<紀要論文>
東京裁判における性暴力の扱い : 中国のケースを中心に

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概要 東京裁判は第二次世界大戦後、連合国により開催された戦犯裁判である。近年、歴史資料の公開、歴史認識問題の浮上に伴い、東京裁判に関する研究は増加しつつある。このような中、性暴力の取扱いに焦点をあてた研究もあるが、そのほとんどは裁判全体に重点を置いている。そこで、本研究では、中国のケースを中心に、東京裁判における性暴力の取扱いについて議論することが目的である。東京裁判の速記録、判決、証拠書類、関連人物の回想録等にもとづき、性暴力について中国検事はいかに起訴したのか、法廷はいかに裁いたのかなどについて解明した。その結果、中国の検事側は、性暴力に関連するケースをいくつか取り上げ、法廷ではいくつか事実認定をして裁いた。しかしながら、中国検事と法廷のいずれも、性犯罪のタイミングと種類によって、選択的かつ恣意的に性暴力に関するケースを扱っており、被害者女性のための正義追求とは言えないことが明らかとなった。

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登録日 2017.05.15
更新日 2017.06.02