<紀要論文>
緊急行為の違法評価における衡量判断について(2)

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目次 はじめに
 1.研究の背景
 2.問題意識
 3.本稿の目的と検討方法
 4.概念の整理および表記の方法
Ⅰ.わが国の議論状況
 1.緊急避難の法的性質と衡量判断に対する判例の立場
  1.1 判例における緊急避難の法的性質
  1.2 判例における衡量判断
  1.3 小括
 2.学説における議論状況
  2.1 緊急避難の法的性質論
  2.2 違法阻却説背後の不処罰根拠(正当化原理)
  2.3 検討―違法阻却説の問題性と衡量判断に関わる諸問題
 3.検討課題の整理 (以上92 巻1号)
Ⅱ.フランスにおける議論状況
 1.フランス正当化事由論概説
  1.1 正当化事由の規定
  1.2 正当化事由の性質と効果
  1.3 犯罪論体系上の位置づけ
   (1)フランスにおける犯罪体系論
   (2)正当化事由の位置づけ
  1.4 正当化事由の不処罰根拠論
 2.緊急避難およびその周辺制度の発展過程
  2.1 規定の変遷
   (1)1791 年刑法典
   (2)1810 年刑法典
   (3)現行刑法典の立法過程
  2.2 判例における緊急避難の成立
   (1)フランス緊急避難論発展の契機になった事例(MÉNARD 事件)
   (2)下級審―緊急避難を示唆した事例
   (3)下級審―緊急避難による不処罰を認めた事例
   (4)下級審―要件を明確化した事例
   (5)破毀院―緊急避難概念を認めた事例 (以上本号)
  2.3 学説史
 3.正当防衛との対比
 4.検討
Ⅲ.結論
おわりに  
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登録日 2025.11.05
更新日 2025.11.06