| ヨミ |
クロダ サブロウ
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| 編者 |
花田, 俊典
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スカラベの会
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| データベース名 | |
| 人物詳細 |
1919(大正8)年2月26日、広島県呉市の生まれ。詩人。本籍地は鹿児島県。父親は当時、呉海兵団の副長をつとめていた。生後3年後、郷里の鹿児島市に戻り、黒田三郎はこの地で育った。昭和11年、七高文科乙類に入学し、在学中に第1次大戦後の西欧芸術に親しんだ。14年、大学入試に失敗したが上京し、翌年、東京帝大経済学部に入学。17年9月、繰り上げ卒業となり、南洋興発株式会社に入社。社命で南洋のジャワやスラバヤの農園や製糖所に勤務したが、20年2月、現地召集でインドネシアの現地部隊に入営。敗戦後の21年、内地送還。いったん鹿児島市に戻ったが、すぐに上京し、日本放送協会に入社。22年9月、田村隆一・鮎川信夫・中桐雅夫らと詩誌「荒地」創刊。結核のため23年12月から翌年5月まで帰郷して療養したが、ふたたび上京。24年6月、職場で知り合った多菊光子と結婚し、26年、長女ユリが誕生。やがて妻が結核にかかったため、ユリの手を引いて幼稚園に送り、それから出勤する生活を続けた。第1詩集『ひとりの女に』(昭森社、昭29・6)で第5回H氏賞を受賞し、以後、『失はれた墓碑銘』(昭森社、昭30・6)、『小さなユリと』『渇いた心』(昭森社、昭32・5)『もっと高く』(思潮社、昭39・7)『時代の囚人』(昭森社、昭40・10)『定本黒田三郎詩集』(昭森社、昭46・6)など多くの詩集のほか、評論集『内部と外部の世界』(昭森社、昭3
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| 関連情報 |
| レコードID |
441805
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| 権利情報 |
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| 登録日 | 2013.08.16 |
| 更新日 | 2020.10.26 |