<テクニカルレポート>
ASEAN 域内経済協力と生産ネットワーク : ASEAN自動車部品補完とIMVプロジェクトを中心に

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概要 東南アジア諸国連合(ASEAN)は、東アジアの地域経済協力・経済統合の代表である。従来東アジアで唯一の地域協力機構であり、1967年の設立以来、政治協力や経済協力など各種の協力を推進してきた。加盟国も設立当初の5カ国から10カ国へと拡大し、東南アジア全域を領域としている。域内経済協力も1976年から開始し、1992年からはASEAN 自由貿易地域(AFTA)を目指し、今年2010年1月1日には原加...盟6カ国により関税がほぼ撤廃された。現在は2015年を目標にASEAN 経済共同体(AEC)の実現を目指している。更に、ASEANを軸として日中韓やインド等とのASEANプラス1のFTA網が構築されつつある。ASEANの域内経済協力政策の中で、自動車部品の補完計画はとりわけ重要な位置を占めてきた。他の域内経済協力に比べても、最も早くから着実に実践されてきた域内経済協力 であるからである。また自動車産業は、ASEAN各国にとっても極めて重要な戦略産業と位置付けられてきているからである。ASEAN自動車産業において日系自動車メーカーの占める位置は大きく、ASEANは日本の自動車産業にとっても世界の最重要な生産・販売拠点の一つである。1988年からのBBCスキームは、日系を中心とした自動車メーカーのASEAN大での部品の集中生産と域内補完を大きく前進させた。その後のAICO、AFTAも、一貫して日系自動車メーカーのASEAN域内での部品の集中生産と域内補完を支援し、日系自動車メーカーの自動車生産ネットワークの構築を支えてきた。本章では、これまでのASEAN 域内経済協力政策―BBCスキーム、AICOスキーム、AFTAと自動車生産ネットワーク形成について、自動車部品補完を中心に述べることとしたい。続きを見る

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登録日 2011.03.15
更新日 2019.09.13

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