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関連情報 |
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概要 |
九州大学附属図書館濱文庫所蔵の唱本について、これまでに第七帙までの目録稿を作成した。本稿では引き続き第八帙から第十帙までに収められる唱本について著録を行う。第八帙13冊は西安刊行の唱本である。そのサイズは縦20.5cm、横14cm程度と、他の唱本が約15cm×10cmであるのと比べてひとまわり大きい。濱一衛は1936年の旅行で西安を訪れていることから、そのときに入手したものと思われる。ただし、その...旅行記には西安での唱本購入に関する記述は残されていない。第九帙に収められた北京刊行の梆子腔38冊は、同治年間から1920年代までに最盛期を迎えた河北梆子とその名優を伝える貴重な資料である。第十帙36冊は洛陽出版の唱本で、刊本と石印本が半々を占める。石印本の封面デザインには斬新な意匠が凝らされている(末尾の書影参照)。洛陽は開封に近く、先の旅行記に記されている開封の相国寺境内で買った唱本の中に、洛陽唱本も含まれていたと推測される。なお、西安および洛陽の唱本は、東大東文研の雙紅堂文庫、早大の風陵文庫にも所蔵がなく、国内では珍しいものである。続きを見る
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