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概要 |
クラビット錠(レボフロキサシン)の標準的な投与法は,2009 年から従来の100mg の3回投与から500mg の1回投与へと変更された.変更の理由は,PK/PD 理論に基づいた抗菌薬の適正使用を行うことにより,さらに有効性を高めること,および抗菌薬に対する耐性化防止といった2つの理由からである.そこで,一般演題のテーマとして,レボフロキサシンの耐性化の問題と,実際の呼吸器科領域での使用経験を話題...として取り上げた.耐性化の問題は,九州大学病院細菌検査室江藤ふじ子先生に,また呼吸器領域での使用経験に関しては,福岡大学病院呼吸器内科松本武格先生に御講演いただいた.また,2009年は,4月にメキシコに始まった新型インフルエンザが,パンデミックとなった年でもある.結果的には想定されていた高病原性鳥インフルエンザとは異なり致死率も高くはなかったものの,発生当初は強制入院などの封じ込め対策の対象となった.国,県,市といった行政から個々の病院にいたるまで,全国を挙げて対策に取り組み一定の効果が上げられた一方で,その対策には苦慮し反省させられる面も少なくなかった.国立病院機構福岡病院の岡田賢司先生には,「新型インフルエンザにどう対応するか」というテーマで,今回の新型インフルエンザに関する総括と対策の検証について特別講演を拝聴した.続きを見る
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目次 |
主題『クラビット500mg の使用経験』Ⅰ.一般演題 座長福岡大学病院感染制御部准教授 高田徹 1.「九州大学病院におけるレボフロキサシンの感受性状況について」九州大学病院細菌検査室 江藤ふじ子 2.「福岡大学病院の呼吸器領域におけるレボフロキサシンの使用経験」福岡大学病院呼吸器内科 松本武格 Ⅱ.特別講演 座長産業医科大学小児科学教室教授 楠原浩一 「新型インフルエンザにどう対応するか」国立病院機構福岡病院統括診療部長 岡田賢司
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