<学術雑誌論文>
幼老共生社会の提案 : 子どもの豊かな人間環境(交齢社会)を目指す

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概要 産業化の成功にも関わらず、先進諸国社会では生活の基盤の揺らぎが生じてきている。その直接の原因は核家族化にある。人々は幼い頃から心理社会的な意味で孤立し、関係を失っている。列挙すると、各種の子どもの成育障害、世代間の関係の希薄化、地域社会と家族の関係の希薄化、地域社会における高齢者の孤立、虐待児に象徴される育児困難、そして核家族自体の崩壊などが挙げられる。この産業社会がもたらした核家族の弊害を如何に...して解消し、子どもに豊かな養育環境を実現するかが物質的には豊かな社会を達成した先進国の教育の課題である。碇らが提唱する幼老共生とは、地域社会で幼い子どもたち(Youngest Generations)と高齢者(OldestGenerations)が出会い、互いに豊かな関係を持てるような生活をイメージしている。似通った考え方に、米国でボランティア、コマーシャルベース両者で盛んに行われている社会活動、Inter-Generational Programがある。幼老のこうした関係は、現代の産業化した先進諸国の社会で最も失われた関係である。この小論では、子どもの養育環境としての核家族について論考した上で、保育園を地域社会の核とし、乳幼児期より子どもと老人が生活の場を共有する新しい地域社会のモデルを提案した。 1. 若い母親と父親だけでは子どもは育てられないことをまず社会の共通認識とする。 2. 若い父母は労働と社会体験が必要な存在である。 3. 精神的に子どもを守り、若い家族を支えるのは人生経験豊かな高齢者の役割。 4. 地域社会には幼と老が生活基盤を共有する施設が必要である(保育園と高齢者住宅の併設)。 5. この幼老共生施設は地域社会の機能的な中心の役割を果たす。続きを見る

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登録日 2009.04.22
更新日 2020.10.09