<学術雑誌論文>
膠芽腫の化学放射線治療後にpseudoprogressionを生じた一例 : 機能画像での所見

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概要 Concurrent temozolomide (TMZ) and radiotherapy became the new standard of care for patients diagnosed with glioblastoma multiforme (GBM). Recently, there has been an increasing awareness of progressiv...e and enhancing lesions on MR images immediately after treatment. These lesions may be a treatment effect, so-called pseudoprogression. We experienced one case pathologically and clinically diagnosed as pseudoprogression. The lesion showed a high apparent diffusion coefficient on diffusion-weighted imaging, low blood volume on perfusion imaging, and low uptake of 18F-fluorodeoxyglucose on positron emission tomography. The lesion was pathologically diagnosed as pseudoprogression after additional surgical resection.
膠芽腫に対するtemozolomide(TMZ)を用いた化学放射線治療後に生じたpseudoprogressionの機能画像所見を報告する. 症例 : 失語を主訴とする54歳の女性の左頭頂はにMRI でリング状増強を示す腫瘤が指摘された. 当院脳外科において部分切除され, 病理学的に膠芽腫と診断された. TMZ を用いた術後化学放射線治療が行われたが, 治療後のMRI で残存腫瘍の画像上の増大がみとめられた. このとき拡散強調画像では, 腫瘤内のみかけ上の拡散係数(apparent diffusion coefficient,ADC)は正常白質より高く, 灌流画像では血液量が正常白質より低かった. また, positron-emission tomography(PET)では, 正常白質よりわずかに高い程度の糖代謝をみとめた. 追加切除が行われ, 病理学的には腫瘍細胞の増生はなく, 浮腫状のgliosis と壊死, および放射線治療により分裂能を失ったglioma 細胞がみとめられた. これらの臨床経過, 画像および病理所見から, pseudoprogression と診断された. 考察 : 拡散強調画像での高いADC, 灌流画像での低い血液量, およびPETでの比較的低い糖代謝は, 腫瘍の活発な増殖の欠如を反映していると考えられた. これらの機能画像の, pseudoprogressionと真の腫瘍増大との鑑別における有用性が示唆された.
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登録日 2012.06.04
更新日 2021.07.28

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