「鎖国論」と「阿羅祭亜来歴」の読書痕跡を追って : 国立台湾大学長沢文庫訪書記 - 九大コレクション

＜学術雑誌論文＞
「鎖国論」と「阿羅祭亜来歴」の読書痕跡を追って : 国立台湾大学長沢文庫訪書記

作成者	著者識別子 50508786 作成者名大島, 明秀 Oshima, Akihide オオシマ, アキヒデ所属機関所属機関名熊本県立大学 Prefecture University of Kumamoto
本文言語	日本語
出版者	熊本県立大学文学部
発行日	2017-03
収録物名	文彩
号	13
開始ページ	11
終了ページ	17
出版タイプ	Version of Record
アクセス権	open access
概要	台湾大学長沢文庫に所蔵されている長沢伴雄「時世論」と志筑忠雄訳「阿羅祭亜来歴」の二写本を調査した成果。まず、長沢伴雄「時世論」においては、書中に見られる志筑忠雄訳「鎖国論」の利用法を追究した。結果、それは万国における日本の優位性を説く、当時平田派国学によって古典化・定型化された方法であった。また、長沢伴雄が後年著した「挫夷本論」および「神風挫夷軍談」の記述と比較検討したところ、、「時世論」はその草...稿的著作として位置づけられることが判明した。次に、「阿羅祭亜来歴」は、検討の結果志筑原本に距離が近い本であることが分かり、さらに戦災で焼失した礫川文庫本の姿を浮かび上がらせる本であることを指摘した。続きを見る

ファイル	ファイルタイプ	サイズ	閲覧回数	説明
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