<学術雑誌論文>
海馬の分子レベルでの左右差
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| 概要 | 左右の非対称性は,脳の高次機能における基本的な特性として広く知られている.19世紀半ぼに始まるヒト脳の左右差研究は,以来多くの人々の興味を引き付けてきた.今日では,脳の左半球は言語や論理的思考において,右半球は音楽や直感的思考において重要な働きをすることなど,広く一般の人々にも知られている.また研究の初期には,明確な左右差を示すのはヒト脳の特徴であると考えられたが,今日では動物界に広くみられる現象...であることが明らかになっている.ところが長年にわたる研究にもかかわらず,脳の左右差をつくりあげるしくみや,脳機能における非頬称性の意義に関する分子レベルからの理解はほとんど進んでいない。すなわち,左右差に関する従来の研究は巨視的レベルで脳の機能と構造の非対称性を対応付けるにとどまっていた。その原因は,in vitro の実験で測定可能な左右差が,機能としても物質としても知られていなかったことにあり,それが分子レベルの研究を阻む障害となってきた.近年,われわれはマウス海馬の神経回路にNMDA型グルタミン酸受容体サブユニットの非対称なシナプス分布に基づく,機能的・構造的な非対称性を見出し,分子レベルからの左右差研究に手掛かりを示した.本稿では,これまでに明らかになった海馬神経回路の非対称な性質とその意義について解説するとともに,将来の展望等について述べる.続きを見る |
詳細
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| 登録日 | 2011.08.30 |
| 更新日 | 2025.11.18 |
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