<図書(部分)>
青木周蔵の中津滞在期~冨永家所蔵史料を中心に~
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概要 | 明治初期、外交官として日本の近代化に大きく貢献した青木周蔵は、少年期中津で勉学に励んだ期間があった。しかしながら、この中津に滞在していた周蔵の四年間の行動については、従来手島物斎の私塾「誠求堂」にいたことのみが伝えられ、その他は全くの空白であった。そのような研究状況にあったが、筆者は中津市在住の冨永家に所蔵されている冨永宛青木周蔵書簡三通、冨永宛青木周蔵書簡三通、冨永家の『記録』、冨永家第十六代目...佐近の従兄弟である古門冨太が記した『中津酢屋冨永家のこと。』および『冨永家のこと。』といった新出史料を閲覧できる機会を得、それに基づいて「誠求堂」を出てからの空白期間に、青木周蔵は少なくとも冨永家に寄宿していた時期が存在していたことが明らかになり、加えて寄宿中には冨永家の書生をしていた可能性を指摘した。 また、『青木周蔵自伝』から青木が関わったことが知れる数名の蘭学者について、詳細に追究した。続きを見る |
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登録日 | 2009.04.22 |
更新日 | 2023.08.17 |