<紀要論文>
悪魔のヴォードヴィル : 『悪霊』における悪魔の戦略

作成者
本文言語
出版者
発行日
収録物名
開始ページ
終了ページ
出版タイプ
アクセス権
JaLC DOI
概要 Dostoevsky's critique of nihilism reaches its apogee in the novel Demons. The strategy the author uses to attack nihilism is to imagine a small provincial town in Russia as the stage for devils. It is... a satire of those possessed by nihilism, in the sense that they find satisfaction in the destruction of the existing society while all of them, except Stavrogin and Pyotr, do not know they are controlled by devils. When Pyotr's intrigue finally breaks down, he flees to another country, and Stavrogin kills himself.続きを見る
目次 はじめに
I 『悪霊』の特質
1 感情移入することの出来る人物の欠如
2 殺人事件の頻発
3 登場人物の多様性
4 語りの特質とステパンの人間像
5 『悪霊』の真の主人公
6 言葉もそこでは混乱し、態依的な自己主張の言葉が氾濫する
II 『悪霊』的世界の演出者
1 態依するニヒリズム
2 『悪霊』における世界戯画化の性質
3 なぜヴォードヴィルか
4 キリーロフはなぜこのような表現をとったのか
5 「悪魔のヴォードヴィル」演出者の執念
6 ピョートルとスタヴローギン
Ⅲ ヴォードヴィルとは何か
Ⅳ ドエトフスキーとヴォードヴィル
1 『他人の妻とベッドの下の夫』
2 『伯父さまの夢』
3 『ステパンチコーヴォ村とその住人』
4 『死の家の記録』
5 『永遠の夫』
6 これらは実はヴォードヴィルのパロディか?
Ⅴ 『悪霊』に内包される、ヴォードヴィル的特色
1 『スチェパンチコーヴォ村とその住人』や『伯父さまの夢』での戦略
2 『悪霊』における策略
3 破壊の網をいかに広く打ったか
4 ヴォードヴィル空間の転換点としての祭
Ⅳ 『悪霊』におけるヴォードヴィル的ドラマの帰趨
Ⅵ 『悪霊』における「悪魔のヴォードヴィル」の大団円
Ⅶ 『悪霊』このドストエフスキー風黙示録変奏曲
続きを見る

本文ファイル

pdf p001 pdf 2.35 MB 839  

詳細

PISSN
NCID
レコードID
主題
登録日 2018.02.13
更新日 2021.03.12

この資料を見た人はこんな資料も見ています