<紀要論文>
スポーツ実践とジェンダー観 : 大学生調査から

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概要 本稿は、大学生のスポーツ実践と、ジェンダー観との関係に焦点を当てている。最終的な目標は、スポーツ実践と人々のパーソナリティ間の関係を明らかにすることによって、「体育会系運動部貞=○○である」という神話を解き明かすことにある。本稿では前回に引き続き、その足がかりとして、ジェンダー観に注目する。学校教育がジェンダー秩序の再生産システムとして作動しているという指摘は、主に教育社会学の分野でなされてきた。...「スポーツとジェンダー」研究が日本で行われるようになって久しく、その知見が示すように、スポーツがわが国における伝統的ジェンダー秩序の再生産回路の一翼を担っている可能性は確かに否定できない。しかし、この分野に関する実証的な研究は少なく、この研究はスポーツ実践が性別役割分業意識を再生産する過程を、実証的に解明することを目指している。大学生を対象とした量的調査研究の結果、スポーツ実践による性別役割分業意識の再生産システムは、確かに運動系部活動所属者において存在しており、競技レベルの高い部活動でもそのような傾向があることが推論される。しかし、女性の運動系部活動所属者ではそのような結果は見いだせなかった。この結果は、男性と女性では異なるシステムが存在していることを示唆している。続きを見る

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登録日 2009.04.22
更新日 2020.10.09

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