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概要 |
ボランティアの一般的な概念規定に関してはすでに多くの議論が行われているが、日本におけるその活動実態に関してはまだ解明の余地が多く残されているように思われる。本稿では、雲仙普賢岳噴火災害を機に結成された災害ボランティア団体の活動展開をモノグラフ的に叙述しつつ、地方都市という地域的文脈に注目した観点から、この団体の社会的成立基盤や活動スタイルについて検討を加えた。全体の論旨は以下の通りである。島原では...地方都市に特有の土着的な社会構造と近年における地域経済の衰退という地域課題とを背景に、主に自営商工業者を担い手とした地域おこし団体が被災前から組織されていた。そして被災前の島原のそのような社会文化的土壌、地域課題、地域活動は、被災後の災害ボランティア活動の展開過程とも無関係ではあり得ず、とりわけ最近になって、活動内容にみる被災前との連続性は顕著になりつつある。以上の分析を踏まえて、ボランティアの研究における歴史的、都市社会構造論的な観点の重要性を主張した。続きを見る
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