<博士論文>
自己寛容に関する理論的研究 : 制御性T細胞とアナジーについて
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概要 | 自己寛容とは免疫システムが自分の体に対して反応を示さない状態のことである。これは生物が生まれながらに持っている性質ではなく、成立にはその為のメカニズムが必要である。例えば、獲得免疫系を担うリンパ球はランダムに生成された受容体を用いて抗原の認識を行うため、自分の体由来の抗原を認識するリンパ球も作られる。そのため成熟前に受容体をチェックし、自己抗原を認識するものは排除する(負の選択)機構が存在する。し...かしながら、このチェック機構だけでは不十分であり、リンパ球の成熟後に末梢において自己寛容を保証するメカニズムがあることが知られている。自己寛容の破綻は自己免疫疾患につながるため、メカニズムの理解は医学的な観点からも注目を集めている。本論文では、自己寛容の成立に関わっている二つの機構、制御性T細胞とアナジーに着目しそれらの意義ついて数理モデルを用いて議論した。二つの機構は常に有益となるわけではなく、幾つかの条件下で有利に働くことが分かった。続きを見る |
目次 | Preface Chapter 1 : Advantage of having regulatory T cells requires localized suppression of immune reactions Chapter 2 : Optimal number of regulatory T cells Chapter 3 : T cell anergy as a strategy to reduce the risk of autoimmunity Acknowledgements |
本文ファイル
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130 KB | 415 | 要旨 |
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登録日 | 2013.07.12 |
更新日 | 2023.11.21 |