<学術雑誌論文>
アトピー性皮膚炎治療におけるステロイド外用薬とタクロリムス外用薬

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概要 さまざまな皮膚疾患の治療において, ステロイド外用療法は極めて重要な位置を占める. しかしステロイドの副作用に対する恐怖感や忌避感が世間一般に広がっている現状では, その有用性をただただ強調するだけでは, 患者のコンプライアンスはあがらない. その使用法や使用量に対してより具体的な分かりやすい説明を行なうことが肝要となる. たとえば, アトピー性皮膚炎の治療では乳児期から成人期まで幅広い年齢を対象...とし患者数も多く, 患者のみならず家族のQOLを含めた十分な説明が必要である. アトピー性皮膚炎の治療に関するEBMはhttp:
www.kyudai-derm.org/atopy_ebm/index.htmlに掲載されている.また患者向けのサイトは,「アトピー性皮膚炎について一緒に考えましょう」(http:
www.kyudaidermorg/atopy/)を参照されたい. 治療ガイドラインの詳細については, 皮膚科専門医を対象とした日本皮膚科学会治療ガイドライン(http:
web.kanazawa-u.ac.jp/_med24/atopy/therapy.html)ならびに一般臨床医を広く対象とした厚労省治療ガイドライン(http:
www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ ryumachi/index.html)を参照していただきたい.ステロイド外用薬の有効性のEBMについては, 上記のホームページに詳述してある. 本稿では「得られたEBMに基づいた患者への具体的な説明」に焦点を当てて論じたい.
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登録日 2010.12.07
更新日 2021.07.28

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