<紀要論文>
二重権力空間構造論 : 並列御在所の歴史的評価

作成者
本文言語
出版者
発行日
収録物名
開始ページ
終了ページ
出版タイプ
アクセス権
JaLC DOI
関連DOI
関連URI
関連情報
概要 日本の8世紀の王宮において、天皇の御在所と上皇の御在所が並列する構造が出現した。そのような構造出現の事情を明らかにするために、8世紀における天皇と上皇の権能の関係を検討し、宮の中での両者の御在所の位置関係がどのように推移したかを分析する。天皇と上皇の権能の関係の8世紀における特質を明確化するために、7世紀における上皇の出現から12世紀の院政期に至る長期間における当該関係の長期的推移を辿った。宮の中...での天皇の御在所と上皇の御在所の位置関係については、平城宮・恭仁宮・紫香楽宮で明らかとなった御在所遺構の変遷を検討し、並列御在所構造の出現と展開の様相を明らかにしたうえで、奈良時代の天皇・上皇の関係の推移と対照して、当該構造出現の史的背景を考察した。
This article explicated the historical background of the appearance of dual domiciles of the Emperor and the ex-Emperor in the Nara Palace, the Kuni Palace and the Shigaraki Palace. For that purpose, I investigated the relationship between the political powers of the Emperor and the ex-Emperor from the Aska to the Heian Period. I further examined the transition of the spatial relationship between the location of the domiciles of the Emperor and the ex-Emperor in the Palaces during the same period.
続きを見る
目次 1.はじめに 2.分析方法 3.分析 4.考察

本文ファイル

pdf p009 pdf 2.20 MB 988  

詳細

レコードID
査読有無
地域
主題
ISSN
NCID
時代・年代
登録日 2015.05.19
更新日 2020.10.07

この資料を見た人はこんな資料も見ています