<会議発表論文>
バッファ・オーバフロー・アタックを動的に検出するセキュア・キャッシュ―安全性と消費エネルギーのトレードオフ―

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概要 本稿では,高度情報化社会システムの大きな脅威であるコンピュータ・ウィルス問題に着目し, それを解決するアーキテクチャ・アプローチとしてセキュア・キャッシュ(SCache)を提案する. また,このようなキャッシュ・システムを前提とし,安全性と消費エネルギーのトレードオフに 関する議論を行う.多くのコンピュータ・ウィルスはバッファ・オーバフローを引き起こし,関 数の戻りアドレスを改ざんすることでプログ...ラムの実行制御を乗っ取る.SCache では,本来キ ャッシュが有する冗長性を活用し,書込みデータの複製を生成することで戻りアドレスを保護す る.ベンチマーク・プログラムを用いた定量的評価を行った結果,多くのプログラムにおいて 99.7%以上の戻りアドレスの安全性を保障することができた.
This paper proposes a novel cache architecture, called Secure Cache (SCache), to protect computer systems from malicious codes, and discuses an energy-security tradeoff. A number of malicious codes attempt to take program-execution flow by causing stack smashing that corrupts a return address. In order to avoid the return address corruption, SCache generates a replica data in the cache area. In our evaluation, for many benchmarks, it is observed that more than 99.7% of return-address loads can be protected.
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登録日 2009.04.22
更新日 2017.03.13

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