<紀要論文>
変態叙説 : 想像的身体性を探究するための

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概要 〈生〉の直接的形式としての現I身体は、いかに認識されうるか?そしてそこから得られる身体論の地平において、いかに現世界を把えなおすことが可能か?以下はその認識論的視座の定立に向けて、この言語と身体の関係を論じたものである。身体をめぐる議論はすでに多くの哲学者たちによってなされてきた。だがそこには、主体ー客体という構成の中で世界を把えようとする発想が根強く残っている。ここでは、カント、ヘーゲル、マルク...スから、フッサール、ハイデガー、メルロ1 1ポンティ等の諸論を顧慮しつつ、ことばIからだ、の関係を検討し、新たな視軸として、こころーみーからだ、の相互依存性、相互透入性を論を考察することであり、また近代におけるメタフアとしての身体の問題にもかかわじていく。言い換えれば、それは自然性、社会性、歴史性を同時にはらみ、事態として立ちあらわれる身体の現相(フェノメノン)っている。拙稿がその始発点としているのは、ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』の最終行 、「語り得ぬことについては、沈黙しなければならない。」という命題である。だが、はたしてそうなのだろうか?その「写像」理論から「言語ゲーム」への転回方向を批判する。方で、虞松渉の主張する疎外論」から「物象化論」へという認識構成にも異議を唱えつつ、自然哲学、社会哲学、歴「史哲学にわたる認識論的変換への某本的視角を、動植鉱物やAI(人工頭脳)、ロボットも視野に入れた「想像的身体」という方法において呈示しようとする。続きを見る
目次 序 非言語的世界の身体性
一、 前提的与件としての身体
二、 身体における相互的外化
三、 現相する存在者としての身体
四、 自然の商品化過程と身体
五、 消費社会における身体地平
六、 歴史の無意識的現相としての身体

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登録日 2021.10.14
更新日 2021.12.13

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