん(二度寝はしない)。 きゅーや またにゅーや ひー にゅーたかいば ならん(今日は二度寝して眠くてならない)。 4642 またばい ikmvoc_4642.wav 名詞 またぐら、股間 また またばいぬ かうかいば ならん(またぐらがかゆくてしかたがない)。 4643 またま ikmvoc_4643.wav 名詞 C 分け前 まだま っゔぁが またまー うさき(お前の分け前はこれだけだ)。 4645 またまぶた ikmvoc_4645.wav 名詞 想像以上に多い分け前 まだまぶた きゅーぬ ばが ばきだまー またまぶた(今日の私の分け前は想像以上に多い)。 4647 またんまが ikmvoc_4647.wav 名詞 ひ孫 またんまがー かなすかいばならん(ひ孫は可愛くてしかたがない)。 4649 1 まつ ikmvoc_4649.wav 動詞 c/t語幹 C 時間が来るまで場所を動かずにいる、時間が来るのを待つ、(人を)待つ んなまー ひーちゃがま まてぃ(ちょっと待てよ[言葉を思い出すときなどに言う])。 うまん まちうき(ここで待っていろ)。 さんじたーひー まつたい(三時まで待った)。 ばぬーぎゃー まちゃだ さつん いき(私を待たないで先に行ってください)。 ゆながい まちゅーそぅが かりゃー いつがみまい くーん(長い間まっているが彼はいつまでも来ない)。 っゔぁー いつまでぃまい まちゃいん(お前のことをいつまでも待てない[>(私は)お前のことをいつまでも待ってはいられない)。 ばっそぅ まつ(バスを待つ)。 かいが ふーきゃたーひー まちゃでぃ(彼が来るまで待とう)。 4649 2 まつ ikmvoc_4649.wav 動詞 c/t語幹 C (動詞基本形+「むぬー」について「~するのを」)待つ みどぅんぬ ふーむぬー まつはてぃらいん(妻が来るのを待ちあぐねる)。 かりゃー あみぬ やんむぬー まちゃだ いでぃーはりーにゃーん(彼は雨が止むのを待たずに出かけた)。 かいが むぬいゆ あいむぬー まつ(彼がものを言うのを待つ)。 4650 まつ ikmvoc_4650.wav 動詞 k語幹 C (水を)まく;(植物に)水をやる;(穀物等の種を)まく まふ みなかんかい みっじゅ まつ(庭に水をまく)。 みなかぬ きーんかい みっじゅ まき(庭の木に水をやれ)。 むぬだにゅー まつ(穀物の種を蒔く)。 4651 まつ ikmvoc_4651.wav 動詞 k語幹 A (網などを)巻き取る;(ひもなどを)ねじり合わせて編む;(ねじなどを)巻く まふ あんぬ まき(網を巻きとれ)。 うぶん゚なう まつ(錨の綱をよって作る)。 4653 まつー ikmvoc_4653.wav 動詞 vv語幹幹 A (糸などが)絡みあう、もつれる まつっゔぃ、まつっだい 4654 まつぎ ikmvoc_4654.wav 名詞 C まつ毛 ながまつぎ(長いまつ毛)。 ひとぅーぎゃー まつぎぬ すたからー みーん(人を見下すな [< 人をまつ毛の下から見るな」)。 かいが まつぎんな つまよーじまい ぬーいどぅす(彼のまつ毛には爪楊枝も乗る)。 4655 まつぎー ikmvoc_4655.wav 名詞 松の木 まつぎーたむぬ(松の木の薪)。 んきゃーんな まつぎーひーどぅ やーぬ ゆかう ちゅっふゅーたい(昔は松の木で家の床を作っていた)。 4656 まっこー ikmvoc_4656.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ハリツルマサキ、鑑賞用の低木 まっこーぎー きつぎ まっこーぎーゆ みなかん いびー(きれいなハリツルマサキを庭に植える)。 まっこーうや(まっこーを取ってきて売って歩く人)。 4657 まっこー ikmvoc_4657.wav 名詞 面と向かってはっきりということ、直接 まっこーから あいや あたらんてぃー あい(面と向かってそれは間違っていると言う)。 あいや みそぅかむぬいや ほぅだ まっこーん あっじ(そんなふうにひそひそと話をせずに、直接言ってやれ)。 4658 1 まっさーら ikmvoc_4658.wav 名詞 真っ白 かびーや むいとぅ まっさーら(紙はとても真っ白だ)。 4658 2 まっさーら ikmvoc_4658.wav 形容詞 真っ白だ、真っ白な ういがどぅ まっさーらかい(こっちのほうが真っ白だ)。 4659 まっず ikmvoc_4659.wav 動詞 zz/dd語幹 C 混ぜる まっでぃ、まんき、まんつ とぅぬかとぅ みりきんくーゆ まっでぃる(卵とメリケン粉を混ぜろ)。 4660 まっちゃ ikmvoc_4660.wav 名詞 B 商店 まっちゃー まいがまん あい(店はすぐ近くにある)。 すきゃーりまっちゃ(ごちゃごちゃした商店)。 4661 まつっゔぃ ikmvoc_4661.wav 動詞 母音語幹 (糸などが)絡みあう、もつれる まつー、まつっだい いとぅー まつっゔぃーにゃーん(糸は絡んでしまった)。 てぃぐすいぬ まつっゔゅーば はなひー ふぃーる(釣り糸が絡まったからほどいてくれ)。 4662 まつっだい ikmvoc_4662.wav 動詞 r/rr語幹 (糸などが)絡みあう、もつれる まつー、まつっゔぃ 4663 まっでぃ ikmvoc_4663.wav 動詞 母音語幹 C 混ぜる まんき、まんつ、まっず さきんかい ぶーどぅるー まっでぃー みるくじゃきゅー ちゅっふぃ(酒に練乳を混ぜてミルク酒を作れ)。 4664 まつぬみん ikmvoc_4664.wav 名詞 松茸(マツタケ) まつぬみん とぅいが ぬーだんかい いつ(松茸を取りにヌーダに行く[ヌーダは地名。ヌー(野)タ(田)の意味])。 4665 まっふぁ ikmvoc_4665.wav 名詞 B 枕 たかまっふぁ(高い枕)。 んきゃーんな まっふぁー にゃーっだん(昔は枕はなかった)。 4648 まてぃ ikmvoc_4648.wav 接尾辞 尊敬の動詞接辞「まい」の依頼形。子音語幹動詞の未然形に付く。母音語幹動詞では、「さまてぃ」 みゃらまてぃ(お召し上がりください)。 うまん びじゃまてぃ(ここお座りください)。 4666 1 まとぅ ikmvoc_4666.wav 名詞 C 的、目当て んじゃんかい いつかたー にゃーだ まとぅー にゃーだ ふにゅー いだす(どこにいくあてもなく船を出す[<いく場所もなく、目当てもなく])。 うまぬ まとぅんかい たみーみーる(この的にあててみろ)。 4666 2 まとぅ ikmvoc_4666.wav 名詞 C 頼り ばー っゔぁうどぅ まとぅー ほぅー(私はあなたを頼りにしている)。 っふぁんみぬどぅ ばが まとぅ(子供たちが私の頼りだ)。 んまがぬ はたらっちゃ まとぅー ひらいん(孫の働きは期待できない)。 4667 まどぅ ikmvoc_4667.wav 名詞 C (なにかをするための)時間;(することがなくて)暇だ きゅーや なうちゅんま まどぅー にゃーん(今日はぜんぜん暇はない)。 きゅーや あみゃー っふぃー まどぅ(今日は雨が降って暇だ)。 4668 まどぅ ikmvoc_4668.wav 名詞 C 普段 かりゃー まどぅからどぅ やなくんじゃう(彼は普段から根性がわるい)。 まどぅんな はいぬ すかまうどぅ あす(普段は畑仕事をする)。 4669 まどぅゔぁい ikmvoc_4669.wav 名詞 間食、間食すること まどぅばい まどぅゔぁいゆ とぅい(間食を摂る)。 まどぅゔぁい あすてぃがー っふぁいどぅす(間食すると太る)。 まどぅゔぁいむぬ(間食)。 4671 まどぅばんまい ikmvoc_4671.wav 名詞 間食 4672 まとぅんかでぃ ikmvoc_4672.wav 名詞 順風、追い風 ふにゃー まとぅんかじゃー うきー やぐみ はーむぬ(舟は順風を受けてとても速い)。 4673 まない ikmvoc_4673.wav 形容詞 C おとなしい、優しい かいが ぶとぅー やぐみ まない じゃうびとぅ(彼女の旦那はおとなしくていい人だ)。 っざー ういびとぅん なりー ひっちゃがま まないふ なりーゆー(父は年をとって、すこし優しくなった)。 4674 まないん ikmvoc_4674.wav 副詞 きちんと、ちゃんと、正確に[「まないんてぃー」も可] まないん とぅず っふぁうぎゃー みばからだかー(ちゃんと 妻子は養わないと(いけない))。 まないんてぃー かたなうぎゃー つかい(気をつけて包丁を使いなさい)。 っさー きらはんやうんてぃー やらびゅーぎゃー まないんてぃー みーる(つまづかないように[つまづかせないように]子供は注意してみなさい)。 4675 まながぬ ikmvoc_4675.wav 形容詞 真面目な、ちゃんとした まさがぬ、まさぎぬ、まさぐぬ ぶとぅーぎゃー まながぬ びぎどぅんぬ とぅみる(夫にはちゃんとした男性を探せ)。 4676 まながん ikmvoc_4676.wav 副詞 ちゃんと、きちんと、しっかりと、気を付けて、正確に[「まながんてぃー」も可] まさがん、まさぐん、まさぎん うぬ まかいゆぎゃー まながん ゆすぎ(このお椀はちゃんとゆすぎなさい)。 むぬーぎゃー まながん ふぁい(食事はきちんと食べなさい)。 4677 まなぎん ikmvoc_4677.wav 副詞 きちんと、ちゃんと、正確に[「まなぎんてぃー」も可] まさがん、まさぎん、まさぐん、まながん、まなぎん、まなぐん すかまうぎゃー まなぎん あっそぅ(仕事はちゃんとやりなさい)。 4678 まなぐん ikmvoc_4678.wav 副詞 きちんと、ちゃんと、正確に[「まなぐんてぃー」も可] まさがんてぃー、まさぎんてぃー、まさぐんてぃー、まながんてぃー、まなぎんてぃー むぬーぎゃー まなぐんてぃー ふぁい(ご飯はちゃんと行儀よく食べなさい)。 まなぐん びじ(ちゃんと座れ)。 4679 まなちゃ ikmvoc_4679.wav 名詞 B まな板 まなちゃうぎゃー つかうてぃがー あらい(まな板は使ったら洗え)。 4680 まなや ikmvoc_4680.wav 名詞 C 可愛い子供;おばあさんなどが孫に声をかけるときの呼びかけのことば まなや、ぱーが まいんかい くー(いいこちゃん、おばあちゃんのところにおいで)。 4681 まに ikmvoc_4681.wav 名詞 B 畝(うね) ぶーっじゅぎゃー まにゃー あぎどぅ いびー(サトウキビは畝をあげて植える)。 4682 1 まびつ ikmvoc_4682.wav 動詞 k語幹 C (密生した作物を)間引く まびふ きゅーや あかふにゅー まびかだかー ならん(今日はニンジンを間引かないといけない)。 4682 2 まびつ ikmvoc_4682.wav 名詞 C 間引くこと まびふ あーゆ まびつ あす((密生した)粟を間引きする)。 4683 まびとぅ ikmvoc_4683.wav 名詞 C 3歳以上のこども[昔は3歳までに死ぬ子供が多かった] まーにんぎん やらびゃー んめ まびとぅん なりーにゃーん(子供はやっと(生き延びて)三歳以上になった)。 4685 まふ ikmvoc_4685.wav 動詞 k語幹 A (煙などが)立ち込める、充満する まつ うまんな たばくぬ きゅーすぬどぅ まきゅー(ここには たばこの煙が充満している)。 4686 まふ ikmvoc_4686.wav 動詞 k語幹 A (網などを)巻き取る;(ひもなどを)ねじり合わせて編む;(ねじなどを)巻く まつ あんぬ まき(網を巻きとれ)。 とけーぬ にじゅー まつ(時計のねじを巻く)。 4688 まぶゆ ikmvoc_4688.wav 名詞 B 〘魚〙 〘魚〙テングハギ まぶゆぬ っぞぅなます(てんぐはぎの刺身)。 4689 ままーい ikmvoc_4689.wav 名詞 周辺、近い人間関係 うまぬ ままーいゆ とぅみる(そこの周辺を探せ)。 まーにゃー なかまうたきぬ ままーいんどぅ あい(黒つぐは仲間御嶽の周りにある)。 ばが やーぬ ままーいんな びょーいんな にゃーん(私の家の近くには病院はない)。 ばが ままーいんな いしゃー みーん(私の知り合いには医者はいない)。 4690 ままさ ikmvoc_4690.wav 名詞 C 継父 ままさっざ ままさうぎゃー みっふぁかいば みーたっふぁにゃーん(継父は嫌いだから見たくない)。 4691 ままさっざ ikmvoc_4691.wav 名詞 継父 ままさ 4692 ままみ ikmvoc_4692.wav 名詞 A 枝豆の一種 4693 まみ ikmvoc_4693.wav 動詞 母音語幹 A (薬を)塗る ふがさんかい っそぅいゆ まみる(おできに薬を塗れ)。 ぱーや あかんかい わーぬ あっゔぁう まみー(おばあさんは髪に豚の油をつける[豚の油を整髪料として使うこともあった])。 4694 まみ ikmvoc_4694.wav 名詞 B 腎臓 ひんじゃぬ まみ(ヤギの腎臓)。 4695 まみ ikmvoc_4695.wav 名詞 B 豆、特にあずき、大豆のことを言う だいずまみ(大豆)。 まみゅー ひきー たうふー ちゅふー(大豆をひいて豆腐を作る)。 まみそぅいまい(あずきご飯のおにぎり)。 4696 まみく ikmvoc_4696.wav 名詞 C きなこ[大豆を煎って焦がし臼でひいて粉にしたもの。これに砂糖を入れて食べる。菓子の材料としても用いる] まみぐ まみゃー いーきー まみくー ちゅふー(大豆を煎ってきなこをつくる)。 4698 まみそぅいまい ikmvoc_4698.wav 名詞 小豆ご飯、赤飯、普通おにぎりにして食べる さうがつんな まみそぅいまいゆ ふぁう(正月には赤飯のおにぎりを食べる)。 4699 まみっじゃにゃーだ ikmvoc_4699.wav 成句 どれもこれも、誰もかれも;区別ができないで うまん いだはいゆー むぬーぎゃー まみっじゃにゃーだ ふぁい(ここにだされているたべものをどれもこれもみんな食べなさい)。 かぬきゃが はだぬ ひとぅんみゃー たうかー ぬくらだ まみっじゃにゃーだ せんそーん すにー はりーにゃーん(彼等の年頃の人たちは一人残らず誰もかれも戦争で亡くなってしまった)。 うるーまい かるーまい まみっじゃにゃーだ っじる(それもこれもみんな貰いなさい)。 いらばだ まみっじゃにゃーだ とぅい(選ばないで全て取れ)。 やまとぅぬ にんぎんみゃー っぞぬ なーゆぎゃー まみっじゃにゃーだ っさん(県外の人間は魚の名前は区別がつかない)。 4700 1 まみっじゃにゃーん ikmvoc_4700.wav 成句 (どれもこれも、誰もかれも)区別ができない くぬいぬ かしゅんみゃー たるがたるががら まみっじゃにゃーん(最近の歌手たちは誰が誰やら区別がつかない)。 ういまい くいまい まみじゃにゃーんばかーい じゃうとぅー やいば ふぁい(これもそれも どれも(区別ができないくらい)おいしいから 食べなさい)。 4700 2 まみっじゃにゃーん ikmvoc_4700.wav 成句 (人や場面に合わせて)加減できない まみっじゃにゃーんんまり(手加減を知らない奴)。 4701 まみな ikmvoc_4701.wav 名詞 C モヤシ まみなう ふぁう(もやしを食べる)。 4702 まみふー ikmvoc_4702.wav 動詞 f/ff語幹 勝負する、勝つ、かなう [「全然かなわない」という意味で否定形で使われることが多い] まみっふぃ ばぬんかい まみっふぃーみーる(俺に挑戦してみろ)。 ばー はーさにゃーや かいんな まみっふぁん(私は、競走は彼には全然かなわない)。 っゔぁー ばぬんかいや まみっふぁん(あなたは私にはかなわないよ)。 4703 まみまーらしゃ ikmvoc_4703.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙ツバメ まみまーらしゃぬ みーらいゆーば まみまい とぅい ずぶん(ツバメが渡ってくる頃なので小豆を収穫する時分になっている[秋の初め、十五夜のころ])。 4704 まむちゃ ikmvoc_4704.wav 名詞 C きれいにたたむこと つんな はっでぃー まむちゃー ひー うっきゅーたい( 着物を脱いできちんとたたんで置いていた)。 4705 まゆ ikmvoc_4705.wav 名詞 B 猫 まゆー ゆむぬーどぅ とぅい(猫は鼠をとる)。 まゆー つかなう(猫を飼う)。 からぱいまゆがま(灰のついた猫 [古謡「池間ぬ主」から])。 4706 まゆ ikmvoc_4706.wav 名詞 B 眉毛 まゆぎー 4707 まゆぎー ikmvoc_4707.wav 名詞 眉毛 まゆ ういびとぅ なりー まゆぎーまい っそぅふ なりーどぅ(年取って眉毛も白くなっている)。 4708 1 まゆずきゃふ ikmvoc_4708.wav 名詞 〘鳥〙 〘鳥〙カモメ つきゃふ 4708 2 まゆずきゃふ ikmvoc_4708.wav 名詞 不美人 んずぎ かぬ みどぅんな むいとぅぬ まゆずきゃふ(あの女はとても不美人だ)。 4709 まら ikmvoc_4709.wav 名詞 B 男根、おちんちん まらぬどぅ ういゆー(男根がかたくなっている)。 あさまら(朝の勃起した男根)。 4710 まらういかびっちゃ ikmvoc_4710.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ツノダシ まらういかびっちゃー きつぎむぬがま(ツノダシはとてもきれいだ)。 4711 まらちゃー ikmvoc_4711.wav 名詞 男根を合わすこと、仲のいい男同士の友達の形容 かにとぅ まさいや まらちゃーあぐ(カニとマサイはとても仲が良い子供の時からの親友だ)。 4712 まり ikmvoc_4712.wav 名詞 A 稀(まれ) うらー まりんどぅ あい(それは稀にある)。 4713 まる ikmvoc_4713.wav 形容詞 A (ものの長さが)短い;(時間が)短い まるんぬつ(短い命)。 うぬ くばずーぬ ん゚なー まるかいば みっじゃ ん゚まいん(この釣瓶の縄は短いので水が汲めない)。 くぬいぬ しょーがっこーぬ やすみじかんな まるかいば あそぅばいん(最近の小学校の休み時間は短いので遊べない)。 4714 まるた ikmvoc_4714.wav 名詞 A 丸太 まるたひー やーゆ ふつ(丸太で家を建てる)。 4716 まるふ ikmvoc_4716.wav 動詞 k語幹 A (縄で)縛る、まとめる、丸める、(網の口を)とじる まるつ すまい っゔぁうぎゃー むぬいゆ つかだかー まるかっどー(お前は言うことを聞かないと縛りあげるぞ)。 ぐんな せんぎばかーい はいりゅーば、じょ あんな たっゔぃー まるかでぃ(むろあじは千斤くらいはいったので、網を引きよせて(網の)口を閉じよう[1斤=600グラム、「グン」は「ムッル」の成魚になったもの])。 ひんじゃう まるき(ヤギの(足を)しばれ)。 ひんじゃぬ はっじゅ まるふ(山羊の足を縛る)。 ぶーっじゅ まるふ(サトウキビを束ねる)。 4717 まるん ikmvoc_4717.wav 動詞 m語幹 A (ものを)丸める;(髪を)丸く結う;(人を)丸め込む かびーゆ まるみー すてぃたい(紙を丸めて捨てた)。 あかう まるん(髪を丸く結う)。 ひとぅーぎゃー まるまん(人を丸め込まない[>丸め込んではいけない])。 4718 まるんぬつ ikmvoc_4718.wav 形容詞 短命だ さきぬん たばくふつ ひとぅんみゃー まるんぬつむぬ(酒飲みで喫煙者は短命だ)。 4719 まんき ikmvoc_4719.wav 動詞 母音語幹 C 混ぜる まんつ、まっでぃ、まっず うぬきゃが ふたーっちゅ まんきる(その二つを混ぜなさい)。 4722 まんず ikmvoc_4722.wav 動詞 zz/dd語幹 A (物が表面に)飛び出る、(ものが収まりきらずに)はみでる まんっず まんでぃ、とぅんでぃ やいー ほぅにゃー まんでぃー どぅーい(瘦せて骨が飛び出ている)。 4723 まんちゃー ikmvoc_4723.wav 名詞 ごったまぜ;異なる系統(人種など)の両親を持つ子供 まいゆまい おかっじゅまい まんちゃーや ひー ふぁい(ご飯もおかずもごったまぜして食べなさい)。 4724 まんちゃー かんちゃー ikmvoc_4724.wav 名詞 ごちゃまぜにすること まんちゃー くんちゃー 4725 まんちゃー くんちゃー ikmvoc_4725.wav 名詞 ごちゃまぜにすること まんちゃー かんちゃー 4726 まんちゅー ikmvoc_4726.wav 名詞 パパイヤ、パパイヤの実 まんじゅー うまんな んみまいぬ まんちゅーゆ ふぁう(ここでは熟れる前のパパイヤを(野菜として)食べる)。 まんちゅーや まん やいば んつきぬ すたん ういてぃがー すずうす あすちゃ(パパイヤは万だから[>パパイヤは万の力があるから]、軒下に植えると家系が絶えるんだって[昔は家の近くには木を植えないほうがいいという生活の知恵があったようである。さらに「まんちゅー」の「まん」と「まんやいば」の「まん」との掛詞、「んつき」が「軒下」と「おさえつける」という意味上の掛詞、また「すず」「うす」「あす」で脚韻をふんでいる])。 4727 まんちゅーぎー ikmvoc_4727.wav 名詞 パパイヤの木 まんじゅーぎー んつきぬ すたぬ まんちゅーぎーゆぎゃー っちゅひー すてぃる(軒下のパパイヤの木は倒してしまえ)。 4729 まんつ ikmvoc_4729.wav 動詞 A 混ぜる まんき、まっでぃ、まっず 4728 まんっず ikmvoc_4728.wav 動詞 (物が表面に)飛び出る、(ものが収まりきらずに)はみでる まんず まんでぃ、とぅんでぃ 4730 まんでぃ ikmvoc_4730.wav 動詞 母音語幹 A (物が表面に)飛び出る、(ものが収まりきらずに)はみでる まんず、とぅんでぃ やどぅから かにふずぬどぅ まんじゅー(戸から釘が突きでている)。 はいぬ んなかんな ほぅいすぬどぅ まんでぃーゆー(畑の真ん中には大岩が飛び出ている)。 っゔぁが わいしゃっちゃ まんじゅーば なかんかい いりる(ワイシャツがはみ出てるので中に入れろ)。 ぶーっじゅぎゃー とらっくんかいや まんじゃはだ つみ(サトウキビは、はみださないようにトラックに積め)。 4731 1 みー ikmvoc_4731.wav 動詞 母音語幹 C (目で)見る からー いつまい てぃんぬ ほぅっそぅ みー(彼はいつも空の星を見る)。 かいが すかまー みーちゃぎかいば みーらいん(彼の仕事はなってないので見るに耐えない)。 かりゃー つむでぃてぃがー まいゆぎゃー みーん(彼はいったん怒ったら手が付けられない[<前を見ない])。 ふにゃー みーらいだ んぎーにゃーん(船は見えなくなった)。 ぶーっじゃ ぬそぅみー てぃびゅーぎゃー まーりや みーだ ちゃー ひんず(サトウキビを盗んで後ろを振り返ることなく一目散に逃げる)。 4731 2 みー ikmvoc_4731.wav 動詞 母音語幹 C (子供や老人などを)世話する、見守る みばかい ういびとぅー みー(老人の面倒を見る)。 4731 3 みー ikmvoc_4731.wav 動詞 母音語幹 C (否定の形で、生き物が)いない;所有していない [「うらん」と同義] んきゃーんな うまなぎんな まゆー みーっだん(むかしはここらへんには猫はいなかった)。 ばー みどぅんな みーん(私は妻はいない)。 ばが ままーいんな いしゃー みーん(私の知り合いには医者はいない)。 4732 みー ikmvoc_4732.wav 補助動詞 (動詞連用形について)~てみる [~みーみー(~てみてみる)のように重ねて使うこともある] どぅんびゃう みーみーぶすむぬ(マグロの大群を見てみたい)。 うぐなーいんかい いきーみーてぃがー たるまい みーっだん(集まりに行ってみたらだれもいなかった)。 うるー ふぁいみーみーる(これを食べてみろ)。 くぬ むぬいゆ あっじーみーみーる(この単語を言ってみてくれ)。 あーぐー あっじーみーみーる(歌を歌ってみろ)。 ひとぅかいま いじゃいみーみーでぃ(一度会ってみようか)。 4733 みー ikmvoc_4733.wav 名詞 B (貝などの)身 さぐなぬ みーや まーぬ んまっふぁにゃーん(ほら貝の身はあまりおいしくない)。 やいがんな みーや にゃーん(やせた蟹(かに)には中身はない)。 4734 みー ikmvoc_4734.wav 名詞 B (失敗の)穴埋め、(欠損の)穴埋め ういが みーや っふぁはいん(その穴埋めはできない)。 4735 みー ikmvoc_4735.wav 名詞 B 目 ほぅみー(大きな目)。 みーや ほぅらかだ ばらう(目は開けないで笑う[>あまりの嬉しさで笑うこと])。 みーや にゃーんきゃ ばらいーにゃーん(目がなくなるほど笑った[>沢山笑った])。 4736 みー ikmvoc_4736.wav 名詞 B 使い物(にならない) うらー なうぬ みーんな ならん(それは何の役にも立たない)。 っゔぁが でぃんぬ はーさ あいたんてぃー うらー ばぬんな なうぬ みーんまい ならん(あなたがお金が沢山あったとしてもしても私にとっては何の役にも立たない)。 4737 みー ikmvoc_4737.wav 形容詞 B 新しい みーやー(新築の家)。 みーぐるま(新車)。 みーずん(新しい着物)。 くいがどぅ んながーんな みーかい(これが一番新しい)。 4738 みー ikmvoc_4738.wav 接頭辞 メスの みーうす(牝牛)。 みーどぅい(めんどり)。 みーぬーま(雌(めす)馬)。 みーひんじゃ(雌(めす)山羊)。 4739 みー つつんく ikmvoc_4739.wav 成句 落ち着きないこと、慌てること、右往左往していること [「みーや/みーぬ つつんく」なども可] みーつつんつ、みーつつんふ やらびゃー みーや つつんくん なりー んまう とぅみーまーりゅー(子供は右往左往して母親を探し回っている)。 4742 みーい ikmvoc_4742.wav 動詞 r/rr語幹 A (女性らしく)成熟する、女らしい体つきになっている みっり 4743 みーか ikmvoc_4743.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙三日 4744 みーかいす ikmvoc_4744.wav 動詞 s/h語幹 見返す みかいす うやきんなりー かりゅーぎゃー みーかいはでぃ(金持ちになって彼を見返してやる)。 5714 みーがしー ikmvoc_5714.wav 成句 (家の修理の時などに)本当に手伝うのではなく、見ているだけで手伝っているのだとすること(あるいは言うこと) 4745 みーかない ikmvoc_4745.wav 名詞 おととい、一昨日 [「今日」から数えると三日前なので、「みー」になる] 4746 みーかない ikmvoc_4746.wav 名詞 目のいい人 4747 みーがまくーがま ikmvoc_4747.wav 副詞 くまなく いーがまくーがま やーぬかぎゃー みーがまくーがま とぅみたいそぅが なうちゅんま とぅみらいん(家の鍵はくまなく探したが全く見つからない)。 4748 みーさみー ikmvoc_4748.wav 名詞 見下すこと いみさみー きばんてぃー みーさみー あすな(貧乏だと言って見下すな)。 4749 みーそぅい ikmvoc_4749.wav 成句 r/rr語幹 眼光鋭い [「みーや そぅい/みーぬ そぅい」も可] じゅーどーぬ せんしゅー いつまい みーや そぅりーどぅーい(柔道の選手はいつも眼光が鋭い)。 4750 みーたう ikmvoc_4750.wav 名詞 外見、見映え、見た目、見栄え;世間体 みーとぅ、みーはー 4751 みーだつ ikmvoc_4751.wav 名詞 独身女性 [独身男性は「びきだつ」と言う] ながみーだつ(年齢の高い独身女性)。 4752 みーちゃぎ ikmvoc_4752.wav 形容詞 (顔かたち、服装などの)見た目が悪い、(仕事などの)見栄えが悪い、(食べ物などの)見た目が悪い;(言葉が)適切でない からー いつまい やりずんな っちー みーちゃぎかいば ならん(彼はいつもぼろ服を着ていて、とても見苦しい)。 かいが すかまー みーちゃぎかいば みーらいん(彼の仕事は見るに耐えない)。 うぬ むぬー みーちゃぎあたいそぅがどぅ ふぁうてぃがー んまい あたい(その食べ物は見た目は悪かったけれど食べたらうまかった)。 かりゃー いつまい ひとぅんかい うっさひー ひんぎーはい みーちゃぎんまり(彼はいつも人のせいにしてにげていく卑怯者だ)。 あいぬ みーちゃぎ むぬいゆぎゃー ほぅん(そんな下品な言い方をしてはいけない)。 4753 みーつ ikmvoc_4753.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙三つ 4754 みーつき ikmvoc_4754.wav 動詞 母音語幹 (人が別の人に)目をつける、(人やものを)凝視する、(けんか相手などを)にらみつけ、(恋人が相手を)見つめる みーつふ、みーつつ っざー っふぁう みーつきー んみきゅー(お父さんは子供をにらみつけて𠮟っている)。 4755 みーつつ ikmvoc_4755.wav 動詞 k語幹 (人が別の人に)目をつける、(人やものを)凝視する、(けんか相手などを)にらみつけ、(恋人が相手を)見つめる みーつふ みーつき むぬいゆぎゃー つかん やらびゅー みーつきー うたい(言うことを聞かな子供をにらみつけていた)。 みどぅんな ならが かなす ぶとぅー みーつきーうたい(妻は自分のいとおしい夫を見つめていた)。 4756 みーつない やらび ikmvoc_4756.wav 成句 若輩者、仕事のできない大人[<3歳になる子供] ばー んなーぎゃー なうや っさん みーつない やらび(私はまだまだ何も知らない未熟者だ)。 4757 みーつふ ikmvoc_4757.wav 動詞 k語幹 (人が別の人に)目をつける、(人やものを)凝視する、にらむ、(人を)見つめる みーつつ みーつき ぎずぎゃうなー しーしーん みーつかいーにゃーん(腕白坊主は先生に目をつけられた)。 あいや ひとぅーぎゃー みーつかん(そんなに人をにらみつけない)。 ばー きーぬ はなぬ たかう みーつきゅーたい(私は木の上のサシバを凝視した)。 っゔぁー みがうどぅ むいとぅ みーつきゅーたいだら(お前はミガをじっと見つめてただろう)。 4758 みーつむぬ ikmvoc_4758.wav 名詞 目に入ったゴミ みーんかいどぅ みーつむぬぬ はいりー にゃーんば なんみーふぃーる(目にゴミがはいってしまってなめて(とって)ください)。 4759 みーてぃない ikmvoc_4759.wav 名詞 おととし、一昨年、2年前[「今年」から数えると三年前なので、「みー」になる] 4760 みーとぅ ikmvoc_4760.wav 名詞 C 外見、見映え、見た目、見栄え;世間体 みーとぅー みーたう、みーはー かりゃー いつまい やりずんな っちー みーとぅんな にゃーん (彼はいつも古い服を着て見た目が悪い)。 かいが ぶどぅいや みーとぅー にゃーん(彼・彼女の踊りはさまになっていない)。 4762 みーな ikmvoc_4762.wav 名詞 A 韮(にら) みーなとぅ まみなう いたみー(にらをもやしと炒める)。 みーなう いびー(ニラを植える)。 4763 みーぬ すたみー ikmvoc_4763.wav 成句 見下すこと、蔑視、軽視 ひとぅーぎゃー みーぬ すたみーゆぎゃー ほぅん(人を見下してはいけない)。 4764 みーぬっふぁ ikmvoc_4764.wav 名詞 瞳 っゔぁが みーぬっふぁんかい うんそぅく ほぅりーゆー(君の瞳にとても魅了された)。 っゔぁ みーぬっふぁう いつまい みーみーぶすむぬ(君の瞳をいつも見つめていたい)。 みーぬっふぁぬ っふかいきゃー わいてぃー かなーだかー ならん(瞳が黒い間は頑張って働かないといけない)。 4765 みーはー ikmvoc_4765.wav 名詞 外見、見映え、見た目、見栄え;世間体 みーたう、みーとぅ あてぃ ばかすかいば みーはーや にゃーん(とても恥かしくてあわせる顔がない)。 うぬ つんな みーはーや にゃーんば うりゅーぎゃー っちゃだうり(この服は見た目が悪いから着るな)。 ひとぅぬ みーはーまい にゃーん(世間体が悪い)。 4769 みーばらーしゃ ikmvoc_4769.wav 名詞 目元が涼しくて笑顔がきれいな人 からー いつまい みーばらーしゃがま(彼・彼女はいつも笑顔がきれいだ)。 4770 みーはん かーはん ikmvoc_4770.wav 副詞 何でもかんでも、めくらめっぽう、手当たり次第、何でもかんでも みっふぁかっふぁ みーはん かーはん まかいゆ ばい(手当たり次第に茶碗を割る)。 4771 みーぷかい ikmvoc_4771.wav 形容詞 (光などが)まぶしい みーぷたい っふぁ あなから いでぃってぃ みーてぃがー みー ぷかいかいば ならん(暗い穴からでてきたものだからまぶしくてしかたない)。 4772 みーぶた ikmvoc_4772.wav 形容詞 見た目より中身が多いこと うぬ っぞぅー いみむぬがま やいそぅが みーぶたむぬ(この魚は小さいけれど中身は多い)。 やまー にゃーん すまー みーぶたすま(山のない島はなかみが多い[>畑がたくさん作れる])。 4773 みーぷたい ikmvoc_4773.wav 形容詞 (光などが)まぶしい みーぷかい きゅーぬ てぃだー みーぷたいかいば ならん(今日の太陽はまぶしくてならない)。 4774 みーまーい ikmvoc_4774.wav 動詞 r/rr語幹 見て回る かでぃふつぬ あとぅぬ はいぬ ぶーっじゅ みーまーい(台風の後の畑のサトウキビを見て回る)。 4775 みーまーい ikmvoc_4775.wav 名詞 目が回ること、目がくらむこと っざん ぐるみきまーはい みーまーい ひーうたい(お父さんにぐるぐる回されて目が回った)。 みーまーいや ひー いじゃどぅ いじゃががら さだかーひらいん(目がくらんでどこがどこだか分からない)。 4776 みーや にゃーん ikmvoc_4776.wav 成句 目がなくなる[笑い顔を誇張した言い方] みーや にゃーんきゃ ばらいーにゃーん(沢山笑った[<目がなくなるほど沢山笑った])。 4777 みーや ほぅらかんばかーい ikmvoc_4777.wav 成句 目が開かないくらい、程度がはなはだしい様子をあらわす みーや ほぅらかん ばかーい がーりー まーりー うたい(まぶしいくらいきれいに[(あるいは)目も当てられないくらいはでに]着飾って歩き回っていた )。 みーや ほぅらかんばかーい ばらいーにゃーん(目が開かなくなるほど笑った[これ以上笑えないほど笑った])。 4778 みか ikmvoc_4778.wav 名詞 C こめかみ やいぬーまー みかぬどぅ ふぐみゅー(痩せた馬はこめかみがへっこんでいる)。 4779 みが ikmvoc_4779.wav 名詞 C 女性のこと、女性の名前によくつかわれる [ミガガマ、ユヌスミガ、カナスミガ、カニミガ、ジャンミガ、ウツミガ、などがある] 4780 みがー ikmvoc_4780.wav 名詞 B 瞼(まぶた) かやばたん みがーや ささいーにゃーん(小さい蜂にまぶたを刺された)。 4783 みがに ikmvoc_4783.wav 名詞 C 眼鏡、水中メガネ みがにゃー みーんな あーんば みーむぬー かーでぃ(眼鏡があってないので新しいのを買おう)。 みがにまーいゆ いなうん あす(素潜り漁を内海でする)。 4784 みがにまーい ikmvoc_4784.wav 名詞 素潜り漁 きゅーや みがにまーいや ひー たくとぅらでぃ(今日は素潜り漁でタコを取ろう)。 みがにまーいや ひー っぞぅー つかでぃ(素潜りで魚を突こう)。 4785 みがふ ikmvoc_4785.wav 動詞 k語幹 C 磨く みがつ くっちゅ みがかでぃ(靴を磨こう)。 はーゆ みがふ(歯を磨く)。 4786 1 みくん ikmvoc_4786.wav 名詞 C 計画、将来性 みくんさー すかまうぎゃー みくんな たてぃー あっそぅ(仕事は計画を立ててやりなさい)。 っゔぁが んなまぬ すかまー なうぬ みくんな にゃーん(あなたのいまの仕事は何の将来性もない)。 4786 2 みくん ikmvoc_4786.wav 形容詞 C 計画性がある、見通しがある、先を読む力がある[先を読みすぎて投機的だという悪い意味になることもある] からー みくんかい びとぅ(彼は見通しのある人だ)。 っゔぁー かいが みくんさーや にゃーん(あなたは彼のような先見の明がない)。 4787 みくんさ ikmvoc_4787.wav 名詞 計画性、先見の明 みくんさー みくん 4789 1 みくんじゅー ikmvoc_4789.wav 名詞 計画性、先を読む力;先見の明があること からー みくんじゅー やいば かぶー ほぅんまい うどぅつてぃぬ くとぅー にゃーん(彼は先を読む力があるので、株をやっても損することはない)。 からー やぐみ みくんじゅー(彼は先を読む力がある)。 4789 2 みくんじゅー ikmvoc_4789.wav 形容詞 計画性がある、先を読む力がある;先見の明がある かいがどぅ ばぬんつきゃー みくんじゅーかい(彼のほうが私より先が読める)。 4790 みざし ikmvoc_4790.wav 名詞 C 琉球王朝時代の下級官僚、「池間の主」の下の地位 みざししゅーとぅや たきゃーあらん(目差主とは身分が違う[古謡「豆が花」から])。 4791 みさだみ ikmvoc_4791.wav 名詞 見定め、目算 わーや なんきん あいがてぃー みさだみ あっそぅ(豚は何斤あるか見さだめなさい)。 4792 みし ikmvoc_4792.wav 動詞 母音語幹 C 見せる しゃしんぬ みしー(写真を見せる)。 っゔぁが うぬ てぃがみゅー みしる(お前のその手紙を見せろ)。 からー くぬいや みはなうぎゃー みしん(彼は最近顔を見せない)。 4794 みじゃふ ikmvoc_4794.wav 動詞 k語幹 C 目が覚める、起きる みじゃつ みじゃん、みそぅい 4795 みじゃみ ikmvoc_4795.wav 名詞 A 目覚め、寝起き みそぅい くぬ やらびぬ みじゃみゃー いつまい にゅーたぎむぬ(この子の寝起きはいつも眠たそう)。 4796 みじゃん ikmvoc_4796.wav 動詞 m語幹 C 目が覚める、起きる みじゃふ、みそぅい やらびゃー みじゃみー どぅー(子供はもう起きている)。 ばー きゅーや しゃーかぬ さんじんどぅ みじゃんたい(私は今日は夜中の3時に起きた)。 4797 みじゅき ikmvoc_4797.wav 名詞 C 魚の多い漁場 [リーフとリーフの間の深み、魚の通り道でもある] っしん ばらじゃんぬ あす とぅきゃんな みじゅきぬ つぶん あんな はりゅーとぅいどぅ っぞぅーぎゃー がにー とぅい(リーフで追い込み漁をするとき瀬と瀬の間の深みの壺に網を張っていてそこに魚を追い込み巻き込んでとる)。 じょー、きゅーや かまぬ みじゅきんきー、あんぬ はらでぃ(さあ、今日はあの漁場に行って網を張ろう)。 4798 みじゅぬ ikmvoc_4798.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙イワシ みじゅぬー あんかい がにー(イワシを網に追いこむ)。 みじゅぬー いみ ほぅにがま たかいむぬ(イワシは小骨がたくさんある)。 4799 みじゅら ikmvoc_4799.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙浜辺にいる小魚、和名不明 みじゅらー あながまー ほぅりー うい(ミジュラは小穴を掘ってそこにいる)。 4800 みず ikmvoc_4800.wav 名詞 B 水 [お湯のこともさす] ひだがーぬ みっじゅ ぬん(ヒダガーの水を飲む)。 みっじゅ ん゚ん(水を汲む)。 はいんかい みっじゅ まつ(畑に水をまく)。 ほぅにゃんかい みっじゅ ふぃー(大根に水をやる)。 みっじゅ あっちゃす(お湯を沸かす)。 うらー あつみず やいば まないんてぃー むち(それはお湯なので気を付けて持て)。 あまみず(淡水)。 ほぅそぅみず(海水)。 4801 みずがーら ikmvoc_4801.wav 名詞 大きな水流 あみゃー っふぃぬ あとぅぬ みずがーら(雨の後の大きな水流)。 4802 みずがさ ikmvoc_4802.wav 名詞 水疱瘡、水痘 やらびんどぅ みずがさぬ いじゅー(子供に水痘が出ている)。 4803 みすかす ikmvoc_4803.wav 動詞 s/h語幹 (隠された意図、嘘などを)見透かす っゔぁが あっじゅー くとぅー みすかはいどぅー(あなたが言っていることは見透かされている)。 4804 みずかに ikmvoc_4804.wav 名詞 ガラス くぴんな みずかに(瓶はガラス(でできている))。 4806 みすてぃ ikmvoc_4806.wav 動詞 母音語幹 C 見捨てる うらー つむー にゃーんんまり やいば みすてぃる(彼は心のない奴だから見捨てろ)。 4807 みずぬっぞぅ ikmvoc_4807.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙フナ たーぬぞぅ みずぬっぞぅ とぅい うやがま(フナ取り専業のおじいさん)。 4808 みずばな ikmvoc_4808.wav 名詞 鼻水 みずぱんだい かじゃー ひきどぅ みずばなぬ いじゅー(風邪ひいて鼻水が出ている)。 4809 みずぱんだい ikmvoc_4809.wav 名詞 鼻水 みずばな 4810 みずぶくい ikmvoc_4810.wav 名詞 水でふやけていること;(水に浸かって)皮膚がふやけること みずぶくい ひーゆー まみひー たうふー ちゅっふ(水につけてふくれた豆で豆腐を作る)。 ゆながい うーぎー みーきゃー みずぶくい ひーゆー(長時間泳いだので水でふやけた)。 4811 みそぅ ikmvoc_4811.wav 名詞 C 〘古語〙 〘古語〙 舟 ふにがま、みそぅがま(小舟、小舟[古謡「唐人渡来」から])。 4812 1 みそぅい ikmvoc_4812.wav 動詞 r/rr語幹 C 目覚める、起きる みじゃん、みじゃふ んめ やらびゃー みそぅりーどぅーい(子供はもう目覚めている)。 ばー はーひーから みそぅりーどぅー(私は早いうちから目覚めている)。 やらびぬ みそぅりーや すぐ なつどぅす((この)子は目が覚めたらすぐ泣くよ)。 4812 2 みそぅい ikmvoc_4812.wav 名詞 C 目覚め、寝起き みそぅいじゃう やらび(寝起きのいい子)。 みそぅいばい やらび(寝起きの悪い子)。 4813 みそぅかむぬい ikmvoc_4813.wav 名詞 ひそひそ話、秘密の話 みすかむぬい みどぅんみぬ みそぅかむぬいゆ ほぅー(女性達がひそひそ話をしている)。 4814 みたまい ikmvoc_4814.wav 名詞 目が見えない人、盲人;もの探しのへたな人 みたまら、みっふぁ からー やみどぅ みたまいん なりーにゃーん(彼は病気で目が見えなくなってしまった)。 みたまいんな にぐーや とぅみらいん(探し物下手にはシャコガイは見つけられない)。 4815 みたまら ikmvoc_4815.wav 名詞 目が見えない人、盲人;もの探しのへたな人 みたまい、みっふぁ おい みたまら、っゔぁが とぅみゅー むぬー すぐ うまん あいさ(この物探しのへたっぴー、お前の探しているものはすぐそこにあるぞ)。 4816 みちゃーい ikmvoc_4816.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙三人 4817 みっゔぁい ikmvoc_4817.wav 名詞 家庭的で面倒見が良いこと ほぅゆがーぬ なかーにゃー やぐみ みっゔぁい あい みどぅん(ホゥユガーの次女はとても面倒見のよい女性だ)。 4818 みつき ikmvoc_4818.wav 動詞 母音語幹 C 睨む みつつ やらびゅー たやん みつきー(子供を強く睨む)。 4819 みつず ikmvoc_4819.wav 名詞 A 探すのが下手な人 みたまい むいとぅぬ みつずんまり(ほんとうに探すのがへたな奴だ)。 4820 みつつ ikmvoc_4820.wav 動詞 k語幹 C 睨む みつふ みつき 5850 みつふ ikmvoc_5850.wav 動詞 k語幹 C 睨む みつつ みつき 4821 みっふぁ ikmvoc_4821.wav 名詞 B 盲目の人 みたまい、みたまら みっふぁんま(盲目のお母さん)。 4822 みっふぁ ikmvoc_4822.wav 形容詞 B (人などが)嫌いだ、憎い、(他人を)差別をする 4823 みっふぁ かっふぁ ikmvoc_4823.wav 副詞 えり好みせず;めくらめっぽう、手当たり次第 みーはん かーはん むぬぎゃー いらばだ みっふぁかっふぁ ふぁい(食べ物はえり好みせず、何でも食べなさい)。 あい みっふぁかっふぁ いっそぅ てぃっゔぁんまい まとぅんかいや あたらん(そんな風に手あたり次第石を投げても的には当たらない)。 4824 みっふぁさ ikmvoc_4824.wav 名詞 (人を)嫌うこと [ペットなどにも使える]、憎しみ うぬ みどぅんな ひとぅー みっふぁさ あす うむくとぅー にゃーん ひとぅ(この女性は人を嫌うことを知らない人)。 たるーまい みっふぁさ ひーや ならん(だれもきらってはいけない)。 ばー まさいゆーぎゃー みっふぁさ(私はマサイは嫌いだ)。 ばー かいんかいや んめ みっふぁさまい なうまい にゃーん(わたしは彼女には憎しみもなにもない)。 4825 みっふぁまーい ikmvoc_4825.wav 名詞 立ち眩み みっふぁまーいぬ ひーゆー(立ち眩みがしている)。 みっふぁまーいやひー がらてぃー たうりーにゃーん(立眩みしてばたっと倒れた)。 ばー きゅーや たちゃっでぃー あすきゃー みっふぁまーいや ひーたういぎかたい(私は今日は立ち上がろうとしたらたちくらみがして、倒れそうになった)。 4826 みっり ikmvoc_4826.wav 動詞 母音語幹 A (女性らしく)成熟する、女らしい体つきになっている みーい うぬ みどぅんがまー っちゃまりゅーががら みっりーどぅー(その女の子は成熟してきているのか女らしい体つきになっている)。 4827 みとぅーす ikmvoc_4827.wav 動詞 s/h語幹 (景色などを)見渡す;(人の性格などを)見通す;(人や会社などの将来性を)見通す ゆーかーまたーひー みとぅーはいどぅーい(遠くまで見渡せる)。 っゔぁが つむぬ なかぬ わるだくみゃー みとぅーはいどぅー(お前の心の中の悪だくみはお見通しだ)。 かいが かいしゃぬ じゅーねんあとぅぬ くとぅー みとぅーはいん(彼の会社の10年あとのことは見通せない)。 4828 1 みどぅん ikmvoc_4828.wav 名詞 B (成人、未成人を問わず)女、女性 かぬ みどぅんな つむかぎ(あの女の人は性格がいい)。 みどぅん きょーだい(姉妹)。 4828 2 みどぅん ikmvoc_4828.wav 名詞 B 妻 とぅず からー やぐみ みどぅんかなっさびとぅ(彼はとても愛妻家だ)。 ばー みどぅんな みーん(私は妻はいない)。 みっゔぁいあい みどぅんぬ とぅみぶすむぬ(家庭のやりくりのうまい奥さんを見つけたい)。 4829 みどぅんそぅがい ikmvoc_4829.wav 名詞 男性が女性の格好をすること、女装 4830 みどぅんっゔぁ ikmvoc_4830.wav 名詞 娘 あたらかぬ みどぅんっゔぁうぎゃー っゔぁんかいや ふぃーん(大切な娘はお前にはやらない)。 ばー みどぅんゔぁぬどぅ みちゃーい うい(私は娘が三人いる)。 4831 みどぅんぶす ikmvoc_4831.wav 名詞 社会的に活躍していて影響力のある女性 [<みどぅん=女、ぶす=武士] からー うむくとぅあい みどぅんぶす(彼女は賢くて優秀な女性だ)。 4832 みなか ikmvoc_4832.wav 名詞 C 前庭 [家の後ろは家庭菜園(かふー)にするのが普通] みなかぬ っさう ひつ(庭の草を引きぬく)。 4833 1 みばかい ikmvoc_4833.wav 動詞 r/rr語幹 (田んぼ、畑、家などを)手入れする、(組織、建物など全般を)管理する みー、みばつ かまぬ はいぬ ぬっさ はいゆぎゃー みばからんば はいや ずみく っさー ういー あばりゅーい(あそこの畑の主は畑の手入れしないので畑は荒れ果てている)。 かんちょーてぃー こーみんかんぬ みばかいたい(館長として公民館を管理した)。 4833 2 みばかい ikmvoc_4833.wav 動詞 r/rr語幹 (家族、年寄、病人などの)世話をする みー、みばつ みがー うっとぅがまう わいてぃー みばかいたい(ミガは弟をよく世話した)。 っゔぁが わいてぃー みばきゅーば、っゔぁが とぅっじゃ みゃーす はず(あなたが一生懸命面倒を見ているので、あなたの妻は楽なはず)。 まないん とぅず っふぁうぎゃー みばからだかー(ちゃんと 妻子は見守らないと(いけないよ))。 ういびとぅぬ っそぅすばい みばかいゆ あす(老人の排便・排尿の世話をする)。 やんびとぅーぎゃー みばかい(病人の世話をする)。 4833 3 みばかい ikmvoc_4833.wav 動詞 r/rr語幹 (人を)監視する、(人を)見張る みー、みばつ うぬ ぎずぎゃうなう みばかりゅーき (この腕白小僧を見張っておけ)。 4834 1 みはぎ ikmvoc_4834.wav 名詞 C (栄養不足で)赤目になって目がよく見えない人 みぱぎ、みーはぎ、みーぱぎ みはぎゃ んきゃーんな みはぎゃー ひー むぬー みーらいっだ んぎたい ひとぅまい うたいちゃ(昔は赤目でものが見えなくなる人もいたそうだ)。 4834 2 みはぎ ikmvoc_4834.wav 名詞 C (一時的に充血して)目が赤くなること;(一時的に充血して)目が赤くなった人 みぱぎ、みーはぎ、みーぱぎ みはぎゃ みはぎみー((充血して)赤くなった目)。 みはぎびとぅ(赤目の人)。 4834 3 みはぎ ikmvoc_4834.wav 名詞 C 物探しが下手な人 みぱぎ、みーはぎ、みーぱぎ みはぎゃ ばー みはぎ やいば にぐーや とぅみらいん(私はもの探しが下手でシャコガイは見つけられない)。 4836 1 みはぎゃ ikmvoc_4836.wav 名詞 C (栄養不足で)赤目になって目がよく見えない人 みはぎ 4836 2 みはぎゃ ikmvoc_4836.wav 名詞 C 目が赤くなること;目が(一時的に)赤くなった人;赤目の人 みはぎ 4836 3 みはぎゃ ikmvoc_4836.wav 名詞 C もの探しのへたな人 みはぎ 4837 みはず ikmvoc_4837.wav 動詞 g語幹 C 目が赤くなる、充血する まずむぬー みーたんががら、みーや みはぎーどぅ(幽霊を見たのか目が赤くなっている)。 4838 1 みばつ ikmvoc_4838.wav 動詞 k語幹 C (田んぼ、畑、家などを)手入れする、(組織、建物など全般を)管理する みばふ みばかい 4838 2 みばつ ikmvoc_4838.wav 動詞 k語幹 C (家族、年寄、病人などの)世話をする みばふ みばかい 4838 3 みばつ ikmvoc_4838.wav 動詞 k語幹 C みはる みばふ みばかい 4839 みはな ikmvoc_4839.wav 名詞 C 顔、顔色 うどぅるきー みはなんな いるー にゃーん(びっくりして顔に血色がない)。 がんじゅーぎ みはな(元気そうな顔)。 かいが はなっさ うむっしかいば んなない みはなー にゃーんきゃ ばらうたい(彼の話は面白いのでみんな顔をくしゃくしゃにして笑いこけた)。 4840 みはなー にゃーん ikmvoc_4840.wav 成句 恥かしい、面目がない みーはなー にゃーん ばかすかいば みはなーにゃーん(恥ずかしくて人に合わせる顔がない)。 4841 みはなー ほぅらかんばかーい ikmvoc_4841.wav 成句 合わせる顔がないくらい みはなー ほぅらかいんばかーい ばかすかいばならっだん(合わせる顔がないぐらい恥ずかしかった)。 4842 みはながーゆ んつ ikmvoc_4842.wav 成句 (他人の恥ずかしいことを)ばらす、(真実の姿を明らかにして)化けの皮をはがす んーなが まいん みはながーや んかいーにゃーん(皆の前で恥ずかしいことをばらされた)。 4843 みはなぶた ikmvoc_4843.wav 形容詞 (家族などが偉くなったりして)自慢だ、(自分が成功したりして)得意満面だ んまがー しーしーんまい なりー やぐみ みはなぶたむぬ(孫が教師になってとても自慢だ)。 からー りゅーだいんかい ごーかくー ひー みはなぶたむぬ はず(彼は琉球大に合格して得意満面だろう)。 5851 1 みばふ ikmvoc_5851.wav 動詞 k語幹 C (田んぼ、畑、家などを)手入れする、(組織、建物など全般を)管理する みばつ みばかい 5851 2 みばふ ikmvoc_5851.wav 動詞 k語幹 C (家族、年寄、病人などの)世話をする みばつ みばかい 5851 3 みばふ ikmvoc_5851.wav 動詞 k語幹 C みはる みばつ みばかい 4844 みまーい ikmvoc_4844.wav 動詞 r/rr語幹 見回る ぶーっじゃ ういゆーんむてぃー はいゆ みまーい(サトウキビの芽が出ているかどうか畑を見まわる)。 4845 みまた ikmvoc_4845.wav 名詞 A 三叉路 4846 みみじゃー ikmvoc_4846.wav 名詞 〘魚〙 〘魚〙ヒメフエダイ みみじゃ-や やぐみ んまっぞぅ(ヒメフエダイはとても美味しい魚だ)。 4847 みゃー ikmvoc_4847.wav 形容詞 A (芋やお菓子が)ほくほくしている みゃーんー (ほくほくしたイモ)。 くぬ んーな みゃーむぬーひー んまい(この芋はほくほくしてうまい)。 4848 みゃーか ikmvoc_4848.wav 名詞 A 昔の大きな墓 んきゃーんぬ とぅゆみゃぬ みゃーか(昔の豊見親の墓)。 4849 1 みゃーぎ ikmvoc_4849.wav 動詞 母音語幹 C (上を)見上げる かまぬ やまぬ はなう みゃーぎーみーる(あそこの山の上を見てみろ)。 てぃんぬ ほぅっそ みゃーぎーみーる(空の星を見上げてみなさい)。 4849 2 みゃーぎ ikmvoc_4849.wav 動詞 母音語幹 C (後ろを)振り向く;訪問する;相手にする;挨拶する ひゃうすんな かぬきゃうまい みゃーぎーみーる(たまには彼らの家にも行ってあげなさい)。 からー くまうぎゃー なんとぅが みゃーぎーまい みーん(彼はここをまったく訪ねて来ることもない)。 かりゃ- ばんちゅーぎゃー なんとぅが みゃーぎん(彼は私達のことをちっともかまってくれない)。 かりゃー ばぬんかい いじゃーばんまい みゃーぎゃーとぅんま みーん(彼は私にあっても挨拶さえもしない)。 から あてぃ えらいふ なりー ばんてぃんな みゃーぎらいん(彼はあんまりえらくなって我々には近寄りがたい)。 4850 1 みゃーく ikmvoc_4850.wav 名詞 A 治世、現世、時代、 なかそね とぅゆみゃが みゃーく(仲宗根豊見親の治世)。 んなまー かいが みゃーく(今は彼の時代だ)。 くーみゃーく(苦しい現世)。 くーさぬ みゃーくからー すんな んがーい(苦しいこの世から逃れるためには死ぬしかない [=死ぬのが逃れることだ])。 んなまー ばが みゃーくー あらん(今は私の時代ではない)。 4850 2 みゃーく ikmvoc_4850.wav 名詞 A 故郷、都 くまー ばが みゃーく(ここは私の故郷だ)。 んなまー とーきょーぬどぅ ばが みゃーく(今は東京は私の都だ[住めば都])。 4851 みゃーく ikmvoc_4851.wav 名詞 A 宮古 くまー みゃーくずま(ここは宮古島です)。 4852 みゃーくじょーふ ikmvoc_4852.wav 名詞 宮古上布 [「宮古上布は」の対応形は「みゃーくじょーっふぁ」「みゃーくじょーふー」のどちらでもよい。「宮古上布を」の対応形は「みゃーくじょーっふ」「みゃーくじょーふー」のどちらでもよい] みゃーくじょーふー ぶーずん(宮古上布は苧麻でできた着物だ)。 4853 みゃーくずつ ikmvoc_4853.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙お盆から約60日後の甲午の日に行われる池間系の人の一年で最大の祭事 みゃーくずつんな んじゃからまい はーさぬ ひとぅぬ すまー ならひー んみゃい(ミャークズツにはそこらじゅうから多くの方々が地面をどんどんと響かせて押し寄せる)。 みゃーくずつんな ますむい ぶーとぅいぬ あい(ミャークズツにはマスムイ、ブートゥイがある)。 4854 みゃーくなぎ ikmvoc_4854.wav 副詞 永久に、永遠に ばんてぃが うやきゃー みゃーくなぎ ふぁーいん(私たちの富は永久に食い尽くせない)。 4855 1 みゃーす ikmvoc_4855.wav 形容詞 A (病気が治って)体調がいい やんな なうりー みゃーすふ なりーどぅー(病気が治って体調がよい)。 4855 2 みゃーす ikmvoc_4855.wav 形容詞 A 生活に余裕がある、(生活が)楽である、裕福な;(仕事などが)楽だ ふぁう みゃーす((食べるのに事欠かない)楽な生活)。 かまぬ きないや みゃーす きない(向こうの家は裕福だ)。 くぬいや てぃまーまい あがりー みゃーすふ なりーどぅ(最近は給与も上がって生活が楽になった)。 みゃーす すかまてぃや にゃーん(楽な仕事(というもの)はない)。 4856 みゃーす ikmvoc_4856.wav 動詞 s/h語幹 C (違いを調べるために見たり、持ったりして)比べる うぬ ふたーっちゅ みゃーひーみーる(この2つを比べてみなさい)。 くぬ さきとぅ うぬ さきゅー ぬみー みゃーひーみーる(この酒とその酒を飲んで比べてみなさい)。 4857 みゃーてぃ ikmvoc_4857.wav 名詞 C 目的地、生きがい まとぅ くぬ ひこーきゃー んじゃんかいぬ みゃーてぃ(この飛行機はどこが目的地なんだ)。 ふにゃー みゃーてぃぬ にゃーだかー んじゃまい いかいん(舟は目的地がないとどこにも行けない)。 っふぁんまがぬどぅ ばが みゃーてぃ(子や孫が私の生きがい)。 4858 みゃーなか ikmvoc_4858.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙 御嶽の建物の外側にある神事を行う場所 4859 みゃーらび ikmvoc_4859.wav 名詞 浮気っぽい女性 みゃーらび みどぅん(みだらな女)。 4860 みゃい ikmvoc_4860.wav 動詞 r語幹 C ふぁう(食べる)の尊敬語形 4861 みやらび ikmvoc_4861.wav 名詞 〘歌語〙 〘歌語〙一七、八の若い女性 みやらび かぎさ(若い女性の美しさ)。 4862 みゃらまてぃ ikmvoc_4862.wav 成句 食べてください(「ふぁう(食べる)の敬語形 「みゃい」の依頼形) てぃーや いかーひー かーっそぅ とぅい みゃらまてぃ(手を伸ばしてお菓子を取って食べてください)。 なまっそぅ みゃらまてぃ(刺身をお召し上がり下さい)。 4863 みゅーい ikmvoc_4863.wav 名詞 C (男女を問わず)両親の兄弟のこども、甥(おい)、姪(めい) ぶばがまー みゅーいんつきゃーまい うっとぅ(末っ子のおばさんは甥(姪)よりも年下だ)。 みゅーいっふぁんみ(甥っ子たち(姪っ子たち))。 みちゃーいぬ みゅーい(三名の甥(姪))。 4864 みゅーとぅ ikmvoc_4864.wav 名詞 A 夫婦 とぅずぶとぅ かなすぎ みゅーとぅ(仲がよさそうな夫婦)。 うぬきゃが ふたーいや みゅーとぅん なりーどぅー(彼ら二人は夫婦になった)。 4865 みゅーぶき ikmvoc_4865.wav 名詞 (神様の)おかげ、おかげで うぶき くぬくとぅー やぐみぬ みゅーぶき(このことは神様のおかげだ)。 やぐみぬ みゅーぶき たすきらいたい(畏れ多い神様のおかげで)。 4866 みりきんくー ikmvoc_4866.wav 名詞 メリケン粉 みりきんぐー みるくんぐー、みるくんくー 4867 みりきんぐー ikmvoc_4867.wav 名詞 メリケン粉 みりきんくー みるくんぐー、みるくんくー みりきんぐーひー てんぷらう やつ(メリケン粉で天ぷらを揚げる)。 4868 みるくじゃき ikmvoc_4868.wav 名詞 ミルク酒[泡盛に練乳を混ぜてつくる飲み物] さきんかい ぶーどぅるー まっでぃー みるくじゃきゅー ちゅっふぃ(酒に練乳を混ぜてミルク酒を作れ)。 4869 みるくんくー ikmvoc_4869.wav 名詞 メリケン粉 みるくんぐー みりきんくー、みりきんぐー 4870 みるくんぐー ikmvoc_4870.wav 名詞 メリケン粉 みるくんくー みりきんくー、みりきんぐー 4871 みん ikmvoc_4871.wav 名詞 B 耳 [聴覚機能ではなく体外に出ている耳の部分は「みんばに」という] みん とぅーき ういびと(小さい音でもよく聞こえる老人)。 ういびとぅん なりー みんな つかいんふ なりゅー(年寄りになって耳が遠くなった)。 みんぬ ひっぱい(耳を引っ張る)。 みんぬ かうかいば ならん(耳がかゆくてしかたない)。 4872 みんがくむん ikmvoc_4872.wav 名詞 耳学問 4873 みんがみ ikmvoc_4873.wav 名詞 取っ手のついた甕(かめ) んそぅがみゃー みんがみ(味噌がめは取っ手のついたかめだ)。 4874 みんきゃ ikmvoc_4874.wav 名詞 C するめイカ みんきゃー ひつにむぬ(スルメは硬い)。 みんきゃー はーばすんかい っふぁまりーにゃーん(スルメイカが歯の間にはさまった)。 4875 みんぐ ikmvoc_4875.wav 名詞 C 耳の遠い人 みんぴちゃら、ながみん みがにまーいびとぅんみゃー みんぐむぬ(素潜り漁をするひとたちは耳が遠い)。 4876 みんだい ikmvoc_4876.wav 名詞 耳だれ、耳漏 やみどぅ みんだいぬ いじゅー(病気して耳垂れが出ている)。 4877 みんたっゔぁ ikmvoc_4877.wav 名詞 顔面平手打ち、びんた みんたっゔぁう ったつ(ビンタを張る)。 みんたっゔぁう ふぁーす(ビンタを張る)。 ばいさーひー しーしーん みんたっゔぁー ったかいにゃーん(悪さをして先生に平手打ちされた)。 4878 みんたま ikmvoc_4878.wav 名詞 目ん玉、目玉 っぞぅぬ みんたまう ふぁう(魚の目ん玉を食べる)。 4879 みんとぅーきゃ ikmvoc_4879.wav 名詞 耳のいい人、耳ざとい人 みんぴーきゃ かりゃー みんとぅーきゃ(彼は耳ざとい人だ)。 4880 みんながはな ikmvoc_4880.wav 名詞 (主に女性が)旧暦三月三日の大潮のときに浜に行き、触って清める潮 さにつんな みんながはなう うがんが いんかい いつ(旧暦の3月3日には海水を祈願に行く[>海水で身を清めるため])。 4881 みんぬっそぅ ikmvoc_4881.wav 名詞 耳垢 みんぬ っそぅー とぅい(耳垢を取る)。 4882 みんばに ikmvoc_4882.wav 名詞 耳、耳の外に出ている部分(耳殻、耳翼) っざん みんばにゅー ちゅーく かつみらいたい(父親につよく耳を引っ張られた)。 4883 みんぴーき ikmvoc_4883.wav 名詞 (皮がはがれるような激しい)床ずれ うぬ ういびとぅぬ みんぴーきゃー やぐみ やなむぬどぅ あたい(この年寄りの床ずれはとてもひどい)。 4884 みんぴーきゃ ikmvoc_4884.wav 名詞 耳の良く聞こえる人 みんとぅーきゃ 4885 みんぴちゃら ikmvoc_4885.wav 名詞 耳の遠い人、難聴の人 みんひつら、みんぴつら みんぐ、ながみん ながいつびとぅんみゃー みんぴちゃらぬどぅ んち(すもぐりで深く潜れる人は難聴が多い)。 4887 みんぴつら ikmvoc_4887.wav 名詞 耳の遠い人、難聴の人 みんひつら、みんぴちゃら からー みんぴつら やいば みんな つかん(彼は難聴だからよく耳は(あまり)聴こえない)。 4888 みんぶーら ikmvoc_4888.wav 名詞 (脂っこくて食べにくいため)身震いすること(脂っこい豚専用のことば) わーぬ あっゔぁう みんぶーらーひー ふぁう(豚の脂肉を身震いして食べる)。 わーぬ あっゔぁう ふぁうてぃがー みんぶーら あす(豚のあぶら肉を食べると身震いする)。 みんぶーら あすっちゃーん わーぬ あっゔぁう ふぁう(身震いしながら豚の脂肉を食べる)。 4889 むー ikmvoc_4889.wav 名詞 B 藻 いんぬ むー(海の藻)。 むーや なびーむぬ(藻はすべりやすい)。 うまなぎんな むーぬどぅ ういゆー(ここら辺は藻が生えている)。 4890 むーす ikmvoc_4890.wav 動詞 s/h語幹 A 燃やす うまっちゅ むーす(火を燃やす)。 くぬ きーや むーはっでぃ ほぅばんまい むいん(この木は燃やそうとしても燃えない)。 4891 むーっず ikmvoc_4891.wav 動詞 zz/dd語幹 (老眼で目が)ぼやける、(老化で目が)見えにくくなる むーっでぃ くぬいや ういびとぅ なりーどぅ みーや むーっじゅー(最近年を取って目がぼやけている)。 みーや むーっでぃどぅ いみずーがまー みーらいん(目がぼやけて小さい字は見えない)。 とぅっさ とぅいどぅ みーぬ むーっでぃ っちゅー(年取って老眼になっている)。 むーっでぃ みー(老眼化してぼやけた目)。 4892 むーっでぃ ikmvoc_4892.wav 動詞 母音語幹 (老眼で目が)ぼやける、(老化で目が)見えにくくなる むーっず 4893 1 むい ikmvoc_4893.wav 動詞 r/rr語幹 C (こどもの)守をする、子守をする っふぁう むい(子供の守をする)。 4893 2 むい ikmvoc_4893.wav 名詞 C 子守、子守をすること っふぁむい(子守り)。 4894 むい ikmvoc_4894.wav 動詞 r/rr語幹 C (酒やご飯などを器に)盛る、(上の方に)捧げる まかいんかい まいゆ はーさ むい(ちゃわんにご飯をたくさんもる)。 みゃーくずつんな ちゃばんかい さきゃー いりどぅ うるー むい(ミャークズツには茶碗に酒を入れそれを上方にささげる)。 4895 むい ikmvoc_4895.wav 動詞 母音語幹 A 燃える うまっちゃ むいーどぅー(火は燃えている)。 んみぎーや なんとぅが むいん(湿った木はなかなか燃えない)。 4896 むい ikmvoc_4896.wav 動詞 r/rr語幹 A (人や動物などが)群れる、(植物などが)群生する、(魚が)群れる みゃーくずつんな じゃーがまん ひとぅぬ はーさ むいゆー(ミャークズツにはジャーガマに人がたくさん集まっている)。 ぎすつぬどぅ いーぶーん むいとぅ むいゆー(ススキが北支部にたくさん群生しているている)[「いーぶー」は西原集落の東西南北区画の中の北の区画をさす]。 むっるー むいゆー(ムロアジが群れている)。 4897 むい ikmvoc_4897.wav 動詞 r/rr語幹 A (果物などを)もぎ取る、摘み取る んーたう むい(木の実をもぎ取る)。 ばんちゅくらう むい(グアバを捥ぎ取る)。 4898 むい ikmvoc_4898.wav 動詞 r/rr語幹 A (ブランコ、ゆりかご、などを)揺する、子守のためにブランコを揺するように子供を揺する やらびゅー ぶらんこんかい ぬーひー むい(こどもをブランコにのせて揺する)。 なつっじゃやらびゅー むい(泣いている子を揺する)。 4899 むい ikmvoc_4899.wav 動詞 r/rr語幹 A (液体が外に)漏れる みずぬどぅ むりゅーい(水が漏れている)。 すばいぬどぅ むいぎかい(小便が漏れそうだ)。 4900 むい ikmvoc_4900.wav 名詞 B 〘祭礼〙 〘祭礼〙御嶽のあるところ、杜(もり)、「ななむい」としてしか使わず、単独では使わない 4901 むい ikmvoc_4901.wav 接頭辞 形容詞について程度がはなはだしいことを表す [限られた単語にのみ用いられる] ばー かりゅーぎゃー むいみっふぁ(私は彼のことが大嫌いだ)。 きゅーや むいひぐる(今日はとても寒い)。 からー むいとぅぬ むいほぅりむぬ(彼は大バカ者だ)。 4902 むいあに ikmvoc_4902.wav 名詞 子守姉 ばが むいあにゃー ほぅゆがーぬ はーに(私の子守姉はホゥユガーの長女お姉ちゃんだ)。 っゔぁー まさいが むいあに やいば わいてぃ かないら(お前はマサイの子守なので、がんばってね)。 4903 むいがーい ikmvoc_4903.wav 名詞 (周りの様子などが)全体的に変わること、(人の様子、雰囲気などが)全体的に変わること かまー んきゃーんとぅや むいがーい(向こうは昔とはすっかり変わった)。 あがいにゃーぬ みががまー ほぅいふ なりー むいとぅ あぱらぎふ なりー むいがーいや ひーどぅー(東隣のミガちゃんは大きくなって、とてもきれいになって雰囲気が変わった)。 4904 むいじゃうき ikmvoc_4904.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙箕(み)[米などの穀物の脱穀の際に殻や塵を取り除くための農具] むいじゃうきひー ぷきゅー とぅばす(箕で小さなゴミを飛ばす)。 4905 むいた ikmvoc_4905.wav 名詞 C (木の葉などが風で吹きだまった)集まり、(魚などの)群 かまぬ むいたう とぅみーみーる(向こうの木の葉の集まっているところを探してみなさい)。 むいたがまんな きーぬはーなぎぬどぅ あい(風の吹き溜まりには木の葉などがある)。 っぞぅー ひとぅむいたひー ひゃっき あぎらいどぅ うたい(魚は(一網で)一群れ百斤あげることができた)。 4906 むいだり ikmvoc_4906.wav 形容詞 とてもつかれている、過労状態だ きゅーや んめ むいだり(今日はもうひどく疲れている)。 きゅーや くーすかまー ひー むいだりかいば ならん(今日はきついしごとをしてだるくて仕方がない)。 4908 むいつき ikmvoc_4908.wav 副詞 (ものを)みんなまとめて、合計で うまぬ みーっちゃ むいつきー いかっさが(ここの3つはまとめていくらですか)。 4909 1 むいとぅ ikmvoc_4909.wav 副詞 程度の大きいことを表す、とても、たいへん;(後ろに否定を伴って)「全然、決して」(~しない) [「むいとぅどぅ」のように「どぅ」を伴うこともある」) むいとぅ はーさぬ ひとぅぬどぅ うぐなーりゅー(とてもたくさんの人が集まっている)。 むいとぅどぅ ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかん(全然人の言うことに従わない)。 4909 2 むいとぅ ikmvoc_4909.wav 副詞 動詞を修飾して程度がはなはだしいことを表す副詞、とても、(能力的に)とても(できない)、ほとんど(しない) ばー みががまうどぅ むいとぅ ぬずみゅー(私はミガをとても愛している)。 ういとぅ くいとぅや むいとぅ んーしーどぅー(それとこれとはよく似ている)。 すーがくのもんだいや むずかすかいば ばぬんな むいとぅ っさいん(数学の問題は難しすぎて私にはとてもわからない)。 くぬいや むいとぅ あいきや うらん(最近はほとんど歩いてない)。 4911 むいぶい ikmvoc_4911.wav 動詞 r/rr語幹 (年取って)ぼける;(異性に)凄く惚れている、夢中になっている むいぶり 4912 1 むいぶり ikmvoc_4912.wav 動詞 母音語幹 (年取って)ぼける;(異性に)凄く惚れている、夢中になっている むいぶい ばー っゔぁんかいや むいぶり(私はあなたには凄く惚れている)。 からー みがんかい むいとぅ むいぶりゃー ひーどぅー(彼はミガにすっかりむちゅうだ)。 ばー ういびとぅん なりー むいぶりゃー ひー なうゆまい っさん(私は年取ってぼけてしまってなにも分からない)。 4912 2 むいぶり ikmvoc_4912.wav 形容詞 ばかもの かりゃー むいとぅぬ むいぶりむぬ(彼はとても大変なばかだよ)。 4913 むいんとぅー ikmvoc_4913.wav 名詞 (体が)ずぶ濡れになること むいんとぅー むいんみ あみん っふぁいー むいんとぅーや ひーうたい(雨に降られてずぶ濡れになった)。 きゅーや ほぅすず あみん っふぁいー むいんとぅー あたい(今日は大粒の雨に降られてずぶ濡れだった)。 4914 むいんみ ikmvoc_4914.wav 名詞 (体が)ずぶ濡れになること むいんみー むいんとぅ あみん っふぁいー むいんみゃー ひーうたい(雨に降られてずぶ濡れになった)。 きゅーや ほぅすず あみん っふぁいー むいんみ あたい(今日は大粒の雨に降られてずぶ濡れだった)。 4917 むがく ikmvoc_4917.wav 名詞 A 無学、学校教育を受けていない人 ばー むがく やいば ずーや ゆまいん(私は無学だから字は読めない)。 4920 むき ikmvoc_4920.wav 名詞 C 向き、得意分野 「むきむき」と重ねて使うことが多い うなが むきむきぬ すかまう とぅみ あっそぅ(自分の向いている仕事を探せ)。 4921 むぎゃ ikmvoc_4921.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙キンメダイもどき、鰹釣り用の餌の一つ しゃーかん あんな はりー むぎゃう とぅい(未明に網を張ってキンメダイもどきを取る)。 4922 1 むぎゃい ikmvoc_4922.wav 動詞 r/rr語幹 A お腹の中が(食あたりなどで)ゴロゴロすること むがい むがっり、むぎゃっり っさり むぬー ふぁいー ばたー むぎゃりーどぅー(腐ったものを食べてお腹の中がゴロゴロなっている)。 ひんじゃー ふぁいみーてぃがー ばたー むぎゃっらはいにゃーん(やぎを食べたらお腹の調子が悪くなってしまった)。 4922 2 むぎゃい ikmvoc_4922.wav 動詞 r/rr語幹 A (怒りで)はらわたが煮えくり返ること むがい むがっり、むぎゃっり かさますかいば ばたぬ なかー むぎゃっりーどぅー(いらいらしてお腹の中は煮えたぎっている)。 4922 3 むぎゃい ikmvoc_4922.wav 動詞 r/rr語幹 A (水などが)濁る むがい むがっり、むぎゃっり うまぬ みっじゃ むぎゃっりーどぅー(そこの水は濁っている)。 4923 むきゃう ikmvoc_4923.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙グミ 4924 むきゃうんーた ikmvoc_4924.wav 名詞 グミの実 4926 1 むぎゃっり ikmvoc_4926.wav 動詞 母音語幹 お腹の中が(食あたりなどで)ゴロゴロすること むぎゃい、んぎゃい 4926 2 むぎゃっり ikmvoc_4926.wav 動詞 母音語幹 (怒りで)はらわたが煮えくり返ること むぎゃい、んぎゃい 4926 3 むぎゃっり ikmvoc_4926.wav 動詞 母音語幹 (水などが)濁る むぎゃい、んぎゃい 4927 むぎゃらす ikmvoc_4927.wav 動詞 s/h語幹 (液体を)掻き回す;(まとまりなどを)掻き乱す むがらす、むがっらす、むぎゃっらす、んがらす、んがっらす、んぎゃっらす、 んっちゅ むぎゃらし(みきをかきまぜろ)[んつ=粟や米を噛んで発酵させたもの、御酒(みき)]。 うむくとぅ にゃーん ほぅりむぬぬ うぐなーいんかい はいりってぃ うまぬ うぐなーいや むがらーはいにゃーん(思慮分別のない馬鹿者が集会に入ってきてそこの集会は掻き乱された)。 4928 むく ikmvoc_4928.wav 名詞 C 婿;入り婿 [家から見た言い方、女性本人から見た夫は「ぶとぅ」と言う] ばんてぃが むくー やぐみ かないびとぅ(うちの婿はとてもはたらきものだ)。 かまぬ やーや みどぅんっゔぁ たーな やいば むくー とぅらだかー ならん(向こうの家は娘だけだから入り婿を取らないといけない)。 4929 むぐい ikmvoc_4929.wav 動詞 r/rr語幹 A 潜る うまんかい むぐりー くぶすみゃう とぅい(そこに潜って甲イカをとれ)。 4930 むす ikmvoc_4930.wav 名詞 B 虫 みどぅんな んーむっそぅどぅ うんそぅく いっゔぃー(女の人は芋虫をとても怖がる)。 いっそぅ かいすきゃー むすぬ はーさ いでぃっちゅーたい(石をひっくりかえしたら虫がたくさん出てきた)。 ばたむす(お腹の寄生虫)。 4931 むず ikmvoc_4931.wav 名詞 B 麦 とぅいぬ むっじゅ ほぅしゃー とぅくまんかい っちゅーば うるー うっち(鳥が麦を干してある所に来ているからそれを追い返せ)。 4932 むずうはつ ikmvoc_4932.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙初物の麦 [麦の初穂の祭り] むずうぱつ むずうぱつぬ にがい(麦の初穂の祈願)。 4934 むずかす ikmvoc_4934.wav 形容詞 (問題などが)難しい;(人が)付き合い方がむずかしい むつかす すーがくー むずかすかいば っさいん(数学は難しくて分からない)。 からー むずかす ひとぅ やいば むぬいばどぅ ばいかい(彼は難しい人だから、(彼に)しゃべっていいことはない)。 4935 むずく ikmvoc_4935.wav 名詞 C 〘食〙 〘食〙はったい粉[麦を煎って焦がし、臼でひいて粉にしたもの。これに砂糖を入れて食べる。菓子の材料としても用いる] 4936 むずぐる ikmvoc_4936.wav 名詞 麦の茎 むずぐるー たむぬー むーす(麦の茎を薪として燃やす)。 4937 むずたっじゃ ikmvoc_4937.wav 名詞 初収穫の麦を炊いたもの きゅーや うーんまが やーん むずたっじゃう ふぁう(今日はウーンマの家で初収穫の麦を炊いたものを食べる[「ウーンマ」はナナムイの長のこと])。 4938 むずなか ikmvoc_4938.wav 名詞 麦畑 ばんてぃが むずなかー ふずんみなぎんどぅ あい(うちの麦畑はフズンミあたりにある)。 4939 むずぬうぱつにがい ikmvoc_4939.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙麦の初収穫の祈願 [「むずうはつ」参照] 4940 むすぬぬん ikmvoc_4940.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙虫払いの願い [舟のようなものを木で作り、それに害虫等を載せて流す。害虫駆除のための祈願] むすぬぬんばらい、むすぬぬんばらいにがい 4941 むすぬぬんばらい ikmvoc_4941.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙 虫払いの願い むすぬぬん、むすぬぬんばらいにがい 4942 むすぬぬんばらいにがい ikmvoc_4942.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙 虫払いの願い むすぬぬん、むすぬぬんばらい 4943 むたぎ ikmvoc_4943.wav 動詞 母音語幹 C 持ち上げる むたず 4944 むたず ikmvoc_4944.wav 動詞 g語幹 C 持ち上げる むたぎ うるー むたぎー ふぃーる(それを持ち上げてくれ)。 あきんさうひー いっそぅ むたず(金棒で(てこの原理で)石を持ち上げる)。 4945 むだす ikmvoc_4945.wav 動詞 s/h語幹 C (元の状態に)戻す;(元の持ちぬしに)返却する むどぅす っゔぁが かいっちゃー むぬー やぶりーゆーば うりゅーぎゃー むだし(あなたが買ってきたものは壊れているからそれは返品しなさい)。 4946 1 むちゃい ikmvoc_4946.wav 動詞 母音語幹 C 寄りかかる ばぬんかい むちゃいる(私(の体)によりかかれ)。 4946 2 むちゃい ikmvoc_4946.wav 動詞 r/rr語幹 C 寄りかかる 4947 むつー ikmvoc_4947.wav 名詞 B 餅 むつーゆ ふぁう(餅を食べる)。 むつーゆ つふ(餅をつく)。 4948 1 むつ1 ikmvoc_4948.wav 動詞 c/t語幹 C (ものを手に)持つ、(ものを)所有する んなない ゆーいぬ うさいや ってぃつ むっちゃひー はりーにゃーん(全員お祝いの料理をそれぞれ持ち帰った)。 っざらう むちってぃ っさう かり(鎌を持ってきて草を刈れ)。 うつなーんかいぬ むぬー かいんかい あっちゃいーむたすたい(沖縄への物を彼に頼んで(預けて)持たした)。 ばー くるまう むちや うらん(私は車を持ってない)。 はいゆ むつ(畑をもつ)。 4948 2 むつ1 ikmvoc_4948.wav 動詞 c/t語幹 C (夫、妻を)持つ、(家庭を)持つ;(仕事を)持つ なかーにゃー ぶとぅー むちゃだ やーん うい(次女は結婚しないで家にいる)。 きないゆ むつ(家庭を持つ、家庭内をうまく世話する)。 すかまう むつ(仕事を持つ)。 4948 3 むつ1 ikmvoc_4948.wav 動詞 c/t語幹 C (子を)そだてる、教育を受けさせる;(家庭内のいろんなことの)世話をする、(村のいろんなことの)面倒を見る 「すまう むつ」などの形で(代表として村のもろもろのことを)する っふぁう じゃうずん むつ(子供を立派に育てる)。 っふぁう だいがくんかい むつ(子供を大学にやる)。 ばー んなーぎゃー っふぁー むちゃー うらんば、っふぁぬ むつかたー っさん(わたしはまだ子供がいないので子供の育て方はわからない)。 そーむん なりー すまう むつ(自治会長になって村の世話をする)。 4949 むつ2 ikmvoc_4949.wav 動詞 c/t語幹 C 連用形で移動手段を表す、(車、自転車、舟を)運転して、操って くるまー むちー っさらんかい いつ(車を運転して平良に行く)。 ぬーまう むちー はいんかい いつ(馬を駆(か)って畑に行く)。 4950 むつ3 ikmvoc_4950.wav 動詞 k語幹 A (みかんの皮などを)むく、(サトウキビの皮などを)はぎとる ぶーっじゅ むきー ふぁう(サトウキビ(の皮)をむいて食べる)。 ふにゅーぬ かーゆ むつ(ミカンの皮をむく)。 みはながーゆ むきゅーだら(顔の皮をむく[>面子を潰す])。 4951 むつ4 ikmvoc_4951.wav 形容詞 A もちもちしている、ねばねばしている むつーや むつむぬ(餅はもちもちしているものだ)。 ん゚むぬ いとぅー むつむぬ(クモの糸はねばねばしている)。 4954 むつかす ikmvoc_4954.wav 形容詞 (問題などが)難しい;(人が)付き合い方がむずかしい むずかす かいが つむー むずかすかいば っさいん(彼女の心は難しくて分からない)。 かいが なーや むずかすかいば かかいん(彼の名前は難しくて書けない)。 4955 むっしーとぅい ikmvoc_4955.wav 動詞 r/rr語幹 (貼られたものを)はがす;(かさぶたなどをむりに)取る ぽすたーゆ むっしーとぅい(ポスターをはがせ)。 ほぅがさぬ かたうさう むっしとぅいや だみ(おできのかさぶたをとってはいけない)。 4956 むっそぅ ikmvoc_4956.wav 名詞 B 筵(むしろ) むっそぅー すき(筵を敷け)。 むっそぅー たくび(筵を片付けよ)。 4957 むったーい ikmvoc_4957.wav 動詞 r/rr語幹 (ものとものとが)くっ付く、(人に)くっついて回る むったーう、むったーっゔぃ かびーゆ ぬいひー むったーらし(紙を糊でくっ付けろ)。 かーらう やーぬいひー むったーらし(瓦を漆喰でくっつけろ)。 うぬきゃが ふたーいや いつまい むったーりーどぅー(その二人はいつもくっ付いてまわっている)。 4958 むったーう ikmvoc_4958.wav 動詞 vv語幹幹 (ものとものとが)くっ付く、(人に)くっついて回る むったーい、むったーゔぃ 4959 1 むったーっゔぁす ikmvoc_4959.wav 動詞 s/h語幹 (ものとものとを)くっ付ける、(人を)くっつかせる むったーらす 4959 2 むったーっゔぁす ikmvoc_4959.wav 動詞 s/h語幹 (木などを抜くために)ゆりうごかす うぬ きーゆぎゃー むったーゔぁひー んぎ(この木を揺りうごかして抜け)。 4960 むったーっゔぃ ikmvoc_4960.wav 動詞 母音語幹 (ものとものとが)くっ付く、(人に)くっついて回る むったーう 4961 むったーらす ikmvoc_4961.wav 動詞 s/h語幹 (ものとものとを)くっ付ける、(人を)くっつかせる むったーっゔぁす ばか みどぅんとぅ びきどぅんぬ むったーらす(若い男女を結びつける)。 4962 むつみ ikmvoc_4962.wav 名詞 A 餅のように粘りけのあること むつーや むつみぬどぅ あい(餅は粘りけがある)。 4963 むっる ikmvoc_4963.wav 名詞 A 〘魚〙 〘魚〙 ムロアジ[ムロアジがおおきくなるとグンと呼ばれる] むっるー むいゆー(ムロアジが群れている/ムロアジはむれるものだ)。 むっるぬ がばーむぬーどぅ ぐんてぃー あい(ムロアジの大きいものをグンと言う)。 4964 むてぃ ikmvoc_4964.wav 名詞 C (私の、あなたなどの)分、分け前 むつ たま つーや やらびぬ むてぃ(母乳は赤ちゃんの分だ)。 うさきひーや ばが ふぁうぬ むちゃまい にゃーん(これくらいでは私の食べる分もない[「たま(分)」は、「ふぁう たま」を使い、「ふぁうぬ たま」とは言えない。「むちゃ」は「ふぁうぬ むちゃ、ふぁう むちゃ」両方とも言える])。 4965 むとぅ ikmvoc_4965.wav 名詞 C 墓 はか くまー ばんてぃが むとぅ(ここは私達の墓だ)。 たかっじゃーむとぅ(タカッジャーの墓 [タカッジャーは家の名前])。 あくまがまうぎゃー むとぅんかいや いりん(生後間もなく亡くなった子供は墓には入れない)。 4966 むとぅ ikmvoc_4966.wav 名詞 C 本、元、基、当て、頼り っふぁう むとぅん あす(子供を(家の)基にする[<子供を大切にする])。 4967 むとぅー だき ikmvoc_4967.wav 成句 母音語幹 働いた分に見合った報酬をもらう ばー っじだまー ういひー むとぅー だきーどぅ(自分の配当分はこれで十分だ)。 4968 むどぅい ikmvoc_4968.wav 動詞 r/rr語幹 C (元の状態に)戻る;(元の位置に)帰る;ボケる うぬ ぶりーにゃーん ほぅにゃー むとぅんかいや むどぅらん(この折った骨はもとにはもどらない)。 かまんかい むどぅりー はりーにゃーん(向こうに戻って行った)。 んなまどぅ すかまから むどぅりー ったい(今、仕事から戻ってきた)。 ういびとぅー んめ むどぅりーどぅー(老人はもうボケている)。 ういびとぅなりどぅ むどぅりゅー(年取って呆けている)。 4969 1 むどぅす ikmvoc_4969.wav 動詞 s/h語幹 C (元の状態に)戻す;(元の持ちぬしに)返却する むだす っゔぁが むゆかひーやー むぬーぎゃー むとぅんかい むどぅし(お前が動かしたものをもとに戻せ)。 うらー だみな むぬ やいば まっちゃんかい むどぅし(それは不良品だから、店に返品しなさい)。 4969 2 むどぅす ikmvoc_4969.wav 動詞 C 食べ物を戻す(吐く) あぎー むぬー むどぅす(食べ物を吐く)。 4970 むとぅやー ikmvoc_4970.wav 名詞 本家 あがいにゃーや むとぅやー かーばた(東隣は本家のカーバタだ)。 きじゃいんな むとぅやーんきー そぅーかう あす(祭事には本家に行って焼香する)。 4971 むない ikmvoc_4971.wav 名詞 C 他人の動作を無意識にまねてしまうこと っさだ ういきゃー すまとぅらぬ むないゆ あす(無意識のうちに相撲取りの動作をする)。 すまう みーとぅきゃんな むないゆ あす(相撲を観戦するとき関取の動作を無意識のうちに真似る)。 4972 1 むぬ ikmvoc_4972.wav 名詞 B 物質、物;人、者 [この意味では敬意を表す人には使えない];前に出た名詞を繰り返さないための代用形、もの、の っふぁかいば むぬー とぅみらいん(暗くてものが探せない)。 かまんどぅ みーや みーん ひんな むぬぬ あい(あそこに見たことのない変なものがある)。 うまんな みーむぬー にゃーん(そこには新しいものはない)。 っゔぁー んじゃぬ むぬが(お前はどこの村の者だい)。 うぬ あかくっちゃ ばがむぬ (その赤い靴は、私のだ)。 くりゃー っざが くつ。ばが むぬー かい(これは、お父さんの靴だ。私のはあれだ)。 あかりんごぬ さらぬ はなん あい むぬー とぅい ふぁうたい(赤いリンゴが皿の上にあるのを取って食べた)。 4972 2 むぬ ikmvoc_4972.wav 名詞 B 食事、食べ物;餌 むぬー ふぁう(食事する)。 いんな むぬー ふぃーきゃたーひーや びーないや とぅんま ほぅだ むゆかん(犬は食餌を与えるまでは微動だにせず動かない)。 4972 3 むぬ ikmvoc_4972.wav 名詞 B 節を取って動作の対象を表す たなかさんな くじゅから しんぶんな ゆんむぬー なまりーにゃーん(田中さんは去年から新聞を読むのをやめた)。 とぅないぬ とぅずぬ ばが とぅずんかい はなす ほぅー むぬー つふたい(隣の奥さんがうちのに話しているのを聞いた)。 4972 4 むぬ ikmvoc_4972.wav 名詞 B 分裂文の主題部分につく、「節+のは、なになにだ」の「の」の位置に使われる びきどぅんっゔぁぬ ぬーりったい むぬー くぬ くるま(息子が乗ってきたのは、この車だ)。 かぬ っふぁぬ なきゅー むぬー やーすかいばどぅ なきゅー(あの子が泣いているのは、腹がへっているからだ [「なきゅー(泣いている)は繰り返した方がよい])。 4972 5 むぬ ikmvoc_4972.wav 接尾辞 形容詞の語幹について名詞化をする接尾辞。述語として使われ、活用させるときは繋辞(コピュラ)をつける あいつぐりむぬ(歩きにくい)。 っそぅまたむぬ(大便がしたい)。 やぐみ うとぅるすむぬ あたい(とても恐ろしかった)。 4973 むぬー あかす ikmvoc_4973.wav 成句 s/h語幹 (過去・未来のことを)占う むぬすーぬ むぬー あかす(ユタが過去・未来のことを占う)。 4974 1 むぬー ゆん ikmvoc_4974.wav 成句 m語幹 お喋りする まーぬ むぬー ゆんな(余りお喋りするな)。 かぬ むぬゆみゃー いつまい むぬー ゆみーうい(あのお喋りはいつも喋りっぱなしだ)。 むぬゆんあぐ(お喋り友達)。 4974 2 むぬー ゆん ikmvoc_4974.wav 成句 m語幹 駄々をこねる やらびゃー むぬー ゆみんきー ぎっじゃひらいん(子供は駄々をこねていうことがきかせられない)。 4975 1 むぬい ikmvoc_4975.wav 名詞 B お喋り、話し、言うこと、言葉 むぬいゆ ゆん(お喋りをする)。 むぬいゆぎゃー つっちゃはん(おしゃべりを途切れさせない)。 っゔぁー まーぬ むぬいゆぎゃー むぬっじゃだうり(お前はあんまりしゃべるな)。 いたらーん むぬいゆぎゃー あっじゃすな(バカな言動はさせるな)。 4975 2 むぬい ikmvoc_4975.wav 名詞 B 言葉、言語、方言 ふつ、うつ すまぬ むぬい(故郷の言葉)。 きたてぃむぬい(ほかの地域の言葉)。 いきまぬ むぬい(池間のことば)。 くぬいぬ ばかむぬんみゃー むぬいや つつそぅが むぬっじゃいん(最近の若者たちは村のことばは聞けるが、聞きとれても話せない)。 4976 むぬいっゔぃ ikmvoc_4976.wav 名詞 こわがること、ものおじ やらびゃー むぬいっゔゅーぎゃー ほぅん(子供というのはものおじじしないものだ)。 4977 むぬいぶっさ ikmvoc_4977.wav 名詞 話したがること;そのような人 かりゃー むぬいぶっさ、ふっちゃ なまらん ひとぅ(彼ははなしたがりで、くちがとまらないひとだ)。 4978 むぬうぶい ikmvoc_4978.wav 名詞 物覚え ういびとぅ なりーどぅ むぬうぶいや ひらいん(年取って物覚えがわるい)。 4979 むぬがま ikmvoc_4979.wav 名詞 小食の人;食が細いこと むぬがみゃ、むぬがみゃびとぅ むぬがまー むぬーぎゃー いかっさー ふぁーん(小食の人は食事はいくらも食べない)。 かりゃー むぬがまびとぅ やいば まーぬ むぬーぎゃー ふぁーん(彼は食が細いから余り飯を食べない)。 4980 むぬがみゃ ikmvoc_4980.wav 名詞 小食の人、食の細い人 むぬがま、むぬがみびとぅ 4981 むぬかんがい ikmvoc_4981.wav 名詞 思案、ものを考えること ばぬんな かなまいや やみー むぬかんがいや ひらいん(私は頭が痛くて、ものをかんがえられない)。 4982 むぬくや ikmvoc_4982.wav 名詞 乞食、他人の所に行って食べ物をもらって食べる人 むぬくやー ひとぅぬ やーや あいきーまーりー むぬ っじー ふぁう(物乞いは人の家を歩き回って飯をもらって食べる)。 4983 むぬすー ikmvoc_4983.wav 名詞 霊能力を持ち、ものを言い当てる人、祈祷師、ユタ かりゃー じゃうむぬすー やいば ゆーどぅ あたらす(彼女は非常に強い霊力がある人なのでよく言い当てる)。 むぬすーぬ なうやひー んまー すにーはりにゃーんがてぃー あかす(祈祷師がどうして母親はなくなったかという)。 びきむぬすーぬ むぬー あかす(男性の祈祷師が吉凶を占う)。 4984 むぬだに ikmvoc_4984.wav 名詞 穀物の種 むぬだにゅーぎゃー いらうどぅす、ひとぅだにゅーまい いらうどぅす(穀物の種は選ぶもの、人の血統も選ぶもの[「結婚相手は家柄を選べ」と言う格言])。 4985 むぬっしゃう ikmvoc_4985.wav 名詞 事をしそんじること ますぎたう ばらっでぃ あすきゃー むぬっしゃうや ひー うじゃー ぶりーふぁいーにゃーん(石垣を割ろうとしたら、失敗して腕を折ってしまった)。 4986 むぬっじゃんぐとぅ ikmvoc_4986.wav 成句 何も聞かないで、何も言わないで、無断で かりゃー んめ あてぃくとぅ がずかいば ひとぅぬ やー ってぃーや むぬっじゃんぐとぅ なうゆまい んめ むちーはい(彼はあまりにもけちなので人の家に来ては何も聞かないで何でももうもっていく)。 4987 むぬにー ikmvoc_4987.wav 名詞 食事を準備すること きゅーや むぬにー ぐな(今日は食事を準備する係りだ)。 4988 1 むぬばっし ikmvoc_4988.wav 名詞 物忘れ きゅーや むぬばっしゃー ひー でぃんまい やーん ばっしってぃにゃーん(今日はいろいろ忘れてお金も家に忘れてきてしまった)。 4988 2 むぬばっし ikmvoc_4988.wav 形容詞 物忘れ ういびとぅ なりーどぅ むぬばっしかいばならん(年取って物忘れがひどい)。 4989 むぬふぁいじゃら ikmvoc_4989.wav 名詞 食事用の皿;仕事[「物を食べる皿」からの比喩] むぬふぁうじゃら 4990 むぬふぁう はかうつ ikmvoc_4990.wav 成句 生活の糧、仕事 きゅーまい あちゃまい むぬふぁう はかうっちゃ にゃーん、んみゃ とぅず っふぁんみんな なうゆ ふぃーでぃが(きょうもあしたも仕事がない、妻子に何を食べさせようか)。 4991 むぬふぁうじゃら ikmvoc_4991.wav 名詞 食事用の皿;仕事[「物を食べる皿」からの比喩] むぬふぁいじゃら やーんな むぬふぁうじゃらまい にゃーん(家には食事用の皿もない)。 むぬふぁうじゃらまい にゃーんば むぬまい ふぁーいん(仕事もないので食事にもありつけない)。 きゅーまい むぬふぁうじゃらー にゃーん(今日も仕事がない)。 ばー すかまー にゃーだ んぎーにゃーんば むぬふぁうじゃらー とぅみーくーでぃ(私は仕事がなくなったので仕事を探しに行って行こう)。 4992 むぬふぁうふつ ikmvoc_4992.wav 名詞 仕事、仕事口 むぬふぁうふつまい にゃーんば むぬまい ふぁーいん(仕事もないので食事にもありつけない)。 4993 むぬゆみゃ ikmvoc_4993.wav 名詞 よく喋る人、おしゃべり、お喋りの人、口数の多い人 むぬゆんぱじゅら かぬ むぬゆみゃー ひとぅいがーまーすまい むぬー ゆみーどぅーい(あのおしゃべりは一日中話をしている)。 かりゃー むいとぅぬ ふちゃ むぬゆみゃ(彼女はとてもおしゃべり 口数が多い)。 おい むぬゆみゃ、まーぬ むぬーぎゃー ゆまだうり(おい お喋り、余り喋るな)。 4994 むぬゆんぱじゅら ikmvoc_4994.wav 名詞 おしゃべり むぬゆみゃ でぃんがにゃー むぬゆんぱじゅら やいば まじゃん つききゃたーひーまい むぬいゆぎゃー つっちゃはん(ディンガニはおしゃべりなので真謝につくまで話を切らさない)。 4995 むふ ikmvoc_4995.wav 動詞 k語幹 A (ミカンの皮などを)むく、(サトウキビの皮などを)はぎとる むつ むき ふにゅーぬ かーゆ むふ(ミカンの皮をむく)。 ぶーっじゅ むきー ふぁう(サトウキビ(の皮)をむいて食べる)。 4996 むふ ikmvoc_4996.wav 動詞 k語幹 A (仕事などが)向いている むつ ばぬんな やーぬ なかぬ すかまんつきゃー あらぬ すかまぬどぅ むふ(私には屋内の仕事より屋外の仕事の方が向いている)。 っゔぁんかいや ひゃくめーとるんつきゃー せんごひゃくめーとるぬどぅ むふ(お前には100mよりも1500mのほうが向いている)。 うぬ すかまー っゔぁんかいや むきや うらん(この仕事はお前にはむいていない)。 4997 むむ ikmvoc_4997.wav 名詞 B もも、ふともも むむに くぬ とぅいぬ むむー がばー やいば やぐみ あいでぃむぬ(この鶏のももは大きくて、食べでがある)。 4998 むむくーら ikmvoc_4998.wav 名詞 胃袋 ひんじゃぬ むむくーらう うまつん あっゔぃー やきー ふぁう(山羊の胃袋を火にあぶって焼いて食べる)。 4999 むむに ikmvoc_4999.wav 名詞 B ふともも むむ がばー むむに(大きなふともも)。 5000 むむはい ikmvoc_5000.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙百回の祈願[祈願の最後に繰り返す言葉の一部] ひとぅはいや むむはい ふたはいや しぇんはい(一回の祈願は百回の祈願と同じで、二回の祈願は千回の祈願と同じだ)。 5001 1 むやい ikmvoc_5001.wav 名詞 A もやい[頼母子講 何名かのメンバーが月に一回位の割で集まって定額のお金を出し合い、それを順番かクジでメンバーの誰かが受け取る仕組みで、メンバーの親睦にもなっている];また、そこで集まったお金 じょ むやいゆ すきゃきっじゃ っゔぁまい はいりー ふぃーる(もやいを始めるのでお前も入ってくれ)。 ばー むやいゆぎゃー んなま なまらっじゃー あとぅぬ ぶんたーひー はらいーうかでぃ(私はもやいを今回でやめようと思うので後の分まで払っておこう)。 きゅーや むやいぬ あいば すかまうぎゃー はーひー とぅどぅみでぃ(今日はもやいがあるので仕事を早めに終わろう)。 きゅーや むやいゆ とぅらでぃ(今日は、もやいで集まったお金をもらおう)。 5001 2 むやい ikmvoc_5001.wav 名詞 A 集まっている人 うぐなーい かまぬ むやいや なうゆどぅ ほぅーがい(向こうの集団はなにをしているのかな)。 5002 むやがい ikmvoc_5002.wav 動詞 r/rr語幹 脹(ふく)れる;(土地などが)盛り上がる むつーや やつきゃ むやがりーにゃーん(餅を焼いたら脹れた)。 かまー むやがりどぅ ままーいんつきゃー たかかい(あそこは盛り上がっていて周囲より高い)。 5003 むやがらす ikmvoc_5003.wav 動詞 s/h語幹 (食べ物を入れ物に)山盛りにする、(荷台などにものを)山盛りに積む ういが たまうぎゃー びらふんかい っぞぅーぎゃー むやがらし(彼の分け前をびくに魚を山盛りにしなさい)。 さらんかい おかっじゅぎゃー むやがらひー ふぁーでぃ(皿におかずをたくさん盛って食べよう)。 ばしゃんかい っさう むやがらす(馬車に草を山盛りに積む)。 5004 むゆか ikmvoc_5004.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙六日 5005 むゆつ ikmvoc_5005.wav 動詞 k語幹 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く むゆふ、うゆふ、ういふ、ういつ、うゆつ 5006 むゆぬひとぅ ikmvoc_5006.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙六人 5007 むゆふ ikmvoc_5007.wav 動詞 k語幹 C (機械、車などが)動く、(人間や動物などが)動く、(休んでないで)働き始める、(石やものなどおいてあるものがおしたりして)動く、(心が)動く むいふ、むいつ、むゆつ、ういふ、ういつ、うゆつ、うゆふ うぬ くるまー やぶりどぅ むゆかん(この車は壊れて動かない)。 くぬ やーや ないんまい むゆかん(この家は地震でも動かない)。 ばが みどぅんやらびゃー ほぅんやーんかい いつてぃがー ひとぅとぅくまから むゆふてぃぬ くとぅー にゃーっだん(私の娘は本屋に行くと一か所から動くことはなかった)。 うまうぎゃー むゆふな(そこを動くな)。 やらびゃー いつまい むいきーまーりゅーば まさがん みーうき((この)子はいつも動き回るのでちゃんと見ておきなさい)。 すまとぅらー なうばい うさばんまい むいつてぃぬ くとぅー にゃーん(相撲取りはどんなに押しても動くということはない)。 かいが てぃびたいや ずーん むったーりー なんとぅが むゆかん(彼のお尻は地面にくっ付いていて全然動かない[>尻が重くて働かない])。 いんな むぬー ふぃーきゃたーひーや びーないや とぅんま ほぅだ むゆかん(犬は食餌を与えるまでは微動だにせず動かない)。 くぬ きかいや くまう うすきゃー すぐ むゆつどぅす(この機械はここを押すとすぐ動く)。 くぬ ほぅいっさ なうばい うさばんまい むゆかん(この大石はどんなに押しても動かない)。 むゆかん やうんてぃー ぶりゅー てぃーんかい ぎぶっそぅ あす(動かないように折れた手にギブスをする)。 なうばいぬ あぱらぎ みどぅんぬ みーたんてぃー ばが つむー むゆかん(どんなにきれいな女性を見ても私の心は動かない)。 5008 むらがい ikmvoc_5008.wav 動詞 r/rr語幹 群になる っぞぅぬどぅ はーさ むらがりゅー(魚が沢山群れになっている)。 5009 むらだてぃ ikmvoc_5009.wav 名詞 村立て[村を新しく開拓すること] すまだてぃ んすむらむらだてぃ(西原村立て)。 5010 むらだみにがい ikmvoc_5010.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙村の鎮守祈願、旧暦10月頃 5011 むらに ikmvoc_5011.wav 名詞 C 子守すること、また子守する人 なつっじゃやらびぬ むらに(泣き虫の子の守り)。 5012 むりゃがい ikmvoc_5012.wav 動詞 r/rr語幹 (湧き水が)湧き出る、(土などが)盛り上がる ばきみずぬどぅ そぅくから むりゃがりゅー(湧き水が(水の)底から湧き出ている)。 んたう むりゃがらし(土を盛れ)。 5013 むるす ikmvoc_5013.wav 名詞 A 小石 いすぐーばいぬ むるっそぅ っそぅい(石が混ざった畑の石をとりのぞけ)。 5014 むん ikmvoc_5014.wav 動詞 m語幹 A (食べ物、事柄、人などを)えり好みする;(人などを)差別する;(人を)気に入らない(という) ふぁうむぬーぎゃー なうゆまい むまん(食べ物はどんなものでも好き嫌いがない)。 びきどぅん みどぅんてぃーや むまだ かないかい ひとぅー いらび(男女を問わず仕事のできる人を選べ)。 きばんびとぅやんてぃー あいや ひとぅーぎゃー むまん(貧乏人だと言ってそんなふうに人を差別してはいけない)。 くぬ やらびゃー ひとぅーぎゃー むまん。 (人見知りをしない)。 うぬ みどぅんな うぬ びきどぅんぬぎゃー むみどぅ うたい(この女性はこの男性を気に入らないと言っていた)。 5015 むん ikmvoc_5015.wav 動詞 m語幹 A (体をほぐすために)もむ はっじゅ むん(足をもむ)。 かたむっそぅ むみー ふぃーる(肩をもんでくれ)。 5016 むんたうー ikmvoc_5016.wav 動詞 vv語幹幹 よくあえる;(紙などを)くしゃくしゃにする あいじゅーゆぎゃー むんたっゔぃ(和え物はよくあえなさい)。 かびーゆ むんたっゔぃー まーくん なす(紙をくしゃくしゃにして丸める)。 5017 もーふ ikmvoc_5017.wav 名詞 C 毛布 5018 もくもー ikmvoc_5018.wav 名詞 〘植〙 〘植〙 木麻黄(もくもう) もくもーぎー(木麻黄の木)。 5019 や ikmvoc_5019.wav 助詞 (提題助詞「あ」の変異形:長母音、二重母音で終わる名詞の後に付く あ きゅーや(今日は)。 はうや(ヘビは)。 5020 や ikmvoc_5020.wav 助詞 (第二目的格助詞「あ」の変異形:長母音、二重母音で終わる名詞の後に付く あ ゆ まいや すいはんきんかい んしーだー(米を炊飯器にかけた[>米を入れてスイッチを入れた])。 5021 やー ikmvoc_5021.wav 名詞 C 家;(家の中という意味で)部屋 やりやー(古い家)。 やーゆ ふつ(家を建てる[<家を葺く])。 やーゆ いだす(家を建てる/建増しする)。 うほぅがぬ やーんまい ひとぅー みーん(こんな大きな家にも人は住んでいない)。 やーからー むぬー いでぃや ふぁーいん(家からは何も出てこないので食べられない [>家そのものは金を生まない])。 5022 やーかず ikmvoc_5022.wav 名詞 各家、それぞれの家 やーかっじゃ まーりー ばいでぃんぬ っじ(各戸を回って、分担金をもらう)。 んじゃぬ やーんまい やーかずぬ かず まうかんぬ うらまい(どこの家にもそれぞれご先祖神がいらっしゃる)。 5023 やーがま ikmvoc_5023.wav 名詞 (小さい)家、小屋 ばんてぃが やーがまぬどぅ んじゃぬ やーんつきゃーまい じゃうかい(自分の家がどこの家よりもいい)。 5024 やーがま くーがま ikmvoc_5024.wav 成句 一軒一軒 やらびゅー やーがま くーがま いじゃどぅーす とぅみー まーい(子供を一軒一軒、一軒残さずすべて探し回る)。 5026 やーから すーから いでぃん ikmvoc_5026.wav 成句 全然外出しない [「まい」を付けることもある] やーから しーからー いでぃん からー いつまい やーから すーから いでぃん(彼はいつも家の中に閉じこもって外に出ない)。 びき ういびとぅんみゃー やーからまい すーからまい いでぃん(男の年寄たちは全然外出しない)。 5027 やーき ikmvoc_5027.wav 名詞 C 家族 やーでぃ、やーにんじゅ やーきゃー ななぬ ひとぅ(家族は7名です)。 5028 1 やーぐまい ikmvoc_5028.wav 動詞 r/rr語幹 病気等で家に籠る、巣ごもりする くぬいや ころなー ひー やーぐまりゅー(最近はコロナで巣ごもりしている)。 ばんてぃが ういびとぅー やーぐまりゃーひー っそぅすばいや ゆみん むちゃいゆー(うちの年寄りは家で寝たきりで、しもの世話を嫁にしてもらっている)。 5028 2 やーぐまい ikmvoc_5028.wav 名詞 病気等で家に籠ること、巣ごもり やぐまい かりゃー はっじゃ ぶりどぅ やーぐまいや ひーうい(彼女は足を折って家にこもっている)。 ゆながいや やーぐまいゆぎゃー あすたっふぁにゃーん(ながいこと巣ごもりはしたくない)。 5029 やーじゃう ikmvoc_5029.wav 名詞 治療;老人が老齢で寝たきりになって世話を受けること みーぬ やーじゃうや ひどぅ にゅーいんな ひーうたい(目の治療で入院していた)。 ばんてぃが ぱーや ういびとぅん なりー ながやーじゃうや ほぅー(うちの祖母は年を取って家でずっと寝たきりでいる)。 5030 やーす ikmvoc_5030.wav 形容詞 B ひもじい、腹が減っている ひとぅむてぃから むぬまい ふぁーんば やーすかいば ならん(朝から食事もできないのでお腹が減って仕方がない)。 やーすかいば まいまい みーらいん(ひもじくて前も見えない[>腹が減ってどうしようもない])。 5031 やーずみゃ ikmvoc_5031.wav 名詞 ヤモリ やーずみゃぬ っけっけっけてぃー なきゅー(ヤモリがけっけっけと鳴いている)。 てぃんじゃうん やーずみゃぬ はーどぅるー(天井にヤモリが這っている)。 5032 やーだまずー ikmvoc_5032.wav 名詞 長男が引き継ぐ畑[条件が一番いい畑は長男が引き継ぐ] やーだまずーゆぎゃー うっとぅんみんかいや ふぃーん(やーだまずーは弟たちにはやらない)。 5033 やーたり ikmvoc_5033.wav 形容詞 (おかゆやスープなどが)トロトロして軟らかい;(天ぷら粉などを溶いたもの、ごはんなどが)水分が多すぎて、柔らかすぎる;(土などが)ドロドロして(歩きにくい) しらゆーや やーたりむぬ(出産のときに配るお粥はトロトロして軟らかい)。 あみゃー っふぃぬ あとぅぬ はいぬ んたー やーたりかいばならん(雨が降ったあとの畑の土はどろどろしててしかたがない)。 5034 やーつ ikmvoc_5034.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙八つ 5035 やーっさがーき ikmvoc_5035.wav 名詞 飢え、ひもじさ、空腹 きゅーや ひとぅむてぃから むぬー ふぁーだ やーっさがーきゃー ひーうたい(今日は朝から食事していないので腹が減っていた)。 つーにゃんまぬ っふぁー いつまい やーっさがーき(乳の出ない母親の子供はいつも空腹だ)。 5036 やーっさばた ikmvoc_5036.wav 名詞 (食事から時間がたって)腹が減る時間 やーっさばな んめ じゅーにじ なるーば やらびんみゃー やーっさばた(もう12時になるのでこどもたちはお腹がすく時分だ)。 5037 やーっそぅ ikmvoc_5037.wav 名詞 飢饉 くとぅっさ あみまい っふぁん ひゃーいたーな やいば やーっそぅんどぅ ないぎかい(今年は雨も降らない干ばつばかりだから飢饉になりそうだ)。 くじゅー ひむひー やぐみ やーっそぅ あたい(去年は干ばつで大変な飢饉だった)。 5038 やーでぃ ikmvoc_5038.wav 名詞 C 家族 やーにんじゅ、やーき 5039 やーなか ikmvoc_5039.wav 名詞 家の中 あみぬ っふぃーふーば やーなかんかい はいり(雨が降ってきたので家の中にはいりなさい)。 まさい、やーなかんたーな うらだ あら ってぃー あそぅび(マサイ、家の中にばかりいないで、外に来て遊べよ)。 5040 やーならいや ほぅかならい ikmvoc_5040.wav 成句 家庭での教育が外でも生かされる やーならいや ほぅかならい やいば やらびゅーぎゃー やーん や-でぃ わいてぃー ならーはだかー ならん(家庭教育は社会教育なので子供たちを家族でしっかりと教育しなければならない)。 5041 やーに ikmvoc_5041.wav 名詞 C 来年[=今年の次の年];次の年[=ある年の次の年] やーにゃー みゃーくんかい んみゃいーふぃーさまてぃ(来年は宮古に来てください)。 ばんてぃが んまがー やーにからー しょーがっこー(うちの孫は来年からは小学校だ)。 やーにたーひーや さきゃー ぬまいん(来年までは酒は飲めない)。 うんぬ やーに(その次の年[<その時の次の年])。 5042 やーにんじゅ ikmvoc_5042.wav 名詞 家族 やーでぃ、やーき 5043 やーぬい ikmvoc_5043.wav 名詞 家の瓦に塗る漆喰 やーむつー かーらんかい やーぬいゆ ぬい(瓦に漆喰を塗る)。 5044 やーぬくび ikmvoc_5044.wav 名詞 かやぶきの家のススキの茎で編んだ壁 やーぬくびゅー ぎすつぬ すずひー あん(家の壁をススキの茎で編む)。 5045 やーばす ikmvoc_5045.wav 名詞 家と家との間 うまぬ やーばっさ ふきらいん(ここの家と家との間は通り抜けられない)。 うまぬ やーばっそぅぎゃー ふきん(ここの家と家との間は通り抜けるな)。 うまぬ やーばっそぅ ふきる(ここの家と家との間を通り抜けろ)。 5046 やーばん ikmvoc_5046.wav 名詞 留守番 やーばんぬ あす(留守番をする)。 かにんかい やーばんぬ たぬん(カニに留守番を頼む)。 5047 やーふつかしー ikmvoc_5047.wav 名詞 家づくりの手伝い やーふつすきなふ やーふつかしーゆ あす(家づくりの手伝いをする)。 きゅーや かーばったが やーんかい やーふつかしーんかい いつがまた(今日はカワバタの家に家づくりの手伝いに行くことになっている)。 っざが やーふつかしーんかい いきゅー とぅくまんかい いきー むぬー っじーふぁう(父親が家づくりの手伝いに行っているところに行って食べ物をもらって食べる)。 5048 やーふつすきなふ ikmvoc_5048.wav 名詞 家づくりの加勢(手伝い) やーふつかしー 5049 やーま ikmvoc_5049.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙八重山 やーまんな おもとだけてぃぬ たかやまぬどぅ あい(八重山には於茂登岳という高い山がある)。 5050 やーむつー ikmvoc_5050.wav 名詞 家の瓦に塗る漆喰 やーぬい 5051 やーら ikmvoc_5051.wav 形容詞 A やわらかい んそぅなー やーらむぬ(みそ菜はやわらかい)。 やーら むつー(やわらかい餅)。 やーら んた(やわらかい土)。 5052 やーらあみ ikmvoc_5052.wav 名詞 細かい雨、やわらかい雨 やーらあみがまぬ っふゅー(霧雨が降っている)。 5053 やーんな てぃびゃー つかん ikmvoc_5053.wav 成句 家にじっとしていられないこと うぬ みどぅんな いつまい やーんな てぃびゃー つかん(その女性はいつも家にじっとしていられない)。 5054 やーんまが ikmvoc_5054.wav 名詞 内孫 やーんまがぬどぅ かなすかい(内孫の方が可愛い)。 5055 やい ikmvoc_5055.wav 動詞 r/rr語幹 A コピュラ 「あい」の変異形、文末では通常使わない。[「やいば(だから)」、「やいそぅが(だけれど)」、「やらばんまい(であっても)」など、「~ば」、「~そぅが」、「動詞未然形+ばんまい」などの接続形式を伴って使われる。否定形、過去形、過去否定形は「あい」を使い、それぞれ「あらん」、「あたい」、「あらっだん」となる] えい あい くぬ とぅいぬ むむー がばー やいば やぐみ あいでぃむぬ(この鶏のももは大きくて、食べでがある)。 きゅーや さうがつ やいば そぅーかうやーんきー むぬー すきーくーでぃ(今日は正月なので実家に行ってものをそなえてこよう)。 たかからばんまい やすからばんまい なうやらばんまい かーでぃ((値段が)高かろうが安かろうが何でも良いから買います)。 5056 やい ikmvoc_5056.wav 動詞 母音語幹 A 痩せる かにゃー くじゅんつきゃ むいとぅ やいーどぅーい(カニは去年よりかなり痩せているね)。 むぬーぎゃー ふぁーだ やいる(飯は食わないで痩せなさい)。 5057 やい ikmvoc_5057.wav 形容詞 B 瘦せた やい ひんじゃ(瘦せた山羊)。 やいびとぅ(瘦せた人)。 んながーな やいかい ひんじゃー くいた(一番痩せているヤギはこれだ)。 5058 やいぐら ikmvoc_5058.wav 名詞 非常に瘦せている人や生き物 やいさぎ やいぐらぬーま(非常に痩せた馬)。 5059 やいさぎ ikmvoc_5059.wav 名詞 非常に瘦せている人や生き物 やいぐら 5061 やいっつ ikmvoc_5061.wav 動詞 c/cc語幹 やせる やいっち かにゃー くじゅんつきゃー むいとぅ やいっちーどぅー(カニは去年よりかなりやせている)。 5063 やいば ikmvoc_5063.wav 接続詞 ~だから[コピュラ「あい」の変異形「やい」に理由を表す「~ば」が付いたもの] えいば 5065 やいん ikmvoc_5065.wav 動詞 m語幹 A (水中に)飛び込む;潜る やうん やうんつ、やいんつ うまんかい やいみーみーる(ここに飛び込んでごらん)。 5066 やいんつ ikmvoc_5066.wav 動詞 k語幹 (水中に)飛び込む; 潜る やいんふ、やうんつ、やうんふ やうん、やいん、やぐん うまんどぅ たくぬ ういば やいんき(そこにタコがいるから飛び込め)。 5852 やいんふ ikmvoc_5852.wav 動詞 k語幹 (水中に)飛び込む; 潜る やりんつ、やうんつ、やうんふ やうん、やいん、やぐん 5067 やうか ikmvoc_5067.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙八日 5069 やうたい ikmvoc_5069.wav 名詞 姿、形、格好、様子、見かけ じゃうぎ やうたい(良さそうな姿)。 かりゃー やうたいや にゃーん んまり(彼は不格好な奴だ)。 やうたいや にゃーん つん つーかた(格好の良くない着物の着け方)。 5070 やうん ikmvoc_5070.wav 接尾辞 動詞基本形について動作の目的や結果を表す、ように(~する)、ように(なる) やうんてぃ やきゅーぬ ぼーるぬ とぅびーふーば あたらんやうん うそぅんたい(野球のボールが飛んできたのであたらないようにしゃがんだ)。 5073 やうんてぃー ikmvoc_5073.wav 接尾辞 動詞基本形について動作の目的や結果を表す、ように(~する)、ように(なる)[「やうん」のように「てぃー」を省略することもできる] やうん とぅいぬ ふーやうんてぃー くまんかい むぬー うっきーうき(鳥が来るようにここにえさをおいておけ)。 ばが っふぁー うーがいやうんてぃーなりゅーい(うち子は泳げるようになったよ)。 5074 やかーら ikmvoc_5074.wav 名詞 (人やものの)傍ら、そば;(建物などの)となり やかた 5075 1 やかた ikmvoc_5075.wav 名詞 B 胴体の両側 5075 2 やかた ikmvoc_5075.wav 名詞 B (人やものの)傍ら、そば;(建物などの)となり ばが やかたん びじ(私の傍に座れ)。 かにが ふにぬ やかたんどぅ っざくー あい(カニの舟のすぐそばに櫂(かい)がある)。 ばんてぃが やかたんな まさいたが やーぬどぅ あい(うちの隣にはマサイの家がある)。 5076 やかたばた ikmvoc_5076.wav 名詞 横腹、脇腹 やかたばたぬ やみゅー(わき腹が痛い)。 5077 やかたぶに ikmvoc_5077.wav 名詞 肋骨、あばら骨 さうきぶに 5078 やがます ikmvoc_5078.wav 形容詞 やかましい、うるさい んがます やがますんまりんみ(うるさい奴ども)。 っゔぁー やがますかいば むぬいな(お前はうるさいから喋るな)。 5079 1 やから ikmvoc_5079.wav 名詞 A 怖い人、すぐ暴力をふるう人 やからびとぅ(怖い人)。 からー むいとぅぬ やから やいば かいが まいんかい いふな(あいつはとっても怖い人なので彼の近くによるな)。 5079 2 やから ikmvoc_5079.wav 名詞 A 人に対する蔑称、やつ あうみーやから(虚勢を張っている奴)。 かぬ やからー やからびとぅ やいば うるーぎゃー たきゅーぎゃー ほぅだうり(あいつは怖い奴だから、(あいつの)相手をするな)。 5079 3 やから ikmvoc_5079.wav 形容詞 A 怖い、すぐ暴力をふるう まさいや やからかいば うとぅるすかいば ならん(マサイはすぐ暴力をふるうので怖くて仕方がない)。 5080 やぐい ikmvoc_5080.wav 名詞 B 大声、怒鳴り声 やぐいやひー やどぅゆん あす(大声でケンカする)。 うまんな やぐいゆぎゃー いだはだうり(ここでは大声を出さないでおけ)。 あいや やぐいゆぎゃー かきん(そんなに大声を出すな)。 からー みんぐ やいば やぐいゆ かきる(彼は耳が遠いから大声で話しかけなさい)。 やぐいや かきー いっゔぁす(大声(怒鳴り声)をかけて脅す)。 5082 1 やぐみ ikmvoc_5082.wav 形容詞 A 大変な;(程度が)ひどい やぐみ ぐとぅ(大変なこと[いいことにも悪いことにも使える])。 くぬいや やぐみ あみぬどぅ っふゅー(最近はひどい大雨が降っている)。 かんな やぐみむぬ(神様は畏れ多い)。 5082 2 やぐみ ikmvoc_5082.wav 副詞 とても、非常に やぐみ うとぅるす びとぅ(とても怖い人)。 やぐみ あぱらぎ みどぅん(とても美しい女性)。 やぐみ うむくとぅ あいひとぅ(大変頭の良い人)。 やぐみ ふちゃ みどぅん(とても口数の多い女性)。 5083 やぐみ ikmvoc_5083.wav 名詞 A 畏れ多い神様 やぐみぬ みゅーぶき たすきー ふぃーさまてぃ(畏れ多い神様の御慈悲で助けて下さい)。 にんぎんな てぃだやぐみぬ まか(人の一生は畏れ多いお天道様次第だ)。 にがいまにゃーん うむきまにゃーん ほぅやぐみゃー たすきー ふぃーさまい(祈願した通りに、思った通りに神様は助けて下さる)。 5084 やぐみ あみ ikmvoc_5084.wav 名詞 大変な雨、大雨 5085 やぐん ikmvoc_5085.wav 動詞 m語幹 A 飛び込む;潜る やいん、やうん、やうんつ うまんかい やぐみ(ここに飛び込め)。 からー たくー とぅらっでぃ うぎんな むちー やぐみゅー(彼はタコをとるために銛(もり)を持って潜っている)。 5086 やすー ikmvoc_5086.wav 名詞 A ヤスリ やすーひー とぅぎ(ヤスリで研げ)。 5087 やすだい ikmvoc_5087.wav 形容詞 安い、安価な やすだい ぐるま(安価な車)。 くぬ やーぬ んながーんな やすだいかい(この家が一番安い)。 5088 やすつ ikmvoc_5088.wav 名詞 C 敷地 [家屋の意味ではない] がばー やすつ(大きい敷地)。 5089 やすまい ikmvoc_5089.wav 動詞 r/rr語幹 (心が)穏やかになる、休まる つむー んみゃー やすまりーどぅー(心はもう穏やかになっている)。 くぬ あーぐー つふてぃがー つむまい やすまいどぅす(この歌を聞くと心も落ち着く)。 5090 やずまい ikmvoc_5090.wav 動詞 r/rr語幹 子供が産めなくなる ばが みどぅんな んめ やずまりーどぅー(私の妻は子供が産めなくなった)。 くぬ うっさ とぅっさ とぅいー やずまりーどぅー(この牛は年を取って子が産めなくなった)。 5091 やずまい ikmvoc_5091.wav 名詞 子の産めなくなった女性、牝馬、牝牛等 やずまり やずまら かぬ ぬーまー やずまいん なりーにゃーん(あの馬は子が産めなくなった)。 5092 やすます ikmvoc_5092.wav 動詞 s/h語幹 (心を)落ち着ける、(体を)休ませる、 つむー やすまひーから ばが はなっそぅ つき(心を落ち着けてから、私の話を聞きなさい)。 からー くーかいはず やいば ひーちゃがま やすまし(彼は疲れているはずだから、すこし休ませなさい)。 5093 やずまら ikmvoc_5093.wav 名詞 子の産めなくなった女性、牝馬、牝牛等 やずまい、やずまり 5095 やすん ikmvoc_5095.wav 動詞 m語幹 C (心が)穏やかになる、休まる、(気持ちが)鎮まる;(仕事などの手を止めて)休む ばー かまらすかいば つむー やすまらん(私は悲しくて心が休まらない)。 すかまうぎゃー やすん やすん あっそぅ(仕事は休みながらやれ)。 ばー くーかいば ひっちゃがま やすまでぃ(私は疲れたのですこしやすもう)。 5096 やそぅる ikmvoc_5096.wav 名詞 A 一反、300坪 やそぅるばい(一反の畑)。 ばんてぃが やすっちゃ やそぅる あり(うちの敷地は300坪ある)。 5097 やそぅるぱず ikmvoc_5097.wav 名詞 一反足、足の裏が大きい足 あいぬ やそぅるぱずんかいや くっちゃ すなーはいん(こんな大きい足には靴は合わすことはできない)。 5098 やちゅ ikmvoc_5098.wav 名詞 C お灸 やちゅー あす(お灸をすえる)。 やちゅー ひーゆー(お灸をしている)。 5099 やちゅーさ ikmvoc_5099.wav 名詞 〘植〙 〘植〙ヨモギ、モグサ [お灸に使う] やちゅーさう ひんじゃじるんかい いりー(ヨモギを山羊汁に入れる)。 はずぬ つぶー やちゅーさひー やつ(足のつぼをもぐさで焼く[>足のつぼにお灸をすえる])。 5100 やつ ikmvoc_5100.wav 動詞 k語幹 A (残り火の灰のなかで)料理する、(豚やヤギなどを)火であぶる;油で揚げる;(家を誤って)火事にする やふ んきゃーんな っぞぅーぎゃー からぱいんかい いりどぅ やきゅーたい(昔は魚を残り火の灰に入れて焼いた)。 ひんじゃう やつ(山羊を屠殺して(毛を取るために)焼く)。 っぞぅー あっゔぁひー やつ(魚を油で揚げる)。 さたてぃんぷらう やつ(沖縄風ドーナツを油で揚げる)。 にゅーっちゃーん たばくー ふつてぃがー やーゆぎゃー やきどぅ ふぁう(寝ながらたばこを吸うと家を燃やしてしまう)。 5101 やっゔぁす ikmvoc_5101.wav 動詞 s/h語幹 (機械類を)故障させる、壊す;(人間関係などを)壊す やっゔゃす くるまー ちゃーらひー やっゔぁひーにゃーん(車をぶつけて壊してしまった)。 あうやーや ひー どぅす やっゔぁーひーにゃーん(けんかをして友達関係を壊してしまった)。 5102 やっゔぃ ikmvoc_5102.wav 動詞 母音語幹 C 失敗する、故障する、ダメになる とぅずとぅみ やっゔぃーにゃーん(奥さんを選びそこなって結婚が破綻してしまった)。 ぶとぅむつ やっゔぃーにゃーん(夫を選びそこなって、結婚が破綻してしまった)。 くるまー やっゔぃー にゃーん(車が故障した)。 5103 やっゔぃぐるま ikmvoc_5103.wav 名詞 故障した車 5104 やっゔぃじゃた ikmvoc_5104.wav 名詞 等外の黒糖 [黒糖には等級があり、上位から特等、一等、二等、等外となっていた] 5105 やっゔぃずん ikmvoc_5105.wav 名詞 ぼろ着物 5106 1 やっゔゃ ikmvoc_5106.wav 名詞 C 怖い人、良く叱る人、性格の荒い動物 やっゔゃっざ(怖いお父さん[>叱ったり怒ったりするお父さん])。 5106 2 やっゔゃ ikmvoc_5106.wav 形容詞 C 性格の荒い(人、動物) まさいが っざぬどぅ んながーんな やっゔゃかい(マサイのお父さんが一番怖い)。 5108 やっかいな ikmvoc_5108.wav 連体詞 煩わしい、厄介な うらー んめ やっかいな くとぅ(それはもう煩わしいことだ)。 5109 やつっぞぅ ikmvoc_5109.wav 名詞 焼き魚 [残り火の灰で焼いた魚] 5110 1 やっとぅ ikmvoc_5110.wav 名詞 A やっとのこと、ぎりぎり [「ん」をつけて、副詞としても使う] やっとぅぬ くとぅがま うらー ひらいたい(やっとのことでそれができた)。 やらびゃー やっとぅん にっゔぃーにゃーん(子供がやっと寝た)。 5110 2 やっとぅ ikmvoc_5110.wav 副詞 やっと、何とか、辛うじて、やっとのことで あかやっとぅがまどぅ ひらいたい(なんとかやっとのことできた)。 だいがくんかいや やっとぅがまどぅ ごーかくあすたい(大学には辛うじて合格した)。 じゅーじぬ かいぎんかい やっとぅがま まにあうたい(10時の会議にやっとまにあった)。 ういびとぅー やっとぅがまどぅ あいきゅー(年寄りはやっとのことで歩いている)。 5111 やつんー ikmvoc_5111.wav 名詞 焼き芋 [残り火の灰で焼いたサツマイモ] 5704 やてぃがー ikmvoc_5704.wav 接続詞 だったら、じゃあ「やいてぃがー」の変異形 あいえてぃがー、あいやてぃがー、やいてぃがー、えてぃがー A:あちゃー かでぃふつちゃ。 B:やてぃがー あちゃー いきまー いかいん(A:明日は台風だってさ。B:だったら明日は池間は行けない)。 5112 やどぅ ikmvoc_5112.wav 名詞 B 戸、雨戸、ドア やどぅー しみる(戸を閉めろ)。 やどぅー あきる(戸を開けろ)。 かまからどぅ あみぬ いりゅーば やどぅー っふぃ(あそこから雨がはいっているから、戸を閉めろ)。 5113 やどぅばす ikmvoc_5113.wav 名詞 戸の通り道、敷居 やどぅばすん いすがまぬ っふぃー やどぅー なんとぅが あきらいん(敷居に小石がはさまって、戸がどうしても開けられない)。 やどぅばすがまや うとぅだか かりゃーよー ならん やどぅ さぎまちゅーりよ(敷居は音が出るので、ならない戸(むしろなど)を下げてまっておいてくれ)[古謡 「伊良部トウガニ」から[一部改変]]。 5114 やどぅふつ ikmvoc_5114.wav 名詞 玄関先、戸口 やどぅふつんな たちゃだ なかんかい はいりーんみゃてぃ(玄関に立っていないで、中にお入りください)。 5115 やどぅむら ikmvoc_5115.wav 名詞 〘貝〙 〘貝〙水字貝 [魔除けのために玄関先や門に下げる] 5116 やどぅゆん ikmvoc_5116.wav 名詞 戸口での罵り合い、他人に聞いてもらうためにするののしり合い うぬ とぅずぶとぅー やどぅゆんな ひどぅ ばみきゅーたい(その夫婦は(玄関先で)口喧嘩をしてののしり合っていた)。 やぐいやひー やどぅゆん あす(大声でケンカする)。 やどぅゆんぬぎゃー ほぅん(ケンカはしない)。 うぬきゃが とぅずぶとぅー ばかかいきゃー うんそぅく やどぅゆんぬまい ひーうたい(その夫婦は若い頃はいつもよくケンカしていた)。 くーさぬ やどぅゆん(生活の苦しさゆえにおこる どなりあい/いいあい/喧嘩)。 5117 やどぅゆんぬ すー ikmvoc_5117.wav 名詞 良くもめ事を起こす人 かりゃー いつまい やどぅゆんぬ すー(彼女はいつもトラブルメーカーだ)。 5118 やな ikmvoc_5118.wav 接頭辞 名詞/形容詞について駄目なこと、悪いことを表す接頭辞 5120 やなうむくとぅ ikmvoc_5120.wav 名詞 悪知恵 からー やなうむくとぅびとぅ(彼は悪知恵の働くやつだ)。 やなうむくとくぅーひー ひとぅー だまひー でぃんぬ まうきたい(悪知恵を働かせて、他人をだまして、金をもうけた)。 5121 やなくんじゃう ikmvoc_5121.wav 名詞 根性の悪いこと、またそのような人 やなつむつ 5122 1 やなじゃい ikmvoc_5122.wav 名詞 噓つき、ずるい人、信用できない人 かりゃー やなじゃい やいば かいんな すかはいな(彼はうそつきなので彼にだまされるな)。 5122 2 やなじゃい ikmvoc_5122.wav 形容詞 嘘をつく、ずるい、信用できない かりゃー やなじゃいかいば ならん(彼はとてもずるい)。 やなじゃいんまり(噓つき野郎)。 5123 1 やなづむ ikmvoc_5123.wav 名詞 意地悪な行為;またそのような人 たるんかいまい やなずむー ひーや ならん(誰に対しても意地悪をしてはいけない)。 かりゃー やなづむんまり(彼は性格が悪い奴だ)。 5123 2 やなづむ ikmvoc_5123.wav 形容詞 性格が悪い やなばた やらびあいきゃ んながーんな やなずむかい ぬーまん っふぁいにゃーんっだん(こどものころ一番性格が悪い馬に噛まれたことがある)。 かにんつきゃー まさいがどぅ やなずむかい(カニよりマサイの方が性格が悪い)。 5124 やなつむつ ikmvoc_5124.wav 名詞 根性が悪いこと、またその人 あいぬ やなつむっちゃ むちや だみだら(そんな悪い根性ではいけない)。 かりゃー やなつむつんまり(彼は根性の悪い奴だ)。 まさいや やなつむぬ やいば うるーぎゃー たきゃー ほぅだうり(マサイは意地が悪い奴だから相手にするな)。 5125 やなばた ikmvoc_5125.wav 名詞 性格が悪い やなづむ かりゃー やなばたかいばならん(彼はとても性格が悪い)。 やなばたんまり(性格が悪い奴)。 5126 やなばた ikmvoc_5126.wav 名詞 小型の蜂;すぐに怒り出す人 かやばた んなまがたがま っさー かりゅーとぅい やなばたがまん っふぁいーにゃーん(さっき草を刈っているとき小さい蜂に刺されてしまった)。 からー やなばたがま やいば すぐ つむでぃどぅす(彼は短気だからすぐに怒りだす)。  かりゃー いつまい つむでぃぬ やなばた(彼はいつも怒っている根性の悪い奴だ)。 5127 やなふつ ikmvoc_5127.wav 名詞 悪口 やなうつ ひとぅぬ やなふっちゅぎゃー ほぅん(人の悪口を言ってはいけない)。 やなふっちゃ うながどぅーんかいどぅ まーりーふー(悪口は自分自身に回ってくる)。 やなふつういびとぅ(口の悪い年寄り)。 5128 やなむぬ ikmvoc_5128.wav 名詞 幽霊、悪霊 まずむぬ やなむぬぬ うい(幽霊がいる)。 やなむぬ はらす にがい(ネズミや、害虫などをはらう祈願)。 5129 やなやん ikmvoc_5129.wav 名詞 (死に至るような)重い病気 うやー やなやんなひー すにーにゃーん(おじいさんは重い病気で亡くなった)。 ばかむぬんかい やなやんな たばりー すにーはりーにゃーん(若者に悪い病気がついてなくなってしまった)。 5130 やなわざ ikmvoc_5130.wav 名詞 嫌な仕事、大変な仕事 くまぬ すかまー やぐみ やなわざ(ここの仕事は大変嫌な仕事だ)。 5131 やなんじゃ ikmvoc_5131.wav 名詞 無能なやつ;悪いやつ、ひどい奴 すかまー ひらいん やなんじゃ(仕事ができないでくの坊)。 からー やなんじゃ やいば かいん だまはいな(彼は悪い奴だから彼にだまされるな)。 5132 やぱ ikmvoc_5132.wav 形容詞 B (竹などが)柔軟性がある;(人柄が)穏やかな っぞぅつー やぱ さうがま(魚釣り用の柔軟な竿)。 からー つむかぎ やぱびとぅ(彼は心の良い穏やかな人だ)。 5133 やぱあみ ikmvoc_5133.wav 名詞 細かい雨 ゆびゃー やぱあみがまぬどぅ っふゅーたい(昨晩は細かい雨が降っていた)。 5134 やびじ ikmvoc_5134.wav 名詞 A 〘地名〙 〘地名〙八重干瀬、池間の北方のリーフ、礁(しょう) 5135 やびとぅ ikmvoc_5135.wav 名詞 C ままごと やびとぅがま、やびとぅがんが、やびとぅがんがー 5136 やびとぅがま ikmvoc_5136.wav 名詞 ままごと やびとぅ、やびとぅがんが、やびとぅがんがー 5137 やびとぅがんが ikmvoc_5137.wav 名詞 ままごと やびとぅ、やびとぅがま、やびとぅがんがー 5138 やびとぅがんがー ikmvoc_5138.wav 名詞 ままごと やびとぅ、やびとぅがま、やびとぅがんが やびとぅがんがーひー あそぅー(ままごとして遊ぶ)。 5139 やびとぅんーな ikmvoc_5139.wav 名詞 皆さん、家族みんな やびとぅんーなひー くぬ すかまうぎゃー かなーでぃ(皆でこの仕事をがんばろう)。 やびとぅんーな がんじゅーやひー うらまいんな(みなさんお元気ですか)。 みゃーくずつんな すまぬ やびとぅん-なひー ぶどぅい(みゃーくずつでは村をあげてみなで踊ります)。 5854 やふ ikmvoc_5854.wav 動詞 k語幹 A (残り火の灰のなかで)料理する、(豚やヤギなどを)火であぶる;油で揚げる;(家を誤って)火事にする やつ 5140 やふ ikmvoc_5140.wav 名詞 A 厄、厄年 やふ ずぶんな うながどぅーゆぎゃー うながどぅーひー わいてぃー みばからだかー ならん(厄年には自分で自分の体調をちゃんと管理しなければならない)。 にんぎんぬ やふどぅっさ ななじゅーにさんよ(人の厄年は72、3歳だよ)。 5141 やぶいしゃ ikmvoc_5141.wav 名詞 医師の資格なしで医療行為を行う人、もぐりの医者(日本語の「やぶ医者」と異なり、医師免許は持っていない) かなまいぬ やみゅーば やぶいしゃぬ まいんかい いつたい(頭が痛いのでやぶ医者の所に行った)。 5142 やふず ikmvoc_5142.wav 名詞 C (家の中であちこち)探し回ること;出かける準備に時間がかかること っゔぁー なうゆどぅ やふっじゃ ほぅー(あなたは何を探し回っている)。 やふずんまり(出かける準備に時間がかかる人)。 5143 やふどぅす ikmvoc_5143.wav 名詞 厄年 やふばな 5144 やふばな ikmvoc_5144.wav 名詞 厄年 やふどぅす 5145 やふびとぅ ikmvoc_5145.wav 名詞 厄の人;(厄と関係なく)病気がちのひと がびゃう 5146 やま ikmvoc_5146.wav 名詞 B 〘道具〙 〘道具〙鋤(すき)、畑を浅く耕すための農機具 やまひー ずーゆ ひつ(鋤で畑を耕す)。 5147 やま ikmvoc_5147.wav 名詞 B 山 みゃーくんな たかやまー にゃーん(宮古には高い山はない)。 やまぬ はぎーてぃがー たうかー つつぬ ゆー、やまぬ あうんてぃがー ふぁうぬ ゆー ぬんぬ ゆー(山が禿げたら、ひとりひとり突く世の中、山が青くなったら食べる世の中、飲む世の中だ[>山が禿げたらお互い殺し合いの世、山が青くなったらちゃんと飲み食いできる豊かな世の中だ])。 5148 やまあす ikmvoc_5148.wav 名詞 山のふもと 5149 やまいん ikmvoc_5149.wav 名詞 野良犬;不美人 5150 やまがらかじゃ ikmvoc_5150.wav 名詞 野生の生き物の臭い はうや やまがらかじゃぬどぅ あす(ヘビは野生の匂いがする)。 5151 やまぐ ikmvoc_5151.wav 名詞 C すぐ怒り出す人、短気な人 からー やまぐ やいば かいんかいや なうちゃーにゃー むぬいな(あいつは短気なので気をつけてものを言え)。 5152 やまざる ikmvoc_5152.wav 名詞 山猿;不美人;親しい人への呼びかけ語 やまじゃる おい やまじゃる っゔぁー んじゃんかいが(おい、山猿、お前はどこに(行くの)か)。 5154 やます ikmvoc_5154.wav 動詞 s/h語幹 C (体の一部を)くじく、痛める はっじゅ やます(足をくじく)。 5155 やまずん ikmvoc_5155.wav 名詞 山積み ぶーっじゅ やまづん あす(サトウキビを山積みする)。 5156 やまだつ ikmvoc_5156.wav 名詞 下痢 やまだっちゅ ふかす(下痢してもらす)。 やらびゃー やまだっちゃ ひどぅ ちびるんな っそぅだりゃーひー まーりゅー(子供は下痢してお尻は糞がついて歩きまわっている)。 ばー やまだっちゃひー くーかいばならん(私は下痢して苦しくてならない)。 やらびあいきゃ わーぬ あっゔぁー はーさ ふぁいー やまだっちゃ ほぅーたい(子供の頃は豚の脂肉を食べ過ぎて下痢していた)。 5157 やまだん ikmvoc_5157.wav 名詞 ヤマダニ やまんな やまだんぬ うい(山にはヤマダニがいる)。 5158 やまとぅ ikmvoc_5158.wav 名詞 B 日本本土 やまとぅんかい いつ(日本本土に行く)。 やまとぅびとぅ(日本本土の人)。 5159 やままゆ ikmvoc_5159.wav 名詞 野良猫;不美人の形容;親しい人への呼びかけとしても使う 5160 やらー ikmvoc_5160.wav 助詞 コピュラ「やい」の提題形、「の中では」「としては」 やりゃー かりゃー 5161 やらう ikmvoc_5161.wav 名詞 A 〘植〙 〘植〙テリハボク 5162 やらうぎー ikmvoc_5162.wav 名詞 〘植〙 〘植〙テリハボク やらうだにぎー やらうぎーぬ ない(てりはぼくの実)。 5163 やらうだに ikmvoc_5163.wav 名詞 〘植〙 〘植〙テリハボクの実 5164 やらうだにぎー ikmvoc_5164.wav 名詞 〘植〙 〘植〙テリハボク やらうぎー 5165 やらし ikmvoc_5165.wav 感動詞 けんかや勝負をけしかけるときの呼びかけ語、頑張れ やらし、 わいてぃー あっそぅ(さあ行け 頑張れ)。 5166 やらばん ikmvoc_5166.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙(名詞について)譲歩を表す、~でも、~であろうが なうやらばん ばー うつなーんかい いかでぃ(どうしても私は沖縄に行く)。 ういびとぅやらばん、ばかむぬやらばん、やらびやらばん、すまぬ うんどーかいんな んなない いでぃだかー ならん(老人でも、若者でも、子供でも、村の運動会には出なければならない)。 5167 やらばんまい ikmvoc_5167.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙(名詞について)譲歩を表す、~でも、~であろうが 5170 やらび ikmvoc_5170.wav 名詞 C 子供 やらび あいきゃ(子供の頃)。 やらびっじゃんまり(子供っぽい奴)。 やらびんみゃー かまんきー あそぅび(子供たちはあっちに行って遊べ)。 やらびつかいや どぅーつかい(能力のない者を使うと責任は自分自身に回ってくる)。 5171 やらびなー ikmvoc_5171.wav 名詞 幼名 [かつては戸籍に登録した名前以外に村独特の幼名があった] ばが やらびなーや まさい、がっこーぬ なーや ひろゆき(私の幼名はマサイで、戸籍上の名は博之です)。 5168 やらん ikmvoc_5168.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙(名詞について)譲歩を表す、~でも、~であろうが 5169 やらんまい ikmvoc_5169.wav 助詞 〘接続助詞〙 〘接続助詞〙(名詞について)譲歩を表す、~でも、~であろうが 5172 1 やり ikmvoc_5172.wav 形容詞 B (ものが)使い古された;(ものや動物、人が)ダメな、使い物にならない[接頭辞的に使うことが多い] やりぐるま(おんぼろ車)。 やりさなず(古いふんどし)。 やりやーゆ っちゅす(古い家を壊す)。 やり づんぬ つくきー つー(古い着物を(何枚も)重ねて着ける)。 くぬ つんな やりふ なりー んめ っちゃいん(この服は古くなってもう着られない)。 5172 2 やり ikmvoc_5172.wav 名詞 B 使い古したもの;ダメな、使い物にならない動物や人 うらー やり やいば うるーぎゃー つかーだうり(これは使い物にならないのでこれは使うな)。 くじゅ っゔぁから かうたい ぬーまー やり あたい(去年おまえから買った馬は使い物にならなかった)。 5173 やりがい ikmvoc_5173.wav 形容詞 (ものが)使い古された;(ものや動物、人が)ダメな、使い物にならない うぬ つんな やりがいむぬ(この着物は古い)。 5174 やりがい ikmvoc_5174.wav 名詞 使い古されたもの;ダメなものや動物、人、使い物にならないものや動物、人 5175 やりがに ikmvoc_5175.wav 名詞 スクラップ(鉄、真鍮等の廃品) やりがにやー(廃品回収業者)。 5176 やりずん ikmvoc_5176.wav 名詞 古い着物 ふゆんな やりずんぬ つくきー つーまい あす かうーまい あすたい(冬には古い着物を重ねて着たり、(夜寝るときに布団がわり)かけたりもした)。 5177 やりっしゅーつ ikmvoc_5177.wav 動詞 k語幹 (動作やものを)そのまま放置しておく やりっしゅーふ なつっじゃ やらびゅーぎゃー やりっしゅーき(泣き虫はそのまま泣かして置け)。 うまぬ あふたうぎゃー やりっしゅーき(そこのごみはそのままほうっておけ)。 れいぞーこんかい いりだ やりっしゅーてぃがー っぞぅー っさりーにゃーん(冷蔵庫に入れずにほっといたら魚は腐ってしまった)。 5855 やりっしゅーふ ikmvoc_5855.wav 動詞 k語幹 (動作やものを)そのまま放置しておく やりっしゅーつ 5178 やりゃー ikmvoc_5178.wav 助詞 コピュラ「あい」の変異形「やい」の提題形、「の中では」「としては」 やらー かりゃー んすむらぬ ひとぅやりゃー うとぅなす(西原の人の中ではおとなしい)。 みどぅんやりゃー たかびとぅ(女の人の中では背が高い)。 5179 やん ikmvoc_5179.wav 動詞 m語幹 C (体の部位が)痛む;病気だ んじゃぬどぅ やみゅー(どこが痛いか)。 かなまいぬどぅ やみゅー(頭が痛い)。 からー ばたぬどぅ やみゅーが おーかん(彼は胃腸がわるいらしい)。 5180 やん ikmvoc_5180.wav 名詞 C 病気;痛いこと やんびとぅ(病人)。 いしゃー やんぬ ゆふなす(医者は病気を治す)。 かなまいぬ やん(頭の病[ 「頭が痛い」という意味にもなる])。 すんやん(命にかかわる病気)。 5181 やん ikmvoc_5181.wav 形容詞 C 痛い とぅっさ とぅいどぅ くすまい やんかいば ならん(年取って腰も痛くてならない)。 いちゃ ふがさー いでぃー やんかいば ならん(痛いおできが出て痛くてならない)。 5182 やんふい ikmvoc_5182.wav 名詞 仮病;病気をしているふりをする人 5183 やんふや ikmvoc_5183.wav 名詞 病気をしているふりをする人 5184 ゆ ikmvoc_5184.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙目的格助詞「う」の変異形、「を」:長母音、二重母音、uで終わる名詞の後に付く う や はうゆ かつん(ヘビをつかまえる)。 みーゆ っさがい(目を閉じる)。 5185 ゆー ikmvoc_5185.wav 動詞 vv語幹幹 A (縄を)結(ゆ)う[村では自前でロープを作るために3本の縄を3名でねじって回す];(髪を)結上げる ゆい、ゆーい、ゆっゔぃ まーたう ゆー(魔除けの輪を作る)。 ん゚なう ゆー(綱をねじってよる)。 うぶん゚なう ゆっゔぃー ちゅっふ(錨の綱をよって作る)。 かなーいや みどぅんまい びきどぅんまい からっじゅぎゃー ゆっゔぃどぅ うたい(昔は女性も男性も髪を結っていた)。 きゅーや ぶどぅいぬ あいば からっじゃ ゆっゔぃーから いかでぃ(今日は踊りがあるので髪を結い上げてから行こう)。 ぶーいとぅー っそぅかいば ばぬんな ゆっゔぁいん(この苧麻糸は細いので私にはよって糸にできない[苧麻の繊維は2本をよって糸にする])。 5186 ゆー ikmvoc_5186.wav 名詞 B 世、世の中、時代、時世 なうい ゆー(豊かな世)。 いっさゆー(戦の世)。 5187 ゆー ikmvoc_5187.wav 名詞 B 裕福、幸運、豊穣 ゆーあい ひとぅ(幸運の人)。 ゆーむつ ひとぅ(幸運に恵まれた人)。 5188 ゆー ikmvoc_5188.wav 動詞 vv語幹幹 A 吸う、しゃぶる;吸い取る うなが ほぅーゆびゅー ゆー やらび(自分の親指をしゃぶる子供)。 5189 ゆー ikmvoc_5189.wav 名詞 B お粥 ゆーゆ ふぁう(おかゆを食べる[「人の成功を祝う」と言う意味でも使う])。 5190 ゆー ikmvoc_5190.wav 名詞 B 晩、夜 きゅーが ゆー(今晩[「きゅーぬ ゆー」とも言う])。 つつぬ ゆー(月の夜)。 5191 ゆー ikmvoc_5191.wav 形容詞 B (体が)弱い、(勝負などに)弱い からー がびゃうかいば どぅーぬ ゆーかい(あいつは病気がちで体が弱い)。 かりゃー すまう とぅらばんまい なうゆ ほぅばんまい むいとぅ ゆーむぬ(彼は相撲をとっても何をしてもとても弱い)。 ほぅゆー(勝負にとても弱い)。 5193 ゆーい ikmvoc_5193.wav 動詞 母音語幹 A (縄を)結(ゆ)う[村では自前でロープを作るために3本の縄を3名でねじって回す];(髪を)結上げる ゆい、ゆー、ゆっゔぃ 5194 ゆーい ikmvoc_5194.wav 動詞 r/rr語幹 A (人や動物が)弱る、衰える;(食用動物や魚などが)腐って食べられなくなる ういびとぅ ないてぃがー はっじゃ ゆーりー でぃーゆ つかだかー ぶらかいーがまた(年取ったら足が弱って杖を突かないとひっくり返る)。 ういびとぅ なりどぅ はずまい くすまい ゆーりゅー(年取って足も腰も弱っている)。 とぅす とぅいがなか ゆーりーはい(年を取るにつれて弱っていく)。 っぞぅー ゆーりーどぅ(この魚は腐っている)。 5195 ゆーい ikmvoc_5195.wav 名詞 A 〘祭礼〙 〘祭礼〙お祝い;1月15日の後生(ぐそう)の正月 [家族や親族が集まって家族や子孫の健康・発展を祈願する。西原では15日に行われ、平良では16日に行われる。これは昔平良の役人たちの家族に供するために魚を取ってくるために1日前にやったことによる] ささぎゆーい(結婚祝)。 やーふつゆーい(新築祝)。 やーぬ ゆーい(新築祝い、改築祝いなどを含む家の祝い)。 っふぁぬ ゆーい(出産祝い)。 んまがぬ ゆーい(孫の出産祝い)。 ゆーいぬ うさいや んなない んまがたが うながたまたま ってぃつ むっちゃひー はりーにゃーん(お祝いの料理はみんな孫がそれぞれひとつずつ持たされて帰った)。 5196 ゆーいでぃん ikmvoc_5196.wav 名詞 お祝いとして渡すお金、祝儀 ゆーいでぃんぬ さんぜんえん とぅらすたい(祝儀を3千円渡した)。 5197 ゆーか ikmvoc_5197.wav 名詞 C 夜更かし きゅーまい ゆーか(今日も夜更かしだ)。 ゆび ゆーかー ひー ににゅーや かっらんに なりゅー(昨晩、夜更かをして、眠くてこっくりこっくりしている)。 ん゚ぬが ゆーや ゆーか あすたい(昨晩は夜更かしした)。 ん゚ぬー ゆーか あたい(昨晩は夜更かしだった)。 5198 ゆーか ikmvoc_5198.wav 名詞 A 4日 くまぬ すかまー ゆーか かかいどぅす(この仕事は4日かかる)。 5199 ゆーがー ikmvoc_5199.wav 形容詞 (体や精神が)弱い ゆー からー ゆーがー(彼は弱い)。 ゆーがーずむびとぅ(気の弱い人)。 5200 ゆーがーい ikmvoc_5200.wav 名詞 時代が変わること、世がわり ゆーがーいや ひー みゃーすふ なりーどぅー(世がわりして生活は楽になっている)。 あめりかゆーから やまとぅゆーんかい ゆーがーい(アメリカの世から日本の世に世変わり[アメリカ占領時代から日本に返還されたこと])。 5201 ゆーかーま ikmvoc_5201.wav 名詞 遠いところ ゆーかーまぬ いん(遠くの海)。 うじゃーぬ ゆーかーまから んみゃいーふぃーさまい やぐみ すでぃがほー(はるか遠方からいらしてくださって大変感謝いたします)。 5202 ゆーかない ikmvoc_5202.wav 名詞 3日前 [文字通りには4日前。数えで数えるので4日前は3日前になる] 5203 ゆーくい ikmvoc_5203.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ななむい(7杜)の女性たちの神様への裕福の祈願、無病息災、五穀豊穣の祈願 [「ユークイ」と「ミャークズツ」は西原の二大祭事] ゆーくいんな ぱーたー よーんてぃるてぃ あいっちゃ-ん すまう あいきーまーい(ユークイにはおばあさん達は世を豊かにして下さいと言いながら集落を歩き回る)。 5204 ゆーぐむい ikmvoc_5204.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙夜籠り ゆぐむい うたきんぬ ゆーぐむいぬ かんにがい(御嶽での夜籠りの祈願)。 うたきん ゆーぐむいあす(御嶽で夜籠りする)。 5205 ゆーさ ikmvoc_5205.wav 名詞 C 〘鳥〙 〘鳥〙鷺(サギ) ながぬどぅ ゆーさ(首の長い鷺)[首が長い人のあだ名としても使われる]。 5206 ゆーず ikmvoc_5206.wav 動詞 zz/dd語幹 C 茹でる ゆーっず ゆーでぃ わーゆ ゆーでぃ(豚肉を茹でなさい)。 5207 ゆーだみにがい ikmvoc_5207.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙世鎮めの祈願 5208 ゆーつ ikmvoc_5208.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙四つ 5210 ゆーてぃ ikmvoc_5210.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙四年 5211 ゆーでぃ ikmvoc_5211.wav 動詞 母音語幹 C 茹でる ゆーず わーゆ ゆーでぃる(豚肉を茹でなさい)。 5212 ゆーてぃあとぅ ikmvoc_5212.wav 名詞 3年後 [文字通りには4年あとであるが、数えで数えるので3年あとになる] 5213 ゆーてぃない ikmvoc_5213.wav 名詞 3年前 [文字通りには4年前であるが、数えで数えるので3年前になる] 5214 ゆーなぎー ikmvoc_5214.wav 名詞 〘植〙 〘植〙オオハマボウ アオイ科の常緑高木 ゆなぎー ゆーなぎーぬ はーひー まいぬいゆ んない(オオハマボウの葉でおにぎりをにぎる)。 5215 ゆーふらがん ikmvoc_5215.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ソデカラッポガニ ゆーふらがんな なうぬ ふぁう どぅくままい にゃーん(ソデカラッポガニには何の食べるところもない)。 5216 ゆーらす ikmvoc_5216.wav 動詞 s/h語幹 (縛ったものなどを)緩める うぬ なーゆ ひーちゃがま ゆーらし(この縄を少しだけ緩めろ)。 5217 ゆーんてぃる ikmvoc_5217.wav 成句 〘祭礼〙 〘祭礼〙「裕福を満たせ」という意味の祈願の言葉 よーんてぃる ゆーくいんな ななむいぬ ぱーたー うきゃんひー かなまいや うそぅいどぅ ゆーんてぃる ゆーんてぃるてぃー ななむいや まーりー かんな にがいーうたい(ユークイにはナナムイのおばあさんたちは、つる草で頭を覆って、世を裕福で満たせ、裕福で満たせとナナムイを回って祈願していた)。 5218 1 ゆい ikmvoc_5218.wav 動詞 r/rr語幹 A (風などで)揺れる;揺らす;(篩(ふるい)などに)かけてより分ける かでぃふつんな きーぬ ゆりゅー(台風で木が揺れている)。 ぶらんこー ゆい(ブランコを揺らす)。 しーなうひー みりくんぐーゆ ゆい(ふるいでメリケン粉をよりわける)。 5218 2 ゆい ikmvoc_5218.wav 動詞 r/rr語幹 A 揺り動かす [赤ちゃんの名前を付けるために、まず最初にお盆に神様、先祖神の名前を書いた紙を小さく丸めて乗せて、お盆を揺り動かす。3回連続して落ちたものがその子の名前となる] っふぁぬ なーゆ ゆい(赤ちゃんの名前の候補を揺り動かす)。 5219 ゆい ikmvoc_5219.wav 動詞 r/rr語幹 A (場所に)たち寄る;(船などが)流れ着く、(魚の群れが)おしよせる むとぅやーんかい ゆい(実家に寄る)。 ゆーかーまから やりふにぬどぅ ゆりっちゅー(遠くからぼろ船が漂着した)。 むっるぬどぅ まじゃんかい ゆりーっちゅーい(ムロアジが真謝におし寄せてきている)。 5220 ゆい ikmvoc_5220.wav 動詞 母音語幹 A (縄を)結(ゆ)う[村では自前でロープを作るために3本の縄を3名でねじって回す];(髪を)結上げる ゆー、ゆっゔぃ、ゆーい からっじゅ ゆいー(髪を結上げる)。 5221 ゆい ikmvoc_5221.wav 名詞 A (農作業などを)お互いに助け合うこと ゆいまーる きゅーや かにたが ぶーずたうすぬ ゆいんかい いかだかー ならん(今日はカニのうちのサトウキビの収穫の手伝いに行かないといけない)。 5222 ゆい ikmvoc_5222.wav 名詞 C 夕食 ゆいゆ ふぁう(夕食を食べる)。 ゆいが そぅー(夕食のおかず)[「ゆいぬ そぅー」とも言う]。 ゆいや ふぁいから にっゔぃ(夕食食べてから眠ろ)。 ゆいぬ そぅがいゆ ほぅだかー ならん(夕食の支度をしないといけない)。 5223 ゆい ikmvoc_5223.wav 名詞 B (年齢の)間隔、間 うぬきゃー ふたーつが ゆいや ひぬ きゃうだいどぅ あたい(彼らは2歳ちがいのきょうだいだった)。 5224 ゆいまーる ikmvoc_5224.wav 名詞 相互扶助 ゆい きゅーや やーふつ すきなふぬ ゆいまーる(今日は家づくりの相互扶助だ)。 5225 ゆいまい ひーまい ikmvoc_5225.wav 成句 昼も夜も ゆいまい ひーまい みどぅんぬ くとぅー うむー(昼も夜も妻のことを思う)。 5226 ゆか ikmvoc_5226.wav 名詞 B 床 んきゃーんな まつぎーひーどぅ やーぬ ゆかう ちゅっふゅーたい(昔は松の木で家の床を作っていた)。 なかゆか(食事をする部屋)。 5227 ゆが ikmvoc_5227.wav 形容詞 A (釘や腰など)曲がった;(心が)曲がった ゆがかにふっじゅ すんばし(曲がった釘をのばせ)。 ゆがんつ(曲がりくねった道)。 ゆながい びじゅーてぃがー くっさ ゆがふなりー にゅーぐりむぬ(ながく座っていると腰が曲がって眠りにくい)。 ゆがうむくとぅ(悪知恵)。 ゆががなまい(常識に外れたことを言う人)。 5228 ゆかい ikmvoc_5228.wav 動詞 r/rr語幹 C (精神的に)豊かになる、金持ちになる んまがー だいがくんかい ごーかくー ひー ゆかりーにゃーん(孫が大学に合格してうれしい)。 でぃんぬ はーさ まうきー ゆからでぃ(お金をたくさんもうけて裕福になろう)。 ばんちゃー ゆかりー ふぁいゆー(私たちはゆたかに生活している)。 5229 ゆかい ういびとぅ ikmvoc_5229.wav 成句 それなりに年を取っている人 かいまい んめ ゆかい ういびとぅ なりーどぅ(彼もそれなりに年を取っている)。 5230 ゆがいな ikmvoc_5230.wav 形容詞 面白い、愉快な、滑稽な、剽軽(ひょうきん)な かりゃー ゆがいなびとぅ(彼は面白い人だ)。 かにゃー ゆがいながま(カニは滑稽な人だ)。 ゆがいなんまり(面白い奴)。 ゆがいな はなす(面白い話)。 5231 ゆかいびとぅ ikmvoc_5231.wav 名詞 金持ち;身分の高い人、えらい人 ゆかいむぬ くぬ すまん んながーんな ゆかいびとぅー たる(この村で一番裕福な人は誰ですか)。 5232 ゆかいむぬ ikmvoc_5232.wav 名詞 金持ち;身分の高い人、えらい人 ゆかいびとぅ 5233 ゆがうむくとぅ ikmvoc_5233.wav 名詞 悪知恵、よこしまな考え ゆがうむくとぅ むちや ならん(悪い考えを持ってはいけない)。 5234 ゆががなまい ikmvoc_5234.wav 名詞 頭の格好が悪い人;ずるい奴、バカな奴、バカなことを言う(考える)人、へそ曲がり、話の的を射ていない人 ゆががなまりゃ ばー かぬ ゆががなまいん ずみく だまくらはいーにゃーん(私はあのバカな奴に見事に騙されてしまったた)。 かりゃー ゆががなまい えいば ひとぅぬ むぬいゆぎゃー つかん(彼はへそ曲がりなので人の言う事を聞かない)。 5235 ゆががなまりゃ ikmvoc_5235.wav 名詞 頭の格好が悪い人;ずるい奴、バカな奴、バカなことを言う(考える)人、へそ曲がり、話の的を射ていない人 ゆががなまい かりゃー ひとぅぬ はなっそぅぎゃー つかん ゆががなまりゃ(彼は人の話に耳を傾けない協調性にない人だ)。 5236 ゆかす ikmvoc_5236.wav 動詞 s/h語幹 C だます ゆくす あいや ひとぅーぎゃー ゆかはだうり(そんなに人をだますな)。 5237 ゆがずー ikmvoc_5237.wav 名詞 理屈っぽいこと ゆがずーびとぅ(理屈っぽい人)。 5238 ゆがたい ikmvoc_5238.wav 名詞 世間話、おしゃべり みどぅんんみぬ ゆがたいゆ すきゃきてぃがー んめ ゆさらびたーひー なまらん(女性たちがおしゃべりを始めるともう夕方まで止まらない)。 ういびとぅんみぬ ゆがたい(年寄りたちの世間話)。 ゆがたい あぐ(お喋り友達)。 かなすぎないやひー ゆがたいがま あす(愛おしそうにお喋りする)。 5239 ゆかどぅ ikmvoc_5239.wav 名詞 A 四つ角;十字路 ゆまた やーぬ ゆかどぅんかい まーそぅー はうい(家の四つの角に(魔除けの)塩をまく)。 やーぬ ゆかどぅんな かんぬどぅ うい(家の4つの角には神がいる)。 ゆかどぅ-ぎゃー まさぐん あいき(十字路は気を付けて歩け)。 5240 ゆがはず ikmvoc_5240.wav 名詞 がに股 ぬーまん ぬーいてぃがー ゆがはずんどぅ ないちゃ(馬に乗るとがに股になるそうだ)。 5241 ゆがばらい ikmvoc_5241.wav 名詞 (相手を)馬鹿にして笑うこと 5242 ゆがほぅー ikmvoc_5242.wav 名詞 豊年、豊作 くとぅっさ ゆがほぅー やーにゃー がんじゅー(今年は豊作、来年は健康)。 5243 ゆがほぅーあみ ikmvoc_5243.wav 名詞 恵みの雨 5244 ゆがまーい ikmvoc_5244.wav 動詞 r/rr語幹 これといった目的なく歩き回る っゔぁー んじゃんかい いきどぅ ゆがまーいったいが(あなたはどこをほっつき歩いてきたの)。 5245 ゆかりゃ ikmvoc_5245.wav 名詞 C 豊かな人、幸せ者 かいがどぅ んながーんな ゆかりゃ(彼が一番金持ちだ)。 5246 1 ゆがん ikmvoc_5246.wav 動詞 m語幹 A (釘、体が)曲がる、(戸などが)歪む、(考えなどが)歪む くぬ かにふっじゃ ゆがみーどぅー(この釘は曲がっている)。 くすぬ ゆがん(腰が曲がる)。 くぬ やどぅー ゆがみゅーば まうとぅん なうし(この戸は歪んでるからまっすぐに直せ)。 5246 2 ゆがん ikmvoc_5246.wav 名詞 B 身体の歪み;心の歪み、間違え くすぬ ゆがんぬ なうし(腰のゆがみを直しなさい)。 やらびゅーぎゃー かんがなすぬ みゅーぶき ゆがんてぃや にゃーだ すぐらひー ふぃーさまてぃ(子供たちが神様のおかげを持って間違いを起こすことなく立派になれ[祈願の文句])。 5247 ゆぎゃー ikmvoc_5247.wav 助詞 (格助詞+提題)「うぎゃー」の変異形、目的格形に提題を付けた形、「をば」に当たる うぎゃー うぬ まかいゆぎゃー まながんてぃー ゆすぎ(このお椀をちゃんとゆすげ)。 ゆそぅみーゆぎゃー ほぅだうり(よそ見をするな)。 くまぬ だいゆぎゃー かまんかい ゆっじゃし(ここのテーブルを向こうに寄せろ)。 やーぬ んつきんな まんじゅーゆぎゃー いびん(家の軒下にはパパイヤの木は植えない)。 5248 ゆく ikmvoc_5248.wav 名詞 C 欲 ゆくじゅー(欲深い)。 ゆくじゅーんまり(欲深い奴)。 ゆくじゅーびとぅ(貪欲な人)。 うなが ゆくん ふぁーいー うどぅきー はりーにゃーん(自分自身の欲に負けて損をした)。 5249 ゆくー ikmvoc_5249.wav 動詞 w語幹 C 憩う、休む ゆくい じょー ゆくーでぃ(さあ 休もう)。 うや、ゆくーまてぃ(おじいさん、おやすみなさい)。 5250 1 ゆくい ikmvoc_5250.wav 動詞 母音語幹 C 休む ゆくー じょー ゆくいでぃ(さあ休もう)。 うまん ゆくいる(そこで休みなさい)。 5250 2 ゆくい ikmvoc_5250.wav 名詞 C 休憩 さんじゆくい(三時の休憩)。 くまん ひーまゆくい ほぅでぃ(ここで昼休みをしよう/ここで昼ごはん食べよう)。 5252 ゆくす ikmvoc_5252.wav 名詞 C 嘘、でたらめ ゆくし まーぬ ゆくす むぬいゆぎゃー あすな(あんまりでたらめを言うな)。 ういが はなっさ ゆくすむぬいどぅ はーさかい(彼の話は嘘の話が多い)。 5254 ゆくたーい ikmvoc_5254.wav 動詞 r語幹 (疲れて)横になる、横たわる すかまー だりってぃ ゆくたーりゅー(仕事で疲れてきて横になっている)。 まうきゃーいんな さんしんばなりぬどぅ ゆくたーりゅー(大浦湾にはサンシンバナリが横たわってる)。 5255 ゆくぬどぅ ikmvoc_5255.wav 名詞 気管支 むぬーどぅ ゆくぬどぅんかい かからひーにゃーん(食べ物を気管支に入れてしまった)。 5257 ゆくん ikmvoc_5257.wav 動詞 m語幹 A いきむ、りきむ、力を入れる んくん まぱい っふぁー んなま いでぃーくーっじゃうば わいてぃー んくみ(マパイ、子供は今産道から出て来ようとしているからしっかりと力め)。 5258 ゆさらび ikmvoc_5258.wav 名詞 夕方 ゆさらび なりどぅ やらびゃー ふがますふ なりゅー(夕方になって子供がうるさくなっている)。 ゆさらび ないてぃがー やらびゃー んまうどぅ とぅみー(夕暮れになると子供は母親を探す)。 5259 ゆさらびがた ikmvoc_5259.wav 名詞 夕方ごろ 5260 ゆす ikmvoc_5260.wav 形容詞 B (農地が)肥えた、豊かな、肥沃な くぬ はいや ゆすばい(この畑は土地が肥えている)。 ゆすかいずーどぅ むぬー でぃきー(肥沃な土地に作物ができる)。 5261 ゆずー ikmvoc_5261.wav 名詞 C 夜釣り ゆずーんかい いつ(夜釣りに行く)。 5262 ゆすず ikmvoc_5262.wav 動詞 g語幹 A (食器などを)ゆすぐ、すすぐ;(口を)すすぐ、うがいする うぬ まかいゆぎゃー まながんてぃー ゆすぎ(このお椀をちゃんとゆすげ)。 むぬー ふぁいぬ あとぅんな ふっちゅ ゆすず(食後は口をすすぐ)。 つんぬ ゆすず(着物を濯ぐ)。 5263 ゆすばい ikmvoc_5263.wav 名詞 寝小便 ゆすばいや っしー んまん んみかいにゃーん(寝小便をしてお母さんに𠮟られた)。 やらびゃー きゅーまい また ゆすばい(子供は今日も又寝小便だ)。 5264 ゆすばいふかしゃ ikmvoc_5264.wav 名詞 寝小便をする人 くぬ ゆすばいふかしゃ、きゅーまい また ゆすばい(この寝小便たれ、今日もまた寝小便か)。 5265 ゆそぅ ikmvoc_5265.wav 名詞 C (本来あるところとは)別のところ、よそ いつまい ゆそぅんかいや いかだどぅ やーん うい(いつも外出しないで家にいる)。 ゆそぅみーゆぎゃー ほぅだうり(よそ見をするな)。 5266 ゆそぅずま ikmvoc_5266.wav 名詞 他の集落 ばぬんな ゆそぅずまむぬいや つかいん(私にはよその村の言葉は聞き取れない)。 5267 ゆそぅでぃー ikmvoc_5267.wav 名詞 利き手でないほうの手 ちゅーしゃうぎゃー ゆそぅでぃーん うつばどぅ じゃうかい(注射は利き手でない方に打つのがいい)。 5268 ゆだ ikmvoc_5268.wav 名詞 B 枝 かでぃふつん きーぬ ゆだー ぶりーにゃーん(台風で木の枝が折れた)。 ゆだなゆり なりゅー まみよー(枝にたわわに実っている豆よ[古謡「豆が花」から)。 5269 ゆたーい ikmvoc_5269.wav 名詞 〘数詞〙 〘数詞〙四人 5270 ゆだい ikmvoc_5270.wav 名詞 B よだれ ゆだいゆ たらす(よだれを垂らす)。 くぬ ゆだら、っゔぁが ゆだいゆ ふき(このよだれたらし、お前のよだれをふけ)。 5272 ゆだだかい ikmvoc_5272.wav 動詞 r/rr語幹 木に枝が密集していること ゆだたかーい ふにゅーぎーや ゆだー たかりーどぅー(ミカンの木は枝が集っている)。 5273 ゆたみつ ikmvoc_5273.wav 動詞 k語幹 ふらつく ゆだみふ ゆたみきー あいつ(よたよたと歩く)。 5856 ゆたみふ ikmvoc_5856.wav 動詞 k語幹 ふらつく ゆたみつ 5274 ゆたゆたてぃー ikmvoc_5274.wav オノマトペ よたよたと びゅーい びとぅー ゆた ゆたてぃー あいきー まーりゅー(酔っぱらいはよたよたと歩き回っている)。 5275 ゆだら ikmvoc_5275.wav 名詞 C よだれを垂らしている人 ほぅりゆだら(馬鹿な奴)。 5276 ゆちり ikmvoc_5276.wav 名詞 C 役にたつこと、使い道 よちり うりゃー ゆちりゃー にゃーんば てぃっゔぃ すてぃる(それは役に立たないので捨てろ)。 うりゃー なうぬ ゆちりゃー あいどぅすな(それは何の役に立つのか)。 っゔぁー すかまー ひらいん ゆちりゃーにゃーんんまり(お前は仕事のできないどうしようもない奴だ)。 5277 ゆつ ikmvoc_5277.wav 名詞 B 斧 ゆつひー きーゆ なず(斧で木をたたき切る)。 5655 ゆっゔぁす ikmvoc_5655.wav 動詞 s/h語幹 「ゆー(怖がる、恐れる)」の使役形、「怖がらせる」 いっゔぁす 5278 ゆっゔぃ ikmvoc_5278.wav 動詞 母音語幹 A (縄を)結(ゆ)う[村では自前でロープを作るために3本の縄を3名でねじって回す];(髪を)結上げる ゆい、ゆー、ゆーい 5279 ゆっじゃす ikmvoc_5279.wav 動詞 s/h語幹 (別の位置に)移動させる、寄せる くまぬ だいゆぎゃー かまんかい ゆっじゃし(ここのテーブルを向こうに寄せろ)。 5280 ゆっず ikmvoc_5280.wav 動詞 zz/dd語幹 A ある地点に近づく;ある地点から離れて別の地点に近づく ばが かまんかい ゆっじゃでぃ(私があっちに行きましょう)。 ばが まいんかい ゆっでぃー くー(私の近くに寄れ)。 5281 ゆったーゔぁす ikmvoc_5281.wav 動詞 s/h語幹 揺さぶる きーゆ ゆったーゔぁす(木を揺り動かす)。 5282 ゆっだき ikmvoc_5282.wav 名詞 四つ竹 [幅4センチ、長さ10センチ位の竹でできたカスタネットのような打楽器。二枚で一組、これを両手に持ち(計四枚)踊りに合わせて音を出す] ゆっだきゅー ったきー ぶどぅい(四竹を叩いて踊る)。 5283 ゆっでぃ ikmvoc_5283.wav 動詞 母音語幹 A ある地点に近づく;ある地点から離れて別の地点に近づく くまんかい ゆっでぃー くー(ここに近づいて来い)。 かまんかい ゆっでぃる(あっちに寄れ)。 5284 ゆどぅます ikmvoc_5284.wav 動詞 s/h語幹 淀ませる;(人、車などを)ある場所にとどまらせる;ものを炊くときに弱火にしておく、また、火を止めておいて一定時間おいて、味をしみさせたり、さましたりする ころな ういるっそぅぎゃー やーぬ なかんな ゆどぅまはだ あらんかい ながすばどぅ じゃうかい(コロナウイルスは部屋の中にとどめずに外に流すのがいい)。 うぬきゃが ふたーいゆぎゃー うまん ゆどぅまほぅーき(彼ら二人をそこにとどめておけ)。 んーなびゅー ゆどぅます(芋鍋を(味をしみさせるため)弱火にしておく)。 やきぬ ふたきなぬ てぃんぷらー あつかいば ひーちゃがま ゆどぅまひーから ふぁい(揚げたばかりの沖縄風ドーナツは熱いのですこしさましてから食べなさい)。 5285 1 ゆどぅん ikmvoc_5285.wav 動詞 m語幹 A (水などが)淀む、(人、車などが)一か所にとどまる みっじゃ ゆどぅみーどぅーい(水は淀んでいる)。 かでぃふっちゃ ゆぬとぅくまんどぅ ゆどぅみゅーがおーかん(台風は同じ所に居座っているようだ)。 5285 2 ゆどぅん ikmvoc_5285.wav 名詞 B よどみ、止まること っぞぅー みずぬ ゆどぅんどぅ うい(魚は水のよどみにいる)。 なうぬ ゆどぅんてぃーまい にゃーだ、 かかいてぃーまい にゃーだ かなーすみー ふぃーさまてぃ((子供たちが)何の淀みもなく、障害もなく、頑張らせてくださいませ[>(子供たちが)立ち止まることもなく、障害にもまけず、がんばるようお導きください][祈願の文句])。 5286 ゆなうす ikmvoc_5286.wav 名詞 世直し とぅゆみゃー ゆなうす あす(豊見親は世直しする[>指導者はいい世の中を作る(べきだ)])。 5287 ゆなか ikmvoc_5287.wav 名詞 B 夜中 んきゃーんな ゆなかん うきゅー ひとぅー まーぬ みーっだん(昔は夜中に起きている人はあまりいなかった)。 5288 ゆながい ikmvoc_5288.wav 名詞 長い期間;長い間[副詞としても使われる] ゆながいぬ ゆくい(長い間の休み)。 きたてぃ ゆながい(とても長い間)。 ゆながい まちゅーそぅが かりゃー いつがみまい くーん(長い間まっているが彼はいつまでも来ない)。 やらびゃー ゆながい とぅみたいそぅがどぅ とぅみらいっだん(子供を長時間探したが見つからなかった)。 ばー かりゅーぎゃー ゆながい みーや みーっだん(私は彼を長い間見たことなかった)。 5289 ゆなかばい ikmvoc_5289.wav 名詞 畑仕事で帰りが遅くなること、仕事で帰りが遅いこと、帰りが遅くなること きゅーや ゆなかばい(今日は帰りが遅くなる)。 んまー きゅーまい ゆなかばい(お母さんは今日も仕事で帰りが遅い)。 5290 ゆなぎー ikmvoc_5290.wav 名詞 〘植〙 〘植〙オオハマボウ アオイ科の常緑高木 ゆーなぎー んきゃーんな ゆなぎーぬ はーひどぅ まいぬいゆ んなりゅーたい(昔はオオハマボウの葉っぱでおにぎりを握っていた[炊き立てのご飯は熱いのでオオハマボウの葉にご飯を載せて包んで握った])。 5291 ゆなつ ikmvoc_5291.wav 名詞 C 夜泣き ゆなつ あす やらび(夜泣きする子供)。 5292 ゆに ikmvoc_5292.wav 名詞 B 粟 あー あーぬ くとぅーどぅ ゆにてぃーまい あい(粟のことをユニとも言う)。 5293 ゆぬ ikmvoc_5293.wav 形容詞 B 同じ、同じだ;似ている ゆぬ ぶーりゃ(同じ年ごろ)。 ゆぬ とぅす(同じ年齢)。 ゆぬ たうかーちゃう やいてぃがー みどぅんっゔぁどぅ じゃうかい(同じひとりだったら女の子の方が良い)。 ゆぬ だい(同じ値段)。 ゆぬ ほぅりむぬ(同じようなバカ)。 ゆぬ すま(同郷)。 ゆぬ ひとぅっでぃ(同じ干支の人)。 ゆぬ たらき(同じ家系)。 ゆぬ うむい(同じ思い)。 ゆぬ ほぅい(同じ大きさ)。 ゆぬ たかさ(同じ高さ)。 ゆぬ どぅきゃ(同じ時間)。 ゆぬ たき(同程度)。 ゆぬ たま(同じ分け前)。 ういとぅ くいとぅー ゆぬ(それとこれとは同じだ)。 くいとぅ ゆぬかい むぬー いだし(これと同じものを出せ)。 ういがどぅ くいとぅ んながーんな ゆぬかい(それがこれと一番似ている)。 ばんまい ゆぬ むぬー いらばでぃ(私も同じものにしよう)。 5294 ゆぬーい ikmvoc_5294.wav 名詞 一年の同じ時期、一周年、一周忌、満一年、一年後の同じ季節・時期・折 ゆぬい くつすまい まみまつ ゆぬーいぬどぅ っちゅー(今年も豆を蒔く季節がきた)。 5296 ゆぬす ikmvoc_5296.wav 名詞 C 神様の名前。人名にも使われる ゆぬっさ あぱらぎ(ユヌスはきれいだ)。 5297 1 ゆぬそぅい ikmvoc_5297.wav 名詞 似ているもの、同じもの ゆぬむぬ ふたかー ゆぬそぅい(双子は似ている)。 うぬきゃが ふたーっちゃ ゆぬそぅい(この二つは似ている)。 っゔぁまい ばんとぅ ゆぬそぅいゆ いらび(君も僕と同じものを選べ)。 5297 2 ゆぬそぅい ikmvoc_5297.wav 形容詞 似ている、同じ ういがどぅ かいとぅ ゆぬそぅいかい(それがあれと同じだ)。 5298 ゆぬむぬ ikmvoc_5298.wav 名詞 同じもの、同じだ;(「動詞未然形・+(ば)んまい ゆぬむぬ」の形で)~てもいい ういとぅ くいとぅー ゆぬむぬ(それとこれとは同じだ)。 まさいが みがん ふぃーやー むぬ かにが むぬとぅ ゆぬむぬ あたい(マサイがミガにやったものはカニが持っているものと同じだった)。 っゔぁが ほぅすかいてぃがー ふぃーんまい ゆぬむぬ(君が欲しいなら上げてもいいよ)。 ばんまい っゔぁとぅ ひとぅみ いかばんまい ゆぬむぬ(私も君と一緒に行ってもいいよ)。 5299 ゆぬりゃ ikmvoc_5299.wav 名詞 C (作物を植える)折、時節、季節 ゆぬい ゆぬりゃ なりーどぅーば ぶーずまい いびだかーならん(時節になっているからサトウキビも植え付けないとならない)。 5300 ゆばい ikmvoc_5300.wav 名詞 B 夜這い ほぅりむぬー ゆばいほぅっじゃ いきー かつみらいーにゃーん(馬鹿者は夜這いしようとして捕まった)。 5301 ゆび ikmvoc_5301.wav 名詞 C 昨晩 ばー ゆびの くとぅーぎゃー うぶいや うらん(私は昨晩のことは覚えていない)。 ゆびゃー ゆながいたーひー うきゅーたいば ににゅーや ひーどぅー(昨晩は長いこと起きていたので居眠りをしていた)。 ゆびゃー あみぬ っふゅーたい(昨夜は雨が降っていた)。 5302 ゆびだー ikmvoc_5302.wav 名詞 足が深くまでめり込む田んぼ 5303 ゆぶそぅ ikmvoc_5303.wav 名詞 C つむじ かぬ やらびんな ゆぶそぅぬどぅ みーつまい ゆーつまい ありゅー(あの子にはつむじが三つも四つもある)。 5304 ゆぶそぅかでぃ ikmvoc_5304.wav 名詞 つむじ風 うんどうじょーんな ゆぶすかでぃがまぬどぅ ふきゅー(運動場にはつむじ風が吹いている)。 ゆぶそぅ かでぃぬどぅ ふきゃぎゃりゅー(つむじ風が舞い上がっている)。 5305 ゆふない ikmvoc_5305.wav 動詞 r/rr語幹 (病気などが)良くなる [成績などが良くなる場合は、「じゃうふない」を使う] かなまいやんな ゆふなりーどぅ(頭痛は良くなっている)。 5306 ゆふなうらす ikmvoc_5306.wav 動詞 s/h語幹 (病気などを)直す、(機械などを)修理する くるまー ゆふ なうらはい どぅー(車は直った)。 5307 ゆふなし ikmvoc_5307.wav 動詞 母音語幹 (病気などを)直す、(機械などを)修理する ゆふなす 5308 ゆふなす ikmvoc_5308.wav 動詞 s語幹 (病気などを)直す、(機械などを)修理する ゆふなし いしゃー やんぬ ゆふなす(医者は病気を治す)。 くるまう ゆふなし(この車を修理しろ)。 5309 ゆまた ikmvoc_5309.wav 名詞 B 十字路 ゆかどぅ ゆまたうぎゃー まさぐん あいき(十字路は気を付けて歩け)。 5310 ゆみ ikmvoc_5310.wav 名詞 A 嫁 つむかぎ あぱらぎ ゆみ(きだてが良くて美人の嫁)。 ゆみんかい いだす(嫁に出す)。 ゆみゅー っじ(嫁をもらう)。 かーばったが みどぅんっゔぁう ゆみんかい っじたい(カワバタの娘を嫁にもらった)。 5311 ゆみ ikmvoc_5311.wav 名詞 B 夢 いみ 5312 ゆみーまーい ikmvoc_5312.wav 動詞 r/rr語幹 (噂話を)言いふらす かりゃー ひとぅっじゃぬ すー やいば いつまい ひとぅぬ くとぅー ゆみーまーい(彼は噂話の発信源だからいつも人のことをいいふらす)。 5313 ゆむじゃ ikmvoc_5313.wav 名詞 C 年を取ってできるしみ、老斑 ういびとぅ ないてぃがー ゆむじゃぬどぅ いでぃーふー(年を取るとしみが出てくる)。 5314 ゆむぬ ikmvoc_5314.wav 名詞 C ネズミ;無能な人を軽蔑して指す罵声語、やつ まゆー ゆむぬーどぅ とぅい(猫は鼠をとる)。 くぬ なうや ひらいん ゆむぬ(この何もできない奴)。 くぬ ほぅりゆむぬ(この馬鹿野郎)。 5315 ゆむぬ だすからん ikmvoc_5315.wav 成句 頼りにならない ゆむぬ だすからん んまり(頼りにならないどうしようもないやつ)。 5316 ゆら ikmvoc_5316.wav 名詞 C 〘魚〙 〘魚〙小さい魚の名前 5317 ゆら ikmvoc_5317.wav 名詞 C (農作業の)時期、(台風などの)季節 んみゆら(熟する時期)。 かいゆら(刈り取る時期)。 ぶーずぶいゆら ってぃーどぅー(サトウキビ収穫の時期がきている)。 かでぃふつゆらん ないてぃがー あうそぅんぬどぅ うんそぅく とぅびーふー(台風の季節にあるとトンボがたくさん飛んでくる)。 5318 ゆら ikmvoc_5318.wav 名詞 C クラゲ、毒クラゲ ながでぃーゆら(毒クラゲ)。 5319 ゆらい ikmvoc_5319.wav 動詞 r/rr語幹 C 放浪する、迷子になる かりゃー やまとぅん ゆらりー まーりゅーたい(彼は内地に放浪していた)。 うぬ っふぁー ゆらりどぅ んまー とぅみかにー なきーうたい(その子供は迷子になって、母親が見つけられなくて泣いていた)。 やらびゃー ゆらりー ほぅりみつっじゃ ひーうい(子供は迷子になってパニックになっている)。 5320 ゆらう ikmvoc_5320.wav 動詞 b語幹 A (名前を)呼ぶ、来いという;(会などに人を)招待する ひとぅぬ なーゆ ゆらう(人の名前を呼ぶ)。 んまがどぅ っゔぁう ゆらびゅー(お母さんがお前を呼んでいる)。 ゆーいんかい ひとぅー ゆらう(お祝いに人を招く)。 5321 ゆらがす ikmvoc_5321.wav 動詞 s/h語幹 (風などが木などを)ゆらす ゆるがす 5323 ゆらぎ ikmvoc_5323.wav 動詞 母音語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆるぎ ゆりず、ゆりぎ、ゆらず 5324 ゆらす ikmvoc_5324.wav 動詞 s/h語幹 C 許す ゆるす ゆるがす ぬそぅどぅーぎゃー ゆらはん(泥棒を許さない)。 5325 ゆらす ikmvoc_5325.wav 動詞 s/h語幹 C 揺らす ゆい かでぃぬどぅ きーぬ はーゆ ゆらほぅーたい(風が木の葉を揺らしていた)。 まんじゅーぎーゆ ゆらひー まんじゅーゆ うたし(パパイヤの木を揺らしてパパイヤの実を落とせ)。 5326 ゆらず ikmvoc_5326.wav 動詞 g語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆるず ゆりず、ゆりぎ、ゆらぎ 5327 ゆらつ ikmvoc_5327.wav 動詞 k語幹 A 譲る ゆらふ、ゆるつ、ゆるふ ゆるき 5857 ゆらふ ikmvoc_5857.wav 動詞 k語幹 A 譲る ゆらつ、ゆるつ、ゆるふ ゆるき 5328 ゆらら ikmvoc_5328.wav 名詞 C 放浪者、流れ者 やまとぅゆらら(内地からの放浪者)。 5329 ゆららす ikmvoc_5329.wav 動詞 s/h語幹 行方不明にさせる、迷子にさせる っふぁー ゆららひー むいとぅ しば(子供を迷子にさせてしまってとても心配だ)。 5330 ゆらりむぬ ikmvoc_5330.wav 名詞 あちこち落ち着きなく移動する人、流れ者 やまとぅゆらりむぬ(内地からの浮浪者)。 5331 ゆらりんまり ikmvoc_5331.wav 名詞 流れ者 5332 ゆりぎ ikmvoc_5332.wav 動詞 母音語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆりず、ゆらず、ゆらぎ、ゆるず 5333 ゆりぎ ikmvoc_5333.wav 名詞 A 流木 うきぬ ゆりぎぬ すたんな かっちゅぬ うい(沖の流木の下にはカツオがいる)。 5334 ゆりず ikmvoc_5334.wav 動詞 g語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆりぎ、ゆらず、ゆらぎ、ゆるず 5335 ゆる ikmvoc_5335.wav 名詞 C (農具等の)取っ手、柄 っざらぬ ゆる(鎌の取っ手)。 っふぁつぬ ゆる(鍬の取っ手)。 5336 ゆるがす ikmvoc_5336.wav 動詞 s/h語幹 (風などが木などを)ゆらす ゆらがす ゆらす かでぃぬどぅ きーぬ はーゆ ゆるがほぅーたい(風が木の葉を揺らしていた)。 まんじゅーぎー ゆるがひー まんじゅーゆ うたし(パパイヤの木を揺らしてパパイヤの実を落とせ)。 5337 ゆるき ikmvoc_5337.wav 動詞 母音語幹 C 譲る ゆらき ゆるつ、ゆらつ ゆまん ほぅんぬ いちゅふんかい ゆるきたい(読まなくなった本をいとこに譲った)。 5338 ゆるぎ ikmvoc_5338.wav 動詞 母音語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆらぎ ゆるず、ゆらず、ゆらぎ、ゆりず 5339 ゆるす ikmvoc_5339.wav 動詞 s/h語幹 C 許す ゆらす うりゅーぎゃー ゆるすな(そいつを許すな)。 5341 ゆるず ikmvoc_5341.wav 動詞 g語幹 A ゆれる、ゆらぐ ゆりず ゆるぎ、ゆらぎ、ゆりぎ、ゆりず かでぃふつんな きーぬ ゆるず(台風には木がゆれる)。 5342 ゆるつ ikmvoc_5342.wav 動詞 k語幹 C ゆれる、ゆらぐ ゆるふ うらー ゆるつてぃぬ くとぅー にゃーん(それが揺れ動くということはない)。 5343 ゆるつ ikmvoc_5343.wav 動詞 k語幹 C (緊張を)ゆるめる ゆるふ つむー ゆるつ(心を緩める[リラックスする])。 5858 ゆるふ ikmvoc_5858.wav 動詞 k語幹 C ゆれる、ゆらぐ ゆるつ ゆるす 5859 ゆるふ ikmvoc_5859.wav 動詞 k語幹 C (緊張を)ゆるめる ゆるつ 5345 1 ゆるみ ikmvoc_5345.wav 動詞 母音語幹 C (精神や糸などの緊張が)ゆるむ ゆるん 5345 2 ゆるみ ikmvoc_5345.wav 動詞 母音語幹 C (精神や、帯状のものの緊張を)ゆるめる ゆるん、ゆるます 5346 1 ゆるん ikmvoc_5346.wav 動詞 m語幹 C (精神や糸などの緊張が)ゆるむ ゆるみ つむー ゆるん(心が緩む)。 5346 2 ゆるん ikmvoc_5346.wav 動詞 m語幹 C (精神や、帯状のものの緊張を)ゆるめる ゆるみ、ゆるます ばー そぅくーゆ ゆるまでぃ(私は帯紐をゆるめよう)。 さんしんぬ ちるー ひーちゃがま ゆるみ(三線の弦をすこし緩めろ)。 5347 1 ゆん ikmvoc_5347.wav 動詞 m語幹 C (本や文字を)読む ほぅんぬ ゆん(本を読む)。 ばぬんな うぬ ずーや ゆまいん(私にはその字は読めません)。 5347 2 ゆん ikmvoc_5347.wav 動詞 m語幹 C (いくつあるか)数える;(数を)数える でぃんぬ ゆん(お金を数える)。 かうー ゆん(線香を数える)。 っぞぅー いふから あいがてぃー ゆみ(魚が何匹あるか数えろ)。 とぅーたーひー ゆみ(10まで数えろ)。 5347 3 ゆん ikmvoc_5347.wav 動詞 m語幹 C (話を)する、(おしゃべりを)する むぬー ゆん(おしゃべりする)。 むぬいゆ ゆん(おしゃべりをする)。 ひとぅから つきゃー はなっそぅぎゃー ゆんな(人から聞いた話をするな)。 くぬいや んきゃーんばなっそぅ ゆん ひとぅー みーん(近頃は昔話をする人がいない)。 5347 4 ゆん ikmvoc_5347.wav 動詞 m語幹 C 駄々をこねる [「むぬー ゆん」の形で現れるのが普通] まーぬ むぬーぎゃー ゆまだうり(あまりだだをこねるな)。 んまが はいんかいてぃ あすきゃー やらびゃー むぬー ゆみんきゅー(お母さんが畑に行こうとすると子供は(行くなと)駄々をこねている)。 なかさん うとぅがま ゆまさん うとぅがま(弟よ、泣かさないよ、駄々をこねさせないよ[「ちゃんとお守りをするので泣いちゃだめ、駄々こねちゃダメ」という意味の子守歌[古謡「東里真中(あがいじゃとぅんなか)」から])。 5347 5 ゆん ikmvoc_5347.wav 動詞 m語幹 C (願いを)唱える、祈願する ふつゆん(口で唱えながら祈願する)。 かんかいぬ にがいゆ ゆん(神への祈願を唱える)。 5348 ゆん ikmvoc_5348.wav 名詞 B 弓 ゆんぬ ひつ(弓を引く)。 5349 ゆんぶに ikmvoc_5349.wav 名詞 あばら骨(弓の様になっている骨) あばらぶに 5351 よーんなー ikmvoc_5351.wav 副詞 ゆっくりと、音を立てずしずかに よーんなーなー むぬーぎゃー よーんなー ふぁい(食事はゆっくりと食べなさい)。 やらびゃー にっゔゅーば よーんなー あいき(子供が寝ているからしずかに歩け)。 5352 よーんなーなー ikmvoc_5352.wav 副詞 ゆっくりと、音を立てずしずかに よーんなー 5354 らく ikmvoc_5354.wav 名詞 B 楽 らく ほぅでぃ(楽をしよう)。 5355 りす ikmvoc_5355.wav 名詞 B 金利 でぃんぬ りっさ たかかいば ならん(金利が高すぎる)。 5356 ろくまく ikmvoc_5356.wav 名詞 肋膜炎 ろくまくーひー すんたい(肋膜炎で亡くなった)。 5357 わー ikmvoc_5357.wav 名詞 C 豚 ばんてぃが やーんな わーゆ つかない うたい(我が家では豚を飼っていた)。 5358 わーかう ikmvoc_5358.wav 形容詞 不気味で怖い;危険だ かまー わーかう どぅくま(向こうは怖いところだ)。 うまー わーかうかいば うまんかい いかだうり(そこは危ないからそこにはいくな)。 5359 わーくらしゃ ikmvoc_5359.wav 名詞 豚の屠殺人 わーしゃー 5360 わーくらすかんにがい ikmvoc_5360.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙人の身代わりに豚の命を神に捧げる祈願 わーくらすがんにがい いーがまん わーくらす かんにがい あすたい(イーガマで豚を命の身代わりとする祈願をした[イーガマはヒダガーの西側])。 5362 わーしゃー ikmvoc_5362.wav 名詞 豚の屠殺人 わーくらしゃ 5363 わーじゃう ikmvoc_5363.wav 名詞 豚肉の好きな人 5364 わーつつ ikmvoc_5364.wav 名詞 天気 きゅーや じゃう わーつつ(今日は良い天気だ)。 ん゚ぬー やな わーつつどぅ あたい(きのうは悪い天気だった[天気が悪かった])。 きゅーや ひとぅむてぃから あみふー わーつつ(今日は朝から雨降り天気だ)。 5365 わーつな ikmvoc_5365.wav 形容詞 無礼な、傲慢な からー むいとぅぬ わーつなんまり(あいつはとても無礼な奴だ)。 5366 わーない ikmvoc_5366.wav 名詞 くちげんか やどぅゆん、わーないやどぅゆん うぬきゃが とぅずぶとぅー いつまい わーない あっさ すかま(その夫婦はいつもけんかをすることは日常茶飯事だ)。 5367 わーないやどぅゆん ikmvoc_5367.wav 名詞 くちげんか わーない 5368 わーにむん ikmvoc_5368.wav 名詞 豚の煮物 さうがつんな わーにむんぬ ふぁう(正月には豚の煮物を食べる)。 5369 わーぬたうに ikmvoc_5369.wav 名詞 豚のエサ入れ 5370 わーぬっし ikmvoc_5370.wav 名詞 豚小屋 わーぬやー 5371 わーぬやー ikmvoc_5371.wav 名詞 豚小屋 わーぬっし 5374 わーぶり ikmvoc_5374.wav 形容詞 馬鹿だ、馬鹿な あいぬ わーぶり むぬいゆぎゃー あいな(そんな馬鹿な話はするな)。 わーぶりんまりゃー たきゃー ひらいん(バカな性分の奴は相手にできない)。 5375 わーら ikmvoc_5375.wav 名詞 A 上の方;上座 あーぎ やーぬ わーらんどぅ たかぬ とぅびゅー(家の上の方にサシバが飛んでいる)。 やまぬ わーらなぎゅー みーる(山の上のほうを見ろ)。 そぅじゃたー わーらんかい いかまてぃ(先輩方は上座の方にいらしてください)。 5376 わいてぃー ikmvoc_5376.wav 副詞 しっかりと、一生懸命に うなが はだんな わいてぃー かないー とぅず っふぁうぎゃー つかなーだかーならん(自分が生きている間にはしっかりと働いて妻子を養わないとならない)。 うたきぬ うだいゆぎゃー わいてぃー かなーでぃ(御嶽の役割はしっかり果たそう)。 わいてぃー んびゃう(一生懸命に我慢する)。 じょー やびとぅーんーな わいてぃー そぅるきーみーでぃ(さあ、みんな元気よく頑張ろう[<頑張ってみよう])。 5377 わいる ikmvoc_5377.wav 名詞 C 賄賂 かまい わいるーひや ならん(賄賂をしては駄目だ)。 5378 わざしゃー ikmvoc_5378.wav 名詞 技巧派 かぬ すまとぅらー やぐみ わざしゃー(あの相撲取りは凄い技巧派だ)。 5379 わだち ikmvoc_5379.wav 名詞 C 轍(わだち) 5380 わちゃく ikmvoc_5380.wav 名詞 C いたずら、悪さ、意地悪、邪魔 ひとぅんかいや がいっじゅまい わちゃくーまい ほぅん(他人には害もするな、悪さもするな)。 あいや ひとぅーぎゃー わちゃくーぎゃー ほぅん(そんなには人に意地悪しない[<人を])。 まーぬ ばぬんかい わちゃく あすな(あまり私に悪さをするな)。 まーぬ ばぬー わちゃく あすな(あんまり私を邪魔するな)。 5381 わちゃくんまり ikmvoc_5381.wav 名詞 いたずらもの 5382 ん ikmvoc_5382.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙(場所を表す名詞について)位置、目標を表す、「に」;(場所を表す名詞について)動作が行われる場所、イベントがある場所を表す、「で」;(時間を表す名詞について)時点を表す、「に」;(人を表す名詞について)与格を表す、「に」;(人を表す名詞について)受け身、使役の動作主を表す、「に」 くるーぎゃー んじゃん うっつばどぅ じゃうかい(これはどこに置けばいいの)。 うまん まちゅーき(ここで待っていてくれ)。 しがつん みゃーくずまん とらいあすろんぬ あい(4月に宮古島でトライアスロン大会がある)。 さんじん さーりが くーでぃ(3時に迎えに来るよ)。 かいんな ゆーてぃないん いじゃいたい くとぅぬ あい(あの人には3年前にあったことがある[数えで数えるので「ゆーてぃない(4年前)」は共通語では3年前、「ん」はなくてもよい])。 かにゃー ばいさー ひー んまん んみかいたい(カニは悪いことをしてお母さんに叱られた)。 うるーぎゃー たるがなーん あすみる(それは誰か他の人にやらせろ)。 5383 ん ikmvoc_5383.wav 接尾辞 否定形をつくる。母音で終わる動詞の語幹について単純否定を表す[「みー(見る)+ん=みーん」、「いび(植える)+ん=いびん」]。語幹が子音で終わる動詞(例:かふ(書く))は、その未然形(例:かか)に「ん」を加える[「かか(書く)+ん=かかん]。意志否定は「ん」のかわりに「じゃーん」を付ける:例「みーじゃーん」「いびじゃーん」、「かかじゃーん」 5384 んー ikmvoc_5384.wav 副詞 沢山 ばぬんたーな まーぬ んー むちゃすな(私にだけ余り沢山持たすな)。 5385 んー ikmvoc_5385.wav 動詞 mm語幹 C (果物などが)熟する んみ 5386 んー ikmvoc_5386.wav 動詞 mm語幹 A 紡ぐ んみ ぶーゆ んー(苧麻を紡ぐ)。 5387 んー ikmvoc_5387.wav 動詞 mm語幹 C おできが中の膿が出せる程に化膿している、膿む んみ ふがさぬ んー(おできが膿む)。 5388 んー ikmvoc_5388.wav 動詞 mm語幹 A (雨などに)濡れる んみ 5389 んー ikmvoc_5389.wav 名詞 B 芋 んーぬ ふぁう(芋を食べる)。 みゃーんー(ほくほくした芋)。 んーな ふたうず あり(芋は2個ある)。 5390 んーぎー ikmvoc_5390.wav 名詞 芋づる んーぎーや あうたんなりー ういー はやいー どぅーい(芋づるは青々と生い茂っている) んーぎーぬ はー(芋づるの葉っぱ)。 んーぎーゆ いび(芋づるを植える)。 5391 んーぎーなます ikmvoc_5391.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祭礼の時大型ブダイのかわりに使う芋の葉の和え物 ぶーたなます 5392 んーく ikmvoc_5392.wav 名詞 B 濃 ほぅがさー んみーどぅーば んーくー あーし(おできは赤く化膿しているので濃を出せ)。 5393 んーくず ikmvoc_5393.wav 名詞 芋の澱粉[夏場の芋の沢山取れる時期に、芋を擦った物を布袋に入れて汁を絞り、沈殿させた物、夏にぜんざいを作る材料 んーくずひー ぜんざいゆ ちゅっふ(芋くずでぜんざいをつくる)。 んーな かなひー ひぎー んーくっじゅ とぅい(芋を下ろし金で薄く削って芋の澱粉を取る)。 5394 んーさ ikmvoc_5394.wav 形容詞 C 似たような、同じような うぬ ふたーっちゃ んーさむぬ(この二つは似たようなものだ)。 うぬきゃが とぅずぶとぅー んーさむぬ(その夫婦は似た者同士だ)。 5395 んーしぬ ikmvoc_5395.wav 連体詞 よく似た(もの、人);似た者(夫婦) んーしぬ やーぬどぅ ならびゅー(似たような家が並んでいる)。 んーしぬ っざっふぁ(よく似た父子)。 んーしぬ とぅずぶとぅ(お似合いの夫婦)。 5396 んーじゃに ikmvoc_5396.wav 名詞 乾燥イモ、冬の食用に芋をを3ミリ位の厚さに切って干したもの ふゆんな なつん ちゅっふゃー んーじゃにゅー ふぁう(冬には夏に作っておいた乾燥芋を食べる)。 5397 んーす ikmvoc_5397.wav 動詞 s語幹 A 似ている んーす(s/h語幹) ういとぅ くいとぅや むいとぅ んーしーどぅー(それとこれとはよく似ている)。 うぬきゃが っざっふぁー ゆーどぅ んーしーゆー(その父子はよく似ている)。 5398 んーす ikmvoc_5398.wav 動詞 s/h語幹 A 似ている んーす(s語幹) 5399 んーす ikmvoc_5399.wav 動詞 s/h語幹 A のせる ぬーす(s語幹) 5400 んーずん ikmvoc_5400.wav 動詞 m語幹 山積みする ばしゃんかい ぶーっじゅ んーずん あっそぅ(荷馬車にサトウキビを山積みする)。 5401 んーた ikmvoc_5401.wav 名詞 C 木の実 ばんつぎーぬ んーた(桑の実)。 むきゃうんーた(グミの実)。 かにゅーんーた(山ブドウの実)。 5402 んーだみにがい ikmvoc_5402.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙イモがたくさんできるように行う祈願、五穀豊穣のねがい 5403 んーだり ikmvoc_5403.wav 名詞 芋のお粥 くぬ んーだりゃー やぐみ かただり(この芋のお粥はこってりしている)。 んーな むみー んーだりゅー ちゅっふぁでぃ(芋を手で練って芋粥をつくろう)。 5404 んーつ ikmvoc_5404.wav 名詞 A 〘数詞〙 〘数詞〙六つ 5406 んーでぃ ikmvoc_5406.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙(同年齢または年下に対する返事)うん、そうだ んーでぃだら(そうなんだよ)。 んーでぃ っゔぁが あいが にゃーん(うん、おまえの言う通りだ)。 A:うらー とぅぬか? B: んーでぃ(A: それは卵かい B: うん、そう)。 A: っゔぁー あちゃー っさらんかい? B: んーでぃ (A: 君は、明日平良に行くの B:うん)。 5407 んーてぃーまい すんてぃーまい ikmvoc_5407.wav 成句 うんともすんとも、音沙汰がない かいからー んーてぃーまい すんてぃーまい なうてぃーまい にゃーん(あいつからはうんともすんとも言ってこない)。 5408 んーでぃだーら ikmvoc_5408.wav 名詞 なんでも言うことを聞く人、イエスマン んーでぃだーり、んーでぃだーりゃ うむくとぅーにゃーん んーでぃだーら(自分の考えのないイエスマン)。 からー んでぃだーら やいば なうてぃー あっじゃばんまい んーでぃ、えー、おーてぃどぅ あいたい(あいつはイエスマンだから、なんと言っても、はい、えー、そうですと言った)。 うまぬ かいしゃぬ やくいんな しゃちょうんかい んーでぃだーら(ここの会社の役員たちは社長のイエスマン[<社長にイエスマン])。 うりゃー あいてぃー あすてぃがー あい、かいてぃー あすてぃがー かいてぃぬ んーでぃだーら(あいつは、こうと言ったら、こう、ああと言ったら、ああというイエスマンだ)。 5409 んーでぃだーり ikmvoc_5409.wav 名詞 なんでも言うことを聞く人、イエスマン んーでぃだーら、んーでぃだーりゃ 5410 んーでぃだーりゃ ikmvoc_5410.wav 名詞 なんでも言うことを聞く人、イエスマン んーでぃだーり、んーでぃだーら 5411 んーとぅ ikmvoc_5411.wav オノマトペ 苦しくて唸るときの声、うんうん、うーん、うー かりゃー かなまいや やみどぅ むいとぅ んーとぅ んなりゅーたい(彼は頭がいたくて、ひどく「うんうん」うなっていた)。 5412 んーな ikmvoc_5412.wav 名詞 C みんな、全員、全部 んなない やびとぅーんーな がんじゅーやひー うらまいんなー(皆さんお元気でいらっしゃいますか)。 んーなが なかんな んながーんな ういがどぅ じゃうかい(みんなのなかでこれが一番いい)。 5413 んーなか ikmvoc_5413.wav 名詞 芋畑 5414 んーにーなび ikmvoc_5414.wav 名詞 芋を炊く鍋 5415 んーぬ かー ikmvoc_5415.wav 名詞 芋の皮 5416 んーぬい ikmvoc_5416.wav 名詞 芋のおにぎり んーぬいゆ ふぁう(芋のおにぎりを食べる)。 ん-ぬいゆ んない(芋のおにぎりを握る)。 5417 んーぱ ikmvoc_5417.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙いやだ んば、あかんば、あかふそぅ ばー んーぱ、うまんかいや いかじゃーん(私はいやだ。そこには行かない)。 5418 んーばとぅ ikmvoc_5418.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙コガネムシの幼虫 5419 んーぶ ikmvoc_5419.wav 名詞 C へそ ながんーぶ(長いへそ)。 5420 んーぷら ikmvoc_5420.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙芋掘り用の棒、潮干狩りにも使う んーぷらひー しなう とぅい(芋掘り棒でハマグリをとる)。 5421 んーむつ ikmvoc_5421.wav 動詞 c/t語幹 背負い込む たうかーひー んーむつ(一人で背負い込む)。 5422 んがーい ikmvoc_5422.wav 動詞 母音語幹 逃れる、まぬがれる んがーい(r/rr語幹) くー すかまから んがーい(きつい仕事から逃れる)。 くーさぬ みゃーくからー すんな んがーい(苦しい現世からは死ぬことが(苦から)逃れること)。 5423 んがーい ikmvoc_5423.wav 動詞 r/rr語幹 逃れる、まぬがれる んがーい(母音語幹) 5424 んがーす ikmvoc_5424.wav 動詞 s/h語幹 逃す;ゆるす んがす、んがーらす 5425 んがーらす ikmvoc_5425.wav 動詞 s/h語幹 逃す、ゆるす んがす、んがーす んがーらひー ふぃーさまてぃ(ゆるして下さい)。 ぎんとぅどぅ っゔぁが うるー ひーやーてぃがー っゔぁうぎゃー んがーらはん(もしもあなたがそれをやったとしたらあなたを許さない)。 5426 んかい ikmvoc_5426.wav 動詞 母音語幹 A 迎える、案内する んかう どぅっそぅ んかいが(友達を迎えに(行く))。 しーしーゆ かまんかい んかいる(先生をあちらに案内して差し上げろ)。 5427 んかい ikmvoc_5427.wav 名詞 A 迎え うくいとぅ んかい(送りと迎え)。 5428 んかい ikmvoc_5428.wav 名詞 A (人の)向かい側、(家などの)向かい側 ばが んかいん びじ(私の向かいに座れ)。 ばが やーや くぬ まっちゃぬ んかいんどぅ あい(私の家はこの店の向かい側にあります)。 5429 んかい ikmvoc_5429.wav 助詞 〘格助詞〙 〘格助詞〙(場所を表す名詞について)位置、目標を表す、「に」;(人を表す名詞について)与格をあらわす、「に」 ん あがいんかい(東に)。 うつなーんかい(沖縄に)。 やらびゃー んまぬ あらんかい いでぃでぃー あすてぃがー いつまい がんない(子供は母親が外出しようとしたら、いつも駄々をこねる)。 きばんかいば うむくとぅ あらばんまい あーぎぬ がっこーんかいや いかはいん(貧乏なので 学力があったとしても 上の学校には 行かせられない)。 ばぬんかい うるー ふぃーさまてぃ(私にそれをください)。 5431 んかいかでぃ ikmvoc_5431.wav 名詞 向かい風 5432 んかう ikmvoc_5432.wav 動詞 w語幹 A 迎える んかい 5436 んがます ikmvoc_5436.wav 形容詞 やかましい、うるさい んぎゃます やがます んがますんまり(うるさい奴)。 5439 んぎ ikmvoc_5439.wav 動詞 母音語幹 C 動詞の否定連用形「~だ」について、「~なくなる」を表す んず くぬいや んめ みんまい つかいだ んぎーにゃーん(最近はもう耳も聞こえなくなった)。 ばー くじゅから さきゅー ぬまだ んぎにゃーん(私は去年から酒を飲まなくなった)。 くぬいや んめ おとーりゃー ほぅだ んぎーなりーにゃーん(最近はもうオトーリはやらなくなってしまった)。 5440 んぎ ikmvoc_5440.wav 名詞 B 〘植〙 〘植〙アダンの木 あだんぎー んぎやまー まーりどぅ あだなっそぅ とぅいったい(アダンの木の山を回って気根を取ってきた)。 5441 1 んきー ikmvoc_5441.wav 助詞 名詞について、「目的地に行って(~する)」を表す[「いきー」を伴うこともある] っゔぁ どぅるびーたかいば かーんきー あらいくー(お前は泥だらけだから井戸で洗って来い)。 ばー すかまんきー でぃんぬ ぶいくーでぃ(私は仕事に行って、お金をかせいで来よう)。 っさらんきー いきー そぅばう ふぁーでぃ(平良に行ってそばを食べよう)。 5441 2 んきー ikmvoc_5441.wav 助詞 動詞基本形について、その動作の程度が多いこと、あるいはその結果を表す、「~して(~する)」、「とても~していて」 やらびゃー むぬーゆみんきー ぎっじゃひらいん(子供は駄々をこねていうことをきかすことができない)。 んまんかい すがりんきー がんない(母親に縋り付いて駄々を捏ねる)。 かばんかい つんぬ ばいんきー いりる(カバンに衣類を詰め込め)。 5441 3 んきー ikmvoc_5441.wav 接尾辞 (動詞基本形について相互動作、複数動作、連続動作を表す)~お互いに~し合う、みんなで~する、(一人が)ずっとする んき まさいとぅ かにゃー ったつんきーうたい(マサイとカニは殴りあっていた)。 うぬきゃが とぅずぶとぅー かなすんきーうたい(その夫婦は愛し合っていた)。 みーつきんきーうたい(にらみあっていた、みつめあっていた)。 かりゃー いつがみまい なつんきーうたい(彼はずっと泣いていた)。 んなない ばらいんきー うたい(みんな笑いあっていた)。 すまとぅらたー ちゃんこなびゅー ふぁうんきー うたい(相撲取りたちはちゃんこなべをたらふく食べていた)。 5442 んぎゃ ikmvoc_5442.wav 形容詞 B 苦い っそぅいや んぎゃむぬ(薬は苦い)。 がうらー んぎゃ(ニガウリは苦い)。 5443 んぎゃー ikmvoc_5443.wav オノマトペ 赤ん坊の泣き声、おぎゃー あかっゔぁぬ んぎゃーてぃー なつ(赤ちゃんがおぎゃーと泣く)。 5444 んきゃーす ikmvoc_5444.wav 動詞 s/h語幹 (人を互いに)向かい合わせる すまう とぅい とぅきゃんな ふたーいゆ まず んきゃーす(相撲を取るときには二人を先ずは向い合せる)。 5445 んきゃーん ikmvoc_5445.wav 名詞 昔 んきゃーん ばなす(昔話)。 んきゃーんな きばん あたいそぅが んなまー うやき(昔は貧乏だったが今は金持ちだ)。 ばんちゃー んきゃーんな きばんかいば ならっだん(私たちは昔はとても貧乏だった)。 5446 んきゃーんあーぐ ikmvoc_5446.wav 名詞 古謡 5447 んきゃーんじゅく ikmvoc_5447.wav 名詞 金言、格言、諺 んきゃーんじゅくー やぐみむぬ(格言は素晴らしい)。 「やー ならいや ほぅか ならい」、くらー んきゃーんじゅく(「家庭での躾けは大切[<家の教育は外の教育だ]」、これは諺だ)。 5448 んぎゃい ikmvoc_5448.wav 名詞 B 胆嚢(たんのう) ひんじゃぬ んぎゃいや んぎゃかいば とぅい すてぃる(ヤギの胆嚢は苦いので取って捨てなさい)。 5449 んきゃう ikmvoc_5449.wav 動詞 w語幹 A (手を)差し出す、向う んかう くまんかい てぃーゆ んきゃーし(ここに手を差しだしなさい)。 ふにゃー うつなーんかいどぅ んきゃいーゆー(船は沖縄に向かっている)。 5450 んきゃぎ ikmvoc_5450.wav 動詞 母音語幹 A 召し上がる なまっそぅ んきゃぎさまてぃ(刺身を召し上がって下さい)。 5452 んきゃでぃ ikmvoc_5452.wav 名詞 B ムカデ んきゃでぃん かまいてぃがー いちゃむぬ(ムカデに噛まれたら痛い)。 んきゃでぃん ささいーにゃーん(ムカデに刺された)。 5453 んきゃふ ikmvoc_5453.wav 名詞 B 〘食〙 〘食〙海ブドウ 5454 んぎゃます ikmvoc_5454.wav 形容詞 やかましい、うるさい んがます やがます んぎゃます やらびんみ(うるさい子供たち)。 5455 んぎゃらす ikmvoc_5455.wav 動詞 s/h語幹 (液体を)掻き回す;(まとまりなどを)掻き乱す むがらす 5456 んくん ikmvoc_5456.wav 動詞 m語幹 A 力む ゆくん わいてぃー んくまだかー っふぁー なさいん(うんと力まないと子供は産めない)。 5457 んげ ikmvoc_5457.wav 感動詞 しまった、困った んげーしまい 5458 んげーしまい ikmvoc_5458.wav 感動詞 しまった、困った んげー 5459 んさ ikmvoc_5459.wav 形容詞 B 良い、構わない じゃう ういがどぅ んさはず(それが良いはずだ)。 うい やらばんまい んさ(それでもよい[>構わない])。 たかからば んさてぃぬ くとぅー にゃーん(値段が高いからと言って良いと言うわけではない)。 ういどぅ んさかい(それがいい)。 5460 んさぐ ikmvoc_5460.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙乞食、身分の低い人[<昔の役人の奴隷] 5461 んし ikmvoc_5461.wav 名詞 B 背負い投げ にし 5462 んし ikmvoc_5462.wav 動詞 母音語幹 A (鍋などをかまどなどに)かける;炊飯器のスイッチを入れる んす 5463 んじゃ ikmvoc_5463.wav 名詞 C 〘蔑称〙 〘蔑称〙下司、奴隷、昔身分の低かった人、下男、下人、人を蔑む時に使う言葉の一つ またぎす やなんじゃ(駄目なやつ)。 くぬんじゃ(このゲス野郎)。 5464 んじゃ ikmvoc_5464.wav 名詞 C 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙場所を尋ねる疑問詞、どこ いじゃ んじゃなぎ(どこら辺)。 っゔぁー んじゃんかいが(お前はどこに(いくの)か[出会ったときの挨拶])。 うらー んじゃんまい かーいどぅす(それはどこでも買えるよ)。 んじゃう とぅみばんまい にゃーっだん(どこを探してもなかった)。 5465 んじゃうな ikmvoc_5465.wav 形容詞 残念な、残念だ;かわいそうな、かわいそうだ ばー くじゅ ぶとぅー すなひー んじゃうなかいば ならっだん(私は去年夫を亡くして残念でならなかった)。 ういびとぅ なりー くすまい ぶりー んじゃうなかいば ならん(年取って腰も曲がって残念でならない)。 くぬいぬ ばかむぬんみゃー すまぬ むぬいゆまい っさんば んじゃうなむぬ(近頃の若者には方言がわからないから、かわいそうなものだ)。 5466 んじゃどぅーす かまどぅーす ikmvoc_5466.wav 成句 あちこち、方々 いじゃどぅーす かまどぅーす やらびゅー んじゃどぅーす かまどぅ-す とぅみー まーいたい(子供をあちこち探し回った)。 5467 んじゃとぅうたき ikmvoc_5467.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙西原集落の北東にある御嶽 5468 1 んじゃみ ikmvoc_5468.wav 動詞 母音語幹 A 目が覚める んじゃん 5468 2 んじゃみ ikmvoc_5468.wav 名詞 B 寝覚め 5469 んじゃん ikmvoc_5469.wav 動詞 m語幹 A 目が覚める んじゃみ やらびゃー んなーぎゃー んじゃまん(子供はまだ寝覚めない)。 5470 んじゅあん ikmvoc_5470.wav 名詞 〘道具〙 〘道具〙袋網 5471 んじゅかす ikmvoc_5471.wav 動詞 s/h語幹 見逃す、許す ぬそぅどぅぎゃー んじゅかはん(泥棒は見逃さない)。 5472 んす ikmvoc_5472.wav 動詞 s/h語幹 A (鍋などをかまどなどに)かける;炊飯器のスイッチを入れる んし んーなびゅー かまどぅんかい んす(いも鍋をかまどにのせる)。 まいや すいはんきんかい んしーだー(米を炊飯器にかけた[>米を入れてスイッチを入れた])。 5473 んす ikmvoc_5473.wav 名詞 A 北、西原の後方(北) んすぬ そぅく ばい(北の低地にある畑)。 5474 んす ikmvoc_5474.wav 名詞 A 右 んすでぃー(右手)。 んす なぎ(右の方面)。 5475 んす ikmvoc_5475.wav 形容詞 A 肥沃な んすばい(肥沃な畑)。 くぬ んすばいんな むぬぬどぅ ゆー でぃきー(この肥沃な畑では作物がよくできる)。 5476 1 んず ikmvoc_5476.wav 動詞 g語幹 C 追い抜く、追い越す ぬず かぬ にゅーふたらー んめ んがいーにゃーん(あの足の遅いやつはもう追い抜かれた)。 とぅばひー まうきゃーぬ ひとぅー んがし(早く走って前の人を追い越せ)。 5477 んず ikmvoc_5477.wav 動詞 g語幹 C 動詞の否定連用形「~だ」について、「~なくなる」を表す んぎ ばー ういびとぅ なりどぅ ひとぅぬ むぬいや つかいだ んぎゅー(私は年取って人の話が聞こえなくなっている)。 ふにゃー みーらいだ んぎーにゃーん(船は見えなくなった)。 5478 んず ikmvoc_5478.wav 動詞 g語幹 C 脱ぐ っゔぁが っふすーつんぬ んぎーみーる(お前の汚いきものをぬぎなさい)。 5479 んず ikmvoc_5479.wav 動詞 g語幹 C (刺さっているものを)抜く;(歯を)抜く うぬ かにふっじゅ んぎ(この釘を抜け)。 はーゆ んぎ(歯を抜け)。 べー うりゅー んぎーふぃーる(おい、それを抜いてくれ)。 5480 んず ikmvoc_5480.wav 名詞 C 刺 んっじゅ んず(刺を抜く)。 んずぬどぅ はずんかい くまりーにゃん(刺が足に刺さった)。 5481 んずーつん ikmvoc_5481.wav 動詞 m語幹 沢山積み込む にーゆ ばしゃんかい んずーつん(荷を馬車に沢山積み込む)。 5482 んずぎ ikmvoc_5482.wav 形容詞 B 見苦しい、美しくない んずぎ やままゆ(醜い山猫[不美人の比喩])。 5483 んずぎゃ ikmvoc_5483.wav 名詞 C 醜い奴、不美人 5484 んすでぃー ikmvoc_5484.wav 名詞 利き手、右手 5485 んすぬかー ikmvoc_5485.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙ンスヌカー、西原の北西にある大浦湾に流れ込む湧水のでるところで、以前は生活のための取水や洗濯などのために使われていた。ヒダガーから北に100m位離れたところにある やらびゃー んすぬかーん うーっふいーにゃーん(子供はンスヌカーで溺れた)。 5486 んすばい ikmvoc_5486.wav 名詞 土の肥えた畑 ゆきだき ばいや やぐみ んすばい(横竹畑はとても土が肥えている)。 5487 んすむら ikmvoc_5487.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙西原 5488 んそぅ ikmvoc_5488.wav 名詞 B 味噌 なまんそぅ(まだ熟成していない味噌)。 んそぅだり(味噌煮込み)。 5489 んそぅだりかずつ ikmvoc_5489.wav 名詞 味噌煮込み[味噌を水に溶かし、芋ずるの葉や刺身などを入れた煮込み汁。ウニの色に似ているのでこう呼ばれる] 5490 んそぅな ikmvoc_5490.wav 名詞 B みそ菜 んそぅなー やーらむぬ(みそ菜はやわらかい)。 5491 んた ikmvoc_5491.wav 名詞 B 土 っふんた(黒土)。 あかんた(赤土)。 んたう むりゃがりゃし(土を盛り上がらせろ)。 5492 1 んだい ikmvoc_5492.wav 動詞 r/rr語幹 C (傷が)化膿する ほぅがさー んだりーにゃーん(おできは化膿してしまった)。 5492 2 んだい ikmvoc_5492.wav 動詞 r/rr語幹 C (本などを)破る、(機械などを)壊す ほぅんぬ んだい(本を破る)。 くるまー んだりー どぅー((その)車は壊れている)。 つんな んだりーにゃーん(着物は破れてしまった)。 5493 んだい ikmvoc_5493.wav 名詞 C 化膿した傷 ほぅがさ うぬ ひでぃーや っざらひー ひーきー んだいん なりーにゃーんむぬ(このケロイド状の傷跡は鎌で切って化膿してできたものだ)。 5494 んだいむぬ ikmvoc_5494.wav 名詞 傷物 5495 んたう ikmvoc_5495.wav 動詞 b語幹 C 指先でもてあそぶ、いじくる;やっつける ふーずきばらんぬ んたう(ほおずきをいじくる)。 やらびんな おもちゃう んたばし(子供にはおもちゃをいじらせろ)。 まさいや かにん んたばい にゃーん(マサイはカニにやっつけられた)。 5496 んたす ikmvoc_5496.wav 動詞 s/h語幹 C 満たす みずがみんかい みっじゅ んたし(水瓶に水を満たせ)。 5497 んたつ ikmvoc_5497.wav 動詞 k語幹 A 背伸びする んたふ かまう んたきーみーる(向うを背伸びして見なさい)。 5829 んたふ ikmvoc_5829.wav 動詞 k語幹 A 背伸びする んたつ 5498 んち ikmvoc_5498.wav 動詞 母音語幹 C 沢山ある、大勢いる んてぃ ばー でぃんな んち(私はお金は沢山ある)。 ひとぅぬどぅ んちゅー(人が大勢いる)。 なうまい かまぬ やーんな んちゅー(何でも向こうの家には沢山ある[>向こうの家にはなんでもたくさんある])。 5500 んちゃ ikmvoc_5500.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙そうだ んちゃ んちゃ あいどぅ あたい(そうだ、そうだ、そうだった)。 5501 んちゃがい ikmvoc_5501.wav 動詞 r/rr語幹 潮が満ちる 5502 んちゃがい じゅー ikmvoc_5502.wav 名詞 満潮、上げ潮、満ち潮 んちゃがいじゅーぬ そぅーや ひゃーむぬ(満ち潮の潮の流れは早い)。 5503 んちゃみ ikmvoc_5503.wav 動詞 母音語幹 A 収める、片づける;捕まえる んちゃん まかいゆぎゃー んちゃみる(お椀は片付けなさい)。 うぬ ぬそぅどぅー んちゃみる(その泥棒を捕まえろ)。 5504 んちゃん ikmvoc_5504.wav 動詞 m語幹 A 収める、片づける;捕まえる んちゃみ 5505 んつ ikmvoc_5505.wav 動詞 c/t語幹 C (容器が)いっぱいになる;(おなかが)いっぱいになる;(潮が)満ちる;たくさんある;おおぜいいる んち、んてぃ ばたー んてぃーどぅー(腹いっぱいになっている)。 んなまー そぅーんつ(今は満潮だ)。 んなーぎゃー そぅーや んたん(まだ潮は満ちていない)。 5506 んつ ikmvoc_5506.wav 名詞 B 神酒(みき) んつがまー ばきーどぅー(お神酒が発酵している)。 ほぅっびゅーいんな んっちゅ なかまうたきん ぬん(ホゥッビューイでは、お神酒を仲間御嶽で飲む[ホゥッビューイは豊作祈願の祭礼の一つ])。 5507 んつ ikmvoc_5507.wav 名詞 C 道 んつばた(道端)。 やまんつ(山道)。 いすぐーんつ(石ころだらけの道)。 どぅる んつ(泥道)。 んつなか(途中)。 んっちゅ ばっしーにゃーん(道を忘れた)。 くぬ んっちゃ あたりゅーんむな(この道はあってるか)。 5509 んつき ikmvoc_5509.wav 名詞 B (家の)軒 んつやっゔぁしゃ やーぬ んつきんな まんじゅーゆぎゃー いびん(家の軒下にはパパイヤの木は植えない)。 んつきぬ すたぬ まんちゅーぎーゆぎゃー っちゅひー すてぃる(軒下のパパイヤの木をとりのぞいてしまえ)。 5510 んつきゃー ikmvoc_5510.wav 助詞 (「名詞、動詞基本形、動詞基本形+(そぅ)」について)比較を表す、~より~の方が っぞぅんつきゃー わーぬどぅ たかだいかい(魚より豚肉の方が値段が高い)。 なうんつきゃーまい かいがどぅ じゃうかい(何よりもあれが良い)。 にんぎんな っじんつきゃー ふぃーばどぅ ほぅからすかい(人間は貰うよりも与える方が嬉しい[「っじそぅんつきゃー」でもよい])。 かんがいんつきゃー ひとぅんかい つふばどぅ はーかい(考えるより人に聞いたほうがはやい)。 みーんつきゃー あすばどぅ むずかすかい (みるよりやるほうがむずかしい)。 5511 んつだてぃ ikmvoc_5511.wav 成句 道に沿って んつだてぃ あいき(道に沿って歩け)。 5512 んっつー ikmvoc_5512.wav 名詞 味噌汁、おつゆ んなんっつー(具の何も入っていない味噌汁)。 んっつー ちゅっふ(味噌汁を作る)。 5513 んっつーきな ikmvoc_5513.wav 名詞 おつゆ用しゃもじ 5514 んつっさ ikmvoc_5514.wav 名詞 道草 んつふさ がっこーからー んつっさうぎゃー ほぅだ やーんかいや まうとぅん くー(学校からは道草しないで家には真っ直ぐ帰りなさい)。 っゔぁー んじゃんどぅ んつふさー ふぁいうた(お前はどこで道草食っていた)。 5515 んつなか ikmvoc_5515.wav 名詞 道半ば、(道の)途中;(仕事などが)完成していないこと かりゃー っさらんかい はりーにゃーんそぅが んなーぎゃー んつなかはず(彼は平良に行ったがまだ途中のはずだ)。 ひゃーくー んつなか(百歳は(まだ人生の)途中だ)。 すかまー んなーぎゃー んつなかがま(仕事はまだ途中だ)。 5517 んつみ ikmvoc_5517.wav 動詞 母音語幹 A (人を逃げないように)押さえる;押して出す んつん ひんじゃう んつみる(ヤギを押さえつけろ)。 5518 んつやっゔゃしゃ ikmvoc_5518.wav 名詞 ブルドーザー[<んつ(道)+やっゔゃしゃ(壊すもの)] くるまぬどぅ んつやっゔゃしゃんかい うちゃーりーにゃーん(車がブルトーザーにぶつかった)。 5519 んつん ikmvoc_5519.wav 動詞 m語幹 A (人を逃げないように)押さえる;押して出す んつみ うぬ ぎずぎゃうな やらびゅー ひんぎや はらんやうんてぃー んつみゅーき(この腕白小僧を逃げないようにおさえておけ)。 んつん つきる(押さえつけろ)。 んつんぬ んつみー いだし(にきびを押してだせ)。 5520 んつん ikmvoc_5520.wav 名詞 B ニキビ んつんぬ んつみー あーし(ニキビを押さえて潰せ)。 5521 んてぃ ikmvoc_5521.wav 動詞 母音語幹 C (容器が)いっぱいになる;(おなかが)いっぱいになる;(潮が)満ちる;たくさんある;おおぜいいる んち んつ まかいん んてぃきゃたーひー みっじゅ いりる(お椀に一杯になるまで水を入れろ)。 そぅーや んてぃーどぅ(潮は満ちている)。 そぅーや んなーぎゃー んてぃん(潮はまだ満ちていない)。 ばたー んてぃー どぅー(お腹はいっぱいだ)。 でぃんな んてぃーどぅーだら(金はたくさんある)。 5522 んでぃ ikmvoc_5522.wav 名詞 A 〘疑問詞〙 〘疑問詞〙どれ、どっち[人でも物でも可] いでぃ ばが たまー んでぃ(私の分け前はどれだ)。 5523 んどぅら ikmvoc_5523.wav 名詞 C 一番大切なところ、中心部 はいぬ んどぅら(畑で作物がよくできるところ)。 わーぬ んどぅら(豚肉で一番おいしいところ)。 5524 んな ikmvoc_5524.wav 名詞 B サザエなどの巻貝の総称 かりゃー いすびとぅ やいば っしん゚んかい いつてぃがー たくから にぐーから んなから なうゆまい はーさ とぅいどぅす(彼は幸運な人だから潮干狩りに行くとタコからシャコガイからサザエから何でも沢山とれる)。 っしん゚んなひー んな とぅいが(潮干狩りしてサザエ取りに(行こう))。 っしん゚んきー んなう とぅい(潮干狩りに行ってサザエをとる)。 5525 んな ikmvoc_5525.wav 名詞 B 何もないこと んなんっつー(具の何も入っていないみそ汁)。 んなんっつーんな んなぬどぅ はいりゅー(具の入っていない味噌汁にはサザエが入っている[<なにもない味噌汁にはなにもないものが入っている。[「んな(サザエ)」と「んな(何もないこと)」をかけた]ジョーク)。 5526 ん゚な ikmvoc_5526.wav 名詞 B 綱、縄 みーつぬ ん゚なう ゆいー がばー ん゚なう なう(3本の縄を編んで太い縄をなう)。 うぬ くばずーぬ ん゚なー まるかいば みっじゃ ん゚まいん(この釣瓶の縄は短いので水は汲めない)。 ぶーずたうすぬ ん゚なう なう(サトウキビ収穫用の縄をなう)。 ぶーずたうすたーひんな ん゚なー ないうとぅい つかーだかーならん(サトウキビの収穫までには綱をなっておいて使わないといけない)。 5527 んなーき ikmvoc_5527.wav 名詞 半分 うりゅーぎゃー ほぅいかいば んなーきん ばきる(それは大きいので半分に分けろ)。 ういが んなーき っゔぃー ふぃーる(それの半分売ってくれ)。 はいぬ んなーきゃー っゔぁが たま(畑の半分(の土地は)あなたの取り分だ)。 ばぬんな ういが んなーき ばきー ふぃーさまてぃ(私にはそれの半分分けて下さい)。 ばが たまー っゔぁが むぬぬ んなーきが ほぅい(私の分はあなたのものの半分だ)。 5528 んなーぎゃー ikmvoc_5528.wav 副詞 動詞の否定形が後続して、まだ(~ない) んなまぎゃー んなーぎゃー ふぁーん(まだ食べていない[<食べない])。 からー んなーぎゃー くーん(彼はまだ来ていない[<来ない])。 5529 んない ikmvoc_5529.wav 動詞 r/rr語幹 C 〘古語〙 〘古語〙ある地点から離れて別の地点に移動する、(あっちに)寄る、(あっちに)行く;(自分の家に)帰る[命令形を使うのが普通] うまん うらだ かまんかい んなり(ここにいないで向こうに行け)。 やーんかい んなり(家に帰れ)。 5530 んない ikmvoc_5530.wav 動詞 母音語幹 C 〘古語〙 〘古語〙ある地点から離れて別の地点に移動する、(あっちに)寄る、(あっちに)行く;(自分の家に)帰る[命令形を使うのが普通] ゆっづ、んない(r/rr語幹) 5531 んない ikmvoc_5531.wav 動詞 r/rr語幹 C (おにぎりを)握る んーぬいゆ んなり(芋のお握りを握れ)。 ゆなぎーぬ はーひー まいぬいゆ んない(ゆうなの木の葉でおにぎりを握る)。 5532 んない ikmvoc_5532.wav 動詞 r/rr語幹 C うなる 5533 んなう ikmvoc_5533.wav 動詞 w語幹 C 合う、比較できる かいが むぬいとぅ あすくとぅー んなーん(彼の言うことと やることは 合わない)。 5534 んなか ikmvoc_5534.wav 名詞 B 真ん中 んなかぬひー(ミャークズツの中日)。 あがいじゃとぅ んなか(東里真中[歌の題])。 5535 んながーんな ikmvoc_5535.wav 副詞 一番 んながーんな まうきゃー(一番前)。 んながーんな てぃび(一番後ろ)。 んながーんな でぃきぶつ(一番良く勉強ができる人)。 5536 んなかばら ikmvoc_5536.wav 名詞 家の中心の柱(くじゃしつ(居間)となかゆか(ダイニング)の間にある柱)、大黒柱;家の主人 やーぬ んなかばら んなかばらう たてぃー(大黒柱をたてる)。 やーぬ んなかばらん いすがまう うっつ((落とした魂をもどすために)家の大黒柱に小石を置く)。 っざー やーぬ んなかばら(お父さんは大黒柱だ)。 5537 んなぐ ikmvoc_5537.wav 名詞 B 砂 んなぐばま(砂浜)。 んなぐとぅ せめんとぅじゃりゃー まっでぃー こんくりゅー ちゅっふ(砂とセメントと砂利を混ぜてコンクリートを作る)。 5538 んなくず ikmvoc_5538.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙昔の西原の呼び名、西原の昔の集落 あかうぎー うたきゃー んきゃーんぬ んなくず うたきちゃ(アカウギー御嶽は昔のンナクズ御嶽だってさ)。 5539 1 んなす ikmvoc_5539.wav 動詞 C (ものを)別の場所に移動させる、どける うりゅーぎゃー かまんかい んなし(これは向こうに移動してしまえ)。 うらー んぶかいば ばぬんな たうかーひや んなはいん(それは重いので一人では移動できない)。 5539 2 んなす ikmvoc_5539.wav 補助動詞 (動詞連用形に付いて、移動させて取り除くことを表す)~てしまう うりゅーぎゃー かまんかい むゆかひー んなし(これを向こうに動かしてしまえ)。 5540 ん゚なず ikmvoc_5540.wav 動詞 g語幹 繋ぐ ぬーまう ひんがんやうんてぃー ん゚なず(馬を逃げないように繋ぐ)。 くまぬ ぎすつん ぬーまぬ ん゚なう ん゚なぎゅーき(ここのススキに馬の綱を繋いでおけ)。 5541 んなずつ ikmvoc_5541.wav 名詞 杵(きね) んなづつひー まいゆ つつ(杵で米をつく)。 5542 1 んなとぅ ikmvoc_5542.wav 名詞 A 干瀬と島との間の内海 んなとぅんどぅ っぞぅまい たくまい なうまい うい(内海に魚もタコも何でもいる)。 5542 2 んなとぅ ikmvoc_5542.wav 名詞 A 港 すまぬ ふつんな んなとぅぬどぅ あい(島の入り口には港がある)。 んなとぅんどぅ ふにゃー とぅまい(港に船は泊まる)。 ふにゃー んなとぅんかいどぅ つふ(船は港に着く)。 5543 んなない ikmvoc_5543.wav 名詞 全て、全部、全員、皆 んなない ふぁい(全部食べなさい)。 んなないひー ふぁい(全員で食べなさい)。 んなないが たま(全員分)。 すまぬ やびとぅー んなない うぐなーらまてぃ(村の人々全員集まって下さい)。 5544 んなぱぎ ikmvoc_5544.wav 名詞 全くないこと きゅーぬ いんな んなぱぎ あたい(今日の漁果は皆無だった)。 5545 んなま ikmvoc_5545.wav 名詞 C 今 んなまが っさー しばー にゃーん(今のところ心配はない)。 んなま そぅぐ うまんかい いき(今すぐそこに行け)。 んなまがたがま(今し方)。 5546 んなまがしゅく ikmvoc_5546.wav 名詞 今のところ、今ごろ んなまがそぅく んなまがしゃく いんびとぅんみ やーつふばなー んなまがしゅくー あらん(漁師たちが家につく時間はまだまだ先だ)。 5548 んなまがた ikmvoc_5548.wav 名詞 今しがた かりゃー んなまがたどぅ やーんかい はたい(彼はついさっき家に帰った)。 5549 んなまぎゃー ikmvoc_5549.wav 副詞 まだ んなーぎゃー んなまぎゃー やらび(まだ子供だ)。 5550 んなまどぅーら ikmvoc_5550.wav 名詞 今ごろ っゔぁー なうやひー んなまどぅーら ったいば(お前はなんでいまごろきたんだ)。 んなまどぅーら なりーから ふーたんてぃ なうまい にゃーん(今ごろ来てもなにもないよ)。 5551 んなまぬちゃん ikmvoc_5551.wav 副詞 今のうちに んなま んなまぬちゃん うまぬ すかまうぎゃー ひーすてぃでぃ(今、今のうちにそこの仕事をやってしまおう)。 5552 んならす ikmvoc_5552.wav 動詞 s/h語幹 移動させる うりゅーぎゃー かまんかい んならし(これを向こうに移動させなさい)。 5553 んぬ ikmvoc_5553.wav 名詞 B 蓑(みの) んきゃーんな あみふーんな んぬー かっゔゅーたい(昔は雨ふりには蓑を被っていた)。 5554 ん゚ぬ ikmvoc_5554.wav 名詞 B 角(つの) 5555 ん゚ぬ ikmvoc_5555.wav 名詞 C 昨日 ん゚ぬ みゃーくん つふたい(昨日宮古に着いた)。 っう゛ぁー ん゚ぬ なうゆどぅ ほぅーたー(昨日は何をしていたの)。 5556 ん゚ぬがん ikmvoc_5556.wav 名詞 〘生物〙 〘生物〙ワタリガニ科タイワンガサミ、ノコギリガサミ つーび ん゚ぬがんぬ とぅい(交尾しているガザミをとる)。 いんぬ あいきゅーきゃー ん゚ぬがんぬ ん゚ん(海(の浅瀬を)を歩いていた時にノコギリガサミを踏んだ)。 5557 んぬつ ikmvoc_5557.wav 名詞 C 命 ながんぬつ(長命)。 きゅーや んぬつぶい にがいほぅでぃ(今日はンヌツブイ願いをしよう[>(漁などに出て)危険な目にあって、命が助かったので神様へのお礼を言う祈願をする])。 んぬっちゅぎゃー あたらっさ ほぅだかーならん(命は大切にしないとならない)。 かんがなすから んぬっちゅ ぶい(神様から命を頂く)。 んぬっちゃ むつぎっふぁにゃーん(命は持ちそうにない)。 たるまい んぬっちゃ っとぅつ(誰もみな命はひとつだ)。 んぬつぬ ふかっでぃー あすきゃ くらはいたい(息の根がとまるぐらいなぐられた)。 5558 んぬつじゅー ikmvoc_5558.wav 形容詞 強運だ、強運の んぬつじゅーびとぅ(運が強い人)。 5559 んぬつすてぃ ikmvoc_5559.wav 名詞 危険な仕事、命を捨てる様なもの んぬつふぁう だいだままーいや うなが んぬつすてぃ(ダイナマイトでの密漁は命を捨てるようなもの)。 5560 んぬつだみにがい ikmvoc_5560.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙健康祈願、健康長寿の祈願[<命を取られないように命を留めさせるための祈願] わーや くらひー んぬつだみにがいゆ あすたい(豚を殺して(生贄として)ンヌツダミの祈願をした)。 むぬすーや ゆらびー んぬつだみにがいゆ あすたい(ユタを呼んでンヌツダミの祈願をした)。 5561 んぬつだみわー ikmvoc_5561.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ヌツダミ祈願のための生贄の豚 5562 んぬつぬ はだ ikmvoc_5562.wav 成句 一生涯、生きている限り っゔぁがくとぅー んぬつぬ はだ ばっしらいん(あなたのことは一生涯忘れられない)。 5563 んぬつびゃー ikmvoc_5563.wav 名詞 早死に んぬつびゃー びとぅ(早死にの人)。 5564 んぬつふぁう ikmvoc_5564.wav 名詞 危険な仕事、命を捨てる様なもの んぬつすてぃ 5565 んば ikmvoc_5565.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙いいえ、いやだ、「あかんば、あかふそぅ」はより強い否定になる んーぱ、あかんば、あかふそぅ ばー んば(私はいやだ)。 A:じょー あちゃー いんかい B: んば(A:さあー、明日は海に行こう B: いやだ)。 A:あれー じょーはい ひとぅみ いかでぃ B: んばよ(A: あれ、一緒に行こうよ B: いやなんだよ)。 5566 んぱい ikmvoc_5566.wav 動詞 r/rr語幹 A 踏ん張る、頑張る;頑張りすぎてぐったりする ぬーまうぎゃー んぱらし(馬を踏ん張らせろ[ハーリーの後の余興で馬の力比べの勝負の時に使われる表現])。 わいてぃー んぱり(しっかり頑張れ)。 あてぃ んぱりゃー ひー むいだり(余りにも頑張ったので疲労困ぱいだ)。 5567 んばす ikmvoc_5567.wav 動詞 s/h語幹 C のばす どぅーゆ んばす(胴体をのばす)。 はりがにゅー んばす(針金をのばす)。 くっそぅ んばす(腰を伸ばす)。 5568 んばだら ikmvoc_5568.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙いや、いやだよ んば んばてぃー あすてぃがー んばだら、っゔぁ たうかー はり(いやと言ったらいやだよ。お前一人で行け)。 5569 んびゃい ikmvoc_5569.wav 動詞 母音語幹 C 我慢する、耐え忍ぶ んびゃう 5570 んびゃう ikmvoc_5570.wav 動詞 w語幹 C 耐え忍ぶ、我慢する んびゃい きばんかたいそぅが わいてぃー んびゃうたい(貧乏だったが一生懸命に耐え忍んだ)。 っそぅまたかいば んびゃーいん(糞したくて我慢できない)。 かなすがまが くとぅー うむーてぃがー ばぬんな んびゃーいっだん(カナスちゃんのことを思ったら私は我慢ができなかった)。 やらび あいきゃー ふゆんな っしかいば んびゃーいっだん(子供の頃は冬には寒くて我慢できなかった)。 5571 んふ ikmvoc_5571.wav 形容詞 B (気候が)あたたかい、(空間が)あたたかい びーずん なりー んふふ なりーどぅ(春になって温くなっている)。 くまー んふむぬ(ここはあたたかい)。 5572 んぶ ikmvoc_5572.wav 形容詞 A (ものの重量が)重い、(体調がわるく体が)重く感じる んぶ やらびゅー くんず(重い子供をおんぶする)。 うらー んぶかいば むちゃいん(それは重くて持てない)。 うーつっちゃ んぶむぬ(大鎚は重い)。 きゅーや あみっふぁうじゃうむ なうむ どぅーぬ んぶかいば ならん(今日は雨が降るような気配で体が重くてならない[<雨がふりそうなのかなにか])。 5573 んぶさ ikmvoc_5573.wav 名詞 A 重さ くぬ いすぬ んぶさー いかっさ ばかーい(この石の重さはどれくらいだ)。 5574 んぶす ikmvoc_5574.wav 動詞 A 蒸す;水分を蒸発させるために弱火にする、蒸らす んぶらす ふきゃぎゅー んぶす(団子を蒸す)。 んーな たっでぃぬ あとぅんな んぶすばどぅ んまかい(芋が煮えた後は、蒸らした方がうまい)。 ふきゃぎゃー ぷかかいば んぶひー ふぁーでぃ(団子は固いので蒸して食べよう)。 んめ んーな にーゆーば んーぬ すーや すたみー んぶらはでぃ(もう芋は煮えて煮汁をこぼして水分を蒸発させよう)。 5575 んぶだーい ikmvoc_5575.wav 動詞 r/rr語幹 うつぶせになる、伏せる うまん んぶだーり(そこに伏せなさい)。 5576 んふばーい ikmvoc_5576.wav 動詞 r/rr語幹 (火にあたって)温もる、(温かいものを飲んだりして)温まる うまつん んふばーい(火に(当たって)温もる)。 っし どぅきゃん あつ んっつーゆ ぬんてぃがー どぅーぬどぅ んふばーい(寒いときは熱いみそ汁を飲むと体が温まる)。 5577 んぶらす ikmvoc_5577.wav 動詞 s/h語幹 蒸す;水分を蒸発させるために弱火にする んぶす 5578 んふん ikmvoc_5578.wav 動詞 m語幹 C 暖を取る うまっちゅ んふん(火に当たって暖を取る)。 5579 んま ikmvoc_5579.wav 名詞 C お母さん みどぅんっゔぁー んまぬ かーぎゃー むちゃん(女の子は母親の顔より美しさは劣る)。 5580 んま ikmvoc_5580.wav 形容詞 B 美味い きじゃいんな んまむぬぬどぅ いでぃー(祭事には美味しいものがでる)。 なまにー むぬー んまっふぁにゃーん(生煮えのものは美味しくない)。 っぞぅぬ んまさ あい むぬー にゃーん(魚ほど美味しいものはない)。 5581 んまーさ ikmvoc_5581.wav 名詞 両親[<んま(母)+あさ(父)] ばんてぃが んまーさー がんじゅー(私たちの両親は元気だ)。 んまーさーうぎゃー たかさ あっそぅ(両親を大切にしなさい)。 んまーさー すなひや うむくとぅぬどぅ いでぃー(両親を亡くすと知恵、思いやりもでるものだ)。 5582 んまい ikmvoc_5582.wav 動詞 r/rr語幹 A 生まれる ばが っざー しょーわ にねんどぅ んまいたい(私の父は昭和二年に生まれた)。 くじゅ ばぬん びきっゔぁぬ んまいたい(去年私に男の子が生まれた)。 5583 んまい ikmvoc_5583.wav 接尾辞 動詞未然形や形容詞について譲歩を表す、「~ても」 ばんまい すまぬ ばかむぬんみぬ なかんな すまぬ むぬいや つかいんまい むぬっじゃいん ひとぅまい はーさ ういどぅす(村の若者の中には村の言葉は聞けても話せない人もたくさんいますよ)。 ばー なうぬ くとぅぬ あらんまい はらでぃ(俺は何があっても帰るのだ)。 たかからんまい やすからんまい なうやらんまい かーでぃ((値段が)高かろうが安かろうが何でも良いから買います)。 5584 んまが ikmvoc_5584.wav 名詞 C 孫 んな-ぎゃー んまがー みーん(まだ孫はいない)。 んまがー なうばいぬ すかまうどぅ ひーゆー(お孫さんはどんな仕事をされてますか)。 ばー んまがー みちゃーい うり(私は孫が三人いる)。 5585 んまぎ ikmvoc_5585.wav 形容詞 B (食べ物が)美味しそうな、(容姿などが)綺麗な んまぎ むぬ(美味しそうなもの)。 んまぎ あか(綺麗な髪)。 5586 んます ikmvoc_5586.wav 動詞 s/h語幹 A 湿らす、濡れさせる ぬぬー んます(布を湿らす)。 5587 んまちゃ ikmvoc_5587.wav 名詞 C バカなことを言う人、何をするかわからないやつ んまつまー おい んまちゃ(おい、バカ者)。 5588 1 んまつ ikmvoc_5588.wav 形容詞 A バカな、横着な かりゃー むいとぅぬ んまつむぬ(彼はとても横着な奴だ)。 5588 2 んまつ ikmvoc_5588.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙予測できなこと、あり得ないことが起きたときに発することば、そんなばかな、まさか A:かぬきゃが ふたーいや とぅずぶとぅん ないがまたちゃ B: んまつ(A: あの二人は夫婦になるんだって B: まさか)。 A::かりゃー すにー にゃーんちゃ B: んまつ(A: 彼は死んだそうだ B: そんなばかな)。 5589 んまっざ ikmvoc_5589.wav 名詞 両親[<んま(母)+っざ(父)] んまーさ 5590 んまつまー ikmvoc_5590.wav 名詞 バカなことを言う人、何をするかわからないやつ んまちゃ かりゃー んまつまーんまり やいば きゅーや なうゆ あすががら っさいん(あいつはいきなり馬鹿なことをする奴だから、今日は何をするかわからない)。 んまつまーゆぎゃー たきゅーぎゃー ほぅん(バカは相手にしない[>相手にするな])。 かりゃー むいとぅぬ んまつまー ほぅりむぬ(彼はとてもバカな奴だ)。 5591 んまてぃだ ikmvoc_5591.wav 名詞 〘歌語〙 〘歌語〙池間に来ていた役人の側室・愛人・現地妻 5592 んまぬ みはながま ikmvoc_5592.wav 成句 お母さんそっくり[<母親の顔] 5593 んまぬは ikmvoc_5593.wav 名詞 南、午の方角 5594 んまぬはでぃー ikmvoc_5594.wav 名詞 〘地名〙 〘地名〙南支部[西原の南の方の地域] 5595 んまは ikmvoc_5595.wav 感動詞 〘応答詞〙 〘応答詞〙いやだ んば A:うりゅー ひー ふぃーる B: んまは ばー んまは(A: これをやってくれ。  B: いや、私はいやだ)。 5596 んまばす ikmvoc_5596.wav 名詞 〘昆〙 〘昆〙蜂の一種、ヤエヤマアシナガバチ 5597 んまむぬ ikmvoc_5597.wav 名詞 ご馳走 かぬきゃが まいんどぅ んまむぬぬ あい(あの人たちの所にご馳走がある)。 5598 んまゆい ikmvoc_5598.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙ナナムイの神司を選ぶこと 5599 んまらーひー ikmvoc_5599.wav 成句 (「名詞+属格」について)その名詞が持つ性質と同じように(する) からー っぞぅぬ んまらーひー ひゃーたん うーがいどぅす(あいつは魚のように早く泳げるよ)。 ばが ひーゆーが んまらーひー あっそぅ(私がやっているようにやってください)。 やらびぬ てぃーぬ んまらーひー いみでぃーがま(こどもの手のように小さい)。 5600 1 んまり ikmvoc_5600.wav 接尾辞 (形容詞について)そういう性質をもった人を表す、やつ っゔぁんな すかままい ひらいんな、 みーちゃぎんまり(お前には仕事もできないのか、見苦しい奴だ)。 うむくとぅーにゃーんんまり(バカなやつ[<知恵がない奴])。 やなんまり(ダメなやつ)。 5600 2 んまり ikmvoc_5600.wav 接尾辞 (「名詞+属格」について)~似ている;例示や比況をあらわす、~ように、まるで~ようだ ばが っふぁー ばがんまり(私の子供は私に似ている)。 っゔぁがんまりー あぱらぎ ひとぅー みーや みーん(あなたのようにきれいな人は見たことがありません)。 5601 んまり ikmvoc_5601.wav 名詞 A 生まれ ばが んまりゃー んすむら(私の生まれは西原だ)。 5602 んまりじゃう ikmvoc_5602.wav 名詞 性分、性格 やな んまりじゃう(駄目な性分)。 くぬ うむくとぅー にゃーん んまりじゃう(この性悪野郎め)。 んじゃうな んまりじゃう(残念な性格)。 5603 んまりなうす ikmvoc_5603.wav 動詞 s/h語幹 生まれかわる かぬ やらびゃー んまりなうひーどぅー(あの子は生まれかわった)。 んまりなうしよー(立派になれよ[<生まれかわれ])。 5604 んまりながーぬ ikmvoc_5604.wav 連体詞 生まれながらの からー んまり ながーぬ うむくとぅ あいひとぅ(彼は生まれながらの頭の良い人)。 5605 んまりばん ikmvoc_5605.wav 名詞 蒙古斑 んまりばんな てぃびたいんどぅ あい(蒙古斑はお尻にある)。 5606 んまりやっゔぃ ikmvoc_5606.wav 名詞 成長するに従い可愛くなくなること、またそういう人 うぬやらびゃー やらびがまあいきゃー むいとぅ あぱらぎがまあたいそぅがどぅ ほぅいふなりーみーてぃがー んまりやっゔゃーほぅー(この子は赤ちゃんの頃はとても可愛かったけれど、成長したらかわいくなくなっている)。 5607 んまんなか ikmvoc_5607.wav 名詞 〘祭礼〙 〘祭礼〙祭礼 煙草(ウタキの言葉) んまんなかぬ ゆーい(たばこ祝い[うたきでみなで煙草を回す祭礼の一部])。 5608 んみ ikmvoc_5608.wav 動詞 母音語幹 A (雨などに)濡れる んー あみん んみー(雨に濡れる)。 ざいんきー んみーにゃーん(ずぶ濡れになった)。 5609 んみ ikmvoc_5609.wav 動詞 母音語幹 C (果物などが)熟する んー ばんちゅくらー んみーどぅーい(グアバは熟している)。 ばさぬ ないや んなーぎゃー んみや うらん(バナナの実はまだ熟していない)。 ふにゅーや んみーどぅーい(ミカンは熟している)。 ばんつぎーぬ んーたー んみーどぅーい(桑の実は熟している)。 5610 んみ ikmvoc_5610.wav 動詞 C おできが中の膿が出せる程に化膿している、膿む んー ふがさー んみーどぅ(おできは膿んでいる)。 5611 んみ ikmvoc_5611.wav 名詞 B 山の名前の後ろにつける接尾辞、みね ふずんみ(西原の後方の嶺)。 5612 んみ ikmvoc_5612.wav 名詞 B 群れ[「っぞぅんみ(魚の群れ)」のように接尾辞的にも用いられる] ぶるくんぬ んみ(グルクンの群れ)。 っぞぅぬどぅ やぐみ んみん なりゅー(魚が大群をなしている)。 5613 んみ ikmvoc_5613.wav 接尾辞 複数を示す接辞[人間を表す普通名詞に付く、指示詞、代名詞、家族名詞は「かいた、くいた、っざた「-た」を用いる] しーしーんみ(先生たち)。 やらびんみ(こどもたち)。 5614 んみ ikmvoc_5614.wav 名詞 B 胸、心 んみうつ つむから んみから っゔぁうぎゃー むいとぅ かなす(心からあなたの事は大好きだ[<心から胸から])。 つむまい んみまい やすまらん(心が休まらない[<心も胸も])。 5615 んみうつ ikmvoc_5615.wav 名詞 胸 んみゅーつ んみ んみうつぬ やみゅー(胸が痛い[「心が痛む」という意味はない])。 やぐみ じゃうぎ んみうっちゃ ひーどぅー((運動選手などが)立派な胸をしている[「乳房が大きい」という意味はない])。 はとぅ んみうつ(鳩胸)。 5616 んみかみばら ikmvoc_5616.wav 名詞 床柱 5617 んみつ ikmvoc_5617.wav 動詞 k語幹 C 𠮟る んみふ ぎずぎゃうな やらびゃー きゅーまい んみかい うたい(いたずらな子は今日も怒られていた)。 ひとぅぬ っふぁうぎゃー まーぬ んみかん(他人のこどもをあんまり叱らない[>叱ってはいけない])。 にんぎんぬ っふぁー んみきー ならーすんつきゃー ほぅみー ならーすばどぅ じゃうかい(人間の子供は𠮟って教えるよりも褒めて教えた方が良い)。 んまん んみかいにゃーん(母親に𠮟られた)。 5861 んみふ ikmvoc_5861.wav 動詞 k語幹 C 𠮟る んみつ 5618 んみゃ ikmvoc_5618.wav 副詞 もう、すでに んめ 5619 んみゃ ikmvoc_5619.wav 感動詞 大変だ、困った んめ 5620 んみゃ ikmvoc_5620.wav 感動詞 〘フィラー〙 〘フィラー〙もう、あの んめ 5622 んみゃーす ikmvoc_5622.wav 動詞 s/h語幹 比べる ういとぅ くりゅー んみゃーし(それとこれを比べろ)。 5623 んみゃーてぃ ikmvoc_5623.wav 成句 「んみゃい」の命令形、いらっしゃいませ んめてぃ、んみゃてぃ 5624 んみゃい ikmvoc_5624.wav 動詞 A 「いる、行く」の尊敬形、いらっしゃる んみゃてぃ(いらっしゃい)。 きゅーや しーしーがどぅ かていほうもんな ひー んみゃい(今日は先生が家庭訪問でいらっしゃる)。 しーしーがどぅ んみゃい(先生がいらっしゃる)。 5625 んみゃがま ikmvoc_5625.wav 感動詞 大変、大変だ、困った んみゃ、んみゃがま やらびゃー ひんがひーにゃーん(大変、大変だ。子供を逃がしてしまった)。 ばー きゅーや だりー んみゃがまてぃどぅほぅー(私は今日はつかれて、大変だった)。 んみゃ んみゃ んみゃよ、ぶとぅぬ くとぅー むいとぅ しばよ(あーもう、夫のことがとても心配だ)。 5626 んみゃてぃ ikmvoc_5626.wav 名詞 A 〘植物〙 〘植物〙ヒメクマヤナギ(直径4ミリ位の紫色の実をつける木) んみゃてぃんーたぎー 5628 んみゃてぃんーたぎー ikmvoc_5628.wav 名詞 〘植物〙 〘植物〙ヒメクマヤナギ(直径4ミリ位の紫色の実をつける木) んみゃてぃ 5629 んみゃひ ikmvoc_5629.wav 副詞 もっと、これ以上は んめひ、んめひー、んみゃひー 5630 んみゃひー ikmvoc_5630.wav 副詞 もっと、これ以上は んめひ、んめひー、んみゃひ かまんな さきゃー んみゃひー あり(あそこには酒がもっとある)。 ばぬんかい んみゃひー さきゅー つぎ(私にもっと酒をつげ)。 ういがどぅ かいんつきゃー んみゃひー ばいふ じゃうかい(これがあれよりも更に何倍も良い)。 んみゃひー ばいふ あい(更にもっと悪く言う)。 ばー んめ びとぅりーどぅー、んみゃひや ふぁーいん(私はもうおなかがいっぱいでこれ以上は食べられない)。 んみゃひー ふぃーさまてぃ(もっと下さい)。 5631 んみゅーつ ikmvoc_5631.wav 名詞 胸 んみうつ んみ 5632 ん゚む ikmvoc_5632.wav 名詞 B 雲 ん゚むぬ いでぃっちゅー(雲がでてきた[<出てきている])。 5633 ん゚む ikmvoc_5633.wav 名詞 B 蜘蛛(クモ) くーむや てぃんぬ ん゚むまい きーぬ ん゚むまい ゆぬ ん゚む(天の雲も木の蜘蛛も同じ「くも」だ)。 5634 んめ ikmvoc_5634.wav 副詞 もう、すでに んみゃ んめ よじ なりーどぅーな(もう4時になったのか)。 あわてぃる、 んめ ふにん ぬーいうくいがまた(急げ、もう船に乗り遅れるぞ)。 5636 んめ ばいふ ikmvoc_5636.wav 成句 更に何倍も ういがどぅ かいんつきゃー んめばいふ じゃうかい(これがあれよりも更に何倍も良い)。 5637 んめ んめよ ikmvoc_5637.wav 成句 もう もう大変 んめ んめよ ぶとぅー すにーにゃーん。(ああ、もう大変だ、夫は死んでしまった)。 5660 んめーら ikmvoc_5660.wav 感動詞 〘フィラー〙えーとね、あのね[<んめ+いら] 5638 んめちゃう ikmvoc_5638.wav 動詞 w語幹 大変なことになる、大変だ ばー ん゚ぬ うーっふぃー んめちゃうたい(私は昨日溺れかけて大変だった[<溺れて])。 5641 んめひー ikmvoc_5641.wav 副詞 もっと、これ以上は んみゃひー、んみゃひ、んめひ かまんな さきゃー んめひー あり(あそこには酒がもっとある)。 ばぬんかい んめひー さきゅー つぎ(私にもっと酒をつげ)。 んめひー ばいふ あい(更にもっと悪く言う)。 んめひー わいてぃー あっそぅ(もっと頑張れ)。 んめひー ふぁい(もっと食べなさい)。 5642 1 ん゚ん ikmvoc_5642.wav 動詞 m語幹 A 踏む;(踏んで)こねる っし ん゚ん(潮干狩り[<リーフを踏む])。 ん゚んはっじゃき(踏み外す)。 びゅーいびとぅぬ まーっさ ん゚まだ あいきゅー(酔っ払いがふらついて歩いている)。 んたう ん゚ん(土をこねる)。 5642 2 ん゚ん ikmvoc_5642.wav 動詞 m語幹 A 履く くっちゅ ん゚ん(靴を履く)。 あっちゃう ん゚ん(下駄を履く)。 なうや ん゚まん っさぱずひー やまんかい はいりー いつたい(何も履かない裸足で山に入っていった)。 うぬ やらびぬ くつぬ ん゚んかたー ぐーはん(その子の靴の履き方は左右反対だ)。 5643 ん゚ん ikmvoc_5643.wav 動詞 m語幹 A 汲む ふにぬ あかまう ん゚み(船底に溜まった水を汲め)。 くばずーひー みっじゅ ん゚ん(釣瓶で水を汲む)。 みっじゅ ん゚みー くー(水を汲んで来い)。 5644 ん゚んたー ikmvoc_5644.wav 名詞 滅茶苦茶に踏みつけること、(人を)非難してやっつけること ん゚んたーぐー、ん゚んたーぐーたー 5645 ん゚んたーぐー ikmvoc_5645.wav 名詞 滅茶苦茶に踏みつけること、(人を)非難してやっつけること ん゚んたー、ん゚んたーぐーたー うりゅーぎゃー ん゚んたーぐー あっそぅ(それを踏みつぶせ)。 いっちゃー っさん むぬいゆ あい ひとぅぎゃー ん゚んたーぐーや ひー いちゃまし(筋の通らないことを言う人を責めてやっつけろ)。 5646 ん゚んたーぐーたー ikmvoc_5646.wav 名詞 滅茶苦茶に踏みつけること、(人を)非難してやっつけること ん゚んたー、ん゚んたーぐー 5647 ん゚んびき ikmvoc_5647.wav 動詞 母音語幹 踏んづける ん゚んびつ、ん゚んびふ 5648 ん゚んびつ ikmvoc_5648.wav 動詞 k語幹 踏んづける ん゚んびふ ん゚んびき いんぬ っそぅー ん゚んびきーにゃーん(犬の糞を踏んづけてしまった)。 くるまん ん゚んびかいにゃーん(車にひかれた)。 5830 ん゚んびふ ikmvoc_5830.wav 動詞 k語幹 踏んづける ん゚んびつ ん゚んびき