<学術雑誌論文>
高機能次世代人工膝関節の開発

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概要 人工膝関節(以下TKA)は,高度に障害された関節表面を合金と超高分子量ポリエチレンからなるインプラントで置き換えることによって,疹痛を軽減し関節機能の回復をはかる術式である.近年,飛躍的に手術症例数は増加しており,国内での人工膝関節の件数はすでに年間4万例を越えている.適応疾患は変形性膝関節症や関節リウマチなどであり,高度の関節破壊に伴う強い痺痛や可動域制限,あるいは不安定性などの機能障害を有する...場合に適応となる.人工関節の最大のメリットは,その確実な除痛効果と関節機能の改善にある.また後療法が短期間で済むことも大きな特徴であり,近年そのデザインや材質,手術器械,術式の改良により術後10~15年を越える長期経過例においても90%以上の比較的安定した成績が報告されている.しかし人工関節は決して永遠の寿命を持つものではなく,緩みやポリエチレンの摩耗による耐用年数の問題のため,一般的に60歳あるいは65歳以上の患者に限定して手術が行われている.今後,より若年者に対する適応を拡大するためには,さらなる長期耐用性の向上が望まれるところである.本稿では,現在我々が医工連携,産学連携を通して開発を目指している高機能かつ長期耐用性を有する次世代人工膝関節について解説する.続きを見る

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登録日 2012.06.04
更新日 2021.07.28

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