<紀要論文>
諫早湾における密度躍層の形成に関する一考察

作成者
本文言語
出版者
発行日
収録物名
開始ページ
終了ページ
出版タイプ
アクセス権
JaLC DOI
概要 2002年夏季の諌早湾において貧酸素水塊の現地観測を実施し,得られた結果に基づき貧酸素水塊の挙動特性を把握するとともに,密度躍層形成について検討した.その結果,まず,諌早湾においては観測期間(6月27日~8月31日)中に7月初旬と8月初旬の2回,小潮期に貧酸素水塊が形成され,これは密度躍層の存在と密接に関係することが認められた.つぎに,密度躍層の形成については,その支配因子である表層と底層間の塩分...濃度差および水温差と降水量,潮差および風速との関係を検討した.表層と底層間の塩分濃度差および水温差と降水量については,4日前の諌早湾周辺7地点のアメダス降水量の平均値との間に強い相関があることがわかった.表層と底層間の塩分濃度差および水温差と潮差との関係については,潮差が2m未満の小潮時に比較して潮差が2m以上となると表層と底層間の塩分濃度差と水温差は低下する傾向がみられた.表層と底層問の塩分濃度差および水温差と風速との関係については,風速の増加による混合層の発達にともない表層と底層間の塩分濃度差と水温差は減少し,風速が12m/s以上になると混合層の発達が顕著になり密度躍層も弱くなる.密度躍層の形成に関して,降水量,潮差および風速を説明変数に用いて定式化を試みるとともに,海域底層の溶存酸素濃度に関しても,潮差,有義波高,塩分差,水温差を説明変数に用いて定式化を試みたところ比較的良い相関が得られた.
We have carried out field measurement on water quality at Isahaya Bay in the inner area of Ariake Bay in the summer of 2002 in order to investigate the occurrence of hypoxic water. It was observed that hypoxic water appeared two times in Isahaya Bay in early July and August. Formation of the hypoxic water is closely related with density stratification based on temperature and salinity distribution. That is, it was found that the hypoxic water disappeared when densitocline was broken by strong wind blowing on the sea water.
続きを見る

本文情報を非表示

p05-11 pdf 1.04 MB 74  

詳細

レコードID
査読有無
関連情報
主題
ISSN
NCID
タイプ
登録日 2009.04.22
更新日 2020.11.17

この資料を見た人はこんな資料も見ています