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概要 |
本稿では,山形県病院事業局の統括している3つの県立病院について他の自治体病院の財務データと比較した分析をおこない,地域医療構想で強調される急性期病床を回復期病床に転換していくという目的を達成する前に,個人的な見解として,病床数の削減の必要性についてそれぞれの自治体病院で再検討が必要なのではないかを論述していく。自治体病院をモデルケースとして所属する医療圏全体の病床数の調整を進めることは医療資源のム...ダを無くすことにつながり,自治体病院が先駆けとなって病床数を転換していくことは所属する医療圏の医療ニーズに対応した医療サービスや介護サービスの提供を促すことになるだろう。本稿の目的は,山形県病院事業局の事例研究を通し,「病床数の調整(主に病床削減)」と「診療業務での収益確保」という目的を達成する手段として,自治体病院が今後どのような指標を参考にするべきかを簡潔に提供することも含む。そのため,単純かつ合理的な病床数の調整を進めるために「1床あたり入院収益」という指標にのみ分析を限定し,特に病床数の削減を積極的におこなうことが今後の日本の病院体制として好ましい方向性であることを提唱している。続きを見る
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