<博士論文>
有病高齢者における口腔乾燥と摂食・嚥下障害についての臨床的検討

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指導教員等
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概要 高齢者における摂食・嚥下障害や嚥下性肺炎と口腔乾燥との関連を見出すために、療養型病床付病院の入院患者および同敷地内にある介護老人保健施設の入所者を対象に以下の検討を行った。<研究1>口腔粘膜水分度と臨床的事項との関連口腔乾燥の程度は口腔水分計を使用し、舌背と頬粘膜の水分度を測定した。また、口腔粘膜水分度と口腔乾燥に関連すると考えられる「義歯の使用状況」、「口唇の閉鎖状態」、「経口摂取の有無」、「障...害高齢者の日常生活自立度(以下寝たきり度)」、「認知症高齢者の日常生活自立度(以下自立度)」(以下、臨床的事項とする)との関連について分析を行い、舌背水分度は「口唇の閉鎖状態」、「義歯の使用状況」、「経口摂取の有無」との間に相関を認めた。頬粘膜水分度は「口唇の閉鎖状態」と相関を認めた。次に「寝たきり度」を「障害群」と「非障害群」に、「自立度」を「認知症群」と「非認知症群」に分類し、舌背水分度と頬粘膜水分度を比較したところ、「認知症群」において舌背水分度が有意に低かった。<研究2>摂食・嚥下障害と臨床的事項との関連次に、嚥下性肺炎に影響すると考えられる摂食・嚥下障害の有無と程度によって、「摂食・嚥下障害なし」、「誤嚥を認めない軽度障害」、「誤嚥を認める重度障害」の3 段階に分類し、<研究1>と同様の項目で関連を検討したところ、「寝たきり度」、「自立度」、「舌背水分度」 との間に関連があることがわかった。<研究3>嚥下性肺炎の発症と臨床的事項との関連さらに嚥下性肺炎発症の有無により「発症群」と「非発症群」に分け、<研究1>と同様の臨床的事項との検討を行った。「発症群」と「非発症群」の比較では、「口唇の閉鎖状態」、 「寝たきり度」、 「自立度」および「摂食・嚥下障害の有無と程度」で有意差を認めた。また、多変量解析で嚥下性肺炎発症に影響を与える項目の検討を行ったところ、「摂食・嚥下障害の有無と程度」が嚥下性肺炎発症の有無と関連することが認められた。以上のことから、高齢者の嚥下性肺炎を予防するためには、食形態や姿勢などを考慮した上で経口摂取を行うこと、舌背水分度を低下させないような口腔および口腔周囲のリハビリテーションを行うことが重要であると考えられた。続きを見る
目次 要旨 緒言 研究1:口腔粘膜水分度と臨床的事項との関連についての検討 研究2:摂食・嚥下障害と臨床的事項との関連についての検討 研究3:嚥下性肺炎の発症と臨床的事項との関連についての検討 総括 謝辞 参考文献

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登録日 2013.07.09
更新日 2018.01.17