<紀要論文>
燻煙熱処理によるスギ丸太の材内応力挙動

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概要 成長応力の緩和を主な目的とした燻煙熱処理の効果が,スギ丸太で調査された.材内含水率は,辺材部および心材部の高含水率域において燻煙熱処理により大きな低下が見られたが,移行部の比較的低含水率域においてはほとんど変化は見られなかった.その結果,丸太横断面内における放射方向含水率分布の均一化の効果が示唆された.しかし,心材部において高い含水率の低減がほとんど見られないものもあり,従来からスギの乾燥で問題と...なっている黒心材を持った乾燥性が悪い丸太は,辺材部のみ含水率が減少することも考えられ,内外にわたる含水率傾斜が大きくなることも懸念された.なお熱処理後は,2カ月程度の室内放置において含水率分布の変化はほとんど見られなかった.3軸方向応力の半径方向分布が,土井らの手法により測定された.製材時の挽き曲がりの原因となる軸方向応力の傾斜が,熱処理により小さくなる傾向が見られた.しかし,2カ月放置することによって中心部および外周部が引張方向へ大きく変化して,その傾斜が大きくなることから,熱処理後一定期間放置されると,再び挽き曲がりの危険性が増大するものと考えられた.半径方向および接線方向応力分布の変化に一定の傾向は見られなかったが,丸太面の割れに影響すると考えられる外周部の接線方向応力は,いずれも圧縮応力が測定され,各測定時期での割れの危険性は小さいものと考えられた.
Effects of direct heating method on relaxation of residual stresses in sugi logs were investigated. High moisture contents at the heart wood and the sap wood remarkably decreased by this heat treatment. Therefore, moisture content distributions on cross section were uniformized. But during two months after this treatment, these did not almost change. Residual stresses in longitudinal direction, which had large gradients across the diameters of non-treated logs, were relieved by this heat treatment. But these stresses at the center and outer part of the cross section became large tension at two months after treatment.
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登録日 2009.04.22
更新日 2021.03.03

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