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概要 |
近年の子どもと地域との乖離を解消するツールとして、子ども参画の実践が期待される。しかし、日本における子ども参画実践は非日常的に取り組まれていることなどから、期待される役割を果たせていない。そこで本研究では、日常的な場において、①いかに子どもが発案し主体的な活動が生まれるのか、②子どもと地域の関わりはどのように生じているのか、を明らかにすることを目的とする。研究対象には、日常的な子どもの遊び場「きん...しゃいきゃんぱす」を選択し、研究手法には参加観察を選択した。またエピソード分析を用いて、その現象の理解を試みた。結果として、子どもの居場所になっていくプロセスを通じて、子どもたちが自らの発案で「子ども会議」や「お手伝いクラブ」などの自治活動を展開する様相(子どもの居場所への参画)が明らかになった。また、遊び場の広がりをベースとして、大人が子どもの遊びに参加する、遊びを教えるという関わりや、緩やかな時間の中で大人と子どもが共にいる場面も立ち現れており、子どもと地域との様々な関わりの様相(地域への浸着としての参画)が明らかになった。さらにきんきゃんの最大の特徴は、その二つの参画のかたちが共存するということである。このような日常的な場面での子ども参画の実践と、それを通した子ども参画自体の捉え直しは、「子どもと地域との乖離」の解消の一助となると考える。続きを見る
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