<Doctoral Thesis>
Research on the design methodology of urban tourism information system in Japan and China

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Abstract 近年, 経済の発展に伴って, 観光産業の主な産業として経営している都市がますます増えてきた。観光とそれにかかわる種々のシステムが国策とそて重視され, 観光産業は経済に刺激を与え, 都市の国際化を高めることができることが、世界中で広く認識されつつある。今日の都市観光という言葉で表現する活動は, 美術館, 博物館, 動物園, 遊園地, 及び名勝旧跡などの施設で観光客をあつめるといった単純なものでなく,... 観光的要素を都市経営そのものに組み込み, 建築, 交通, 商業, 金融などいろいろな他の都市活動と連動させるといった複合化を意味している。また, 観光そのものの直接の経済効果に期待するだけではなく, 観光を通して地域ブランドを創生することを目的としている。ところが, 現状の都市観光エリアをみると, 観光案内装置は本来の機能を果たしてないケースが多く見られる。例えば, 情報内容が古く, 表示内容を不備, 設置場所が不適切, 破損・老朽化, また海外観光客に対する配慮不足, 整備主体, 管理体制別によってそれぞれ単独に実施されている場合が多く, システムとして整合性や連続性のある観光情報の提供は少ない。既往の研究をみてみると, 都市における観光地の街づくりと公共サイン, 案内装置計画に関する研究は多数見られるが, 観光目的地の分布特性, 観光客の観光行動と観光案内装置の関係の視点から見た観光案内システムの計画に関する研究は少ないのである。特に異なる国の都市における観光案内システムの比較研究は, 目下見当たらないのある。本研究は, 以上の事を踏まえ, 日本と中国において, 観光目的地が面的に分布している都市(以下, 観光目的地の面状分布都市)と観光目的地が点的に分布している都市(以下, 観光目的地の点状分布都市)の観光エリアを調査対象とし、そこに設置されている観光案内装置の共通特性と個別特性を見出す。また, アンケート調査をして, 観光客の観光行動特徴とニーズを把握する。そして, これらの分析結果を基に, 現状の課題を明らかにして, 日中両国の観光目的地の面状分布都市と点状分布都市に対応できる観光案内システム計画に関するデザイン方法を導く事を本論文に目的とする。また, 今回の研究を通じて, 今度の日中両国の観光目的地の面状分布と点状分布都市の観光エリアにおける観光案内システムの計画・デザインの一助とする。show more
Table of Contents 序論 研究の目的と位置づけ 第1章 研究の目的と論文の構成 1.研究の背景と目的 1.1.本論における用語の位置づけ 2.既往の関連研究 2.1.情報系都市環境装置に関する研究 2.2.観光案内サインシステムに関する研究 2.3.人間の行動と公共サインとの関係に関する研究 3.研究の方法および論文の構成 3.1.研究の方法 3.2.論文の構成 注・参考文献 第一部 観光目的地の面状分布都市と観光目的地の点状分布都市の観光エリアにおける観光案内装置に関する基礎的研究 第2章日中観光目的地の面状分布都市における観光案内装置に関する基礎調査 1.本章の目的 2.研究・調査の方法 2.1.調査対象地域とルートの選定 2.2.観光案内装置に関する分布調査 2.3.観光案内装置に関する現地調査 2.4.アンケート調査 3.北九州市の門司港レトロ観光エリアにおける観光案内装置に関する調査及び分析結果 3.1.実態調査及び分析結果 3.2.観光案内装置に関する現地調査 3.3.アンケート調査及び分析結果 4.大連市の星海湾観光エリアにおける観光案内装置に関する調査及び分析結果 4.1.実態調査及び分析結果 4.2.観光案内装置に関する現地調査 4.3.アンケート調査及び分析結果 5.まとめ 注・参考文献 第3章 日中観光目的地の点状分布都市における観光案内装置に関する基礎調査 1.本章の目的 2.研究・調査の方法 2.1.調査対象地域とルートの選定 3.京都市の清水寺界隈観光エリアにおける観光案内装置に関する調査及び分析結果 3.1.実態調査及び分析結果 3.2.観光案内装置に関する現地調査 3.3.アンケート調査及び分析結果 4.西安市の城壁エリアにおける観光案内装置に関する調査及び分析結果 4.1.実態調査及び分析結果 4.2.観光案内装置に関する現地調査 4.3.アンケート調査及び分析結果 5.まとめ 注・参考文献 第4章 日中の観光目的地の面状分布・点状分布都市の観光案内措置に対する調査結果の比較 1.本章の目的 2.本章の構成 3.観光目的地の面状分布・点状分布都市の調査結果の比較検討と解決すべき課題のまとめ 3.1.観光案内装置の実態調査結果のまとめと比較 3.2.観光案内装置の街路形態別の実態調査結果のまとめと比較 3.3.観光案内装置に関する現地調査結果のまとめと比較 3.4.観光案内装置に関するアンケート調査結果のまとめと比較 4.まとめと考察 4.1.観光案内装置の現状の課題整理 4.2.現状の課題に対応する解決に方向性の検討 5.まとめ 注・参考文献 第二部 日中都市観光案内システムデザイン方法に関する事例研究 第5章 観光目的地の面状分布都市における都市観光案内システムに関するデザイン提案 1.本章の目的 2.本章の構成 3.北九州市における観光案内システムに関するデザイン提案 3.1.北九州市の概要と調査対象地域の特徴 3.2.日本北九州市の門司港レトロ観光エリアにおける観光案内システムの計画提案 4.大連市における観光案内システムに関するデザイン提案 4.1.大連市と調査対象地域の観光目的地の特性 4.2.大連市の星海湾観光エリアにおける観光案内システムの計画提案 5.都市観光案内システムに関するデザイン提案の実用性の検証 6.まとめ 注・参考文献 第6章 観光目的地の点状分布都市における都市観光案内システムに関するデザイン提案 1.本章の目的 2.本章の構成 3.京都市における観光案内システムに関するデザイン提案 3.1.京都市の概要と調査対象地域の特性 3.2.京都市の清水寺観光エリアにおける観光案内システムの計画提案 4.西安市における観光案内システムに関するデザイン提案 4.1.西安市の概要と調査対象地域の観光目的地の分布特性 4.2.西安市の城壁エリアにおける観光案内システムの計画提案 5.都市観光案内システムに関するデザイン提案の実用性の検証 6.まとめ 注・参考文献 終論 日中都市観光案内システム計画に関するデザイン方法の提案と研究のまとめ 第7章 都市観光案内システム計画に関するデザイン方法の提案と研究のまとめ 1.本章の目的 2.都市観光案内システム計画に関するデザイン方法の提案 2.1.都市観光案内装置のシステム化に関する考察 2.2.日中両国の観光目的地の面状分布・観光目的地の点状分布都市に対応できる都市観光案内システム計画に関するデザインの方法の提案 3.研究のまとめと今後の展望 3.1.研究のまとめ 3.2.今後の課題と展望 注・参考文献 謝辞 資料編

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pdf 09appendix pdf 1.54 MB 490 資料
pdf 08_chapter7 pdf 1.13 MB 577 第7章
pdf 07_chapter6 pdf 2.20 MB 681 第6章
pdf 06_chapter5 pdf 1.99 MB 514 第5章
pdf 05_chapter4 pdf 678 KB 421 第4章
pdf 04_chapter3 pdf 1.87 MB 408 第3章
pdf 03_chapter2 pdf 1.91 MB 421 第2章
pdf 02_chapter1 pdf 887 KB 1,568 第1章
pdf 01_contents pdf 151 KB 601 目次
pdf 00_cover pdf 63.3 KB 366 表紙

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Record ID
Peer-Reviewed
Keywords
Report Number
Number of Diploma
Granted Date
Date Accepted
Faculty
Notes
Created Date 2013.07.12
Modified Date 2023.07.31

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