<学術雑誌論文>
転移性脳腫瘍との鑑別が困難であった巨細胞膠芽腫の一例

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概要 We report a rare case of giant cell glioblastoma that was difficult to distinguish from cerebral metastasis. The MRI finding was a ring-enhancing well-circumscribed solitary brain tumor that was very... similar to cerebral metastasis. Even when MRI results were considered together with the findings by magnet resonance spectroscopy and perfusion-weighted MRI, it was hard to distinguish between giant cell glioblastoma and cerebral metastasis before surgery. When we find a solitary ring-enhancing intracranial mass with little tendency of invasion, we need to consider the possibility of giant cell GBM as a differential diagnosis.
緒言:画像所見上,転移性脳腫瘍との鑑別が困難であった巨細胞膠芽腫の症例を報告する.症例:失行を主訴とする64 歳の女性が当院脳外科に紹介された.CT およびMRI で左頭頂葉にリング状増強を示す境界明瞭な腫瘤がみとめられ.MRI 灌流画像では,増強腫瘤周囲のT2延長域において局所血液量の増加をみとめず,MRスペクトロスコピーでは,同部にコリン/クレアチン比の増加をみとめなかった.これらの画像所見から,転移性腫瘍が疑われた.開頭腫瘍摘出術が行われ,病理組織学的に巨細胞膠芽腫と診断された.考察:巨細胞膠芽腫は膠芽腫の一亜型であるが,その画像診断所見についての報告は少ない.本症例では増強腫瘤の境界が明瞭だったことに加え,増強腫瘤周囲のT2 延長域において,局所血液量の増加やコリン/クレアチン比の増加などの腫瘍の浸潤を示唆する所見がみられなかったことから,転移性脳腫瘍との鑑別が困難であった.結語:画像上浸潤傾向に乏しいリング状増強腫瘤がみとめられた場合,巨細胞膠芽腫は鑑別診断として考慮すべきである.
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登録日 2010.10.30
更新日 2021.07.28

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