<卒業論文>
「没頭」と「距離化」の間で揺れ動くジャニーズファンの「勝手な」ジレンマ:「担降り」から見るジャニーズファン活動の実態

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論文調査委員
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概要 ジャニーズアイドルを応援するファンたちは、応援するアイドルだけでなく、周囲のファンにも影響されながらファン活動を行なっているのではないかという仮説より、ファン同士の関係性のもとファンはどのような活動を行っているかを明らかにすることが本論文の目的である。調査として、ジャニーズファンに対する「担降り」や熱量減少、ファン同士の関係性悪化の経験を聞き出したものをKJ法で、さらにインタビューによりその経験の...詳細を伺った結果をSCATでそれぞれ分析した。その結果、ジャニーズファンは自身の応援するアイドルに対し、理想の担当像を形成するための情報収集・取捨選択を行う中で、取捨選択の作業の失敗による疲弊感・反対意識が担降りの一因になっていることが明らかになった。また取捨選択を行う際、周囲のファンにより形成される「ファンとしてあるべき姿」と自身の状態が一致しないことが判明すると、自身がファンであることへの不安感を感じ、担降りや熱量減少につながることが判明した。それらはファンとしての担当への「没頭」と「距離化」を行き来する営みの中で行われたものであった。続きを見る

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登録日 2022.03.29
更新日 2022.03.29

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