<図書>
傾盖集

タイトルヨミ
ローマ字ヨミ
その他のタイトル
責任表示
本文言語
大きさ
巻冊数
形態
出版者
出版地
バージョン
権利情報
注記
概要 井上蘭台門の儒学者・沢田東江が、宝暦14年に来朝した朝鮮通信使と応酬した詩文等を記したもの。自筆。東江は書を高頤斎に師事し、書家としても当時大いにもてはやされ、法帖も多く残されている。巻頭に、宝暦14年・渋井太室、同年・木村蓬莱、同年・関松窓(脩齢)らの各序、朝鮮の制述官・南玉、書記(正使)成大中、書記(副使)元重舉、書記(従事)金仁謙の肖像画を載せる。また後半には、相国寺瞻長老の侍者・宏禅師の周...旋で、上述4人の朝鮮人と筆談したときの記録が収められる。書や篆刻の話が多い。 川平敏文2015(第56回中央図書館貴重文物展観図録)
大本1巻1冊。宝暦14年(1764)、東江自筆本。宝暦14年、渋井太室ほか2名序。巻頭に「斑山文庫」(朱陽方印)、巻末に「月明荘」(朱陽方印)あり。朱青筆による書入れ、附箋による訂正あり。 本書は宝暦14年に、来朝した朝鮮使節制述官南秋月、正書記成龍淵、副書記元玄川、従書記金退石の四人と応酬した詩文などを記したもの。巻頭の漢文序のなかに、東江と朝鮮使節との親交および日本漢詩と朝鮮漢詩との異同が述べられる。本文の冒頭には、使節の一人一人の肖像画が掲げられている。本文の前半に収録された六四首の唱和詩は、唐詩と明詩の詩風を受けつぎ、徂徠一門がとなえた古文辞派の詩に近いものである。その唱和詩のうち、東江の詩は二六首ある。本文の後半には、東江と朝鮮使節との二回の筆談内容が収められ、そこに使節との一三通の書簡が載っている。筆談の内容は、書・金石・篆刻の話が多いが、干肉などのような面白い話もある。毎回の筆談が終ったあとに交わされた往復書簡には、前回筆談のとき触れなかった詩論や閑談などのものが見られる。また朝鮮使節への一部の詩は、東江の詩集『来禽堂詩草』(天明元年〈1781〉刊)にも収録されている。(人文科学府 王自強)
続きを見る
所蔵情報へのリンク

本文ファイル

詳細

レコードID
著者
納入者(寄贈者)
画像データ作成年度
アイテムID
カテゴリ
所蔵場所
所在記号
文庫名
関連HDL
時代・年代
時代・年代(西暦)
登録日 2018.06.29
更新日 2024.05.08

この資料を見た人はこんな資料も見ています