<学術雑誌論文>
第49回福岡感染症懇話会

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概要 第49 回福岡感染症懇話会は,平成22(2010)年12月6日,ホテルセントラーザ博多3階「花筺の間」でESBL産生菌並びにインフルエンザをテーマに開催した.平成22 年は,多剤耐性アシネトバクター,ニューデリーメタロβラクタマーゼ(NDM-1)産生菌といっ た高度薬剤耐性菌の出現が問題となった年であった.多剤耐性アシネトバクターは世界中,特にアジア各国では猛威を奮っている耐性菌である.NDM-1... 産生菌もインドに始まり,イギリスをはじめとしたヨーロッパ各国,アメリカなどに拡大しつつある耐性菌である.これらの耐性菌に関しては,われわれも常々,世界の動向にも注意していく必要があると感じた年であった.これらの高度薬剤耐性菌には及ばないが,基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生菌は,ペニシリン系,セファロスポリン系に耐性を示す菌 である.最近,ESBL 産生菌は,増加の一途をたどり,医療機関のみならず市中の感染においてもしばしば遭遇するようになってきた.そこで,一般演題のテーマとして,「各科領域におけるESBLの現状」として,長﨑洋司先生に「当院におけるESBL 産生菌の検討」,村谷哲郎先生に「腸内細菌科の菌種におけるESBL産生菌の現状―尿路および膿検体中心に―」を御講演いただいた.平成21年に起こった新型インフルエンザに対しては,その特徴も分かってきた.また同時に通常の季節性インフルエンザとしても定着しつつある.本邦におけるインフルエンザ診療は,できるだけ発症早期に診断し適切な治療を行うものであるが,世界各国と比べるとその治療成績には目をみはるものがあり,注目を集めた.このようなインフルエンザ治療の先進国である本邦において,さらに治療薬として,これまでのオセルタミビル,ザナミビルに加えて,点滴のペラミビルと吸入のラニナミビルが使用可能となり,治療の幅が広がった年でもあった.このような背景の中,特別講演としては,池松秀之先生に「インフルエンザ診療の展望」と題して御講演いただいた.続きを見る

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p341 pdf 1.2 MB 182  

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登録日 2012.10.02
更新日 2021.03.03

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