<学術雑誌論文>
インフォメーション・エコノミーと不動産テック : 求められる動的ネットワーク空間のマネジメント機能
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概要 | 本稿では、情報流通やマッチング機能の革新などで注目されている不動産テックについて、インフォメーション・エコノミーの観点から考察した。不動産テックを「情報化のグローバル化」に伴う「モノと人のモビリティ増大」という文脈で捉えると、単に不動産の情報化が一段階進歩した現象ではなく、従来の業界の仕組みに「揺らぎ」をもたらす動きといえる。それを象徴するのがシェアリングエコノミーやギグエコノミーの浸透であり、質...的にも量的にも不動産市場参加者のすそ野を圧倒的に広げ、需要と供給の両面から市場のフラグメンテーション化(断片化)を起こしている。資金調達、開発、販売、仲介、管理といった不動産サプライチェーンの各段階において、組み合わせ可能な選択肢は爆発的に広がっており、あらゆる不動産を「動的ネットワークのノード(結び目)」と位置づけ、様々な付随サービスを全体としてコーディネートする役割が重要になっている。こうした環境では、情報力に競争優位の軸足がシフトするため、圧倒的な情報収集力と解析力を備えた異業種からの有力な参入も起きている。空間(スペース)を提供するビジネスでこれまで座標の中心に位置していた不動産業界には「暗黙の了解」を打破する大胆な発想が求められる。続きを見る |
目次 | 1.はじめに 2.不動産テックの根底にある大奔流とは 3.シェアリングエコノミーの本質は何か 4.家計の市場参入と市場のグローバル化 5.不動産市場のフラグメンテーション化 6.ギグエコノミーが促す多様な不動産利用 7.情報武装した異業種の不動産市場参入 8.おわりに |
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_full paper | 1.56 MB | 681 |
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登録日 | 2017.09.01 |
更新日 | 2020.10.07 |