<Doctoral Thesis>
A study on environmental installation design method for streetscapes

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Abstract 本研究は、人と装置、装置相互の関係によって形成されている街路を対象空間とし、そこに設置されている構造物、工作物、製品等の人工物要素を都市環境装置と総称し、街路空間をデザインする一つの方法としての都市環境装置デザインの役割と効果について考察し、都市の人工物要素を環境形成の面からとらえなおし、その計画・設計時点でのデザイン方法を導くことを目的としたものである。
本論文は、4部8章により構成される。序論「...研究の目的と位置づけ」の「第1章 研究の目的と構成」及び「第2章 都市環境装置の概念と類型化」は、既往の関連研究における本研究の位置づけ、並びに都市環境をデザインする専門分野での都市環境装置デザインの位置づけを整理するところから着手し、現況の街路などの公共事業における問題点と課題を、建設手順や管理区分によって人工物要素が分類されている側面から検討し、都市環境装置による新たな分類(類型化)の必要性と類型化にあたっての都市環境装置の概念を導くことを試みた。
第1部「街路空間における都市環境装置の分布特性と行動特性、そして秩序化の可能性―街路空間における都市環境装置デザイン方法に関する基礎的研究」の「第3章 都市内主要街路の都市環境装置の分布特性」及び「第4章 都市内主要街路の空間形態・都市環境装置と行動特性の関係」においては、序論での都市環境装置の概念と類型化の試みが、都市内街路の現況において有効なものであるかの検証を行うために、都市内主要街路の構成要素(装置)の種類と量、配置などの分布特性と歩行者などの利用行動特性について、街路別の実態調査及び定量化による比較分析などを行った。その結果、街路整備の状況や沿道の土地利用が装置の分布特性に及ぼす影響、装置の配置特性が歩行者の通行時の行動特性に影響を与えているなどの、分布及び配置特性と行動特性の相互関係における主要街路の現況の問題点及び課題が明らかになった。また、これらの分析結果などを考察することによって、都市環境装置を空間系、情報系、時間系の3つに類型化する妥当性を確認することができた。同時に、現状の街路空間の装置における課題を解決するためには、都市環境装置による街路空間の秩序化と個性化が課題解決の一つの方向となりうる可能性を導くことができた。さらに「第5章 情報系都市環境装置(公的サイン)の整理統合による秩序化の可能性」では、実態調査において公的サイン類などの情報系の装置が、種類と量の両面から街路空間を占有し、無秩序な街路環境形成の要因となっていることが明らかになり、公的サイン類の整理統合による秩序化の方法による課題解決の可能性を考察した。
第2部「街路空間形成の秩序化と個性化のための都市環境装置デザインの役割と効果―街路空間における都市環境装置デザイン方法に関する事例研究」の「第6章 街路内都市環境装置の整理統合による秩序化の役割と効果」及び「第7章 街路計画における都市環境装置の秩序化と個性化の役割と効果―街路空間における都市環境装置デザイン方法の提案」では、第1部の現況の主要街路における実態調査及び分析結果から得られた知見を検証するために、実際の計画・設計の事例検討を通して、まず装置相互の整理統合の方法(秩序化)が果たす役割と効果について、さらに街路計画の比較事例によって、都市環境装置とそのデザインにおける秩序化と個性化の方法が果たす役割と効果を明らかにした。街路の計画・設計においては、まず街路固有の環境特性の把握が不可欠であり、空間を形成する観点、情報を形成する観点、時間を形成する観点から環境特性を読み取ることによって解決すべき課題を抽出する必要がある。そして課題解決のために、それぞれの観点から構築すべき街路としての環境価値(空間価値、情報価値、時間価値)をどのように引き出すかが、都市環境装置デザインが取り組むべき基本的な考え方となることを導出した。街路空間における都市環境装置デザイン方法は、計画する場所の現況の「環境特性」の課題を「空間、情報、時間価値」の各系の形成の面からとらえ直すことからはじまる。三つの価値形成は、常に関連性があり、どの価値からデザインに取り組んでいくかは、街路計画の課題が「秩序化」か「個性化」のどちらを優先させるべきかによって変化する。都市環境装置は、各「環境価値」の連動によって導かれ、同時に他の都市環境装置と連携して街路空間を構成する必要が生じる。以上のことから街路空間における都市環境装置デザイン方法は、場所の「環境特性」を読み取り、新たに形成すべき〈環境価値サイクル〉に連動する、空間系・情報系・時間系の〈都市環境装置サイクル〉のベクトルの方向を、「秩序化」と「個性化」の観点から構築する方法である、との提案へと結びつけたものである。
終論「まとめ」の「第8章 研究のまとめ」は、以上の研究結果を総括するとともに、本研究の今後の課題と展望を提示した。
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Table of Contents 目次
序論 研究の目的と位置づけ
第1章 研究の目的と構成
第2章 都市環境装置の概念と類型化
第1部 街路空間における都市環境装置の分布特性と行動特性そして秩序化の可能性-街路空間における都市環境装置デザイン方法に関する基礎的研究-
第3章 都市内主要街路の都市環境装置の分布特性
第4章 都市内主要街路の空間形態・都市環境装置と行動特性の関係
第5章 情報系年環境装置(公的サイン)の整理統合による秩序化の可能性
第2部 街路空間形成の秩序化と個性化のための都市環境装置デザインの役割と効果-街路空間における都市環境装置デザイン方法に関する事例研究-
第6章 街路内年環境装置の整理統合による秩序化の役割と効果
第7章 街路計画における都市環境装置の秩序化と個性化の役割と効果-街路空間における都市環境装置デザイン方法の提案-
終論 まとめ
第8章 研究のまとめ
あとがき
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o009-01 pdf 510 KB 146 目次
o009-02 pdf 17.8 KB 103 序論
o009-03 pdf 5.11 MB 257 第1章
o009-04 pdf 5.57 MB 177 第2章
o009-05 pdf 15.6 MB 94 第3章
o009-06 pdf 11.8 MB 85 第4章
o009-07 pdf 25.1 MB 92 第5章
o009-08 pdf 8.42 MB 64 第6章
o009-09 pdf 11.9 MB 81 第7章
o009-10 pdf 2.1 MB 76 第8章
o009-11 pdf 203 KB 69 あとがき

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Created Date 2014.01.24
Modified Date 2020.02.10

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