<学術雑誌論文>
HB-EGFを標的とした新たな卵巣癌分子標的治療の開発

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概要 正常卵巣は,腹腔内の深部に存在し,隣接する臓器がないため,卵巣上皮から発生する上皮系卵巣癌は診断時に既に腹腔内に播種していることが多い.そのため,上皮系卵巣癌は診断時には75%以上は進行卵巣癌である.このことが,上皮系卵巣癌が予後の悪い婦人科悪性腫瘍の一つとなっている理由である.卵巣癌は,日本を含め欧米諸国で上皮系卵巣癌の発生頻度が増加している悪性腫瘍である.その治療は,手術療法と化学療法による集...学的治療で,タキサン系・プラチナ系抗癌剤の開発に伴い5年生存率は30~50%前後と改善したが,10年生存率は5%未満と致死率は全く改善していない.したがって,新たな抗癌剤の開発が期待できない現状では,抗癌剤に代わる新たな治療の開発が急務である.現在まで,上皮系卵巣癌に対して多くの分子標的治療が治験されている.乳癌・肺癌では,既にHerceptin,Iressa(ZD1839)など臨床の現場で使用され臨床的予後は改善しているが,これらの標的治療薬は卵巣癌には有効ではないと報告されている.現段階では多くの標的治療薬が治験されているのにも関わらず,病状の改善を認める治療法は報告されていない.既存の分子標的治療が有効でない理由は,卵巣癌の癌増殖機構が十分に理解されていないことが起因する.したがって,卵巣癌増殖の分子機構を明らかにし,標的となる分子を同定して標的治療を考える必要があると考えられる.続きを見る

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登録日 2012.06.04
更新日 2021.07.28

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