<学術雑誌論文>
第52回福岡感染症懇話会

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概要 第52回福岡感染症懇話会は,平成25年12月2日にホテルセントラーザ博多で開催された.昨今,数多くの薬剤耐性菌の増加が問題となってきているが,キノロン耐性菌も決して例外ではなく,むしろ深刻である.近年の大腸菌におけるキノロン耐性菌の割合は,30%程度に及んできている.2008年に発売されたシタフロキサシンは,キノロン系抗菌薬であるが,従来のキノロン耐性の菌株に対しても有効であるとされる.本薬剤は,...呼吸器領域および泌尿器領域で使用される機会が多いと考えられ,一般講演のテーマに『シタフロキサシンを考える』を取り上げ,それぞれの領域から,福岡大学病院呼吸器内科平野涼介先生,原三信病院泌尿器科野村博之先生にご講演いただいた.男性の尿道炎は,淋菌性および非淋菌性に分けられるが,淋菌の薬剤耐性化も世界的な問題となってきている.また非淋菌性においても治療失敗例が報告されてきている.特別講演としては,『男子尿道炎―実臨床上の問題点と治療戦略―』として,あいクリニック院長伊藤晋先生に,専門的な立場から,ご講演いただき,現状の問題点をご指摘いただいた.一般講演,特別講演ともに,すぐに実臨床に還元できる話題提供であった.続きを見る
目次 【一般講演】当院呼吸器内科におけるSitafloxacinの使用経験[平野涼介、松本武格、藤田昌樹] 原三信病院・泌尿器科におけるSitafloxacin(商品名:グレースビット)の使用経験[野村博之]【特別講演】男子尿道炎 : 実臨床上の問題点と治療戦略[伊藤晋]

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登録日 2015.02.26
更新日 2021.03.03

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