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概要 |
臨床検査が患者に与えるきまざまな苦痛を最小限にとどめる方法として,従来の教科書に採りあげられていない暗示効果に着目した。その実験例として,もっとも一般的に行われ,苦痛の大きいことで知られる十二指腸ゾンデ挿入を選定した。実験に当っては,従来の教科書通りに行う非暗示I群(坐位),非暗示II群(臥位)と筆者らが考案した暗示群の三例の比較を行った。結果は次の通りである。1.暗示群のゾンデ挿入成功者は,12...例中11例,非暗示群の成功例は,I群,II群とも各12例中1例であった。2.暗示群,非暗示群を問わず,ゾンデを飲みはじめて,12〜15cmの部位(咽頭,食道入口部と推測される)が,もっとも苦痛の頻度が高く現われることが明らかになった。3.ゾンデ嚥下が10〜15cmに達した時,暗示効果は最大に発揮され,被験者と施行者との信頼関係の重要性が実証できた。4.ゾンデを45cmまで挿入するのに要する時間は,成功例(13例)の平均所要時間は1分52秒であった。続きを見る
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