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労四狂初編 上

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Abstract 半紙本2巻2冊。延享4年(1747)孟春、(江戸)西村源六ほか1肆刊。延享2年夏、十無居士北華序。延享3年8月、舞蝶峰咥花跋。巻頭に「如不及」(朱陽長方印)、「不」(朱陰方印)、「倚」(朱陽方印)あり。巻末に「和/橋」(朱陰方印)、「字曰/不倚」(朱陽方印)あり。巻上下それぞれに挿絵3図ずつあり。
本書は随想風の読物。書名は『老子経』(『老子道徳経』)のもじり。自堕落先生佯死後の著作である。本書では...、例えば勤めの苦しみ、貧富の苦しみ、他人との交際における苦しみ、といった様々な心身の苦労を記し、最終部に至っては老荘風の隠者然たる心の持ちようを述べる。だが自堕落先生は、この心の境地にも容易には逃れ難い苦しみを見出す。享保(1716~)以来の思想界・文芸界では老荘思想が流行し、多くの老荘関係の書物が著された。本書もそうした当時の文芸思潮の中に位置づけられるが、上述のように自堕落先生は老荘風心法のうちにも労苦を読み取る、冷徹な眼の持ち主であった。本書は、佯死という奇行をとった畸人・自堕落先生にして、彼の持つ現実主義的側面が表れた作品と言えよう。 なお、中野三敏校注『田舎荘子 当世下手談義 当世穴さがし』(新日本古典文学大系81、岩波書店、1990年)に翻刻と注釈、解題がある。(人文科学研究院専門研究員 吉田宰)show more
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Created Date 2020.08.21
Modified Date 2021.03.09

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