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中島極
ヨミ
ナカシマ キワム
編者
花田, 俊典
スカラベの会
データベース名
スカラベ人名事典
人物詳細
「私が上京するとまもなく、私のあとを追うようにして中島極という男が上京してきた。その頃、阿佐ヶ谷にいた私の近くに間借りして、毎日酒ばかり飲んでいた。中島極は郷里の兄からの仕送りで暮していたが、私は一銭の仕送りもなく、転々と職を求めて歩いた。中島極は梅崎春生と修猷館時代の同窓生で、その頃、梅崎春生はたしか東京都(その頃は市)の社会教育局あたりに勤めていた。/やがて、中島極は召集が来て郷里に帰つてゆき、梅崎春生もいつのまにか海軍にひつぱられていつた。『文芸首都』の同人だつた梅崎春生は戦後まもなく『文芸首都』の会合のとき、元気な姿を見せてくれたが、赤坂書店から出ていた『素直』という雑誌に『桜島』を発表して一躍文壇に打つて出た。が、中島極は戦死をし、ふたゝび顔を見ることは出来なかつた。/中島極は私がまだ福岡にいる頃、『群羊』という同人雑誌をやつていたときの同人で、その頃、橋爪政成(峰絢一郎)、林逸馬、篠原誠一、江頭貢など十人あまりの同人がいた。」(藤口透吾「文学小僧二十年」、「芸林」昭29・12)
関連情報
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/collections/q_fukukin_bio
詳細
レコードID
442074
権利情報
スカラベ人名事典の人物詳細の著作権は、それぞれの執筆者に属します
登録日
2013.08.16
更新日
2020.10.26