<学術雑誌論文>
油症における血液生化学検査値, α-フェトプロテインおよびHBs抗原の検討

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概要 1968年4月頃より,北部九州を中心にpolychlorinatedbiphenyls(PCB)混入ライスオイル摂取による食中毒事件が発生した.ライスオイル製造工程で熱媒体として使用されていたPCB製品のカネクロール400により汚染されたライスオイルを摂取したために起こったもので,今日では油症として知られている.油症発生以来30年以上が経過し発症当初みられた座瘡様皮疹等の種々の症状は徐々に軽快して...いるが,一般住民に比べ体内のPCB濃度が今なお高く,血中PCBの組成には未だに特徴的なパターンがみられる.また,油症ではポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)が原因油より検出され,原因油の分析から算出した毒性等量(TEQ:ToxicEquivalents)より原因物質としてPCBよりPCDFの毒性影響が大きいと考えられる.しかしながら,油症において血液生化学検査値,α-フェトプロテイン(AFP)あるいはHBs抗原に対するPCDFの影響に関する報告はみられない.そこで,今回は油症患者における血液生化学検査値,AFPあるいはHBs抗原に対する血中PCDF濃度の慢性的影響について統計学的分析をおこない検討した.続きを見る

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登録日 2012.06.04
更新日 2021.07.28

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